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小樽市議会 平成29年第4回定例会 2017年12月12日

介護保険について

2017年12月12日、小樽市議会の一般質問で、川畑正美議員が「介護保険について」質問し、市長 森井秀明が答弁しました。

質問者
川畑正美 議員
答弁者
市長 森井秀明

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 21番 川畑正美

5項目め、介護保険について質問します。介護保険第7期の問題点について伺います。安倍政権のもとで、介護保険は前回の報酬改定で要支援1・2を介護保険給付から外したのに続き、2018 年度介護保険報酬改定に向けて、要介護1・2の在宅サービスを介護保険の給付から外すことが提案されています。全国では、要支援1・2の 176 万人の在宅サービスが保険給付から外され、この上、要介護1・2の 240 万人のサービスまで外したなら、要支援、要介護と認定されている人の 65%が保険給付から外されることになります。小樽市の 2016 年度第1号被保険者要介護2以下の認定者は、全体で1万 1,127 人に対し 7,736 人で69.5%になります。厚生労働省は、訪問介護の生活援助について、平均利用回数を要介護度別に基準となる回数を算出し、要介護1で月 26 回、要介護2、33 回、要介護3、42 回など、基準介護回数を超えるものを届け出の対象としました。本市の在宅介護サービスの生活援助について、多数回利用の基準を超えるとされている人は何人いるのか、お答えください。独居で認知症のため服薬の管理が必要、せん妄等のためほかのサービス利用は難しい、配偶者も介護状態で支援が受けられないなど、在宅での生活が立ち行かなくなり重度化を招きかねない状況があります。また、事業所の側では、多数の事業所が廃業に追い込まれることになりかねません。訪問介護の利用回数を制限することに対する市長の見解を求めます。国は、次期介護保険計画において、介護に対する財政支援を削ろうとしています。要介護度の尺度として自立や改善のみを競わせる改正は介護サービスの打ち切りや要介護認定に回さない門前払いを拡大することになります。今回の改定が目指しているのは、国、市町村、事業所双方を給付費削減にしむけていく仕組みづくりではありませんか。安倍政権では、社会保障のあらゆる分野で給付削減しています。介護保険では目に余る改悪の連続です。このような国のやり方に、市民を守る立場にある市として厳しく批判し、改善を求めるべきであります。市長の見解をお聞かせください。小樽市の事業で伺います。新年度スタートの第7期介護保険総合事業で、国が示している要支援1・2の方が受ける訪問介護の生活援助はボランティアではなく、引き続き専門のヘルパーが行うべきです。市長の見解を求めます。地域包括ケアシステムの実現のために、地域ケア会議は立ち上げられているが、構成、職種、人数を示してください。第7期の第1号被保険者の保険料は幾らになる見込みなのか、説明願います。介護給付費準備基金も使うなどして引き下げすべきです。見解を求めます。

答弁 市長 森井秀明(市長は2018年7月まで)

ただいま、介護保険について御質問がありました。初めに、在宅介護サービスの生活援助について、多数回利用の基準を超えるとされている人数につきましては、厚生労働省介護給付費分科会で示された基準回数を超えている人数を小樽市の平成 29 年8月サービス実施分に当てはめますと、要介護1は9名、要介護2は 18 名、要介護3は4名で、要介護4及び要介護5の該当者はおりません。次に、訪問介護の利用回数を制限することに対する見解につきましては、現時点の情報では、平成 30年 10 月から施行予定となっており、通常のケアプランとかけ離れた基準回数を超える生活援助中心型訪問介護を位置づける場合には、ケアマネジャーが市にケアプランの届け出をし、市は検証を行い、必要に応じサービス内容の是正を促すこととなります。市としては、単に利用回数を制限するのではなく、介護が必要な状況、生活実態など個別のケースごとにしっかりと実情を把握し、適正に運用を行ってまいりたいと考えております。次に、介護保険の制度見直しに対する私の見解につきましては、制度改正に当たっては、将来を見据えて保険料水準の上昇を極力抑制するため、給付と負担のバランス、国と地方の負担のあり方等について検討するとともに、地域格差の是正についても引き続き適切に取り組むなど、持続可能な介護保険制度の確立を図ることが重要であると考えており、このことは全国市長会を通じ国に要請しているものであります。次に、総合事業において、要支援の方が受ける訪問介護の生活援助につきましては、介護支援の担い手、人材不足が見込まれていることから、第7期の計画中に緩和した基準による生活支援やボランティアなどによる生活支援等について検討していくことを考えております。しかし、緩和した基準による生活支援など、新しいサービスを受けようとする利用者側と事業者や団体などサービスを提供する側との理解と合意の上で行われることが必要な制度でもありますことから、拙速な事業実施は避けるべきと考えております。次に、地域ケア会議の構成と人数につきましては、同会議は多職種共同による個別ケースのケアマネジメント支援のための実務者レベルの会議であります。メンバーは、保健師、看護師、社会福祉士、主任介護支援専門員、理学療法士、管理栄養士、作業療法士、言語聴覚士、介護サービス事業者、行政職員などの多職種で構成されております。また、会議を開催する際の人数につきましては、これまではおおむね 10 人程度で開催しております。次に、第7期の1号被保険者の保険料につきましては、現時点の中間報告値としまして、基準月額6,024 円と試算しております。今後は来年1月中旬に公表される介護報酬改定の影響によりまして変更となることを予想しております。また、介護給付費準備基金の取り崩しにつきましては、第7期の3年間の中で計画よりも実際の給付費が増大した際に充当をしなければならないことや、第8期に向けた影響なども総合的に勘案し、慎重に判断してまいります。

出典:小樽市議会 平成29年第4回定例会 2017年12月12日 議事録 PDF(95ページ) 間違いを知らせる