みんなの議会

小樽市議会 平成30年第1回定例会 2018年2月28日

(1)観光について/(2)小樽市総合計画について/(3)雇用の現状について

2018年2月28日、小樽市議会の一般質問で、髙橋龍議員が「観光について」「小樽市総合計画について」「雇用の現状について」について質問し、市長 森井秀明、産業港湾部長 中野弘章、建設部長 上石明、総務部長 前田一信、福祉部長 日栄聡が答弁しました。

質問者
髙橋龍 議員
答弁者
市長 森井秀明、産業港湾部長 中野弘章、建設部長 上石明、総務部長 前田一信、福祉部長 日栄聡

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 5番 髙橋龍

一般質問いたします。初めに、観光についてです。先日、冬の観光キャンペーンである小樽ゆき物語、そして、もはや冬の風物詩となった小樽雪あかりの路が無事に幕をおろしました。私自身、どちらもかかわらせていただいておりますが、市外へ向けて本市のブランド力を高める大きなアピールにつながる大変いい機会です。そして、そこに欠かせないのは、ボランティアの方々の支えです。御協力をいただいている皆様には、心より敬意を表するとともに、この場をかりて深く御礼申し上げます。市民協働でこのまちの魅力をさらに高めていくためにも、今後、行政としてやるべきことは山積であると考えますし、的確かつスピード感をあわせ持つ政策展開を行わなければなりません。そこで伺ってまいります。まず、MICEについてです。御存じのとおり、ビジネス・ツーリズムの一環でもありますが、一般的な観光と比較をすると消費額も大きいということもありますので、誘致ができることは必ずプラスになるものであると認識しております。時期的なものでも、閑散期などの観光客誘致には非常に有用であると考えます。以前からMICEの議論はあったと認識していますが、現状、本市としては、その誘致について、どのような認識でしょうか。また、MICEの規模の問題もあります。世界的に見ると、5,000 人以上の会場をつくるという流れも多くあり、誘致には、国内のみならず国際的にもインバウンド獲得に熱心になっている情勢と言えましょう。このように、一口にMICEといっても、国際的な学会や国内でのビジネスミーティング、または大きな会場を必要とする展示会などがあります。大規模なものは、会場の関係や宿泊施設のキャパシティを考えると難しい部分があるのも理解はいたしますが、小樽市の1日当たりの宿泊可能な人数はどのぐらいで、閑散期の稼働率はどの程度であるのか、お示しください。そもそも、大規模なものは難しいとはいえ、キャパの限界がどの程度あるのか見込まなければなりません。例えば、総合体育館や市民会館など本市の中で大き目の会場を利用するなどした場合、マックスはどの施設でどのぐらいの人数を受け入れることが可能であるかなどの検証はされたことがありますでしょうか、あればお示しください。誘客のシミュレーションなしに外に対してのセールスは難しいのではないでしょうか。仮に展示会であれば、この施設を使っておおよそ一つのブースがこれだけの面積を占め、1人当たりの滞在がこのぐらいの時間でという細かな仮定と推察により、誘致の方法も変わってくると考えられます。もし、そういった試算をしていないのであれば、一度行ってみてはどうかと思います。御見解はいかがですか。例えば、市外からの宿泊者が 500 人規模のイベントが行われた場合、宿泊のみならず公共交通や飲食、お土産などを加味した上でどのぐらいの直接消費が生まれるのでしょうか。このように、本市のポテンシャルを市側がきちんと把握した上でMICEの誘致に臨んでいただきたいと願います。次に、観光都市の意識の醸成に目を向けていきたいと思います。冒頭申し上げたとおり、市民協働をさらに進めていかなければならないと実感しています。直接的に仕事やボランティアなどでかかわる方々のみならず、市民の皆様に広まっていくことでまちのホスピタリティが高まり、観光客の皆様の満足度が上がるのではないでしょうか。そのような中、観光都市宣言の横断幕は市役所庁舎の横に追いやられてしまっていることを憂慮しております。本市において観光が基幹産業であるというのは、もはや異論の余地もないことと認識します。市内での観光消費は年間 1,250億円にも上るというデータも拝見しました。そこでお聞きしますが、市の考える観光関連事業者というのは、どのような事業者を指すものでしょうか。先日、北海道のまちづくり研究の第一人者と言われる、とある方とお話をする機会をいただきました。その中でも伺った話ですが、観光事業者という言葉には明確な定義はありませんが、観光消費額は当然のことながら全産業に波及します。ふだん直接影響を受けていないと考えても、経済循環により、知らず知らずのうちにその恩恵にあずかっているわけです。行政サービスにおいても、その中には観光で得た歳入が使われていることも言うまでもありません。そこでお聞きします。宿泊業やお土産ものの店舗、レンタカーなど直接観光に携わる事業者はもちろん、観光に携わっているという感覚はお持ちでしょうが、その裾野を広げていくということについて、観光都市宣言をしている本市としてどう取り組んでいきますか。次に、行政としての投資的施策についての考え方、御見解をお示しいただきたいと思います。確認です。30 年度予算に触れることができないので、29 年度の数字を伺いますが、市の一般会計で観光費は予算上幾らになりますか。御答弁でいただく金額は観光消費額と対比すると非常に少ない投資であると考えます。コストパフォーマンスは高いという見方もできるものの、いわば民間頼りになってしまい、そこを制御できないことで種々の問題が起こると考えます。例えば、自然発生的にさまざまな業態の店舗などが並ぶことで、景観上の問題なども起こっていること、または客引きの問題や運河での路上の物販などもあります。規制を強めたり、それを見回ったりすることも必要ではないかと考えます。また、観光客の動態調査などもより細かに行っていただきたいと思っています。観光にかかわる予算が少なく、民間主導であることにより、本市が課題と考えることはどのようなものがありますか。また、今後観光政策を推進するに当たり、投資的な政策を打つとすれば、どのようなものが必要だと考えますか。この質問で伺った観光に関しての予算は観光費ですが、広義的には建設部や商業労政、ひいては教育など広範にかかわるものでありますので、市側も単なる縦割りではなく既成の枠組みを超えた連携をさらに進めていただきたいと望みます。そういった連携にかかわり、DMOの進捗を確認していきます。小樽版DMOについて伺います。小樽市観光振興室と小樽観光協会が同じ施設に居を構えていますが、どのように連携を図っていますか。以前も本市の方向性を確認させていただきました。その際にはまず、観光協会と振興室が同じ場所に入ることが一歩目であるというぐらいで、今後については余り固まっていなかった印象を受けました。そこで、改めてこれからのことをお聞きします。今後の進め方について正式にDMOを組織していくことが望ましいと考えています。御所見を伺います。また、現状の計画及びスケジュール等があればお示しください。この項の最後に、小樽観光のメーンストリートである本通第2線、通称堺町通りの除排雪について伺います。今冬は雪も多く、堺町の雪山は例年にも増して高かったように感じています。また、多くの方の往来がある通りですから、踏み固められてつるつるになった歩道からがたがたの車道に滑るように出てくる観光客の姿も見受けられました。さらには道路横断中に転倒、骨折をした方もいたと聞きます。そこに車が来ていたらと思うとぞっとします。市長は、観光に配慮した排雪を行うということを今初冬にも言っていました。これは中央通のみの発言だったのでしょうか。また、毎年のようにパトロールの強化もうたっている印象ですが、強化が効果的であったとは思えません。むしろ、パトロールを行って排雪の可否を決めることで排雪に遅滞が生じているという、本末転倒な取り組みであるとすら思えます。より効果的な排雪の判断を行うべきです。堺町通りへのパトロールは何回行いましたか、排雪はどうでしたか。今冬の除排雪はかなり改善したと言っていましたが、堺町をピンポイントで見たときにはどういう印象ですか。ほかのところと同様にかなり改善したと言えますか。市長の見解をお示しください。この質問をするに当たって、堺町通りにいるいろいろな業種の方から御意見を伺いました。よくなったという御意見は聞かれませんでした。我が会派の中村誠吾議員も言っていましたが、市長に届いている好意的な意見は一体どこで飛び交っているのかが不思議でなりません。いずれにせよ、多くの方が訪れる堺町の除排雪についてはより細かく行っていくべきだと思います。本市の今後の方向性をお示しください。観光振興をうまく図ることはこの財政危機に当たって歳入増につながるものですので、ぜひさまざまな側面から行政的なサポートを行っていただきたいと要望をいたします。続いて、次の項目に移ります。小樽市総合計画についてです。平成 31 年度からは新たに第7次小樽市総合計画がスタートすることとなります。総合計画は将来都市像を描くとともに、各種施策の方向性を示す本市にとって大変重要な計画です。私も総合計画の策定委員をさせていただいておりますので、その委員会でも意見は述べますが、現状の計画もしっかり踏まえた上で次期計画の策定に臨みたいという意も込めて質問をさせていただきます。最初に、第6次総合計画が 2018 年度に最終年度を迎えるに当たり、総括としての評価はどのように進めていくのか伺います。次に、第6次総合計画と実際の市政運営で大きな乖離は生じていませんでしたか。計画はしていたものの、そこに至らない見込みのものがありましたら具体例を挙げてお示しください。続いて、第6次総合計画の中から具体な点について幾つか伺っていきます。基本構想の安全で快適な住みよいまちの住宅の項目では、特に利便性の高い中心市街地については、住環境の充実を図り、まちなか居住の促進に努めますとの記載がなされています。そのまちなか居住の進捗はどのように捉えていますか。また、除排雪の項目では、市民との協働を進めながら地域総合除雪体制の充実に努めますとありますが、市民協働はどのようなことが行われているのか、概要をお示しください。私が危惧するのは、除排雪において市民の方々に御協力をいただいていても、特に排雪においてきちんとなされていない状況で、市民協働のモチベーションが下がってしまうのではないかということです。市民の声は届かず、貸出ダンプ制度は使いづらい形に変更されてしまっている、かなり改善どころか改悪になっている点が多い中で、市民に協力をしてくれというのは虫のいい話だと感じます。生活に直結するので協力を拒否されることはないまでも、皆様心中は穏やかではないことと推察します。徒労感に辟易とする現状は大きく方針転換をし、是正を図る必要があると考えます。次に、市街地整備の考え方として、社会動向を考慮した利便性の高いコンパクトで安全、快適なまちづくりを目指しますとあります。先ほどのまちなか居住ともリンクしていると認識しますが、コンパクトシティを推進する考えでしょうか。するとなれば、どのようなまちのあり方を望みますか。コンパクトなまちという表現と、いわゆるコンパクトシティとは直結しないとの考えを以前に伺いましたが、遠いものでもないとは認識しています。基本計画の土地利用、地区別発展方向とコンパクトなまちづくりとの整合性を図った上で、本市が描く今後のあるべき地区別の将来像はどのようなものですか。それぞれの地域特性や歴史的、文化的資源は失わせてはならないものであり、まちなか一極集中ということにはならないとは思いますが、今後これまで以上に各地域の特色を生かしたまちづくりを行うことで本市の魅力をさらに高めていけるように取り組むべきだと主張します。それに関連して、古くからある建物は小樽が誇るべき財産だと考えます。ただ放置するのではなく、有効活用を図ることにより、魅力をさらに高めるとともに、人の流れを変えることもでき、さらには新たに整備され利活用が進むことで固定資産税や法人税として歳入の増加にもつながるものです。そこへ支援という形で投資を行うことで、即効性のある経済政策になるのではないでしょうか。歴史的建造物の保全についてですが、小樽のまちを象徴するような建物であっても、使われずに建物のみ残っているものも見受けられます。技術的、経済的な支援に努めるという計画の中、まだ支援が不足していると思われる点はありますか。歴史的建造物に指定されていなくても、古くから残る建造物は市内に散見されます。しかしながらそれらが所有者の都合もあり取り壊されていっています。行政として、まち並みの保全のためにどう取り組んでいきますか。前述のように、利活用による歳入増加の観点とまち並み保全という観光や景観に関しての観点、双方からもこの点については注力していただきたいところです。総合計画は目先ではなく、10 年後の小樽を見据えた計画ですから、現森井市長の示す方向性ではなく、市民の皆様にとってよい将来像をつくることが重要です。人口減少に転じている今だからこそ、今後の行政サービスの選択と集中を図る面、そして継続しなければならない面をきちんと分け、さらに魅力を増し続けるまちになるように市としても進み続けていくことが不可欠です。そして、このまちを今後担っていく若年層に大きくかかわるのが最後の項目です。市内雇用の現状について伺います。全国的にもワークライフバランスという言葉、その概念も周知されつつあり、雇用環境の整備もまた喫緊の課題であります。人口減少社会が訪れた今、特に地方都市において労働の担い手である若者の市外流出は大きな損失であります。以前に人口減少対策について質問を行った際に、種々の施策を挙げておいででしたが、そのどれもが即効性のあるものではなく、住民満足度を上げた結果、人口減少に歯どめがかかることを期待するという長期的な対策でしかありません。そのような中で、市長が人口減少対策と口にすることには大変違和感を覚えます。小樽商科大学での人口減少対策の研究に対しても、結果を待った上で行政面での取り組みを進めるにもかかわらず、さも今取り組みが行われているように、いろいろな場面で喧伝されることも危機感の欠如と言わざるを得ません。そこで、まず雇用の質問をする前に、若年層がなぜ市外に流出してしまうのかを考えることが先決と考え、自分でもいろいろな研究結果に目を通してみました。ある調査では、若者が出身地を離れるきっかけの約半数は進学のためだとの結果が出ています。進学で故郷を離れることはやむを得ないとしても、その方々が戻ってきてくれる環境をつくらなければならないわけです。本市においても、地元を離れた方に対してUターンを促すことが必要だと考えますが、今の取り組みについてお示しください。移住促進と雇用は特に若年層において切り離せないものであるとも思います。市内求人の多い業種、また逆に求職者のニーズは、どんな業種が高くなっていますか。需要と供給のバランスがとれていないように感じますが、見解と今考える解決策をお示しください。また、専門職においても、業界によっては数年前から慢性的に人手不足が生じていることは社会問題になっています。本市も例外ではないでしょう。代表例として保育士の不足は全国的な課題であると認識していますが、本市の状況はいかがですか。保育士を対象にした民間のアンケートでは、93%もの人が国や自治体の保育士確保の取り組みにずれや不足を感じているとのことです。そのような声もある中で、小樽市としては独自の確保策を推進していくべきと考えますが、見解をお示しください。また、民間の保育士の中では、公立と民間との待遇の差を埋めてほしいという意見も多くあります。待遇の差を埋めるために、市側ではどのような支援をお考えですか。せんだって行われたある市民団体との意見交換会においても、民間保育所と公立保育所の待遇の差が課題視されていました。また、看護師も人手が足りずに、市内の医療現場でも労働環境が厳しくなっているとの声も聞こえてきます。市内の病院や診療所での人手不足について、どの程度足りていないのか。医師や看護師に対してヒアリングはされていますでしょうか。具体的な内容も含めて、御提示いただけるものがありましたら、それに基づいてお答えください。次に、職業別ではなく、市内雇用の待遇改善に関してお聞きします。雇用全般的に見た待遇の地域間格差、特に近隣自治体との差をお答えください。大都市圏からのUターン就職の獲得のためにも、可能な限り、首都圏などに合わせて引き上げるべきと主張しますが、御見解を述べてください。そもそも小樽市の平均的な所得は、全国と比較して低いのだろうと考えますが、いかがですか。また、賃金の上昇につながる経済的政策は考えておいででしょうか。かつて、地方都市において、自営業は地域の活力のために非常に多くの役割を果たしてきました。現在、高齢化や景気動向の波により、その活力が少しずつ失われてきているのも確かだと考えます。企業誘致も雇用の確保には必要ですが、古くからある産業振興を図ることも今の課題であると感じています。後継者がいない地元の企業などと若者をマッチングさせるために、本市としてはどう解決に取り組みますか。さらには、平均的な所得が低い背景について考えていきたいのですが、第三次産業に携わる方の多い小樽においては、非正規雇用の割合も高いと推察されます。全国及び道内他都市と比べての非正規雇用の割合の比較をお示しください。最後に、非正規雇用から正規雇用への転換を図るために有効な手段は、何が考えられますか。民間へのアプローチは容易ではないと思いますが、今後の小樽を担っていく人材を育成するためにも避けては通れないものです。本市の見解を伺います。ここまで、本市の基幹産業である観光について、そして将来的な市政のベクトルを示す総合計画、最後にはこのまちの未来を担う人たちのなりわいについて質問してきました。財政の逼迫した状況である今、聞こえのいい目先だけの行政運営ではなく、先を見据えた投資的政策、また喫緊の課題に関しては即効性のある政策という、効果の出る時期をきちんと計算した上でのバランスのとれた運営が必要な状況です。しかしながら、これまで3年弱の間、ずっと政策提言をしてまいりましたが、ほとんどが具体性のない抽象的な答えでありました。今回の答弁におきましては、具体かつ明確、簡潔な答弁を求め、再質問を留保して、私の質問を終わります。

答弁 市長 森井秀明(市長は2018年7月まで)

髙橋龍議員の御質問にお答えをいたします。初めに、観光について御質問がありました。まず、MICE誘致の本市の認識につきましては、MICEは多くの参加者が見込める上に、一般の観光旅行に比べ消費金額も大きいことから、本市としても積極的に誘致してまいりたいと考えております。しかし、本市には国際会議や大規模のMICEに対応できる施設がないことから、現在MICEに関する覚書を締結している札幌市などと連携をし、本市独自の歴史的建造物等を活用した会議の分科会や会議終了後の視察旅行、企業のインセンティブツアーなどの誘致活動を行っております。次に、本市の1日当たりの宿泊可能人数と閑散期における宿泊施設の稼働率につきましては、平成 29年度観光入込客数調査における宿泊可能人数は、本市の全宿泊施設合計で 4,177 人であります。また、平成 28 年度同調査における閑散期の稼働率は、収容人員ベースで、4月、約 39%、11 月、約 44%となっております。次に、本市における収容人員が最大規模の施設とその収容可能人数につきましては、使用目的により差が出てくるため、詳細な検証はしておりませんが、総合体育館は、アリーナの総面積が 2,425 平方メートル、収容人員が着席で最大約 1,800 人、観覧席の収容人員が約 2,150 人、その他の体育室、会議室等が合計5室、市民会館は、大ホールの最大収容人数は 1,216 人、その他の楽屋、控室等が合計 19 室であります。次に、展示会等の会場となる施設における具体的な使用方法などの試算につきましては、それぞれのMICEにより、会場レイアウトや駐車可能台数、翻訳システムの有無など、使い方やニーズも多種多様であることから、細かな仮定による試算は難しいものと考えております。しかしながら、施設の面積や最大収容人数は誘致活動に必要なデータでありますので、過去に開催された大規模な大会や見本市、コンサート等を参考に条件を整理し、誘致の際の資料としてまいりたいと考えております。次に、宿泊者 500 人規模のイベントが行われた場合の直接消費額につきましては、直近の平成 25 年度観光客動態調査におきまして、宿泊客1人当たりの平均観光消費額は、宿泊費、交通費、お土産購入費、飲食費などの合計で、3万 7,657 円であることから、1日の開催でおおよそ 1,900 万円の直接消費額が見込まれます。次に、観光関連事業者につきましては、一般的には宿泊や交通、飲食、お土産店などの観光事業者と取引のある事業者であり、例えば食材や原材料などの納入業者や施設管理等を行うビルメンテナンス業者、燃料等の供給業者など、さまざまな業種に及ぶものと考えております。次に、観光に携わる事業者の裾野を広げていくための取り組みにつきましては、これまでも広報おたるでの観光特集や、小樽観光大学校のおたる案内人制度を活用し、観光都市宣言にうたわれている市民の観光に関する意識の向上に努めてきております。また、観光事業者と農業、水産業関係者、食品加工事業者のほか、商店街関係者などとの結びつきを強め、機会あるごとに本市の基幹産業の一つとして、さまざまな地場産業との連携により、地域経済に大きな効果をもたらす観光の重要性について理解を深める取り組みを進めてまいりたいと考えております。次に、平成 29 年度の観光費につきましては、第4回定例会後の予算額は1億 7,645 万 3,000 円となっております。ただし、観光費以外にも海水浴場対策費や自然の村費、商工業振興費、公園費、港湾総務費などの事業の中には、観光に関連するものが含まれております。次に、本市観光が民間主導になることによる課題につきましては、議員の御指摘にもありましたように、景観や客引きなどの問題、動態調査など観光にかかわる基本的なデータの収集・分析、日本遺産などに代表される観光地としてのブランディング等は、行政が主導的に取り組んでいかなければならない分野であるとの認識を持っており、将来にわたり小樽観光が持続可能な発展を続けていくためには、ぶれない基本姿勢を堅持しながら、時代の要求に応える施策を展開していくことが大切であると考えております。このような中、観光協会を初めとした関係団体や、観光事業者、観光客のニーズをしっかり把握しつつ、限りある予算を効果的に活用して、観光振興につなげていくことが重要な課題であると考えております。次に、今後の観光推進における投資的な政策につきましては、現在事業実施している東アジアや東南アジア圏だけではない、新たな海外マーケットの開拓や、外国人観光客を中心に、さらなる観光消費の喚起を目指すインターネット決済システムの研究などが挙げられます。また、これらに加えて、将来的には持続可能な観光地経営の視点に立ったマーケティング専門人材の育成等が必要となってくるものと考えております。次に、観光振興室と観光協会の連携につきましては、同一事務所の優位性を生かし、国内外のプロモーションや観光ガイドマップ作成などの打ち合わせ、観光事業者との合同ミーティング等を行い、情報の共有を初め、さまざまな共同事業を強化しつつ、業務を進めております。また、毎月それぞれの担当業務を洗い出し、適正な役割分担と今後の効率的な事業実施に向けた体制づくりについて協議を行っております。次に、DMOを組織していくことの所見につきましては、小樽観光が後志地域や札幌市などとともに今後一層繁栄していくためには、戦略的な観光施策を展開することが求められており、その実施主体となる本市にふさわしい新たな観光推進組織の必要性は十分認識をしております。また、現状の計画及びスケジュールにつきましては、第二次観光基本計画において、平成 32 年度を組織構築のめどとしており、これに向け、合意形成や安定的な運営資金の調達方法等について、協議を進めてまいりたいと考えております。次に、観光に配慮した排雪につきましては、小樽駅前から小樽運河にかけての主要な4路線の排雪について、市が排雪作業を行う場合の一連の手順とは別に、イベントや景観上の観点から排雪作業を行うもので、今年度からの新たな施策であります。なお、今年度は小樽雪あかりの路の開催前に4路線全ての排雪作業を行うほか、小樽駅前広場の雪山処理も行っております。次に、本通第2線につきましては、この地域を担当する除雪対策本部職員や地域総合除雪業者が路面状況や作業後の状況確認のため、頻繁にパトロールを行っておりますが、特定の路線についてパトロール回数を記録していないため、回数についてはお答えできません。また、排雪作業については、路線排雪は行っておりませんが、交差点の雪山処理の評価箇所としている入船線との交差点については、雪山の排雪作業を行っております。次に、除排雪の改善につきましては、がたがた路面になっていた、路面がおわん上になっていた、住宅街などで車が埋まって身動きができない状況であっても除雪作業がなかなか行われないなどの除排雪に関する問題について、私自身が確認した範囲で徐々に改善していると感じたことや、市民の皆様からお聞きしたことなどを記者会見の場で述べたものであります。髙橋龍議員が確認された時期に、私自身見ることができておりませんので、そのときの印象に対しましてはお答えすることはできませんが、堺町通りも含めて少しずつ改善は図られているものと考えております。(「あなたも印象で話してるんでしょ」と呼ぶ者あり)(発言する者あり)次に、堺町地域につきましては、市内外から多くの方々が訪れる地域であることから、除排雪作業をしっかりと行うことが重要であると考えており、がたがた路面対策など、除雪の強化に取り組んでいるところであり、今年度においては特に観光目的で訪れる方が多い本通第2線と入船線の交差点を雪山処理の強化箇所にするなどの取り組みを行ってるところであります。今後につきましては、状況などを確認しながら、よりよい方法があるか見定めてまいりたいと考えております。次に、小樽市総合計画について御質問がありました。まず、第6次総合計画の評価につきましては、第5次の総合計画においても、計画期間中に現計画の策定に向けた点検を行ったことを踏まえて、今回も平成 28 年度に試行として実施した施策評価において、各施策の課題や今後の方向性の整理などを行ったところであり、これをもって次期計画の策定に向けた現計画の評価を行ったものと位置づけております。次に、計画と実際の市政運営の乖離につきましては、先ほどの施策評価における成果指標で、平成 30年度の目標値と、平成 27 年度の実績値との乖離が大きかった主なものを申し上げますと、障害者福祉における居宅介護の利用時間数、保健衛生における特定健康診査受診率、住宅における住宅や暮らしの情報提供件数などであります。次に、まちなか居住の進捗につきましては、それを直接はかることのできる指標はありませんが、総合計画の地区区分における中央地区の全市に占める人口割合を平成 19 年と平成 29 年のそれぞれ3月末時点の住民基本台帳人口で比較をいたしますと、平成 19 年は 10.9%、29 年は 11.8%となっていることから、総体的にはまちなか居住の比率が高くなっていると捉えております。次に、除排雪における市民協働につきましては、まず貸出ダンプ制度が挙げられますが、町会または団体の皆様が、居住する地域の生活道路の冬期間における交通を確保するため、排雪を行う際に、積み込み費用は町会等が負担をし、運搬処理を行うダンプトラックの費用を市が負担することで、町会等の排雪費用の軽減を図る制度であり、平成 28 年度は 426 団体が利用し、排雪量は約 16 万立方メートルとなっております。また、砂まきボランティア制度につきましては、事前に登録いただいた市民の皆様や団体等に市から散布用砂をお届けし、急坂、狭隘路線や、歩道の滑りやすい箇所に、冬期間の砂散布や融雪期には砂の回収に御協力いただく制度であり、平成 28 年度は 240 の個人・団体等に登録をいただき、約1万 1,000 袋の砂を配付しております。次に、市街地整備の考え方につきましては、本市においてはコンパクトシティの推進を明確に掲げてはおりませんが、市街地の拡大を抑制しつつ、にぎわいのある中心市街地の形成や周辺市街地における自然と調和した良好な住環境づくりなど、各地区の特性を生かして、快適で利便性の高いまちを目指していくという考え方で、第6次総合計画においては、コンパクトで安全、快適なまちづくりと表現しているところであります。また、今後のまちのあり方につきましては、次期総合計画の策定過程の中で、市民の皆様の御意見なども伺いながら検討してまいりたいと考えております。次に、今後の地区別の将来像につきましては、次期総合計画の策定などを通して検討を進めることとなりますが、各地区が持つ特性を生かして、本市全体の発展につながるような計画の作成を目指してまいりたいと考えております。次に、歴史的建造物の保全への支援につきましては、歴史的建造物は本市の魅力ある都市景観の重要な構成要素と認識しており、現在登録または指定歴史的建造物の外観保全等を目的とした専門家による技術的アドバイス、外観等の工事に要する経費の一部の助成及び融資のあっせんを行っておりますが、所有者からは建造物の修繕工事費や維持管理費が大きな負担となっているという声を聞いております。次に、まち並み保全のための取り組みにつきましては、歴史的建造物には指定されていない、古くから残る建造物が保全され、まち並みが残されていくことは望ましいことと考えておりますが、所有者の事情により取り壊されている実態があると認識をしております。私としても、そのようなまち並みが失われていく実情については懸念をしており、できるだけ情報収集し、保全を所有者に働きかけ、活用を考えている方には法規制等の相談や支援に関する情報提供を行っているところであります。今後におきましても、建造物の情報を公開することにより、活用を検討してもらえるような仕組みの構築について研究をしてまいりたいと考えております。次に、雇用の現状について御質問がありました。まず、地元を離れた方に対してUターンを促す取り組みにつきましては、現状Uターンに限定して行っているものはありませんが、移住施策として、東京での移住フェアに出展を行うとともに、企画政策室にワンストップ窓口を設け、移住を希望される方々の相談に応じているところであります。また、小・中学校においては、職場体験を通じて、市内の企業や仕事などを知る機会を創出するとともに、子供たちの地元に対する理解や愛着心を育むキャリア教育を実施しておりますので、この取り組みが、いっとき小樽を離れた方がUターンするきっかけになることを期待しております。次に、市内求人が多い業種及び求職者のニーズが高い業種につきましては、小樽公共職業安定所が発表した平成 29 年 12 月の雇用失業情勢では、ホームヘルパー、ケアワーカー、金属加工等以外の製造加工作業員、販売店員、訪問販売員などの求人数が多く、求職者数については、一般事務員、選別作業員、軽作業員、販売店員、訪問販売員などが多くなっております。また、求人と求職のバランスにつきましては、全体の有効求人倍率が 1.17 倍である中、大工・左官、建築・土木・測量技術者、医師、薬剤師等などで4倍を超えている一方、一般事務員では 0.3 倍となるなど、職業別に差が見られ、求人側と求職側との意向等が一致せず、いわゆる雇用のミスマッチが生じております。雇用のミスマッチが生じる理由として、職業能力の不一致や情報の不完全性、労働者や企業の選択の志向が考えられることから、国や北海道など関係機関と連携をし、これらに対応してまいりたいと考えております。次に、本市における保育士の不足状況につきましては、市立保育所においては入所待ち児童が生じている0歳児及び1歳児の受け入れ枠を拡大するため、今年度から保育士を5名増員しましたが、変則勤務への対応や育児休業等の代替職員として募集している臨時保育士については応募が低調なため、必要な保育士数を確保できない状況も生じております。また、市内の民間保育施設においても、保育士の不足が生じており、児童の入所にも支障が出ていると伺っております。次に、市独自の保育士確保策の推進につきましては、潜在保育士の就職を促すために、保育士就職支援セミナーを年2回開催しているほか、就職を希望する保育士から情報を登録していただき、採用を希望する保育施設に必要な情報を提供する小樽市保育士等人材バンクを開設するなどの取り組みを行っており、今後も効果的な保育士確保策の研究を進めていきたいと考えております。次に、民間と公立の保育士の待遇差に対する本市の支援につきましては、国におきましては、民間保育施設の職員を対象に、経験年数や職場内での役割に応じて給料に加算する仕組みを設けており、平成30 年度から北海道が加算の条件として、保育士などに研修を行うものと認識しておりますが、本市におきましては、現状では待遇改善に係る取り組み事例はございませんので、必要に応じて、他市の事例など情報収集をしてまいりたいと考えております。次に、市内の病院や診療所における看護師の人手不足につきましては、医師や看護師に対するヒアリングは行っておりませんが、保健所の立入検査の結果から、いずれも医療法で定める標準数を満たしており、不足は生じていません。次に、雇用全般的に見た待遇の地域間格差につきましては、平成 29 年 12 月にハローワークに申し込まれた新規求人に係る下限賃金の平均額で比較をした場合、小樽市は 17 万 794 円、札幌圏は 18 万 2,698円となっており、新規求人における賃金には1万 1,904 円の差が見られます。本市では生産年齢人口が減少し、市内企業における経営上の課題においても従業員の確保が上げられ、労働力確保は本市経済における喫緊の課題であります。議員から御提案のありました大都市圏からの人材獲得は、今後も本市が取り組むべき対策の一つであり、本市が働く地域として選ばれるため、賃金の引き上げは重要であることから、地場産業の振興を図る取り組みを推し進める必要があると認識をしております。次に、本市の平均的な所得と全国との比較につきましては、平成 25 年度における本市の1人当たりの市民所得は 217 万 6,000 円であり、一方、内閣府が発表した平成 25 年度国民経済計算確報値では、1人当たり国民所得は 282 万 1,000 円となっております。賃金の上昇につながる経済的政策につきましては、本市が策定した小樽市総合戦略において、小樽の強みを生かした産業振興と新たな人の流れの創出を基本目標として掲げており、交流人口拡大により域内消費を促進するとともに、地場産品のブランド化や高付加価値化を図りながら、地場産品の販路拡大による域外消費を促進するなど、本市の強みである観光を軸とした地場産業の振興を図ってまいりたいと考えております。次に、後継者がいない地元企業などと若者のマッチングにつきましては、全国的にも中小企業経営者の高齢化が進み、今後多くの中小企業が事業承継の時期を迎えると言われる中、地元企業に蓄積されたノウハウや技術といった価値を次世代に引き継ぎ、世代交代によるさらなる活性化を実現していくため、円滑な事業承継は重要な課題であり、また農業や漁業の担い手の確保や育成といった課題についても対応が必要であります。本市におきましては、これまでも子供たちの適切な職業観や勤労観を育むキャリア教育や、地元高校生に対する就職スキル向上支援などを通じて、地元定着の促進に努めておりますが、さらにこれらの課題に取り組むため、国や北海道などの関係機関と連携し、地元企業に対する事業承継支援などの取り組みの中で、後継者がいない地元企業などと若者とのマッチングにつきましても支援をしてまいりたいと考えております。次に、非正規雇用の割合に係る全国及び道内他都市との比較につきましては、平成 27 年国勢調査では、雇用者に占める正規の職員、従業員以外の労働者の割合について、全国は 34.9%、小樽市は 39.2%となっております。また、道内他都市につきましては、札幌市は 37.7%、函館市は 37.1%、旭川市は 36.8%などであり、北海道全体でも 37.3%であることから、本市は道内においても正規の職員、従業員以外の労働者の割合が高い結果となっております。次に、非正規雇用から正規雇用への転換を図るための有効な手段につきましては、働く方には、主体的な能力開発への取り組みやキャリア形成を支援するための国の教育訓練給付制度、事業主には、職業経験や技能等から安定的な就職が困難な求職者を常用雇用に移行することを目的としたトライアル雇用奨励金や、非正規雇用労働者の企業内におけるキャリアアップ等を促進する取り組みに対する助成金など、国の雇用関係助成金の活用が有効であると考えます。一方、その受け皿として、良質で安定的な雇用の創出が重要であり、本市の強みである観光を軸とした地場産業の振興などにより、その実現を目指してまいりたいと考えております。(「議長、5番」と呼ぶ者あり)

再質問 5番 髙橋龍

それでは、再質問させていただきます。まず、DMOについてですけれども、DMOを組織するに当たって、民間との広い連携は必須だとは思っているのですが、本質問の中でも主張しましたけれども、行政としてそこに、この庁内の部や課の枠を取り払ってかかわらないといけないのかなと考えますが、これに関して御見解をお願いします。あと、その次、またDMOの件なのですけれども、DMOを平成 32 年度までに組織するというお話ですが、今、これから協議を進めてまいりたいというお答えで、間に合うのかどうかという、スケジュール的に問題なく進められそうなのかどうか、これが2点目です。3点目として、堺町通りの除排雪の件ですけれども、パトロールの回数を記録していないと、これは多分堺町に限ったことではないと思うのですが、今質問が堺町なのであれですが、何で記録していないのですか。記録していないのに、どうやって、ではここを排雪しましょう、しません。ただ回ってるだけなのでしょうかというのが3点目。その次、これは質問ではないのですけれども、御答弁で、髙橋龍議員が感じたそのときに、排雪が悪いと私が感じたそのときに市長が見ていないからという、タイミング的な話とかではなくて、私は堺町通り、よく通るのですよ、帰り道とか。そのときに、やはり今、排雪が全然行われてないなという感覚もありますし、たまたま私が見たときに状況が悪くてとかという話ではないということは申し上げておきます。もし、これに反論があるのであれば言ってください。その次、本通第2線、これは堺町通りです、これと入船線の交差点は重点的に雪山を崩したと言っていましたけれども、交差点の角、見通しが悪いところを直すというのは、そこはいいと思います。ただ、問題なのは、やはり通り全体の排雪がなされていないことであって、そこだけやりましたからいいですよという話ではないと思うのですよね。特に、小樽市の中でも、あそこは人の往来の多い通りだと思います。学校や病院の周りとは少し性質が異なるものの、人の密度でいうと市内では圧倒的に多いのではないかと思います。そうなると、事故の可能性というのも当然高まってくるわけですよね。そこに対しての優先度というのは、どう考えているのでしょうか。また、排雪の要望というのは出ていなかったのでしょうか。次に、総合計画の件について、お伺いします。まちなか居住に関してですが、人口率が上がったからまちなか居住が進められているのではないかというお答えでしたけれども、これに関して因果関係を今後分析していただきたいと思いますが、これに関してはどうでしょうか。雇用のところに行きます。保育士の件です。民間では児童の入所ができないところもあるという話をしていましたけれども、保育士のそもそも不足している要因というのはどこにあると、小樽市としては押さえているのでしょうか。順番が前後してしまいましたが、歴史的建造物について、以前も近い質問をしたのですが、建物の外壁等の補修への助成というのは行っているけれども、内部の補修にも使える助成を考えてほしいというふうに私は要望したのですよ、以前。建物は使わないことでさらに傷んでいくというところと、外側だけが残っていても、言い方は悪いですが、張りぼてのようなものと変わらないのではないかなと思います。使ってもらうことで、それが税収にもつながるわけで、市だけで持ち出しが難しいというのであれば、国の事業と結びつけていろいろ展開してほしいと思いますけれども、いかがでしょうか。

答弁 市長 森井秀明(市長は2018年7月まで)

髙橋龍議員の再質問にお答えをいたします。私が答弁したこと以外におきましては、各担当より答弁をさせていただきますので、よろしくお願いをいたします。私からは、堺町通り、髙橋龍議員はよく通られると、今年度の状況においては決していい状況ではないのではないかという御指摘だったかと思います。それについて反論があればというお話だったかと思いますが、大変恐縮です。先ほどお話ししたように、髙橋龍議員がその頻繁に見られている段階において、私は残念ながらじかには確認はできておりません。ですので、そのときの印象に対してお答えすることはできませんとお話ししましたが、私自身が見たのは1月中でありましたので、そのときの印象でしかありませんけれども、私自身がこの仕事につく前に、私は堺町通りも含めて雪の状況などを見に行っておりますが、当時、堺町通りにおきましては、それぞれの店舗の方々が、自分の店舗の前においての雪等はよけられておりましたが、除雪等はほとんど入っておらず、例えばわだちが非常にひどかったりとか、その店舗においての除雪された場所と道路における段差、さらにはがたがたの状況、そのようなこともあって、車はもちろんのこと、歩行者の方々が反対側に渡るに当たっても、かなり危ない状況が続いていたと認識をしております。ですので、髙橋龍議員が見られた状況においてのことについてはお答えはできませんが、その状況から、少しずつですが、安全ももちろんそうですけれども、その除排雪状況において改善を図っていく中で、一歩ずつ改善に向かっているということでお話をさせていただいたところでございます。(発言する者あり)(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 産業港湾部長 中野弘章(産業港湾部長は2018年2月まで)

髙橋龍議員の再質問にお答えいたします。私からはDMOにかかわる部分、冒頭の1問目と2問目です。まず1問目ですけれども、DMOを組織するに当たって、市役所の庁内の連携をきちんとしてほしいといった趣旨の御質問だったかと思います。先ほどの排雪の部分で、観光に特化した排雪をするといったようなところもございまして、そういうことで少しずつ連携は強化していると思うのですけれども、やはりDMOを構築するに当たっては、民間と行政との両輪がしっかりと連携していかなければならないというふうに考えております。その中で、行政の中も、民間任せにはしていけない部分というのが当然あると思いますので、先ほど予算の部分でも観光費以外にもいろいろな部分で観光にかかわる予算というのはあるということでお話しさせていただいたところですけれども、そういった各課との連携をきちんとやっていくということは非常に大事だと思っていますので、それに向かって取り組んでいきたいというふうに考えているところではございます。それから、平成 32 年までに構築していくというところですが、これは観光基本計画の中のスケジュールの中に書いているところで、正直言ってハードルは高いとは思っておりますけれども、なかなかのんびりしてはいられないというのも一面であるというふうに考えておりますので、このスケジュールに向かって、まずはきちんとした協議を、観光協会を初め関係者と進めていかなければならないと考えておりますので、そのことについて具体的な協議は進めてまいりたいというふうに考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 建設部長 上石明(建設部長は2019年2月まで)

髙橋龍議員の再質問にお答えいたします。まず、堺町通りの除排雪ですけれども、パトロールの回数の記録なのですが、基本的に本部を設置してから、ステーションごとで担当を配置しまして、常時そのエリアの中のパトロールは実施しております。そういった意味合いの中で、ピンポイントでここのパトロールの回数という部分は、なかなかお示しはできないということであります。次に、排雪は通り全体の排雪が必要ではないかという御質問ですが、私どもとしましても、やはり堺町通りにつきましては観光客が多いところなので、我々も注視はしているところでありました。実際に今回、両脇のところ、広場のところを排雪させていただいて、通り全体につきましては、そのとき担当も確認をさせていただいておりました。その中で、まだいいのではないかという判断の中で、まだ排雪を行っていなかったところであります。次に、堺町通りの優先度とか、排雪の要望は出されていなかったのかという点ですけれども、優先度につきましては、基本的にはあそこは第1種路線になっておりますので、除雪についてはある程度、きちんと除雪はされているのかなと思っております。ただ、排雪につきましては基本的に考え方は統一になっております。ただその中でも、やはり観光客が来るところなので一応注視はしておりますけれども、基本的に優先度というところでは、一応気にとめてはおりますが、特にここについては、優先度を高くしているということではございません。あと、排雪の要望なのですが、済みません。今、ここでは押さえておりませんので、お答えできません。申しわけございません。もう1点、歴史的建造物以外の施設の、内部に対しての助成の御質問でしたけれども、今我々が実施している歴史的建造物は、外観の部分で助成をしているということで、活用を視点とした助成制度というのは今まで設けておりませんでした。そういった意味では、確かに歴史的建造物と指定されている以外でも、例えば小樽市だと石蔵といいますか、そういったものもやはり小樽の観光資源の一つなのかなというのは我々も認識をしております。そういった意味で、そういったものをこれからいかに活用していくのかという部分は重要ではないかなとは感じているところではあります。それを、これから、今御指摘のあった、今度は活用に向けての視点での、ある程度の支援といいますか、助成制度といいますか、そういった政策につきましては、現在、我々としてもまだ検討していない状況でございます。そういった意味では、今すぐ取り組むとはお答えはできないのですけれども、確かにいろいろな国の制度等調べまして、他都市の状況もこれからは調査はしようと思っております。そういった意味で、どういった活用が図れるのかという部分については、これから研究をしていきたいというふうに考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 総務部長 前田一信(総務部長は2018年2月まで)

私からは、総合計画の関係で、まちなか居住の人口率が総体的に上がったということで、この因果関係について分析してもらえないかということでのお尋ねだったと思います。こちらにつきましては、現在、小樽商科大学と人口減少の関係で、抜本的な対策をいろいろ共同研究しているところでございますので、そういった中で、どういった手法で考えたらいいのかというようなことを、相談してみたいなというふうに考えてございます。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 福祉部長 日栄聡(福祉部長は2018年2月まで)

髙橋龍議員の再質問にお答えいたします。私からは、保育士の不足している要因、市の要因というのはどこにあるのかということでございますが、本市に限ったことではございませんが、やはり一般的に言われているのは、仕事がきつい割に給料が安いことであると、そのように考えております。(発言する者あり)(「議長、5番」と呼ぶ者あり)

再々質問 5番 髙橋龍

再々質問いたします。まず、除排雪についてですが、最初、市長にお答えいただいた、市長が見て1月中は大丈夫そうだったと、私、実は1月もすごく通っているのですよね。そこが先ほど、中村吉宏議員もおっしゃっていましたけれども、明確な基準がないがゆえに、私と市長との間でもこれだけの差があるわけではないですか。実際に、働いている方々であったり、外から観光で来てくださる方々に対して、もっと配慮すべきではないかなと思うのですよ。そもそも、市長が見て1月中は大丈夫だった。では、2月はという話なのです。パトロール不足ではないのですかと。何のためのパトロール強化をうたっているのでしょうか。それとも私にいただいた御答弁というのは、市長の個人的な感覚でお答えいただいたものだったのでしょうか。これも反論がありましたら、ぜひお願いします。次に、パトロールの回数を示せないということで建設部長から御答弁いただきましたけれども、どのルートを通ったとかという記録をしていないのですか。なぜ回数が示せないのかというのが、私は解せないというか、よくわからないのですけれども、そこに関してお答えいただきたいと思います。(発言する者あり)もし本当に記録してないのであれば、今後記録していくべきだと思いますが、御見解をお示しください。(「ただドライブしているだけなんじゃないの」と呼ぶ者あり)(発言する者あり)堺町通りの除雪に関しては、第1種路線だから優先度が高いというか、比較的きれいになっているのではないかと、それで排雪に関しては、ほかのところと一緒、気にはしているけれどもほかのところと一緒という不思議な御答弁だったのです。やはりこれだけ、先ほども申し上げましたけれども、人の多い通りですから、優先度は高めるべきと考えますが、再度御答弁をお願いします。あと、総務部長からお答えいただきました、まちなか居住の件、総体的にまちなかの居住人口がふえている、割合がふえているということで分析をお願いしたところ、商大が人口減少対策を抜本的に行うから、ではやらないのだという、人口減少対策とも性質が違うのかなと思うので、どこまでの範囲で研究をされるかわからないですけれども、そことは切り離して考えていただければなと思います。お考えをお示しください。私も質問の最後に簡潔にというお願いをしましたところ、福祉部長、非常に簡潔な御答弁をいただきました。保育士の不足の要因、仕事がきつくて賃金が安い。いや、でもまさにそのとおりだと私も思うのですよね。特に民間において、労働と対価というのが見合っていないという現状があるのではないかなと。所得水準の低い本市において、女性の社会進出というのとはまた別で、生活をしていくために共働きをしなければならないという状況が多々見受けられるわけですよ。それによって世帯所得がかなり上がる、共働きをすることでかなり上がるという場合もあるわけですから、さらに言うと、それによって税収も上がるわけですよね。だから、投資的な政策と私もよく言っていますけれども、リターンが得られる支援なわけですから、積極的に進めていただきたいと思います。最後に御見解をいただいて、再々質問を終わります。

答弁 市長 森井秀明(市長は2018年7月まで)

髙橋龍議員の再々質問にお答えいたします。私が答弁したこと以外におきましては、各担当より答弁させていただきますので、よろしくお願いいたします。先ほど答弁させていただいたことに対して、改めて、堺町通りは観光地、観光エリアとして成り立っている場所なのでもっと配慮すべきではないかという観点であったりとか、また、私自身も1月にというお話をしましたけれども、パトロール不足だったのではないかと、そして、現状何度も通っている髙橋龍議員から見ると何一つ改善がなされていないのではないかということでお話があったかと思います。そして、それは市長における私見においての答弁なのかということも含めてお話があったかと思います。質問の中で、髙橋龍議員は、私自身の発言、今冬の除排雪はかなり改善したと言ってましたがということにおいては、私の、多分記者会見のことについて言っていたのではないかと思っております。それについては、先日も答弁しましたけれども、私の私見として、お話を記者会見でさせてもらっておりますので……(「私見を記者会見で言っているの。ばかじゃないの」と呼ぶ者あり)この点においても、それをもとにしておっしゃっておりますので、私の私見についてここはお聞きになっているというふうに思っております。(発言する者あり)そして、もう一つ、私は、いつから改善したかということにおいては、平成 26 年以前と今と比べてということでお話をしているところでございます。ですので、先ほども答弁させていただいたように、平成 26 年以前に、私は堺町通りだけではないですけれども、かなりのエリアを何度も除排雪の状況を確認しようと回っている中で、もちろんその中の一つとして堺町通りも見てきたところでございます。私は残念ながら2月の状況は見ておりませんけれども、先ほど来、残念ながら回数等は出ておりませんが、市役所職員自身も含めて、その通りを何度も確認をし、その中で現状において排雪等は残念ながら入っていないというところでありますけれども、その状況をきちんと鑑みながら除排雪の対応をしていただいているというふうに思っておりますので、その手法等においては、除雪の方法や排雪の方法は何度も何度もいろいろな場面でお話ししていますから具体的には言いませんけれども、それを取り組むことによって現状保たれているというふうに思っておりますので、当時の平成 26 年以前よりは改善がなされているというふうに思っている私の私見でございますので、改めて御理解をいただければと思っております。(「市長記者会見で何私見話してるの」と呼ぶ者あり)(「そんな人、今までいなかったですよ」と呼ぶ者あり)(発言する者あり)(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 建設部長 上石明(建設部長は2019年2月まで)

髙橋龍議員の再々質問にお答えいたします。まず、パトロールの記録のことですけれども、今答弁させていただいたのは、個別といいますか、個々の路線については記録を示していないという形でお答えさせていただきました。それで今、髙橋龍議員から、記録といいますか、それはどうなのかという部分につきましては、確かにパトロール自体は一個一個個別で行っているのではなくて、先ほど御説明させていただきましたけれども、エリアの中を回ってパトロールをしているところであります。それで、報告書がないのかということにつきましては、申しわけございません。今、私、ここは確認はとれておりません。それでもし、これがないというのであれば、議員がおっしゃるとおりに、やはりきちんとパトロールの中で、そうでないとそのときどういった判断をしたのかというのはわからないので、それにつきましては、ないのであればきちんとやはり報告書という部分はあるべきかと考えておりますので、その部分については見直しを図っていきたいというふうに考えております。(発言する者あり)あと、堺町通りの排雪優先度につきましては、済みません、繰り返しになるのですが、やはり私どもとしては本当に今回、観光に配慮した排雪という形で実施していますので、ただ、そこにつきましては、ピンポイント的なもので、髙橋龍議員としまして、やはり堺町通りに常時観光客がいるので、シーズン通しての部分の優先度のことをおっしゃっていると思うのですけれども、今、ここにつきましても、ここでなかなかお答えはできないのですが、ただ、繰り返しになるのですけれども、我々としてもやはり観光客が多いところだと認識はしています。実際に、特に外国人観光客がいらっしゃるものなので、どうしても雪が珍しいという外国人観光客もいらっしゃると思います。そうしますと、やはり我々地元とか日本人が考えている以外の行動をとる可能性があって、やはり危険なことがあるのかなと思っております。そういったことも含めて、いろいろ考えながら、今後どういう対応ができるのかという部分は、検討といいますか、何ができるかという部分は考えていきたいというふうに考えております。(発言する者あり)(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 総務部長 前田一信(総務部長は2018年2月まで)

先ほど御説明しました、まちなか居住の関係で、私の説明が悪くてうまく伝わらなかったようなのですけれども、決してやらないということでお答えしたつもりはございませんで、今ちょうど小樽商大とともに共同研究をやっておりますので、専門家がいらっしゃいますから、そういった専門家に、この因果関係、どういう形で、どんな手法で分析したらいいだろうというような、そういった御相談をしてみたいということでお話ししたつもりでございますので、決してやらないというつもりで言ったことではございませんので、御理解いただければと思います。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 福祉部長 日栄聡(福祉部長は2018年2月まで)

髙橋龍議員の再々質問にお答えいたします。先ほどは非常に簡単な答弁で申しわけございません。私からは、保育士不足への取り組みということで、市の取り組みについてですけれども、現在特にこれといったことはしておりませんが、先ほどの市長の答弁でもございましたとおり、国におきまして、民間保育施設の職員を対象に、経験年数、職場内の役割に応じた給与の加算という、これを行っております。これは実は平成 29 年から、ことしから行っているのですけれども、どういったことかといいますと、一応名目上、技能・経験に応じた保育士等の処遇改善ということでございまして、月額4万円の加算。これは副主任保育士ですとか、中核リーダー、経験年数おおむね7年以上の職員・保育士について加算するということでございまして、これは国の考えでは、その施設職員のおおむね3分の1を対象としているところだと聞いております。また、月額 5,000 円の加算ということも考えておりまして、これは職務分野別リーダー、若手リーダー、例えば障害保育の関係のリーダーですとか、そういった方に支払われるということでございまして、これは大体、経験年数おおむね3年以上の職員・保育士を対象としておりまして、国の考えでは、施設の職員のおおむね5分の1が対象となるというふうに考えているところでございます。この経験年数というのは、おおむねの年数でありまして、各施設の職員構成等に応じて、柔軟に対象者を決めることができるということでございまして、これが 29 年から始まっているのですが、この要件としては、本当に処遇改善、スキルアップするための何か研修を受けてということなのですが、29 年については、こういった研修の受講要件は課さないで、保育所から直接、こういった職員がいるということで道を通して国に報告すればそれが加算されるということでございます。最終的には、翌年度に賃金改善実績報告書を提出させて、実態調査して払うということになるのですけれども、30 年度以降については、これは先ほど市長の答弁であったのですが、30 年度以降については北海道でこういった研修を行いまして、それを受講するという形をとって、受講が要件になって、また加算が払われるというような形になります。そういったことで、国では全体の底上げをすることを考えておりまして、本市におきましても、一応こういった状況もありますので、他都市の事例とかも参考にしながら、あるいは民間保育所の意見もお聞きしながら、情報収集に努めてまいりたいというふうに考えております。(「私見、おかしいでしょ」と呼ぶ者あり)(「議長、1番、議事進行について」と呼ぶ者あり)

出典:小樽市議会 平成30年第1回定例会 2018年2月28日 議事録 PDF(218ページ) 間違いを知らせる