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小樽市議会 平成29年第2回定例会 2017年6月12日

国民健康保険について

2017年6月12日、小樽市議会の一般質問で、酒井隆裕議員が「国民健康保険について」質問し、市長 森井秀明が答弁しました。

質問者
酒井隆裕 議員
答弁者
市長 森井秀明

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 8番 酒井隆裕

第2に、国民健康保険料について、質問いたします。2017 年度国民健康保険料についてです。今年度の保険料は、後期高齢者支援分と介護納付金が上がる一方、医療費分が下がり、1世帯当たり9,095 円下がり、全世帯の 38%を占める 40 歳から 64 歳までの介護2号被保険者がいる世帯については8,900 円の引き下げとなっています。日本共産党は従前から1世帯1万円の国民健康保険料引き下げを主張してまいりましたが、医療分の料率が下がった要因は、1人当たり医療費の大幅な上昇がないことや、保険給付費が減少する見込みからとされています。心配されるのは、加入者の中で病院にかかることを抑える傾向はないかということです。受診抑制が医療分の料率が下がったことと関連はないのか、問います。加入者の平均所得額についてです。全道各地と比べていかがでしょうか。1人当たり所得の最も高い都市と平均の金額は幾らですか。本市は 35 市中何番目に当たるのですか。市内国民健康保険加入者の平均所得についてです。後期高齢者医療制度ができた 2008 年度と 2017 年度を比べると、どのように推移していますか。また、国民健康保険世帯主の構成についても伺います。農林漁業者を含む自営業者、年金生活者や給与所得者など、どのように推移していますか。さらに、所得に占める国民健康保険料の割合について、本市と全道各市との比較をお示しください。年間保険料は、全体では下がるものの、上がる世帯が存在します。世帯の人数ごとに幾らの給与収入から保険料が上がりますか。また、賦課限度額にちょうど達する世帯での給与収入に対する保険料の負担割合をお示しください。国民健康保険都道府県化についてです。2018 年度から国民健康保険財政が都道府県化されます。北海道が示した仮算定で、小樽市の保険料は2回とも 2015 年度保険料と比べて下がると発表されています。北海道が示す仮算定では1人当たりの保険料は幾らと示されたのですか。また、いつごろはっきりと示されるのですか。お答えください。しかし、仮算定で下がると示されたにもかかわらず、都道府県単位化後も保険料については高くなっていく見込みとしている道内他都市の考えもあります。本市においては国民健康保険都道府県化後も保険料は低くなっていく見込みなのか伺います。また、本市では、現行保険料と道移管後の保険料の差額はどのように試算しているのか問います。道内他都市での試算によると、収入が多いと現行より保険料は下がり、低いと上がる傾向があることが示されています。本市の状況ではいかがでしょうか。都道府県化により北海道が市町村ごとの費用負担分としての納付金を決定し、市町村が納付金を納めるための保険料を決定することになります。小樽市が北海道に納める納付金は幾らと想定されていますか。医療給付費の水準や収納率などから、給付金や標準保険料率が示されます。道内他都市と比較して医療費の高い本市の保険料に影響するおそれはありませんか。本市が負担緩和のために独自に一般会計から繰り入れる場合、納付金に影響が出るのですか。6年後には激変緩和措置が終了します。激変緩和の財源は国から交付される特例基金 11 億 4,000 万円に、道調整交付金 23 億円を加えた 34 億 4,000 万円規模だといいます。国の財政支援については不明ですが、道調整交付金は激変緩和終了後も続くと見込んでいるのですか。安定して支出される根拠はありますか。保険料は市町村の判断で決められるとなっていますが、将来的には北海道全体で平均化され、保険料が高くなっていくことにつながりませんか、いかがでしょうか。その場合、市民負担軽減のため、市として手だてをとるべきではありませんか。何より国庫支出金を元の 50%に戻すことを国に求めるべきではありませんか。市長のお考えを伺います。

答弁 市長 森井秀明(市長は2018年7月まで)

ただいま国民健康保険料について御質問がありました。初めに、平成 29 年度国民健康保険料についてですが、まず、受診抑制と医療分の料率が下がったこととの関連につきましては、受診率はここ数年緩やかに上昇しており、また、1人当たりの医療費も横ばいであることから、受診抑制との関連はないと認識しております。次に、加入者の平均所得額の道内 35 市との比較につきましては、北海道がことし5月に作成した納付金仮算定の資料によりますと、1人当たり所得の最も高い都市が約 67 万 7,000 円、道内 35 市の平均が約 44 万 5,000 円、本市が約 33 万 1,000 円で、道内 35 市中高いほうから 31 番目となっております。次に、加入者の平均所得の推移につきましては、平成 20 年度の確定賦課時における一般被保険者の平均所得は約 43 万 6,000 円でしたが、平成 29 年度は約 35 万 1,000 円であり、8万 5,000 円下がっております。また、世帯主の構成は、9年前と比較できる資料がないため係数の比較はできませんが、被保険者の年齢構成の変化に伴い、自営業、給与収入の方の割合が減少する一方、無収入の方、年金収入の方の割合がふえているのではないかと推測をされます。平成 27 年度の所得に占める軽減前の国民健康保険料の割合は、北海道作成の納付金仮算定の資料から算出いたしますと約 35%で、道内 35 市の中で3番目に高い割合となっております。次に、年間保険料が上がる世帯の給与収入につきましては、64 歳以下の給与収入がある場合の例で、単身世帯では 650 万円以上から、2人世帯と3人世帯では 600 万円以上から、4人世帯では 550 万円以上から、賦課限度額見直しの影響で引き上げとなります。賦課限度額に達する世帯での給与収入に対する保険料の負担割合は、40 歳以上の場合、単身から4人世帯まで、それぞれ約 14%となります。次に、国民健康保険都道府県化についてですが、まず、北海道から示された1人当たりの保険料につきましては、ことし5月の仮算定では 10 万 2,456 円となっておりますが、これは、あくまで保険料のあり方を議論するためのたたき台を示したものであります。都道府県化後の保険料は、国における予算編成作業が完了する来年1月に北海道から示される予定となっております。次に、本市における国民健康保険都道府県化後の保険料につきましては、6年後を目標に市町村の保険料水準の統一を目指すことになっていることから、医療費水準が高い本市においては保険料が高くなる可能性もあります。なお、所得水準、医療費水準の格差が非常に大きい道内における保険料水準の統一の具体的な進め方については、3年ごとの北海道国民健康保険運営方針の見直しの中で検討することになっております。次に、北海道移管後の保険料につきましては、ことし5月の仮算定において北海道から示された資料では、現行保険料と比べ約1万 4,000 円下がるという試算結果となっております。次に、収入と保険料の関係につきましては、北海道の試算では、納付金算定における応能割と応益割の割合について、北海道における所得水準の格差の影響を薄めるため、応益割の比率を上げた標準保険料率となっていることから、所得が低い世帯において保険料が上がる傾向になったと思われます。しかし、保険料率の決定はこれまでどおり市が行うこととなるため、所得が低い世帯の保険料負担が大きくならないよう配慮してまいりたいと考えております。次に、本市が北海道に納める納付金の額につきましては、5月の仮算定時に保険料分と一般会計繰入金分を合わせて約 31 億円と示されております。次に、医療費の高い本市の保険料への影響につきましては、本来医療費水準が高い市町村には、全道平均を上回る負担が求められるところでありますが、現時点では、保険料の激変緩和と市町村の医療費適正化の取り組みを促す観点から、調整が行われることになっております。しかし、保険料水準の統一が進んだ際には調整が行われなくなるため、保険料に影響すると考えられます。次に、一般会計からの独自繰り入れの納付金への影響につきましては、市町村が北海道に納める納付金の算定に影響はありません。しかしながら、市町村が独自に繰り入れを行う場合は赤字と定義され、6年以内を基本とした赤字解消計画の策定と解消・削減の取り組みが求められることとなっております。次に、北海道の調整交付金につきましては、その継続は明文化されていませんが、北海道国民健康保険運営方針案において、激変緩和終了後の納付金制度の安定化に必要な対策や、施行時では想定されなかった事案等についても、市町村に大きな影響が出ないよう対応していくと示されていることから、何らかの対策が講じられるものと期待しております。次に、将来的に保険料が高くなるのではないか、市民負担軽減のため市として手だてをとるべきではないかとのことにつきましては、保険料水準の統一が進んだ際に、保険料が上昇することも考えられますが、保険料を引き下げる目的で行われる一般会計からの繰り入れは赤字とされ解消が求められること、間接的に国民健康保険加入者以外の方にも負担を求めることになることから、適当ではないと考えております。また、国庫負担割合の引き上げにつきましては、これまで国民健康保険の財政負担については、新たな保険者間の財政調整制度の創設や、国の三位一体改革による都道府県との負担の見直しなどが行われてきましたが、公費負担割合 50%の基本的な考え方は確保されているものと認識しております。国民健康保険財政は依然厳しいものがありますので、北海道市長会等を通じて、国の財政支援の強化について引き続き要望してまいりたいと考えております。

出典:小樽市議会 平成29年第2回定例会 2017年6月12日 議事録 PDF(72ページ) 間違いを知らせる