小樽市議会 平成29年第2回定例会 2017年6月14日
地域公共交通について
2017年6月14日、小樽市議会の一般質問で、中村岩雄議員が「地域公共交通について」質問し、市長 森井秀明が答弁しました。
- 質問者
- 中村岩雄 議員
- 答弁者
- 市長 森井秀明
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 4番 中村岩雄
地域公共交通について、お尋ねいたします。今、小樽をめぐる人と物の流れにさまざまな変化があり、早期に、あるいは中・長期で検討・対応を要する課題が山積しています。北海道横断自動車道余市・小樽間が平成 30 年度中に供用開始になり、国道5号の忍路防災事業で、トンネルを含む新ルートが 29 年度中に開通、それに続き、塩谷防災事業も順次供用開始になると聞いております。また、少子高齢化、人口減などから、学校統廃合によって通学路が変わることや、小樽市立病院、済生会小樽病院、小樽掖済会病院の移転に伴う通院ルートなどの変化が見られております。北海道新幹線における新駅周辺と市街地とのアクセス、並行在来線函館本線経営分離など、バス、JRなどの公共交通にも影響を及ぼす課題があります。このような情勢の中、昨年4月に、塩谷海岸からぱるて築港までの路線の新設を求め、塩谷·桃内連合町会、新道町会、しおやを良くする会の三者から 2,000 筆を超える署名を添えて北海道中央バスに要請がありました。その後署名はふえ続け、3,200 筆に達していると聞きます。要望の内容は、高齢化が進みバスの乗り継ぎが厳しく、買い物、通院が大変不便であり、現在、おたもい入口から小樽市立病院、済生会小樽病院経由でウイングベイ小樽まで運行されている路線バスを塩谷海岸まで延長してほしいというものであります。小樽市としても、地域住民の要望を受け、北海道中央バスに要請を続けてきたことと思います。北海道中央バスからは、市内線の収支が赤字という現状で、塩谷海岸からぱるて築港への直通路線の新設は大変厳しいが、法定協議会が設置されれば、その中で検討したいとの考えが示されております。国の動きですが、平成 25 年 12 月に交通政策基本法が制定され、26 年 11 月、地域公共交通活性化再生法が改正され、地域公共交通ネットワークの再構築に向けた支援を行っています。そこでお伺いいたします。まず、市では塩谷地域の要望に対しどのような対応をされてきたのか、御説明をお願いします。次に、地域公共交通ネットワークの再構築に向けて、道内他都市の地域公共交通網形成計画の策定状況をお聞かせください。地域公共交通網形成計画を策定する経費として国から支援する制度があり、昨年度までは補助率 10 分の 10 で、29 年度から2分の1となりました。来年度では遅きに失する感がありますが、網形成計画を策定するための法定協議会設置時期はどのように考えていますか、お示しください。次に、法定協議会を設置するとしたら、構成員はどのようにお考えですか、お答えください。また、地域公共交通網形成計画を策定するに当たり、法定協議会開催は何回くらい想定していますか、他都市の事例などを参考にしながらお答えください。最後に、地域公共交通網形成計画策定に必要な地域データの収集・分析、住民利用者アンケートの実施なども行うべきですが、どれだけの範囲、規模で考えているのか、お聞かせださい。また、短期間の実証調査も必要と思いますが、いかがですか。お答えください。以上、再質問を留保し、一般質問を終わります。
答弁 市長 森井秀明(市長は2018年7月まで)
中村岩雄議員の御質問にお答えいたします。ただいま、地域公共交通について御質問がありました。まず、要望に対する市の対応につきましては、平成 28 年4月に、塩谷桃内連合町会などから、塩谷海岸とぱるて築港までの路線新設の要望に関する支援要請があり、市からもバス事業者に対して検討を依頼しました。バス事業者からは、現状において路線新設は非常に困難な状況にあると説明を受けたことから、その内容について塩谷桃内連合町会などに報告しているところでありますが、市といたしましては、市内全域のバス路線のあり方の中で引き続き検討していきたいと考えております。次に、地域公共交通ネットワークの再構築に向けて、道内他都市の地域公共交通網形成計画の策定状況につきましては、平成 29 年3月末現在で、函館市や千歳市など 10 市町で策定されております。次に、地域公共交通網形成計画を策定するための法定協議会設置時期につきましては、地域公共交通網形成計画の策定に当たり、行政が中心となり、まちづくりと連携し、面的な公共交通ネットワークの再構築に取り組まなければならないと考えております。協議会の設立時期については、現在、銭函地区をモデル地域に選定し、行政として地域公共交通に対する役割や課題などを把握するとともに、他都市の取り組み状況を調査、研究した上で判断していきたいと考えております。次に、法定協議会の構成員につきましては、国土交通省で発行している地域公共交通網形成計画作成の手引きによりますと、法定協議会の構成員については、市町村、公共交通事業者、道路管理者、公安委員会、学識経験者、利用者、地方運輸局などが示されており、委員数につきましては、他都市の事例では 20 名程度で構成されていることから、これらを参考にしてまいりたいと考えております。次に、法定協議会開催の回数につきましては、国土交通省で発行している地域公共交通網形成計画作成の手引きによりますと、法定協議会では、地域公共交通の問題点や課題の整理、地域公共交通網形成計画の基本方針や目標の設定、施策の検討などを行うことから、4回程度開催することが必要と考えております。次に、地域公共交通網形成計画策定に必要な調査につきましては、地域公共交通網形成計画の策定に当たっては、本市の地域公共交通の現状や課題を把握するため、市内全域において公共交通の利用状況などのデータの収集・分析、通勤・通学者、市民や観光客などを対象としたアンケート調査などが必要になると考えております。また、短期間の実証調査につきましては、今後、必要性について検討してまいりたいと考えております。(「議長、4番」と呼ぶ者あり)
質問 4番 中村岩雄
強い要望として申し上げておきたいのですが、塩谷とオタモイ3丁目が該当する地域になるわけですけれども、これはことしの4月末の人口で約 4,250 名の方々がいらっしゃる、そういう地域です。現在、おたもい入口発のおたもい・ぱるて築港線、これが運行されております。1日5便運航されているわけですけれども、このおたもい入口発を塩谷海岸まで延長してほしい、そういう具体的な要望です。今、市内全域でぱるて築港線として運行されているのが約6カ所から運行されているということです。その中で、このオタモイ3丁目、塩谷地域が不便を強いられている、そういう状況にあるかなと思うのですが、引き続き市におかれましては、バス事業者に対しまして協議及び働きかけをしていただきたいというのと、それから、法定協議会が前提となっておりますので、その設置に向けて精力的に準備を進めていただきたい、これを強く要望しておきます。