小樽市議会 令和4年第4回定例会 2022年12月12日
市内経済及び事業承継について
2022年12月12日、小樽市議会の一般質問で、髙木紀和議員が「市内経済及び事業承継について」質問し、市長 迫俊哉が答弁しました。
- 質問者
- 髙木紀和 議員
- 答弁者
- 市長 迫俊哉
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 13番 髙木紀和
それでは、市内経済及び事業継承について伺います。まずは、市内の経済についてですが、振り返ると、新型コロナウイルス感染症が2019年12月初旬に中国の武漢市で第1例目の感染者が報告されてから、僅か数か月ほどの間にパンデミックと言われる世界的な流行りとなりました。我が国においては、2020年1月15日に最初の感染者が確認され、早いもので3年が経過します。これまでに緊急事態宣言が発令し、国・道・市において飲食店の休業要請や要請に応じた事業者には協力金が支給、それ以外の皆様にも支援金等が支給され、現在は前のような生活環境ではないも-20-のの、少しは取り戻しているのではないでしょうか。これまで新型コロナウイルス感染症の影響で、業績が悪化した事業者を支援するために実施された実質無利子・無担保融資、いわゆるゼロゼロ融資は、多くの事業者を救いました。しかし、据置期間を短く設定した事業者などは、その返済が既に始まっています。業績回復が見込めず返済ができない状況にある事業者は、どのような対策を取り入れるのでしょうか。情報によると、来年春から返済が始まる業者も増えてくると推測されますが、厳しい話も聞こえてきます。本市としては現在どのような情報があるのか、市内銀行など連携した具体的な取組などは考えているのか見解を伺います。次に、事業承継について伺います。これまで議会でも議論をしていますが、事業承継をもっと積極的に取り組まなければ市内事業者が高齢化している中、廃業が進み、ものづくりなどの伝統的な技術の継承されないことや、雇用の場が失われていくことが議論で挙げられてきました。小樽市としてこれまで事業承継についてセミナーの実施などによる周知や実態調査に基づくヒアリングを行いながら、商工会議所や関連機関と連携し取り組んできたはずですが、今回、市内で大きな食品会社が事業を終了することに至りました。その内実としては、継承をする人を見いだせなかったことが、大きな原因だと聞いています。このように事業承継されることなく、廃業に至らないようにするためにも、今やらなければならないことは行政からの支援や事業などの取組が必要なのではないでしょうか。市内事業者が減少するということは、市内の経済力の低下に直接的につながります。この先、大企業、中小企業も同じような状況が続くかもしれないので、スピード感をもって対応しなければ、どんどん市内の事業者が廃業していくことにつながりかねません。今このようなことが顕在化している時点で、そうならないように予防していく観点からも、結果というものに意識した取組を行わなければならないと考えますが、そのことについて小樽市としてどのように考えているのか見解をお示しください。以上、4項目めの質問を終わります。
答弁 市長 迫俊哉
ただいま、市内経済及び事業承継について御質問がありました。初めに、市内経済についてですが、まず、いわゆるゼロゼロ融資に関する情報につきましては、令和4年9月までに返済開始となったゼロゼロ融資のうち、返済等が厳しくて返済計画の見直しを行った案件は少なく、多くは約定どおりの返済を行っていることを市内の金融機関から伺っております。また、令和5年度については、多くの事業者の返済が開始となりますが、現時点で約定どおりに返済ができないという事業者の声は少なく、返済が厳しい融資先に対しては計画の見直しなど、柔軟に対応する予定であることなどを同様に伺っております。次に、市内銀行などと連携した取組につきましては、市内各金融機関とは定期的に情報交換を行っているほか、本年11月には小樽商工会議所が主催する金融懇談会に参加し、情報共有を図ったところであります。今後につきましても、市内金融機関及び関係機関と連携を密にし、市内事業者の資金繰りや融資返済の状況の把握に努めてまいりたいと考えております。次に、事業承継についてですが、結果を意識した事業承継の取組につきましては、私といたしましても、廃業によってものづくりなどの伝統的な技術が継承されないことや、雇用の場が喪失していくことに強い危機感を感じておりますので、これまで具体的な取組としてリーフレットやセミナーを通じた事業承継の-21-支援策などの周知や、小樽市中小企業等実態調査を基にしたヒアリングなどを実施し、必要に応じて専門の支援機関である北海道事業承継・引継ぎ支援センターを紹介するなど、連携を図ってきたところであります。今後につきましても、これまでの取組を継続するとともに、支援機関や市内経済団体等との連携に加え、事業承継の専門知識のある金融機関の協力もいただきながらさらなる支援に努め、事業承継に結びつくよう取り組んでまいりたいと考えております。