小樽市議会 令和5年第2回定例会 2023年6月19日
ふるさと納税について
2023年6月19日、小樽市議会の一般質問で、中村誠吾議員が「ふるさと納税について」質問し、市長 迫俊哉が答弁しました。
- 質問者
- 中村誠吾 議員
- 答弁者
- 市長 迫俊哉
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 24番 中村誠吾
2項目め、ふるさと納税についてお聞きします。市長は、第1回定例会における提案説明で、選ばれるまちの実現を掲げておられました。まさに同感です。そして、ふるさと納税制度は小樽市が日々、選ばれることの積み重ねが金額という結果として出る制度だと思います。さきの函館市長選挙、大泉新市長が公約で100億円と打ち出しました。なかなか大胆だとは思いますが、実現可能性に疑問符がつく高い目標であっても、打ち出さなければ実現はしませんし、もっと低い数字であっても実現しません。小樽市でも高い目標を掲げるべきだと思いますが、市長の見解はいかがでしょうか。函館市は函館市で様々な取組をこれから行うと思いますが、ここで心配になるのが、函館市など他都市が頑張れば頑張るほど、市の税金の流出が増えていくことです。これまでの議論では、どちらかというとこれほど集めましたという収入が脚光を浴びています。しかし一方で、この流出する額も確実にあります。そこで、小樽市としての過去3年間の流出額の推移をお知らせください。とはいえ、市として流出額について何か取れる対策があるのかと聞かれれば、正直難しいと感じています。それは、それぞれの個人の行動を規制するわけにもいかないという事情もあります。そうすると、市役所として取り得る対策としては、収入を増やすしかないとなります。何としても、市としては収入を増やす方策が必要かと思います。そこで、先日のニュースで耳にしましたが、三重県四日市市は、専門職員を年収1,000万円で募集したと全国的なニュースになっておりました。ホームページを見ましたら、全国から147名の応募があったそうです。ふるさと納税は結果が出る業務ですから、基本の職員の給与と小樽市のふるさと納税の収支から、業績に連動した報酬を渡すというような条件で応募するというのはどうなのだろうかと考えています。これくらいやらないと大きく変わらないのではないでしょうか。令和3年度における紋別市の寄附額は152億円です。小樽市が函館市並みの収支100億円を目指すと仮定して、例えば専門的な職員を数人雇って、合計の業務に連動した報酬を1%に設定したら、報酬としては1億円の報酬を渡すということになります。何人を任用するかはともかくとして、チームで1億円。これは、全国の人が目の色を変えるニュースになるでしょう。そして、様々な人材が全国から来るはずです。それでも小樽市には99億円が入ってくるのです。まずは、こういった業績に連動した職員の採用、期限付の採用でもよいのですが、法律上不可能なのでしょうか。取れる手段は全てやったほうがいいと思います。ふるさと納税に関して、小樽市が考えるこれからの戦略はあるのでしょうか。地域性で地場産品に違いがあるものの、紋別市にできることが小樽市にできないということはないとは思っています。様々な積み重ねが必要であり、これほど差がついた今、他市と似たようなこと、少ししか違わないことをしてもそんなに変わらないと思います。もちろん、ふるさと納税にも光と影はあります。様々な制度に違反した自治体のニュースも出ています。違反した場合の報酬などの返還に対する考え方も必要かと思います。それでも何かしっかりと他市と違うものを打ち出して、紋別市に少しでも追いついてほしいと思います。
答弁 市長 迫俊哉
ただいま、ふるさと納税について御質問がありました。初めに、ふるさと納税の高い目標設定につきましては、本市といたしましては、寄附という性質上、あまり多額の目標を掲げるものではないと考えております。しかしながら、ふるさと納税制度を活用し、本市のPRに努めることや、返礼品を通じて外から消費を呼び込み、域内の経済を循環させることは重要なことと考えておりますので、着実に寄附の受入額を伸ばし、引き続き、地域経済の活性化につなげてまいりたいと考えております。次に、ふるさと納税制度による本市の流出額の推移につきましては、小樽市民がふるさと納税をしたことにより個人市民税から控除された額が流出額と考えられますが、直近3年間では、令和2年度が5,853万円、3年度が7,969万円、4年度が1億1,604万円となっております。次に、寄附額の業績に連動した給与とする職員の採用につきましては、会計年度任用職員も含め、一般職の職員の給与は、その職務と責任に応じたものとすることが地方公務員法で定められており、業績に直接連動する給与体系で職員を採用することは想定されていないことから、法の趣旨にはなじまないものと認識をしておりますが、法律上不可能ではないものと考えております。次に、ふるさと納税の今後の戦略につきましては、引き続き返礼品の登録数の増加に努めるとともに、返礼品提供事業者の協力を得ながら全国的に返礼品として需要が高く、一定額の寄附が見込める看板返礼品の開発や、宿泊プランやイベントチケットなど体験型の返礼品の充実を図ってまいりたいと考えております。今後とも本市の特性を生かし、寄附の受入額の増加に向け取り組んでまいります。