みんなの議会

小樽市議会 令和元年第2回定例会 2019年6月19日

(1)第7次小樽市総合計画基本計画(原案)について/(2)人口減少対策/(3)財政問題について/(4)観光に関して/(5)漁業問題について

2019年6月19日、小樽市議会の一般質問で、須貝修行議員が「第7次小樽市総合計画基本計画(原案)について」「人口減少対策」「財政問題について」「観光に関して」「漁業問題について」について質問し、市長 迫俊哉、教育長 林秀樹、産業港湾部長 上石明が答弁しました。

質問者
須貝修行 議員
答弁者
市長 迫俊哉、教育長 林秀樹、産業港湾部長 上石明

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 14番 須貝修行

自由民主党の須貝でございます。一般質問をさせていただく前に、一言、市長及び本日御列席の市の幹部の皆様方に申し上げておきます。私は、この議会の場において立場上、そして経験上、大変厳しいことを申し上げる局面が多々あろうかと思いますけれども、これも小樽を思えばこそ、そして小樽市民の思いと受けとめていただいて、どうか御容赦いただきたいと思います。私も市長と思いは一緒、議会が終わりましたら、市長の申すスクラムトライの一員として働いていく所存でございますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。それでは、質問させていただきます。まず、第1項目めでございます。第7次小樽市総合計画基本計画(原案)についてです。私もこの数年、小樽がどうあるべきかを考え続け、研究してまいりました。そのプランの多くがこのたび示された基本計画(原案)にも盛り込まれており、大変心強く思うところであります。これは、計画としてはよくできてはおりますけれども、私は二つの点で物足らなさを感じております。一つには、進捗を図るマイルストーン、一里塚がないことです。そして、二つ目には指標がKPIになっていないことです。指標の多くがパフォーマンス・インディケーターになっておらず、人任せ、結果オーライに見えてしまいます。昨年の第4回定例会の議事録では、第6次において成果指標が不足していたことや内容が不十分であった反省を踏まえ、施策の成果をより適切に図ることができる指標を設定するとあります。私はこの点をもう少し踏み込むべきであると考えます。これでは結果の進捗状況がわかりませんし、振り返りもできません。立派なプランは立てました。結果は 10 年後の指標で判断してくださいと言っているようで、達成意欲が感じられません。御見解を伺います。2項目めです。人口減少対策です。小樽市の課題を語る上で、人口減少対策は1丁目1番地であります。市総合計画でも、人口減少への挑戦として最初に取り上げており、本気度が伝わってまいります。この課題の最大のターゲットは子育て世代であり、特にキーワードは子育て世代の女性の満足度を高める、であると私は考えております。女性の満足度を高めるためには、保育園、教育、文化、芸術、環境、コミュニティと取り組むべき課題はたくさんありますが、本日は2点お伺いいたします。一つ目、学校教育問題です。子供の学力や進学問題は、保護者にとって大変重要な問題です。子供の将来を考えて札幌へ引っ越す-94-光景を何度も見聞きいたしました。これほど悲しいことはありません。できるだけこのような事態を少なくするためには、そして、何よりも小樽の子供たちのためには、何としても学力向上を図らねばなりません。2020 年度からの英語やプログラミング授業の導入も踏まえ、小学生、中学生の学力向上のプラン及び小学校の教科担任制に関しての見解をいただきたいと思います。次に、学校の施設の問題です。さきの定例会でも耐震化のおくれを指摘する質問もございました。私は1点、トイレについて言及いたします。昨年第3回定例会での答弁では、トイレの洋式化の改修事業として、毎年1校の予定で、平成 29 年度は2校、30 年度はゼロと回答がありました。子供が行きたくないトイレとは何なのでしょうか。子供は地域の宝、国の宝であります。私たちは今、全力で子供たちを守らねばなりません。このような事業こそ最優先し、前倒しすべきと考えます。子供たちのためにしっかりとしたハードもソフトも提供する。学力問題の出発は、まさしくそこからと考えます。今年度の事業も含め、将来の見通しをお示しください。人口減少対策として、私は札幌への利便性を高めることも重要であると考えます。そのためにはシームレスな交通網の構築が非常に重要であると考えます。要約しますと、利用者の立場に立った駅とまちのシームレス、継ぎ目のない空間の実現であります。快適な乗り継ぎと効率的な移動を確保することが一番最初の目的となります。この交通網実現のために、国土交通省を初め多くの制度があります。そして、道内の各都市を含め、全国多くの都市が名乗りを上げ、制度を活用しております。地域公共交通確保維持改善事業や地方創生推進交付金などであります。これらの制度を小樽市は今後活用する予定はありますか。見解を伺います。小樽市は昨年、地域公共交通活性化協議会を立ち上げたことは存じ上げておりますが、ぜひこれらの制度を活用し、予算を確保し先進事例を取り入れ、持続可能な交通網の構築をなし遂げていただきたいと考えます。快適な乗り継ぎに関する身近な例として、小樽築港駅前のバス停留所の問題がございます。第1回定例会でも取り上げていただいておりました。このバス停は望洋台、桜、新光、朝里、朝里川温泉方面から札幌への通勤・通学やショッピングに向かう方々が、小樽市の約4分の1の住民が対象となるバス停であり、極めて重要であると考えます。駅からの距離の遠さもさることながら、バスをおりてから駅に着くまでの複数回の信号待ちを嫌っての道路の斜め横断、さらには駅構内への右折車多数、水産高校方面からの直進車と、今まで大きな事故がないのが不思議なくらいの状況であります。小樽築港駅前、市営住宅前へのバス停移動を望む声は大変大きなものとなっております。本件に関し、ここ最近の協議の結果を時系列で示してください。そして、この問題の障害はどこにありますか。どのようにすればこの問題を解決できるのでしょうか。市の見解をお聞かせください。まだ不便なバス停もあると聞いております。ストレスレスな交通網実現のため、今後も問題提起させていただきたいと思います。3項目め、財政問題に関して2点お伺いします。ふるさと納税に関して伺います。平成 30 年度は、大変ありがたいことに大変多くの方々から御支持いただいたと聞いております。この方々の思いをしっかりと受けとめ、有効な事業に使っていただきたいと考えますが、事業内容に学校のトイレ整備も入れていただき、ぜひ前倒しでこの整備、検討をお願いしたいと思います。これは要望でございます。-95-また、ふるさと納税制度が今後とも安定的な財源であり続けるためにも、熱心な小樽のサポーターを確保する、この意味ではリピーターは極めて重要と考えますが、御寄附いただいた方々の分析はできていますか。本市はリピーターをふやすためにどのような分析をし対策を講じるのかお聞かせください。私は、ずっとこの制度のゆがみに違和感を感じておりました。それはポータルサイト運営業者に非常に多くのマージンが入っていることであります。ふるさと納税制度がなければ本来は満額寄附金となるのですが、この制度によりサイト運営業者に手数料として流れます。大手業者A社、B社、C社ともに10%超との報告もあります。そこで質問です。平成 30 年度決算見込みにおいて、寄附いただいた金額に対する納税関係経費の割合とその内訳を示してください。また、本市はふるさとチョイスを選択しておりますが、その選定理由も示してください。次に、企業版のふるさと納税ですが、1社確認できておりますけれども、それ以降他企業からの寄附の申し出はありますか。また、事業メニューは子育て応援事業一つですが、今後事業メニューをふやす予定はありませんか。例えば観光インフラのための事業、公衆トイレや Wi-Fi の環境、看板等が喫緊の課題と思われますが、いかがでしょうか。また、この企業版こそ市長のトップセールスによる手腕が発揮される場面と考えますが、いかがでしょうか。市長の御見解をお聞かせください。2点目、本年4月に施行されました、森林環境譲与税に関する本市の運用方針をお聞かせください。4項目め、観光に関して2点質問いたします。小樽市景観条例に関してです。観光は現在の小樽にとって最も重要な産業であります。今はたくさんの方々に来ていただいておりますが、重要なのはこの方々にリピーターになっていただくこと、そして 10 年後も小樽の町並みが魅力的なものであり続けることであると考えております。そのためにも町並みの維持、統一感の確保は重要であります。小樽市には幸い景観条例があり、地区ごとに建築物の高さや外観、素材、色に基準を設けられております。この条例には罰則規定はありますか。強制力が働かなければ努力目標でしかありません。また、条例の中に審議会がありますが、この組織は定期的に開催されているのでしょうか。欧米では、第三者委員会が認可しなければ新築も改築も許可できないところもあるようです。そこまでしてでもかたくなに守り抜く、そして次世代に受け渡すことも重要と考えますが、いかがでしょうか。御見解を伺います。2点目、市民のホスピタリティに関してです。第7次総合計画基本計画(原案)におきまして、観光の現状と課題として、ホスピタリティの向上が指摘されております。確かに私から見ましても、小樽市には朴訥でシャイな方が多いかもしれません。そして、これがまたよいところであり、悪いところなのかもしれません。そこで一つ提案ですが、これからは一般市民も、販売や観光の窓口も、観光客に接する全ての方が、日本人には「よい小樽を」、そして外国人の方には「Have a nice Otaru」と一言添えませんか。これは、言うほうは小樽に誇りがなければできませんし、聞くほうからすれば小樽市民は郷土に誇りを持っているのだなと感じていただけると思います。ぜひこの運動の輪を広げていただけませんでしょうか。広報誌やFMおたるなどで広めて、一大ムーブメントにしていただきたいと考えます。御検討をお願い申し上げます。5項目め、最後に、小樽の重要資源であります漁業に関して問題提起させてください。水産物は小樽の象徴であることは御承知のとおりです。しかし、スケトウダラに対するTACだけでなく、今度はホッケに対するTACも検討されており、近年の漁獲高の減少には深刻さを感じます。-96-機船組合も最盛期には 20 隻を数えた底びき網漁船も、今は漁協と合わせて4隻の状態とお聞きします。小樽の漁獲高には、随分と青森や鳥取、長崎等の漁船が貢献しているともお聞きします。魚がなくなれば、小樽の重要な産業である水産加工業も衰退いたしますし、中卸売業者もみんな札幌へ行ってしまいます。小樽から魚がなくなるこの事態は、何としても回避せねばなりません。また、沿岸漁業では付加価値をつける漁業が比較的順調に推移しているとお聞きしますが、目玉であるシャコが、ことしの春シャコ漁では例年に比べ落ち込んでいるともお聞きし、漁業者の中にはシャコの減少に危惧を感じている方も多いとお聞きしております。そのためには将来にわたり水産物の安定供給を図る取り組みも重要であると考えます。本市として、水産資源の管理についてどのような取り組みを行っているのかお示しください。漁業問題は本市にとって極めて重要であります。国、道、漁業従事者、水産加工業者、仲買人、販売業者や飲食店と大変多くのステークホルダーがかかわっている案件でございます。ぜひとも小樽から魚の火をなくすことなく、関係各所との情報収集及び発信に努めていただきますようお願い申し上げます。今後、漁業問題に関しましては、また質問させていただきたいと思います。再質問を留保いたしまして、質問を終了いたします。(拍手)

答弁 市長 迫俊哉

須貝議員の御質問にお答えいたします。初めに、第7次小樽市総合計画基本計画(原案)について御質問がありました。基本計画の指標につきましては、第6次総合計画の課題を踏まえて、施策の進捗をできるだけ数字で表現できるように指標をふやしたものであり、多岐にわたる施策の内容に応じて取得可能な中で適切と考える指標を選択し、市民ニーズや社会経済情勢を考慮して達成を図るべき目標値を設定したものであります。また、基本計画には計画期間の終期である 10 年後の目標値を表示しておりますが、計画の推進に当たっては、指標を適宜把握しながら、行政評価により目標値に対する指標の推移などから施策の効果や施策を構成する事業の妥当性を点検し、目標達成に向けて事業の見直しやスクラップ・アンド・ビルドなどの改善を行う考えであります。次に、人口減少対策について御質問がありました。初めにシームレス交通網の構築についてですが、国の補助制度などの活用につきましては、このたび公表いたしました小樽市地域公共交通網形成計画の策定に当たり、地域公共交通確保維持改善事業補助金を活用しております。今後につきましても、同計画に基づき、さまざまな利用促進策等を実施していくに当たり、有利な財源や制度の活用を検討してまいりたいと考えております。次に、小樽築港駅前バス停問題についてですが、まず築港駅前等へのバス停移動に伴う協議経過につきましては、平成 28 年にバス事業者と市がバスを使って市営若竹住宅2号棟前でバス停設置の可否を検証するとともに、市営若竹住宅1号棟、2号棟の店舗の方々と協議をしております。29 年、30 年には市と道路管理者である小樽開発建設部で、バス停設置の条件などについて協議を行っております。次に、バス停の移動につきましては、バス停の新たな設置場所として、利便性等を踏まえ、市営若竹住宅1号棟と2号棟前を候補地と選定しましたが、車両の出入りに支障が出るなどの理由により、地先との調整がつかなかったものであります。-97-しかしながら、今年度策定しました小樽市地域公共交通網形成計画において、利便性の強化を施策として位置づけていることからも、さまざまな課題はありますが、関係機関とともに新たなバス停の設置場所について検討してまいりたいと考えております。次に、財政問題について御質問がありました。初めに、ふるさと納税に関してですが、まず、ふるさと納税のリピーターをふやすための分析とその対策につきましては、分析に関しては平成 29 年8月に導入したふるさと納税者管理システムによって返礼品、住所及び寄附金額がデータベース化できるようになりましたが、前年比較による傾向を分析しようと考えており、2カ年分のデータが整う本年9月以降にリピーターごとの返礼品の傾向などを分析してまいりたいと考えております。また、リピーター対策については、昨年は前年度に寄附をいただいた方々のうち、まだ寄附されていない方に新たなお礼の品を紹介した残暑お見舞いをお送りしましたので、今年度も同様の働きかけを行う予定であります。次に、寄附額に対する関係経費の割合等につきましては、平成 30 年度における決算見込み額となりますが、総合博物館のアイアンホース号修繕のクラウドファンディングを除いたふるさと納税の寄附額約1億 7,000 万円に対して、関係経費は約 4,800 万円で約 28%の割合となっております。関係経費の内訳は、返礼品代及び発送費で約 4,400 万円、システム使用料で約 100 万円、ポータルサイト契約料で約 100万円、事務経費で約 200 万円となっております。また、ポータルサイトとしてふるさとチョイスを選定した理由については、導入した平成 28 年度において、主なふるさと納税ポータルサイトの中でも登録自治体数が多いことから寄附者が利用しやすく、かつ返礼品はもとより発送等について地場の事業者を活用できるサイトを選定したものであります。次に、企業版ふるさと納税に関してですが、まず、他企業からの寄附の申し出につきましては、本市では子育て応援事業が対象となっており、現時点であいおいニッセイ同和損害保険株式会社以外からの申し入れはありません。次に、企業版ふるさと納税を活用した新たな事業案につきましては、この制度を活用するためには、地方創生に資する事業について、適切なKPIを設定した地域再生計画を策定し、国の認定を受けることが要件となるほか、何より企業から事業に対する賛同を得られることが必要となります。このため、他都市の取り組みなども参考にしながら、企業にとって魅力のある事業案を検討してまいりたいと考えております。次に、トップセールスにつきましては、現在認定されている事業への賛同を依頼するほか、新たな事業の検討に向け企業のニーズを把握するためにも有効と考えられますので、機会を捉えて行ってまいりたいと考えております。次に、森林環境譲与税につきましては、本年4月に施行された森林環境税及び森林環境譲与税に関する法律の中で、森林整備、人材の育成・担い手の確保、公益的機能の普及啓発、木材の利用促進等に関する施策に充てることとされております。市といたしましては、荒廃した私有林の整備に優先的に取り組んでまいりたいと考えておりますが、まずは森林所有者の意向調査を行い、森林管理上の課題等を把握した上で運用の方針を定めてまいりたいと考えております。次に、観光について御質問がありました。まず、本市の景観条例に関してですが、罰則規定につきましては景観条例に罰則規定は設けておりませんが、景観法には景観条例に基づき策定した景観計画に規定している外観や色彩などの制限に適合させるための命令に従わなかった場合の罰則規定が設けられております。また、景観計画で定めている歴-98-史景観区域の中には、地区計画で建築物の高さを制限している区域もあり、これに違反した場合の罰則規定を小樽市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例に設けております。次に、審議会につきましては、市長の附属機関として、景観条例に基づき小樽の歴史と自然を生かしたまちづくり景観審議会を設置しており、都市景観賞の選考のため隔年で開催しているほか、都市景観の形成や屋外広告物等に関して調査審議する必要がある場合において、その都度開催しております。次に、町並み保存のための考え方につきましては、本市では景観条例に基づき、良好な景観の形成のための行為の制限に関する事項等を定めた景観計画を景観審議会の意見を聞いて策定し、届け出の行為がその計画に適合しているかどうかを市が判断していることから、結果として景観審議会の意見が良好な町並みの保全につながっていくものと考えております。次に、市民のホスピタリティについてですが、観光客に一言添える取り組みにつきましては、ホスピタリティの向上は市としても重要な課題であると考えておりますので、御提案の一つとして参考とさせていただきます。今後とも、市民と観光客が日常的に交流し、ともに地域の魅力を共有できる成熟した観光地を目指すため、市民の皆さんに対し、観光への意識を高める取り組みを進めてまいりたいと考えております。次に、漁業問題について御質問がありました。水産資源管理の取り組みにつきましては、漁業者などと連携を図りながら、ニシンを初め、サケ、マス、ヒラメの稚魚や、ウニ、アワビの種苗放流に取り組むとともに、国の補助事業を活用しながら、藻場の環境保全対策としてウニの密度管理のモニタリングを実施しております。今後とも、適切な水産資源の管理に努め、つくり育てる漁業や資源管理型漁業を推進してまいりたいと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 教育長 林秀樹(教育長は2024年3月まで)

須貝議員の御質問にお答えをいたします。ただいま、人口減少対策について御質問がございました。まず、学力向上に関してでございますが、小・中学生の学力向上プランに関する見解につきましては、昨年度の全国学力・学習状況調査では、小・中学校ともに多くの教科において、これまでの調査の中で最も全国との差が縮まるなど、改善の傾向が見られますが、いまだ全国に比べ、文章で表現する力や家庭での学習時間が短いことなどが課題となっており、授業改善と生活習慣の改善を両輪として音読の奨励や、おたるスマート7などの取り組みを推進してまいりました。教育委員会といたしましては、これまでの取り組みに加え、新学習指導要領で求められております道徳教育の充実やグローバル化に対応した人材育成を図る英語教育の充実、論理的思考力を身につけるためのプログラミング教育の導入などを踏まえた各種研修講座を通して、教員の指導力の向上に努め、授業改善を一層進めてまいります。また、生活習慣の改善につきましては、保護者を対象とした家庭学習等に関するフォーラムを新たに開催するなど、さまざまな施策を通して本市の子供たちの学力向上を図ってまいります。次に、小学校の教科担任制に関する見解につきましては、教科担任制は、より専門的な指導ができるというメリットがある反面、指導に当たる教員が子供の様子を把握しづらいなどのデメリットもあると承知をしております。現在、文部科学省が小学校5、6年生の授業での教科担任制等、新しい時代の初等中等教育のあり方について中央教育審議会に諮問をしていることから、教育委員会といたしましては、今後の国の動向を注視し対応してまいりたいと考えております。次に、学校施設に関してですが、今年度の事業も含めた将来の見通しにつきましては、児童・生徒に-99-とって学校施設のトイレ環境の整備は大変重要なことと認識をいたしております。今後の予定やスケジュールにつきましては、今年度は幸小学校の大規模改造工事にあわせてトイレを洋式化するほか、毎年1校ずつ整備することとしているトイレ改修事業として、銭函中学校のトイレを洋式化いたします。さらに、今定例会の補正予算におきましては、松ヶ枝中学校を旧最上小学校へ移転するための改修事業の中で、トイレの洋式化を実施することといたしております。次年度以降についても、大規模改造工事にあわせてトイレを洋式化するほか、毎年1校ずつ進めているトイレの改修事業を継続していきたいと考えておりますが、今後の具体的な計画といたしましては、令和2年度中に策定するよう国から求められております、学校施設の長寿命化計画と関連することから、その中でトイレの改修計画についても整備方針を検討してまいりたいと考えております。(「議長、14 番」と呼ぶ者あり)

質問 14番 須貝修行

おおむね全ての項目について、深掘りした議論が必要と考えます。それについては、明日以降の予算特別委員会でお話させていただきますけれども、本日はここで2点だけお伺いさせてください。森林環境譲与税のところでのお話ですけれども、優先順位として、荒廃私有林から優先的にというお話がありました。所有者不明の森林ですとか、それから昨今言われている外国人の問題もありまして、非常に難しい問題であるというふうには思いますけれども、ここら辺の公正な運用というところについてどのようにお考えになるか、お話を聞かせてください。それから、しつこいようですがトイレの問題です。これは何度も言いますけれども、お願いになってしまいますが、我々は少しでも前倒しでこの問題を解決せねばならないと思っております。財源の話はよく言われると思いますが、市の中身も見てみますと、ふるさと応援基金の中に樽っ子プライド育成プロジェクトですとか、それから先ほど言いましたようにふるさと納税を活用するとか、いろいろなそういう手段もまた考えて、ぜひ1年でも2年でも早くの前倒しを御検討いただきたいということだけお伝えしておきます。最後に、ありがとうございますということで、私の提案も随分検討項目にしていただいておりますので、そのお礼を言って終わらさせていただきます。

答弁 産業港湾部長 上石明(産業港湾部長は2020年2月まで)

須貝議員の再質問にお答えいたします。私から、森林譲与税の関係で御質問がありました。まずは公平な、公正な運用という形の御質問でしたが、この森林譲与税につきましては、国の目的税ということでありますので、使途をしっかり公表しなくてはいけないという形になっておりますので、内容につきましてはこれから検討していく形になりますけれども、実際に事業を実施した、その後、使途等につきましてはしっかりホームページ等で公表していきたいというふうに考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 教育長 林秀樹(教育長は2024年3月まで)

須貝議員の再質問にお答えをさせていただきます。トイレの整備についてでございますけれども、私も学校施設のトイレ環境の整備というのは、子供たちにとって大変大切な事業であるというふうに認識をいたしております。そうした中で、財源問題等の-100-お話もございました。今後進めます長寿命化計画、この整備をしませんと、計画をつくりませんと、なかなか国の交付金も入ってこないという状況に、現実の問題としてございますので、財源対策もしっかり行っていかなければならないというふうに考えています。計画を整備するその中で、財政サイドともしっかりと協議をしてまいりたいというふうに思っております。

出典:小樽市議会 令和元年第2回定例会 2019年6月19日 議事録 PDF(110ページ) 間違いを知らせる