小樽市議会 平成28年第1回定例会 2016年2月29日
ふるさと納税について
2016年2月29日、小樽市議会の一般質問で、鈴木喜明議員が「ふるさと納税について」質問し、市長 森井秀明、教育長 林秀樹が答弁しました。
- 質問者
- 鈴木喜明 議員
- 答弁者
- 市長 森井秀明、教育長 林秀樹
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 12番 鈴木喜明
第2項目め、総務常任委員会に関連してお聞きします。初めに、ふるさと納税について、本市では、新年度から1万円以上市に寄附すると、市内で製造された特産品がもらえるふるさと納税関係経費の予算が計上されました。本市には既に小樽ファンが支えるふるさとまちづくり寄附条例に基づく基金があり、近年は 1,000 万円前後の寄附が寄せられています。平成 20 年度のスタート時点から寄附の推移をお示しください。次に、現行制度の説明と不備な点をお示しください。本制度は、歴史的建造物に対する基金に加え、産業振興や市民福祉などにも活用できる基金を新たに創設し、どちらにも返礼品を贈呈することにしたとあるが、逆に活用できないものがあるのか、お示しください。単に、ほかの自治体がやっているから仕方なしに動くかという感じが見られる自治体も多いと聞きます。市が地元の特産品を買い上げ、経済効果や市の収入増を担うとありますが、基金への寄附総額を市は年間 2,000 万円以上と見込むとありますが、予算が 1,151 万 4,000 円で 2,000 万円以上の寄附総額とはあまりにも低すぎるし、経費に見合わないと感じますが、御所見をお伺いいたします。さらに、ふるさと納税は全国の多くの自治体が既に導入し、50 パーセント程度の還元率の返礼品がまだまだ人気を博していて、返礼品の豪華さを競っているのが現実です。本業務を委託するのか、しないのか、するとすれば、どこへ、どのような指示でするのか、本制度で期待する経済効果などをお示しください。また、本市が還元率を 30 パーセントに定めた理由は何でしょうか。後発組の本市のふるさと納税が人気を博するためには、特産品の選別やシステムに工夫が必要ですが、本市での返礼品に対する基本的な考えと、今、候補に挙がっている特産品やシステムについてお答えください。寄附は全国のふるさと納税を扱う民間のインターネットサイトで4月1日から申し込めるとありますが、全都道府県の自治体を 1,782 サイト掲載しているのが一番の老舗である「ふるさとチョイス」と「わが街ふるさと納税」で、ほかにもありますが、ポータルサイトとしてどこを利用するのかお答えください。平戸市は、平成 24 年度の寄附金額は 107 万円、25 年度が 3,910 万円、そして 26 年度が 13 億 4,200万円を集めています。そもそも平戸市の物産は全国的に知名度がなく、以前から特産品を全国に発信しようにも、そこがネックでなかなか特産品を浸透させることができなかったようです。しかし、平戸市長は、この弱点を逆手にとり、種類が多くて季節限定のものを逆に季節ごとに売っていく、リピーターを増やす方法を採用しました。ふるさと納税は寄附なので、お礼の品のコストパフォーマンスや還元率で納税者が判断するのは本末転倒だという意見も一部ありますが、市長の御所見をお聞かせください。また、さきの平戸市は、ふるさと納税専用のサイトを作成し、寄附金額に対しポイントを進呈し、寄附者は獲得したポイントを使って好きなお礼の品を選択できる仕組みを取り入れ、寄附金額増加を図っています。本市での今後のポイント制の導入のお考えはありますか、お答えください。次に、北海道新幹線及び新駅周辺整備についてお聞きします。3月 26 日には、いよいよ北海道新幹線の幕開けとなります。市は、新小樽(仮称)駅周辺の大規模再開発は目指さず、市中心部や周辺観光地などへの中継地点との位置づけで、駅前広場の広さを約 5,000平方メートル、駐車場を最大 300 台、駅舎デザインに小樽の歴史を反映させ、備える機能には待合室やトイレに加え、観光情報を発信する設備や特産品の販売所、飲食施設、レンタカー会社窓口を例示し、また、沿線の建物や街路樹などの景観整備を目指す案を示しました。新小樽(仮称)駅の利用者数は国立社会保障・人口問題研究所の人口推計や就業数、観光入込客数を基に算出し、1日平均 700 人から 1,600人と予測し、お盆や年末年始など、最盛期は最大1日 5,400 人とも試算されました。裏を返せば、新駅での1日の乗降客数は対応次第で倍違うということです。また、新幹線のダイヤにも大きく影響していきます。平成 28 年度に計画をまとめる(仮称)北海道新幹線新駅周辺まちづくり計画策定事業費 800万円が新年度予算に盛り込まれました。まず、この内容をお示しください。2月 17 日に開かれた第3回北海道新幹線新小樽(仮称)駅周辺まちづくり計画策定会議で、小樽市商店街振興組合連合会の協力を得て、実施した新駅周辺への出店意向を問うアンケートで、「ない」が 74パーセント、「ある」などの計の 26 パーセントを上回り、出店意欲のない理由は、33 パーセントが「事業拡大を考えていない」と答えるなど、消極的な結果だと報道されました。確かにこの結果は現実ではあるが、事業拡大を考えていないというのは、どうすれば民間投資を呼び込めるかという意味では、本来アンケートの分母から減じて考えるべきで、このアンケート結果だけを基に、全く市外ディベロッパーや市内外からの民間投資を諦め、今後、不動産価値、すなわち固定資産税を稼げるかもしれない土地を活用しないと決めつけるのは少し乱暴すぎるのではないかと考えます。今回のことを含め、なおさら小樽商工会議所の委員参加が必要と考えます。小樽市が2月 17 日に開いた第3回北海道新幹線新小樽(仮称)駅周辺まちづくり計画策定会議で、市は、小樽商工会議所の参加を調整していたが、出席は実現しなかったとありますが、昨年の第4回定例会一般質問の中で、庁内会議で小樽商工会議所をメンバーから外したのは森井市長の意向で、他都市ではこのように策定会議のメンバーから経済界を外すことはあり得ない、連携は必須だ、小樽商工会議所が議決権のある委員であることを求めているのだから、あえてアドバイザーとせず、求めに応じ、新駅周辺の商業施設のあり方やインフラ整備、小樽駅を含む中心市街地とのアクセスなど課題が山積する中、地域と市民と経済団体及び当事者であるJR北海道を含めた公共交通機関団体の意見をしっかりと聞き、新幹線と共存できるまちづくりを目指すべきだと私は述べました。市長はアドバイザーも含めて検討すると言われましたが、この結果を見ると何も検討していないではありませんか。いつまでこの状況を続けるのか、間に合わなかったとはどういうことなのかお答えください。協力を申し出るのは市側からが筋と考えますが、御所見をお示しください。市側が前回のアドバイザーとしてのお誘いは非礼で、ぜひとも委員として改めてお願いしますと言えば済むことです。なぜ委員として誘わないのか、その点を明確にお答えください。次に、調整とは何をしているのかお答えください。小樽商工会議所との連携は、市長の好むと好まざるとの問題ではなく、必須なことだと自覚されていますかと問うと、市長は理解していますと答えますが、いまだ委員として加わっておらず、行動が伴いません。なぜなのかお答えください。次に、鉄道駅バリアフリー化設備等整備事業費についてお聞きします。高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律に基づき制定された移動等円滑化の促進に関する基本方針が平成 23 年3月 31 日に改定されたことに伴い、我が党の中村裕之衆議院議員が、前市長の時代に、国とJR北海道との交渉とに臨み、今日の銭函駅のバリアフリー化のお膳立てを整え、あとは三者それぞれの予算待ち状態であったわけで、たまたま森井市長の公約が載せていたということが真相であることをつけ加えなければなりません。今年度は、銭函駅のバリアフリー化整備事業費として、3分の1の負担分として鉄道駅バリアフリー化整備等整備事業費補助金 8,000 万円を計上しました。しかし、整備費の3分の1を負担する国の予算がつくか見通しがまだ立たず、平成 28 年度中に事業着手できるかは不透明との報道がある一方、国の予算がついたと報道されたとの話も聞きます。事の真義、本事業の 27 年度からの経緯、28 年4月、国、市に対してJRからの補助金申請及び交付決定とあるが、今後のスケジュールについてお答えください。また、平成 28 年度に国の予算が交付されない場合の対応と、次に予定されている南小樽駅バリアフリー基本構想策定事業にも影響を与えると考えますが、市長の御所見をお伺いします。次に、教育環境整備と学力・体力向上についてお聞きをします。新年度予算では教育関連事業費として、平成 32 年に開始する新たな英語教育を見据えて、小学校英語教育推進事業費 30 万 6,000 円、中学校向けには語学指導等外国青年招致事業費 1,630 万円を、子供たちの郷土愛を育む事業費として、ふるさと教育推進事業費 25 万円などが計上されました。それぞれについて詳しく御説明ください。市は、新年度にも対象校を決め、数年後をめどに9年間を通じた教育課程を編成し、教員間の交流、文化祭の共催などを行っていく考えで、特定の市立小・中学校を小中一貫型小学校・中学校に移行する検討を進めていると1月 15 日に報道がありました。また、私の平成 27 年第4回定例会一般質問でも前向きな答弁をいただきましたが、28 年度小樽市教育行政執行方針に記述がなく不安に感じていますが、本市小中一貫教育の方針をお知らせください。また、体力向上につながる教育行政執行方針の「健やかな体の育成」の項で、小学校体育科の授業の工夫・改善、学校における体力向上の取組について具体的内容についてお知らせください。次に、参与及び参与ポストについてお聞きします。市長は2月 16 日の記者会見で、専門的な視点から助言する参与制度のような仕組みは重要と述べ、新しいポストの設置について前向きな姿勢をお持ちのようです。参与は森井市長が昨年6月 10 日より新設したポストで、自身の元後援会幹部で市OBの堤正和氏を起用し、その任期が本年3月 31 日で切れますが、任用は継続しないということで確認をさせていただきます。お答えください。我が会派は参与そのものの必要性を認めておらず、昨年の第3回定例会でも条例案及び予算案を否決しました。参与の流用の後始末は、どのようにお考えですか。後始末も済まないうちに、新しいポストの構想とは理解しがたいことです。要旨を御説明ください。次に、新電力大手撤退による影響についてお聞きします。大手電力以外の電力を販売する新電力では、5位の日本ロジテック協同組合が東京電力に対して送電線を使う託送契約の廃止を申し入れ、電力事業から撤退する問題で、ロジテックが電力事業をやめても電力会社がかわりに供給するため、電気はとまることはないといいますが、契約者は契約を切り替える必要が出てきて、負担する電気料金が増える可能性があるとのことです。広範囲に契約していた本市に対する影響が心配されます。電気料金やその他影響を受ける事項について説明ください。この項最後に、幸福目標値(防災体制整備率・町内会加入世帯率)についてお聞きします。小樽市総合戦略、子育て世代をはじめ、全ての居住者に優しい、生活利便性の向上の自然や地域とのつながりの項で、防災体制整備率及び町内会加入世帯率がそれぞれ現状値 38 パーセント、75.16 パーセントから平成 31 年度、100 パーセント、77 パーセントを目指していますが、本年度の取組についてお知らせください。以上で、2項目めの質問を終わります。
答弁 市長 森井秀明(市長は2018年7月まで)
ただいま、総務常任委員会に関連して御質問がありました。初めに、ふるさと納税についてですが、まず、小樽ファンが支えるふるさとまちづくり寄附条例に基づく基金への寄附の推移につきましては、平成 20 年度が約 3,308 万円、21 年度が約 2,620 万円、22 年度が約 1,540 万円、23 年度が約 949 万円、24 年度が約 885 万円、25 年度が約 1,218 万円、26 年度が約697 万円となっています。次に、現行制度の小樽ファンが支えるふるさとまちづくり寄附条例につきましては、本市の歴史的な産業遺産等を生かしたまちづくりを支援する人々による寄附金を財源として、寄附者の社会的投資を具体化することにより、多様な人々の参加による個性豊かなふるさとづくりに資することを目的として、旧国鉄手宮線や市立小樽文学館・美術館、小樽市総合博物館、小樽市公会堂の能楽堂、小樽市指定歴史的建造物の保全・活用、整備などの事業を掲げて寄附を募っております。また、5,000 円以上の寄附をしていただいた方には、文学館・美術館や総合博物館などの入館料が無料となる小樽ファン認定証を贈呈しておりますが、寄附者の皆様からは、多くの自治体が取り組んでいる特産品等の返礼品がないことや、寄附可能な事業が限定的であることなどについて現行制度の改善を求める意見が寄せられております。次に、今回見直しを行うふるさと納税における寄附金の使途として、活用できないものはあるかということにつきましては、現在、新たな基金の創設について検討中でありますが、寄附金の使途としては生活環境の充実、子育て支援、産業振興、安心・安全のまちづくりといった4項目を予定しており、さらには寄附金の使途を定めず、市に任せるという選択肢も設けることにより、幅広く活用できる仕組みとしたいと考えております。また、既存の資金基金へはこれまでと同様に寄附できることから、活用できない寄附金はないと考えております。次に、寄附総額が低すぎて、経費に見合わないのではないかにつきましては、年間 2,000 万円以上と見込んだのは、寄附者の方々のほとんどが返礼品が贈呈される1万円及び5万円の寄附をした場合を想定した最低限の金額であります。今までの実績を見ましても寄附の金額には幅がありますので、小樽を応援してくださる皆様の気持ちにより、この額が大きく上回ることを期待しております。次に、業務の委託、経済効果、還元率についてですが、まず、業務の委託につきましては、返礼品の調達、こん包、発送業務は委託することで考えており、業者の選定方法は、その業者の実績、実施体制、返礼品のパッケージの魅力など、総合的に判断できる公募型プロポーザル方式を採用することとします。また、経済効果につきましては、返礼品は小樽市の特産品でありますので、地場産品のPRと、これを通じての地域経済への波及効果が図られると考えております。なお、還元率につきましては、あくまで寄附に対するお礼の気持ちとしての返礼品であり、他市の状況も参考にし、30 パーセント程度としたものであります。次に、本市での返礼品に対する基本的な考えと、今、候補に挙がっている特産品やシステムにつきましては、返礼品は小樽市内で製造された水産加工品や酒類などの特産品を考えており、現在、小樽市のホームページに掲載されている「お墨付き」の小樽ブランド商品を組み合わせたものを数種類のセットとし、寄附者の方に選択をしていただきたいと考えております。次に、民間のポータルサイトとしてどこを利用するのかにつきましては、本市のふるさと納税について多くの方に御賛同いただけるようにするため、ふるさと納税に関するアクセス件数や寄附申込取扱件数が多いなど、寄附者にとって注目度の高いサイト事業者の中から選定したいと考えております。次に、寄附者が返礼品の還元率などで寄附先を判断されていることにつきましては、ふるさと納税の本来の趣旨である自分の生まれ故郷はもちろん、お世話になった地域やこれから応援したい地域の力になりたいという思いを実現し、貢献するための制度でありますので、お礼の品のコストパフォーマンスや還元率ではなく、本市の魅力あるまちづくりに御賛同していただいた上で寄附をしていただきたいと考えております。次に、寄附金額に応じて付与するポイント制の導入につきましては、ポイントをためることができることでリピーターとして再度寄附をお寄せいただく可能性が高まるといった利点も考えられますが、運営コストの増加や管理が煩雑になることも考えられますことから、当面ポイント制を導入する考えはございません。次に、北海道新幹線及び新駅周辺整備についてですが、まず、新年度の(仮称)北海道新幹線新駅周辺まちづくり計画策定事業費の内容につきましては、今年度に引き続き、北海道新幹線新小樽(仮称)駅周辺まちづくり計画策定業務を委託する予定であり、その業務の中で、駅前広場や駐車場の整備計画、新駅から中心市街地などへの2次交通対策、新幹線を活用したにぎわいを創出するソフト対策、新駅周辺整備の事業手法などについて検討を行い、計画として取りまとめることとしております。次に、小樽商工会議所がまちづくり計画策定会議の委員として出席していない状態をいつまで続けるのかなどにつきましては、第4回定例会以降、委員として参加をお願いすべきという皆様からの御指摘も含め、私なりに熟慮を重ね、副市長とも協議をしてきたところでありますが、先日、開催した第3回北海道新幹線新小樽(仮称)駅周辺まちづくり計画策定会議までには結論に至らなかったというのが現状であります。計画策定会議への協力要請は、市側から行うものと認識をしておりますので、この間、商工会議所へは副市長を通じて私の思いを伝えてもらうなどして調整を行ってきたところではありますが、もうしばらく時間をいただきたいと考えております。(「副市長を悪者にしてるんじゃないか」と呼ぶ者あり)しかしながら、商工会議所とは連携が必要であると理解をしていることから、できるだけ早い時期にこれまでの策定会議での議論内容について情報提供をしてまいりたいと考えております。次に、鉄道駅バリアフリー化設備等整備事業についてですが、まず、国の予算につきましては、現時点で個々の駅に対する予算配分は決まっておりません。また、本事業の平成 27 年度からの経緯につきましては、鉄道駅バリアフリー化について北海道運輸局、JR北海道、本市の3者で小樽市生活交通改善事業計画策定協議会を昨年8月に立ち上げ、同月 19 日に第1回協議会で銭函駅の優先整備を決定し、本年2月に第2回協議会で当駅の事業採択に必要な事業計画案の確認を行うとともに、本市においては昨年 11 月と本年1月に国土交通省鉄道局、本年2月に北海道運輸局に対して、当駅のバリアフリー化整備に係る予算が平成 28 年度に措置されるよう要望活動を行っております。次に、今後のスケジュールにつきましては、銭函駅が平成 28 年度の事業に採択された場合を前提としてお話をさせていただきますと、JR北海道からは、工事の着工は本年6月ごろ、完成・使用開始は来年3月ごろと聞いております。次に、銭函駅の国の予算が平成 28 年度に未交付の場合の対応と、南小樽駅バリアフリー基本構想策定事業への影響につきましては、仮に未交付となった場合は、その時点で北海道運輸局とJR北海道と再度進め方について協議することとなりますが、南小樽駅の基本構想策定事業に限って言えば、銭函駅とは別に 28 年度に検討作業が進められることから、影響はないものと考えております。次に、参与及び参与ポストについてですが、まず、現参与の任期につきましては、任用期限である3月 31 日をもって退任し、継続任用はいたしません。また、参与の報酬につきましては、現計予算からの流用という財政上のルールにより措置をとらせていただき、適正に処理をしております。(「適切じゃないじゃん」と呼ぶ者あり)次に、新しい参与ポストにつきましては、市政における多くの課題や懸案事項の解決に向けた取組や活力のあるまちづくりを実現するための新たな施策について専門的な視点から助言をいただく参与制度のような仕組み自体は大変重要で、今後においても必要と考えておりますので、近い将来、新たな制度として皆様に提案をさせていただきたいと考えているものであります。次に、新電力大手撤退による影響についてですが、電気料金につきましては、現在より高額になることも予想されますが、4月以降の電力供給に影響が出ないよう、現在、北海道電力などの関係機関や他の自治体などから情報収集を行いながら、新たな契約先や契約方法の検討を行っているところであります。次に、防災体制整備率と町内会加入世帯率の幸福度目標値についてですが、防災体制整備率、町内会加入世帯率の本年度の取組につきましては、まず、防災体制整備率は、本市における北海道で公表している土砂災害危険箇所 519 か所のうち、土砂災害警戒区域に指定された区域のハザードマップ作成数の割合であり、現状値では 197 か所でしたが、平成 28 年2月末現在で 207 か所の作成が完了し、整備率は38 パーセントから 40 パーセントに増加しております。土砂災害警戒区域の指定に当たっては、住民説明会を開催し、地域の理解を得る必要があることから、本市では防災体制や土砂災害の特性などを丁寧に説明し、指定が速やかに進むよう努めているところであります。また、町内会加入世帯率の向上についての本年度の取組については、これまで小樽市では転入される方に小樽市総連合町会で策定した町会加入促進のチラシをお渡ししておりましたが、さらに市内で転居される方にも加入促進のチラシをお渡しする予定としております。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 教育長 林秀樹(教育長は2024年3月まで)
鈴木議員の御質問にお答えいたします。ただいま、教育環境整備と学力・体力向上について御質問がございました。まず、教育関連事業費についてでございますが、小学校英語教育推進事業費は、新たな英語教育の導入を見据え、小学校英語教育推進校として2校を指定し、教員の指導力の向上を図るものでございます。具体的には、総合的な学習の時間において、それぞれ年間 15 時間ずつ教員が英語に堪能な外部講師とともに授業を行い、小学校3、4年生の発達段階に応じた指導方法を学ぶことを通して、平成 32 年度からの全面実施に向け、先行的に準備を進めてまいりたいと考えております。次に、語学指導等外国青年招致事業費は、これまで2名だった外国語指導助手、いわゆるALTを4名に増員し、中学校における英語教育の一層の充実を図るものでございます。具体的には、新たに増員する2名を中学校英語教育推進校4校に隔週で派遣し活用することで、積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度を育成するとともに、言語や文化に対する興味・関心を一層高め、その実践の成果を市内の中学校へ広く普及してまいりたいと考えております。次に、ふるさと教育推進事業費は、児童・生徒が自分の生まれ育った小樽に自信と誇りを持って成長し、将来の小樽を支える人材となるよう、郷土愛を育む取組でございます。具体的には、無形の文化財である松前神楽や向井流水法、高島越後盆踊りの行事の歴史を学ぶとともに、学校等を拠点に各団体から派遣された講師が放課後等を活用して、市内の希望する児童・生徒に指導することで、本市の貴重な文化遺産である伝統文化の継承に寄与する事業でございます。次に、小中一貫教育の方針についてでございますが、教育委員会では、現在、北海道の方針や他市町村の状況を調査研究するなど、小中一貫校の実現に向けた検討を進めております。本市におきましては、学校の立地や施設の規模などの条件を鑑み、小中一貫型小・中学校を目指しておりますが、小中一貫教育の運営の仕組みを整えるための省令や告示が今後示される予定となっており、法的な要件や学校間の総合調整を担う教員等の任命など、国や道の考え方が示されました段階で、対象校の決定を含めた具体的な検討を行い、小樽にふさわしい小中一貫校の早期実現に向け、取り組んでまいります。次に、小学校体育科の授業の工夫・改善、学校における体力向上の取組の具体的な内容についてでございますが、小学校体育科の授業の工夫・改善につきましては、小学校の段階から運動に対する興味・関心を高め、体力、運動能力の向上を図るため、奥沢小学校を体力向上実践校に指定するとともに、北海道教育委員会の体育専科教員活用事業の予算を活用いたしまして、体育を専門とする教員を同校に加配することで、体育科の指導の工夫・改善に関する実践研究を行い、公開研究会の開催を通じて、その成果を広く市内の教員に広げていくものでございます。学校における体力向上の取組につきましては、全小・中学校が学年ごとの数値目標を設定した体力向上改善プランを作成し、児童・生徒の体力の状況に応じた授業改善を行うとともに、1校1実践として縄跳びやマラソンなど特色ある取組を継続することで、体力、運動能力の向上を図るものであります。