小樽市議会 令和3年第1回定例会 2021年3月2日
ひとり親家庭への施策について
2021年3月2日、小樽市議会の一般質問で、中村誠吾議員が「ひとり親家庭への施策について」質問し、市長 迫俊哉が答弁しました。
- 質問者
- 中村誠吾 議員
- 答弁者
- 市長 迫俊哉
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 16番 中村誠吾
第3項目の質問をいたします。私は、ひとり親家庭への施策ということで質問させていただきます。まず、お聞きしたいのは、小樽市として令和3年度予算において、児童扶養手当を除いたひとり親家庭等関連の施策はどれくらいの事業数があり、事業費ベースでどれぐらいの金額になりますか。また、一般財源ベースだとどれくらい負担していますか。私は今ひとり親家庭等への施策について注目している施策があります。まず、明石市が令和2年7月にスタートさせたこどもの養育費緊急支援事業です。調停証書や公正証書で公的な取決めをしている方のみが対象ですが、非常にすばらしい施策だと私は思います。まずは、小樽市として取り組むつもりはありますか。また、取り組むに当たって、小樽市として課題があればお示しください。また、同じ明石市で行っている面会交流コーディネート事業についても非常に重要な事業だと考えています。子供の養育にとって面会交流は非常に大切なものです。また、子供と別居している親についても、親としての存在を改めて確認ができるとともに、養育費の考え方にも影響するのではないかと思います。小樽市として取り組むつもりはありますか。また、取り組むに当たって小樽市としての課題があればお示しください。次に、私がひとり親家庭等への施策について申し上げたいことは、今、小樽市には相愛の里がありますが、施設の老朽化が進んでいる現状です。小樽市として必要であり、すばらしい施設ですので、建て替えられればすばらしいのですが、ニーズを正確に見極め、誰が、どれぐらいの負担をするのかという現実的な問題に対して解答を導き出すのは、非常に困難な作業であるということも理解しています。これまで小樽市としてひとり親施策で他市の事例を紹介しながら質問をしてきました。答弁はいただいていませんが、ひとり親家庭等などの施策を質問しますと、とにかく財政負担という言葉が答弁に出てきます。しかし、ひとり親家庭の支援に関する施策には、財政負担があったとしても経済効果、人口対策に対する効果の側面もあるはずです。人に投資をするという視点、まちに活力を与えているという視点が大切なのではないでしょうか。もちろん小樽市は大きな金額を負担しています。しかし、事業費から一般財源を引いた額は、国や北海道から小樽市に入ってきているお金です。これだけの大きな金額-83-が小樽市に流入して、一定額はひとり親家庭等を通じてかもしれませんが、小樽市で消費されています。それだけ経済効果があると言えるのではないでしょうか。そこで、この経済効果を大きくするために、ひとり親家庭を対象にした移住政策というものも考えられると思います。移住政策を考える上で、私が小樽市の強みとして取り上げたいのは、小樽看護専門学校です。先般、小樽看護専門学校の存続について市長にはいろいろ頑張っていただき、一定の成果を上げました。すばらしいことだと思います。しかし、今後もしっかりと存続していってもらうことを考えると、学生確保というのは継続して取り組まなければならない課題です。小樽市として小樽看護専門学校の学生確保に関する施策というのは何か考えていますか。私が調べたところ、准看護師を対象とした看護師資格取得を目指す養成施設は、通信制を除き全国で132校です。道内では小樽、札幌、旭川、網走しかありません。移住政策という観点から見れば、他にはない特徴的な施設が小樽にはあると言えるのではないでしょうか。そこで道内をはじめ、全国にいる准看護師の資格のあるひとり親家庭を対象に、高等職業訓練促進給付金の支給、期限付でもいいので市営住宅の提供、さらには小樽市に一定期間、在住することを条件とした返済不要の奨学金の創設などをパッケージにし、移住政策としてアピールしていくことについて、小樽市としてどのように考えていらっしゃいますか。検討する余地はありますか。移住政策においては、狙いを定めたパッケージを幾つもつくっていくことで、小樽市の移住政策に特徴が出ると思っています。私は全国にいるひとり親家庭に対して、衣・食・住と仕事の不安に対してしっかりとした枠組みを打ち出せば、小樽に縁がない方であっても小樽に来ていただけるのではないかと考えています。さらに、小樽看護専門学校をはじめ、様々な学校の経営の安定にもつながり、将来にわたって存続してもらえるようになると思います。そしてその先には、高齢化率が既に高い小樽市にとって、医療・介護分野の人材確保にもつながる施策だと思っていますので、ぜひ実現をお願いいたします。第3項目めの質問を終わります。
答弁 市長 迫俊哉
ただいま、ひとり親家庭への施策について御質問がありました。初めに、令和3年度予算におけるひとり親家庭等関連の事業数などにつきましては、事業数は五つの事業があり、事業費ベースにおいては5,618万5,000円、一般財源ベースにおいては1,412万1,000円となっております。次に、明石市が行っている事業の本市での取組予定などにつきましては、養育費の確保や離れた親との面会交流など、子供が適切な養育を受けることができる環境づくりについて、先進自治体の取組並びに国や道の施策を注視しながら、情報収集に努めてまいりたいと考えております。また、取組の課題につきましては、養育費の立替え分の未収等により生じる公費の支出について、市民の皆さんの理解が得られるかなどが考えられます。次に、小樽看護専門学校の学生確保の施策につきましては、現段階においては具体的な施策の検討は行っておりませんが、同校は働きながら資格を取得することができる看護学校であり、今後もこうした特色を生かした学校として存続していくためには、学生確保は重要な課題であると認識をしております。具体的な学生確保対策につきましては、学校運営を引き継ぐ予定の法人や医師会などとも十分協議をし、できる限りの支援をしてまいりたいと考えております。-84-次に、移住施策をパッケージとしてアピールすることにつきましては、ひとり親家庭に限らず移住を希望される方ごとの特性に合わせて、本市の関連施策をパッケージでお示しすることで、より具体的なイメージを持って本市の移住を検討いただける可能性があると考えますので、その提示方法について検討してまいります。また、議員が御提案の住居や奨学金については、現状では対応は困難でありますが、どのような取組が行えるのか、検討をしてまいりたいと考えております。