みんなの議会

小樽市議会 平成27年第3回定例会 2015年9月9日

(1)市政全般について/(2)企画・政策について/(3)経済・観光について/(4)厚生に関連して/(5)建設に関連して/(6)防災について/(7)教育について

2015年9月9日、小樽市議会の一般質問で、中村吉宏議員が「市政全般について」「企画・政策について」「経済・観光について」「厚生に関連して」「建設に関連して」「防災について」「教育について」について質問し、市長 森井秀明、教育長 上林猛、産業港湾部長 中野弘章、福祉部長 三浦波人、建設部長 相庭孝昭が答弁しました。

質問者
中村吉宏 議員
答弁者
市長 森井秀明、教育長 上林猛、産業港湾部長 中野弘章、福祉部長 三浦波人、建設部長 相庭孝昭

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 14番 中村吉宏

一般質問を行います。初めに、市政全般について質問いたします。まず、市長の政策について伺います。市長は、御自身の公約で、さまざまな市民サービスの充実を掲げておられます。その全てが実現できれば、市民の皆様が安心して暮らせるまちづくりが実現可能でしょう。しかし、市民サービスの提供には、それ相応の財源を確保しなければなりません。中松前市長の財政運営の結果、平成26年度も黒字見込みの小樽市の財政ですが、市長が公約に記載されているさまざまな政策や事業を展開するに当たり、財源となり得る歳入の構築は絶対的な必要条件です。歳入、特に税収確保のためには、市内の各事業者の方が収益を確保するための経済対策も進めなければならないものと考えます。そこで市長にお伺いしたいのは、以上のような歳入増に向けた施策、経済政策をどのようにお考えか、具体的にお話しください。次に、地域でさまざまな活動を展開している各団体のネットワーク構築についてお伺いします。小樽市では、地域ボランティアや事業者で構成しているさまざまな団体が活動されております。多くは市民のため、地域のため、あるいは小樽の産業向上のために活動されております。例えば、生涯学習を目的に研修会や講演会を実施している団体、飲食店で構成する組合などさまざまです。こうした団体の活動について、活動情報の集約や、その団体が活動するに当たり有益な情報提供を進める施策の実施、さらにそれらの団体が相互連携を図ることのできる環境づくりを求めます。そして、その団体が行うイベントや活動情報の発信を後押しするような施策の展開をしていただきたいと考えます。例えば、小樽市内では音楽イベントが頻繁に行われております。イベントごとに各実行委員会がプロやアマチュアの演奏者を招聘し、市民の有志が実行委員としてイベントの成功に取り組む姿を目にします。夏や秋は野外での実施が多く、観光客の方々も市民の皆様と一緒にイベントを楽しんでいる光景も目にします。ただ、来場した観光客の方の中には、通ったらたまたまやっていた、このようなイベントがあることを事前にわかればもっとゆっくり楽しみたかったという声もあります。音楽に限らず、このような取組の情報が集約され、小樽で行われる催しの情報として強く発信すると、多くの方が情報を入手しやすくなります。市民の方々が行っている活動を小樽の資源として活用していく必要性を感じます。さまざまな団体の活動の把握、相互連携、情報発信について小樽市がバックアップをしていく、このような考え方につき、市長並びに関係理事者の御見解を求め、小樽市でも具体的に推進していかないのか、伺います。次に、企画・政策についてお伺いします。地方創生戦略策定状況について伺います。小樽市総合戦略の策定状況の現状を御説明ください。10月には策定内容を国に報告しなければならないところかと思います。幾つかの施策が今定例会の議案に示されておりますが、一部分にすぎません。8月27日、小樽市総合戦略の概要版(案)をいただきましたが、全体的にどのような内容になっているのか、特に深刻な小樽市の人口減少の問題を解決するための積極的な施策に関連する部分、産業を強化する部分が不明瞭であると思います。とりわけ、地方創生に関する施策についてはどのような見解なのか、しっかり御説明いただきたいと思います。そもそも10月末までを目指している小樽市総合戦略について、9月1日に開催された人口対策会議で検討している段階ですが、地方創生先行型のタイプⅠ、タイプⅡ事業について、国に予算要求をしたのはいつですか。総合戦略の関係とあわせてお示しください。向こう5年にわたり小樽市の戦略として重要な案件であると思います。今後、市民の皆様へどのように説明をしていくのかも含めて、計画をお示しください。次に、人口減対策、移住促進の取組について伺います。人口減少問題対策の一つで、小樽市では移住政策を展開しております。総務部に担当窓口をつくり、ホームページで移住についての問い合わせを受け付ける旨の記載がされております。また、移住希望者向けにDVDを作成するとのことですが、そのDVDをどのような場面で活用するのか説明してください。また、移住をPRした後のサポートをどのように行っていくのかお示しください。現在、総務省では、東京都中央区に移住・交流情報ガーデンを設置し、人口過密状況の首都圏在住者に全国各地への移住のための情報提供を行っております。移住先として積極的な情報提供を希望する地方都市は、移住・交流情報ガーデンで移住者誘致イベントを実施し、常に移住希望者が情報に接することのできるよう移住情報を設置しています。こうした機関の存在を、市長はじめ関係理事者の方々は御存じであると思います。この機関を利用しない手はないと考えますが、今後の取組として移住情報をどう提供するかという方法と関連させながらどのようにお考えかお示しください。小樽市外からの通学者の市内居住等に対する助成について伺います。小樽市内には大学や専門学校がありますが、市外からの通学者が多い状況です。特に、小樽商科大学の学生の多くは札幌方面からの通学者で、小樽駅前のタクシー乗り場では、平日朝の通学時間帯に学生の方が乗車のため行列をつくっている姿を目にします。また、市内には専門学校が五つあり、市外からの通学者も多い状況です。こうした学生の方々が小樽に居住されたならば喫緊の人口減少対策となり、その方々が近い将来、就職先に小樽を選択することになれば、将来にわたる人口減少対策ともなり得ます。市外からの通学者の方も、それぞれの事情があると思います。希望はするが経済的理由等で小樽市内での居住が難しいという学生の方々へ支援をしていただきたいと思いますが、小樽市では実施しないのでしょうか。若者が小樽市内に居住し、小樽のよさを発見、確認することは、将来の小樽にとって重要です。この件に関し御見解をいただきたいと思います。3項目目、観光・経済について質問いたします。まず、修学旅行生の宿泊増員に向けての対応について伺います。小樽市の観光客が増加傾向にあることは、統計上、理解できますが、特に近年、外国人観光客が増加する一方で、減少傾向に歯止めがかからない入り込み区分があります。修学旅行先に小樽を選ぶ学校数は10年前の平成17年には319校あり、2万9,485名の方が小樽に宿泊されました。それが26年度は156校、1万5,128人となっております。少子化社会ですから、データ上では小樽を訪れる児童・生徒の方の人数が減少するのはある程度いたし方ないとして、319校の校数が156校まで減少するというのは問題があると思います。修学旅行生の小樽来訪は、単に小樽の観光人口数や経済効果の問題だけではなく、将来、学生時代を思い出し、再び小樽を訪れてくれるきっかけともなり得ます。また、小樽のまちに魅力を感じ、将来このまちで暮らす方がいるかもしれません。人口減少、少子化、少子高齢化対策に危機感を持って望むのであれば、こうしたことも看過できない問題です。修学旅行客の誘致について、市としてしっかりと取り組んでいただきたいと考えますが、御所存をお伺いいたします。次に、Wi-Fiアクセスポイントの増設について伺います。小樽市では、現在、公設の無料Wi-Fiのアクセスポイントが市内に4か所、そして移動式のWi-Fiが1台の体制と聞いております。外国人観光客は、観光情報をインターネットを利用して検索することが多いと伺っております。その方々が、市内の店舗情報や移動手段の情報を入手しやすくするため、市として現状を整備する必要があるものと思います。報道によれば、北海道では昨年1月から今年7月までの間に、北海道観光振興機構、NTT東日本との連携事業で道内に44か所のWi-Fiアクセスポイントを増設したとのこと。小樽は、この施策の対象に含まれ、Wi-Fiアクセスポイントは増設されたのでしょうか。札幌市では、市独自でWi-Fi整備に着手しており、函館でも公設、私設を合わせて現状88か所のところを4倍強の330か所まで増設を検討している状況とのことです。小樽市では現在、公設、私設、移動式を合わせて92か所設置、小樽市でも観光地域や市内の移動拠点となる場所へのWi-Fiの増設を検討し早急に進める必要があると考えますが、御見解を伺います。次に、プレミアム商品券販売の結果について伺います。7月に予約販売を開始したプレミアム商品券ですが、3万冊以上が売れ残り、8月に二次販売を行いました。結果的には完売し、市民の皆様の消費促進につながるものと思いますが、その申込方法は妥当であったのか疑問が残ります。当初は、往復はがきで申込みの上、指定した金融機関で支払い、商品券を受け取るという方法で、8月の二次販売は申込手続は不要で、先着順に金融機関での直接購入という販売方法でした。当初の申込時には、市民の皆様から手続的な煩わしさに対する指摘が寄せられており、8月の直接購入の際には、高齢者から「早朝よりずっと並んでとても疲れた」、また、「並んだのに買えなかった」という声がありました。今回のプレミアム商品券販売の状況を振り返り、その方法について市民の利便性に鑑み、妥当と思われるか、お伺いいたします。また、もし今後、類似の事業を行う際、今回の状況をどのように反省し生かしていくのか、また、それが担当部署の垣根を越えて情報共有され、市全体として市民サービスの向上に努めていただきたいと考えますが、どのようにお考えか伺います。次に、プレミアム商品券の企画、効果についてお伺いいたします。政府の緊急経済対策として実施したプレミアム商品券事業は、短期間での企画立案となり、大変な御苦労を伴ったものと推察します。加盟店の選定について、他都市では利用できる店舗を市内企業に限定するところもあり、千葉市では資格取得や語学学校など市民の文教方面の経済活動でも利用できるようにしたと伺っております。小樽市における企画内容、加盟店選定についてはどうだったのか、市域内企業、商店における消費は、販売開始当初から2か月ほど経過した現状で期待どおりの経過をたどっているのか、そして年末以降に明らかとなるプレミアム商品券の経済的波及効果に関して、どのような見通しとなっているのかをお伺いいたします。次に、域際収支の状況について伺います。平成23年度の市民経済計算推計結果を拝見しました。北海道から出された同年の道民経済計算及び経済政策検討調査報告書によると、人口減少が与えるGDPへの影響を分析するため、域内、域外の市場に分けて検討し、その相関性から地域経済がどのような結果となるかを把握する方法で、さまざまな検討が行われております。他方、小樽市の市民経済計算の資料では、市内総生産と分配の状況だけの報告にとどまり、市域における移・輸出、移・輸入の状況が把握できない現状であります。この報告書は北海道から示された市町村民経済計算推計マニュアルに基づいて推計を行っているとのことですが、項目、形式が北海道と異なっており、道内における小樽市民の経済状況がどうなっているのかという観点から検討ができません。また、域際収支を考えることで、他都市と比較して現在の市域における生産活動が小樽市民にどのくらいの経済的メリットをもたらしているのか、また、市域が経済圏として成り立っているのかを検討する材料となり得ると思います。そこで、データがあるのであれば小樽の域際収支をお示しいただきたいと思います。企業誘致についてお伺いします。小樽経済の発展と人口減少問題に歯止めをかけるための施策として、企業誘致は必要な施策であると考えます。森井市長も企業誘致は行っていきたいとおっしゃられておりますが、今後どのように取り組んでいくのか、現状と今後の予定、目標等、具体的にお示しください。次に、厚生の質問をいたします。市民が健康で安心して暮らせる小樽をつくりたい、私はこの思いをしっかりと市政に訴えてまいりたいと思っており、市民の健康を助長する政策を希望するところであります。それに関連して、質問いたします。まず、地域包括ケアシステムについて、市民がどのくらいのレベルでかかわっているのかお伺いをいたします。高齢化社会が進む中、厚生労働省では地域の包括的な支援、サービス提供体制の構築を目指しており、いわゆる団塊の世代が75歳以上の年齢になる2025年に向けて市町村で地域包括ケアシステムを構築するという流れとなります。この地域包括ケアシステムは、地域の特性に応じたケアシステムをつくり進めていくとのことですが、全国平均を上回る高齢化率の小樽市の現状、地域包括ケアシステムのうち高齢者の方の生活支援や介護予防に最大限の力を注ぐべきだと考えます。そのためには、高齢者の方が健康を維持するためのいろいろな取組を地域やボランティアの方の力をかりながら進める必要があります。例えば、高齢者の方向けの健康体操の実施や、お話し相手として高齢者の方とコミュニケーションをとる活動、茶道、生け花など、美育による心の平穏を保つための活動です。そうした取組を希望するボランティアの方々もまちの中に多くおられます。そこでお伺いをいたします。こうしたボランティア活動をする方々から、「どのように地域包括ケアシステムにかかわればよいのか」、また、「市民の皆さんがどのくらいのレベルでこうした活動を行っているのか」、そして「市が高齢者の方々に対してこのような活動に触れていただく場をつくる施策を行ってくれないのか」、こういう声が届いております。これら積極的な活動を希望する市民の皆様の声を受けて、どのように対応されるか見解を伺います。次に、周産期医療の問題について伺います。小樽市の安全・安心な医療体制につき、大きな問題として周産期医療の現状があります。後志の地域周産期母子医療センターである小樽協会病院の医師不足問題について、分娩休止から2か月が経過しました。今年の小樽市議会第2回定例会において、小樽協会病院の産科医確保を質問した各議員に以下の答弁がありました。就任以来、市長が医師確保に向けてとられた対策として、周産期医療は子育て支援と多くかかわるので福祉部内に子育て支援と周産期医療の両方の業務を担う職員を配置し、小樽協会病院等の関係機関へ出向いて現在の状況など情報収集に努めている段階であり、また、今後の産婦人科医師確保について、あらゆる方面からの情報収集に努め、北しりべし定住自立圏のみならず管内の町村とも連携をし、北海道等の関係機関に対して要望・要請を行うなど、医師確保に向けて取り組みたいというものでした。さて、現状において医師確保についての行動はどこまで進んでいるのか、しっかりとした説明をお願いします。次に、子育て支援の充実強化について伺います。少子高齢化の著しい小樽の状況、子育て支援を強化することが必要です。6月には、私は福祉部で行っている子育て支援事業を拝見いたしました。「げんきがまちにやってくる!」という事業で、町会館を会場とし、地域子育て支援センターの保育士の方、子育て支援課の職員の方などが手づくりやぬくもりの伝わる材質でつくられたおもちゃを使い、同伴している保護者の方とともに子供たちと一緒に遊ぶという内容です。この事業は、子供の成長を見守ると同時に、子育て中の保護者の方の悩みや疑問を解消できるというメリットもあります。子育て中の保護者の方はもちろん、町内の方々からも好評で、実施の拡大を望むものであります。その様子を拝見しながら話を伺ったところ、せっかくの事業が対象の皆様に浸透しきれていない状況があると感じました。また、こうした事業を各地域で定期的に行うとともに、一定程度、市内中心部などでも行うことが必要であると考えました。子育て支援強化に向け、この事業の広報の充実、市内中心部での出向き事業の回数増、開設場所の拡大等について御検討をいただきたいと思いますが、いかがでしょうか。次に、歯科健診の充実について伺います。市民の健康維持のため、市でもさまざまな健診を企画し、取組をされておられる現状であると思います。市民の皆様が健康であるために口腔の健康を維持することは、体全体の健康を考える上でも非常に重要であると思います。保健所でも子供の歯科健診を行い、口腔の健康維持に尽力されておられると思います。一方、成人の方々の歯科健診は、現状実施しておられないと思います。成人の方々の歯周病罹患リスクを考えると、定期的に歯科医院を訪問するなど口腔の健康を守るようにすべきであると思いますが、歯科医師の方にお伺いしますと、健診などで来院する方はほぼおらず、口腔内の異常に気づいて初めて来院する方が多数であるとのことです。子供に限らず広く市民の皆様の口腔の健康を守るため、市としてどういう取組をされているのか、成人の歯科保健の取組についてお聞かせください。建設に関連しての質問です。おたるドリームビーチについて伺います。今夏、海水浴場開設を行わなかったおたるドリームビーチについて、当初不安視されていた治安の問題や環境悪化の問題は、海上保安庁や北海道、警察署、そして何よりボランティアの皆様の御協力で無事に海水浴シーズンを終えられたと認識しております。前回定例会で小樽市議会は、市長より御提案のあったおたるドリームビーチの市営開設に伴う補正予算案を否決しました。この予算案を予算特別委員会の採決で否決した際、市長は、報道各社の取材に対し「この判断を議会が後悔しなければよいが」とおっしゃられておりました。関係各所さまざまな方の御協力を得ながら無事に今夏のシーズンを終え、小樽市として1,290万円という多額の財政出動を抑えることができたことについて、私は議会の判断は正しかったと認識しております。まずこの点、市長はどのようにお考えなのかお伺いいたします。次に、今なお違法状態にある海の家の撤去の進捗状況がよろしくないと伺っております。来年の海水浴シーズンに向けて小樽市では除却を行うよう指導するとのことですが、現状どこまで進捗しているのか、今後どのような対応を講じていくのか、明確にお答えください。段階的に対応していくのであれば、いつまでに何をするのか、しっかりと期限を明示していただきたいと思います。歴史的建造物の保護と利用促進について伺います。小樽市では、歴史的建造物に指定をされながら利用されていない建物があります。全国ではナショナルトラスト運動を通じ、このような歴史的建造物を利用しながら保存する機運が高まっております。建物は利用しなければ傷んでしまいます。厳しい財政状況の下、市が全ての歴史的建造物を所有することは不可能ですが、小樽の歴史を現在に映す歴史的建造物を、利用しながら保存する手段を講じなければならないと考えます。今ある歴史的建造物を利用するための施策を可能なところから支援していただきたいと思いますが、こうした施策について小樽市として取り組む意思があるのかお答えください。住宅エコリフォームの促進に関する条例について伺います。2014年小樽市議会第4回定例会において可決された住宅エコリフォームの促進に関する条例は、本年第2回定例会で、恒久的な施策とするため関係機関との調整など制度設計に時間を要するため補正予算を見送った、市長はこう述べられました。そこで、お伺いします。この条例は、議会で可決されたものです。速やかに予算措置をし、実施開始の時期を明確にしていただきたいと思うのですが、制度設計の進捗状況をお示しください。また、どのタイミングで予算案を提示されるのか明言してください。あわせて、運用実施時期はいつなのか、明示ください。防災について数点お伺いします。7月15日深夜、市内錦町で火災が発生しました。消防の方々の御尽力で死傷者が発生せず済んだものの、3軒が入居する建物が1棟燃えた火災でした。現場では、付近の十間坂では、多くの消防自動車が道を塞ぎ、消火活動が展開されておりました。その際、十間坂では消火栓が1か所しか存在せず、消防自動車への給水には、その消火栓のほか1本先の道路から長いホースを引いて対応されたと認識しております。鎮火には発生からおおむね1時間半程度の時間を要していたと思いますが、延焼等の危険を想像したとき消火活動の速やかな対応について消火栓等の消防水利の数、設置の場所が気になりました。そして、付近住民の方からも同じような声が上がっておりました。そこでお伺いします。この火災の鎮火までに要する時間に、消防水利の設置数の不足等の影響はなかったのでしょうか。また、市内の消防水利設置状況は、消火活動を行うに当たり、不足はないのでしょうか。また、設置されている場所、距離、特に小樽は坂のまち、勾配等の問題も含め、速やかな消火活動のためにどのように対応するのか御回答ください。教育について質問を行います。最初に、小樽市の児童・生徒の学力の現状を踏まえ、質問します。先日発表された全国学力・学習状況調査によると、北海道は最下位の順位でありました。その北海道の平均を下回る小樽市の子供たちの学力の現状に、暗たんたる思いを抱かざるを得ません。かつて、教育の現場におられた市民の方々からは、「学力上位の子供たちがレベルの高い教育を受けられる環境の整備が必要だ」、また、「全体的にレベルを上げていく教育指導も重要だ」というお声をいただきました。市長公約では学力低下の改善を行うという趣旨の文言が盛り込まれておりますが、小樽の子供たちの学力の現状を踏まえ、今後どのような対策を行っていくのか、また、全国上位の都市が上位に位置づけていること、その取組等を踏まえ、何を目標に、今後、教育行政を進めていくのか、具体的にお示しください。子供たちの学習時間確保に向けた取組について伺います。子供たちの学力向上を図る上での問題は、小樽市の小・中学生の学校以外での学習時間が全国、全道の平均と比較して少ない点であると思います。学習時間確保の障壁として、小樽の子供たちの携帯電話、インターネット等のゲームの利用時間が全国、全道の平均に比べ非常に長いことが挙げられると思います。小樽市では、携帯電話やインターネットの利用は夜10時までにしようという、いわゆる携10運動を展開し学校と各家庭で取組を行っていると伺いました。その効果について現状を伺います。また、そのほかに取り組まれていること、問題点など、あわせてお聞かせください。教員の資質向上について伺います。学力向上、学習時間確保等、取り組むべき問題は山積しております。その問題に対応する肝心な教員の方々の力量が問われております。児童・生徒の保護者から、学校で指導してくださる教員の資質についてのお声をいただきます。それは、教員によって熱心に指導してくださる方もいれば、そうでない方もいるとのこと。教員の個性による指導状況のばらつきは不公平感を生み、一方は学力的に向上し、他方は進歩がないという状況が発生します。全ての教員の方々が熱心に指導してくださる教育環境が望ましいと思うのですが、そうした状況を実現するために、教員の皆様のモチベーションを含めた資質向上に向けた取組について現状をお伺いします。土曜授業の実施について伺います。昨年の小樽市議会第4回定例会で、小樽市で土曜授業の導入を検討するとのことでした。子供たちの学力向上のために授業時間を確保するためのよい案であると考えますが、課外活動等の時間確保との関係で調整が必要かと思います。現時点では導入に向けた検討段階と思いますが、今の進捗状況をお示しください。次に、コミュニティ・スクールの実施について伺います。現在の教育環境の中で一番不足をしている部分が地域教育であると考えます。家庭と学校の間にある地域という環境が子供たちに与える影響というのは非常に大きいと思います。地域協力型の教育環境をつくるためにコミュニティ・スクールを実施することが有効であると思います。小樽市では、このコミュニティ・スクールを行う予定はないのでしょうか。ぜひ実施をしていただきたいと思います。小樽イングリッシュキャンプについて伺います。夏休み期間中実施された小樽イングリッシュキャンプを拝見しました。子供たちが外国人教師と英語を話す環境の中で、日ごろ学んでいる英語を使う非常によい機会であると思いました。観光の交際需要も増加傾向にある今後の小樽で、英語をはじめ外国語を理解し使える人が必要となってまいります。1日目に英語を話す学習を行い、2日目は運河周辺で外国人観光客に英語で観光案内を行うという実践的内容を伴うこの企画は、子供たちにとってもよい機会であると思います。この企画をより充実させていただきたいと思いますが、今後の実施目標や教育長の意気込みをお伺いいたします。小樽商業高校と小樽工業高校の統合について伺います。北海道教育委員会で策定した小樽商業高校と小樽工業高校の統合について、その内容、今後のスケジュールにいてお示しください。また、学科の編成等について小樽市が意見を伝える場が設けられているのか、この点も答弁願います。学校給食における食育の実施について伺います。子供たちへの教育に、将来自分の健康を自分で維持するために必要な食育の問題が重要です。健康維持のため、栄養素について人体に有害な物質を学ぶには、家庭科や理科の知識が有用であると思います。それに加え、日ごろの食事から健康を学ぶ機会として給食の時間を利用していただきたいと思います。給食の献立の中に地元産の素材を利用したものを用意し、生産者の顔が見える工夫を施し、健康、命や食物の大切さ、生産者の苦労、地産地消の必要性についてなどを子供たちに伝える場としていただきたいと思います。毎回食材をそろえて提供するのは大変とは思いますが、1か月に1回でも給食の場で地産地消の食育教育を導入していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。最後に、おたる潮まつりを利用した学校と地域のかかわりについて伺います。おたる潮まつりは、来年で50周年という節目の年を迎えます。潮ねりこみへの学校梯団の参加数は昨年が10校だったのに対し、今年は19校の参加と倍増しているとの情報を伺いました。この点、教育長の取組に敬意を表したいと思います。潮ねりこみへの参加は、子供たちが仲間と協力し一つの物事を達成するという感覚を養う上で、とてもよい行事であると考えます。私も、今後、参加校が増加することを願うのですが、そのような中、節目である来年に向けて教育長は市内の全学校の参加を目指したいというお考えであることを伺いました。実現すれば大変すばらしいと思いますが、この実現に向けて全学校の児童・生徒、保護者の方々に加え、その校区の地域の皆さんとも協力関係を築き、学校と地域が参加の潮ねりこみを実現してほしいと思います。地域教育と地域活性の両効果を期待できると思うのですが、そのあたりも踏まえて教育長の意気込みと今後の取組についてお聞かせいただきたいと思います。以上、再質問を留保して質問を終わります。(拍手)

答弁 市長 森井秀明(市長は2018年7月まで)

中村吉宏議員の御質問にお答えいたします。初めに、市政全般について御質問がありました。まず、歳入増加に向けた経済政策につきましては、本市にある優位性を持った地域資源などを地元の企業が活用し、商品の高付加価値化を図り、市外の消費者や本市を訪れた観光客に対して商品やサービスの売上げ向上に取り組み、利益増加につなげることが重要であると考えております。また、製造業などにおきましては、生産性の向上や技術の高度化を図り競争力を高めていくことが常に求められていることから、本市の経済を支えている中小零細企業に対してどのような支援が有効であるかを検証しながら、市内経済全体の活性化と雇用の確保に向けて必要な取組を進めていかなければならないものと考えております。次に、各種団体の活動の把握や連携、情報発信に対する市のバックアップにつきましては、市民ニーズが多様で複雑になっている中で、自主的な市民生活の向上や充実への取組に向けて、地域ボランティアをはじめ各種団体の活動は重要な役割を担っており、これらは自治基本条例に定める市民と市との協働によるまちづくりの担い手であると考えております。一方、市の各部署においては、所管する関連の団体等と情報交換をはじめとする連携を行っており、今後も一層関係を強化していくことが大切であると考えますが、市内で活動するさまざまな団体を把握することや、早期にネットワークを構築することについては難しいものがあると思いますので、まずは市の各部署と連携している団体の情報を市のホームページに集約するなどにより、各団体が相互連携できるきっかけづくりができないか研究してまいりたいと思います。さまざまな分野のイベント等についての情報につきましては、各団体からプレスリリースが集まりますので、これらの情報を市民の皆様に公開することも一つの方法ではないかと考えております。次に、企画・政策について御質問がありました。まず、現在策定中の小樽市総合戦略のうち、産業の強化に関する施策につきましては、人口流出防止や出生率向上のためには結婚、出産、子育てしやすい環境づくりとともに、産業の強化による働く場づくりが必要と認識をしており、これらについては総合戦略に盛り込む予定であります。しかしながら、財政的な制約もあることから、当面は市民の皆様の要請の高い子育て環境の整備や生活利便性の向上など、生活基盤の確保に重点を置いてまいりたいと考えております。次に、地方創生先行型上乗せ交付のタイプⅠ、タイプⅡにつきましては、両タイプとも内閣府の事前相談を経て、タイプⅠにつきましては8月21日に、タイプⅡにつきましては8月7日に国に実施計画を提出したところです。地方創生先行型上乗せ交付については、本年5月29日に国の制度要綱の一部改正がなされ、大枠が示されたものの、実施計画の提出に関する正式な通知は本年7月16日であったため、短期間で実施計画を作成、提出したところであります。現在策定中の総合戦略にはタイプⅠ、タイプⅡの事業を盛り込むことが求められておりますので、基本目標や重点戦略を踏まえた施策パッケージの事業の一つとして予算案を提出したもので、今定例会における議決を得て正式に総合戦略に位置づけする予定であります。次に、市民の皆様に対する説明につきましては、9月16日からはパブリックコメントを実施するほか、10月下旬には小樽商科大学との連携により総合戦略に関するシンポジウムの開催を予定しております。このほかにも機会を捉えまして市民の皆様に対する説明をしてまいりたいと考えております。次に、移住促進に向け作成するDVDの活用方法につきましては、全国の自治体情報を集約するため、国が構築したホームページである全国移住ナビへのプロモーション映像掲載や、北海道移住促進協議会が東京で開催する移住フェアでの活用のほか、本市のホームページやユーチューブでの配信など、できるだけ多くの方にごらんいただけるよう工夫してまいりたいと考えております。また、PR後のサポートについてですが、全国移住ナビや本市ホームページの情報を充実させるとともに、プロモーション映像をきっかけに本市に興味を抱いていただいた移住希望者への問い合わせには、ワンストップで対応してまいりたいと考えております。次に、東京の移住・交流情報ガーデンにつきましては、国が地方創生の一環として「地方への新しいひとの流れをつくる」を基本目標の一つとして、ホームページの構築とともに設置したものと承知をしております。本市としましても、この施設が東京駅前の利便性の高い場所に常設され、時間的にも費用的にも現地を訪れることがかなわない首都圏の移住希望者にじかに接することができる新たな施設であることから、情報提供の手法も含め、その活用について検討してまいりたいと考えております。次に、小樽への通学者の市内居住に対する助成につきましては、若者が市内に居住することにより経済効果や小樽への愛着を醸成するきっかけとなると思われます。しかしながら、居住地選択に関しては経済的な事情のほか、実家にお住まいの方は御両親のお考えやアルバイトの時給、娯楽施設の有無など、さまざまな要件が影響していると認識をしております。また、卒業後の進路につきましても、市内の雇用の受皿に限りがあることから、就学期間中における効果にとどまる可能性が高いと思われますので、現時点で個人に対する経済的な支援については考えておりません。次に、経済・観光について御質問がありました。まず、修学旅行生の宿泊増員に向けた取組につきましては、少子化や学校数自体の減少、旅行先選定の多様化等により、修学旅行に代表される教育旅行の宿泊客数が減少している現状については認識しております。これまでも、観光協会と連携して小樽教育旅行誘致促進実行委員会による道外キャンペーン事業を行っておりますが、今後もこの事業を継続していくとともに、小樽ならではの歴史学習プランや職業体験メニューをPRし、道内の小・中学校の宿泊研修などの誘致にも幅広く取り組んでまいりたいと考えております。次に、無料公衆無線LAN、いわゆるフリーWi-Fiのアクセスポイント増設につきましては、小樽市内では運河プラザ、浅草橋街園観光案内所、小樽オルゴール堂の3か所が北海道が行った増設事業に該当をしております。次に、Wi-Fiのアクセスポイントの増設の検討につきましては、本市の現状としては、公共的なアクセスポイントとして運河プラザ、浅草橋街園観光案内所、堺町通り観光案内所などWi-Fiを設置しており、個人情報保護のためにIDパスカードを交付し、無料で御利用いただいております。また、今年度、移動式Wi-Fi装置を購入し、クルーズ客船の小樽港寄港時等におきまして運用を開始したところです。今後につきましては、この移動式Wi-Fiを活用するとともに、外国人観光客のニーズの把握やセキュリティ等の問題点も検証しながら検討してまいりたいと考えております。次に、プレミアム商品券について販売方法等が妥当だったのかにつきましては、本市では過去に同種の事業例がなかったため、販売方法については先進事例を調査研究したところであります。その結果、当初は公平性を考慮した予約販売、売れ残り分は購入しやすい先着順販売という方法を採用したものであり、妥当であったと考えております。次に、今回の状況をどのように反省し今後に生かしていくのかにつきましては、事業スケジュールが立て込んでいたため、当初の販売では商品券の効果的な周知が難しかったこと、2次販売では来場者数の的確な予測ができなかったことなどの反省点が考えられるため、業務委託先とも協議して改善が必要な事項を整理してまいりたいと考えております。次に、このたびの反省点を市の内部で情報共有し、市民サービスの向上に努めることにつきましては、重要なことと考えておりますので、反省の中から得られた貴重なノウハウをまとめ、必要に応じて他の部署へ情報提供をしてまいります。次に、本市におけるプレミアム商品券の企画内容や加盟店の選定につきましては、同時期に発行する子育て応援商品券との兼ね合いから購入者が18歳以上という年齢制限を設けたほかは、市外からの通勤・通学者も購入可能とするなど、なるべく多くの方にお使いいただき、市内の経済効果を高めることを主眼といたしました。また、商品券の取扱店につきましても、より多くの店舗で利用できるよう事業所が市内にあれば登録を可能としたものであります。なお、資格取得等にかかわる事業者につきましても、制限は設けておりません。次に、市内の企業や商店におけるこれまでの消費が期待どおりなのかにつきましては、利用開始から8月20日までに取扱店から金融機関へ持ち込まれた商品券の換金請求額が発行総額の約半分に当たる6億円強となっており、これは他都市の事例とほぼ同様の利用率であることから、まずは期待どおりの経過と考えております。次に、プレミアム商品券の経済波及効果に関する見通しにつきましては、発行された商品券のほとんど全てが利用されると予想されるため、特に使用期間末期となる歳末商戦において、この商品券が持つお得感が消費を喚起するものと期待しているところであります。次に、小樽の域際収支につきましては、北海道で作成した道民経済計算の指標から人口案文等により小樽市の市民経済計算が推計されておりますが、市域に限定した域外との収支については把握をしておりません。また、域際収支の把握に当たっては、市内外での大規模な調査等を必要とすることから実施は容易ではないと認識をしております。しかしながら、市域が経済圏として成り立っているかを検証する材料として域際収支の把握は有効であることから、今後、他市での取組等の事例を研究してまいりたいと考えております。次に、企業誘致につきましては、昨今、銭函地区におきまして大手・中堅企業の工場等、新設による設備投資が進んでいるところであります。今後につきましても、集積が進む食品関連や物流関連を中心に誘致を進めてまいりますが、これらの業種に限らず、本年実施しております設備投資動向調査の結果により、北海道や本市への立地に関心を示された3大都市圏の企業について、私自身も営業マンとなって本市の優位性をアピールし、1社でも多くの企業が立地してしていただけるよう努力してまいりたいと考えております。次に、厚生に関連して御質問がありました。まず、地域包括ケアシステムにおける市民活動への対応につきましては、国のガイドラインでは、高齢者の在宅生活を支えるため、ボランティアやNPO、民間企業など多様な事業主体による交流サロンや家事援助など、多様なサービス提供体制の構築が示されています。本市においては、議員御指摘のように意識の高い市民の活動が積極的に行われていると認識をしており、今後さらに広まることを期待しております。そのため、今回の介護保険法の改正において義務化された生活支援コーディネーターや、多様な実施主体の定期的な情報共有及び連携強化を図る場としての協議体を平成29年度末までに設置して、その活動を支えていきたいと考えております。次に、周産期医療に係る第2回定例会後の医師確保の取組につきましては、北海道と札幌医科大学へ小樽・後志の周産期医療の現状を説明し、周産期医療体制の維持について要請をしたほか、北海道市長会の秋季要請事項として国と北海道に対し、地域医療の確保、特に安全な分娩体制がとれない深刻な地域があることから、早急に実効性のある対策を講じることについて提案をしたところであります。小樽協会病院をはじめとする関係機関からの情報収集も継続して行っており、小樽協会病院でホームページや求人会社を通じて行っている医師募集の状況や、分娩を休止した後の産婦人科の患者動向などについて現状の把握に努めております。また、医師の確保は非常に難しい問題であることから、小樽市における周産期医療体制の維持等について行政と医療関係者が話し合う場として小樽市周産期医療懇談会を設置し、8月20日の第1回目の会議において会の進め方を協議したところであります。次に、「げんきがまちにやってくる!」に関する広報の充実につきましては、毎月発行する子育て支援ニュースをはじめ、市の広報誌やホームページで事業の予定を周知しているほか、昨年度からはフェイスブックを活用し実施した内容を一部お知らせしておりますが、今後も多くの方に利用していただけるよう周知に努めてまいりたいと考えております。また、市内中心部での事業拡大につきましては、現在、出向き事業は地域特性などを考慮し、市内16か所の会場で行っており、そのうち中心部では町会館4か所のほか、児童館2か所、生涯学習プラザ、勤労青少年ホームの合わせて8か所の会場で実施をしております。さらに、出向き事業を実施していない日も子育て支援センターを開放するなどしているため、回数の増も含めて市内中心部でのさらなる事業拡大は難しいものと考えておりますが、会場の選定などについては、今後も利用状況などを踏まえながら多くの方に利用していただけるよう工夫してまいりたいと考えております。次に、成人の歯科保健の取組につきましては、健康教育や広報を活用し、成人を対象とした効果的な歯磨きなどの啓発や定期的な歯科医院の受診が必要であるという認識の下に、自分の口腔状態を確認することで受診につながることを目的とした歯周病セルフチェックリストの普及に取り組んでおります。次に、建設に関連して御質問がありました。まず、おたるドリームビーチについて、1,290万円という多額の財政出動を抑えることができたとの議会判断についての見解につきましては、第2回定例会における議論が数多く報道されたため、市民の皆様はもとより、道民の皆様に今夏のドリームビーチの危険性について幅広く周知され、結果的に来場者の抑制につながったものと考えております。あわせて、多くのボランティアの皆様の御協力や海上保安、北海道、警察など関係機関が連携し、大変積極的に来場者の水難事故防止や清掃活動などを行っていただいたことにより、無事にシーズンを終えられたものと考えております。次に、ドリームビーチの海の家につきましては、8月31日現在で9棟が除却され、28棟が残っていることを確認しております。これまでの対応につきましては、4月2日付けでドリームビーチ協同組合に対して建物を除却するよう勧告文書を送付し、その後、口頭による指導を繰り返し行っております。また、組合だけではなく、個々の組合員に対しても7月30日付けで同様の勧告文書を送付し、その後、口頭による指導を行っているところであります。今後も速やかに全棟が除却されるよう、引き続き強く指導してまいりたいと考えております。次に、歴史的建造物を利用するための支援につきましては、その多くは民間所有であり、利用については基本的に所有者が決定するものでありますが、利用されていない建造物の活用について所有者以外の方から本市に相談が寄せられた場合には、これまでも市が所有者や管理者の意向を聞いた上で取次ぎを行っており、今後とも庁内関係部局が連携し可能な対応をしてまいりたいと考えております。次に、住宅エコリフォーム助成事業における制度設計の進捗状況につきましては、第2回定例会終了後、市内建設関係4団体に冬期間における当該事業の利用見込みなどについてヒアリングを行い、冬期間における事業の利用は見込まれないこと、平成28年4月当初から事業を実施してほしいなどの意見が出されました。その結果を踏まえ、制度の素案を作成し、8月19日に建設常任委員会の委員の皆様に事業の概要等を説明し御議論をいただき、その中で平成28年度当初から実施すること、市民や事業者へ早期に周知することなど意見が出されました。これらの意見を踏まえ北海道と協議を進めながら、最終的な制度設計を進めているところであり、平成28年4月からの実施に向け平成28年第1回定例会に予算案を提出したいと考えております。次に、防災について御質問がありました。まず、7月15日の火災につきましては、119番通報から鎮火まで1時間37分を費やしておりますが、延焼や再燃を防ぐため時間を要したものであり、消火栓は3基使用し、水量的にも設置箇所的にも消火活動に支障はありませんでした。次に、消防水利の本市の設置状況につきましては、消火栓が1,568基、防火水槽が124基、合わせて1,692基設置をしており、国が定める消防水利の基準の本市設置基準1,718基に対して現在97.8パーセントの充足率で順次100パーセントに向けて整備をしているところであります。次に、消防水利が不足していたり、設置条件が悪い地域への消防活動につきましては、5トン水槽車や10トン水槽車を出動させるなどの対応をとっているところであります。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 教育長 上林猛(教育長は2015年12月まで)

中村吉宏議員の御質問にお答えいたします。ただいま、教育について御質問がありました。初めに、本市の子供たちの学力の状況を踏まえた今後の対策についてでありますが、教育委員会としては、これまで小樽市内全ての学校の均等なレベルアップを図るのではなく、学校力向上に関する総合実践事業への参加や、音読カップ、詩コンクール、樽っ子学校サポート事業を通じて、学校同士が切磋琢磨する気持ちを醸成し、高い教育理念を持った模範となる学校をつくることを狙いとして4年間が経過し、現在、一定の成果が見られたと認識しております。この状況を踏まえ、今後は、成果の見られる学校の教育実践を他の学校へ波及させることで、小樽市全体の学力の底上げを図ってまいりたいと考えております。さらには、新たな取組として、小学校4年生から6年生の全ての学級に50インチの大型液晶テレビや実物投影機を配備するなど学校の教育環境を整備することで、市内の全体のレベルアップを図っていけるものと考えております。次に、携10運動の効果とその他の取組及び問題点についてですが、本市においては携帯電話等を長時間使用する児童・生徒の割合が高く、家庭での学習時間が全国に比べて短いという状況から、夜10時以降は携帯電話等を使わないことを示した携10運動を推進してまいりました。その結果、多くの学校で情報モラル教室やPTA主催の研修会等が実施され、使用時間やインターネット利用に潜む危険性に対する問題意識に高まりが見られたところであります。しかしながら、学校や家庭の指導にばらつきがあり、全校的に浸透されていない状況にありますことから、教育委員会では改めて携帯電話等の使い方に関するアンケート調査を実施し、その結果を基に実効性のあるルールづくりに向けて、児童・生徒、保護者、教職員を巻き込んだ取組を進めているところであります。次に、教員のモチベーションを含めた資質向上に向けた取組の現状についてでありますが、教育委員会では教員の資質、能力の向上を図るため、授業力向上研修講座や実技講習会を行うとともに、秋田大学教授を招いた授業力向上特別研修講座や実践校への教育状況視察研修を実施するなど、他都市の先進的な取組を学ぶ研修を行っております。しかしながら、教員の資質、能力の向上のためには、教員みずからの研修に加え教職員と保護者がともに社会貢献活動やボランティア活動に参加することを通して、互いに高め合いながら信頼関係を築くことが重要であると考えており、今後、一層開かれた学校づくりの取組を推進してまいりたいと考えております。次に、土曜授業の進捗状況についてでありますが、土曜授業は、平成25年に文部科学省が学校教育法施行規則を一部改正し、子供たちに多様な学習、文化やスポーツ、体験活動など、充実した教育環境を提供するために実施可能とした制度であり、平成26年度現在、道内では小・中学校合わせて74校において土曜日を活用し、ふるさと教育や防災教育などの取組が行われております。本市においては、授業時数の確保や平日の時間割にゆとりを生み出すなどの観点から、導入に向け、さまざまな検討を行っております。現在、本市の小・中学校の土曜日の使われ方については、スポーツ少年団、土曜日の居場所づくり、地域子ども教室などに使われておりますが、そのほか子供たちは学習塾や習い事、レジャーなどを行っており、土曜授業の実施に当たってそれらとの調整が必要でありますことから、本年4月から5月にかけて町会、学習塾や各種関係団体に対して土曜日の使い方に関するアンケートを実施したところであります。今後、このデータを分析し、本市における土曜授業の年間の回数や活動内容、教職員の勤務態様や民間の人材活用などについて総合的に検討を重ね、できるだけ早く本市にふさわしい土曜授業のあり方について一定の方向を示してまいりたいと考えております。次に、コミュニティ・スクールについてですが、コミュニティ・スクールとは、学校運営に関して協議する学校運営協議会を設置し、地域住民、保護者等が委員となって一定の権限と責任を持って学校運営に参加することで、地域に開かれ、地域に支えられる学校づくりを実現することを目的として、平成16年9月に地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部改正により設けられた制度であります。本年3月、教育再生実行会議が全ての公立小・中学校にコミュニティ・スクールの導入を求める提言をし、これを受け4月に文部科学省が今後のコミュニティ・スクールのあり方などについて中央教育審議会に諮問したところであります。本市においては、小・中学校の学校再編に当たって、地域住民、保護者、教職員等で組織する統合協議会を設置し、新しい学校づくりに向け、特色ある学校行事の継承や地域行事への参画、子供の見守り活動など学校と地域が連携した取組について協議を行っておりますので、これらの活動が将来コミュニティ・スクールにつながるよう取り組んでまいりたいと考えております。次に、小樽イングリッシュキャンプの今後の実施や目標についてですが、小樽イングリッシュキャンプは児童・生徒が1泊2日で外国人と一緒に生活し、生きた英語によるコミュニケーション能力を育成するとともに、外国人観光客を英語で観光案内することを通して国際感覚を養うことを目的として実施し、今年度は市内小・中学校から67名の児童・生徒が参加いたしました。これまで2回の実施状況から、小学生段階では英語によるゲームなどの活動を通して楽しく学ぶことが大切であり、中学生段階では外国人との活動を通して高度な英会話力を習得するための時間が必要であるなどの課題があり、児童・生徒の発達段階に応じた内容の工夫が必要であると考えております。本事業の実施により、観光都市小樽にふさわしい国際感覚を持った子供たちを育てることは、将来の小樽を支える人材の育成につながるものと考えており、今後とも内容の充実を図り、継続的に取り組んでまいりたいと考えております。次に、小樽商業高校と小樽工業高校の統合についてですが、本年9月1日、北海道教育委員会は、平成30年度に小樽商業高校と小樽工業高校を統合し、1学年当たり4学級の新しい高校を、工業高校の校舎を使用して設置することを決定したところであります。今後、道教委では、両校の校長を中心とした検討委員会を設置し、来年6月ごろまでに新しい高校の学科などについて明らかにしたいとしております。市教委としては、道教委が設置するこの検討委員会にオブザーバーとして参加し、地元の要望に沿った意見反映などを行ってまいりたいと考えております。次に、給食における地産地消の食育教育についてでありますが、これまで給食センターでは地産地消の取組として地元産品を優先して納入するよう心がけており、水産品については、かまぼこ類は全て、切り身や煮つけなどの加工品は一部、地元企業の製品を使ってきております。なお、野菜については、地物産品の入荷が限られ、必要量の確保が難しい状況となっております。しかしながら、今後は、米やミニトマトなどについては、後志産も含めた地元産品を確保するよう努力してまいりたいと考えております。また、食育教育としては、例えば水産物が漁獲され、市場で流通し、工場で加工され、製品となるまで多くの地元の人々の手を経た上で今日の給食で食べられていることなど、地元の産業と関連づけた教育などの取組を行ってまいりたいと考えております。次に、学校と地域が協力して参加する潮ねりこみの実現に向けた私の意気込みと今後の取組についてですが、教育委員会では、教育行政執行方針においてまちづくりは人づくりの観点に立って、今年度は各学校において教職員や児童・生徒が積極的に社会貢献事業を行うことを盛り込んでおり、その一環としておたる潮まつり実行委員会と藤間流扇玉会の協力を得て、各学校の授業や放課後の時間で潮音頭の振りつけを学ぶ機会を設定したところであります。結果として、今年度の潮まつりには多くの子供たちが参加し、市民から「若いお母さんの参加が多かった」「おじいさん、おばあさんが多く見に来てくれた」「子供たちの歓声がまちに響いた」などの声が寄せられたことは、ふるさと教育の大きな成果であったと感じております。私としては、このまちの発展のためには市民一人一人がまちづくりに参加する意識を持つことが重要であり、子供たちが潮まつりの参加を通して世代間の交流ができることや、社会の役に立つ人間としての自己肯定感や、ふるさとへの感謝の心が醸成されるものと考えております。来年度は潮まつり50周年ということもあり、多くの市民から全校が参加してほしいという声がありますので、校長、教頭をはじめ教職員に私の思いを伝えるとともに、保護者や地域の方々の協力を得ながら、全ての学校が何らかの形で潮まつりに参加できるよう鋭意取り組んでまいりたいと考えております。(「議長、14番」と呼ぶ者あり)

再質問 14番 中村吉宏

再質問をさせていただきます。まず、今、質問をしていた中で企画政策についての人口減対策、移住促進に向けての取組のところですが、移住・交流情報ガーデンの存在はもう御存じであって、こちらも、今、使われていくということになっていくかと思うのですけれども、他都市では既にこの機関を使われて移住希望者に向けたイベントなどの取組を行っております。高知県ですとか島根県は非常に取組が進んでいて、それに長野県、山梨県というところも進んできているという情報を入手しております。長野県、山梨県では、既に14名ほど移住者が出てきているということですので、東京の首都圏だけに限っていいましても、人数、それほど移住希望者というのは限りがあると思いますので、早い者勝ちと言ったらおかしいかもしれませんけれども、早い展開をしていかなければこういった政策も進んでいかないのかなと思いますので、ここはスピードを上げていただきたいという思いもありますけれども、この辺お伺いさせていただければと思います。スピードを上げられるのかというところを含めてお伺いしたいと思います。それと、小樽への通学者、市内居住等の助成についての部分ですけれども、学生の中でも実家に住んでいる方がいらっしゃると、それは札幌圏の方を想定されているかと思います。あるいは余市ですとか、小樽から比較的距離的に近いところの方を想定されていると思うのですが、私が聞いている情報ですと、例えば小樽商科大学の方でも札幌圏、いわゆる通学圏ではないところの地域の方も、小樽ではなく札幌に住んでアルバイトをしながら通学をすると、札幌で部屋を借りる、そういう方も多くいらっしゃると聞いております。人数までは何名というのは把握ができていないのですけれども、そういったところを想定しているのと、それから専門学校などに通われる方にこういう方がいらっしゃるのです。地方から専門学校の入学許可を得たと、それで春先に小樽に移ってきたいのだけれども、住居費が高いですとかそういった関係で、学校では寮の用意もない、そういう段階で入学を諦めなければならない、こういう学生も出てきている状況なのですね。この助成というのは全ての方に助成をしてほしいということではなくて、そういった方たちに、例えば入学の際に市がこういう助成をしていますよですとか、そういう扱いの対応を一つ想定しての質問だったのですけれども、こういったものも想定できないのかというところでお答えをいただければと思います。それから、プレミアム商品券事業ですが、配慮されているところ、1回目は公平性、2回目は売れ残りをいわゆるさばこうという発想だということで妥当だったというお答えですけれども、ここに一つ疑問がありまして、利用される市民の皆さん、この申込手続をする市民の皆さんの目線といいますか、そういった観点からの取組はなかったのか、私は、ここが欠如していると思うのですけれども、どうお考えかお聞かせください。それから、域際収支の件ですが、確かにいろいろなデータを出してくるのは難しいと思います。これからデータをまた編成するというのは難しいと思うのですが、市長が小樽の優位性のあるもの、地域の資源を市外に売り出していくというような発想をしたときに、果たしてそれが小樽のまちのために、あるいは市民のために有益なのかどうかという観点を、ではどうやって図るのかというときに、この域際収支の発想というのは非常に有効になってくると思います。また、域際収支だけでは図れないと思いますけれども、観光の事業に関する収益、特に小樽は観光業が主力になってきますので、そういったものを図っていく指標としては非常に重要なものではないかと思いますので、こういった勉強会も含めて、私も入れてほしいぐらいですけれども、検討していただけないものかと思いまして、今の質問をさせていただきました。それから、企業誘致に関してですが、三大都市圏、トップセールスで市長が行かれるという御答弁でしたけれども、具体的に私が知りたいところは、どういう業種に着目をして、この小樽のまちに実際どういう業種が合っているのか、また、どういう会社を誘致してくるのか、その辺を、ずばりそのままでなくてもいいのですけれども、今描いているビジョンですとか、そういったものをお聞かせいただきたいと思います。これは、全然的外れな業種にお声をかけたりですとか、小樽市にとって的外れだったり、例えば大規模な消費を促すような店舗を小樽に、今、誘致してきたとしても、企業誘致ではありますが、小樽の特性にはなじまないというふうに思うのですが、そういったところで具体的にどういうことを考えていらっしゃるのかお聞かせいただきたいと思います。それから、周産期医療の問題で、今、小樽協会病院の質問をさせていただきましたが、現在、まだ医師が見つからないというところかと思います。これこそ市長、トップセールスではありませんが、もう御自分が出ていって医師にぜひ来てもらう、拝み倒して来てもらうぐらいの動きをしないと、もう2か月もたっている状況で、これは非常に市民の皆さんにとってまずい状況ではないかと思うのですが、この辺を改めて認識を伺いたいと思います。それから、建設の問題で、おたるドリームビーチの質問をさせていただきました。御答弁いただいた中で一つ入っていなかったのではないかなというところなのですが、私は議会の判断が今回は正しかったのではないかという問いかけをさせていただきました。これについてのお答えをはっきりといただきたいと思います。それから、除却について、4月2日以降進めていらっしゃる、文書でも通告しということですが、今、懸念されるのが、これからまた雪の季節、冬になってきます。昨年の状況ですと、おたるドリームビーチ管理組合は雪があるから除却できないということで、冬季の除却を延期してもらうというような動きをしたと認識しております。もう3か月もしないうちにまた雪の季節になると思うのですが、この今の状況で残っているものをきちんと除却できるのかどうか、そのためにどういう進め方をしていくのかということがきちんと把握できませんと来年に向けての設計ができないと思うので、この辺を伺いたいと思います。そして、教育に関してです。学校給食における食育の導入について、私はこの質問をさせていただく際に、確かに野菜の部分を想定して、小樽市あるいは地域でとれる野菜を学校給食にもっと取り入れてほしいということを念頭に質問させていただきましたが、野菜がどうやら難しいということで、これを月1回でもいいと思うのです、ぜひ取り入れていただきたいということと、やはり食育ですから給食を地場産品のものでそろえて食べるだけではなくて、もっと説明ですとか、あるいは感想を児童・生徒に求めるようなことを取り入れていただきたいというふうに思うのですが、いかがでしょうか。それから、地域とのかかわり、潮まつりの件ですけれども、教育長の意気込みもよくわかりまして、私からは地域をぜひこの学校に含めて地域の皆さんとも連携をしていただきたいという旨お伝えをさせていただいたのが、実は地域の中にも、地域の中といいますか、いろいろな方のお声で、潮まつりの梯団に入りたいのだけれども入る梯団がないのですと、どこで出たらいいのか。「飛び入りDE踊り隊」という誰でも自由に入れる梯団はあるのですが、何の脈絡もなくそこに入るのもどうかという、積極的なところまでは意識の持っていけない方がいらっしゃるので、その方たちが入りやすいところというと、やはり地域でそういう梯団があれば一緒に取り組めるというふうに思うので、そのあたりも含めてコミュニティ・スクールの振興と同時に地域を絡めていただければと思いますので、その点についてお伺いいたします。

答弁 市長 森井秀明(市長は2018年7月まで)

中村吉宏議員の再質問にお答えいたします。私が答弁をしたこと以外については、各部長からお答えいたしますので、よろしくお願いいたします。まず、議員から御指摘のありました移住・交流情報ガーデンのお話ですが、たまたまですけれども、先日、全国病院事業協議会の全国大会が小樽市で、グランドパーク小樽で開かれたのですけれども、そのときに高知県の病院の関係者が来られておりまして、名刺に「高知家」、いわゆる高知県の「高知」に「家」と書いて高知家、初めて会った方々もみんな家族のように仲よくなるという県の文化、風土からそのような表現をし、そのような、病院職員はもとより県の職員も含めて高知家というものがもう名刺の中にプレートが入って取り組んでいるそうです。その全国移住ナビのホームページを見ましても、現在、県では、高知県がそのような表現でトップで多くの方々に見ていただいているようで、そういう意味では、その移住促進に取り組む取組が他の地域よりも先行して取り組んでいるという印象はあります。おっしゃるように、高知県に限らず、島根県であったり、長野県等、いろいろなところで今取り組まれていると思うのですけれども、小樽市もそういう意味では他の地域よりもまだまだ行き届いていない部分があると思いますので、中村吉宏議員がおっしゃるようなスピード感という御指摘の部分がどのように表現できるかはわかりませんけれども、人口減少は小樽市の大きな問題だということで私も皆様にお伝えさせていただいているところですので、できる限りスピードを上げてやってまいりたいと思っております。それから2点目で、学生への助成についてお話があったかと思います。先ほど、専門学校生などが小樽に寮などがないため、結果それで入学を諦められたというようなお話もありまして、そのお話に関しては大変衝撃的なお話だと思って、今お話を聞き、受け止めているところであります。この答弁の真意としては、金だけではなく、やはり小樽市の中で、今、小樽商科大学やそういう学生たちに、市の施策はもちろんのこと、イベントであったり、祭りであったり、商店街の取組など、さまざまな取組にかかわっていただいております。そのようなかかわりの中から生まれる縁であったりとか、つながりとか、そのようなことが将来的にこのまちに愛着を高めたりとか、また、住んでいただくきっかけになっていただけるのではないかという思いもあって、このように話をさせていただいたところです。現在、経済的な助成支援というものは仕組みとしては残念ながらなく、また、財政状況のことを鑑みますと、すぐにその形をつくるというのは難しいと思いますが、大学等においては国において奨学金制度等ありますけれども、それを市として単費でやるということは難しいと思うのですが、その国の制度がそういう学生たちに対応できるものがないか、又はそういう相談があったときに対応できないか、その対応の仕方について少し考えていきたいというふうに思います。それと、企業誘致についてですけれども、議員御指摘のとおりだと思います。やはり小樽の地域性であったり、特性であったり、それとリンクさせることが第一であるというふうに思っておりますが、それとともに答弁させていただいたように、当市に又は北海道に興味のある企業等に対してのアプローチをし、そして小樽市と合う、合わない、マッチングも含めてこちらから情報提供させていただいてこのまちに来ていただけるよう、そういう意味でもトップセールスを私としてもしっかり取り組んでまいりたいと思っておりますので、御理解をいただければと思います。それと、おたるドリームビーチの議決の件について答弁漏れがあったのではないかということでしたが、私としても初めから北海道であったり、警察、海上保安庁、さらにはボランティアの方々であったりとか、そのような方々から支援をしていただけるということが当初には見込まれておりませんでしたので、結果的にこのようにたくさんの方々に御協力いただいたというのは本当に私としても大変うれしい限りでありますけれども、やはりこの話題が出た6月の時点で、ここまで御協力いただけることが私としては、そこまでの判断には至っていなかったという点から取り上げさせていただいたことですから、そういう意味では結果的にそのような形になりましたけれども、当初からそのことが私としては見込めなかったので提案をさせていただいたというふうに思っておりますので、それで御理解をいただければというふうに思います。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 産業港湾部長 中野弘章(産業港湾部長は2018年2月まで)

私からは、まずプレミアム商品券の販売方法でございますけれども、大きくはがきを使う方法と、それから直接販売なのですけれども、はがきにつきましては、まず希望される方全員を出して、そして売り切れて買えない方がいないようにということで、まず、はがきを使いましたけれども、はがきの出し方とか、細かいはがきの記入の仕方とか、そういう面での反省はあるかというふうに思っております。それから、直接販売につきましては、やはりはがきが面倒だということでお声がありましたのでそういう形を2次販売でいたしましたけれども、実際に私も対応しましたけれども、こんなことだからはがきにすればよかったと非常に多くの方から言われまして、いろいろな方法はありますけれども、今回のことは反省しながら、このようなケースに対応してまいりたいというふうに考えております。それから、域際収支の考え方につきましては、議員もおっしゃるように非常に有益なデータだとは思うのですけれども、道内各都市を見てもなかなか、札幌などは別にしまして、的確にこのデータを把握しているところはありませんので、それをもう少し広げて、全国的に見てもあまり費用をかけてもなかなか難しいと思いますので、そのような中で的確にこういうような指標として域際収支の考え方をうまく出しているところがあれば、そのようなところを研究してまいりたいというふうには思っております。それから、企業誘致について具体的な面で若干補足ですけれども、今回の設備投資動向調査につきましても、やみくもに出しているというわけではなくて、食料品製造業ですとか飲料製造業、食料・飲料卸売業など、ある程度業種は絞り込んで、本市に合うような業種ということで出しているところでございます。それから、潮まつりの梯団につきましては、確かに「とびいりDE踊り隊」に、なかなか入りたくない気持ちもわからないわけではないのですが、20人程度で1梯団ということにしていますけれども、それぞれのケースに応じて若干少なくてもまた認めるとか、例えばここの梯団と一緒に踊りたいとかという御希望ありましたら、その辺調整させていただきますので、実行委員会の事務局にお話しいただければと思います。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 福祉部長 三浦波人(福祉部長は2016年3月まで)

私から、周産期医療のことでお答えいたします。医師の確保は確かになかなか難しい問題でございまして、道内では遠軽厚生病院でも、医師の不足によりまして今後また分娩を休止するというような報道がございました。本市としては、答弁にございましたように、小樽市をはじめとして市内の医療関係者などを含むメンバーで懇談会を立ち上げまして、その懇談会として医師確保に向けて直接道内の医育大学に働きかけをするということとしておりますので、御理解いただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 建設部長 相庭孝昭(建設部長は2017年3月まで)

私からは、おたるドリームビーチの海の家の除却について答弁させていただきたいと思います。市長の答弁にもありましたとおり、現在はまだ8棟ということでございます。それは確認したものということでございますけれども、その後、まだ私どもでは未確認ですけれども、1棟が解体、除却されたという情報が入っておりまして、これからも進むものと考えております。そして、これは私どもの立場として認めたわけではありませんけれども、ドリームビーチ協同組合に口頭で指導する中では、11月までには何とか全部除却したいのですという話がございますので、私どもとすれば、その期間は認めるということではありませんが、早急に全部が除却されるようにこれからも粘り強く指導してまいりたいと考えておりますので、御理解いただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 教育長 上林猛(教育長は2015年12月まで)

学校給食センターにおける地元野菜の使用についての再質問でございましたが、これまでもできるだけ地元野菜を使いたい気持ちを給食センターも持っていまして、ただ、献立によって給食として必要とする時期と、それから入荷する製品の時期が、あまりうまくそろわない、さらには小樽にはもともと野菜の入荷量が少ない状況にあるということで、なかなか一致を見ないということがあって使えない状況にあります。ただ、先ほども答弁しましたけれども、ミニトマトについては何とか使える状況もあるのではないかということで、使いたい気持ちはあります。それと、もう一つ問題があるのは、地元の野菜が高いということがあって、それを積極的に使うことで給食費の値上げということもありますので、その辺、需要と供給と値段の兼ね合いでということもありますので御理解をいただきたい。ただ、できるだけ使いたいという気持ちは持っていることだけは御理解をいただきたいと思います。それともう一つ、食育のことでございますけれども、できるだけ地場産品を使いながら、その食材を使いながら地元の産業だとか、自然環境など、そういうものを食育の中で子供たちに教えていきたい。そういうことでは、先ほども加工品についてはそういう活用をしながら食育を行っているわけですけれども、これも共同調理場の栄養教諭が主な職場が給食センターということで、学校給食をやりながらその学校にいる栄養教諭が教育するということと、やはりなかなか使った食材を即そこで教育をするという対応の迅速さということにも欠けますので、その辺はこれまでも給食センターの栄養教諭と学校とうまく連携しながら、全体のカリキュラムの中でタイムリーな教育ができるかどうかということも考えながら、できるだけ取り組んでまいりたいというふうに考えておりますので、御理解をいただきたいと思います。(「議長、14番」と呼ぶ者あり)

再質問 14番 中村吉宏

1点だけ私の発言内容を、訂正というわけではないですけれども、趣旨を明らかにしておきます。先ほどの潮まつりの「とびいりDE踊り隊」の件ですが、誤解を与えたようで申しわけありません。私のところに届いている声は、少々シャイな方といいますか、内気な方で、なかなかそういう場に入り込めないという方がいらっしゃったというところで御理解いただければと思います。決して「とびいりDE踊り隊」、私も踊ったことがありますけれども、あれは非常にいい企画だと思いますし、どんどんそういった皆さんには使ってもらいたいと思いますので、よろしくお願いいたします。それと、最後に1点だけ質問なのですが、周産期医療の問題で北海道内の大学病院に声をかけていらっしゃるということですけれども、私も少し情報不足といいますか、不勉強なところがあるのですが、全国の大学病院ですとか、医療機関、そういったところを対象に含めてという発想はされていないのでしょうか。最後この1点だけ、お伺いしたいと思います。

答弁 福祉部長 三浦波人(福祉部長は2016年3月まで)

まずは、道内の医育大学等を中心に働きかけをしていくという考えでございます。

出典:小樽市議会 平成27年第3回定例会 2015年9月9日 議事録 PDF(160ページ) 間違いを知らせる