小樽市議会 平成27年第2回定例会 2015年6月23日
市政のオープンについて
2015年6月23日、小樽市議会の一般質問で、安斎哲也議員が「市政のオープンについて」質問し、市長 森井秀明が答弁しました。
- 質問者
- 安斎哲也 議員
- 答弁者
- 市長 森井秀明
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 5番 安斎哲也
市政のオープンについて伺います。市長は、常に市政のオープンをおっしゃっています。私も、そもそも議員活動や報酬など、その情報をホームページやブログ、SNSをはじめ、紙面を配布したりしており、情報公開、情報共有は市民との相互理解、信頼関係の構築のため必要だと感じています。ですので、市長が市政をオープンにするとおっしゃり、ガラス張りの市役所になるということは大変いいことだと思います。市長が市政をオープンするとおっしゃる背景には、これまで常にお話しされているように、特にこの8年間の活動の中で、市民から直接いろいろな話、つまり市政がオープンにされていないというようなことを多く聞かれ、また、御自身も市政の情報を得る際に壁を感じられたことなどがあると思いますが、具体的にどのような経験を通じて市政のオープンを進める考えに至ったのか、そして市政のオープンとはどのような内容で何を指してお話しされているのか、お聞かせください。小樽市では、ホームページにおいて基礎的数値、さまざまな計画、そして、その策定過程、議事録、中間報告、行政評価の内容、給与について、コンプライアンス委員会の議事録、各種財務資料、工事発注見通し、入札の結果などを公開しています。私は、市役所の情報公開はある程度進んでいると認識しているのですが、市長はこれまでの情報公開についてどう考え市政のオープンとおっしゃっているのか、お聞かせください。選挙中に市長は、市長への手紙について全てが公開されていないとお話をされていました。市長への手紙の全てを公開するべきなのか、載せられないただの誹謗中傷の内容も載せるのか、さまざまなことを検討してほしいと思いますが、まず、これまでの公開基準はどうであったのか、そして、それについて市長はどう考えているのか、これまでの公開基準を知った上でも全て公開されるのか、お聞かせください。また、入札制度についても苦言をされていましたが、例えば指名競争入札についても、既に規則はPDFで公開されています。入札制度の何をオープンにするのか、お聞かせください。私も、中松市長時代に情報発信について質問をしてきましたが、森井市長も市政のオープンと明言されていますので、ぜひ取り組んでいただきたいのが、他市で導入している予算編成過程の公開であります。予算編成方針の公開などがされて改善はされていますが、もう一歩進めてほしいと思っていますので、市長の見解を伺います。また、市役所で保有する行政情報のオープンデータ化についても提案してきました。オープンデータは、行政がつくった公共データを機械判断可能な形にして、商用利用を含めた2次利用を制限せず公開し、利用を促進することで経済効果や新たな住民サービスを実現することであります。基本的には政府の取組ではありますが、地方公共団体としても有用な取組であると思いますし、全国・全道の自治体でも率先して取組が進められています。オープンデータとして期待される効果は、行政の透明性、信頼性の向上、産官学連携による工夫を生かした住民ニーズへの対応、新たな知見、サービスによる経済効果などが挙げられています。市では、人口データや地図データなど、幾つか公開してはいますが、一覧性がなく、オープンデータのためのポータルがなく不便ですし、津波ハザードマップではPDFとして公開されていますがオープンデータとは言えません。PDFでは重すぎますし見づらい状況です。森井市長時代に提案したものではございませんが、私が過去に提案して以降、どのような検討がされ、導入に向けてどう進んでおり、森井市長がこの取組についてどのようにお考えか、お聞かせください。なお、森井市長が、議員時代に北海道若手市議会議員の会に所属していた当時に仲間として活動されていた青山室蘭市長も率先して導入されていますので、ぜひとも前向きに進めていただき、情報のオープン化を進めていただきたいと思います。この項の最後に、市政のオープンということであるならば、森井市長自身がフェイスブックなどSNSを再度利用し、市長個人として、市長の動きから市政課題、検討していることなど、つぶさに発信されるとより一層の市政情報のオープンにつながると思いますが、いかがでしょうか。もし個人でフェイスブックをされたのであれば、友達申請をさせてください。4項目めの質問を終わります。
答弁 市長 森井秀明(市長は2018年7月まで)
ただいま、市政のオープンについて御質問がありました。初めに、市政のオープンとは何かについてですが、まず市政のオープンを進める考えに至った経緯と具体的にどのような内容をオープンにしていくのかということにつきましては、私自身、これまで地域を歩き、市民の皆様との交流を通じて、市役所職員は何をしているのかわからない、市の財政状況がよくわからないなどといった声を数多く耳にしてまいりました。市では、統計書や財政の概況のほか、さまざまな計画や構想などを作成し、閲覧に供しております。しかしながら、これらを作成し掲示すれば済むということではなく、市民の皆様に対して情報の内容を丁寧に説明するといった積極的な働きかけが求められており、そのことが本当の意味での市政のオープンに結びつき、小樽市自治基本条例にうたわれている市民と市との情報共有が実現されるものだと考えております。次に、これまでの市の情報公開についてどう考えるかにつきましては、市のホームページ上では各種情報公開を行っておりますが、これまでの情報の提示の仕方では、市民の皆様が必要とする情報を収集、活用することは難しいのではないかと考えております。私は、どなたでも、例えば中学生や高齢者においても必要とする市政情報へ容易にアクセスでき、内容についても理解しやすいものでありたいと思っておりますので、ホームページのリニューアルの際に、情報や資料の見せ方などを工夫したいと考えておりますし、また、私自身が町会などに赴き、市民の皆様と膝を突き合わせて市政についてわかりやすくお伝えをしていくといった機会を持つことなども考えております。次に、市長への手紙の公開基準と今後の公開のあり方につきましては、これまで市長への手紙の公開基準は設けられておらず、投書者が公開を可としたもののうち、比較的数の多い御意見、市民の関心が高そうなものについて公開をするようにされておりました。7月1日からは、市長への手紙にかえて、市民の皆様からアイデアや御提言を募集する市長へのメッセージ「わたしたちの思い」を実施する予定ですので、公開基準を設け、公序良俗に反するものや誹謗中傷といったもの、営利を目的とする内容など公開が不適当と思われるもの以外で、投書者から公開の承諾を得たものについては、原則全て公開をしてまいりたいと考えております。次に、入札制度の何をオープンするかにつきましては、現在の入札制度を見直し、より多くの市内業者の方々が入札に参加できるように門戸を開くことで、業者の方々が切磋琢磨し、最終的には仕事の質の向上にも寄与することを想定しております。なお、財政部内の主幹3名について、今回の人事異動の際に、従来の業務に加え入札制度改革担当としての発令を行い、体制の強化を図っておりますので、改革に向け早急に取り組んでまいります。次に、予算編成過程の公開についてですが、本市では、これまで、平成25年度予算から予算編成方針、27年度予算から各部ごとの予算要求額を公表してきたところであります。本市の予算編成は、地方交付税など国の動向を注視しつつ、収支不足の財源対策なども勘案しながら進めておりますので、日程的な課題はありますが、予算編成過程の公開は、市政をできる限りオープンにしていくための方策の一つであると考えておりますので、公開する内容や方法など、他都市の事例を参考にしながら取組方法について検討してまいりたいと考えております。次に、オープンデータの取組と私自身のフェイスブック利用についてですが、まず市役所が保有する行政情報のオープンデータ化につきましては、昨年1月に道内の先進都市である室蘭市を視察し、情報交換をさせていただきました。本市といたしましては、12月をめどにホームページのリニューアルを進めておりますので、これが終わり次第、順次オープンデータの公開を実施していきたいと考えております。次に、私自身による情報の発信につきましては、フェイスブックなどのSNSの利用は、現時点では考えておりません。しかしながら、現在、市のホームページ内の市長のページの充実を漸次行っているところであり、活動報告などについて発信を行ってまいりたいと考えております。