小樽市議会 平成27年第4回定例会 2015年12月7日
人事について
2015年12月7日、小樽市議会の一般質問で、酒井隆行議員が「人事について」質問し、市長 森井秀明が答弁しました。
- 質問者
- 酒井隆行 議員
- 答弁者
- 市長 森井秀明
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 13番 酒井隆行
平成 27 年第4回定例会に当たり、自由民主党を代表し質問いたします。第2回定例会での私の一般質問でも申し上げましたが、森井市政が誕生し、これまでの本会議や各委員会での答弁を聞いていても、市長が公約に掲げている市政のオープンに値する答弁にはなっておりません。これは我々議員もそうですが、傍聴に来られた市民の皆様やネット中継を見た市民の皆様からも多くの不満の声をいただいております。民間企業の就業経験が少ない森井市長はあまり意識されていないかもしれませんが、民間企業でお仕事されている皆様は、この時間も多くの方が就業しており、市長や我々議員はそんな皆様から負託を受けて小樽市の未来に向けて議論する時間を与えていただいております。議論はお互いの信頼関係の下、言葉で成り立つものであります。そして、信頼関係とは相互にお互いのことを信頼し合える関係、信頼することができるような関係であり、それは本会議や各委員会、さらには記者会見やふだんの言葉と行動で培われるものであります。言葉遊びと表現される方もいるようですが、本会議や各委員会での言葉には重みがあり、その責任を我々は背負っているのです。そして、本会議、各委員会では我々の言葉は議事録として残り、現在から未来へとつながっていきます。まずは本日から始まる各会派代表質問に対し、議論を深めるためにも、そして信頼関係を築き上げる第一歩につながるような平成 27 年第4回定例会にしていただきたいとお願い申し上げ、森井市長が市民の皆様にお約束した市政の現状をオープンにし、透明感のある答弁をしていただきたいと強く要望をいたします。初めに、人事にかかわる参与について伺います。第3回定例会では、議会において参与は必要なしという結果にもかかわらず、いまだに市長はやめさせることはできないとし、任用を続けています。これまでの本会議あるいは各委員会において、参与の具体的な立場や仕事内容についても示されないまま、市長は議会の皆さんの意に沿った形で任用するとのことでありますが、議会の意は一日も早く任用を解いていただくことであります。これまでの議論の中での議会の意をどのように受け止めているのか、市長の見解を伺います。次に、市長は参与をやめさせることはできないと答弁を繰り返していますが、そもそも任用手続においても決して適正ではない手順で進め、任用規程もつくらず、報酬の根拠も曖昧なまま、就業時間もしばしばオーバーし、就業規則違反をしている状態など、とても行政に精通していると思えない行動の参与を急いで任用し、やめさせられない状況をつくったのは市長であります。6月 30 日の予算特別委員会での市長答弁では、参与の設置の仕方はさまざまで焦りすぎたのかもしれないとのことでありましたが、なぜ焦る必要があったのか、伺います。また、焦ったことによってふぐあいも生じたと考えますが、どのように認識されていますか、お答えください。また、任用は確かに市長に権限がありますが、報酬の予算は市長の権限だけでは執行できないことは市長も御承知だと思います。本来は任用規程をつくり、それに基づく予算をつけて審議し、承認を得られれば任用というのが通常の流れで、最短で最もスムーズに行われるのは市議会議員の経験がある市長でありますから、御承知のことと思われますが、市長の見解を伺います。次に、第3回定例会での自民党の代表質問でも、市長の資質についてお聞きしましたが、森井市長の後援会でもその資質について法定ビラの中に示されております。市長の資質とは、市民の話に耳を傾け、偏ることなく公平中立な市政運営に尽力を尽くす創造性の高い市長が求められるのではないでしょうかとのことであります。政治家として最も重視しなければならないことだと私も共感するところでありますが、森井市長の言動と後援会が求めているその資質に違和感を持つのは私だけでしょうか。その違和感とは、参与について市長の知り合いを市長の権限で任用するのは、偏ることなく公平で中立な市政運営に尽力することになるのでしょうか、具体的に見解を伺います。参与に関連して、11 月 17 日の建設常任委員会でも質問がありましたが、銭函市民センターで行われた除雪懇談会において、参与から本来であれば市長が出席し、皆様にお話しなければならないのですが、市長は公務で出席できません、申しわけございません、私が今日はここに代理で出席いたしましたとのことで挨拶がありました。また、翌日の桂岡十万坪会館では、同じく市長は出席されておりませんでしたが、建設部長からの挨拶で、参与からの謝罪はありませんでした。なぜ会場によって対応が違うのでしょうか、見解を伺います。参与は、銭函市民センターで発言した市長の代理で出席したのであれば、同じように対応しなければならないのではないでしょうか、見解を伺います。そもそも市長代理の権限がどこにもないことは、さきの建設常任委員会でも明らかであります。参与がみずから行ったともとれる答弁もありました。それであれば、参与はみずからの立場を理解していない行動になりますが、見解を伺います。次に、参与の報酬でありますが、予算の流用で不適切ではないにしても、100 パーセント適正とは言いがたい処理をされておりますが、このことについての市長の見解を伺います。行政に精通し、経験豊富な参与がこれまでの各委員会においての答弁では知らなかった、行動に気をつけると語っております。また、アドバイザーとしても具体的なアドバイスもなく、参与本人も自分の立場を理解していない状態であります。行政に精通し、経験豊富とは何を基準に市長は答弁されているのか、市役所に勤めていて、大雪のときに除雪にかかわっていたことや、数年間、民間企業にいたからという答弁だけでは理解ができません。特に、民間企業での経験が豊富というのは、どういう基準なのでしょうか。例えば、民間企業の基準で考えれば、実務経験何年以上、有資格者、営業経験何年以上などがあり、なぜその経験が必要なのか、理解できるように記載されておりますが、具体的に根拠をお示しください。次に、副市長人事について伺います。今定例会では、残念ながら今日現在、副市長人事案が提出されておりません。我々自民党としても一日も早く森井市長を支える副市長を決めていただきたいと願っております。さて、前回の第3回定例会を少し振り返ってみますが、森井市長が提案された前回の副市長人事案では、無所属議員を除く全会派一致で否決となりました。その理由は、その方の経歴に問題があるのではなく、森井市長の政治姿勢に問題があるとの討論が多くありました。そこで伺います。第3回定例会において、副市長人事案が否決された原因は何にあると認識していますか、お答えください。次に、第3回定例会以降の副市長人事に関して伺います。本市の副市長は、石狩湾新港管理組合の副管理者や有事の際の市長が不在又は事故があった場合の指揮順位は、副市長、総務部長とするとのことであり、この役割は大変重要であります。また、市長がみずから発言されておりますが、副市長が不在で職員の皆様には大変負担をかけているので、一日も早く決めたいとのことでもあります。教育、水道、病院を含めた各部局には優秀な人材が多々いらっしゃいます。庁舎内外を含めて早く決めていただきたいと思いますが、森井市長が考える副市長とはどのような方をイメージしているのか、お答えください。以上、人事にかかわる参与と副市長についての質問を終わります。
答弁 市長 森井秀明(市長は2018年7月まで)
酒井隆行議員の御質問にお答えをいたします。ただいま、人事について御質問がありました。初めに、参与についてですが、まず第3回定例会において参与は必要なしという議会の意をどのように受け止めているかにつきましては、私自身、議会における議決は大変重いものと捉えておりますが、参与の取扱いにつきましては、第3回定例会でお示しした案が、その時点で考えられる最善策であると考えておりました。しかし、残念ながら御賛同を得ることができませんでしたので、議会の理解が得られるよう、今後における参与の取扱いについて引き続き検討を行っているところであります。次に、参与の設置について焦りすぎたこと、それにより生じたふぐあいにつきましては、早期に公約を実現したい、特にこの冬からの除排雪の改善を行いたいとの思いから任用に踏み切らせていただきました。また、生じたふぐあいについては、勤務時間が8時 50 分から 15 時 30 分となっているため、その時間以外にアドバイスをいただいたり、会議等に出席できないという制限があることなどが挙げられます。次に、任用にかかわり報酬の予算は市長の権限だけでは執行できないということにつきましては、予算の執行は長の権限にゆだねられており、6月 10 日から任用した参与に対する報酬は流用による予算措置をし、執行したものであります。次に、参与の任用が公平・中立な市政に力を尽くすことになるのかということにつきましては、あくまで私の公約の実現に向けてアドバイスをいただける方という視点で人選し、行政と民間の両方の豊富な経験を有している方の中から任用可能な方を人選したところであり、知り合いという理由で採用したわけではございません。したがって、このことが公平・中立な市政の運用を損なうものとは考えておりません。次に、参与の対応が会場によって違う件につきましては、銭函市民センターで開催された除雪懇談会には、私と建設部長が公務で欠席せざるを得なかったことから、参与が市民の不安を解消しようと発言したものであります。次に、桂岡十万坪会館で開催された除雪懇談会での参与の対応につきましては、建設部長が除雪懇談会に出席し、挨拶の中で入札の状況について説明したため、参与は発言しなかったものであります。次に、参与の発言、行動が、みずからの立場を理解していないという点につきましては、参与は私の公約実現に向けてアドバイスを行うことや、住民、団体等との連携及び調整に関することなどが職務であり、この範囲において業務を行っていると理解しております。次に、参与の報酬が予算の流用で処理されていることにつきましては、現計予算からの流用という措置は長に認められている権限でありますので、適正に処理しております。次に、参与の行政での経験、民間企業での経験につきましては、公約実現へのアドバイザーとしての職務の性格から、行政と民間の両方の視点を持ち合わせている点を重要視いたしました。民間企業では測量士、1級土木施工管理技士の資格を生かし、土木現場における主任技術者として技術指導や管理に当たっておりました。また、除排雪業務においては主に御家庭などからの申込みに対応しながら、市内を巡回する中で、現場に赴き、現状に鑑みながら、現場で働く方々の声にも触れることで、市内の除排雪状況を把握されていると考えております。その意味で、特に私の公約における重要項目の一つである除排雪の現場も熟知されているため、適任と判断したところであります。次に、副市長についてですが、まず、第3回定例会において副市長人事が否決となった原因の認識につきましては、私がこれまでいわゆるしがらみを批判してきたにもかかわらず、政治資金規正法問題にかかわった当事者の一人を選任しようとしたことについて、議会から理解が得られなかったためと認識しております。次に、第3回定例会以降の副市長人事の進捗状況につきましては、これまでの間、人選を検討してまいりましたが、残念ながら現時点では新たな候補者を決定するには至っておりません。次に、私が考える副市長のイメージにつきましては、これまでもお話ししてきたとおり、市民の皆様の期待に応えるべく公約の実現に向け、それを理解して、役割を果たしていただける方ということであります。