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小樽市議会 令和2年第4回定例会 2020年12月8日

(1)市立病院の感染対策について/(2)発熱者相談センターと発熱者検査センターについて

2020年12月8日、小樽市議会の一般質問で、小池二郎議員が「市立病院の感染対策について」「発熱者相談センターと発熱者検査センターについて」について質問し、市長 迫俊哉、病院局長 並木昭義、病院局事務部次長 橋本幸一が答弁しました。

質問者
小池二郎 議員
答弁者
市長 迫俊哉、病院局長 並木昭義、病院局事務部次長 橋本幸一

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 3番 小池二郎

質疑及び一般質問をさせていただきます。新型コロナウイルス感染症によりお亡くなりになられた方々の御冥福をお祈り申し上げますとともに、御遺族の皆様に心よりお悔やみ申し上げます。そして、危険と隣り合わせの中、感染拡大防止に今もなお御尽力なさっている医療従事者の皆様、その他関係者の皆様に対しまして、深くお礼申し上げます。初めに、市立病院の感染対策についてお聞きいたします。第2回定例会においても、市立病院のコロナ感染対策等について質問させていただきました。院内感染が起きないよう対策を取られていたかとは思いますが、8月には残念ながら市立病院において院内クラスターが発生してしまいました。今もなお、全国的に感染拡大がある中、北海道でも札幌をはじめとする他の医療機関で院内クラスターが複数発生し、北海道の地域医療が逼迫しております。市立病院においても再クラスターが起きかねない状況です。一度クラスターが発生した病院としては、どこよりも厳しい対策が市民から求められていると思います。そこで、院内クラスター収束宣言から2か月余りがたちましたが、8月の院内クラスター発生事案を振り返り、院内クラスターが発生した要因が何であったのか、お考えをお示しください。また、その要因に対しての対策を考える必要があると思います。対策についてはどのように行っているのかお答えください。次に、感染対策の一つとして、外部からのウイルスの持込み、拡散を防ぐことが重要になってくると考えます。その対策として、市立病院では今も面会制限が行われていると思います。しかし、現場では、面会制限をしているのにもかかわらず、お呼びしていない入院患者の家族等が実際に病棟まで来てしまったり、2階の売店前で入院患者と家族等が面会してしまうなど、一部の方において面会制限が守られていない状況があると聞いております。確かに、現状の対策ではサーモグラフィーを通るだけで来院できるため、そのようなことが起きていても止めることができません。このような状況が起きていることに対し、どのようなお考えなのか、見解を伺います。来院される方がどのような目的で来院されているか分からないまま院内に入られることは、外部からのウイルスの持込みや拡散を招き、院内感染を起こす要因となってしまうのではないでしょうか。外からのウイルスを持ち込ませない対策として、正面玄関入り口での対策の強化が必要と考えます。例えば、サーモグラフィーを通った後に来院の用件をお聞きして、目的に合った案内をすることや、来院されている理由が一目でスタッフに分かるような目印をつけてもらうなどの対応はできないのでしょうか。不要な来院を防ぎ、外部からのウイルスの持込み、拡散を防ぐための水際の対策について、今後強化すべきと考えますがお考えをお示しください。次に、医療従事者の人員確保についてです。現在、医療従事者に発熱や体調不良がある場合は、事前に報告し休むことになっていると思いますが、今後、寒くなる冬期間は新型コロナウイルス感染症だけではなく、他の疾患で体調を崩されることが多くなると予測されます。また、新型コロナウイルス感染症がさらに拡大した場合、本人の感染時はもちろん、御家族等の感染により濃厚接触者に該当し休職を余儀なくされることも懸念されます。そのような場合には、医療従事者の人手不足、人員確保が一時的に難しくなることが考えられます。緊急的な人員不足の際、臨時的な人員配置の変更や患者の受入れの制限、また、派遣看護師による応援などの柔軟-93-かつ素早い対応が必要になってくると考えますが、具体的な対応策、マニュアル等はあるのでしょうか。また、最悪のケースをどこまで考えているのでしょうか。次に、第2回定例会において質問、要望させていただいたリモート面会についてです。前回の定例会においても同様の質問がありましたが、実施導入に当たり、現在までの進捗状況をお答えください。また、Wi-Fi 整備以外に考えられる課題はどのようなことがあるのか、また、いつまでに検討されるのかお示しください。面会が制限されていることで、今も心配されている御家族等のお気持ちを考えれば、できるだけ早い実施に向け取り組んでいただきたいと思います。次に、小樽市発熱者相談センターと小樽市発熱者検査センターについてお聞きいたします。それまでの帰国者・接触者相談センターから発熱者相談センターに変わってからのこれまでの相談件数と、相談から検査に回った件数をお示しください。次に、発熱者相談センターにおいて、どのような症状の場合検査対象になるのでしょうか。対象にならない場合との具体的な違いがあればお聞かせください。次に、検査方法として、抗原検査やPCR検査などが考えられますが、どのような検査方法を実施されているのか、理由を含めてお示しください。また、そのような検査以外に、併せてほかの検査も同時にされることがあると聞いておりますが、どのような検査があり、実際に検査されているのかお示しください。以上、再質問を留保し、質問を終わります。

答弁 市長 迫俊哉

小池議員の御質問にお答えいたします。ただいま、小樽市発熱者相談センターと小樽市発熱者検査センターについて御質問がありました。初めに、これまでの相談件数と検査件数につきましては、11 月 16 日の開設以降、12 月6日現在で、相談件数は 551 件となっており、相談から検査に至った件数は6件となっております。次に、発熱者相談センターが検査対象とする判断基準につきましては、発熱や呼吸器症状などの新型コロナウイルス感染症が疑われる症状のほか、発症の経過や感染が疑われる方との接触の有無などについて丁寧に聞き取りを行い、検査の必要性を判断しております。特に症状のない方につきましては、基本的に検査の対象とはしておりません。次に、発熱者検査センターにおける検査方法につきましては、国が示している病原体検査の指針に基づき、抗原定性検査を行っております。この検査方法を採用している理由につきましては、発熱などの症状がある場合には速やかに診断を行い、陽性者に対しては迅速に対応することが求められますので、簡便かつ迅速に検査結果が判明する検査方法である抗原定性検査を採用しているものであります。次に、発熱者検査センターにおける新型コロナウイルス感染症以外の検査につきましては、同センターでは医師の判断により鑑別のため、インフルエンザの検査を行っております。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 病院局長 並木昭義(病院局長は2025年3月まで)

小池議員の御質問にお答えいたします。初めに、市立病院の感染対策についての御質問がありました。まず、院内クラスターの発生要因につきましては、クラスター発生後の調査において、感染源の特定には至りませんでした。しかし、休憩室などにおいて、職員同士が密になる状態があったことや、発熱-94-などの体調不良時には出勤せず電話で報告するといったルールの徹底が不十分であり、それらも要因の一つであると考えております。現在行っている対策につきましては、体温測定の強化、体調不良時の報告と自宅療養の徹底及び報告から検査に至るフローを整備いたしました。また、病棟においては、迅速かつ確実な消毒が可能となるよう紫外線殺菌装置の導入や時差休憩の導入、換気の徹底などを行っているほか、休憩室の仕切り板の設置を進めております。次に、面会制限が守られていない状況に対する見解につきましては、時折一部の御家族が病棟外で面会しているということは認識しており、院内放送や売店前のテーブルに面会禁止の表示をしているところであります。入院患者を感染症から守るには、外部からのウイルスの持込みや拡散の防止が重要でありますので、改めて入院患者や御家族に面会制限中である旨の周知やポスター等の掲示による注意喚起を行ってまいりたいと考えております。次に、来院者の要件確認や案内、来院者に目印をつけてもらうことにつきましては、新型コロナウイルス感染症が拡大するまでは、病院ボランティアによる診療科への案内等を行っておりましたが、現在は病院ボランティアの感染を防止するため中止しております。また、サーモグラフィー前に検温担当として交代で職員1名を配置しておりますが、今以上に人員を配置し、来院者の目的確認や目印をつけてもらうなどの対応は困難であると考えております。次に、外部からのウイルス持込みや拡散を防ぐための水際対策の強化につきましては、現在行っている出入口での手指消毒や検温、発熱や体調不良などの症状がある来院者には申し出ていただき、他の来院者と動線を分けるなど、感染が疑われる方への対応は継続していきたいと考えております。病院での水際対策も必要と思いますが、その前段階として、市民一人一人に感染予防に対する意識を高めていただき、発熱や体調不良などの症状がある場合には、直接来院せず、まずは電話で相談することの徹底が重要であると考えております。次に、緊急的な人員不足の際の対応につきましては、現状において、人員にあまり余裕がない状態で病院を運営していることや、不足する人員が外来か病棟なのかによっても対応が変わることから、その時々の状況を見極めながら、外来診療の一部制限や予定入院の制限、職員配置などについて検討し判断することになるものであります。また、当院のマニュアルに最悪のケースの想定というものはございませんが、医師や看護師の大幅な不足により病院機能が維持できなくなるような事態においては、北海道などに対し派遣要請などを行ってまいりたいと考えております。次に、リモート面会の進捗状況につきましては、地方創生臨時交付金を活用した院内の Wi-Fi 環境整備を検討する中で、リモート面会の導入も進めることを予定しておりましたが、院内クラスターの発生に伴い、施工業者が院内に入れなかったことなどから遅れている状況であります。なお、現在、リモート面会を実施している病院の実施方法を調査している段階であり、今後、院内で運用について協議してまいりたいと考えております。次に、Wi-Fi 環境以外の課題につきましては、入院中は検査やリハビリテーションなどもあり、限られた時間を活用しての取組となりますので、どのような方法で実施していくかのルールづくりが課題であると認識しております。いずれにいたしましても、リモート面会をすることで療養の励みや家族の安心につながることが期待できるため、早期に運用できるよう努めてまいりたいと考えております。(「議長、3番」と呼ぶ者あり)

再質問 3番 小池二郎

再質問します。感染対策についてなのですが、私は現状の感染対策では本当に十分なのかとても危惧しています。先ほど述べた入り口での対応、それを実施している医療機関においても、院内感染が発生した病院もあることとか、また、入院される全患者を対象にコロナ検査を行っているような病院もあると聞いております。今、市立病院の医療従事者の方々は、職員同士の会食や会合の禁止や、大人数での会食も禁止されて、また、院内での感染対策もしっかりやられた上で院外でもとても気を使っています。その方たちが、2階の売店での面会制限が守られていない状況を見たりとか、病棟まで御家族の方が来てしまうというのを見て、本当に外からのウイルスの持込みの心配だったり、自分たちも心配かと思うのです。なので、やはり入り口での水際の対策は、サーモグラフィーを通った方に一声、今日はどうされましたかというように一声かけるようなことだけでも、恐らく不要な来院を、もしかしたら抑えられるのではないかというふうに思うのですが、もう一度そこだけ質問させてください。お願いします。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 病院局事務部次長 橋本幸一(病院局事務部次長は2020年12月まで)

小池議員の再質問にお答えいたします。議員がおっしゃいますとおり、水際対策は非常に大切であると当院も認識しております。我々といたしましては、限られた人員の中でより効果的に感染を水際で防ぐためにはどうしたらいいかということで検討した結果、やはり患者一人一人に発熱時は必ず直接来院せずに、まず病院に電話をしてくださいと。そういった中で完全予約の中で来院する時間、また待合い場所を指定しますということで、丁寧に長い時間をかけて説明してまいりました。その結果、現在では、直接発熱のある方が院内に入ってくることはなくなったということで確認はされております。また、病棟につきましても、今までは病棟に直接御家族の方とかいらっしゃることはあったようなのですが、今、事前に必ず連絡をしていただいて病棟スタッフが1階まで下りていって荷物の受渡しをするということもやっておりますし、売店前にも家族との面会を全面的に禁止しますというステッカーなどを、テーブルの上に表示もしておりますので、その辺も今改善されていると考えているところでございます。

出典:小樽市議会 令和2年第4回定例会 2020年12月8日 議事録 PDF(111ページ) 間違いを知らせる