小樽市議会 平成29年第1回定例会 2017年3月2日
(1)観光について/(2)除排雪について/(3)原発について/(4)アスベストについて
2017年3月2日、小樽市議会の一般質問で、面野大輔議員が「観光について」「除排雪について」「原発について」「アスベストについて」について質問し、市長 森井秀明、教育長 林秀樹、産業港湾部長 中野弘章、建設部長 相庭孝昭が答弁しました。
- 質問者
- 面野大輔 議員
- 答弁者
- 市長 森井秀明、教育長 林秀樹、産業港湾部長 中野弘章、建設部長 相庭孝昭
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 16番 面野大輔
2017 年第1回定例会一般質問を行います。観光について質問です。現在、国、北海道、各自治体が観光振興について、人員と事業費をかけて観光客の誘致活動を推進し、MICE誘致、宿泊施設、ホスピタリティ、通信インフラ整備など各種事業や日本版DMOを進めている状況です。2020 年に開催される東京オリンピックもスポーツの祭典ではありますが、日本に訪れる諸外国の方々は観光も視野に入れていることと思います。文化庁が認定している日本遺産もその目的と合致していることから、今後、外国人観光客の増加が見込まれる状況であり、日本遺産の認定に向け、動き始めている本市でも期待できることと感じております。しかし、多くの自治体が観光振興に乗り出し、競争が激化していることも事実です。せんだって交付された地方創生加速化交付金は、交付先の事業の内容が精査され、採択されるというものであり、本市と同様に観光事業について採択された自治体も交付決定一覧表で散見しました。そこで、観光振興にはどのような効果があるのか。小樽市観光基本計画の冒頭にもあるように、観光は 21 世紀のリーディング産業、地域経済に大きな効果をもたらすことが期待されるとうたわれており、観光振興は経済効果に大きく影響し、まず、産業の発展、雇用の拡大、安定した収入の確保、恵まれた職場環境が担保されれば、人口減少に伴う課題や不安が解消され、ワンランク上のステージで本市の人口減少対策に力を入れることが可能となるはずです。以前に観光の経済効果について調査した経緯があり、概括的に観光基本計画に示されています。当時のデータを調べると、観光入込客数は 2003 年度、約 800 万人、2004 年度、約 754 万人、宿泊者数は 2003年度、2004 年度ともに約 73 万人、この間、入込客数、宿泊者数に増減はありましたが、2015 年度には約 794 万人が小樽を訪れ、70 万人が宿泊されていました。数値的には大きな差異はありませんが、世界的な経済情勢や為替、情報のグローバル化、輸送業界の発達など、この 10 年の技術革新を初め、多岐にわたる著しい変化を遂げた期間ではないでしょうか。そこで、観光に携わる事業者、雇用者、総消費額はどのように変化していると分析していますか。10年前と対比した形でお示しください。次に、前回の観光基礎調査を行って以来、10 年以上の歳月が経過しております。2003 年から 2004 年にかけて行われた観光基礎調査はどのような形で観光振興に生かされたのか。また、その調査の概要とかかった費用、期間をお示しください。現在、小樽市の観光がどのような状況に置かれているのか、市民、行政、事業者が把握できる材料が必要と考えますが、費用のかかることで直接的に費用対効果が期待できる調査ではありませんが、現在、調査の必要性を感じていますか。次に、除排雪について質問です。2016 年度七つの地域総合除雪に関する入札は六つのJVで落札し、一つのJVが二つの地域を担当するという、近年には珍しい体制で除排雪業務を行うこととなりました。定例記者会見の中で市長はこの体制について「大変、残念な気持ち」とおっしゃっていましたが、そうおっしゃる前の説明では、「今年度は4月から、昨年度除雪を担当した業者の皆さまから実績や課題を聞き取るなど、例年より多くのヒアリングを実施し、共同企業体の編成条件などを検討してまいりました」と述べられています。2016年度に行ったヒアリングでは、このたびの体制になる可能性を予見させるような意見はなかったのか、また、2015 年度は急な入札条件の変更によって2度の不調が続き、事業者からは要望書が提出されるという異例の事態が起きましたが、昨年8月に提出されたこの要望書に対し、どのような回答をしたのか、要望書の内容と照らし合わせて御答弁ください。次に、貸出ダンプ制度について、2016 年度から始まった貸出ダンプ制度の見直しの周知活動は、ホームページへの掲載、地域除雪懇談会での説明を行っていくということでしたが、本制度の見直しについて懇談会の中で上がった意見等はどのような内容があったのか、お示しください。また、昨年は利用できてことしから利用が制限される団体にはどのように周知活動を行ったのか、お示しください。昭和 54 年から始まった貸出ダンプ制度は、長い時間をかけて現在の状況に至っています。その間、徐々に制度の特例が認められ、各利用団体の利用数が増加し、近年では事業費が1億円を超える大きな事業となっています。これまで長きにわたり利用されてきた団体に対し、今シーズンから利用できないということを周知するには、11 月の地域除雪懇談会では遅過ぎると思います。各利用団体は基本的に年間を通して貸出ダンプ制度を利用するための費用を工面していると推測しますが、その中には団体独自で費用をかけて、降雪時には周辺地域の道路を除雪し、一旦雪押し場に堆積している地域もあります。この雪押し場の排雪が急遽、地域除雪懇談会で貸出ダンプ制度の利用ができないということになれば、雪押し場があふれた際には自分たちでその排雪を行わなければいけないという事態に陥り、懇談会後、業者に問い合わせたところ、積み立てた費用では全く足りず、住民の方々は不安を持っていたことと思います。制度変更の検討も重要なことかもしれませんが、利用者への周知方法やタイミングに大きな問題があったと思います。なぜ今回の制度変更は利用者の声を聞かずして拙速かつ強硬的ともとれる姿勢で実行したのか、なぜこのタイミングとしたのか、御説明ください。次に、昨年第2回定例会で、公務員宿舎敷地内での本制度の利用について質問があった際、市長は「制度本来の原点に立ち返って見直してまいりたいと考えております」とお答えになっています。一方で、「長きにわたり利用されてきた中で、市民の皆様の要望に応える形で制度の解釈の拡大が行われてきた」ともおっしゃっています。また、特例に関しては、制度の公平性の確保の観点から、2010 年度に明文化したものであり、この時点で行政としては肯定したものであると考えます。これまでの制度の流れからも原点に立ち返る見直しを行うことは市民要望に反する見直しと解釈することもできますが、本制度の見直しや原点回帰についてどのように影響すると考え市長は取り組んでいるのか、御説明ください。原発について質問です。昨年 11 月4日に開かれた定例記者会見の中で、森井市長は突如、北海道電力泊原発で停止中の3基の廃炉を求める要望書を 11 月中に北海道電力株式会社へ提出することを明らかにしました。今回の要望書の提出について何点か疑問がありますので、質問いたします。まずは、要望先についてです。市長は北海道電力への要望を明らかにしていますが、電子力発電所の管理・運営は北海道電力ですが、国策として経済産業省、規制や調査などに取り組んでいる原子力規制委員会、それから北海道や当該自治体、さらに隣接及び周辺自治体など、さまざまな関係機関が原発行政にかかわっています。このたびの経緯では、後志管内の各首長などに要望活動を周知した上で、北電に対してアプローチしたのみであると考えられますが、さきに挙げたほかの関係機関に対しての要望は考えなかったのですか。次に、廃炉に向けての決定は北電のみの取り組みだけでは完結できることではないと考えますが、廃炉の際にはどのような手続、手順をとって進めていくのか、御存じであればお示しください。また、今回は廃炉に向けた要望を行っていく考えとのことですが、現在、泊原発では再稼働に向けた取り組みが行われており、森井市長の立場からすると、まずは再稼働反対についての要望がタイムリーであり、現実的な取り組みと考えますが、北電の再稼働について一連の動向に対する市長の考え方と取り組みについてお示しください。次に、要望書の提出を行うタイミングについてですが、札幌市の秋元市長は選挙公約として環境、まちづくり、都市の再構築関係で原発に依存しない社会を目指すとしていましたが、現在、原発についてなどの市民意識調査などを行い、方向性の分析をしていると聞いております。自治体のトップとしてタイミングや根拠を探ってから実行しているように考えられますが、今回、森井市長がこのタイミングで要望書の提出に至った経緯をお示しください。次に、要望書提出の効果についてです。原発に関して北海道電力役員への面談がかなっていないわけで、この数カ月間にわたり状況は変わっていませんが、今回の要望書提出についてどのような効果を期待していたのか、お示しください。昨年 11 月に発生した福島県沖の地震では津波が発生し、宮城県の漁港や仙台港に海水が浸水していた事実がわかりました。福島原発ではこの津波による大きな被害はないとしておりますが、冷却装置が一時休止するなどが報じられ、不安に思う方々も大勢いらっしゃることと思います。この地震、津波によって漁業施設、設備などの被害はあったものの人的な被害は死者、行方不明者などは出ておらず、被災された方の中にも 2011 年の東日本大震災の教訓があり、最小限の被害で済んだという声もあるようです。防災・減災はソフト面も重要であり、日ごろから市民の皆様に対し、防災意識を高めてもらうことも考えなければいけません。いつ起こるかわからないものに対しての意識を高めることは非常に難しいことだと思いますが、有事の際に最小限の被害で済む取り組みを進めていただくようお願いいたします。この項最後に、福島原発事故は自然災害から原発事故につながっており、その結果、各地の観光客が減少し、小樽市にも影響が及びました。そこで、自然災害と原発事故との関係及び泊原発で事故が発生した場合の小樽市への影響について市長の基本的なお考えと泊原発への今後の対応を改めてお示しください。次に、アスベストについて質問します。昨年第1回定例会の際、民進党佐々木議員から、市内に残るアスベストについて質問があり、市内の500 平方メートル以上の建物については全て把握しており、それ以下の建物については把握する方法がなく、他都市の対策を集め、効果的な対応を考えていきたいという旨の答弁をいただき、大きな問題につながるような建物はないという認識でいますが、昨年、道内数カ所でアスベストの問題が広まっていることから、再度確認という意味合いも込めて質問させていただきます。昨年 10 月には、札幌市の地区センターでの煙突内落下物確認に伴う煙突断熱材破損物等に係る全市有施設の緊急点検において、札幌市教育委員会が 10 月 24 日から 26 日にかけて対象となる 128 校を調査した結果、小学校9校、中学校6校の計 15 校において給食用ボイラーの煙突内で断熱材の疑いのある落下物を確認したため、直ちにボイラーを停止、これによって当該 15 校に加え、これらの学校から給食の提供を受けていた 15 校を合わせて、30 校で通常の給食提供ができないとして、マスコミ報道で大きく取り上げられました。その後の分析調査で、15 校のうち小学校9校、中学校4校の計 13 校でアスベスト含有を確認し、当該 13 校についてはボイラー停止を継続し、問題の解決に急を要していると認識しております。また、その問題発覚を皮切りに、函館、旭川、北見、北斗、余市でも学校施設を含めた市有施設からアスベスト含有の確認や報告の隠蔽など、アスベストに関しての問題が浮き彫りとなっています。国は、2014 年度に石綿障害予防規則の改正を行い、その改正により新たに石綿含有保温材等が規制の対象になったことから、文部科学省から都道府県教育委員会に対して学校施設等における使用状況調査の依頼があり、北海道から各市町村教育委員会に同調査の依頼がありました。札幌市では、この調査の中で、煙突断熱材の調査については専門家または専門業者等に依頼するなどして実施することとなっておりましたが、調査期間や予算の関係上、文部科学省が求めていた同調査に関して先延ばししていたということです。その中で、保温材の調査は各学校長に劣化状況の点検を依頼すること、煙突断熱材の調査は 2006 年度に実施した煙突内部調査の結果をもとに精査する方針で調査を行い、損傷、劣化等による石綿等の粉じんの飛散のおそれがある煙突はないという内容の報告を北海道に提出、このような調査実態では問題を発見することができないのは当たり前です。小樽市では 2014 年の調査依頼にどのように対応したのか、調査の手法、費用と北海道への調査結果報告の内容についてお示しください。次に、本年度、文部科学省から 2014 年度と同様の調査依頼があったようですが、問題発覚後、道内では 30 の自治体が回答期限までの間、不備が見つかり、回答の修正を行っていたようですが、小樽市では回答後に修正はあったのかどうかお示しください。次に、アスベストの調査については自主的に定期で調査を行う法的義務がなく、非常に小さい物質であることから、ふだんの生活で問題が発覚することはまずないと考えます。学校施設の吹きつけアスベスト対策としては除去、囲い込み、封じ込めのいずれかの措置がとられていることと思いますが、囲い込みや封じ込めの場合、その工法に使用した建材の劣化なども考えられますが、本市ではそれらの確認についてどのように対応されていますか。また、吹きつけアスベストについて維持・管理している学校、工法をお示しください。次に、2005 年以降に文部科学省から依頼のあった調査は、どのような趣旨や意図で行われていたと認識していますか。財源の問題や市が優先する順位があり、すぐにアスベストの除去が進められることは難しいと考えますが、その調査や管理方法について一点質問いたします。国土交通省では、平成 19 年の総務省の石綿使用実態を的確かつ効率的に把握する方法検討の勧告を契機に建築物石綿含有建材調査者制度という公的資格制度を創設し、一般財団法人日本環境衛生センターという組織の講習を受講し、試験に合格することで建築物の石綿含有建材を調査できる資格を取得させています。現在、北海道内に資格保持者は 29 名いますが、本市でも資格の取得を促進し、中・長期的な調査管理の対応を勘案すべきと考えていますが、いかがですか。全施設のアスベスト完全除去がなされない以上、維持・管理は重要な要素となってきます。他都市のような市有施設も含め、そうでない建築物に関しても大きな問題になる前に、今後、市民の皆様が安心できる長期的な対応を全庁で検討していただきたいと思います。以上、再質問を留保して、質問を終わります。(拍手)
答弁 市長 森井秀明(市長は2018年7月まで)
面野議員の御質問にお答えいたします。初めに、観光について御質問がありました。まず、観光に携わる事業者につきましては、本市の統計上の数値はありませんが、観光協会の会員数の比較では、平成 18 年度の 277 会員に対し、平成 28 年度は 350 会員で 73 件、約 26.4%の増となっております。雇用者数につきましては、平成 17 年度以降データ計測がなされておりませんので、お示しすることはできません。年間観光総消費額につきましては、5年ごとに実施する観光客動態調査の最新版である平成 25 年度と平成 15 年度の比較で、観光入込客数が 720 万人であった平成 15 年度の 1,319 億円に対し、平成 23 年の東日本大震災の影響により入込客数が減少し 684 万人であった平成 25 年度は 1,255 億円と、観光客1人当たりの消費金額は上昇しているものの、総消費額はやや減少しております。次に、平成 15 年から 16 年にかけて行われた観光基礎調査がどのような形で小樽観光に生かされたのかにつきましては、調査において課題として挙げられた夜の観光振興としては、小樽ロングクリスマスの実施、宿泊客数の誘致としては小樽教育旅行誘致促進実行委員会の設立とキャンペーンの実施、また、道央圏観光客のさらなる誘致については月間イベント情報の作成などの新規施策を実施し、あわせて平成 18 年度策定の小樽市観光基本計画の基礎資料として活用されたものであります。また、調査の概要とそれに要した費用、期間につきましては、この調査は北海道の緊急地域雇用特別対策推進事業を活用したもので、観光客動態調査、観光経済事業所調査、観光経済波及効果計測の三つで構成されており、費用総額は 1,256 万 4,300 円となっております。期間につきましては、平成 15 年11 月の委託業者との契約締結から平成 16 年9月の報告書公表までの 11 カ月を要したものであります。次に、観光基礎調査の必要性につきましては、本市観光の現況や観光産業の経済波及効果を市民や観光事業者などの皆様に客観的に把握していただけることから、このような調査に基づくデータ分析の必要性は感じており、日ごろからさまざまな情報を収集して施策に反映させているほか、今年度末に調査結果が示されるまちなか観光にぎわいづくり調査のデータなども今後積極的に活用してまいりたいと考えております。あわせて、5年ごとに実施する観光客動態調査も手法や内容等を見直しながら、継続して実施してまいりたいと考えております。次に、除排雪について御質問がありました。まず、今年度の地域総合除雪の入札結果について除雪業者からのヒアリングで予見するような意見はなかったのかにつきましては、今年度は4月と5月に前年度の地域総合除雪に参加した業者の皆様と意見交換を行い、また、8月には道路除雪に登録のある業者の皆様に対して地域総合除雪への参加意向を確認いたしましたが、その場では今回の入札結果を予見させるような意見はありませんでした。次に、昨年8月に小樽建設事業協会から提出された要望書の内容及びその回答につきましては、要望書の内容としては地域総合除雪共同企業体構成員数を2社以上とすること、除排雪業務への過度の介入は行わないこと、除雪機械類の貸与台数をふやすことであり、これに対し、昨年の9月、今年度の地域総合除雪共同企業体構成員数については、道路除雪に登録のある業者の地域総合除雪への参加意向を踏まえ、3社以上とする。地域総合除雪における排雪協議については、今年度は手順等を整理し、その内容の説明を行い、しっかりと協議を行う。除雪車の配備については、今後とも地域総合除雪の円滑な実施を目指しながら市の財政状況に鑑みて検討すると回答したものであります。次に、除雪懇談会の中で貸出ダンプ制度の見直しについての主な意見等につきましては、一番多かったのは雪堆積場を対象外にすることについての意見でありました。このほかに急な変更ではなく、段階的に行うような経過措置を設けてほしい。制度の見直しについては除雪懇談会などの意見を聞いた上で、見直しをするべきではないかなどの意見がありました。次に、制度の見直しにより利用が制限される団体への周知につきましては、昨年度に集合住宅の敷地内の排雪を行った 15 団体に対しましては、10 月に直接お伺いし、または電話で説明を行いました。そのほか、町会及び前年度利用団体に対しましては、昨年度よりも早く貸出ダンプの御利用の手引きを送付するとともに、登録予定の積み込み業者に対しても例年より早く説明会を開催し、制度の見直しについて説明を行いました。また、町会長と市との定例連絡会議を通じて、町会にも手引きの周知の協力をお願いしたところです。次に、今回の見直しは拙速かつ強硬的なのではないかにつきましては、この制度の見直しに当たっては、排雪費用と降雪量の整合がとれていない状況があり、その要因が過剰な運行実態や特例により対象としていた雪山に道路の雪と関係ない雪が含まれている実態があることなどが問題視されました。このため、これらの改善を図るため、早急に見直す必要があり、その制度変更に向けてできるだけ多くの市民の皆様に周知できるよう努めてまいりました。その中で、さまざまな御意見がありましたが、その課題解決のために今年度より実施したものであります。次に、今回の見直しはどのように影響すると考え、取り組んでいるのかにつきましては、今年度は集合住宅の敷地内や道路脇の雪堆積場を対象外とする見直しを行いましたが、その影響については検証した上で見きわめたいと考えております。また、来年度は利用者団体が直接市に申込書を提出することや排雪幅を8メートルまでとする見直しなどを予定しておりますが、限られた予算の中でこの制度を維持していくために、今後も市民の皆様に周知を図りながら、必要な見直しを実施していかなければならないと考えております。次に、原発について御質問がありました。まず、北海道電力以外の関係機関への要望につきましては、経済産業省などの原発行政の機関に対してどのような発信の仕方ができるのか思案をしている段階であり、現時点では具体的な行動をするまでに至っておりませんが、私の思いを形にする行動を一つ一つ積み重ねていくことが重要と考えておりますので、このたびはまず事業者である北海道電力に対して要望を行ったものであります。次に、廃炉の際の手続手順につきましては、既に廃止の手続を進めている浜岡や美浜の原子力発電所を例にとりますと、発電所の廃止に当たっては、まず、事業者は約 30 年にわたる全体計画である廃止措置計画について国の審査を経て認可を受けることとなります。その後は、全体を解体工事準備期間、原子炉領域周辺設備解体撤去期間、原子炉領域解体撤去期間、建屋等解体撤去期間の四つに分けた各計画工程段階においても、計画の進捗に応じてその都度、国の認可手続を経ながら廃止措置が進められるものと承知しております。次に、再稼働への一連の動向に対する私の考え方につきましては、東日本大震災時の福島原子力発電所の事故を目の当たりにしたことによって、現状においてはどのような対策を行っても事故の可能性はあるものと認識しておりますので、原発の再稼働には反対であります。また、その取り組みにつきましては、泊原発を所有する北海道電力に対して、原子力に依存するエネルギー政策の転換を検討してもらうことが大切であると考え、要望書を提出したところであります。次に、要望書の提出時期の経緯につきましては、原発再稼働の反対は既に私が公約で掲げていることであり、現在、北海道電力が泊原発の再稼働に向けて原子力規制委員会の審査を受けている状況の中で、審査の結論が出た後の行動では、時期としては遅いと判断したことから、この時期の要望に至ったものであります。次に、この要望書提出の効果につきましては、北海道電力に対して環境に優しいエネルギーの活用や廃炉に向けた技術的なノウハウの蓄積について要望することで、泊原発の再稼働に固執することなく、北海道のエネルギーの今後のあり方について改めて考えてもらう契機となることを期待したものであります。次に、自然災害と原発事故との関係及び泊原発で事故が発生した場合の本市への影響につきましては、まず、自然災害と原発事故の関係についてですが、現在では自然災害の影響による福島原発事故を教訓とした新規制基準に適合する安全対策が進められておりますが、原子力規制委員会はこれを満たすことによって絶対的な安全性が確保できるわけではないとしており、私としましては、自然災害の影響によって事故は起こり得るものだと思っております。次に、泊原発において事故が発生した場合については、福島第一原発が周辺自治体に及ぼしたように、観光業や農林水産業などへの風評被害も含め、本市にも影響が及ぶことになると考えております。したがって、今後の対応につきましても、再稼働に反対する姿勢を貫いてまいります。次に、アスベストについて御質問がありました。建築物石綿含有建材調査者の資格の取得につきましては、当該資格は、アスベストの専門的な知識と技能を有し、その使用実態を中立かつ公正に調査できる人材の育成を目的に平成 25 年7月に創設され、民間施設などで専門的な人材がいない場合には、有益な資格であると考えております。しかし、本市には専門的な知識を有する建築技術職員がおり、必要な調査への対応が可能であることから、現在のところ当該資格の取得は考えておりません。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 教育長 林秀樹(教育長は2024年3月まで)
面野議員の御質問にお答えいたします。ただいま、アスベストについて御質問がございました。初めに、学校施設等の石綿含有保温材等の調査につきましては、調査の手法につきましては、まず、設計図等でアスベストの有無を把握し、次に、市内全小・中学校の校舎等施設を専門的な知識を有する建築技術職員が巡回しながら教室や廊下、管理諸室など児童・生徒や教職員等が通常立ち入る場所及び煙突について、室内等に露出している保温材、耐火被覆材等及び煙突用断熱材の劣化、損傷等の状況を目視により把握したところでございます。調査費用につきましては、本市の建築技術職員が行ったもので、委託等の費用はかかっておりません。また、調査の結果報告の内容ですが、保温材や耐火被覆材等についてはアスベストが含有するものは確認されず、煙突用断熱材については含有または含有が疑われるものが確認されましたが、劣化・損傷等のないことを報告したところでございます。次に、本年度実施した調査の回答内容についてでありますが、修正を行ったかにつきましては、回答内容に不備がなかったことから修正は行っておりません。次に、吹きつけアスベスト対策を行った後、使用した建材の劣化などの確認につきましては、囲い込みや封じ込めを行った箇所については年に4回、3カ月ごとに点検を実施しており、このうち3回は施設管理者が、1回は建築技術職員が目視による点検を行い、建材等の劣化や損傷の有無について確認を行っております。また、吹きつけアスベストの維持・管理を行っている学校と工法につきましては、小学校では幸、緑、桜、朝里の4校、中学校では忍路、長橋、北山、潮見台、朝里の5校で、工法はいずれの学校も囲い込みを行っております。次に、文部科学省から依頼のあったアスベスト調査の趣旨や意図につきましては、本調査はアスベストの使用実態を把握し、除去や囲い込み等の適切な処理を速やかに行うことで、子供たちなどの安全対策に万全を期すために実施しているものと認識しております。(「議長、16 番」と呼ぶ者あり)
再質問 16番 面野大輔
それでは、何点か再質問させていただきます。まず、観光について観光基礎調査をもう一度私の考えでは行ったほうがいいのではないかという質問で、いろいろと調査はされているということではあったのですが、まず、私が聞いていた内容で、事業者、雇用者、総消費額、この3点だったわけですが、まず、雇用者は把握できていないということなので、調査としてはなかなか深い調査にはなっていないと。冒頭にも述べましたけれども、21 世紀のリーディング産業であったり、地域経済に大きな効果をもたらすということを言うと、やはり雇用者数ですとか、経済波及効果なんていうものをしっかりと調査していかなければいけないと思うのですが、その点をもう一度踏まえてお答えいただきたいと思います。次に、除排雪についてですが、まず、建設事業協会から出された要望書について3点ほど述べられておりましたが、ほとんど全てがかなえられていないという状況なので、最初に質問したこういった意見交換会のときに、今回のようなJV体制になった予見はできなかったのかということで把握することができなかったのではないかと思いますね、向こうの意見を聞いていないということになりますので。そういった意味で、やはりもう一度、事業者の声もしっかりと聞いていただきたいと思いますが、その点もう一度答弁をお願いします。次に、きのうも林下議員の代表質問で答弁されていたのですが、貸出ダンプ制度の制度変更について、調査や是正措置を行ってきたというふうな答弁をいただきましたけれども、ただ、昨日の建設部長の答弁を聞いている限りでは、能動的に調査を行っていたのではなくて、状況判断であったりとか、実態を把握しているだけで、調査したとは決して言えるものではないと思うのですが、それについて調査結果をもとに分析して、どれほど不適切な利用がされてきたのかという検証はされたのか、まずお伺いいたします。それと、きのうのお話では、何となく排雪費と降雪量の整合性がとれていないという印象なのでこの制度に踏み切ったというような、何かそういうニュアンスに聞こえるのですが、それでは余りにも行政の制度を変更するに根拠が乏し過ぎると思うのですが、しっかりとこの制度を変えた調査、分析、それと報告書などもあると思うのですが、協議をするに当たって。そういったものをきちんと示していただきたいと思いますが、そういったものが本当にあるのかどうかお答えください。それと、パトロール強化をしているということなのですが、除排雪は例年、来年からもずっと続いていくことなので、今後もしっかりと来シーズンに向けてのパトロールを強化した調査やその結果、それをしっかりと議会にも示していただきたいと思いますが、その辺もよろしくお願いいたします。そして、アスベストについてですが、答弁では問題はないということで、以前の答弁でもいただいていますが、やはり小樽市でも以前に水道局の施設でアスベストの問題が一部発覚したということも報道されていますので、今回は質問の趣旨に沿って再質問ですが、小樽市の学校施設では札幌市で言う組織的なずさんな運営や管理は本当にされていなくて、今後、同類の問題が起きないということを約束できるかどうか、再度お答えください。
答弁 産業港湾部長 中野弘章(産業港湾部長は2018年2月まで)
面野議員の再質問にお答えいたします。観光の関係で基礎調査をまた行ったほうがいいのではないかという点についてお答えさせていただきます。この調査につきましては、御承知のとおり、前回やったときに、国の補助などそういったようなものを入れまして、多額な費用を要したものでございます。おっしゃるとおりに、こういうような調査は必要だというふうには思っておりますけれども、やはり継続していかなければならないというような観点はあると思いますので、今5年ごとに続けている調査がございます。先ほどの市長の答弁にもございましたとおり、それにつきましてもいろいろやり方を今後考えていきたというところで議員がおっしゃったような内容等をどのように盛り込んで継続して調査が続けていけるか、研究してまいりたいというふうに考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 建設部長 相庭孝昭(建設部長は2017年3月まで)
面野議員の再質問にお答えいたします。1点目、建設事業協会も含めて業者側の声をよく聞いていただきたいということでございます。私ども先ほど答弁しておりますとおり、今年度春先にJVに加わった業者の皆様からも御意見等を伺いまして、また、8月に各社の参加意向等を把握しているところでございます。こういった業者の状況の把握は大切だと、必要だと考えておりますので、今後も把握に努めてまいりたいというふうに考えてございます。それから、貸出ダンプ制度の変更に伴ってこの決定をするに当たって、何か調査書的なもの、そういったものがあるのかということでございますけれども、調査、データをきちんとこういう数字がありましたという調査書はつくっていないのが現状でございます。それから、パトロールの強化につきましては、パトロールの強化の結果、違反件数とかそういったものを提示せよということでございますけれども、これにつきましては、委員会等で御質問がありまして、その都度お答えしているところでございます。また御質問がありましたら、その調査の数字についてはお答えしてまいりたいというふうに考えてございます。(「建設部で言えばいいしょ」と呼ぶ者あり)
答弁 建設部長 相庭孝昭(建設部長は2017年3月まで)
パトロール結果につきましては、お示ししたいというふうに考えております。ただ、総体の数字になるかもしれませんけれども、形は別としまして、お示ししたいというふうに考えてございます。(発言する者あり)(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 教育長 林秀樹(教育長は2024年3月まで)
面野議員の再質問にお答えいたします。アスベストの対策の関係でございますけれども、昨年、札幌市を初め、煙突に使用されている断熱材、これにアスベストが含有していて、それで、大きな問題になりました。そういう点も踏まえまして、小樽市におきましては、先ほども御答弁させていただきましたように、年に4回、3カ月に一遍、点検をしているところです。それに加えまして計画的に除去工事を、大変多額な経費がかかるものですから計画的に進めているところでございますけれども、来年度も2校の学校の除去工事を行う予定としております。今年度もやりましたし、計画的に進めてまいりたいと思います。そういうことで、対策はやってきているつもりではございます。そういう意味で子供たちの安全を確保するという観点に立って、点検等を怠けずにしっかりとやりながら対策をとってまいりたいと思っておりますので、御理解いただきたいと思います。(「議長、16 番」と呼ぶ者あり)
再々質問 16番 面野大輔
再々質問を行います。まず、除排雪について再質問いたしますが、まず、建設事業協会からのJVの要望書、いただいている内容の御答弁で、意見交換会などもある程度やったということなのですが、これは回数ではなくて、中身の問題だと思うのですね、まず。それと、二者択一の形でお答えいただきたいのですが、この要望書の内容を聞く気があるのか聞く気がないのかでお答えいただきたいと思います。あと次に、貸出ダンプ制度の変更について、調査もしていなければデータもないし、違反件数は後で聞いてくれと、どのようなパトロールを行っていたのか、それをまず疑問に思いますし、行政が公的に行っている制度を何の根拠もなくこういった形で、ばふらっとした感じで、どのぐらい協議しているかもわからず、お答えもできないような形で制度変更ということは、これはあってもいいことなのでしょうか。(「よくないよ」と呼ぶ者あり)(「よくない」と呼ぶ者あり)(発言する者あり)あってもいいことなのか悪いことなのかでお答えいただいていいですか。(発言する者あり)あと細かいことは、予算特別委員会で聞きます。(発言する者あり)(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 建設部長 相庭孝昭(建設部長は2017年3月まで)
面野議員の再々質問にお答えいたします。まず一つ、要望書について意見を聞く気があるのかないのかということでございますけれども、事業者方から、団体からの要望については、私どもはそれについては聞くといいますか、それを受けとめるということはしなければならない。その上で私どもの判断としてその意見に沿うのか沿えないのか、それはまた行政なりの判断があると思いますので、御理解いただきたいと思います。それから、十分な制度変更に対してというお話ですけれども、私どもの考えといたしましては、これにつきましては、これまでの当初の拡大解釈がふえてきて貸出ダンプの経費の増大になっているという中で、その中で私どもは当初の制度に戻そうということで、今まで拡大されてきた部分を対象外としたということでございますので、御理解いただきたいと思います。(発言する者あり)
答弁 建設部長 相庭孝昭(建設部長は2017年3月まで)
違反につきましては、この直接の数字に対してということではなくて、細かな違反はありました。それにつきましては、一定程度件数は押さえております。その中で私どもは、それにつきましてはパトロールの中で是正しておりますけれども、違反の件数そのものがこの制度変更、その一因としてはありますけれども、それが全てということではないというふうに考えてございますので、御理解いただきたいと思います。(「違反の拡大解釈は2つあげてたじゃないですか。何で急に答弁変えてるんですか。がっつり言ったらいいですよ」呼ぶ者あり)