小樽市議会 令和3年第2回定例会 2021年6月14日
教育について
2021年6月14日、小樽市議会の一般質問で、髙木紀和議員が「教育について」質問し、教育長 林秀樹、市長 迫俊哉、保健所長 田中宏之が答弁しました。
- 質問者
- 髙木紀和 議員
- 答弁者
- 教育長 林秀樹、市長 迫俊哉、保健所長 田中宏之
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 13番 髙木紀和
次に、教育についてです。まずは、小中一貫教育について伺います。厚生労働省による2020年の全国人口動態統計によると、出生数が初めて90万人を割り込み、84万832人で、1899年の統計開始以降、過去最少を更新し、道内においても前年比1,497人減の2万9,523人で、過去最少となった結果が出ています。本市においても過去10年の出生数を調べると、平成24年は657人、令和3年はまだ数が出ておりませんので、令和2年の数字で433人と、224人減少しています。また、市内小・中学校の児童・生徒数においては、平成24年度では小学校児童数5,232人、中学校生徒数は2,892人、合計8,124人、令和3年度では小学校児童数3,947人、中学校生徒数は2,211人、合計6,158人、この10年で児童・生徒数が1,966人と約25%減少しています。この状況が続くことを考えると、10年後、20年後の児童・生徒数は3,000人を切る可能性も考えられます。このまま児童・生徒数の減少が進むと学校の規模が縮小し、子供同士が関わる場面が少なくなってくることも懸念されますので、子供同士が交流する場面や、切磋琢磨する学習環境を整えるなど、教育内容の充実を図ることが重要になってくると思います。そこで伺いますが、教育内容の充実を図るための対応策の一つとして、本市では小中一貫教育を推進するため、令和元年度に北陵中学校区と朝里中学校区を推進地区として指定し、今年度から全中学校区で取組を進めるとお聞きしておりますが、どのような取組がなされているのか、お示しください。また、10年後、20年後にはさらに少子化が進むと考えられますが、今年度から取り組まれている小中一貫教育をどのように進めていくのか、今後の考え方をお示しください。最後に、いじめについて伺います。全国でもいじめの問題は増え続けている状況です。今は携帯電話など多くの児童が所持をしている時代です。便利なものではありますが、一つ間違えると大きな問題、事件が起きかねないものです。小・中学校でのいじめの防止は、市内小・中学校の教職員が自らの問題として切実に受け止め、徹底して取り組むべき重要な課題であると考えます。いじめをなくすため、まずは日頃から児童・生徒を理解し、生徒指導の充実を図り、児童・生徒が楽しく学びつつ、生き生きとした学校生活を送れるような環境づくりが大切です。また、いじめを含め児童・生徒の様々な問題行動等への対応については、早期発見、早期対応を旨とした対応の充実を図る必要があり、問題を抱える児童・生徒一人一人に応じた指導、支-19-援を積極的に進めていく必要があります。いじめの問題については、その件数の多少にかかわらず、いじめが生じた際に迅速な対応でその悪化を防止し、真の解決に結びつけることが重要と考えます。そこで伺います。本市において、いじめ防止対策はどのように行っているのか。また、児童・生徒に対するいじめについて、教職員から解消に向けた指導や、いじめられた子供のケアはどのように行っているのか、御見解を伺います。近隣都市で起こった特別支援学級でのことです。自閉症の子供に対して比喩的な表現で子供を落ち込ませた。鬼ごっこのときに本物の鬼という暴言を吐いた。なかなか支度ができない子供に、いつまでやっているのか。宿題の量を増やすことや勉強の内容を濃くしてほしい要望をしたが、子供に対し集中力がないとの理由で断られること。話し合う機会を設けてもらえないなど、一部の例ですが、教員から子供へいじめと捉えられる不適切な言動をした出来事が実際に起きています。本市では、特別支援学級にかかわらず、教員が児童・生徒に対しこのような不適切な指導をしていた事例はありますか。また、そのことについて新人教員を含む教員の研修についてはどのように行っているのか、お示しください。なかなかこのいじめ問題に関しては見えにくいのが現状でありますが、転校を余儀なくされることも実際には起きています。教員からのいじめと児童・生徒が捉えてしまう言動、行動は、まず大人からなくすべきと考えます。誰にも相談できず苦しんでいる方も少なからずいると感じるところであります。そこで伺いますが、いじめに関しての課題や解決することは相当難しいことですが、本市としてはいじめを全体的にどうお考えなのか、見解を伺います。児童・生徒は家族より長い時間学校生活を送ります。教職員とコミュニケーションも大切なことですし、市内小・中学校及び教育委員会についても、教職員、児童・生徒との相互の連絡、報告を密にしPTA保護者の皆様と、いじめの発生等についてきめ細やかな状況を把握し、適切な対応に努めていただくことを切にお願い申し上げます。以上、再質問を留保して質問を終わります。
答弁 教育長 林秀樹(教育長は2024年3月まで)
ただいま、教育について御質問がございました。初めに、小中一貫教育についてですが、まず本市の小中一貫教育の取組につきましては、小樽市小中一貫教育基本方針に基づき、義務教育9年間を見通して、系統的に子供たちの学力・体力を育むことや、中1ギャップの解消などを目的として、校区の小・中学校の教職員が一丸となって、中学校卒業までに目標とする子供の姿の実現を目指すこととしております。そのため、中学校の教員が小学生を指導する乗り入れ授業や、小学生と中学生との交流、小・中学校の教職員の合同研修や情報交流など、各学校の実情に応じて創意工夫ある取組を進めているところであり、今年度から全中学校区で小中一貫教育を推進することとしております。次に、小中一貫教育の今後の考え方につきましては、現在、国や道の事業を活用した指定校において、中学校の教員等による小学校高学年の教科担任制や、近隣の小学校同士による合同授業の実施など、本市独自の実践研究が行われております。今後は指定校における成果を各中学校区に普及し、学校の規模に応じた効果的な取組を推進することで、より多くの教師の下、子供たちが切磋琢磨しながら学ぶことができる小中一貫教育の充実に努めてまいりたいと考えております。-20-次に、いじめについてでありますが、まず本市におけるいじめ防止対策につきましては、小樽市いじめ防止基本方針に基づき、毎年6月から7月に「子どもたちの安全・安心を守るキャンペーン」、11月から12月に「いじめ防止キャンペーン」を展開しております。特にいじめ防止キャンペーンでは、小樽いじめ防止サミットを開催し、全中学校区において児童会、生徒会役員が自校のいじめの防止のための様々な取組を紹介し合い、意見交流することで、自校の新たな取組に生かしたり、市内全児童・生徒がいじめ防止標語の作品に取り組んだりするなど、児童・生徒が主体的にいじめを絶対に許さない意識を互いに高め合う取組を行っております。また、教職員を対象とした、いじめ問題対策研修会などを開催し、教職員のいじめに対する意識を高め、いじめの未然防止、早期発見、早期対応に努めているところであります。次に、いじめの解消に向けた指導や、いじめられた子供のケアにつきましては、いじめを認知した場合には、学校全体で被害児童・生徒を徹底して守り通すという考えの下、速やかに正確な情報収集と事実確認を行い、加害児童・生徒にいじめを認識させ、関係の改善を図るとともに、保護者に対していじめに至る経過や対応等について詳細に説明するなどにより、学校と家庭が連携し速やかにいじめの解消に努めることとしております。また、被害児童・生徒につきましては、家庭と協力しつつ担任や養護教諭のみならず、全教職員で継続的に見守り、必要に応じてスクールカウンセラーなどと連携し、きめ細かな心のケアに努めております。次に、教員から児童・生徒への不適切な指導事例と、教員の研修につきましては、不適切な指導事例につきましては、平成30年度から令和2年度までの過去3年間において、1件の報告がございました。教員の研修につきましては、採用から5年目までの教員を対象とした初任段階教員研修や、8年目から10年目までに実施する中堅教諭等資質向上研修、昇任、採用時における管理職研修など各段階において適切な指導に関するコンプライアンス研修を計画的に実施しております。また、各学校においても様々な事例を基に校内研修を行うなど、不祥事防止の徹底に向け取り組んでいるところであります。次に、いじめに対する見解につきましては、いじめの問題は、児童・生徒が夢と誇りを持ち、生き生きと学校生活を送ることを妨げる重大な人権上の問題であると捉えております。いじめはどの学校でも、どの児童・生徒にも生じ得る問題であり、時代の進展によりいじめに至る要因が年々複雑化していることから、学校だけで解決することが困難になってきております。教育委員会といたしましては、いじめの深刻化につながらないよう、いじめの未然防止、早期発見、早期対応を確実に行う必要があることから、関係機関との連携強化を図るとともに、教育相談体制の整備や教職員の資質向上の充実に取り組んでいくことが重要であると考えております。(「議長、13番」と呼ぶ者あり)
再質問 13番 髙木紀和
2点ほど、確認の意味で再質問をさせていただきます。まず、提案説明でもあったように、市内経済の中の支援として、宿泊施設または観光事業者の計上をしていただいたということで、また今、市長の答弁でもあったように、交通事業者ほかの業者が本当に今大変な状況になっています。例えば飲食店が今こういう休業状態になってくると全く売上げが上がらない。そうなると、小売、仕入れ業者が困る。またそうなると商社も入ってこない。そうなると、今度広告代理店もどんどん仕事が減り、その状態が続くと、やはり会社はリストラをかける。そうなると雇用も採れない。そのような会社が廃業する。そのような連鎖反応がやはり続いてくることになると思います。市長が、今、国と道に提言をしていただいているということでありますけれども、やはりその全-21-体図を見た中の要望をしていただいているということで理解してよろしいのですかというのを、一つ伺います。また、もう一つは、定期的なPCR検査ということで、実施していただいて本当に感謝をしています。今回、介護施設で5月からということだけれども、実施をしているのかというのは、やはり問合せがかなり来ておりました。今の答弁で5月末から、5月頭の感染対応で遅れたということでありますけれども、その間に施設にはそういう理由を含めて、実施状況は伝えていたのか伝えていなかったのかというところを、少しお答えいただきたいと思います。
答弁 市長 迫俊哉
髙木議員の再質問にお答えをいたします。私からは、市内経済対策についてお答えをさせていただきますけれども、コロナ禍が非常に長期化しておりまして、再質問の中にもございましたが、幅広い業種が影響を受けておりまして、やはり連鎖反応に伴って廃業、倒産が懸念されることについて、私も同じ認識でおります。先ほど御答弁申し上げましたけれども、機会を見て、鈴木北海道知事には全国知事会などを通じて、地方創生臨時交付金を改めて要請いただきたいということをお願いいたしましたし、先ほど御答弁させていただきましたけれども、新しく国では月次支援金が創設されておりまして、緊急事態宣言による影響を受けた、割と幅広い事業者が対象になってきますので、使い漏れがないように、我々は様々な手段を通じてPRをさせていただきながら、地元経済、そして雇用を守っていきたいというふうに思っておりますので、必ずしも限られた業種ではなくて、幅広い業種を念頭に入れながら地域経済を守っていきたい、このように考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 保健所長 田中宏之
髙木議員の再質問にお答えをいたします。私からは、施設従事者に対するPCR検査の件についてでございますけれども、議員の御指摘のとおりに、施設のほうにきめ細かな情報提供が欠けていた面があったかもしれませんので、今後そのようなことのないように十分な情報提供を努めてまいりたいと思います。