小樽市議会 令和3年第3回定例会 2021年9月14日
学校の制服について
2021年9月14日、小樽市議会の一般質問で、丸山晴美議員が「学校の制服について」質問し、教育長 林秀樹が答弁しました。
- 質問者
- 丸山晴美 議員
- 答弁者
- 教育長 林秀樹
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 7番 丸山晴美
学校の制服についてお聞きします。前回の第2回定例会で、我が党の高野さくら議員が性的少数者である当事者が中学校の制服を購入する際に、ちゅうちょなく自分が着たい制服を選べるようにするべきであるとし、現状について質問しました。その際の教育長の答弁は、制服を選択することについて、各中学校において男子用と女子用の標準服を定めており、性的少数者であるとされる生徒から申出があった場合には、いじめや偏見、差別など心配されることについて、本人及び保護者と十分協議した上で、自認する性別の服装を認める配慮を行うこととしているというものでした。私は、この答弁に大きな違和感を覚えました。見た目の性別と異なる性別の制服を着ることで、いじめや偏見、差別など心配されることについて協議すると答弁していますが、そうした心配があること自体が問題です。性的少数者に限らず、いじめや偏見、差別が起こらないようにどのような取組をしているのか、お答えください。協議の上、自認する性別の服装を認める配慮を行うとしていますが、協議の内容によっては認めないこともあるということでしょうか、お答えください。見た目の性別と自認する性別に違和感を持つ当事者の苦しみが不登校につながっている可能性について目を向ける必要があります。不登校の児童・生徒の居場所づくりに関わっている知人に話を聞きました。過去に制服の着用を不登校の原因の一つに挙げた子がいたそうです。その子は性別と関係なく、みんながズボンやスカート、リボン、ネクタイを自由に選べて、男女で制服を分けるという発想がなくなればいいと話していたそうです。性的少数者であるか否かにかかわらず、児童・生徒が着たいと思う制服を選択できるように、各学校の校則の男子用、女子用という表記はやめるように指導する考えはありませんか、お答えください。2018年3月19日、文部科学省は、学校における通学用服の選定や見直しについては、最終的には校長の権限において適切に判断すべき事柄であるが、その選定や見直しを行う場合は、保護者等学校関係者からの意見を聴取した上で決定することが望ましいとの通知を出しています。市として制服について意見を聞くために、生徒や保護者、学校関係者にアンケート調査などを行う考えはありませんか。お答えください。第2項目の質問を終わります。
答弁 教育長 林秀樹(教育長は2024年3月まで)
丸山議員の御質問にお答えをいたします。ただいま、学校の制服について御質問がございました。初めに、性的少数者に限らず、いじめや偏見、差別が起こらないための取組につきましては、各学校において道徳の授業では、互いの個性を認め合うことや自他の意見、考え方を理解し合い、あらゆる他者を価値のある存在として尊重することを学んでおり、他の教科においても、学年の発達段階に応じ、命の大切さ、高齢者や障害のある方への思いやりの心、性的マイノリティーに対する理解など、人権教育に関わる学習を行っております。また、本市では、小樽市いじめ防止基本方針に基づき、年2回キャンペーンを実施し、子供たちに対し、いじめは絶対に許されない行為であることの意識を高めるとともに、教職員を対象とした研修会を-50-開催し、いじめにつながる行為を生まないよう指導力の向上を図っているところでございます。次に、自認する性別の服装を認めないこともあるのかにつきましては、本人及び保護者の意向を最大限尊重した上で認めることとしております。次に、男子用、女子用という表記をやめるよう学校に指導することにつきましては、学校の制服については校長が自校の実態等に合わせ、生徒や保護者などからの意見を参考に決めることとなっておりますので、市教委が学校に指導すべき事項ではございませんが、表記の考え方について校長の意見を聞いてみたいと思います。次に、市として制服について意見を聞くためのアンケート調査などを行うことにつきましては、各学校では日頃の教育活動を見直すため、生徒及び保護者、学校関係者にアンケートを実施するとともに、生徒会の活動を通して生徒からの意見を聞く機会を設けており、制服に関わる意見が出た場合には見直しを検討していくこととしておりますので、市教委としてアンケート調査などを行う必要はないものと考えております。