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小樽市議会 令和4年第1回定例会 2022年2月28日

予算案に関連して

2022年2月28日、小樽市議会の一般質問で、高橋克幸議員が「予算案に関連して」について質問し、市長 迫俊哉が答弁しました。

質問者
高橋克幸 議員
答弁者
市長 迫俊哉

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 11番 高橋克幸

次に、予算案に関連して伺います。新型コロナワクチン接種についてであります。新型コロナウイルス感染症がオミクロン株に変異し、全国的に大幅な感染拡大を受け、政府は新型コロナウイルス対策のまん延防止等重点措置について令和4年3月6日まで適用を延長いたしました。そのような中、対策の切り札と言われている3回目のワクチン接種の促進が求められています。本市では3回目のワクチン接種についてどのような状況なのか、接種券の配布や集団・個別の予約状況、ワクチン確保についてお示しください。また、1回目、2回目がファイザー社製ワクチンを接種した方が、3回目モデルナ社製ワクチンを接種するという交互接種に対して不安を抱いている方が少なくないようであります。この交互接種について、有効性などの周知についてどのように実施されているのか、お示しください。次に、小児への新型コロナワクチンについてであります。2022年1月に日本小児科学会から、5歳から11歳小児への新型コロナワクチン接種に対する考え方が発-44-表されました。また、厚生労働省の同年1月の自治体説明資料によりますと、市町村は小児5歳から11歳への新型コロナワクチン接種を小児ワクチンの配送が済み次第、基本的に令和4年3月から開始できるよう引き続き接種会場の確保に取り組むこと、接種券は予約に要する時間も十分に考慮した上で早期に接種券を配送することという内容がありました。本市では小児への新型コロナワクチン接種はどのような体制で取り組むのか、安全性や有効性などの周知はどのように検討されるのか、また、今後のスケジュールについてお答えください。次に、予防接種健康被害救済制度についてであります。予防接種法第15条では、「市町村長は、当該市町村の区域内に居住する間に定期の予防接種等を受けた者が、疾病にかかり、障害の状態となり、又は死亡した場合において、当該疾病、障害又は死亡が当該定期の予防接種等を受けたことによるものであると厚生労働大臣が認定したときは、次条及び第17条に定めるところにより、給付を行う」と規定されております。つまり、予防接種と健康被害との因果関係が認定された方を救済するものであります。新型コロナワクチン接種については、他の予防接種と比較しても数量が桁違いの状況であり、ワクチン接種による重篤な副反応が心配されるところであります。この救済制度についてどのように周知されているのか、また、相談窓口はどこになるのか、お示しください。次に、相談、申請から決定するまでの流れについてお答えください。相談、申請については、かかりつけ医や接種を担当した病院医など医師の関わりが大きいと言われ、申請に必要なカルテや診断書等に影響が考えられるようであります。この件で、本市と小樽市医師会の連携はどのように進められてきたのか、お示しください。次に、新型コロナワクチン接種の副反応で、国からの報告により健康被害が疑われた件数は現在まで何件あったのか、お示しください。また、救済制度の申請数と決定数をお答えください。さらに、新型コロナウイルス感染症の拡大以前の直近5年で、予防接種の救済制度について同様の件数をお示しください。いずれにしても、「厚生労働大臣が認定したとき」とあるように、ハードルの高い制度と思われますので、丁寧な相談対応を要望いたしますが、見解を伺います。次に、ゼロカーボン推進事業についてであります。本市は、令和3年5月28日、ゼロカーボンシティ小樽市を宣言し、2050年までに二酸化炭素排出量の実質ゼロを目指すことを表明いたしました。令和4年1月時点では、全国ではこのような表明をした自治体は534自治体であり、その中で319市が表明をしております。さて、ゼロカーボンを実現するためには、再生可能エネルギーの拡充が課題とされておりますが、この点について見解を伺います。環境省では、地域脱炭素実現に向けた再エネの最大限導入のための計画づくり支援事業が実施されております。この事業の目的は、地域脱炭素ロードマップに基づき2030年度46%削減目標の達成と、2050年脱炭素社会の実現に貢献するため改正地球温暖化対策推進法と一体となって地域課題を解決し、地域の魅力と質を向上させる地方創生に貢献する取組として実施することが求められており、地域に根差した再生可能エネルギーの導入には地方公共団体が地域の関係者と連携して、地域に適した再生可能エネルギー設備導入の計画、住民との合意形成、再生可能エネルギー需要の確保、持続的な事業運営など、多様な課題の解決に取り組むことが不可欠であり、その支援を全国的、集中的に行う必要があるためとされております。この事業は三つの柱があり、その一つが地域の再生可能エネルギーの導入を計画的・段階的に進める戦略策定支援であります。また、この戦略策定支援の事業内容は3項目があり、「①2050年を見据えた地域-45-再エネ導入目標策定支援」「②円滑な再エネ導入のための促進エリア設定等に向けたゾーニング等の合意形成支援」「③公共施設等への太陽光発電設備等の導入調査支援」であります。この戦略策定支援の事業の補助率と実施機関をお答えください。また、この支援事業に対して、これまでどのように情報収集を行ってきたのか、お示しください。当初予算で計上されている地域再エネ導入戦略策定事業費1,000万円でありますが、主な内容と内訳をお示しください。また、戦略策定支援の3項目について、それぞれどのように検討され予算化したのかお答えください。地域再エネ導入戦略策定事業の業者選定の考え方、事業スケジュール、課題についてお示しください。次に、省エネ最適化診断であります。世界的な脱炭素化の流れの中で、その第一歩として企業が先行して行っているものが省エネ最適化診断であります。省エネは脱炭素化に有効な手段でありますが、さらに一歩進めて省エネ診断による使用エネルギーの削減とともに、再生可能エネルギー提案を組み合わせることでさらに加速化させるメリットがあるようであります。まず、省エネ最適化診断を実施するに至った経過についてお示しください。当初予算に計上されている省エネ最適化診断の事業費の主な内容と今後のスケジュールについてお答えください。省エネ最適化診断については、エネルギーの無駄を見える化し、国の動向や補助金のアドバイスなどの内容もあるようですが、今回の事業の特徴的なものはどのようなものなのか。また、省エネ最適化診断後、次の段階では何をどのように検討され実施していくのか、今後の予定も含めお答えください。次に、宅地耐震化推進事業についてであります。国は、近年の大地震による大規模盛土造成地の宅地被害が拡大していることに対して被害を未然に防ぐために、あらかじめ安全性が懸念される箇所を調査し対策を促すため、平成18年度に宅地耐震化推進事業を創設いたしました。初めに、この事業の大規模盛土造成地の定義について伺います。対象となる造成地の面積、盛土する前の傾斜角度、盛土の高さの形状について谷埋め型、腹付け型の2種類がありますが、それぞれの特徴と、活動崩壊の違いについて、また、本市での各箇所数についてお答えください。本市の進捗状況について説明を受けました。令和元年度に国が第一次スクリーニングを実施し、市内に47か所の大規模盛土造成地を選定し、市がマップを公表、2年度に47か所の造成年代調査を直営で実施し、4年度に現地調査と優先度評価を行う第二次スクリーニング計画の策定を予定し、国費要望を行ったということでありました。このマップの公表についてどのように周知されたのか、対象となった土地所有者等からの問合せはどのようなものがあったのか、お示しください。47か所の造成年代調査を直営で実施とありましたが、どのように調査されたのか、お示しください。今回の補正予算であります第二次スクリーニング計画の策定経費、約1,820万円の主な内容と内訳についてお答えください。今後、現地での地質調査や安定計算となる場合、土地所有者に対して大規模盛土造成地の宅地耐震化推進事業の説明と地盤調査等を行うための許可を受けなければなりませんが、誰が、どのように実施するのか、お示しください。また、大規模盛土造成地ということで、全ての区画ではなく全体のポイント箇所の調査となると思いますが、どのように設定されているのか考え方をお示しください。-46-さらに、費用の負担割合ですが、国、市、土地所有者で、どのようになっているのかお答えください。以上、第2項目の質問を終わります。

答弁 市長 迫俊哉

ただいま、予算案に関連して御質問がありました。初めに、新型コロナワクチン接種についてですが、まず3回目の接種券につきましては、これまでに約5万7,000人に発送しており、今後も2回目接種から6か月を経過した方に順次発送することとしております。現時点の予約状況ですが、接種委託医療機関での個別接種につきましては、3月の予約枠は約半分が埋まっております。集団接種につきましては、教職員や保育士などのエッセンシャルワーカーへの声かけなども進めて6割程度の予約となっております。また、ワクチンの確保につきましては、ファイザー社製とモデルナ社製を合わせ、これまでの配分量と今後の配分予定量を考慮すると十分な量のワクチンを確保しております。次に、3回目接種に、1回目、2回目と異なる種類のワクチンを使用する交互接種の周知につきましては、交互接種であっても同じ種類のワクチン接種と安全性に大きな違いがないことや、抗体価が十分に上昇することなどが記載された国が作成したリーフレットを接種券に同封しております。また、市のホームページに同様の内容を掲載するとともに、町内会を通じてリーフレットの回覧を行っております。さらに、市内医療機関、薬局、スーパー、公共施設などへ、市が作成したポスターの掲示をお願いし、周知を図っております。次に、5歳から11歳のワクチン接種体制につきましては、市内の委託医療機関9か所で個別接種により実施をいたします。ワクチンの有効性・安全性に関する周知につきましては、市のホームページに掲載していることを接種券に同封する案内文書でお知らせするとともに、市内の接種委託医療機関9か所で国が作成したリーフレットを配布していただく予定としております。このほか、保育所、幼稚園、小学校など合わせて76か所に5歳から11歳のワクチン接種の開始に関するリーフレットやポスターの原稿をメールにより提供するとともに、国の作成したリーフレットの配布を依頼いたします。また、今後のスケジュールにつきましては、2月28日までに対象者4,355人全員へ接種券を発送しており、3月14日の週から接種を開始する予定としております。次に、予防接種健康被害救済制度の周知につきましては、市民の皆さんに接種券を送りする際に救済制度に関する案内を掲載したリーフレットを同封しております。また、救済制度に関する相談窓口は、保健所保健総務課となっております。次に、予防接種健康被害救済制度に関わる相談、申請から決定までの流れにつきましては、保健所において相談内容をお聞きした上で給付の種類に応じた申請書を受理した後、本市予防接種健康被害調査委員会による調査を得た上で、北海道を通じ厚生労働省へ進達いたします。厚生労働省においては、疾病・障害認定審査会への諮問、答申を得て、給付の可否を決定することとなります。次に、予防接種健康被害救済制度の相談、申請に関わる医師会との連携につきましては、必要に応じ申請に必要な書類を発行した医療機関と個別に確認を行うため、特に医師会との連携を要するものではありません。次に、国から通知のあった新型コロナウイルスワクチン接種に関わる予防接種後の副反応疑い報告の件数につきましては、現在35件となっております。また、予防接種健康被害救済制度に基づく給付の申請及び認定の件数に関し、新型コロナワクチン接種-47-に関わるものにつきましては、これまで8件の申請があり、うち1件が認定されております。なお、新型コロナワクチン以外の予防接種に関わるものにつきましては、直近5年間では申請及び認定とも事例はありません。次に、予防接種健康被害救済制度に関わる相談対応につきましては、この救済制度を活用される方が適切に申請できるよう、丁寧な対応を行ってまいります。次に、ゼロカーボン推進事業についてですが、まず再生可能エネルギーの拡充につきましては、市といたしましても2050年のゼロカーボン、いわゆる脱炭素社会の実現にとって再生可能エネルギーの導入は非常に有効な手段になるものと認識をしております。その一方で、導入に当たっては、本市の生活環境や自然環境に影響が生じる場合もあることから、これらをどう保全し、再生可能エネルギーとの調和を図るか、また、市民の理解が得られるかといったことが課題であります。次に、環境省の戦略策定支援事業につきましては、補助率は事業費の4分の3で、補助を活用できる期間は令和3年度から5年度となっておりますが、一部4年度から始まる事業もあります。本市ではこの事業の活用に当たり、環境省の説明会やセミナーのほか、他市の実施状況の調査などにより、情報収集を行ってきたところであります。次に、地域再エネ導入戦略策定事業費の内容につきましては、2050年を見据え、本市においてどの再生可能エネルギーをどれくらい導入するかや、脱炭素社会実現へのシナリオなどを検討し、再生可能エネルギーの導入の方向性や基本方針を策定するものであります。また、予算の内訳は、策定に係る委託料980万円と、検討委員会関係経費などの事務費20万円であります。次に、戦略策定支援の予算化につきましては、3項目の支援事業があることは認識しておりますが、まずは本市の再生可能エネルギーの導入に向けた方向性や考え方を定める必要があると判断をし、地域再エネ導入目標策定支援の実施を決め、予算化したものであります。次に、地域再エネ導入戦略策定事業のスケジュール等につきましては、事業者の選定は策定の手法などを提案してもらい総合的に判断することが必要であるため、公募型プロポーザル方式で行いたいと考えております。また、スケジュールは、国の補助採択決定後8月頃に事業者選定を行い、9月頃には委託契約の締結となる見込みであります。その後は、庁内会議、関係機関等で構成する検討委員会での協議を経て、事業の完了は令和5年1月を予定しております。また、課題は、単年度で事業完了までの期間が短い中、検討を進めなければならないことであります。なお、現在、国の令和3年度の追加募集に応募をしており、採択を受けた場合は前倒しして実施できることとなります。次に、省エネ最適化診断を実施する経緯につきましては、ゼロカーボンを推進するためには再生可能エネルギーの導入のほか省エネ化の取組も必要であり、市の事務事業に係る第4次小樽市温暖化対策推進実行計画を進める上でも、市有施設ごとの具体的な取組を可視化することで省エネ化の一層の推進を図ることが期待できることから、実施をすることにしたものであります。次に、省エネ最適化診断事業費の主な内容につきましては、この事業は市有施設のうちエネルギー使用量の多い26施設において、一般財団法人省エネルギーセンターによる省エネ最適化診断を実施し、施設ごとに専門家から効果的な省エネ対策の提案を受けるというものであり、毎年10施設程度、3か年で実施したいと考えております。今後、実施予定の施設とセンターの都合を調整した上で、具体的な診断スケジュールを決めてまいります。-48-次に、省エネ最適化診断の特徴と結果の活用につきましては、この診断の特徴は、新たな省エネ設備の導入など初期費用に係る提案だけでなく費用をかけずに実行可能な提案もなされること、また、省エネ機器だけではなく太陽光発電などの再生可能エネルギー設備導入についても、費用対効果を含めた形で提案がなされることであります。また、診断後は、具体的な提案の中ですぐにできる改善については速やかに実行し、費用のかかる提案については二酸化炭素削減効果や施設の改修計画等も考慮しながら検討を行っていくこととなります。次に、宅地耐震化推進事業についてですが、まず大規模盛土造成地の形状等につきましては、谷埋め型は谷や沢を埋めた盛土の面積が3,000平方メートル以上の造成地であり、盛土内に水の侵入を受けやすく、形状的に盛土側面に谷部の斜面が存在することが多い特徴であります。腹付け型は造成前の勾配が20度以上の傾斜に高さが5メートル以上盛土した造成地であり、傾斜地盤上の高さが高い特徴があります。滑動崩落が起きた際の違いについては、谷埋め型、腹付け型ともに大部分が崩落いたしますが、谷埋め型は特に宅地造成前の谷底付近や盛土内部を滑り面として滑動崩落するものであります。また、本市における47か所の大規模盛土造成地は全て谷埋め型となっております。次に、大規模盛土造成地のマップの公表等につきましては、市民の皆さんに広報おたるや市のホームページによりお知らせしております。また、土地所有者等からは自己所有地が大規模盛土造成地に入っているかどうかを確認したいとの問合せが1件ありました。次に、造成年代調査の方法につきましては、開発行為許可申請書や宅地造成に関する工事の許可申請書から、造成時期の調査を行ったものであります。次に、第二次スクリーニング計画の策定につきましては、主な内容として現地調査や宅地カルテ等の作成、簡易地盤調査などを行い、これを基に第二次スクリーニングの優先度評価を行うものであります。また、策定経費の財源内訳は、国からの交付金が900万円、一般財源が920万円となっております。次に、計画策定後に行う第二次スクリーニングの土地所有者への説明と許可につきましては、第二次スクリーニング計画での優先度評価を基に、大規模盛土造成地の調査を行う区域を対象に本市が説明会を開催する予定です。また、地盤調査を行うか、その土地所有者には、書面により市が許可を得た上で実施したいと考えております。次に、計画策定後に行う第二次スクリーニングの地盤調査箇所につきましては、第二次スクリーニング計画策定の中で、現地調査や簡易地盤調査を基に、滑動崩落ラインを想定した上で設定するものであります。次に、計画策定後に行う第二次スクリーニングの負担割合につきましては、国土交通省の宅地耐震化推進事業によると、国からの交付金が3分の1で、事業主体となる市または土地所有者の負担が3分の2となります。

出典:小樽市議会 令和4年第1回定例会 2022年2月28日 議事録 PDF(60ページ) 間違いを知らせる