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小樽市議会 平成27年第4回定例会 2015年12月8日

市政運営と財政問題について

2015年12月8日、小樽市議会の一般質問で、秋元智憲議員が「市政運営と財政問題について」質問し、市長 森井秀明、病院局長 並木昭義が答弁しました。

質問者
秋元智憲 議員
答弁者
市長 森井秀明、病院局長 並木昭義

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 1番 秋元智憲

財政問題と市政運営について伺います。来年度に向け、森井市長就任後、初めての予算編成になりますが、議会に示してもらったとおり本市財政は、平成26年度決算では5年連続で実質収支の黒字を確保しました。しかしながら、中期財政収支見通しでは、歳入では退職手当債が4億6,000万円の減となるほか、歳出では扶助費や繰出金の増により11億4,000万円の収支不足が予想されるとのことであります。そこで伺いますが、市長は、これまで財政問題について真の財政再建と言われています。今回の中期財政収支見通しを踏まえ、来年度予算編成に向けた決意と、厳しい財政状況の中、公約実現に向けた財源確保策、毎年度、最低4億円の収支改善策について具体的に説明してください。次に、平成27年度小樽市一般会計補正予算に関連し伺います。一般会計では1,147万8,000円の減額、財政規模は571億7,235万8,000円となり、前年度同期比で伸び率はほぼ0パーセントとのことです。特別会計では昨年度同期357億2,030万5,000円であり、今年度の369億7,131万1,000円、伸び率3.5パーセントです。今後、この伸び率の推移について大幅変動が予想される会計と、その主な理由をお知らせください。次に、病院事業会計についてです。昨年12月1日に新市立病院が開院し、ちょうど1年を迎えます。小樽市病院事業業務状況説明書で、平成27年度上半期で入院患者数は6万2,376人、外来10万6,189人で前年度同期比、入院患者数で5,855人増、外来患者で2万480人増となり、病床利用率は88.3パーセント、前年度より18.6ポイント改善しております。まず、これらの改善した主な要因と財務状況に与えた影響を説明してください。また、これまで医師確保には局長みずから決意を持たれ進めてこられましたが、現在の医師確保の状況についてもお知らせください。現在、国においては、さらなる公立病院の経営改善を進めるため、新公立病院改革プランの策定を要請していますが、策定についてお考えを伺います。次に、副市長の選任についてです。副市長の選任については、第2回定例会では提案できず、第3回定例会において副市長人事案を提案したものの、否決されるという結果になりました。地方自治法第167条では、「副知事及び副市町村長は、普通地方公共団体の長を補佐し、普通地方公共団体の長の命を受け政策及び企画をつかさどり、その補助機関である職員の担任する事務を監督し、別に定めるところにより、普通地方公共団体の長の職務を代理する」とあり、その職責から、補助機関の長である副市長の不在は、大変大きな影響が出るものと危惧をしているところであります。初めに、本市で該当する副市長の主な公職と職務についてお知らせください。また、市長就任以来、副市長不在に伴う影響をどう捉えているのかお答えください。第3回定例会以降で副市長の選任にかかわり、どのような行動をされてきたのか、取組の状況を聞かなければ、どのような状況で今日に至ったのかわかりませんので、具体的にお知らせください。また、市長みずから要請に行かれたのか、若しくは総務部長なりが行かれたのか、副市長を要請した機関からは結果的に断られたのか、候補は意見を保留とされているのか、保留であればどのような理由なのか説明してください。現時点で副市長の提案ができない状況を踏まえ、今後の手続について過去の手続同様に事前に議会に対して選任についての協議方依頼という方法をとるつもりがあるのかお聞かせください。次に、第3回定例会では副市長を受けてもいいと言った方について、結果的に何名の方にお断りをされたのか質問したところ、市長は、「どのようにという部分はお話しできませんけれども、人数は2名でございます」、さらに信頼関係についても「問題はないものと考えております」と答弁されました。副市長の職務に適任として依頼、要請した方ですから、本当に信頼関係に問題がないのであれば再度要請するべきではないでしょうか。要請できない理由があるのであれば説明してください。次に、参与についてです。参与の任用については、これまで議会で議論され、問題点も多々指摘されてきました。任用の手続では、安斎議員が資料要求した参与の起案は通常の手続に反したものであり、総務部長が総務部次長、総務部職員課長のかわりに代決をする異常な手続、さらに、起案には後から加筆されており、この件では市長みずから「あしき慣習にならないよう」「瑕疵があった」「不適切な場面もあった」と話しているにもかかわらず、現在も任用を続けています。起案は公文書です。もし、市民が市に対して提出する書類の作成段階で手続上瑕疵があった場合、不適切であった場合、その書類はどのように取り扱うのか説明してください。市が作成する公文書は不適切で問題があっても許され、市民は許されないとするなら、その根拠を示し説明してください。次に、参与の待遇についてです。市長は、10月6日の記者会見で、参与にかかわる条例が否決され、実質その任用に議会はノーを突きつけたことに対し、記者の質問に、職員、嘱託職員がこれだけいる中で、1人だけ特定してだめという話にはならない、また、ほかの嘱託職員ですとか臨時職員の影響にもつながりかねないと話されていますが、なぜ今も参与には個室が与えられているのか、市長みずから1人だけを特定して個室を与え、特別扱い、特別待遇を与えているのはなぜか答えてください。次に、参与との関係ですが、参与は以前、森井ひであき後援会幹事長代行をされていましたが、市長は議会の中で、自分が議員時代から知ってはいたが、後援会の役職があったことは知らないと語っていました。しかし、第3回定例会での参与にかかわる議案の討論の際、石田議員が「今回の市長公約の一部分は、作成当時から現参与のアドバイスも多分に加味されており、市長の考え方に最も近い人物であることも申し添えておきます」と発言されました。市長がみずからの後援会での役職すら知らない方から実は公約作成当時からアドバイスを受けていたとすれば、その親密さは言うまでもありませんし、後援会での役職も知らなかったとは何をか言わんやであります。逆に本当だとすれば政治家失格、自分の後援会の役員すら知らないとは驚きであります。この石田議員の発言について、10月13日の総務常任委員会で真意を確かめるために我が党の斉藤議員が市長に質問いたしました。市長は、「その御指摘は石田議員がされましたので、石田議員に確認していただければと思いますけれども、私は堤参与のことを当時から知らなかったとは言っておりませんので」、また、「たくさんさまざまな方々から御意見等をいただいた結果でございますから、その中に堤参与が入っていたと言われれば入っていたかとは思います。いろいろな方々に御意見をいただいているので、そのうちの一人ではあるというふうには考えております」と答弁されました。ただ、そうなると、石田議員が本会議場の討論で虚偽を述べたのか、この答えいかんによっては、市長が公職選挙法に抵触する疑いがあるから何度も聞いているのですが、先日、市長が言うように、議会運営委員会において石田議員が委員外議員という立場で、この石田議員の発言、公約作成当時からアドバイスを受けていたということについて発言をされました。石田議員は、自分が話したことは事実であり、専門職であった堤氏から市長がはかり知れないことをアドバイスで受けていた、当選前に公約チラシができた時点で市長から聞いたとのことであり、石田議員の話は聞いた時期や内容について具体的でありますが、この公約作成当時からアドバイスを受けていたというのは本当なのですか、うそなのですか、はっきり答えてください。次に、参与の処遇です。市長は、第3回定例会でも、正当な理由がなければ参与を解雇できないと何度も話されていますが、小樽市嘱託員就業規則第4条第1号の「次条に定める勤務時間内においてその職務に専念すること」では、これまで議会でも何度も服務時間外での勤務について指摘され、また、除雪懇談会でも服務時間が守られなかった服務違反、同条第2号の「職務を遂行するに当たって法律、条例、規則その他の法令に従うこと」では、我が党高橋克幸議員が指摘したとおり、除雪懇談会において参与は市長の代理として市民の前で挨拶をしましたが、明らかに地方自治法第152条第2項及び第3項並びに小樽市長職務代理規則に違反しているのではないですか。これは法律、規則によって市長の職務代理を定めているものですが、知りませんでした、そんなつもりではありませんでしたで済む問題ではありませんし、それで済むのなら法律は要りません。コンプライアンス上、問題がないのか伺います。また、法律・規則違反にならないというのであれば、法的根拠を示し説明してください。法律を遵守すべき市長は、それでも解雇、解任する理由にならないと言われるのでしょうか。解雇、解任できなければ、それこそほかの職員、嘱託員にも及ぶ問題ですので、明快な答弁を求めます。小樽市中期財政収支見通しでは、歳出削減対策として人件費の抑制が挙げられています。「職員定数の適正化」「業務の質と量に応じた人員配置の適正化による人件費の抑制」と記載されております。真っ先に抑制の対象とされるのは参与ではないでしょうか。参与任用理由には、「平成8年1月における記録的豪雪の際の危機管理等、手腕を発揮したため」とありますが、雪が降り出す前の段階で入札の不調を2回も招いたこと、市民に不安を与えたこと、これまで建設部に対してアドバイスしてきた内容に関しても、危機管理や手腕があるとは到底思えません。財政の厳しい本市が月30万円の破格の報酬で任用する必要性が見いだせませんし、これ以上市民からお預かりしている大切な血税を無駄に支出することは許されません。それでもまだ人権、労働基準法うんぬん言うのであれば、森井市長と同様に、市長に当選後、みずからの後援会幹部を参与として任用し、議会、市民から批判され、結局は解雇、解任している自治体が幾つかありますので、その自治体に倣い手続を進めてはいかがですか。ここまで言っても任用し続けるのであれば、市民にわかるように法的根拠と必要性を説明してください。ふれあいパスについて質問します。昨日、福祉部長より、ふれあいパス利用制限について平成28年度は実施しないと各会派に説明がありました。しかし、代表質問の質問レクも終わっていたにもかかわらず、判断が代表質問当日までずれ込んでしまったことに判断が遅すぎるのではないかと、また、市民から請願も提出されるという重要な案件であるのにこのような対応に怒りさえ感じるところであります。それでは、質問に入ります。ふれあいパスの事業の目的について改めて説明してください。小樽市ふれあいパス利用状況調査結果及び制度見直し検討報告書では、本市の考えとして、「できるだけ多く外出の機会を設けたい」としています。しかし、冊数制限をした場合、「(表4)ふれあいパス交付者20,665人における購入冊数別人数及び割合」に記される人数を見ますと、多くの利用者の外出の機会が制限され、本市の考えとの整合性がとれないのではありませんか。また、事業趣旨にも反すると思いますが、市長の考えをお聞かせください。ふれあいパス利用者への調査では、利用目的までは調査していないとのことでした。調査によれば、購入冊数が一番多い方で年間142冊、142冊を1年で割り返すと1日約4枚であり、バスを2路線使って移動しているとすると特別多い状況ではありません。事業の趣旨からすると多いのは当然であります。そこで、なぜ利用目的を調査することなく見直し案を策定したのか、理由を聞かせてください。また、今回、市長は、制度見直しについて原課にどのように指示をされたのか、指示の目的と見直し案について、なぜよしとしたのか市長の見解を聞かせてください。市長は、今年の地方選の折、報道機関に対して、「相乗りによる行政サービスの低下と、『市民の声が届かない』という諦め、そして子供たちや教育に力を注ぎきれないことが、この街の人口減少に歯止めが掛からない要因です」「市民に頼られる市役所を取り戻すため、実情を把握し、オープンにする。市民の目線で市政の改善を図ります」と答えていましたが、今回の見直し案は市長の発言に反し、行政サービスの低下そのものであり、市民目線での改善などとは全く相反するものと考えます。市長が話された内容と整合性のある答弁を求めます。

答弁 市長 森井秀明(市長は2018年7月まで)

ただいま、市政運営と財政問題について御質問がありました。初めに、一般会計補正予算についてですが、まず新年度予算編成に向けた決意と公約実現に向けた財源確保や収支改善の方策につきましては、現在、各部からの予算要求額を取りまとめている段階であることや、国の予算編成の動向も不透明であることから、現時点で具体的な方策などをお示しする状況にはありませんが、限られた財源の中での予算編成となりますので、事業効果と優先順位を見極めながら事業の取捨選択を行うなど、効果的・効率的な行財政運営の推進を図りながら、財源確保に努め、市民の皆様にお示しをした公約を少しでも実現するよう取り組んでまいりたいと考えております。次に、今後において事業規模が大きく変動すると予想される会計と、その主な理由につきましては、住宅事業特別会計では、平成28年度からの3年間で、若竹住宅3号棟の建替え事業を予定しており、予算規模の増が見込まれますが、その他の会計につきましては、現時点では平年ベースの予算規模になるものと思われます。次に、副市長の選任についてですが、まず副市長の主な公職と職務につきましては、最初に、石狩湾新港管理組合の副管理者で、職務は、石狩湾新港の開発発展と利用促進、管理・運営を行うため港湾法の規定による港湾管理者の業務などの事務を共同処理し、管理者の補佐を行うものであります。次に、北しりべし廃棄物処理広域連合の事務管理者で、職務は、一般廃棄物の中間処理施設の設置や管理・運営に関する事務に関し広域連合長を補佐し、職員の事務を監督するものであります。次に、おたる自然の村公社の理事長で、職務は、野外活動や農業体験を通じて青少年の育成や市民の健康増進などを目的に児童、青少年等の野外学習や活動などの事業を行う法人の代表として業務を執行するものであります。次に、副市長不在に伴う影響をどう捉えているかにつきましては、副市長の職は、私と職員とをつなぐ役割のほか、先ほど説明をしましたとおり庁外の団体・組織での役職のほか、庁内の委員会等の中には副市長が統括するものも多くございますので、現在、不在となっていることにより大きな影響が生じていると認識をしております。次に、第3回定例会以降の副市長の選任にかかわる具体的な行動につきましては、過去に副市長就任の要請をさせていただいた方については現在は白紙の状態であり、総務部長につきましては、副市長の選任については関与をしておりません。これまでの間、検討してまいりましたが、残念ながら現時点では新たな候補者を決定するには至っておりません。次に、今後の手続について議会に対し、選任についての協議方依頼という方法をとるつもりがあるかにつきましては、これまでの人事案件と同様に、副市長を選任させていただく場合には、議会に対し、選任についての協議方依頼という方法をとらせていただきたいと考えております。次に、第3回定例会においてお断りしたと申し上げた2名の方への再度の要請につきましては、相手方との信頼関係や今後の要請活動に影響する可能性がありますので、この場で申し上げることについては差し控えさせていただきます。次に、参与についてですが、まず市民が市に提出する書類に瑕疵があった場合の取扱いと市が作成する公文書の関係につきましては、市民が提出する文書に瑕疵がある又は不適切な場合においては、それを指摘させていただき、適切な処理をした上で提出をしていただいております。また、市が作成する公文書について同様に瑕疵があったり不適切な場合においては、その部分の訂正を文書作成者から専決者に対して報告又は決裁を求めるものであります。いずれにいたしましても、公文書を訂正する場合には適正な処理が必要と考え、市が作成する文書が許され、市民が作成する文書が許されないというものではなく、書類の重要性も鑑み、その瑕疵等の内容により判断されるものであります。次に、なぜ参与を特別扱い、特別待遇をしているのかにつきましては、個室に関しましては、参与の職場環境も考慮して配置をし、職員からの求めに応じた打合せスペースとして活用をしております。参与が市長直属の政策アドバイザーとしての職務に専念できるよう環境を整えたいとの配慮からであります。次に、市長は公約作成当時から参与のアドバイスを受けていたという石田議員の発言につきましては、去る10月13日の総務常任委員会で述べたとおり、私の公約作成に当たりましては市民の皆様の声をたくさん聞いてまいりました。現参与もそのうちの一人であるということであります。次に、参与の「市長の代理」発言につきましては、御指摘のありました地方自治法第152条第2項及び第3項並びに小樽市長職務代理規則は、行政処分などの法的な効果を生じさせる行為を行う場合の代理権について定めているものであります。さきの除雪懇談会における参与の発言は、市長の権限に属する事務について担当する職員が市長のかわりに説明したということにすぎず、法的な効果を生じさせる行為ではありませんので、御指摘のような法令違反には当たらないものと考えております。なお、私といたしましても、誤解を招きかねない発言は慎むべきと考えているところであります。次に、参与を任用し続ける法的根拠と必要性につきましては、その根拠は地方公務員法第3条第3項第3号の規定による非常勤の嘱託員で、その職務については私の公約実現に向けての政策アドバイザーであり、特に除排雪に関しては、これから本格的な業務が始まるため、現時点において解雇、解任は考えていないものであり、公約の実現に向けて必要な人材と考えております。ただ、さきに申しましたとおり参与のあり方については検討中でありますので、御理解をいただきたいと思います。次に、ふれあいパスについてですが、まず事業目的につきましては、高齢者が積極的に社会に参加し、触れ合い、もって心身の健康の保持と生きがいの創出に資することであります。次に、冊数制限は、小樽市ふれあいパス利用状況調査結果及び制度見直し検討報告書にある本市の考えや事業目的に反するのではないかにつきましては、このたびの見直し案は、限られた財源の中、ふれあいパスを今後も継続するために必要な措置であり、本事業の目的を踏まえ、少しでも利用者負担の軽減を図るとともに外出の機会を設けるという本市の考えに沿ってお示しをしたものであります。次に、なぜ利用目的の調査をせずに見直し案を策定したのかにつきましては、このたびの見直し案は、本事業が利用目的にかかわらず、外出機会の一助として利用いただくものであるため、平成26年度に行った調査における購入状況の分析結果に基づき検討した案としてお示しをしたものであります。次に、原課への指示とその目的、見直し案を了承した理由につきましては、私がこのお役目につき、市政における課題としてふれあいパスの制度見直しについて説明を受けた際、原課へは、見直しに当たり、何らかの利便性の向上という観点も取り入れるよう指示をいたしました。その後、利用状況調査の結果が示された際、利用状況に差が大きく、公共事業としての公平性に課題があるとの認識を持ったこと、また、今後も事業費が増加していくことが見込まれることから、将来にわたって継続をしていくためには新たな制度設計が必要であるものと判断をし、利用者の負担軽減も取り入れて案を作成するよう指示したところであります。最終的には、限られた財源の中、本事業の目的を踏まえ、少しでも利用者の軽減を図るとともに、外出の機会を設けられる内容となったことから、見直し案としてお示しをしたものであります。次に、見直し案は、私がこれまでしてきた報道機関への発言と相反するのではないかにつきましては、このたびの案は、将来にわたってふれあいパスという行政サービスを継続していくために必要な措置としてお示しをしたものであります。また、昨日答弁しましたとおり、市といたしましては、平成28年度は現行制度のままとし、引き続き市民の皆様の御意見を伺いながら見直し案を検討してまいりたいと考えておりますが、このたび本市の財政状況、本事業の現状と課題をお示しできる機会となりましたので、これを踏まえ、ぜひ議会をはじめ市民の皆様にも本事業のあり方についてお考えをいただきたいと思っております。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 病院局長 並木昭義(病院局長は2025年3月まで)

秋元議員の病院事業会計についての御質問にお答えいたします。患者数の増加や病床利用率が改善した要因についてですが、一つには旧市立小樽病院と旧医療センターを統合新築し、これまで2病院に分かれていた診療科や医療機器等が集約され、患者の利便性が向上したことが考えられます。また、新病院の開院以来、婦人科、整形外科、腎臓の専門医など常勤医が増えたことも大きな要因と考えています。次に、財政状況に与える影響についてですが、患者数の増加に伴い、医業収益も当初の見込みより好調に推移している一方、材料費や経費も予想以上に増加している状況にあります。平成27年度の単年度資金収支では黒字を確保できるものと考えておりますが、昨年度、新病院への移転経費や入院調整により発生した資金収支不足が多額にあるため、一層の収益増と経費の削減に努めているところであります。次に、医師確保の状況についてお尋ねがありました。医師の確保に当たりましては、私自身が先頭に立って進めているところであり、非常に難しい状況にありますが、現時点では来年1月から糖尿病の専門医が、4月からは内科系の医師と研修医が複数名増える予定になっております。今後も引き続き医師の確保に努めてまいります。次に、新公立病院改革プランの策定についてお尋ねがありました。当病院事業では、平成28年度予算編成後に新改革プランの策定に取り組むことにしております。この策定に当たっては、経営状況の詳細な分析が必要となるほか、二次医療圏において当院の果たすべき役割など、地域医療構想の協議状況を念頭に置くことも必要と考えております。

出典:小樽市議会 平成27年第4回定例会 2015年12月8日 議事録 PDF(71ページ) 間違いを知らせる