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小樽市議会 平成29年第4回定例会 2017年12月11日

市長の責任の取り方について

2017年12月11日、小樽市議会の一般質問で、松田優子議員が「市長の責任の取り方について」質問し、市長 森井秀明が答弁しました。

質問者
松田優子 議員
答弁者
市長 森井秀明

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 9番 松田優子

平成 29 年第4回定例会に当たり、公明党を代表して、質問させていただきます。よろしくお願いいたします。最初に、市長の責任のとり方について伺います。さきの第3回定例会において、市長及び副市長に対する辞職勧告決議案が可決されたことについて、市長は 11 月 10 日に、鈴木議長に、辞職勧告は重く受けとめますが、辞職するつもりはありません、反省すべき点は反省し、改善すべき点は改善していきますと述べたと伺っております。そして、今定例会の初日の本会議において上程された議案の提案説明に先立ち、同様に、この決議をもって辞職するつもりはありません、反省すべきは反省云々と述べ、最後に、御理解いただきますようお願いしますと締めくくられましたが、全く理解することはできません。まず伺いますが、この発言では抽象的過ぎて全く意味がわかりませんので、反省すべき点とは何か、そして何を反省したのか、また同じく改善すべき点とは何か、今後何を改善しようとしているのか、それぞれ具体的にお示しください。また、副市長は当初、私が副市長としての資質、能力に欠けるとして辞職勧告決議がなされたことは大変に残念であり、重く受けとめさせていただきますとコメントしていましたが、この辞職勧告決議を本当に重く受けとめ、11 月末日をもって辞職されました。このことに対して市長は、急なことであり、後任を考えられるまでには及んでおりませんので、市民生活に支障が生じないよう、職員ともども鋭意努力していきますと、全く人ごとのように述べています。副市長は、辞任の一つの理由に、高島漁港区の観光船事業に関して職員の指導を誤ったことを挙げていましたが、平成 28 年第1回臨時会において上程された副市長選任の提案理由の中で、市長は、私の公約実現や本市の抱えるさまざまな課題の解決に向け、市政全般において職員のかなめとして模範となり、さらには職員を統括し、市民の期待に応えていただくことができる最適な方と述べ、副市長が職員を統括する立場であることを強調しました。これを受けて我が党は、どんなにすごい能力をお持ちの方であっても、その卓越した能力をいかんなく発揮できるか否かは市長にかかっていると思いながら副市長の選任に同意いたしましたが、今まさに全くそのとおりになってしまいました。市の最高責任者は市長です。副市長が職員の指導を誤ったのなら、指導を誤った副市長を選任しようとした市長も責任をとるべきと考えますが、お考えをお聞かせください。ともあれ、11 月末をもって副市長が辞職しましたが、副市長は、市役所内部の職務はもちろん対外的な重責を担ってきたと思われますが、今まで担ってきた副市長の職務と、副市長空席の間の対応について伺います。今定例会では市長の減給条例案が再度提出されています。これは、第3回定例会では、給料月額の 10分の1を1カ月であったものが否決されたことを受けて、今定例会では、給料月額 10 分の5を1カ月減額すると減額幅を大きく変えています。我が党は、辞職勧告決議が可決された以上、市長には副市長と同様辞職していただくしかないと思っておりますので、この量定について妥当かどうかの議論をするつもりは毛頭ありませんが、減額幅が大きく変わった理由についてだけ伺います。前回の分区条例違反に係る管理監督責任及び誤った条例解釈を適法であるとしてきた責任について、管理監督責任の先例に倣って減給の量定をしたようですが、10 月 16 日の定例記者会見で、10%減額する条例案が否決されたことについて、減額の規模を検討した上で第4回定例会に出し直すとの意向を示し、今回は、ふれあいパス事業に係る管理監督責任が加わり増額したように思いますが、もしそれが加わっておらず、否決された前回と同じ責任についての減給条例案の再提出だったとしたら、どのような減給条例案になっていたのでしょうか、お聞かせください。そして、前回は、当市における業務上横領等により懲戒免職処分となった事案において、管理監督責任を先例としてその量定を決定したようですが、第3回定例会の議会議論を踏まえて、当市における事案だけではなく、他団体の事案における首長の減給割合を参考にしたとありましたが、参考にした事例をお聞かせください。先ほども申し上げたとおり、辞職勧告決議を可決した我が党は、市長とは何も議論できませんが、私たちも、市民の皆様から安全・安心して暮らす市政を実現するための負託を受けた議員として、その責任は全うしていきたいと思っておりますので、質問させていただきました。以上で1項目めの質問を終わります。

答弁 市長 森井秀明(市長は2018年7月まで)

松田議員の御質問にお答えいたします。ただいま、私の責任のとり方について御質問がありました。初めに、辞職勧告決議についてですが、まず、反省すべき点とその内容につきましては、辞職勧告決議の中で挙げられた御指摘のうち、高島漁港区における観光船事業に関し、コンプライアンス委員会からの指摘により市の条例解釈の誤りが判明したこと、議会対応に関し、答弁や説明の中で私の真意が正確に伝わらず、議員の皆様に誤解や混乱を与えてしまったことがあったこと、中央バスに市への不信感を抱かせたことに関し、私の発言で誤解を与え、不信感を与えたこと、記者会見での発言の錯誤に関し、記者からの御質問の趣旨をつかみ切れず正確にお答えできなかったため混乱を与えてしまったこと、ふれあいパス事業の支払い手続における法令違反に関し、契約規則に定める書面による契約を締結せず支払いをするという不適切な事務処理があったことなどであります。また、改善すべき点とその内容につきましては、高島漁港区における観光船事業に関し、これまでの誤った条例解釈と手続を改めるべく鋭意作業を進めること、議会対応に関し今後とも緊張感を持って丁寧な説明に心がけること、中央バスに市への不信感を抱かせたことに関し、私の発言の真意をお伝えできる機会を見つけてまいること、人事異動に関し人事評価制度の推進や係長職以上の内申を昇任等に関係なく提出させることに改めたこと、除雪共同企業体の構成員数変更に関し、平成 28 年度から唐突な印象とならないよう建設常任委員会でJV構成員を報告し、説明会で業者に説明した後、募集をしていること、東京小樽会、関西小樽会への参加に関し、その時々の判断となりますが、優先的に参加するよう配慮をしていること、議会事務局職員の人事異動に関し、複数で協議の場に応じ見解の相違がないようにすること、ふれあいパス事業の支払い手続における法令違反に関し、速やかに改善すべく 10 月 30 日付で協定を締結したことなどであります。次に、副市長を選任した私の責任につきましては、副市長は議会からの辞職勧告を重く受けとめ、高島漁港区の観光船事業に関し職員とともに誤った条例解釈を適法としてきたことに対して、副市長なりの責任のとり方をされたものであります。(発言する者あり)しかしながら、私は市民の皆様の負託を受けて市長というお役目についておりますので、辞職勧告決議を重く受けとめてはおりますが、民意が市政に反映されるよう職責を全うすることが私の役割でありますことから、このたびの減給条例案の提出をもって責任をとるものであります。次に、副市長の職務と空席の間の対応につきましては、副市長は市政運営における最高補佐役としての職務のほか、除雪対策本部長やおたる自然の村公社、小樽市職員福利厚生会、例規審査委員会などの市長の補助機関である委員会等の理事長や委員長という重責を務めておりましたので、不在の影響は大きいものがありますが、各所管部長がその職務を担うとともに、関係職員がそれぞれ補いながら業務を遂行しているところであります。次に、減給条例案についてですが、まず減給条例案における量定の考え方につきましては、今回の条例案はいわゆる分区条例違反に係る管理監督責任と、誤った条例解釈を適法であるとしてきた私自身の責任に加え、ふれあいパス事業における契約規則違反に係る管理監督責任に対するものでありますが、それぞれの責任について量定を積み上げたものではなく、これらを総合的に勘案した上で、減給 50%1カ月としたものでありますので、御質問の契約規則違反に係る管理監督責任がなかった場合の量定についてはお示しすることができません。(発言する者あり)次に、他団体の事案における減給割合の参考事例につきましては、本件と類似の事例は把握できませんでしたが、平成 21 年6月に提案された恵庭市における職員の着服事件に対する市長の減給 50%1カ月、本年6月に提案された本別町における税情報をめぐる汚職事件に対する町長の減給 50%1カ月、本年3月に提案された札幌市における職員の不祥事多発に対する市長の減給 30%1カ月などを量定の参考としたところであります。

出典:小樽市議会 平成29年第4回定例会 2017年12月11日 議事録 PDF(61ページ) 間違いを知らせる