小樽市議会 平成26年第4回定例会 2014年12月10日
(1)障がい者問題について/(2)第6期介護保険事業計画について
2014年12月10日、小樽市議会の一般質問で、中島麗子議員が「障がい者問題について」「第6期介護保険事業計画について」について質問し、市長 中松義治、保健所長 秋野惠美子、医療保険部長 藤井秀喜が答弁しました。
- 質問者
- 中島麗子 議員
- 答弁者
- 市長 中松義治、保健所長 秋野惠美子、医療保険部長 藤井秀喜
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 20番 中島麗子
一般質問をします。初めに、障害者問題のうち、精神障害者のバス運賃割引についてお聞きします。平成24年7月31日に一般乗合旅客自動車運送事業標準運送約款が改正され、従来の身体障害者、知的障害者と同様に精神障害者の割引が加わりました。しかし、北海道バス協会に加入し路線バスを運行している30事業者全てが、身体障害者、知的障害者への割引を実施しているのに対し、精神障害者割引の実施は15事業者、50パーセントでなかなか進んでいないのが現状です。小樽市内路線バス事業者の同事業に対する意向については、どのように把握していますか。今年の第2回定例会予算特別委員会で、私は、旭川市が自治体として事業者支援を開始して、今年度から精神障害者のバス運賃割引を実施したことを取り上げ、本市でも研究してほしいと求めました。平成26年3月31日時点で、本市の精神障害者保健福祉手帳交付数は541件ですが、交通機関利用対象外の重度の方もいます。実際のバス利用対象者数は何人ほどの見込みになりますか。また、本市では、精神障害者が社会復帰施設に通うための交通費として、今年度は北海道からの補助金50万円を含めた351万3,000円が精神障害者社会復帰施設等通所交通費助成事業費として計上されています。平成25年度決算では、利用者数は64人、決算額は266万7,900円でした。旭川市では、本市と同様に社会復帰施設等通所交通費助成を実施するほかに、精神障害者バス料金助成事業として3,000円分の回数券を発行しておりましたが、今年度から精神障害者バス料金半額乗車を実施して、精神障害者バス料金助成は廃止、精神障害者社会復帰施設等通所交通費助成も大幅に減額し、その分バス事業者2社に対して補助金を交付すると聞いています。旭川市の取組に対する感想をお聞かせください。人口規模や対象者数から見て、小樽市も同様の方法で精神障害者のバス運賃の2分の1割引を実現できるのではありませんか。来年度予算編成に当たり、現在執行されている事業費の使い方の見直しを検討して事業開始に取り組むよう求め、市長の見解をお聞きします。次に、障害者福祉サービス利用者が65歳で介護保険制度優先になる問題です。2000年、介護保険法が施行され、65歳以上の障害のある人と40歳から64歳の介護保険法に指定されている特定疾病に該当する人は、介護保険制度と重複する自立支援給付は原則として介護保険優先が定められました。その後、厚生労働省は、2007年3月に介護保険優先原則を基本としながら、障害福祉サービスの種類や利用者の状況に応じて一律に介護保険サービスを優先としないことを通知しています。これは、本人の意思や選択権が考慮されることなく、認定された要介護度ごとに介護保険サービスが優先され、障害福祉の支援が制約されることへの対策です。しかし、障害者が働く作業所でつくる団体、きょうされんは、2014年5月、介護保険優先原則による利用者への影響調査を実施して、1、家事援助・身体介護の訪問支援では、65歳になると21パーセントが障害福祉サービスを打ち切られている、2、障害者福祉サービス利用者は、市民税非課税世帯の負担はないが、介護保険優先により、訪問支援では86.2パーセントが応益負担となっている、3、厚生労働省が発行した適用関係等の通知の解釈と実施は、市町村によって大きな差異がある、このように報告しています。そこで、本市における実態について何点かお聞きします。現在の障害福祉サービス受給者数と訪問支援、日中活動支援、居住支援、サービス内容別の利用状況をお示しください。また、65歳以上の利用者の状況もお知らせください。2点目、本市では障害福祉サービス利用者に対して、65歳以降介護保険制度優先になることについてどのように周知しているのか。また、65歳以上のサービスの内容は、どのように決定しているのか。3点目、障害福祉サービス利用者の多くは非課税世帯と聞いています。しかし、65歳以上になると、介護保険制度優先で1割負担が発生します。65歳以上になり、新たな自己負担が発生した事例数と、そのことによりサービス利用抑制になっていないかを把握しているのかお答えください。4点目、介護保険制度が開始されて14年目です。この間、65歳で障害福祉サービスから介護保険制度が優先されるケースも多くなっています。一度アンケート調査をして、サービス利用実態や応益負担の影響など調査してはいかがでしょうか。日本障害者協議会の報告では、障害者のうち年収100万円以下が56パーセント、101万円から200万円が42パーセント、98パーセントが最低生活ラインより下回っているとのことです。障害のある人のための支援、介護は、法律や制度が障害福祉か介護保険であるかに関係なく、障害のある人が障害のない人と同等に生きるために必要な支援です。その趣旨から介護保険優先原則は撤廃すべきと考えます。市長の見解をお聞きします。次に、第6期介護保険事業計画について何点か質問します。1点目は、介護保険料です。安倍自公政権は、医療介護総合確保推進法を強行可決し、1、要支援者訪問介護・通所介護を介護保険給付から外す、2、特別養護老人ホームの入所を原則要介護3以上にする、3、年金収入280万円以上の場合は利用料2割負担、などの介護保険サービス抑制方針を明らかにしています。これらを実施して、小樽市の中間報告によると、第6期での65歳以上の介護保険料は基準額で5,980円、第5期と比較して9.5パーセント増です。増額になる理由を説明してください。国が示す介護保険料段階は6段階あり、第4段階が基準額です。今回、国はこの6段階を9段階に変更しましたが、小樽市は、既に第5期で8段階10区分を実施しています。低所得者負担を軽減するといいますが、負担額を階層別に調整するのみで介護保険料総額は変わりませんから、全体として保険料軽減にはなりません。第6期に向けて小樽市の段階設定はどのように考えていますか。政府は、団塊の世代が75歳になる2025年の介護保険料を全国平均で月額8,200円としています。現在4,972円ですから、今後もどんどん上がる見通しです。各自治体にも2025年度の介護保険料の試算が求められています。小樽市の試算額をお示しください。本市では、介護利用者は高齢者の18パーセント程度ですが、保険料は全ての高齢者の問題です。生活を圧迫する保険料にしないために、国庫負担割合を大幅に引き上げるよう国に求めるべきです。市長の見解をお聞きします。2点目は、施設計画についてです。政府は、2025年の高齢化のピークに備えて地域包括ケアの体制を確立するといいますが、具体的な方針は、今、述べたとおり公的制度の縮小・削減路線です。高齢化のピークに備えるためには、介護・医療は抑制でなく充実こそ必要です。しかし、小樽市は第6期計画に向けて、新たな施設整備は行わない方針です。第5期では、平成24年度、25年度ともに市の事業計画を上回る高齢化が進んでおり、要介護認定者、介護保険サービス受給者数も増加しています。介護老人福祉施設、いわゆる特養です。介護老人保健施設、グループホームの待機者数と第5期の実際の入所者数をお示しください。とりわけ、特養6施設の定員数は460人ですが、この間の在宅の待機者数と、その要介護度の内訳はどのようになっていますか。平成23年度は、在宅待機者308人中、要介護度4、5の重度の方は31人、15人だったものが、26年度には52人、29人と増加しています。介護度の重い要介護4、5の高齢者は単なる順番待ちではなく、個別の事情により優先的に入所を検討するとも聞いていますが、この入所実態についてお知らせください。今回、特養やグループホームの増設を全く実施しないのでは、今、明らかにした施設待機者数の改善を図ることはできません。現状では、介護保険料だけ3年ごとに増加して、有無を言わさず年金から天引きされるのに、申し込んでもいつ入れるかわからない施設状況では、市民の不安と負担は増すばかりです。介護保険制度の仕組みでは、高齢者が増えてサービス供給が増加すると介護保険料に反映します。今回のように保険料引上げに反映させないために必要なサービスも実施しないとなれば、保険あってサービスなし、この実態が拡大するばかりです。希望者全てが施設入所できる計画を立て、必要な財源は、国が財政措置するよう働きかけるべきです。住民、高齢者の生活を守り、社会保障制度として対応するために特養やグループホームの拡大を検討すべきです。市長の見解をお聞きします。再質問を留保して、質問を終わります。(拍手)
答弁 市長 中松義治(市長は2015年3月まで)
中島議員の御質問にお答えします。初めに、障害者問題について御質問がありました。まず、精神障害者へのバス運賃割引実施の支援策についてですが、市内路線バス事業者の運賃割引に対する意向についての把握方法につきましては、事業者と定期的に行っている会議等において実施についてのお願いや意向についての確認をしておりますが、各事業者とも現段階では運賃の割引については考えていないと聞いております。次に、精神障害者保健福祉手帳交付者のうちバス利用対象数の見込みにつきましては、正確な数は把握しておりませんが、交付者数全体の541人に対し、障害の程度が重度であり交通機関利用対象外と思われる1級の58人を除いた483人が見込みとしての最大値になるものと考えております。次に、旭川市が本年度から精神障害者のバス運賃を軽減するためにバス事業者へ助成を始めたことにつきまして、本市といたしましては、運賃の軽減は事業者が自主的に取り組むべきサービスであると認識しております。次に、市の新たな事業として運賃割引のための事業を実施することにつきましては、これまで北海道市長会などを通じて、北海道や国に対し、事業者に対する指導要請について働きかけているところであり、また市として事業者に対し、国の標準約款に基づくサービスの実施を引き続き粘り強く求めてまいりますので、現在のところ新たな事業として実施することは考えておりません。次に、障害福祉サービス利用者が65歳になると介護保険制度が優先になることの影響についてですが、まず現在の障害福祉サービス受給者数につきましては、平成26年8月末で1,053人であります。また、サービス内容別の利用状況につきましては、重複の利用も含めますと、訪問支援が229人、日中活動支援が904人、居住支援が494人であります。また、65歳以上の利用者数につきましては、年代別には把握しておりませんので支給決定者数で申し上げますと、154人で全体の1,163人に占める割合は約13パーセントであります。次に、障害者に対して介護保険制度が優先となることの周知方法につきましては、本人が65歳に到達する約3か月前にサービスを利用している事業所を通じて本人に説明を行っており、さらに約1か月前には、要介護認定申請の有無などについて確認を行っております。次に、サービス内容の決定につきましては、一般的なサービス利用と同様、ケアプラン作成時にケアマネジャーとよく相談いただき、必要なサービスの利用を決めていただくことになります。次に、65歳以上で自己負担が発生した事例数につきましては、障害福祉サービスから介護サービスに移行した人数は、平成23年度から25年度の3年間では23人であり、このうち介護サービス利用で1割負担が発生した方は9人となっております。次に、1割負担がサービス利用の抑制になっていないかとのことですが、介護サービスは、ケアマネジャーの作成する適切なケアプランに基づき必要なサービスが提供されるものであるため、基本的にはサービス利用の抑制はないものと考えており、特に把握はしておりません。次に、障害福祉サービスから介護保険へ移行した方に対し、アンケート調査を実施してはどうかとのことでありますが、介護保険へ移行した方のサービスの利用実態は、ケアマネジャーが把握しておりますし、利用料はそれぞれの制度の中で定められているものでありますので、アンケート調査を実施するということにはなりませんが、これからも障害福祉と介護保険が十分に連携し、障害者の在宅生活を支援してまいりたいと考えております。次に、介護保険優先の原則を撤廃すべきとのことでありますが、障害福祉サービスに相当するサービスが介護保険にある場合は、介護保険が優先となる旨、障害者総合支援法に規定されていることから、御理解をいただきたいと思います。次に、第6期介護保険事業計画について御質問がありました。初めに、介護保険料についてですが、まず第6期の保険料基準額が第5期と比較して9.5パーセント増となる理由につきましては、高齢者数の増加に伴う介護サービス利用の増加が大きな要因ですが、このほか保険給付費などに占める第1号被保険者の負担割合が21パーセントから22パーセントに変更となったことなどが挙げられます。次に、第6期に向けての介護保険料の段階設定につきましては、国では標準の段階を6段階から9段階に細分化しておりますが、本市では負担能力に応じた保険料賦課の観点と第5期の段階との整合性も考慮し、設定していきたいと考えております。次に、平成37年度の介護保険料の試算につきましては、国が示した指針では、37年度での介護サービスの見込量や費用、保険料など、中・長期的な推計を行い、第6期計画に示すこととされております。現在、長期的なサービス見込量の推計などを行っているところであり、現時点でお示しすることはできません。次に、国庫負担割合の引上げを国に求めるべきとのことですが、これまでも全国市長会を通じて被保険者の保険料負担が過度とならないよう国費負担を引き上げることと要望しており、今後も引き続き要請してまいりたいと考えております。次に、特別養護老人ホームやグループホームなどの施設拡大についてですが、まず各施設の待機者の状況につきましては、平成26年9月の調査では特養685人、介護老人保健施設では103人、グループホームでは110人となっております。また、各施設の入所者数は、病院入院後再入所となった人数なども含め、特養では平成24年度232人、25年度172人、介護老人保健施設では24年度227人、25年度187人、グループホームでは24年度163人、25年度169人となっております。次に、特養の在宅での待機者の要介護度別の内訳につきましては、本年9月の調査では、在宅での待機者が249人であり、内訳としましては、要支援が6人、要介護1が42人、要介護2が74人、要介護3が46人、要介護4が52人、要介護5が29人となっております。次に、要介護度が重い方への特養への入所状況につきましては、各特養での入所順位は、定期的に開催される入所判定会議の中で、要介護度の重さや家族の支援状況、対象者の緊急度などが総合的に判断され、決定されております。個々の事情により在宅での生活が困難な状況にある場合には、申込順に関係なく、入所が優先される事例がありますが、件数については把握しておりません。次に、特養などの施設の拡大を検討すべきとのことですが、確かに国が必要な財源を措置する前提であれば、施設の整備も介護保険料に関係なく拡大は可能と考えますが、施設整備には多額の費用を要すると想定されることから、財源確保は困難であると考えられ、現行制度の中では、実現は難しいものと考えております。(「議長、20番」と呼ぶ者あり)
再質問 20番 中島麗子
再質問を何点かいたします。精神障害者の方のバス料金の割引の件は、旭川市の具体的な事例も紹介したのですが、今はやる気はないという率直な御答弁でした。しかし、北海道の資料によりますと、現在、道内でバス料金の精神障害者割引を実施している15事業者ですけれども、この割引開始時期というのが、調べてみると標準運賃約款の改正以前から実施していたのが1事業者です。約款改正後に実施したのが9事業者、さらに北海道運輸局が協力要請を行った以降に実施したのが5事業者、これで全部で15事業者です。ですから、行政の働きかけというのが非常に大事だということがわかりました。そういう点で、答弁では、実際の利用者の見込みが重度の方を除いて483人。現在、小樽市は約60人の方に社会復帰施設の通所半額バス助成として年間240万円を使っているわけです。この分をバス事業者支援に充てると、精神障害者全体の483人に2分の1助成ができるのではないかと思うのです。対象者数も限られておりますし、なかなか前向きに取り組めない事業者としても、自治体からの支援があれば取り組むきっかけにならないだろうかと。市長のおっしゃるとおり私も原則事業者が自主的にやる事業だと思います。しかし、進んでいかないところに働きかけをするのが、やはり行政の役割だと思うのです。小樽市としても新たな予算編成ではなく、今、執行している予算を組み替えて使うという知恵と工夫のしどころだと思います。そういう点で検討できないのかと正直思っているのですが、再度答弁をお願いします。二つ目の問題は、介護保険料です。現在、2025年度の試算については、まだ示すことができないということでしたが、この2025年というのは、私たち団塊の世代が75歳になる年なのです。そのときに一番お金がかかるということで設定していると思うのですが、国は基準額で8,200円です。小樽市の介護保険料というのは、第5期介護保険事業計画までいつも国の基準より多い額が設定されています。このままいけば8,200円を超える基準額になると思います。はっきり言って、介護保険料が8,000円を超えるなどということが現実的なのか、もう制度として破綻する、機能しない、そういう問題が出てくるのではないかと思うのです。ですから、私は、こういう8,000円を超えるような介護保険料を実際に市民に課すことが起きるということについて市長はどういうふうに考えているのかお聞きしたいと思います。また、実際に2025年度の小樽市の介護保険料が示せるのはいつごろの時期になるのか、これもあわせてお答えください。施設計画の問題です。今回、第6期介護保険事業計画に向けて、小樽市はいろいろアンケートをとっています。そのうち市内の介護サービス事業者や居宅支援事業者、地域包括支援センターを対象にして、これは小樽市独自で調査をしたと聞いております。このことは大変評価いたします。とりわけ、市内の介護サービス事業者向けアンケートでは、市内204か所中、112か所、回答率54.9パーセントです。その中で、本市の現状から今後充実が必要と思われるサービスは何かという質問に対して、トップが在宅医療と介護の連携でした。2番目は認知症対策です。実際のサービス利用希望については34.8パーセントが提供困難、こう答えており、方法としては可能な限り待ってもらう、これが69.2パーセントです。現在の市内での介護サービス提供は、希望に対して35パーセント提供不可能な事態なのです。これがアンケートの結果です。また、ケアプランを作成する居宅介護支援事業所では、量的に不足しているサービスのトップは特養で58.5パーセントです。今後不足しそうなサービスについても、同様に特養で46.3パーセントです。こういう現場の声をアンケートで調査しておいて、グループホームや特養の増設は必要ない、そういうふうに判断したのか。このアンケート結果をどのように受け止めたのか、このことについてお答えください。
答弁 保健所長 秋野惠美子(保健所長は2016年3月まで)
精神障害者の方々への交通費の助成の件でございますけれども、先ほど議員は、小樽市は通所半額バス助成というふうにおっしゃいましたが、小樽市の場合は、札幌市の医療機関を利用される精神障害者の方が多いことから、小樽市内だけでなく札幌市であっても通所のために、あるいはデイサービス等の利用のために札幌へ行かれる場合のJRも含めて、バスも含めて補助をしているという考え方で行っております。そういうことですので、私どもの考えといたしましては、精神障害者の方々に一番大事なことは、医療であると。ほかの2障害と違ってやはり医療というもの抜きには考えられない障害の方々でございますので、特に札幌への通所というのは、とても小樽の精神障害者の方々にとって大事なことでございますので、そこをしっかりと支えていこうという考えでつくってございます。御理解いただきたいと思います。
答弁 医療保険部長 藤井秀喜(医療保険部長は2015年3月まで)
中島議員の再質問にお答えいたします。2点ございました。2025年の団塊の世代がピークになるときの小樽市の介護保険料の見込みのことでございます。議員がおっしゃったように全国では8,200円程度ということで、推計というか試算が出ております。小樽市は、まだ決定的な推計は出ていないですけれども、確かに議員のおっしゃるように8,000円を超えるとなると、基準額で8,000円ですので、最高位の方は1万1,000円、2,000円とか3,000円とか、それだけの額を負担するということになります。しかも、どちらかというと高額の介護保険料を払っている方のほうが介護サービスの利用率が非常に低い、現行では1パーセントにも満たないぐらいです。ですから、言い方は悪いですけれども、保険料を払っているだけみたいな形になってございますので、議員がおっしゃるとおりなかなか理解されるのは難しいと思っています。それで、市の推計ですけれども、予定としては2月に最終の策定委員会がございますので、そのときには示す形になりますので、平成27年第1回定例会で厚生常任委員会に報告ということになりますので、2月の策定委員会のときに、これを示しますから、その段階で事前に説明申し上げる形になろうかと思っています。金額は、8,200円にプラス四、五百円ぐらいになるのではないかと何となく御懸念を持っていらっしゃるとは思うのですけれども、今の高齢者の人口の推移を見ますと、75歳以上は確かに2025年でピークですが、65歳以上であれば、その5年前ぐらいがピークで、順次落ちていくだろうというような見込みも立てておりますので、8,000円ぐらいか、やや下がるかというような形。ただし、それはあくまでも施設整備を行わないことが前提ですから、今後第6期の部分では、施設整備は行わないという方針を示しておりますけれども、第7期、第8期がそういうふうになっていくかとなると、その辺は難しいので、やはり全国レベルぐらいにはなっていく可能性のほうが高いかというイメージは持ってございます。現時点ではそれぐらいでございますので、御理解願いたいと思います。(「議長、20番。議事進行について」と呼ぶ者あり)
再質問 20番 中島麗子
私の質問の中で、特養やグループホームの拡大を検討すべきですという、そういう質問をして、施設拡大について……(「アンケートを前提にしているの」と呼ぶ者あり)ええ。施設拡大を求めて質問をしているのです。(「だから、議長が最後に言ったのおかしいのだよ」と呼ぶ者あり)それにあわせてお願いします。(「答弁させてください」と呼ぶ者あり)
答弁 医療保険部長 藤井秀喜(医療保険部長は2015年3月まで)
確かに高齢者も増えてきますので、当然特養などの施設があったほうがいいとは思っております。中島議員の質問の中にもありましたとおり、国の財政措置の担保があれば一定の施設拡大というのは可能でしょうけれども、今、言ったように整備をしなくても介護保険料が500円ほど上がる形になります。しかもサービスの利用者は6人に1人で、残り5人はサービスを利用していない状態の中で介護保険料だけを負担していただくという形になるものですから、実際にサービスを利用している側からの立場から言えばそれは当然ですけれども、サービスを利用しないで介護保険料を負担していただいている方、また、大きく言えば現役世代も負担しているわけですから、そういう全体のことを考えて、第6期ではアンケート調査とは反するかもしれませんが、トータルとしては第6期の部分では整備を行わないという考えに至っているところでございます。(「矛盾するぞ」と呼ぶ者あり)(発言する者あり)(「議長、20番」と呼ぶ者あり)
再々質問 20番 中島麗子
再々質問になります。苦しい胸の内は、よく聞かせていただきました。しかし、先ほどの答弁にあったとおり在宅で待機している249人のうち要介護4は52人、5が29人、3割弱の方が要介護4、5です。急いで入れなければならない方ではないですか。今の部長の答弁では、決してこの必要性を認めていないわけではないけれども、これ以上介護保険料に反映させることができないというふうに私は聞こえましたが、これが自民党・公明党政権の方針です。これをきちんと解決してもらおうということを自治体、現場から言わない限りは、この路線が続くのです。私たちは、自治体の責任を持つ市長として、また、保険・年金の部長としても、小樽市はもう大変なのだから、方針を変えて国の負担をきちんと反映させてくれなかったらサービス提供も老後対策もできない、そういうことを積極的に進めていく立場に立ってほしいと思います。そういうふうにならないと改善しないのではないですか。(「そうだ」と呼ぶ者あり)再度お答えください。
答弁 医療保険部長 藤井秀喜(医療保険部長は2015年3月まで)
再々質問にお答えします。国の財源負担があるという前提であれば、市長が答弁しましたとおり一定程度はできると思いますけれども、先ほど説明したとおりそれがない中で、現実に第6期の中では難しいだろうというのが私どもの判断です。ただ、それがいいとは私どもも承知しているわけではございませんので、これも市長答弁にありましたとおり、全国市長会を通じて、公費負担の部分を上げていただきたいということは今後も粘り強く要請してまいりたいと考えてございます。(発言する者あり)