小樽市議会 令和元年第4回定例会 2019年12月11日
(1)市道のごみとトンネル電灯の対策について/(2)高齢難聴者に対する補聴器購入補助について/(3)コンビニ塩谷店閉店に伴う地域対策について
2019年12月11日、小樽市議会の一般質問で、川畑正美議員が「市道のごみとトンネル電灯の対策について」「高齢難聴者に対する補聴器購入補助について」「コンビニ塩谷店閉店に伴う地域対策について」について質問し、市長 迫俊哉、建設部長 西島圭二が答弁しました。
- 質問者
- 川畑正美 議員
- 答弁者
- 市長 迫俊哉、建設部長 西島圭二
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 21番 川畑正美
一般質問します。最初に、市道のごみとトンネル電灯対策についてです。11 月に市民から、むつみトンネルの中でビニール袋に入ったごみが捨てられ、車道と区分された歩道にも空になったペットボトルや缶が捨てられているとの通報がありました。早速、建設事業室維持課に連絡したところ、直ちに対処していただきました。早速の対処に、まずはお礼申し上げます。これとは別に、塩谷から仁木町に通じる広域農道の塩谷蘭島山手通線があります。小樽市が管轄している広域農道ですが、ここにもビニール袋入りのごみがポイ捨てされ、時には袋が破れ散乱した状況もありました。道路脇やトンネル内でのごみのポイ捨ては問題です。このようなごみのポイ捨ては車両から捨てられているものと思われます。不法投棄は犯罪です。このようなことは許されることではありません。ポイ捨てされないための対策は検討しているのでしょうか、検討施策を示してください。国道5号を市内から余市町方面に向かうと、砂留トンネル、長橋トンネル、塩谷トンネル、笠岩トンネル、忍路トンネルがあります。そしてまた、広域農道には、文庫歌トンネル、丸山下トンネル、種吉沢トンネル、西崎山トンネルがあります。市道にあるむつみトンネルを初め、ほとんどのトンネルは真っ暗な状態です。これまでも市民から、市道や農道のトンネルはなぜ暗いのかと苦情が寄せられておりました。その理由を説明してください。トンネル内でのごみのポイ捨ては国道ではほとんど見られませんが、市道ではよく見かけられます。この要因を考えてみますと、市道のトンネルは消灯しているものが多く、暗くなっている状況です。トンネル内が暗いからこそ不法投棄を容易にさせているのではありませんか。ごみのポイ捨てをさせない対策について、見解を示してください。これらの点検を職員がパトロールすることは大変なことと思います。ことしの厚生常任委員会の視察で半田市を訪問いたしました。半田市では、「マイレポはんだ」の施策で、スマートフォン、パソコンを活用して市に直接連絡する体制をつくり、道路、ごみや雑草、防犯灯、公園問題などで、市民と市が協働で解決を図ることで大きな成果を上げておりました。本市でも半田市のような施策を実施してはどうでしょうか。そして、市民と市が協働で諸問題の解決を図る体制を確立してはどうでしょうか。次に、高齢難聴者に対する補聴器購入補助についてです。-104-難聴者に対しての補聴器の公的な支援制度は、聴力レベルによって身体障害者手帳が交付されます。障害者総合支援法では、支給基準に該当すると、難聴者に対して補装具として補聴器の購入や修理に対する費用が支給されます。聴力障害は6級から2級まであります。6級では、両耳の聴力が 40 センチメートル以上の距離で会話の理解が困難な 70 デシベル以上であること。または、片側の耳の聴力が 90 デシベル以上で、もう一方が 50 デシベル以上という条件があります。6級に満たない軽度、中等度では普通の会話でしばしば不自由を感じ、大きな声で話してもらえれば会話が理解できるけれども、補聴器の携帯を勧められているとのことであります。私たちの周りでも、高齢化が進む中で、町会や地域の集まりでも 70 歳代の方々が中心になっているのが実情です。補聴器の普及が進まないのは、機能によっては 50 万円と高いことが一つの要因です。地域活動の中心となっている高齢者が公的支給制度の基準に該当しないことで補聴器の購入を諦めたり我慢していることに、市長は支援する必要性を感じておりませんでしょうか。どのように受けとめているかお答えください。道内でも独自に補聴器の購入に補助をしているところがあります。赤井川村では、身体障害者手帳の交付とならない等級でも、満 65 歳以上の方で補聴器を新たに購入する方に費用の 50%以内、3万円を限度に助成しております。また、北見市では、平成 18 年から住民税非課税世帯の 70 歳以上の市民に、聴力が 40 デシベル以上であることを基準に、高度難聴用ポケット型補聴器代として3万 5,841 円の購入券を現物交付しております。交付件数は、平成 28 年6件、平成 29 年4件、平成 30 年5件の実績があり、ことしは7人の方が申請されたと伺っております。この施策は、市民から好評を得ていると伺っております。赤井川村や北見市で実施している購入費用の一部助成、購入券での現物交付状況を調査・研究してはどうでしょうか。市長の見解を聞かせてください。現在の公的支給制度の基準に満たない高齢者の難聴者にも、補聴器購入補助制度を国に創設するよう求めていただきたいと思いますけれども、市長の対応を示してください。次に、コンビニ塩谷店閉店に伴う地域対策についてです。40 年以上続けてきたセブンイレブン塩谷店が 12 月4日で閉店することになり、11 月 27 日に塩谷・桃内連合町会はセブンイレブンの担当者を含めて話し合いを行いました。セブンイレブンの担当者は、オーナーが1年ほど前に体調を崩し、店舗継続が困難になったこと。セブンイレブンの社内規定によって閉店日の2週間前に発表したこと。そしてまた、店舗の老朽化と広さから現在地での経営は難しいと語りました。地域住民に絡めて、コンビニエンスストアが閉店されると生活用品を買うことができない。ATMによる金融機関の役割機能がなくなる。子供の安全を守る緊急避難場所がなくなるなど、店舗の営業継続を求める発言が続きました。塩谷地域は高齢化が進んでおり、近くにコンビニ店がなければ乗車料金が引き上げされるバスを利用して、小樽駅周辺での買い物をしなければなりません。それでも日常の不足品についてはコンビニに頼らなければなりません。店舗が失われると日常生活の必需品確保が困難になり、買い物難民となってしまいます。コンビニがなくなることで地域住民の日常生活への影響を市長はどのように考えますか、市長の見解を求めます。塩谷地域は、これまで市営住宅の用途廃止、中学校の閉校で地域の疲弊が進んでいます。一方で寅吉沢の産業廃棄物処分場、伍助沢には十分な住民同意がない中でも、新幹線トンネルの要対策土堆積が押-105-しつけられてきました。そして、新たに要対策土を受け入れるために市有地を提供しようとしています。塩谷の住民はこうした歓迎できないものを受け入れてきました。まちづくりの観点から、この地域に何らかの対策を講じなくていいのでしょうか。市長の考えをお答えください。地域住民はコンビニが継続して営業されることが一番の願いです。コンビニ営業の実現に向けて、何らかの手助けをすべきです。市が保有する情報を駆使し、他都市の取り組みを参考にしながら対策を講じていただくように申し入れます。(「共産党で営業すればいいでしょう」と呼ぶ者あり)対策について、市長の見解を示してください。再質問を留保し、質問を終わります。(拍手)
答弁 市長 迫俊哉
川畑議員の御質問にお答えいたします。初めに、市道のごみとトンネル電灯の対策について御質問がありました。まず、市道へのごみの不法投棄対策につきましては、これまで道路用地に不法投棄がされないよう注意看板を設置するとともに、定期的にパトロールを実施し、不法投棄されたごみを速やかに処理してきたところであります。ごみの不法投棄はモラルの問題でありますので、即効性がある対策を講じることは難しいと思いますが、今後さらなる看板の設置や市ホームページなどによる注意喚起を行ってまいりたいと考えております。次に、市道のトンネル内の明るさにつきましては、節電対策の一環として車両の走行に支障のない範囲においてトンネル内の照明の間引き点灯を実施してきたこととあわせ、照明器具の老朽化に伴い照度が低下してきたことがトンネル内が暗いと感じている理由であると考えております。次に、トンネル内の不法投棄対策につきましては、国道に比べ市道は交通量が少ないことや、トンネルという閉鎖空間であることから監視されていないという感覚が働き、ごみが不法投棄されるものと考えておりますが、今後におきましては照明の状態を確認し、著しく照度が落ちている照明を交換するほか、トンネル内や入り口への注意看板の設置や、市ホームページなどによる注意喚起を行ってまいりたいと考えております。次に、市民との協働体制につきましては、これから行政がさまざまな課題を解決するに当たっての重要な視点であると認識をしております。今後におきましては、議員からの御提言がありました半田市の先進事例などを参考としながら、本市にとってより効果的・効率的な、市民の皆さんとの協働のあり方について研究してまいりたいと考えております。次に、高齢難聴者に対する補聴器購入補助について御質問がありました。高齢難聴者に対する支援につきましては、市として独自の支援制度を設けるためにはさまざまな課題があると考えており、今後、他の自治体の情報収集の結果を研究した上で、必要があれば国への要望などを検討していきたいと考えております。次に、コンビニ塩谷店閉店に伴う地域対策について御質問がありました。まず、店舗の閉店による影響につきましては、長年地域に根差した営業を続けてきた店舗が閉店したことにより、買い物環境が変化し、特に自家用車を所有していない方にとっては日常生活の利便性に影響が生じているのではないかと懸念をしております。-106-次に、まちづくりの観点での対策につきましては、これからは第7次小樽市総合計画にも掲げたように、人口減少下でも暮らしやすい効率的で持続可能なまちづくりを行うことが必要であり、そのためには地域における日常生活機能の確保が重要な要素の一つであると認識しておりますので、行政としてどのような対応ができるのか、地域の声を聞きながら検討してまいりたいと考えております。次に、コンビニエンスストアの営業が実現されるよう対策を講じることにつきましては、現在コンビニエンスストアの運営会社と町会の皆さんとの協議が行われており、今後の対応について運営会社の中で検討がなされていると伺っております。コンビニエンスストアの営業に当たっては、経営者や店舗の確保、売上の見通しなどさまざまな条件をクリアする必要があるとお聞きしておりますので、まずは運営会社の検討内容を確認したいと考えております。(「議長、21 番」と呼ぶ者あり)
再質問 21番 川畑正美
それでは、再質問をさせていただきます。まず、市道へのごみのポイ捨ての問題ですけれども、立て看板だとか掲示板、あるいはパトロールだとか注意喚起ということは、評価していかなければならないかと思っています。ただ、小樽市内の住民に対しては、そのような効果はあると思うのですが、私が少し問題だと思っているのは、広域農道では市民以外の通行者が多くを占めているのだろうと思うのです。ですから、それなりに相当のインパクトのある注意喚起をしなければ効果が出てこないのではないかと、そんなふうに考えています。その辺についての考えを聞かせてください。それから、トンネル内が暗いのは節電対策の部分があって消灯もしているということなのですけれども、トンネルをつくったときには必要な電灯数を設置していたと思うのです。ですから、消灯の度合いはどこが決めているのか、点灯度合いをどれくらいにしているのかお聞かせください。それから、むつみトンネルの場合、車道と歩道の区切りが明確になっていて、歩行者側は相当点灯しております。ですからそういう点で、以前より市民から暗くてトンネルを通るのが怖いという苦情もあったわけですけれども、歩道側には当時、落書き等もありました。ですから、そういう点では、今点灯されたことによって、歩道が明るくなったことで大きな効果が出ているのではないかと思うのです。ですから、そういう意味で、単なるポイ捨てだけではなくて、防犯上の効果もあったように思っているわけです。私はそう思っているわけですけれども、その辺の認識について聞かせてください。それから、半田市のその辺については、効率よく研究していきたいというふうに答えていただいたと思うのですけれども、費用も開発費等はかからず、半田市では使用料が月額税抜きで3万 7,500 円で済んでいるのだという話を聞いてきました。ですから、そんなに大きなお金はかからないで、市民との協働・協力ができる体制がつくれるのではないかと思うので、その辺も検討できないかどうか、もう一度聞かせてください。それから高齢者の問題です。やはり道内他市の実態を調査・研究していただきたいと思うのです。それでもって小樽でも進めていただきたいと思っているわけです。小樽市の高齢化率が高いからといって大幅に金額的にも増加するとは思えないのです、北見市の例から見ても。逆に、対象が多ければ多いほど実施効果があるのだろうというふうに思うので、その辺をどのように受けとめているのか聞かせてください。それから、塩谷のコンビニの問題です。これは道内でも、コンビニがなくなった地域に、市あるいは町が積極的に協力してコンビニを誘致した例があるわけです。2017 年5月の毎日新聞報道によれば、過疎が進んだ東滝川町のJAたきかわのA-107-コープ店舗が閉店した後に、地域住民だとか店舗誘致を切望した地域の人方が、そしてその滝川市が積極的に協力した結果、セイコーマートがその要望に応じてオープンしたという報道もありました。小清水町でも浜小清水地区にコンビニ誘致を進めていた中で、やはりこれもセイコーマートに賃貸する公設民営方式を提案して、セイコーマートと話し合って出店することになったという、そういう報道もあります。ですから、セブンイレブンのほうは必ずしも積極的な対応では、この間話した中ではなかったのですけれども、そのセイコーマートなどのほかのそういう業者とも直接話し合いをこの後進めてもらって、何とか実現に向けた努力をしていただきたいと思っています。そのことについても一言見解を聞かせてください。
答弁 市長 迫俊哉
川畑議員の再質問について、お答えをさせていただきたいと思います。確かにごみのポイ捨てが、そして不法投棄が続く中で、なかなか私どもとしても注意喚起なりでは弱いというふうに思っているのですが、議員がおっしゃるようなインパクトのある対策、庁内では、実は監視カメラでしょうか、そういったものを設置してはどうかというアイデアも出されてはいるのですけれども、どういった対策を講じることで効果があるのかということについては改めて考えてみたいというふうに思っているところでございます。それと、同じ項目の質問でございますが、半田市の事例につきましては、先ほどの答弁と同じになりますけれども、市民の皆さんとの協働のあり方でございますので、これについてもしっかりと研究をさせていただきたいというふうに思っているところでございます。それから、同じく高齢難聴者に対する補聴器の購入補助につきましても答弁させていただきましたけれども、どういった取り組みをほかの自治体でされているのかどうかということについては、調べさせていただいた上で検討させていただきたいというふうに思っているところでございます。それから、塩谷のコンビニの問題ですけれども、私にとりましても、地域にとって生活機能が失われていくということについては大変懸念をしているところでございます。川畑議員から自治体がコンビニエンスストアを誘致した事例について御紹介いただいたのですけれども、そういった事例がどのように実現したのかどうか調べてみる、その必要はあると思いますが、現在、町会の皆さんでコンビニの方とお話をされていると聞いておりますので、そういった地域の動きを見ながら、今申し上げたような対応も考えていきたいというふうに思っておりますし、同じコンビニではなくて、他のコンビニにもお声がけをしたという話を聞きましたけれども、そういった事例についても今後参考にさせていただきたいというふうに思っているところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 建設部長 西島圭二(建設部長は2021年3月まで)
川畑議員の再質問にお答えをさせていただきます。私からは、市道のごみとトンネル電灯の対策についての中で、トンネルの電灯をどの程度にしている-108-のかという御質問ですが、トンネルによって多少の違いはあるのですけれども、全体としては現在2割程度が点灯しているという状況でございます。本市といたしましては、走行に支障のない範囲で間引き点灯しているという捉え方をしておりますが、先ほど市長からも答弁ありましたように、まずは点灯している照明器具の状態を確認していきたいというふうに考えております。その上で、今後もそういった暗いというような声が多いようであれば、何か対策といいますか、明るい状態を保つ方法を検討してまいりたいというふうに考えてございます。それからもう1点、むつみトンネルの歩行者の歩道が明るくなったことによって防犯上の効果があったのではないかということでございますが、これについては詳細は確認しておりませんが、当然、歩道が明るくなることによって、防犯上の効果は多少あるのではないかというふうには感じております。(「議長、21 番」と呼ぶ者あり)
再質問 21番 川畑正美
1点確認させてください。今答弁いただきましたトンネルの2割程度ということなのですけれども、それでは私が見ていて、現状はやはり暗いというふうに見ているのです。トンネルの中は両方の電灯がついていますけれども、片方はまるっきりついていない。それで、またもう片方は、本当に何灯かというトンネルが結構多いのです。だから、それについて、私は全部つけろとは言いません。でもこの2割では少し暗過ぎるのではないかと思うのですが、その辺について聞かせてください。
答弁 市長 迫俊哉
川畑議員の再々質問にお答えいたします。実際、私も現場を見ておりませんので、どの程度の暗さで、どのような障害が生じているのかどうか、私自身もまず確認をさせていただいて、対応をしっかり検討してみたいというふうに思っております。