小樽市議会 平成30年第4回定例会 2018年12月11日
第 7 次小樽市総合計画基本構想(案)について
2018年12月11日、小樽市議会の一般質問で、安斎哲也議員が「第 7 次小樽市総合計画基本構想(案)について」質問し、市長 迫俊哉、総務部長 日栄聡が答弁しました。
- 質問者
- 安斎哲也 議員
- 答弁者
- 市長 迫俊哉、総務部長 日栄聡
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 3番 安斎哲也
第7次小樽市総合計画基本構想案について質問します。本市の最上位の計画として位置づけられる総合計画のうち、基本構想案が提案されました。まず、平成 23 年の地方自治法の改正によって、基本構想の策定を義務づけていた規定が廃止されましたが、本市が策定する意義をお答えください。また、小樽市自治基本条例第 20 条に基づいて策定するのであれば、第 21 条に定めた財政運営において総合的な計画を踏まえながらとしているのに、なぜ先日示された小樽市収支改善プランの計画期間が7年で、総合計画の基本構想の期間は 10 年としているのでしょうか。また、本市にはさまざまな計画がありますが、その位置づけなどはどう関連されるお考えなのかお聞かせください。そもそも、本年度までの第6次総合計画のPDCAが必要と考えます。当時の将来都市像は、「歴史と文化が息づく 健康、にぎわい、協働のまち」でした。これを目指し、基本計画には成果指標が設けられましたが、目標値に達成した指標は幾つあり、それは何かお聞かせください。また、目標値に達成しなかった指標は幾つあり、それは何か、理由をお聞かせください。社会状況の変化によって、当時付した目標が達成できないこともありますが、総合計画はまちづくりの指針で、行財政運営の根拠となるものです。計画にある事業だから予算をという形式的なものではなく、やはり目指す将来都市像のために必要な事業予算だという考えを持っていただきたいと思います。提案された基本構想案の将来都市像、「自然と人が紡ぐ笑顔あふれるまち 小樽」について質問します。前段で総合計画について質問しましたが、私は前回選挙時に笑顔あふれる元気なまちを掲げ、今でもこの理念と思いを持って活動しています。ですから、人が紡ぐ笑顔あふれるまちを目指すという将来都市像は大変共感をしております。ただ、「自然と人が紡ぐ」については疑問があります。パブリックコメントでの意見に対し、市の考え方として自然に恵まれた本市を舞台にみんなで力を合わせてまちづくりを進め、を比喩的に表現していると回答しています。人が紡ぐならば力を合わせてという理解はできますが、自然と人が紡ぐというと自然と人がつながるというふうに読み解いてしまいます。自然に恵まれた本市を舞台にとは理解しづらいのですが、なぜこの表現にしたのか理由をお聞かせください。また、都市像のサブタイトルとして「あらたなる 100 年の歴史へ」としていますが、時代が紡がれればおのずと新しい歴史が築かれていくので、あえてあらわす必要はないのではないかと考えますが、なぜあらわす必要があるのか、理由をお聞かせください。本来であれば、これから基本構想について質問を深めていきたいのですが、時間の関係上、ここで終わります。再質問を留保して終わります。
答弁 市長 迫俊哉
安斎議員の御質問にお答えをいたします。ただいま、第7次小樽市総合計画基本構想について御質問がありました。まず、本市が基本構想を策定する意義につきましては、将来的な展望に立った市政の総合的な指針を策定することにより、時代の変化や多様化する市民ニーズに対応した計画的な市政運営を行い、豊かで活力ある地域社会の実現を図るためであります。次に、小樽市収支改善プランとの計画期間の違いや他の計画の位置づけなどにつきましては、自治基本条例における財政運営についての規定は、健全な財政運営を図るため、総合的な計画を踏まえながら、中長期的な展望に立った予算編成に努めるとしたものであり、財政に関する計画と総合計画の期間を一致させる趣旨ではありません。また、他の計画との関連については、小樽市総合的な計画の策定等に関する条例において総合計画を本市の最上位の計画と位置づけ、他の計画の策定または変更に当たっては総合計画との整合性を図ると規定しております。次に、第6次総合計画の成果指標につきましては、平成 28 年度に試行として実施した施策評価の時点で目標値に達している指標は 24 項目あり、主なものは観光入込客数、外国人宿泊客数などであります。目標値に達しなかった指標は 47 項目あり、主なものとその理由はロードヒーティング更新率では、国の交付金の減少などから、更新が予定どおりに進んでいないため、また、自主防災組織参加町会数では、これまで本市では災害が少なく、防災に対する意識が高まらなかったためではないかと考えております。このほか、達成度を測定できない指標が2項目あります。次に、将来都市像で「自然と人が紡ぐ」と表現したことにつきましては、本市の恵まれた自然は計画の策定に当たって実施したアンケート調査や市民会議、子ども会議においても本市の魅力、強みとして広く共有されていたように、まちづくりの重要な要素であることから、この自然を人々が守り、生かしながら笑顔あふれるまちの実現を目指すことを比喩的に表現したものであります。次に、将来都市像のサブタイトルにつきましては、本計画の期間内に市制施行 100 年という大きな節目を迎えることから、次の 100 年も住みよい魅力的なまちであり続けられるよう、これまでの歴史を生かして新たな歴史を築いていくという積極的な姿勢を示す意図で、このようにあらわしたものであります。(「議長、3番」と呼ぶ者あり)
再質問 3番 安斎哲也
答弁ありがとうございました。2点ほど、再質問をさせていただきますが、基本構想の期間の部分でなぜ 10 年間としているのかというところも質問に入れておいたはずだったのですけれども、少し私の伝え方が悪くてその点、収支改善プランのほうと少し答弁が多くなっていたものですから、もしお答えいただけるのであれば、基本構想の期間をなぜ 10 年間としているのかというのをお聞かせいただきたいと思います。もう1点が、「自然と人が紡ぐ」の部分ですけれども、確かに少し細か過ぎて申しわけないのですが、比喩的に表現するというのは、例えであらわすということですけれども、自然と人が紡ぐと、その「自然と」と言うと、別個のような感じがしているのになぜそれが比喩的に自然に恵まれた本市を舞台にということになるのかというところが理解できなかったものですから質問をさせていただきました。これについて見解をお願いします。最後に、笑顔あふれるという点ですけれども、この笑顔というのは心が豊かでないと笑顔にもなれませんし、健康でないと笑顔にはなれません。活力とかにぎわいというのも市長の公約にもありましたから、それを踏まえた笑顔あふれるまちを目指して、今後、基本構想、計画をつくっていただきたいなと思っております。最初の2点を再質問とさせていただきます。
答弁 市長 迫俊哉
安斎議員の再質問にお答えをいたします。私から長期構想の 10 年という期間の考え方についてお答えさせていただきますけれども、一つに、やはり市政を運営していく上で、長期的な視点というのが必要だというふうに考えていることと、また、ある程度時代の変化、社会の変化をあらかじめ予見できる期間が 10 年程度ではないか、そのようなことから基本構想の期間としては 10 年ということで定めさせていただいているものでございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 総務部長 日栄聡(総務部長は2019年9月まで)
安斎議員の再質問にお答えいたします。私からは、将来都市像であります「自然と人が紡ぐ」につきまして説明させていただきます。なかなか説明は難しいのですけれども、紡ぐという意味でございますが、これは幾つかの要素によって何かができ上がるこの様子をあらわしたものでございまして、つくるとか構成するという意味合いでございます。それで、自然といいましてもいろいろなものがありまして、海ですとか山ですとかいろいろございます。また、人についても訪れる人もいますし、ここで生活している人もいるという、さまざまな人たちがいます。こういったさまざま自然とさまざまな人々が複雑に絡み合いまして、組み合わされて、つなぎ合わせて一つのよいまちをつくっていくということを考えてつくったものでございます。(「議長、3番」と呼ぶ者あり)
再々質問 3番 安斎哲也
今の2点について再々質問させていただきます。市長からお答えいただいた基本構想の期間の 10 年のところですけれども、きのうもたしか横田議員の質問で答弁されていましたが、社会の変化を予見するというのが、ある程度 10 年ぐらいだろうということですけれども、それが何で 10 年なのかというところが少しわかりづらいなと思って聞いていました。何で 10 年が社会の変化を予見することになっていくのかというのが少し疑問にありまして、その根拠となる部分が何かあるのかをお聞かせいただければと思います。前回の基本構想の 10 年を踏襲したというふうな答弁であれば、逆にそうなのだという理解はできるのですけれども、社会の変化を予見ということの 10 年が少しわかりづらかったので質問しました。あと、今の総務部長からいただいた「自然と人が紡ぐ」ということですけれども、自然と人がつなぎ合わさって笑顔あふれるまちになっていくというふうに理解すると、自然に恵まれた本市を舞台にというところとはまた少し違うような感じがしているのですが、これを言うと延々続いてしまう話なので、とりあえずこの部分は、私の小言と思って聞いていただいて、1点目の 10 年の部分を答弁いただければと思います。
答弁 市長 迫俊哉
基本構想の 10 年ということで、ある程度その時代の変化や社会の変化が予見できる期間としてということでお話しさせていただきましたが、短期、中期、長期というふうなことで考えていきますと、長期といいますと際限なく行くわけでありますので、先ほど申しましたように具体的に何をもってということではありませんけれども、人口の問題ですとか少子高齢化の問題ですとか、あるいは社会の経済状況なども含めて、この 10 年というのがある程度、先を見通せる限界ではないかな、そのようなことで、10 年ということで考えておりますし、この考え方は前回の総合計画でも同じ期間だというふうに認識しているところでございます。