小樽市議会 平成28年第2回定例会 2016年6月13日
周産期医療と高齢者対策について
2016年6月13日、小樽市議会の一般質問で、千葉美幸議員が「周産期医療と高齢者対策について」質問し、市長 森井秀明が答弁しました。
- 質問者
- 千葉美幸 議員
- 答弁者
- 市長 森井秀明
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 2番 千葉美幸
第6項目め、周産期医療と高齢者対策について伺います。この1年の取組で後退したように感じているのが、安心して赤ちゃんが産める環境整備についてです。後志管内で唯一の地域周産期母子医療センターである小樽協会病院が昨年の7月に分娩取扱いを休止し、その再開に向け、医師確保に向け取り組んできました。しかし、産婦人科医の全国的な医師不足で確保ができず、今日まで来ていますが、小樽協会病院の「産婦人科医全員退職へ」の記事に市民はじめ、私も大変驚きました。そこで、何点か伺います。小樽協会病院の産婦人科医2名が、9月末までに退職する予定とのことです。事実確認を退職理由について伺っていればお聞かせ願いたいと思います。また、新聞報道では、北後志5町村や道とともに立ち上げた北後志周産期医療協議会で、年間1億円が見込まれる小樽協会病院の周産期部門の赤字補填や医療環境の整備などを検討するとなっています。6日に行われた協議会では、これらの考え方についてどのような議論がなされ、検討することになったのでしょうか。具体的な内容についてお聞かせ願います。次に、医師確保が9月末までできない場合についてです。10 月からは小樽協会病院では妊婦健診も実施できなくなるのか伺います。そうだとすると大きな問題です。対策について市長の見解を求めます。また、昨年の第4回定例会一般質問で、助産師外来の開設や、それに対する助成、助産師の活用等について提案させていただきました。地域の中で安心して妊産婦の健康診査や保健指導を受けられる体制を整えるために、助産師外来の開設についても産婦人科医師確保に向けた取組と一緒に検討願いたいと思いますが、市長の見解を伺います。次に、高齢者対策についてです。初めに、高齢者の運転免許証自主返納について伺います。ここ数年、高齢者の運転による重大な事故が報道されることが多くなりましたが、2014 年4月から 15年末までの北海道警察の調査では、道内の 65 歳以上のドライバーで年3回以上事故を起こした方が 661人に上ったそうです。小樽市内の高齢者による運転事故の件数を調べますと、平成 25 年は 268 件中 53件、26 年は 244 件中 54 件、27 年は 152 件中 44 件となっており、昨年は高齢男性が運転する普通乗用車に道路横断中の方がはねられ、死亡する事故も起きています。運転することに不安を抱える高齢者や、家族から促されて自主返納する方も増えていると聞きますが、本市の免許証自主返納の件数について状況をお示し願います。また、高齢者の運転事故を起こさせない、減少させていくためにも運転免許証自主返納制度についてどのように考えているのか、制度の周知についても伺います。他自治体では、自主返納を決断するきっかけになるような取組として、運転経歴証明書を提示すると商店街などで割引を受けられたり、運転経歴証明書の交付手数料の補助など行っている自治体もあります。高齢者の交通安全対策として、本市でも取り組んでいただきたいと考えますが、市長の見解をお伺いいたします。次に、高齢者が民間賃貸住宅に入居する場合の連帯保証人についてです。潮見ヶ丘雇用促進住宅に入居している高齢者から相談がありました。平成 28 年4月末現在、80 戸が入居している潮見ヶ丘雇用促進住宅は、民間事業者への売却に向け進んでいますが、売却が決まり、引き続き住み続けられる場合でも、売却が決まらず、ほかの民間住宅へ転居する場合でも、契約に際しては保証人が必要となります。しかし、相談者には頼める身内や友人がいないとのお話でした。高齢になってからの賃貸住宅の住み替えは、保証人がいないと難しいことや高齢者の入居を敬遠するオーナーも多いことから、不安な声は切実であります。本市で保証人がいない高齢者等の支援策を検討していただきたいと考えますが、いかがですか。お伺いいたします。また、本市における賃貸住宅の情報提供や相談に応じる体制はどのようになっているのか、お聞かせ願います。以上、第6項目めの質問を終わります。
答弁 市長 森井秀明(市長は2018年7月まで)
ただいま、周産期医療と高齢者対策について御質問がありました。初めに、安心して赤ちゃんを産むことができる環境整備についてですが、まず、小樽協会病院の産婦人科医の退職につきましては、小樽協会病院から産婦人科医2名が9月末に退職予定であり、退職理由については一身上の都合と伺っております。次に、北後志周産期医療協議会での協議内容につきましては、小樽協会病院での分娩再開をさらに推進するため、医師の確保や施設設備の充実などに対して、北後志地域が一体となりバックアップ体制の充実を図ることを確認し、次回協議会においては小樽協会病院から分娩再開に向けた考え方の説明を受け、検討をしていくことといたしました。次に、小樽協会病院における妊婦健診につきましては、医師が不在であればできないこととなりますが、本市といたしましても、小樽協会病院の産婦人科医師が一日でも早く確保できるよう全力で取り組んでまいります。次に、助産師外来の開設につきましては、小樽協会病院からは開設に向けて模索を始めていると聞いております。妊産婦の安心につながるものでありますので、開設に当たっては可能な支援策を検討してまいりたいと考えております。次に、高齢者の運転免許証自主返納についてですが、まず、高齢者の自主返納の件数につきましては、小樽警察署によりますと、平成 26 年度は 148 件、27 年度は 170 件、28 年度は6月9日現在で 53 件となっており、増加傾向にあります。次に、運転免許自主返納制度につきましては、75 歳以上の免許更新の際に行う認知機能の検査などとともに、高齢者が起因となって発生する交通事故を減少させる方策の一つであると認識をしております。次に、制度の周知につきましては、市のホームページや高齢者を対象とした交通安全教室などにおいて行っております。次に、自主返納を促す施策につきましては、自主返納の件数が増加傾向にあり、周知・啓発の効果が一定程度現れていると思われますので、その推移を見守りたいと考えております。今後も引き続き警察とも連携を図りながら、さまざまな機会を通じて、運転免許証自主返納制度の周知・啓発を含め、高齢者の交通安全対策に取り組んでまいりたいと考えております。次に、高齢者が賃貸住宅を借りる場合の連帯保証人についてですが、まず、保証人がいない高齢者等の支援策につきましては、現在、本市では保証人についての支援はありませんが、他自治体においては社会福祉協議会やNPO法人が身元保証や連帯保証をする例もあると聞いておりますので、まずは情報収集に努めてまいります。次に、本市における賃貸住宅の情報提供や相談に応じる体制につきましては、現在、小樽生活サポートセンターたるさぽは、市のどこの窓口に相談してよいかわからない方の相談を受け付けており、相談があれば、賃貸住宅の情報提供や各種手続を行う際の同行などの支援を行っております。