小樽市議会 平成28年第2回定例会 2016年6月14日
市長の政治姿勢について
2016年6月14日、小樽市議会の一般質問で、安斎哲也議員が「市長の政治姿勢について」質問し、市長 森井秀明が答弁しました。
- 質問者
- 安斎哲也 議員
- 答弁者
- 市長 森井秀明
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 5番 安斎哲也
市長の政治姿勢について伺います。まず、開かれた市政についてです。市長は、開かれた市政の仕組みづくりの第一歩として、無作為抽出による市民公募委員登録制度、小樽まちづくりエントリー制度を導入されました。行政との協働によるまちづくり、市民参加の市政運営に取り組めるものと、こちらについては一定程度評価をしています。しかし、これは開かれた市政というよりは、行政への市民参画の部分が強いものと思います。このほかに、市長が考える開かれた市政の取組をお聞かせください。市長は、昨年の第3回定例会において、自民党山田議員の代表質問に対し、「市民と市政との間に距離感があるように受け止められていた」「それが市政に対する信頼の低下につながっているという思いから、法定ビラの信頼を取り戻すためといった表現にしました」とのことです。その上で、「開かれた市政運営のために市政の現状をオープンにします」とおっしゃっていました。そうであるならば、ニセコ町の取組にある、会議のオープン化に取り組んではどうでしょうか。逢坂誠二元町政時代、ニセコ町では、役場の管理職会議は全面公開にし、職員の傍聴も自由、住民は誰でも聞くことができることにしました。まさに市政の現状をオープンすることになりませんか。逢坂元町長は、政治姿勢として情報共有と住民参加を基本に捉え、逢坂氏いわく、住民を政治や行政から遠ざけたとする個別利益誘導型政治や公務員の裁量的秘密主義の体質を変えるために、議員や利害関係者とは一人で会わず、担当者を呼び一緒に話を聞いたといいます。後ほど公用車の使用の問題の中でも触れますが、市長は、たびたび一人で後援会関係者や利害関係者と接触されていると聞きますので、一人で会うという点は是正すべきと考えます。逢坂元町長のこの政治姿勢についての市長の見解をお聞かせください。これまでも市長の記者会見での発言が物議を醸し、森井ひであき後援会通信を読んだ、読んでいなかったという発言を、何かしらの錯誤という理解しがたい言いわけで発言を撤回してきました。これでは市民の信頼を得られるものではなく、対外的にも市長の発言はすぐ覆されるという疑心につながりますので、まずは市長の定例記者会見の場をインターネットでライブ配信し、より一層開かれた市政にすべきであると思います。いかがでしょうか。次に、つじ立ちについてです。市長は、就任後もつじ立ちを続けています。その理由は何ですか。北海道新聞の本年4月 30 日の記事、「森井市政1年『激動』下」の中で、市長は、つじ立ちについて何と発言されましたか。就任後、何回、何か所でつじ立ちを行い、どのような課題を市民から聞いたのかお示しください。「さまざまな」と濁さず、具体的にお聞かせください。平成 27 年第3回定例会の一般質問で、私が公務と政務について質問した際に、市長は、公務と位置づけられるものについて何と答弁されましたか。つじ立ちは、政治活動ではないと認識してよろしいですね。以前、私は市長のつじ立ちの日程を教えてほしいとお願いしましたが、断られました。なぜですか。公務ではないのですか。公務であれば隠す必要はないと思いますが、いかがですか。開かれた市政に逆行しませんか。市長行動予定のホームページへの掲載、その基準について市長は何と答弁されましたか。つじ立ちが市民から課題を聞ける意見表明の場であるのであれば、市民の皆様に周知すべきものではございませんか。次に、市長の公用車の私的使用の疑いについてです。公用車の公私による区分や基準について、平成 27 年第3回定例会で市長はどのように答弁されていましたか。東京都知事の公用車の私的使用が全国で問題視されていますが、市長の見解をお聞かせください。市職員の政治利用について、平成 27 年第3回定例会で市長はどのように答弁されていましたか。公用車を私的に使用したことはございませんか。公用車を使用するときは、当然ガソリン代がかかりますが、公用車を運転する職員の勤務時間外や休日となれば、時間外勤務手当や休日勤務手当などは税金による公費から支出されるのですか。資料として提供してもらった市長の公用車使用状況を見ると、市長の公務としての行動予定表にない公用車の使用があります。公用車の使用ですので、当然、行政上必要な公務に限られるべきで、誰と打合せを行ったのか、また、その行政目的はどのようなものであったのか、個別具体的に答えてください。いずれも市長一人で行動している次の件について、さまざまな方とさまざまな話をしたとするのではなく、税金を使っているので個別具体に答えてください。まず、平成 27 年7月 29 日水曜日の職員勤務時間外に塩谷に行った行政目的は何で、誰と打ち合わせしたのですか。次に、同年8月1日土曜日の休日ですが、赤井川村カルデラ公園に行った後、ワインの丘パークゴルフ場に行き、そして末広、稲穂と記載されていますが、説明を求めます。続いて、昨年の第3回定例会の一般質問で公務と政務について質問し、公私混同と思われることがあると指摘しましたが、その定例会中の9月 16 日の予算特別委員会で、同年8月 22 日土曜日の行動について質問しました。商工会議所の港湾振興プロジェクト 2015 シンポジウムへの公務での出席要請がありましたが、断りました。まず、その理由を改めてお聞かせください。資料の公用車使用状況では、共和町のかかし祭に出席した後、蘭島と塩谷の海水浴場に行っていますが、15 時からのシンポジウムの開会に間に合わないようにしていたのではないですか。蘭島海水浴場と塩谷海水浴場に行った行政目的は何ですか。そして、手宮いか電広場に行き、運河公園に行っています。その使用時間は 15 時5分までです。またうそをついているのではないでしょうか、納得のいく説明を求めます。そして、同年の 12 月 21 日月曜日、阿久津内科に行って、年明けの平成 28 年1月5日火曜日に、また阿久津内科に行っていますが、この短期間に公用車で行かなければならない理由を説明してください。また、平成 27 年に戻りますが、12 月 28 日月曜日 17 時 20 分から 17 時 40 分の時間ですが、通常、公務がなければ自宅への送迎となろうかと思いますが、職員勤務時間外に、到着地に「大一ソーイング」と記載されています。職員の時間外勤務手当を発生させてまで送迎に公用車を使った行政目的をお聞かせください。先ほど質問に挙げた平成 28 年1月5日火曜日ですが、17 時 50 分から 18 時 15 分の間、本庁から自宅までの送迎の間に、これもまた職員勤務時間外になりますが、到着地に「手宮」と記載されています。説明ください。最後に、同年3月 12 日土曜日の休日に正法寺、同年5月 15 日日曜日の休日に正林寺に行っています。何の目的で誰と会っていたのですか、詳細に答えてください。訪問先には、市長の後援会幹部の方の関係と思われる訪問先や私的な利用と疑わざるを得ないものもあり、東京都知事の公用車私的使用という問題が取り沙汰されている中、小樽市長が公私混同で税金を私的に使っていたとなると問題です。職員の時間外手当などに多くの税金が使われていますので、この項で私的利用だと疑わざるを得ないものとして質問した中で、時間外手当が発生していますが、それは幾らになりますか。公用車の運転日誌の情報公開請求をした結果、ようやく出していただいた資料を基に質問しておりますが、私が質問に挙げたものは一部分でございます。先ほども申し上げましたが、市長が一人で行動していて、本当に公務なのか大変疑念に思うことが多く、質問いたしました。昨今は、東京都知事の問題もありますので、誠実で正確な答弁を求め、2項目めの質問を終えます。
答弁 市長 森井秀明(市長は2018年7月まで)
ただいま、私の政治姿勢について御質問がありました。初めに、開かれた市政についてですが、小樽まちづくりエントリー制度以外の取組につきましては、私自身が直接地域に出向いて地域住民の皆様の意見をお聞きする機会を設けるため、開催方法等について検討を進めているところです。このように、地域住民の皆様と行政が話し合う場や意見交換ができる仕組みをつくることで、開かれた市政運営に努めてまいりたいと考えております。次に、本市もニセコ町のような会議のオープン化に取り組んではどうかにつきましては、私が掲げた市政のオープン化とは、私自身がこれまで感じてきた市民と市政との距離感を埋めるべく、市民の皆様が市政に参画する機会を通して、市政の現状を知っていただくことを意図したものでございます。現在におきましても、傍聴を可能としている会議は多々ありますので、このたびの御提案につきましては、今後の参考とさせていただきたいと考えております。(発言する者あり)次に、逢坂元ニセコ町長が取り組まれていた、情報共有と住民参加の政治姿勢につきましては、私自身も改めて認識したところであります。これまでも面会などの申込みがある場合には、面会者の意向も踏まえながら、副市長や各部長をはじめとした担当職員を同席させているところでありますが、今後も適切な対応に努めてまいります。逢坂元町長も含め、他の自治体の首長の取組などを参考にしながら、私自身しっかりと市政運営を進めてまいります。次に、定例記者会見をインターネットライブで配信してはどうかということにつきましては、現在、定例記者会見における会見記録は、固有名詞などの軽微な修正を除き、加工等を施さず、正確な質疑応答の状況をホームページに掲載していることから、現時点においてはインターネットのライブ配信は考えておりません。次に、つじ立ちについてですが、まず、市長就任後のつじ立ちの理由につきましては、街頭に立つことにより、市民の皆様の感触を肌で感じることが市政を運営する者として大事だという思いからつじ立ちを行っているものであります。次に、北海道新聞の4月 30 日の記事につきましては、「つじ立ちはできるだけやっていきたい。街頭で市民から課題を聞けることもある」と掲載されております。次に、つじ立ちの回数や場所につきましては、恐縮ですが、正確な回数は覚えておりませんが、場所としては、安全などに配慮しながら交差点や道路脇で行っております。市民の皆様からは、市政への要望や期待の言葉などをいただいているところでございます。次に、平成 27 年第3回定例会での政務と公務についての私の答弁につきましては、「明確な基準はありませんが、基本的には行政機関の長としての活動が公務となりますが、市長は公選の政治家としての側面もあることから、その立場で意見表明や意見交換、政治的会合への出席などを行う場合もあり、これら全てが公務と位置づけられるものと認識しております」と答弁しております。次に、つじ立ちに対する認識と日程の公表につきましては、繰り返しになりますが、街頭に立つことにより市民の皆様の感触を肌で感じることが市政を運営する者として大事だと私なりに思っているものであり、また、日程の公表につきましては、つじ立ちは日時を決め、対象者を集めてお話しするというものではなく、私から出向いて対象者を決めずに私の考えを述べ、その時々の反応や思いを受け止める取組でありますので、あえて公表はしていないものであります。次に、市長行動予定のホームページへの掲載基準の私の答弁につきましては、平成 27 年第3回定例会において、「公務のうちでも広く市民の皆様に周知すべきと思われるものを掲載しており、今後において、より発信できるように努力してまいりたいと考えております」と答弁しております。次に、つじ立ちの日程を市民の皆様に周知すべきではとの件につきましては、繰り返しになりますが、つじ立ちは、日時を決め、対象者を集めてお話するというものではなく、私から出向いて対象者を決めずに私の考えを述べ、その時々の反応や思いを受け止める取組でありますので、あえて公表はしていないものであります。次に、公用車の使用についてですが、まず、公用車の公私による区分や基準についての私の答弁につきましては、平成 27 年第3回定例会において、「実際の公務は多岐にわたることから、その区分や基準を明確に決めるのは困難であると考え、都度判断することとしております」と答弁しております。次に、東京都知事の公用車私的使用に関しての見解につきましては、マスコミ報道での情報しか把握しておりませんが、一般論として公用車については、市民の皆様から見て疑義が生じないよう適正に使用されるべきものと考えております。次に、市職員を政治利用することについての私の答弁につきましては、平成 27 年第3回定例会において、「みずからの選挙のために市長が市職員を利用することは許されるものではない」と答弁しておりますし、私が公用車を私的に使用したことはございません。したがいまして、当然、公用車を運転する職員には、公費として時間外勤務手当が支給されております。次に、公用車の使用状況について、個別具体的な状況につきましては、市政運営上の差しさわりがありますので、ただいま御指摘された個々の内容についてはお答えできませんが、それらを含めまして、全て公務のために公用車を使用させていただいております。(「だめだよ、そんなの。ちゃんと説明しな」と呼ぶ者あり)次に、御指摘の日時の時間外手当の額につきましては、月締めの端数処理などの計算方法の関係で御指摘の日時だけの分を正確には算出できませんが、仮に御指摘の日時に時間外勤務をしなかったと仮定した場合の額と既に支給済みの額との差額を算出しますと6万 8,986 円となります。(「だめだよ、そんなの。何の根拠もないよ」と呼ぶ者あり)