小樽市議会 平成30年第2回定例会 2018年6月15日
(1)市長の政治姿勢について/(2)高島漁港の観光船事業について/(3)除排雪について/(4)人口減少と公共交通について
2018年6月15日、小樽市議会の一般質問で、林下孤芳議員が「市長の政治姿勢について」「高島漁港の観光船事業について」「除排雪について」「人口減少と公共交通について」について質問し、市長 森井秀明が答弁しました。
- 質問者
- 林下孤芳 議員
- 答弁者
- 市長 森井秀明
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 19番 林下孤芳
一般質問に入る前に市長に一言苦言を呈しておきたいと思います。今定例会も審議の日程におくれが生じております。その原因はひとえに市長のかたくなな考え方を職員に押しつけ、職員の声を聞かないことに起因していると思われます。謙虚な気持ちで職員や議会の話を聞き、これ以上審議に影響を与えることがないよう、しっかりと向き合っていただきたいと思います。それでは、通告に従いまして一般質問を行います。市長の政治姿勢について伺います。市長の任期も1年を切り、掲げた公約の達成度や任期中の仕事を総括して市民に明らかにし、判断を仰がなければならない時期になります。私は3期小樽市議会議員として3人の市長と議論を闘わせ、チェック機能としての役割と政策提言に取り組んできたと自負しております。これまでも、市民に選ばれた森井市長に対しては、是是非非で臨むことを議会の場で明らかにしてきましたし、当初は多くの議員も同じ気持ちで議会に臨んできたと思います。しかし、市長は政策論議をしたいと言いながら、本会議や予算特別委員会では、ほとんど具体的な答弁をすることなく、議会から指摘をされると、何かしらの錯誤があった、私の個人的な見解を述べただけ、などと言いわけをし、政策論議とはほど遠い対応でありました。それにもかかわらず市長は記者会見などで、議会が後悔することにならなければよいがとか、事故が起きたら議会はどう責任を取るのかなど、一方的に自分の思いを述べるなど、市政を預かる身とはとても思えない発言をしています。市長は議員からの質問に対し真摯に向き合うことなく、記者に対して一方的に自分の思いを述べることが議会との信頼関係を損ねる原因になってきたとは思いませんか。見解を求めます。最近も記者会見で個人的見解を述べ、議会から指摘をされるということがありましたが、市長が記者会見や公の場で発言したことが市長の公的な発言として報道されることは当然と言えます。市長は記者会見に限らず公的な場で発言することの重みと責任の大きさを自覚していますか。お答えください。この間、二度の問責決議、二度の辞職勧告決議、二度にわたる決算の不認定、予算案の修正可決に対しても市長は責任を明らかにしていません。全国的に見ても、このような市長はほとんど前例がないと思います。決算の不認定や予算案の修正可決だけでも行政の大失態です。これらのことについて、みずからの責任を明らかにすることが市長としての責務だと思いますが、市長はどのように考えていますか。また市長は政策決定に当たり、職員の意見やアドバイスを聞かず、自分の考え方のみを押しつけています。これでは政策が前に進まないことは明らかであり、行政のトップは務まらないことは、この3年間で明らかになりました。市長はこうしたことで、この3年間市政を停滞させてきたのではないでしょうか。見解を伺います。次に、高島漁港の観光船事業について、お伺いします。この問題が議会で取り上げられて2年が経過しておりますが、いまだに解決の目途すら立っておりません。この問題は当初から本会議や予算特別委員会、経済常任委員会などで繰り返し取り上げられ、水産施設以外の建設が規制されている高島漁港区に市が観光船事業者に建設を許可したのは、港湾法や建築基準法、小樽市の条例に違反しているのではないかと指摘されてきましたが、市長は昨年6月の第2回定例会の一般質問にも条例の趣旨に照らして、適合すると判断し適正に処理されている、他の臨港地区内の構築物設置者と不平等にならないように公平公正に取り扱うよう指示したと発言し、昨年の第4回定例会で市長の与党議員は、高島漁港区の観光船問題にしてもコンプライアンス委員会の指摘はあるものの、旧態依然としたやり方を踏襲したにすぎないと発言しています。市長は漁港区で他の事例を調査する指示をしたとも発言しておりますが、市長はこれまでのしがらみを断ち切り、公平公正な市政を実現すると市民に訴えて当選したのではないかと思いますが、このことこそ市長が過去のしがらみに捕らわれていることを、みずから表明したことになるのではないかと思いますが、いかがですか。(発言する者あり)違法性はない、自分が責任を負うと答弁してきましたが、公益通報によるコンプライアンス委員会への訴えにより、コンプライアンス委員会から昨年8月、市長の主張はほぼ全面的に否定され、違法状態の是正措置が求められることになりました。市長は議会の答弁で是正措置と職員の処分を表明したものの、是正措置は4月 27 日不利益処分の発令、5月7日効力を発生したことを、5月 17 日以降になって議会関係に報告されております。議会で取り上げられてから2年、またコンプライアンス委員会の調査報告の是正措置の指摘から、10カ月近くもなろうとしていることを踏まえると、なぜこれほどまでに時間を必要としたのか、明らかにしていただきたいと思います。6月1日付で市のホームページにも不利益処分の公表を掲載しましたが、是正措置が完結したわけではなく、相手方に義務を課したにすぎないと思います。むしろ是正措置が市長の在任中に解決することは極めて困難になっていると思われますが、現状と今後の見通しについて明らかにしていただきたいと思います。私どもは是正措置が長引けば長引くほど、国家賠償法を根拠として賠償が発生した場合の損害額が多額になるおそれがあり、是正措置は速やかに行う必要があることや、市長の処分は量定をみずから判断すべきであり、できるだけ速やかに行うべきであると主張してきました。昨年の第3回定例会で市長はみずから 10 分の1、1カ月の減給条例を提案しましたが、この事案に対する責任としては、その量定は大きくかけ離れており、とても理解されるものではありませんでした。また、市長は昨年の第4回定例会で 10 分の5、1カ月の減給条例を提案しましたが、納得のいく量定の考え方ではなく、否決されました。本来であれば、このときに市長はみずからの判断で辞職すべきであったと思います。結果として今日まで関係職員の処分のみが先行していますが、是正措置も、市長みずからの処分も実現されておりません。今定例会も否決された内容を変えずに提案するということは、市長はみずからの責任をとることは諦めたのではないかと思いますが、いかがですか。また漁業権の侵害に対し、市長はみずから出向いて話をすると答弁していますが、漁業者との話は実現し、理解は得られたのか明らかにしていただきたいと思います。市長はこうした違法状態を2年にわたり放置してきたことの責任をどのように感じているのかお答えください。次に除排雪についてであります。市長は2月1日の定例記者会見で小樽市の除排雪は以前より改善がかなり図られているとの認識を示され、その理由としてロータリー車を入れることで、狭くてすれ違えない状況の改善を図った、予算が多くかからないように取り組んでいると述べていますが、市長の認識と市民の評価が大きく違うことに、市長は危機感や違和感がないのは不思議でなりません。小樽市の除雪懇談会では、町会長などの出席者から相当厳しい意見が出されていると記憶しておりますが、市長は市民の声を直接または間接的に聞いて、どのように受けとめているのかお伺いします。今冬季はこれまでの冬季と違い、早い段階から積雪状態となり、気温も低温であったために、私どものところにも昨年までは緊急自動車が家の前まで来てもらえたが、ことしは除雪が悪いために入ることができないと言われ大変不安になり、除雪対策本部に相談したが、市長に話をしてほしいと言われたと、市民が直接私どもの控室を訪れ、お話がありました。2月末から3月にかけて、直接訪れる方もふえ、新聞などにも市民の声として除排雪に対する苦情が多く掲載されております。そうした実態を踏まえて、3月8日、3会派から緊急措置として早急に補正予算を措置し、除排雪の実施を申し入れましたが、市長は3月 12 日申し入れの趣旨にも答えることなく応じませんでした。市長がこれほど市民や交通機関からの除排雪要望をされている声や、新聞報道を無視し、かなり改善していると言える根拠は私には全く理解できません。私どもは毎年変わる積雪状況に対応し、市民要望に応えるために予算措置を含めて柔軟に対応すべきであると主張してきましたが、予算が多くかからないように取り組んでいるという市長の方針で押し切られてきました。昨年度のように少し積雪が多くなっただけでも市民の声には答えられず、公約は破綻していると思いますが、市長の認識はいかがですか。また、29 年度の除雪費の決算見込みはどのようになっていますか。決算見込みを見ても予算が多くかからないように取り組んでいるとの見解とは矛盾はないですか。説明を求めます。市長は市民に貸出ダンプ制度の見直しと排雪の抑制で負担を押しつけながら、予算が多くかからないように取り組んでいると記者会見の場で述べることは、市長の公約に反し、極めて矛盾した発言だと思います。次に人口減少対策に伴う公共交通の維持について伺います。国立社会保障・人口問題研究所は、ことしの3月 30 日、2015 年の国勢調査に基づいた地域別将来推計人口を公表しました。30 年後の 2045 年には、小樽市の人口は6万人、後志管内 20 市町村では、過半数の自治体で半減すると推計しています。そのための対策として雇用をふやし、人口の流出を減らすために創業支援サポート連携事業を小樽市の官民一体で取り組み、一定の成果を上げているといわれていますが、取り組むべき課題は山積しています。市長も定例記者会見で小樽商科大学との共同研究を通じて人口減少の要因と対策を探り、具体的な取り組みに結びつけたいと話しており、研究結果を踏まえて市の対策を講じる考えであるとのことです。私は昨年、民進党道議会議員が開催する後志管内の首長との懇談会を傍聴させていただきましたが、各首長がほぼ共通して訴えていたのは、人口減少によって高校が統合され、医療機関も撤退され、通学、通院の足である公共交通もなくなれば、地域の生活が成り立たなくなるとのお話には、大変な衝撃を受けました。昨年の第2回定例会では、公共交通に対する市長の認識は議会とも事業者とも大きく隔たっていることに大変な危機感を持ちながら、私どもは市民の声に応え、事業者の理解を得ながら、何とか議論を踏まえた法定協議会の設置をすることができたという段階だと認識しております。4年前に改正された地域公共交通活性化再生法では、地方公共団体は交通事業者と連携し、まちづくりの観点を加えて、地域公共交通網形成計画をつくることになっています。この法律の趣旨からしても、市長と事業者の信頼関係が不可欠と思いますが、北海道中央バスの前社長とは信頼関係を取り戻すためにどのような取り組みをされ、前社長退任後にはどのような対応をされてきたのか、経過を説明してください。昨年から事業者との間では、市長が不信感を与える発言が指摘されてきましたが、市長はみずからの責任で信頼を回復して公共交通を確保するために、どのような決意で臨んでいくのか明らかにしていただきたいと思います。また、ふれあいパスの重要性は小樽市を初め、各種団体などのアンケート調査でも広く市民に定着し、支持されていることは明らかでありますが、小樽市は現在の予算額1億 5,000 万円を上限に制度の維持を図ることを前提としておりますが、公共交通を維持するという視点では、高齢化率が間もなく 40%にも達する小樽市は、まちづくりや経済対策、高齢ドライバー対策などの位置づけが不十分だと思います。高齢化が進む小樽市にとって、公共交通の維持は経済、まちづくり、人口減少対策の基本をなすものと考えますが、市長の認識はいかがですか。以上、再質問を留保して質問を終わります。(拍手)
答弁 市長 森井秀明(市長は2018年7月まで)
林下議員の御質問にお答えをいたします。初めに私の政治姿勢について御質問がありました。まず記者会見等での発言が議会との信頼関係を損ねる原因ではないかにつきましては、私としましては、議会での質問、記者会見における質問のいずれに対しましても、誠心誠意お答えをしているものと考えており、私の記者会見等での発言が議員の皆様から批判を受け、時として議会との緊張関係が生じることはありますが、あくまでも意見や考えの違いによるものと認識しており、信頼関係を損ねるものとは考えておりません。(発言する者あり)次に、公的な場での発言につきましては、私が公の場で話をする場合には、それが個人的見解であったとしても、公的な発言に含まれるものと認識をしており、その重みと責任の大きさは十分自覚をしております。(「自覚してなかったしょ、この前」と呼ぶ者あり)次に、私の責任を明らかにすることにつきましては、私自身、本市の発展に向け、誠心誠意、市政を執行してきたものと認識をしておりますが、私の思いや考えをお伝えし切れず、議会におきましては、さまざまな御指摘をいただいているところであります。私としましては、これらの御指摘を真摯に受けとめ、反省すべき点は反省し、改善すべき点は改善をしながら、市民の皆様にお約束をした公約の実現に向け、政策を着実に進め、民意を市政に反映させることが私の責務であり、それをもって責任を果たしてまいりたいと考えております。(「社会人としてどうか考えたほうがいいんじゃないか」と呼ぶ者あり)(発言する者あり)次に、この3年間市政を停滞させてきたのではないかとの御指摘につきましては、私としましては、就任からこの間、職員と議論を重ね、信頼関係を築きながら市政を運営してきたものと考えております。その中で、周産期医療における小樽協会病院の分娩取り扱い再開に向けた支援や、こども医療費助成の拡大、鉄道駅のバリアフリー化、英語教育を初めとした教育環境の向上、ふるさと納税の推進、このたび提案させていただいた小樽市中小企業振興基本条例案の策定などを実行に移してきたほか、日本遺産に関する取り組みや公共施設におけるトイレの洋式化、小・中学校の机、椅子の更新など、この町に住んでいてよかったと言ってもらえるよう、市民の皆様を大切にする政策を職員とともに実現をしてきたものと認識をしておりますので、市政を停滞させてきたとの御指摘には当たらないものと考えております。次に、高島漁港の観光船事業について御質問がありました。まず、過去のしがらみに捕らわれているのではないかにつきましては、私は法令の適正な運用を図り、公平公正な取り扱いを行うという観点で、臨港地区内の現況調査を行い、実態を把握するよう指示したものであり、しがらみとは関係ありません。次に、なぜこれほどまでに不利益処分を講じるのに時間を必要としたのかにつきましては、昨年8月21 日付でコンプライアンス委員会の調査報告を受け、市では是正措置の内容、法的根拠について顧問弁護士の見解を仰ぎながら慎重に検討してきたところであります。また不利益処分を行使するためには、当事者の十分な意見陳述の機会を設ける必要があることから、聴聞を2回行うなど、行政手続法及び小樽市行政手続条例に基づく手続に時間を要したものであります。次に、現状と今後の見通しにつきましては、まず現状については、観光船事業者は不利益処分決定通知書の受理から建築物の用途変更または撤去に関する是正措置についての具体的な動きはございません。また今後の見通しについては、当面は観光船事業者の動きを注視することになりますが、小樽市職員倫理条例第 20 条の規定では、「市長等は、是正措置等が十分に機能していることを適切な時期に確認し」とあることから、観光船事業者に対し、是正期限である送達日から3カ月までの間、定期的に確認をしてまいりたいと考えております。(「市長が」と呼ぶ者あり)次に、私が責任をとることを諦めたのではないかとの御指摘につきましては、私の責任のとり方に対し、さまざまな御意見はありますが、私としては減給 10 分の5、1カ月が相応であると考えており、今定例会においても、その内容で提案をさせていただいておりますので、御指摘には当たらないと考えております。次に、漁業者との話は実現し理解は得られたのかにつきましては、これまで高島地区の漁業者の方々との対話について、漁業協同組合などに依頼をしておりましたが、残念ながら実現をしておりませんでした。このたび分区条例違反となる観光船事業に係る許認可については、不利益処分を講じたことから、改めて漁業協同組合などとも相談をし、漁業者の方々に直接報告する機会を設けられるかどうかについて、検討してまいりたいと考えております。(「辻立ちする前にやることいっぱいあるしょ」と呼ぶ者あり)次に、私の責任につきましては、高島漁港区の観光船事業について、当時は適法であるとの認識のもとで一連の許認可を行ってまいりました。(発言する者あり)昨年8月にコンプライアンス委員会から分区条例違反との御指摘を受け、これを踏まえて、先ほども申し上げましたとおり、手続などに時間を要してきましたが、御指摘のような放置をしてきたわけではなく、この間、責任を持って是正措置に取り組んできたところであります。(「議会の指摘は無視してきたでしょ」と呼ぶ者あり)(発言する者あり)次に、除排雪について御質問がありました。まず私の除排雪に関する公約につきましては、昨年度の冬は累計降雪量が 564 センチメートルで、根雪になるのが早く、期間中の平均気温も低く、除排雪作業が最盛期を迎える時期の積雪深が大きい状況でありました。このような中、私が公約として掲げてきたきめ細やかな除排雪の実現に向けて、さまざまな施策に取り組んでいるところであります。平成 27 年度には、ガタガタ路面の解消、除雪第2種路線の出動基準の見直し、除雪拠点の増設、平成28 年度には、除雪第3種路線における除雪作業の強化の試行、主要交差点等の雪山処理の強化、平成 29年度には観光に配慮した排雪、除雪第3種路線での歩行空間の確保などの施策を実施したことにより、着実に除排雪の改善が進んでいることから、私の公約が破綻しているとは考えておりません。しかしながら、昨年度は一部の地域で排雪作業のおくれが見受けられたことや……(「一部じゃないでしょ」と呼ぶ者あり)一部のバス路線で運行に支障を来す状況が生じたことなどから、今後においてもさらなる改善を図ることが必要であると考えております。次に、昨年度の決算見込み額及び除雪費の執行につきましては、昨年度の除雪費の決算見込み額は約14億9,780万円であります。また予算の執行につきましては、除雪費に限らず市の厳しい財源の中で、決められた予算で最大限の効果を発揮できるように執行すべきものと考えております。除雪費についても、昨年度の当初予算と第3回定例会で計上した補正予算をあわせ執行してまいりましたが、気象状況などにより、さらなる予算の増加が必要になったことから、必要な措置をとったもので、除雪費と予算の執行に関する考え方に矛盾はないものと考えております。次に、人口減少に伴う公共交通の維持について御質問がありました。まず北海道中央バス株式会社の前社長との信頼関係を取り戻すための取り組みや、前社長退任後の対応につきましては、前社長に対しましては、私といたしましても信頼関係を図るため、私の真意を直接お伝えいたしたく、できるだけ早い時期にお会いしたい旨をお伝えしておりましたが、お会いすることができないまま、平成 30 年1月22 日付で前社長が退任となったため、面会はかないませんでした。また前社長の退任後は建設部長を初めとする職員が役員と面会をし、小樽市の地域公共交通体系の維持に向けた考え方についての意見交換や、情報の共有等を行っているところであります。(発言する者あり)次にどのような決意で臨んでいくのかにつきましては、少子高齢化や人口減少が進む本市においては、行政が主体となって関係機関と連携を図り、地域公共交通の目指すべき方向性を明確にし、まちづくりと一体となった総合的な公共交通ネットワークの形成に取り組むことが求められております。このため私といたしましては、北海道中央バス株式会社を初めとした交通事業者との連携はもとより、小樽市地域公共交通活性化協議会において、活発な議論を行いながら、小樽の特性にあった地域公共交通網形成計画を策定し、将来に向けた持続可能な公共交通ネットワークの構築に取り組んでまいりたいと考えております。次に、公共交通の維持に対する私の認識につきましては、本市は東西に長い町が形成され、中央部に利便施設が多く存在することから、公共交通は日常生活での市民の移動手段の中心であり、特に高齢者にとっては運転免許の返還等の理由から必要不可欠な交通手段となっております。また年間 800 万人を超える観光客が来訪する中、近年は外国人を含む個人旅行者の増加が見られ、旅行者にとって他都市からの移動や市内観光地をめぐる手段として、公共交通へのニーズが高まるものと考えております。こうした状況を踏まえ、本市においてはさまざまな分野で公共交通の充実が求められるものと認識し、今後のまちづくりを牽引できるような公共交通ネットワークの形成に努めてまいりたいと考えております。(「議長、19 番」と呼ぶ者あり)
質問 19番 林下孤芳
今、政治姿勢の関係については、私も3年間市政運営をしてきた市長の状況を見ながら質問をいたしましたが、市長は反省とか、改善とか、議論を重ねるとか言っておりますけれども、少なくともけさの朝刊に、恐らくは昨日の副市長の選任案、このことを指してのコメントだとは思いますけれども、非常にこの質問に対して、指摘に対して全くそういったことに配慮をした、今答えた内容とは真逆の発言だと私は思いました。そういう理由で、これは市長に再質問をしても全く私は無駄だという判断をいたしておりますので、この点については再質問をいたしませんけれども、1点だけ指摘をしておきたいと思います。私どもが副市長の選任案を不同意としたことを指して職員のことを考えての判断とは思われないとの発言は、人事権を行使しているのは市長であり、有能な職員を排除したり、貴重な人材を、いわば使い捨てにして行政の停滞を生じさせてきたのは市長自身であるということだけは指摘をしておきます。これは答弁はいりません。次に、高島漁港の観光船事業について、市長は過去のしがらみには当たらないというふうにお答えになっておりますけれども、少なくともコンプライアンス委員会の指摘前に他の臨港地区内の構築物の設置者と不平等にならないように、公平公正に扱うよう指示したと。これは市長が言っております。その後、先ほど申し上げましたけれども、第4回定例会で与党議員から旧態依然としたやり方を踏襲したにすぎないという発言があり、市長はその後、漁港区で他の事例を調査することを指示したと言っています。この一連の発言は一致したものであるし、少なくともこの是正措置に逆行した指示をしている。このことを指して私はしがらみを断ち切り、公平公正な市政を実現すると市民に訴えていることに逆行しているのではないかということを指摘しているわけであります。そうしたことを踏まえて、もう一度答弁をしていただきたい。是正措置に絡んで、例えば市長の責任で本当に早く解決しようと、自分が在任中に早く解決しようという意志があるのか。全くそういうことが私には全然見えておりません。処分も自分の意思では、もうこれ以上判断できないということであれば、明確にお答えをいただきたいと思います。それから、除雪の問題でありますけれども、市長の最大公約でもあるきめ細やかな除排雪は、市民の実感から大きく乖離して、期待は大きく裏切られているということは明確でありますが、これはパトロールを行ってかき分け除雪や拡幅除雪を行い、道路脇の雪山が大きくなり、これ以上の対応が困難になった場合、排雪を行う。この一連の手順で行っているためだと説明をされてきました。排雪量が3分の1になったことによって、結果的に多くの議員から指摘をされているように、雪山が高くなって見通しが悪くなり、どうしても交差点では前に行っていなければならない。衝突の危険が増しているという市民からの指摘はたくさんあります。こうした弊害が幾つも指摘をされているのに、補正予算を組まず、他の会計から流用して間に合わせた、あるいは予算が多くかからないように取り組んでいるという記者会見での発言は、全く事実を無視した見解になると思うのですけれども、そうした見解を含めて再度お答えを願います。人口減少に伴う公共交通の維持については、中央バスとの信頼関係、この間、時間もチャンスもありながら、結果的に何もできなかったとしか私は言えないと思います。そんなことで小樽の公共交通を守っていけるのかという、私は今の回答を聞いて大きな不安と不審をもちました。市長は小樽の市民生活に欠くことのできない公共交通を守っていくと認識しているのか、本当に考えているのか、もう一度明確にお答えをお願いしたいと思います。
答弁 市長 森井秀明(市長は2018年7月まで)
林下議員の再質問にお答えをいたします。質問されたのは4点だったかと思いますが、まず1点目におきましては、高島漁港区内においての調査に対して指示したことについて、その取り組みそのものがしがらみに捕らわれているのでないかというふうに御指摘があったようでありますけれども、漁港区においての調査におきましては、高島漁港区に対してのこのたびの判断が、過去の事例等も含めて、前例も含めた判断も組み込まれているというふうに考えていることから、過去の状況も含めてきちんと臨港地区における現況調査を行わなければならない、実態把握をしなければならないということから指示をしたものでありますので、今るるお話がありましたけれども、しがらみとは関係はありません。それから、漁港区における是正措置に対して、早く解決しようという意志があるのかという御指摘もありましたけれども、私たちといたしましても、この是正措置におきましてはしっかり行っていこうということで進めておりますが、先ほどもお話しさせていただいたように、この是正措置の内容や法的根拠につきましては、顧問弁護士と見解を仰ぎながら慎重に検討を進めてきた、そしてその後におきましても、実際に不利益処分を行使するにおいて、当事者の十分な意見陳述の機会を設けなければならないということから、このように時間を要したところでございます。ですので、私たちといたしましても、しっかりと解決しようと進めていると考えているところでございます。済みません、あと2点。除排雪のことにおいてでありますけれども、林下議員からも御指摘がありましたように、ロータリー車も含めた除雪作業に取り組んでいく中で、雪山が高くなって、交差点で見づらいというお話については、私たちも承知をしているところでございます。そのようなことから、平成 28 年度から主要交差点等の雪山処理の強化ということで取り組んではおりますが、まだその取り組みが皆様の期待に応えられるところまで至っていないというふうに思っておりますので、そのような強化も含めて皆様のそのような安全・安心な環境づくりに努めてまいりたいと思っているところでございます。予算の執行におきましては、除雪費に限らず、市の厳しい財源の中で決められた予算の中で最大限の効果を発揮して執行していくべき、これは全ての予算に対して同じ認識を持っているところでございます。そのような中で除雪費についても、昨年度の当初予算と第3回定例会で計上した補正予算をあわせて執行させていただいたところでございます。昨年度におきましては、その気象状況などによって、さらなる予算の増加となったところから必要な措置をとりましたけれども、このような観点から取り組んだことでありますので、林下議員がおっしゃるような、予算がかからないようにとかということではなくて、除雪費の予算の執行に関する考え方、これについては林下議員が言うような矛盾はないというふうに考えているところでございます。それと、公共交通に対して、私の答弁からではまだ不安を感じているというようなお話ではありましたけれども、先ほどもお話しさせていただいたように、やはり少子高齢化や人口減少が進む本市におきましては、行政が主体となって関係機関と連携を図って、地域公共交通が目指すべき方向性を明確にし、まちづくりと一体となった総合的な公共交通ネットワークの形成に取り組む必要性があると考えているところでございます。だからこそ、北海道中央バスを初めとした交通事業者の方々との連携はもとより、このたび立ち上げております法定協議会、これに伴う活発な議論、これを踏まえて小樽の特性にあった地域公共交通網形成計画をしっかり策定をして、この町に見合った持続可能な交通公共ネットワークを構築していきたい、このように私自身も決意をこの場で語らせていただき、その実現に向けて取り組んでいきたい、このように考えているところでございます。(発言する者あり)
質問 19番 林下孤芳
答弁漏れというよりも、例えば是正措置の関係について、私はこれは公約に反するのではないかという話で、市長はそういうことには当たらないと。こういうお話ですけれども、私が先ほど指摘をした一連の……
質問 19番 林下孤芳
そこは答弁漏れだと思うのですけれども、全然そこは答えていませんよね。
質問 19番 林下孤芳
是正措置に逆行しているということは、何もお答えをいただいていないと思いますけれども。(「是正措置に逆行じゃなくて、しがらみの脱却に逆行するって言ってなかったか。それ答えてたよね」と呼ぶ者あり)
答弁 市長 森井秀明(市長は2018年7月まで)
林下議員から、答弁漏れだということで御指摘がありましたけれども、先ほども、是正措置に対して逆行した指示という表現があったかと思うのですが、逆行した指示ということに対しての質問におきましては、高島漁港区に対しての、私自身が過去に、失礼いたしました、臨港地区内における現況調査を行うことに対してのその指示が、逆行した指示ではないかという御質問だったと思うのですけれども、そのことにつきましては、先ほど私は答弁をさせていただいたというふうに認識をしております。
再々質問 19番 林下孤芳
再々質問をさせていただきます。私は、先ほど高島漁港の漁業者とのお話であるとか、中央バスとの関係であるとか、信頼関係をということの話で、結果的に市長として、その責任、義務、使命、そして努力というような何もしているとは理解できませんでした。できない答弁だと、私は指摘をさせていただきます。そうした点で、市長は市民の信頼や期待に全く応えられなかったというふうに私は考えますけれども、市長はどのように考えていますか。
答弁 市長 森井秀明(市長は2018年7月まで)
林下議員の再々質問にお答えをいたします。林下議員が御指摘されましたように、例えば、高島漁港区における問題におきまして、その地域の漁師の方々と直接対話をできていないということであったりとか、また、公共交通に伴う案件におきまして、中央バスの前社長とも直接お会いできていない、そして私自身の真意等を伝えられていないということにおきましては、私なりに努力はしてきたつもりはありますけれども、果たせていないというのは事実でございます。そのような中で、その信頼を回復するためにも、これからも、そのような関係者の方々との調整においても、しっかり誠意をもって対応させていただくとともに、その市民の皆様の信頼や期待に応えられるように、公約における実現はもとより、市の取り組みが市民の皆様にとって、よりよい環境となる、その実現に向けて、これからも精いっぱい努力をしていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
質問 1番 秋元智憲
今定例会でも、訂正、また削除など、相次いでいますが、先ほど、高島漁港区の許認可に関係して、前例に基づいて許可をしたというような話がありましたけれども、これは前例があったということでよろしいのですね。後で、前例はなかったということはないということでいいのですよね。私は、前例はなかったというふうに、職員からも確認していますけれども、それは私の認識が間違っていたということで、よかったでしょうか。(発言する者あり)
質問 1番 秋元智憲
そういう確認をしてくださいという、間違いがないのかどうか。(発言する者あり)