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小樽市議会 令和3年第1回定例会 2021年3月3日

(1)定期的なPCR検査について/(2)ワクチン接種について/(3)介護・障害者施設への今後の支援について/(4)子育て中の世帯における新型コロナウイルスの感染について

2021年3月3日、小樽市議会の一般質問で、髙木紀和議員が「定期的なPCR検査について」「ワクチン接種について」「介護・障害者施設への今後の支援について」「子育て中の世帯における新型コロナウイルスの感染について」について質問し、市長 迫俊哉、保健所長 田中宏之が答弁しました。

質問者
髙木紀和 議員
答弁者
市長 迫俊哉、保健所長 田中宏之

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 13番 髙木紀和

第1回定例会に当たり、一般質問をいたします。道内おける新型コロナウイルス感染症感染者が発生してから1年を迎えようとしています。本市においては、6月末には昼間にカラオケを提供する飲食店でのクラスターに始まり、8月には小樽市立病院、11月には市内小学校、12月には認可外保育施設、石橋病院、1月には市内8か所の施設でクラスターが発生し、2月18日時点の陽性感染者数は773名、死亡者数は41名に上ります。これまで感染症でお亡くなりになられた方々の御冥福を心からお祈りいたします。また、小樽市はもとより、現在も病床にある皆様の一日も早い御回復を重ねてお祈り申し上げます。また、本市において、市長はじめとする市職員の皆様、保健所や市立病院などで長きにわたり最前線で対応に当たられている関係者の皆様、また、今もなお厳しい経営状況に置かれている市内企業の皆様-150-の御努力に心から敬意を表する次第であります。全国では緊急事態宣言も出され、本市においては1月28日から2月15日まで飲食店休業要請も行いました。感染者数は減少傾向にありますが、道半ばというところです。ひとたびクラスターが発生すると、また増加に転じる可能性もあることから、今後においても感染拡大の波に備える必要があります。そこで、新型コロナウイルス感染症対策について質問をいたします。まずは、定期的なPCR検査について伺います。この1年で様々なところでクラスターが発生しておりますが、感染者の重症化リスクなどを考えると、特に医療機関や介護施設でのクラスターは危惧すべき場所といえます。東京都世田谷区は新型コロナウイルス感染症のPCR検査で介護や障害者施設などの職員を対象に定期的に集団検査をしており、複数の検体をまとめて検査でき、コスト抑制にもつながるプール方式を導入しています。そこで伺います。高齢者の重症化やクラスター発生を防ぐため、市内の医療機関や介護施設などで入居者や職員を対象とした定期的なPCR検査を実施するよう要望しますが、市長の見解をお聞かせください。望ましくは、速やかな実施をしてほしいと思いますが、実施するに当たっての課題や問題点があるとすれば、具体的にお示しください。次に、ワクチン接種について伺います。令和2年第3回定例会の代表質問において、ワクチンの優先的接種について国は医療従事者や高齢者、基礎疾患を持つ人を優先的に接種する方針を固めるとし、本市としてはワクチン接種の対象者の把握方法について、住民基本台帳や業務従事者届出書及び国が示す推計方法などにより把握すると答弁がありました。新型コロナウイルス感染症のワクチン接種が国内で2月17日に始まり、本市でも準備を進めているところでありますが、医療従事者のほか、搬送する可能性のある救急隊員、海上保安庁職員、保健所職員は5,000人と、国の算定方法よりも1,700人多く、全体像は見通しのつかない状況とありました。そこで伺いますが、この人数は早い段階で把握していたのでしょうか。また、住民基本台帳や業務従事者届出書等以外にも従事者がいたのか、そして、市外から通う従事者は本市において接種するのか、具体的にお聞かせください。また、接種日程にも影響が出てくると思いますが、ワクチンを接種する、接種しない割合について把握しているのか、お聞かせください。そして、ワクチンの優先接種について、本市ではどのような区分で優先接種を検討しているのか、お聞かせください。また、自治体によって広い会場での集団接種や医師会と連携して個別での接種など、様々な検討がなされていますが、本市でのワクチンの接種方法について検討されていることをお聞かせください。さらに、介護施設などでは接種会場やクリニックなどへ行くことが困難な場合があると思いますが、介護施設での個別接種などは検討されているのかお聞かせください。次に、介護・障害者施設への今後の支援について伺います。市長は、昨年から積極的な経済支援対策を行ってきました。特に売上げ減少が大きい飲食、観光などには様々な支援を行っております。市内にはこの1年で徐々に影響を受けている業種が様々あり、悲痛な声が私にも寄せられております。介護・障害者施設においては、新型コロナウイルス感染症に神経をとがらせながら、利用者の方の健康や生活のために多くの介護職の方が奮闘しております。その中で、最近の感染者増の影響を受け、特に介護、デイサービスの利用者が利用を控えるようになり、自宅に閉じ籠もりがちで虚弱状態が進行しています。健康を支える重要な業種ゆえに、できるだけ住み慣れた地元で元気に暮-151-らすために虚弱状態にならないようにすることが大切だと考えます。新型コロナウイルス感染症が収まれば、また利用者が戻ってくると思われる中で、先般、先議した新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用した第7弾の事業による事業継続支援事業や介護保険施設等新型コロナウイルス感染症検査助成事業の支援は、他業種同様経済・経営対策として実施いただけることは会派としても賛成でありますが、その後の対策も必要であると考えます。新型コロナウイルス感染症に感染した高齢者の中に自宅待機をされている方は現在どのぐらい人数がいますか。また、介護事業所の指定権限は北海道の広域型と、小樽市の地域密着型がありますが、いずれも介護保険の枠組みで行っており、北海道、市がそれぞれ地域の計画を策定し、実施しています。今回の新型コロナウイルス感染症の影響で、もともと経営体力が脆弱であったところに追い打ちをかける結果となっており、質の高い介護サービスを提供することも困難となりかねないことが考えられます。こうしたことから、介護・障害者事業所が安定的に事業を継続するための支援については、我が会派としても自民党国会議員や北海道議会議員を通じて国や道に働きかけを行っているところでありますが、市としての取組について市長の見解をお聞かせください。最後に、子育て中の世帯における新型コロナウイルス感染症について伺います。今や場所を問わずどこで感染するか分からない状況になっています。その中で、家族、もしくは頼れるところがある場合には問題ないかもしれません。しかし、身内が近くにいない。身内はいるけれども、親が高齢で新型コロナウイルス感染症リスクがあるのでお願いができない。食生活、衣類、特に今の時期だとストーブや水道凍結など危険なことも含まれるので、子供たちだけで生活させることができない。学校や習い事先からの連絡の対応や送り迎えなど、様々な問題が出てきます。もしかすると、熱があり体調が悪いとなった場合、検査をして陽性結果が出ると子供たちをどうしようと考え不安になり、検査に行かずそのまま生活している家庭も少なからずあるのかもしれません。不安な保護者の方は間違いなくいると考えます。そこで伺いますが、子育て中の世帯で感染した例はあるのか。あるのであれば、どのように対応したのかをお示しください。以上、再質問を留保し、質問を終わります。(拍手)

答弁 市長 迫俊哉

髙木議員の御質問にお答えをいたします。初めに、PCR検査について御質問がありました。まず、医療機関や介護施設における定期的なPCR検査の実施につきましては、本年1月に国から通知があり、検体プール検査法や抗原簡易キットによる行政検査も可能とされました。この通知に沿った検査の実施については、他市の事例も参考としながら対象者、検査回数、検査方法などを検討してまいりたいと考えております。次に、実施に当たっての課題や問題点につきましては、プール方式による検査法は複数の検体を混ぜて一度に検査するため、短時間で多くの人数の検査ができる利点がある一方で、一般的な個別検体を用いた検査と比較し、陽性者を見逃す可能性があることから、検査の精度を確保するための検証作業が必要となるという課題があります。また、抗原簡易キットによる検査方法では、検体として唾液を用いることができないほか、検体中のウイルス量が少ない場合には感染していても結果が陰性と出る場合があるなどの問題があります。次に、ワクチン接種について御質問がありました。㸫152-初めに、医療従事者等の優先接種対象者の人数の把握につきましては、医療従事者等のワクチン接種体制の構築を担う北海道が道内の医療従事者数について調査を行っており、2月8日の時点で北海道から本市の対象者は約5,000人であると伺っております。次に、医療従事者等の把握方法につきましては、昨年9月時点では国の考え方が示されていなかったため、本市では住民基本台帳や業務従事者届出書等を活用して把握することを考えておりました。しかし、国の考え方が示され、都道府県が医療従事者等の把握をすることとなり、北海道が各医療機関等に接種対象者名簿の提出を依頼し集計を進めており、途中経過ではありますが、約5,000人との連絡が来ているところであります。次に、市外から通う医療従事者等のワクチン接種につきましては、国の通知に基づき、市内医療機関等の医療従事者等につきましては、住所地にかかわらず市内接種機関で接種が可能となっております。なお、本市では北海道の接種体制案に基づき、小樽市立病院、済生会小樽病院、小樽協会病院、小樽掖済会病院、札樽病院の合わせて5か所の医療機関で接種を行う予定となっております。次に、医療従事者等のワクチン接種の希望の有無の割合につきましては、北海道の調査によりますと、市内の医療従事者等の中で希望者は約8割、希望しない方は約2割となっております。次に、ワクチンの優先接種の順位につきましては、国の通知によれば、初めに令和3年度中に65歳以上に達する方、次に慢性の呼吸器の病気、心臓病、糖尿病など基礎疾患を有する方、次に高齢者施設等の従事者、次に60歳から64歳の方、最後にそれ以外の方となっており、この方針を基本として接種を行うことになると考えております。なお、ワクチンの供給量や供給される時期等によっては、接種順位などが変わる可能性もありますので、今後の国の動向を注視し、対応してまいります。次に、本市でのワクチンの接種方法につきましては、市内医療機関における個別接種を中心に、高齢者施設への巡回接種を行うとともに、土日・祝日などに集団接種を行うかどうかなどについて小樽市医師会と協議を進めております。次に、介護施設での個別接種につきましては、施設に意向調査を行い、医師などを確保できる場合は当該施設で接種していただくとともに、医師などを確保できずに巡回接種を希望される場合には小樽市医師会の協力も得ながら対応してまいりたいと考えております。次に、介護・障害者施設への今後の支援について御質問がありました。初めに、新型コロナウイルス感染症に感染し、自宅待機となっている高齢者につきましては、現時点ではおりません。次に、介護や障害者の事業所が安定的に事業を継続するための支援につきましては、本市といたしましても新型コロナウイルス感染症の影響に対応するため、介護保険や障害福祉などの事業所に対する事業継続支援事業により支援したほか、新規の入所者や就労者に対する検査の助成事業などを実施することとしております。しかしながら、今後もこのような支援を継続していくためには、市単独では限界があることから、全国市長会や北海道市長会などを通じて国や北海道に対し強く要請してまいりたいと考えております。次に、子育て中の世帯における新型コロナウイルス感染症について御質問がありました。子育て中の世帯の感染例とその際の対応につきましては、子育て中の世帯においても感染した例はありました。感染者は基本的に医療機関への入院、または宿泊療養施設への入所となりますが、家庭における子供の養育状況や支援者の有無、家屋の間取りにより感染対策が講じられるかなど、家庭環境を十分聞き取った上で、子供と同室での入院や入所のほか、感染拡大防止が図られる場合には、自宅療養も検討する-153-など、個別の事情に配慮しながら対応を行ったところであります。(「議長、13番」と呼ぶ者あり)

再質問 13番 髙木紀和

3点ほど再質問をさせていただきます。まず、定期的なPCR検査についてです。これは、本当に全国的にも高齢者比率が高いこの本市においては、本当に介護施設または障害者施設の方々は検査を定期的にしてほしいという要望があります。今回プール方式でもなかなか判定結果が陰性になりかねないという部分もあるのですが、ほかの検査の仕方、またはこれはお金もかかる話なので一概には言えないですけれども、そのほかの検査の仕方については検討している部分はありますでしょうか。これが1点目です。また、2点目はワクチンについてです。昨日、公明党の高橋克幸議員もおっしゃっていましたが、介護施設や障害者施設の中で優先的に同時接種というものを行うことができないかということで、昨日、市町村または高齢者施設の双方の体制が整った場合には、その可否について検討するということです。また、これは可否についてというか、本当にこの介護施設、障害者施設においては、やはりその職員の方々もこれから介護に従事していかないとということで、ぜひ前向きに節に重ねてですが、お願いを申し上げたいと思いますが、再度見解を伺わせていただきます。最後に、子育て中の世帯の中で感染した例というのは、あるにはあったという話がありました。この中で一番心配なのが体調が悪い、でも検査に行きたくないという家庭があるのではないかと私は思っているのです。その中で、ある意味、学校のおたよりだったり、体調が悪い場合には相談室というものがあるのか、またはその相談ができる場所があるのか、そういうところを答弁として聞きたかったというところがあるのですが、それについてはいかがでしょうか。

答弁 保健所長 田中宏之

髙木議員の再質問にお答えをいたします。3点ございましたが、まず1点目、定期的なPCR検査についてでございますけれども、プール検査あるいは抗原検査キットを用いた検査、そのほかに何か検査方法がないのかというお尋ねでございましたが、私どもといたしましても介護施設であるとか医療施設等での検査、これはプール検査や抗原検査キットを用いた検査だけではなくて、様々な検査の方法があることは承知をしているところでございます。これ以外の検査についても検討をしてまいりたいと考えております。次に、2点目のワクチンに関して、高齢者施設における入所者と施設従事者の同時接種についてのお尋ねでございましたけれども、国の手引きによりますと、市町村及び高齢者施設の双方の体制が整った場合にはワクチン流通単位の観点からの効率性に留意し、同時接種を行うことも差し支えないとなってございますので、本市へのワクチンの配分量、配分時期なども勘案して、また高齢者施設の御意向も踏まえて同時接種の可否について検討してまいりたいと考えております。そして、3点目の子育て中の世帯における新型コロナウイルス感染症に感染した際の相談ができる窓口がどこがあるのかというお尋ねでございますけれども、仮に自宅で療養していただくということになった際には、毎日午前、午後、1日2回ということにしておりますが、保健所で健康状態の確認をお電話を通してさせていただいているところでございます。また、そのような御家庭にはパルスオキシメーターという血中の酸素飽和度を測定する機械をお届けをして、それで測っていただいた数値を毎日確認していると-154-ころでございます。そういったものや体温等、常に確認をして、また自覚症状とかが出ていないかということも確認をして、病状の悪化が認められるような場合には医療機関への受診、あるいは直ちに入院をしていただくような方向で調整を図っているところでございます。保健所がそういった方々の相談の窓口になっているというところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 保健所長 田中宏之

すみません。質問の趣旨を多少取り違えておりました。最後の3番目の子育て中の世帯の一般的な新型コロナウイルス感染症に感染する不安に対してどのように対応していくかというお尋ねに対する答えでありますけれども、保健所でも基本的に何か健康上、また新型コロナウイルス感染症に不安な方々がいらっしゃった場合には、もちろん相談対応をさせていただいてございます。子供を対象とする母子保健の分野になりますけれども、様々な事業を通して様々新型コロナウイルス感染症に関する御不安の声にも応えているところでございます。また、市内には発熱者の相談センターというものを設けておりまして、そういったところに相談をしていただければ、市内の医療機関をそこで紹介させていただくという対応を取らせていただいているところでございます。

出典:小樽市議会 令和3年第1回定例会 2021年3月3日 議事録 PDF(168ページ) 間違いを知らせる