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小樽市議会 令和5年第2回定例会 2023年6月20日

観光について

2023年6月20日、小樽市議会の一般質問で、中村岩雄議員が「観光について」質問し、市長 迫俊哉が答弁しました。

質問者
中村岩雄 議員
答弁者
市長 迫俊哉

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 20番 中村岩雄

次の項目に入ります。観光について伺います。宿泊税導入の推進についてであります。観光は御承知のとおり、小樽の基幹産業において重要な位置づけにあり、これからも全国ひいては世界に誇れる観光都市として持続あるいは発展させていくため、観光の振興を図る施策に対する経費、投資については増えることはあっても減らすことは難しいのが現状であると思っております。小樽市の一般会計歳出予算における観光費に照らして見た場合にも、持続可能かつ魅力的な観光地づくりを支えるための恒常的な自主財源の確保は必要不可欠であると思われます。したがいまして、自主財源確保のための一つの手段として、法定外目的税として、宿泊税の導入を迅速に推進していかなければならないと思うところであります。近隣の倶知安町では、昨年度の宿泊税収が2億4,000万円に達し、この財源を本年度の観光振興事業の支援や老朽化した観光設備の改修に充てる方針とのことです。本市においても、年間宿泊数と宿泊税額にもよりますが、ある程度推測した税収を見込むことができるものと思われます。このような効果を直近で知り得た今、なおのこと導入を加速していかなければならないものと強く思っております。これまで、令和元年11月から令和5年2月及び今日まで、小樽市観光税導入に係る有識者会議の皆様には、様々な見地から宿泊税の導入に対し議論を重ねてこられ、一定の方向性をまとめてくださり、御提言くださいましたことに、その御尽力に敬意を表します。御提言いただいた観光振興のための安定的な新たな財源に関する提言書をたたき台とし、また、既に宿泊税を導入している東京都、大阪府、京都市、金沢市、福岡県、福岡市、北九州市と近隣の倶知安町を御参考としていただき、準備を進めていただきたいと思うところであります。今後、宿泊税に関して定めてゆかなければならない様々な事柄について、宿泊事業者の皆様や国、北海道との意見交換、情報交換を早急に行わなければならないわけですが、今後の小樽の観光の下支えのために一日でも早い導入を願い、かなりのスピード感を持って取り組んでほしい、取り組まなければならないと思っております。まずは、市の宿泊税の制度概要案の策定の時期と、宿泊事業者との意見交換の時期、北海道、総務省との意見交換、情報交換等の時期について、それぞれの現状をお示しください。さらには、宿泊税導入実施までのおよその期間、スケジュールをお示しください。次に、オタモイ海岸・再開発についてです。日本海側に面するオタモイ海岸周辺は、ニセコ積丹小樽海岸国定公園に指定されております。昭和初期には道内有数のレジャー施設としてにぎわったオタモイ遊園地、断崖絶壁に立っていた高級料亭、龍宮閣が焼失してから約70年間が経過しております。その跡地周辺の再開発については、コロナ禍にあって人々の自然に対する関心が高まる中で、小樽観光の新たな自然観光資源として期待されていると考えます。小樽商工会議所内のオタモイ開発特別委員会が昨年公表した基本構想では、旧オタモイ遊園地跡地に教育的機能を持つビジターセンターやグランピング施設などの整備を行い、跡地から西方にある新道岬に休憩・展望施設、跡地から塩谷ポンマイ岬まで約3.5キロメートルにわたる遊歩道を整備するなど、オタモイから塩谷までの広い範囲で、国定公園の自然に接することのできるものになっております。その後、今年3月までに行われた委員会では、基本構想の中から、新道岬に整備する休憩・展望施設(仮称)オタモイテラスを優先的に整備する施設として、第1期計画が検討されていると伺っております。具体的な案としては、オタモイを象徴する日本海側の絶壁をゆったりと観覧してもらうため、ガイド機能やカフェを併設した休憩・展望所を新道岬上に設け、さらに絶壁からせり出すように全面ガラス張りの空中回廊を整備するとしています。これは、長期滞在型観光の拠点としての期待感が高まる一方で、事業費の概算が約10億円で、事業主体についてはまだ明確になっておりません。さらに周辺住民の理解など実現に向けた課題もある中で、今後、事業化の可否を判断することが必要になると考えます。また、調査費用として小樽商工会議所に5,000万円を支援してくださっている似鳥昭雄会長の意向を生かさなければならないものと思っております。そこでお伺いしたいのですが、小樽市として、この観光再開発事業に対して、もちろん、より現実的具体化計画が出来上がってからのことになりますが、周辺道路の整備等を含め、今後どのように連携し、関わっていくのか、積極的に連携して取り組まれていくのか否かを含め、現状の見解をお示しください。2項目めを終わります。

答弁 市長 迫俊哉

ただいま、観光について御質問がありました。初めに、宿泊税導入の推進についてですが、まず、市の宿泊税の制度概要案の策定時期等につきましては、本年2月に手交された有識者会議からの提言書に基づき、本定例会後、速やかに本市の制度概要案を策定いたしたいと考えております。また、宿泊施設との意見交換につきましては、道内他都市や北海道との意見交換後、速やかに実施したいと考えております。その後、北海道、総務省との事前調整を実施してまいりたいと考えております。次に、宿泊税導入実施までの期間、スケジュールにつきましては、現時点で想定する最速でのスケジュール案となりますが、先ほど御答弁をしたとおり、制度概要を策定した後、道内他都市や北海道との意見交換を経て、宿泊施設との意見交換や北海道、総務省との事前調整を実施し、第3回定例会に条例の原案を提出した後、パブリックコメントの実施を予定しております。その後、本年第4回定例会に条例案を提出し、総務省の同意後、周知のため一定の準備期間を設ける必要があることから、宿泊税の徴税開始には、おおむね2年程度の期間を要するものと考えております。次に、オタモイ海岸・再開発についてですが、市として今後どのように連携し関わっていくのかにつきましては、現在、小樽商工会議所が設置をする、オタモイ開発特別委員会に市も委員として参画をしており、その中で必要な制度の確認や諸課題についての議論を進めております。また、この会議における議論経過について庁内での情報共有を図るため、昨年12月から、オタモイ開発関係部長会議を開催し、課題整理などを行っているところであります。私といたしましては、オタモイ海岸は、国定公園にも指定されている重要な観光資源であると認識をしておりますので、周辺道路等の整備のほか、事業主体や財源などの課題解決に向け、必要な検討を進めてまいりたいと考えております。

出典:小樽市議会 令和5年第2回定例会 2023年6月20日 議事録 PDF(68ページ) 間違いを知らせる