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小樽市議会 平成27年第1回定例会 2015年3月3日

環境問題について

2015年3月3日、小樽市議会の一般質問で、高橋克幸議員が「環境問題について」質問し、市長 中松義治が答弁しました。

質問者
高橋克幸 議員
答弁者
市長 中松義治

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 10番 高橋克幸

次に、環境問題についてであります。まず、再生可能エネルギーの推進についてであります。我が国の新エネルギー施策の動向でありますが、石油危機によりエネルギー供給の脆弱さが浮き彫りにされたのを契機として、省エネルギー、石油代替エネルギーについてのさまざまな対策が行われてきました。石油代替エネルギー対策として、1980年に代エネ法、1997年には新エネ法が成立し、さらに今後のエネルギーを安定的かつ適切に供給するため、エネルギー供給事業者に対し、非化石エネルギー源の利用を拡大するとともに、化石エネルギー原料の有効利用を促進するエネルギー供給構造高度化法が2009年に成立しております。東日本大震災以降、エネルギー政策の考え方が大きく変わり、再生可能エネルギーの利用促進が注目されているところであります。そこで、再生可能エネルギーの推進についてどのように考えられているのか、市長の見解を伺います。さて、再生可能エネルギー推進の取組は必要と考えており、そのためにしっかりとした調査と具体的な推進計画が必要不可欠であります。まず、地域調査として市の自然環境や社会環境、エネルギー需要構造を勘案して、再生可能エネルギー賦存量や利用可能量などの調査をできる限り早く進めることを提案いたしますが見解を伺います。また、今後この推進計画についてはどのように検討されるのかも、あわせてお答えください。再生可能エネルギーの中でも住宅の太陽光発電については、ここ数年、国の政策もあり、着実に増加しているようですが、これまでの市内の太陽光発電の件数の推移を把握されていましたらお示しください。また、今後、市として太陽光発電に対する政策的な考え方が必要と思いますが、市長の見解を伺います。次に、一般廃棄物処理基本計画についてであります。平成17年策定の一般廃棄物処理基本計画の計画期間は10年であり、平成26年度が最終年度であります。当初の基本計画で想定していた人口減少等が変化し、その影響が実施計画にも現れていると思いますが、基本計画の総括として何点か伺います。初めに、ごみの排出量でありますが、生活系ごみ、資源物、事業系ごみについて、それぞれの10年間の推移と基本計画と実績値の比較ではどのようになっているのかお示しください。また、その要因についてどのように分析しているのか、あわせてお答えください。ごみ処理にかかわる課題についてであります。循環型社会形成のための再資源化、収集・運搬、焼却施設、資源化施設、最終処分場の5点についてどのような課題があったのか、その対策はどのように行われてきたのかお示しください。また、生活系ごみ質についてどのように分析をしてきたのかお答えください。資源物の収集量についてであります。資源物の多い品目としてプラスチック製容器包装、新聞、紙製容器包装、瓶、段ボールとなっていますが、これらの資源物収集量について、この10年間どのように推移してきたのか、その要因も含め、お示しください。また、平成25年からスタートした小型家電の回収について現在までどのような状況なのか、内容についてお答えください。これらの分析結果を基に次期基本計画案が策定されているようでありますが、主な内容についてお示しください。次に、生活系粗大ごみの自己搬入についてであります。最近、他都市から転入された複数の方より粗大ごみの自己搬入について意見・要望がありました。その方々が元住んでいた自治体では有料ではありますが、少額で自己搬入ができたそうであります。一般家庭の片づけや引っ越し等で出る粗大ごみについて、本市では廃棄物処理場へ直接自己搬入することができません。搬入できるのは、一般廃棄物の許可業者に限られています。小樽を含めた全道の主要10都市、札幌市、函館市、旭川市、釧路市、帯広市、苫小牧市、江別市、北見市、室蘭市で自己搬入について確認したところ、小樽市以外は、全て自己搬入を実施しておりました。これらの手数料は多くが10キログラム単位となっており、料金は50円から200円の範囲で決められています。まず、全道の各市で自己搬入を実施していない自治体は幾らあるのか。本市で粗大ごみの自己搬入を実施していない理由は何かお示しください。次に、粗大ごみの料金についてであります。本市の生活系ごみで料金シールを購入しての処理と、それ以外は一般廃棄物許可業者、6業者に依頼する処理となりますが、どのような基準で手数料が決められているのかお知らせください。また、許可業者の料金設定については何を基準として決められているのか、許可業者間で差があるのか、市は内容を確認しているのか、お答えください。さらに、本市と主要な都市との比較で手数料の基準や考え方についてどのような違いや特徴があるのか、今後の課題や問題点についてお示しください。4項目めの質問を終わります。

答弁 市長 中松義治(市長は2015年3月まで)

ただいま、環境問題について御質問がありました。初めに、再生可能エネルギーの推進についてですが、まず再生可能エネルギー推進の見解につきましては、化石燃料の枯渇や地球温暖化対策としての温室効果ガスの排出削減、さらにはエネルギー源の分散化などの観点から推進は必要なものと考えております。次に、再生可能エネルギーの賦存量や利用可能量の調査につきましては、市内のエネルギー賦存量は、北海道の賦存量推計システムを活用して試算を進めているところでありますが、賦存量を基に算定する利用可能量は、今後、他都市の事例などを参考として、引き続き、調査・研究を行ってまいりたいと考えております。また、推進計画につきましては、エネルギー賦存量や利用可能量のほか、エネルギーを利活用するプロジェクトなどを盛り込む必要がありますので、現時点において策定を予定しておりません。次に、市内の太陽光発電の件数推移につきましては、平成23年3月末時点では60件だった設置件数が平成26年12月末時点では282件となっており、約3年間の間で4.7倍の伸びとなっております。太陽光発電も含めた再生可能エネルギーについては今後も普及が図られるべきと認識しており、国の制度なども見極めながら、市としての対応を検討してまいりたいと考えております。次に、一般廃棄物処理基本計画についてですが、まず現基本計画のごみの排出量につきましては、生活系ごみは現計画の前年度である平成16年度の4万2,822トンに対し、目標年次である平成26年度の予測値を2万8,110トンとしていましたが、平成25年度の実績値では2万2,751トンとなり、予測値より大きく減少しております。要因は、平成17年度に燃やすごみと燃やさないごみの収集を有料化したことや、市民の分別意識が進んだものと考えており、有料化初年度の平成17年度の時点で2万6,758トンと予測値を下回った以降、リバウンドもなく微減の状況が続いたものであります。資源物は、平成16年度の829トンに対して目標年次である平成26年度の予測値を7,798トンとしていましたが、平成25年度実績値では6,683トンとなり、実績値は予測値を下回っております。要因は平成17年度のごみ有料化とあわせて資源物収集品目を大幅に拡大したことにより、排出量は大幅に増加しましたが、人口減少や排出抑制の効果もあり、予測値を下回ったものと考えております。事業系ごみは、平成16年度の2万126トンに対し、目標年次の平成26年度の予測値を1万7,600トンとしていましたが、平成25年度実績値では2万212トンとなり、予測値を上回っております。要因は事業系ごみの排出量は経済活動の動向に左右されることから、減量化が進まなかったものと考えております。次に、現計画の再資源化等の課題と対策につきましては、再資源化は市民意識の向上とともに資源物の収集品目の拡大による資源化の促進が課題であったことに対し、生活系ごみの有料化に合わせ、無料で収集する資源物の収集品目を拡大し、資源化の促進を図ってきたところです。収集・運搬は、民間委託をする必要性と冬期間や高齢者に配慮した収集・運搬体制の検討が課題であったことに対し、路線収集の全面委託化、冬季収集困難地区対策の拡大、ふれあい収集の実施などの施策を講じてまいりました。焼却施設及び資源化施設は、現計画の策定時においては、まだ供用開始していなかった北しりべし廃棄物処理広域連合の両施設の有効な利用が課題となっていましたが、平成19年4月の供用開始後は、それぞれの施設において随時展開検査を行うことなどを通じて適切な処理が確保されていると認識しております。また、最終処分場は、ごみの減量化を図りながら、次期最終処分場の整備の検討が課題でありましたが、ごみの排出抑制や減量化により、現処分場の供用期間は当初計画より5年延長し平成31年度まで使用可能となったほか、さらなる延命化についても検討しているところであります。次に、生活系ごみ質の分析につきましては、新計画策定に当たっての基礎資料を得るため、今年度季節変動も考慮し、5月と8月の2回、燃やすごみと燃やさないごみについてごみ質分析調査を行いました。分析の結果、燃やすごみのうち47.3パーセントが厨芥類、38.8パーセントが紙・布類であり、燃やさないごみのうち43.2パーセントがプラスチック類、40.3パーセントがガラスや金属などの不燃物でした。次に、資源物の収集量の品目ごとの推移につきましては、資源物収集品目を拡大した平成17年度と直近の平成25年度の実績値で申し上げますと、プラスチック製容器包装は平成17年度1,806トンに対し、25年度1,537トン、新聞は1,565トンに対し1,198トン、紙製容器包装は1,325トンに対し1,180トン、瓶は1,066トンに対し750トン、段ボールは611トンに対し619トンであり、段ボールが横ばいであるのを除き減少しています。主な要因は人口減少でありますが、新聞については市況価格の変動などによる民間回収業者の事業活動の影響もあると考えております。また、小型家電回収については、平成26年2月から市内4か所に回収ボックスを設置したほか、市が後援するリサイクルイベント時にも回収ボックスを設置しており、回収量は平成25年度が1.2トン、26年度は現在のところ約5トンと見込んでおります。次に、次期基本計画案の内容につきましては、基本方針として、「ごみの発生抑制・排出抑制による環境への負担及び処理コストの削減」「資源化の推進やリサイクル活動等の支援による限りある資源の有効活用」「安全・快適なくらしの実現と環境にやさしいごみ処理体制の整備」の3項目を挙げ、ごみに含まれる食品廃棄物の削減、適切な分別の徹底や再資源化可能なものについての可能な限りの再資源化を図るとともに高齢社会に対応したごみと資源物の収集のあり方について施策を講じることとしています。その結果、目標年次である平成36年度までに資源物を除く生活系ごみの1人1日当たりの排出量を約10パーセント減少させることを主な目標としております。次に、生活系粗大ごみの自己搬入についてですが、まず全道の市で自己搬入のできない市につきましては本市以外にはありません。また、本市で自己搬入を実施していない理由でありますが、処理施設がある周辺地域の静穏な生活環境の保全や施設内での安全確保の観点から認めておりません。次に、生活系ごみに張るごみ処理券の手数料などにつきましては、ごみ処理券は長さ1メートル以内、容積0.1立方メートル以内、重さ50キログラム以内のもので指定有料袋に入らないものに直接張って出すものであり、手数料は有料袋のうち最大の40リットルの袋と同額の80円に設定しております。また、粗大ごみの許可業者の収集料金については、それぞれの許可業者が収集品目や大きさ、排出方法や運搬距離などを勘案し設定しており、許可業者によって多少の差があると認識しております。次に、粗大ごみに対する本市と他都市との違いなどにつきましては、それぞれの市で粗大ごみの定義や手数料設定は異なることから単純な比較はできませんが、他都市においては、一定の条件の粗大ごみについては市が業者に収集を委託し、排出者は市に定められた手数料を支払う委託方式が一般的であるのに対し、本市においては全ての粗大ごみを排出者と許可業者との直接契約としているのが他都市とは異なっております。また、一方で粗大ごみの定義の違いによっては、本市でのごみ処理券による排出方法が有利になる場合もあります。しかしながら、許可業者の料金については排出者にわかりやすく説明することも必要であると認識しております。

出典:小樽市議会 平成27年第1回定例会 2015年3月3日 議事録 PDF(84ページ) 間違いを知らせる