小樽市議会 令和3年第4回定例会 2021年12月6日
市民生活に関して
2021年12月6日、小樽市議会の一般質問で、高野さくら議員が「市民生活に関して」質問し、市長 迫俊哉が答弁しました。
- 質問者
- 高野さくら 議員
- 答弁者
- 市長 迫俊哉
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 19番 高野さくら
2項目め、市民生活に関して。保育士の確保と処遇改善について伺います。小樽市の11月1日現在の保育所等入所待ち児童数は39名となっており、入所待ち児童の解消には保育士確保は急務です。これまでも日本共産党は度々この問題に関して質問してきました。前回の予算特別委員会では、毎月のように希望する保育所などに入ることができない入所待ち児童は30人ほど出ていることを-31-取り上げ、保育士を確保するためにも、他都市のように直接支援の必要性を訴えてきました。政府は先月、経済対策として、保育士の収入を約9,000円ほど引き上げることを決めました。この引上げで保育所への就職希望者が増える効果を期待されていますが、2020年の賃金構造基本統計調査によると、保育士の平均月収は全産業平均よりも6万円以上少ないことから、十分な引上げとは言えません。国に対して、より賃金の引上げを求める必要があるのではないでしょうか。前回の予算特別委員会で、市として保育士不足解消に向けたこれまでの取組では、子育て支援員研修などを行っていると答弁がありました。今後の取組では他都市の事例も研究しながら考えてはいきたいということでした。第2回小樽市子ども・子育て会議の中で他都市の保育士確保策を紹介されたと聞いています。どのような保育士確保策を行うのでしょうか。子育て支援員を増やすような間接的な対策ではなく、直接的な一時金支給や処遇改善手当支給、奨学金返還支援など、来年度行うということでよろしいでしょうか。暖房費緊急支援事業についてです。ガソリンや灯油の価格が高騰しています。小樽市の生活必需品調査によれば、昨年11月のホームタンク1リットル当たりの平均灯油価格は約77円でしたが、今年11月は約108円と前年比と比べても高くなっています。灯油が高騰していることで、タンクに満タンに入れることができなかったなど、市民生活に大きな影響が起きています。日本共産党小樽市議会議員団は11月5日に、2008年に実施した福祉灯油制度の実施を小樽市に申し入れてきました。19日には、市から暖房費緊急支援事業として、市民税非課税世帯の75歳以上の高齢者世帯、障害者世帯、独り親世帯など約1万2,000世帯に8,000円実施すると報告がありました。迅速に対応していただき敬意を表します。しかし、独り親では、児童扶養手当の全部支給を受けている方が対象となっているので一部支給の方は対象になりません。児童扶養手当一部支給の受給者の非課税世帯も対象にする必要があるのではないでしょうか。石狩市では、従来の対象世帯に加えて、独り親世帯や生活保護世帯にも拡充を決めています。本市としても、生活保護利用者の寒冷地手当が増額されるわけではないので、安心して冬を迎えるためにも生活保護利用者も対象にする必要があるのではないでしょうか。先日、市議団に90歳代の母親と75歳未満の障害がある2人暮らしの方から、非課税世帯で障害を持っている方も暖房費緊急支援事業の対象になるのですかと問合せがありました。その方は、松葉づえも使いながら買物に行くそうですが、雪が降ると外出が困難になるためタクシーを利用することが多くなり、灯油のやりくりも大変だと話しておりました。市の対象者は、75歳以上の高齢者世帯や障害者世帯となっており、問合せがあった方は対象外となってしまいます。非課税の75歳以上の方と、障害のある方で構成されている世帯などは柔軟に対応する必要があると思いますが、いかがでしょうか。議案第13号公の施設の指定管理者の指定について。小樽市いなきた児童館、とみおか児童館及び塩谷児童センターの指定管理者として、シダックス大新東ヒューマンサービス株式会社を指定する報告がありました。子供たちが利用する施設の管理を営利目的の企業になぜ公募で決めたのでしょうか。待遇面でも心配です。現在の指定管理者である社会福祉協議会では、保育士や教員免許など有資格者を雇用しています。今回の指定管理者の変更で雇用者の待遇の低下にならないのかお答えください。塩谷児童センターは、センターまつりやおばけ屋敷、なわとび検定、とびばこ検定、ギネスに挑戦、にんじゃクラブなど独自事業を様々しています。こうした行事もしっかり継続されるのでしょうか。-32-また、事業を行う場合はどのように確認されるのでしょうか。心配されるのが塩谷児童センターでは、放課後児童クラブも行っています。放課後児童クラブも指定管理者が行うということでしょうか。市内の放課後児童クラブを民間企業に広げていくおつもりなのでしょうか。本来は市が直接運営、管理を行うべきですが、少なくとも営利目的にしない法人が求められます。営利目的の民間では、人件費削減目的で非正規・短期雇用の不安定なスタッフとなる心配もあるので、選定理由に効率を求めているのは問題です。ロードヒーティングについて伺います。今冬は、経費削減のためとして市内に設置してある232か所のロードヒーティングの中で、部分停止の試行を15か所増やし34か所に拡大するとしています。近年のスタッドレスタイヤの性能が向上していることも考慮し、安全が保たれる範囲で部分的な停止を行うということでしたが、生活道路として利用している市民にとっては、安全面での心配の声を聞いています。市民の安全性が確保できないと意見などが出た場合は稼働するということでよろしいのでしょうか。昨冬も交通の安全が確保できると判断して19か所が試験的に部分停止をされましたが、事前に地域の意見等を聞かず、ホームページの掲載を見た市民から要望や心配等の声が寄せられた経過がありました。今回の停止箇所では、小・中学校や銭函保育所付近が入っています。銭函保育所近くの一部停止は通学する道路も含まれており、毎年のように市民から除雪や排雪依頼もあるということです。保育所や学校が目の前にあるところについては、対象にするべきではないと考えますが見解を願います。昨年は、小・中学校で部分停止をする場合には、小・中学校にお知らせを行っておらず、市民から問合せなどもあり、再稼働させた経過がありますが、保育所や学校の施設側だけではなく保護者にも周知されているのでしょうか。経費削減としても過去に危険な状況があったからこそロードヒーティングの設置をしている経過があるわけです。約300万円の削減で市民の安全が保障されないような削減は許されません。安全性が確保されていない場合は部分停止をやめるべきです。見解を求めます。
答弁 市長 迫俊哉
ただいま、市民生活に関して御質問がありました。初めに、保育士の確保と処遇改善についてですが、まず国に対して賃金の引上げを求めることにつきましては、このたび行われる9,000円の賃金引上げにより、一定程度処遇は改善されることにはなりますが、全産業の平均月収と比較いたしますと、まだ格差があるものと認識をしております。このことから処遇改善については、これまでも北海道市長会を通じて国に要請しているところではありますが、引き続き要請をしてまいりたいと考えております。次に、保育士確保策の内容と実施につきましては、他都市で行われている確保策について、市内の民間保育施設や勤務されている保育士に行ったアンケートの結果や、子ども・子育て会議での意見を基に、本市で実施した場合の効果や課題などを整理しているところでありますが、来年度の実施については、他の子育て支援施策や財政面なども考慮して、総合的に判断をしてまいりたいと考えております。次に、暖房費緊急支援事業につきましては、まず児童扶養手当一部支給の受給者の非課税世帯や生活保護受給世帯も対象にすることにつきましては、この事業は原油価格の高騰が続いていることから冬の生活に欠かせない暖房費について、いち早く支援をするため、対象者を平成20年度に実施をした福祉灯油と同様にしたことにより、非課税世帯であっても児童扶養手当一部支給の受給者世帯や生活保護受給世帯は対象とならなかったものであります。-33-次に、非課税の75歳以上の方と、障害のある方で構成される世帯などへの対応につきましては、事業の実施に当たっては、対象世帯の要件を設定する必要があります。今回は、平成20年度に実施した福祉灯油と同様の設定をいたしましたので、御質問にあったような要件に該当しない事例には対応することはできません。次に、議案第13号公の施設の指定管理者の指定についてですが、まず児童館の指定管理者候補者として公募により民間事業者を選定したことにつきましては、小樽市公の施設の指定管理者に関する条例において、指定管理者の選定は公募による申請を原則としております。今回、応募条件を満たした事業者から申請があり、公の施設指定管理者選考委員会において、経営状況や施設管理に必要な人材配置、事業計画の内容、管理実績などの各種評価項目について、総合的な審査を行った結果、最高得点者であった当該事業者を指定管理者候補者としたものであります。次に、指定管理者の変更に伴う雇用者の待遇につきましては、事業者から提出された事業計画書の中で、保育士や教員免許などの有資格者や、経験者の待遇について配慮された提案があったことから、待遇の低下にはならないものと考えております。次に、塩谷児童センターの独自事業につきましては、事業者から提出されている事業計画書において、現在実施している事業は継続することが明記されておりますので、こうした事業は継続されるものと考えております。また、事業の確認については、毎月提出される利用状況報告書や児童館だよりなどにより行うこととなります。次に、塩谷児童センターで行う放課後児童クラブにつきましては、塩谷児童センターの指定管理の公募において、放課後児童クラブ運営業務の委託を条件としていることから、新しい指定管理者に委託をすることになります。次に、今後の放課後児童クラブの在り方につきましては、業務内容の整理や委託した場合の費用対効果などについて十分に検証を行い、さらなる効率的な運営方法を検討してまいりたいと考えております。次に、ロードヒーティングについてですが、まず部分停止の試行箇所の再稼働につきましては、現在試行しているロードヒーティングの部分停止箇所は、砂散布などの代替対応を行い、パトロールなどでその安全性を確認しております。しかしながら、シーズン中に刻々と変化する気象状況などで、市民の皆さんからの情報を受けて現地を確認した結果、安全性が確保できないと判断した際には、再稼働する必要があると考えております。次に、保育所や小・中学校周辺の部分停止の試行につきましては、基本的に対象外としておりますが、停止箇所の選定においては、道路勾配や形状など総合的な観点から判断をしているものであります。御指摘のありました銭函保育所前の市道銭函道営住宅横通線については、道路勾配が緩やかな箇所の部分停止であることから、部分停止を行っても交通の安全が保たれると判断をしたものであります。次に、部分停止の保護者への周知につきましては、今回、近接する保育所や小・中学校に周知をしたほか、11月に開催をした除雪懇談会での説明やホームページで試行箇所を掲載したところであります。また、現地には注意喚起の看板を設置し、周知を図ったものでありますが、保育所などの保護者への周知は行っておりません。次に、部分停止の安全性確保につきましては、先ほども申し上げましたとおり、安全性が確保できないと判断した際には、再稼働する必要があると考えております。