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幕別町議会 平成23年第4回定例会 2011年12月7日

ひとり親家庭の実態と支援について

2011年12月7日、幕別町議会の一般質問で、岡本眞利子議員が「ひとり親家庭の実態と支援について」質問し、町長 岡田和夫、民生部長 菅好弘が答弁しました。

質問者
岡本眞利子 議員
答弁者
町長 岡田和夫、民生部長 菅好弘

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 6番 岡本眞利子

通告に従いまして、ひとり親家庭の実態と支援について質問させていただきます。平成 23 年度版厚生労働白書によりますと、平成 17 年の調査で、全国に単身家庭、すなわちひとり親家庭は 84 万 1,333 世帯、そのうち母子家庭は 74 万 9,048 世帯、父子家庭は9万 2,285 世帯という数字が示されております。その要因は離婚の増加にあるかと思われます。また、昭和 35 年ごろは父親が親権者になる割合が 47%でしたが、その後、比率は逆転し、母親が親権者になる割合が 78%となっています。そこで、本町におけるひとり親家庭の実態について伺います。まず、1点目に世帯数と就業の状況、そして所得状況について伺います。2点目には、ひとり親家庭に対して、国では子育てと生活の支援、就業の支援、養育費の確保、経済的支援と総合的な支援策がとられておりますが、本町ではどのような支援策をとっているのかを伺います。そして3点目に、ひとり親家庭は両親がいる家庭に比べ、経済的、精神的に不安定なケースが多く、日常生活にも不便を擁しています。例えば、児童の保育、食事の世話、住居の掃除、身の回りの世話など、先進自治体ではホームヘルプサービス制度も実施されているそうですが、幕別町としても取り組みが必要ではないかと思われます。本町としての考えを伺います。そして4点目には、母子家庭がこれだけ増加している中、将来についての生活上の不安、経済的不安、そして子育ての問題等さまざまな事態が生じてくると思われます。現在、幕別町として相談体制はどのようになっているかを伺います。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

岡本議員のご質問にお答えいたします。「ひとり親家庭の実態と支援について」であります。ご質問にありましたように、平成 17 年に実施された国勢調査の全国数値による、ひとり親家庭は84 万 1,333 世帯であり、北海道では5万 3,871 世帯、このうち母子家庭は4万 8,812 世帯、父子家庭は 5,059 世帯であり、同調査によります本町の世帯数は母子家庭 171 世帯、父子家庭が 34 世帯となっております。ご質問の1点目、「ひとり親家庭の世帯数、就業の状況及び所得状況について」であります。平成 17 年に実施された国勢調査の数値とは異なりますが、ご質問にお答えできる範囲として昭和36 年に制定された「児童扶養手当法」に基づく児童扶養手当受給認定者数があります。長年、母子家庭を支援する制度として実施されてきましたが、法改正により、昨年8月からその対象が父子家庭にも拡大されたところであります。受給要件に所得制限がありますので、町内における総世帯数を把握することは困難でありますが、受給者数は平成 23 年 11 月1日現在、母子世帯 316 件、父子世帯 20 件であります。この方々の就業及び所得状況につきましては、受給者数から現況届未提出の 15 件を除き、母子世帯の 267 件 89%、父子世帯は 18 件 90%が就業をしている状況であり、平均収入は母子世帯で約 160 万円、父子世帯は約210 万円となっております。なお、児童扶養手当の受給に関しては、児童2人を扶養している場合の所得限度額が 95 万円となっており、この限度額を超える場合は所得に応じて支給額が減額される、あるいは全部の額が支給停止とされるものであります。ご質問の2点目、「ひとり親家庭に対する本町での支援策について」でありますが、母子及び寡婦福祉法及び道の施策等に基づく町の事務のほか、町独自の事務を実施しているところであります。具体的には、十勝総合振興局と連携を図りながら児童扶養手当の受給申請あるいは母子寡婦福祉資金申請の事務、乳幼児健診時や子育て支援センター事業に伴う育児相談など、また町単独事業である遺児援護金の支給、ひとり親家庭等医療費助成制度により、18 歳未満の児童のいる家庭の医療費の助成、さらには本年 10 月から乳幼児医療費助成事業の拡大を図り、小学校を卒業するまでの医療費を実質無料化いたしているところであります。ご質問の3点目は、先進自治体で実施されております日常生活支援事業のことと思われますが、この事業はひとり親家庭の児童の保育、食事の世話、住居の掃除、身の回りの世話などを支援するものであり、家庭生活支援員の派遣等に要する費用の一部を利用者が負担するという内容であります。管内では、帯広市で実施いたしておりますが、平成 22 年度の利用状況は8件、全対象世帯の 0.3%というふうにお聞きいたしております。制度の導入につきましては、その必要性を含め、今後、調査・研究をしてまいりたいと考えております。ご質問の4点目、「相談体制について」であります。町といたしましては、こども課が相談窓口として対応しており、関係各課との連携を図るとともに、相談内容によりましては、国や北海道などの関係機関に紹介するなど、きめ細かな対応に心がけているところであります。また、昨年9月、「帯広市母子家庭等就業・自立支援センター」が設置され、北海道及び帯広市の委託事業として社会福祉法人帯広社会福祉協議会が、ひとり親家庭の生活全般にわたる相談、無料法律相談会、ビジネス講習会、求人情報の提供などを行っているところでありますが、センター開設時を始め、各種事業の実施の際に、町広報誌や公共施設等にチラシを配布し、周知を図ってきたところであります。今後につきましても、関係機関等と連携を図りながら、ひとり親家庭に対する支援に努めてまいりたいと考えているところであります。以上で、岡本議員のご質問への答弁とさせていただきます。

再質問 6番 岡本眞利子

では、再質問させていただきます。児童扶養手当の受給には所得制限があり、受給できない世帯がありますけれども、その世帯に対しまして、町独自の支援は何かされているのかをお伺いいたします。

答弁 民生部長 菅好弘(民生部長は2013年3月まで)

町独自としては、特に支援ということについては行っておりません。

再質問 6番 岡本眞利子

では、今後、支援を検討するということはありますでしょうか。

答弁 民生部長 菅好弘(民生部長は2013年3月まで)

今後につきましては、そのような自治体があるのかどうかもありますけれども、調査・研究いたしますけれども、非常に難しいのかなというような思いはしております。

再質問 6番 岡本眞利子

では、今後、検討をぜひしていただきたいなと思います。また、相談体制についてでありますけれども、現在ではこども課が相談窓口としておりますけれども、子供に関する場合はこども課でも相談が可能かと思われますが、その他の場合、例えば子供の栄養面とか保険のこと、福祉の場合は福祉課とそれぞれ課が異なると思います。それで専門の相談員や支援員が必要ではないかと思われますが、どのようにお考えでしょうか。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

おっしゃるように、ひとり親家庭についてはいろんなジャンルにわたって相談事だとか悩みというようなことがあるのだろうと思います。それらを一人の専門相談員がいて、すべて相談に乗ってあげれば一番サービス的にもいいのかなというふうに思いますけれども、なかなかそういう人を配置するということも現実的には難しいものもあるのかなというふうに思います。昔はよく、民生児童委員の方がそうした方々の相談相手といいますか、お話をお聞きし、それを役場に取り次ぐというような役割を果たしてきたのですけれども、最近はなかなかプライバシーの問題もあって、そういうことも薄れてきているのだろうと思いますけれども、私どもはとにかくできる限り応援体制を組みながら、皆さん方の相談に乗れるように、さらに内部でも十分連携を密にするような体制づくりも、これも考えていかなければならないというふうに思っております。将来的には考えなければならない問題かもしれませんけれども、今すぐ、来年相談員を置くということには、ちょっとならないのかなというふうに思っております。

再質問 6番 岡本眞利子

では、早急にはちょっと無理かと思うのですけれども、やはり母子家庭などは窓口の相談のときに、女性で言いづらい面などもあるかと思いますので、専門のそういう相談員なんかを、今後、配置できるような形にしていただきたいなと思います。これだけひとり親家庭がふえている中、全国的にも母子家庭には母子寡婦福祉貸付金、資格習得また教育・訓練講座を受講する場合などは、手厚いとはいえないまでも、それなりの施策がなされておりますけれども、父子家庭の場合はいずれも除外されてしまいます。今後、こうした支援の格差の是正を目指し、本町としても父子家庭の現状にもさらに目を向けるべきと思います。以上で、質問を終わらせていただきます。

出典:幕別町議会 平成23年第4回定例会 2011年12月7日 議事録 PDF(60ページ) 間違いを知らせる