みんなの議会

小樽市議会 平成27年第2回定例会 2015年6月25日

(1)周産期医療について/(2)小樽市の公園について

2015年6月25日、小樽市議会の一般質問で、高野さくら議員が「周産期医療について」「小樽市の公園について」について質問し、市長 森井秀明、福祉部長 三浦波人が答弁しました。

質問者
高野さくら 議員
答弁者
市長 森井秀明、福祉部長 三浦波人

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 7番 高野さくら

一般質問させていただきます。周産期医療について質問いたします。小樽市の保健行政に掲載された人口動態総覧では、今から16年前の1999年、小樽市の出生数は957人、産科は市立小樽病院、北生病院、小樽協会病院の三つ病院があり、市内の個人産婦人科は五つの診療所がありました。病院と診療所を合わせますと、8か所で子供を出産できました。2014年現在では、子供の出生数623人、15年前に比べると334人減り、現在、子供を産める場所は小樽協会病院とおたるレディースクリニックの二つです。今年の7月からは、小樽協会病院が医師不足により、新規の分娩受付を休止することを発表しました。小樽協会病院は北海道から後志で唯一の地域周産期母子医療センターに認定されており、周産期に係る比較的高度な医療行為を随時担う医療機関で、リスクの高い分娩に対応していただけに、市民の中でも不安が広がっております。出産できる病院が二つしかないために、出産する妊婦が集中すれば、次々と数分単位で患者を診なければいけませんので医師も大変ですが、妊婦も現場がばたばたとせわしない様子になるので気持ちが不安定になり、難産になった妊婦の例も聞いております。私自身も小樽市内で長男を出産しましたが、そのとき出産目前の妊婦が集中していたため、分娩台に上がっても、部屋に戻ってほしいと言われ、分娩台から歩いて部屋に3回も戻りました。歩いている途中に生まれたらどうしようかと、不安と先の見えないお産に、2人目は札幌で出産をいたしました。私だけではございません。小樽で出産された母親からは、自分や子供の命の危険を感じ、もう小樽の病院では産みたくないという方や、安心して子供を産めなかったトラウマで、子供を産むことすら諦めてしまう方もおります。出産は母と子供の命にかかわる大変な問題ですが、このことは小樽市の未来にかかわる人口減にも直結する極めて重大な問題だと思います。安心して子供を産める病院を増やさなければいけないと思いますが、まず、一刻も早く小樽協会病院で子供を産める環境を整えるようにすることが先決だと考えます。先日、市民有志でつくる後志周産期医療を守る会から日本共産党に、後志における周産期医療を守る署名の依頼を受け、多くの方から御協力をいただき、先月5月26日、後志の周産期医療を守る会事務所に署名を届けました。ほかの団体からも署名が集まり、3万8,825筆になりました。同会のメンバーは27日、道庁を訪問し、当時の知事代理、高田保健福祉部長に署名を手渡し、産科医師の確保を要望いたしました。署名を締め切った後も、周産期医療を守る署名が後を絶たないと聞いております。1か月間にこれだけ署名が集まるほど、市民の周産期医療に対する要望が切実であることがわかります。こうした市民の声を市長はどう捉えておりますか、お答えください。次に、日本共産党の菊地葉子道議会議員は、今年5月27日に、高橋はるみ知事に対し、小樽協会病院が7月以降も産科医師を確保し、分娩できるよう予算要望いたしました。知事からは、小樽協会病院は後志地域唯一の地域周産期母子医療センターとして、また道が策定した北海道周産期医療体制整備計画においても、重点的に産婦人科医師の確保を図る病院であることから、大変重要であると認識しているとのコメントを寄せられております。今年の第1回定例会、北野元市議が代表質問で中松前市長に、小樽協会病院、周産期医療体制確保に全力を尽くすこと、そのために医師確保の見通しはどうなのかと質問したことに対し、市長答弁では、小樽協会病院の周産期医療に係る医師確保の見通しについてはめどが立っていないけれども、小樽協会病院の分娩再開に向けて引き続き病院側と協議を行い、できる限りのことを尽くしたいと話しておりましたが、市長就任後、医師確保に向けてどのような対策をとってきたのか、経過をお知らせください。市長は公約で、安定した周産期医療実現に向けて産婦人科医師の働きやすい環境を整え、支援を強化しますと掲げておりますが、どのような考えをお持ちでしょうか。また、今後は小樽市として産婦人科医師確保に向けてどのような取組をされるのでしょうか、お示しください。次に、小樽市の公園について質問いたします。公園は、緑や施設がもたらす効果として環境保全、防災、地域のコミュニティ、子供たちが健やかに育つために、また高齢者にとっても健康促進などに、大切な場所となっております。小樽市では朝里川公園のみストレッチができる遊具がございますが、他都市では健康促進のため、ストレッチ遊具などが設置されております。公園によく来るという年輩の方は、子供が遊んでいる姿を見るだけで自分も元気になると話し、公園に行くのを楽しまれております。今、公園は子供だけではなく、どの年代にも適応した場所が求められていると思います。ですが、小樽市の公園は、道内の10万人以上都市の中で一番少なく、93か所です。小樽市の次に公園が少ない北見市でも165か所と、小樽市と比べると72か所も多いことがわかります。また、地形の差などはあるものの、小樽市は1人当たりの面積も一番小さく、10.13平方メートルで、一番広い苫小牧市は60.35平方メートルなので、50.22平方メートル差があります。小樽市環境基本計画の都市公園の整備の資料を見ますと、中心街や周辺では不足している状況になっていると記載されておりました。住宅地250メートル範囲内にある街区公園や住宅地から500メートル範囲内の近隣公園が、小樽市では最も少ないです。子育てをしている保護者の中でも、小樽は公園が少なく、身近に子供を遊ばせられる公園が少ない、公園をもっと増やしてほしいとの声もあります。子育て支援を進めるためにも、身近に公園の整備と遊び場の整備は急ぐ必要があると思いますが、いかがでしょうか。次に、室内公園について質問いたします。ある市民の方は、八雲町にある噴火湾パノラマパークや旭川市にあるカムイの杜公園などのように、雨の日や冬でも遊べる公園があれば、まだ歩けない小さい子供から大人まで楽しめて、もっと子育てしやすいまちになるのではないかと話しておりました。充実した室内公園があれば、雨の日など天候の悪いときでも、家を出て体を動かすことができます。また、天気が悪いときに、小樽に観光に来られた方が遊べる場所にもなります。ゼロ歳から2歳ぐらいまでの小さい子供は、外の公園の遊具は比較的年齢が高い子供用なので遊ぶのが難しいですが、室内公園で小さい子供も遊べる遊具があれば、安心して遊ばせることもできます。小樽は雪も多く、雪捨場がないことから、公園が雪捨場になり、冬でも遊べる公園が少ないです。冬の間も運動不足にならないようにするためにも、冬でも利用できる室内公園をつくっていただきたいと思いますが、どうでしょうか。また、今ある公園を利用しやすいように魅力を伝えるのも大切だと考えます。小樽公園に遊びに来た母親は、公園の遊具の場所がわからず、遠方の公園まで出かけたと言います。しかし、小樽公園では、以前こどもの国があったところが滑り台や迷路などの遊具にかわり、設置されています。運河公園は歴史的建造物の倉庫の中に遊具があり、雨の日でも利用できる魅力の公園ですが、市民の中には倉庫に入れることすら知らない方も多いです。公園にわかりやすい案内表示、また広報おたるやホームページに載せたりなどして、市民に小樽の公園の魅力を伝えることも必要ではないかと思いますが、いかがでしょうか。次に、公園のトイレについてです。小さな子供がいる保護者にとっては、公園のトイレは重要です。近年ではトイレのバリアフリー化や子供用の便座、おむつ台、手すりなどの新たな設置がされました。今後は入船公園や朝里川公園など5か所が改修予定となっておりますが、トイレのない公園や、トイレがあっても不便で使えない公園もあります。使用しやすいトイレを設置しなければいけないと思いますが、市民が多く利用される公園のトイレは特に急がれると思います。長橋なえぼ公園の森の自然館のトイレを見ますと、女子トイレにしかおむつ台がなく、子供用の便座もありませんでした。長橋なえぼ公園は幼稚園や保育所の遠足でも多くの子供たちが利用し、特にゴールデンウィークや花見の季節になりますと、1,000人以上の方が来るところです。また、運河公園の女子トイレは全て和式で、おむつ台も女子トイレのみですし、車椅子トイレにはおむつ台や子供用の便座はありません。運河公園も幼稚園などの小さい子供が利用する公園です。保育所の保育士に、和式で子供が利用できるのかと聞いたところ、今の子供は家でも、保育所や幼稚園でも洋式を利用していることが多いので、和式だと子供は利用できないと話しておりました。また、足腰が弱い方ですと、和式だと足に負担がかかり、立ち上がることすらできなくなり、大変な思いをしています。公園にトイレがないところは設置し、男性用、女性用ともに乳幼児対応の設備を設置していただきたいと思います。市長の御意見をお伺いいたします。再質問を留保して、質問を終わります。(拍手)

答弁 市長 森井秀明(市長は2018年7月まで)

高野議員の御質問にお答えをいたします。初めに、周産期医療について御質問がありました。まず、多くの署名が寄せられたことにつきましては、周産期医療に対する皆様の関心の高さを改めて認識したところであります。次に、市長就任後に、医師確保に向けてとった対策につきましては、周産期医療は子育て支援と多くかかわってきますので、福祉部内に子育て支援と周産期医療の両方の業務を担う職員を配置し、協会病院などの関係機関へ出向いて、現在の状況など、情報収集に努めている段階であります。次に、産婦人科医師の働きやすい環境の整備と支援策につきましては、例えば子育て世代の医師も多いと聞いておりますので、子育てをしながら働ける環境を整えることなどが挙げられますが、あらゆる方面からの情報収集に努める中で、可能な支援策を検討してまいりたいと考えております。次に、今後の産婦人科医師確保に対する取組につきましては、あらゆる方面からの情報収集に努め、北しりべし定住自立圏のみならず、管内の町村とも連携をし、北海道などの関係機関に対して要望、要請を行うなど、産婦人科医の確保に向け、取り組んでまいりたいと考えております。次に、小樽市の公園について御質問がありました。まず、公園の整備につきましては、中心市街地においては既にまち並みが形成をされており、新たに公園をつくるには用地の確保が難しい状況にありますが、市民の皆様に安心して利用していただけるよう、小樽市公園施設長寿命化計画に基づき、既設遊具の更新を優先的に行っているところであります。また、市が管理している公園のほかに、町会等が管理する児童遊園が53か所あり、設置等にかかる費用を助成しておりますので、今後も町会等からの要望に対応してまいります。さらに、例えば冬期間の公園の斜面を利用してそり遊びの場や、海水浴場の活用等、既存施設の活用方法に工夫ができないか、遊び場の研究をしてまいります。次に、冬でも遊べる室内公園につきましては、現在、本市においては、小樽公園の再整備や遊具の更新を優先的に行っているところであり、現段階では室内公園の設置は難しいと考えているところではありますが、市が所有する施設の中に小型の遊具を配置するなど、室内公園の役割を果たす工夫ができないか、研究をしてまいります。次に、わかりやすい公園の周知につきましては、これまでも広報おたるや市のホームページなどで、広く市民の皆様にお知らせをしているところでありますが、ホームページの内容をよりわかりやすくするとともに、さまざまな媒体を通し、小樽の公園の魅力を発信してまいりたいと思います。次に、公園のトイレにつきましては、これまでも町会等からの設置要望に対し、随時設置をしてきたところであり、今後も同様に対応してまいります。また、小樽市公園施設長寿命化計画の中で、利用者の多い公園について、トイレのバリアフリー化を計画しており、老朽化したトイレの改築を含め、男女の区別なく身障者の方も使える多目的トイレの設置を行い、その中で乳幼児対応の施設を計画しているところであります。なお、御指摘のありました2か所の公園のトイレにつきましては、現在の身障者用トイレのスペースや構造等を考慮し、検討をしてまいります。(「議長、7番」と呼ぶ者あり)

再質問 7番 高野さくら

再質問させていただきます。まず、周産期医療について質問なのですが、今、小樽と余市、仁木、積丹、赤井川、古平の5町村で行っている周産期医療支援事業費補助金を挙げて、先ほど市長が子育てしながら医師をしている方も多いので改善していきたいと話していたのですけれども、よりよい医師の待遇の改善や医療が受けられるように、周産期医療支援事業費補助金を上げるということも一応考えているのでしょうか。あと、今、全国的に産科医師が不足してはおりますが、神奈川県の横須賀市では、市民が安心して出産できるまちづくりを進めるために、産科医師増加を目的とした産科医師確保補助金制度を平成23年に創設しまして、当時は9人しかいなかった産科医師が、4年から5年近くで22人に増加しました。また、医師だけではなく看護師の確保や不育症、治療費の助成のために、いのちの基金を創設し、市民と一緒に命を大切にしようという取組を行って、募金箱を保健所や診療所など市内に17か所設置し、ホームページなどでも募金の呼びかけをして、去年は市民からの募金が350万円程度集まり、寄附した市民の思いを市も寄附したいということから市のほうでも同額を募金して、700万円程度の募金が、いのちの基金が集まりました。そして、出産環境は改善されつつあると、私自身、電話をかけて確認をいたしましたけれども、市長は産科医師の確保に向けて、他都市からもいろいろと情報を集めて行いたいということだったのですが、ぜひいろいろなところから情報をいただきたいと思うのですけれども、産科医師が来たとしても離職されては意味がないと思うのです。離職予防の、これは看護師の例なのですけれども、横須賀市では看護師が離職しないように、働くモチベーションを高め、自身のキャリアを考える研修を実施しており、25年からは離職防止研修2回分の経費をこのいのちの基金から出して、研修に参加された方は、やめようと思っていた人もやめるかもということを口にしなくなり、離職率も研修後には減っていると聞いております。こうした産科医師の増加や離職防止を改善している地域もありますので、このような先進事例について、情報収集をこれからもすると言っていたのですけれども、どの程度調査し、把握をしているのでしょうか。ぜひお聞かせいただきたいと思います。また、公園についてなのですけれども、子育て世代には、子供のためにという理由で住む場所を変える人も少なくありません。私自身、子育てをしている保護者10人ほどに、子育てのしやすさをどこに感じるのかと尋ねたところ、家の付近に学校や病院があるのはもちろんですけれども、公園や自然の遊びができるところがあるかどうかで子育てしやすいまちなのかどうかを感じると話しておりました。今、子育て世代が多く住んでいる地域では、やはり公園が近所にあり、自然豊かなところが多いわけです。以前、私は朝里4丁目に住んでいたこともありますが、近所に公園など遊ぶところがなくて、近所に住んでいる子供たちは道路でキャッチボールや鬼ごっこなどをして遊んでおり、車にひかれそうになる子供を見かけることも多々ございました。車を持っている方は離れた場所でも公園に行くことはできますが、車を持っていない人は離れた場所に行くことができません。山坂の多い小樽こそ、多いからこそ、子供が遊べるところをきちんと確保しなければいけないと私は思います。第6次小樽市総合計画の公園・緑地を見ますと、3年後、1人当たりの都市公園の面積は、目標値は12平方メートルになっており、その中でも市民1人当たりの面積は全道平均に対して低い水準になっている、計画的な公園や緑地の整備が求められていると、こういうことが書かれているわけです。具体的に計画について、今、一部進められているのかどうか、そこら辺もしっかりお話しいただければと思います。お願いします。

答弁 市長 森井秀明(市長は2018年7月まで)

高野議員の再質問にお答えをいたします。私のほうで答弁をしないことがありましたら、担当部長からお答えすることになると思いますので、よろしくお願いいたします。まず1点目、よりよい医師の待遇等も含めて考えていかなければというお話でしたけれども、そのことも含めて、現在、協会病院から情報をいただきながら、その待遇も含めて市でどのような支援ができるのか、情報収集と検討をしているところでございます。それから、医師確保に向けて他都市の情報をもっと集めていくべきではないかと。いのちの基金等のお話もありました。そのような方法があるということも、今、私自身も改めて知ったところでございますけれども、御存じのことがあれば、私たちももっと情報収集していきたいというふうに思っておりますので、ぜひ御提案をいただけたら大変心強く思います。そのような情報を我々ももっと得ていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。それと、おっしゃるように、子供たちの環境のために住居を変えられる方々もいらっしゃるというのは、私自身もそのとおりだというふうに思っております。公園も含めて、やはり子育て環境を整えることで人口増に直結すると私自身も感じておりますので、その中の一つとして、公園整備においても、御答弁させていただいたように、一つ一つ確認をさせていただきながら、よりよい環境を整えてまいりたいと私自身思っておりますので、よろしくお願いいたします。(「議長、7番」と呼ぶ者あり)

再質問 7番 高野さくら

その情報収集はどの程度されたのでしょうか。これから頑張っていくということも話されてはいたのですけれども、具体的にその中でどの程度情報収集して、周産期に向けてこれからどういうふうにやっていくのかということもお話しいただければと思います。お願いします。

答弁 福祉部長 三浦波人(福祉部長は2016年3月まで)

ただいまの再々質問で、情報収集の御質問がございましたけれども、このたび子育て支援の観点で周産期医療を担当することになりました副参事、主幹でございますけれども、配置されました後、まずは御挨拶のために関係機関を訪問させていただいた中で、お相手の考えとか思いも一部お聞かせいただいておりますけれども、まだ初回ですし、御挨拶が主体ということでして、断片的な情報になりますので、今後さらにお話をさせていただく機会を設けさせていただく中で総合的な情報収集、情報把握に努めてまいりたいというふうに考えているところでございます。

出典:小樽市議会 平成27年第2回定例会 2015年6月25日 議事録 PDF(158ページ) 間違いを知らせる