小樽市議会 平成26年第3回定例会 2014年9月8日
石狩湾新港港湾計画改訂について
2014年9月8日、小樽市議会の一般質問で、中島麗子議員が「石狩湾新港港湾計画改訂について」質問し、市長 中松義治、医療保険部長 藤井秀喜、福祉部長 三浦波人、総務部長 迫俊哉、建設部長 工藤裕司、副市長 貞村英之が答弁しました。
- 質問者
- 中島麗子 議員
- 答弁者
- 市長 中松義治、医療保険部長 藤井秀喜、福祉部長 三浦波人、総務部長 迫俊哉、建設部長 工藤裕司、副市長 貞村英之
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 20番 中島麗子
最後の質問です。石狩湾新港港湾計画改訂に関して質問します。石狩湾新港管理組合は、平成 26 年度中に港湾計画改訂を行う予定です。幾つかの項目がありますが、とりわけ問題なのは、新たなバルク貨物に対応すると称して新規に西地区にマイナス 12 メートルバースを計画し、その背後地に既に計画されている 6.6 ヘクタールの埠頭用地を造成しようとしていることです。我が党は、新規のマイナス 12 メートルバースを建設しなくても、マイナス 14 メートルバースとその背後地の 4.2 ヘクタールの荷さばき地で、新たなバルク貨物は取り扱うことができると考えています。3点質問します。1点目に、マイナス 14 メートルバースとその背後地の荷さばき地の利用状況です。平成 24 年と 25 年のマイナス 14 メートルバースの利用状況について説明してください。次に、その背後地には船からおろした貨物の荷役を行う荷さばき地がありますが、そのうち西1号荷さばき地と西3号荷さばき地の合計4万 2,000 平方メートルについても、平成 24 年と 25 年の利用状況について説明してください。2点目です。平成 26 年第2回石狩湾新港管理組合議会定例会での我が党の北野義紀議員の質問で明らかになったように、新たなバルク貨物とは、石材、輸出米、風力発電の輸入機材のことです。最初に、輸出米です。現在、北海道から輸出されている道産米は、北海道港湾貨物取扱統計年報によると、1万 5,080 トンにすぎません。ところが、港湾計画改訂の目標年次の 10 年後から 15 年後には、8倍の約 12 万トンになるとのことです。その根拠は、全国の米の生産量から、国内での消費量を差し引いた約 225 万トンが全部輸出米になるとして、このうち道産米の量を石狩湾新港から輸出している割合で推計したものです。しかも、食糧支援米は除くとの前提です。全国の米の生産量から国内での消費量を差し引いた約 225 万トンが全部輸出米になる根拠を説明してください。石狩湾新港における米穀類と輸出米の取扱量についてお聞きします。港湾統計上の貨物の分類では、米穀類は平成 18 年の5万 358 トンをピークに減少し、平成 25 年は 5,186 トンです。平成 18 年から 25年までの石狩湾新港における米穀類とその中の輸出米の取扱量の推移について、暦年ごとに説明してください。次は、風力発電機材についてです。石狩湾新港管理組合の説明は、全国の風力発電導入可能量 2,880 万キロワットのうち後志、石狩、留萌、宗谷の日本海側の割合 15.9 パーセントを乗じ、風力発電の導入可能量を 458 万キロワットと推計しています。風車1基の発電規模を 2,000 キロワットとすると、対象地域への導入可能基数は 2,290 基、耐用年数 30 年とすれば、年間 76 基建設される計算です。これらの機材の年間取扱量は 12 万フレート・トンになるとのことです。また、管理組合の説明によれば、2,290 基が今後 30 年間にわたって、毎年毎年 76 基分の風力発電機材が石狩湾新港に輸入されるとのことです。耐用年数を考慮しても、25 年後から 30 年後にまた 76 基の風車の機材が輸入されるというのであればうなずけますが、これから毎年 76 基分の風力発電機材が取り扱われるなど、考えられないことです。問題は、このようにあり得ない取扱貨物量を前提に、マイナス 12 メートルバースと背後地の 6.6 ヘクタールの埠頭用地を 73 億円かけて建設しようとしていることです。これがあり得ないとなれば、風力発電機材の年間取扱量 12 万フレート・トンは根拠のない貨物予定量となり、マイナス 12 メートルバース建設の根拠は崩れることになります。このような施設計画に市長は同意するつもりなのか、見解をお聞かせください。3点目です。マイナス 12 メートルバース関連事業に投入される税金 73 億円について伺います。8月7日の石狩湾新港管理組合議会では、管理者はマイナス 12 メートルバース関連事業の起債償還は使用料収入を充て、償還期間中の公債費償還額は約 38 億円、使用料収入は約 22 億円で、管理者負担は約 16 億円になる見込みと答えています。しかし、管理者負担がこの程度で済むのかという疑問があります。マイナス 12 メートルバースのバース及び荷さばき地、それぞれの起債償還額と使用料収入の見込額を説明し、管理者負担約 16 億円の根拠を説明してください。また、バルク貨物ごとの使用料収入の詳しい内訳を説明してください。先ほど指摘したように、新たなバルク貨物の取扱貨物量は過大見積りどころではありません。果たして使用料収入をどのように推計しているのか疑問がありますので、わかるように説明してください。これまで小樽市は、港湾計画改訂に当たって、管理組合からの提案をそのまま受け入れ、過大な港湾計画を認めてきた事実があります。今回もまた同じように同意するのか、見解をお聞きします。お答えください。以上、再質問を留保して、質問を終わります。(拍手)
答弁 市長 中松義治(市長は2015年3月まで)
石狩湾新港港湾計画改訂について御質問がありました。初めに、マイナス 14 メートルバースと荷さばき地の利用状況についてですが、まず平成 24 年と 25年のマイナス 14 メートルバースの利用状況につきましては、24 年は木材チップを取り扱うチップ船が17 隻、チップ船以外の船舶が8隻、25 年はチップ船が 14 隻、チップ船以外の船舶が2隻、バースを利用していると聞いております。次に、西1号荷さばき地と西3号荷さばき地の平成 24 年と 25 年の利用状況につきましては、24 年は木材チップ船の荷さばきヤードとして使用されたほか、ロシア向けの石材を輸出する際の荷さばきヤードとして、25 年は木材チップ船の荷さばきヤードとして使われたと聞いております。次に、新たなバルク貨物についてですが、まず全国の米の生産量から国内での消費量を差し引いた約225 万トンの全てが輸出米となる根拠につきましては、今後、我が国の米の消費は、人口減少のほか食の欧米化により需要の減少が想定されますが、既に北海道をはじめとした我が国の米生産者の一部には、海外へ販路を求めていく取組が進められており、また今後、日本食への評価から、海外で日本産米の需要が高まることを想定し、取扱量が推計されていると聞いております。次に、平成 18 年から 25 年までの石狩湾新港における米穀類とその中の輸出米の取扱量推移につきましては、18 年は米穀類が5万 358 トン、うち輸出米が1万 1,107 トン、同じく 19 年は2万 8,866 トン、うち 8,878 トン、20 年は3万 9,628 トン、うち1万 2,416 トン、21 年は4万 7,449 トン、うち2万 2,519トン、22 年は1万 8,922 トン、輸出米につきましては取扱いはありませんでした。平成 23 年は2万 7,436トン、うち 13 トン、24 年は2万 6,410 トン、うち1万 402 トン、25 年は 5,186 トン、うち 159 トンとなっております。次に、今回の施設計画へ同意するのかにつきましては、石狩湾新港管理組合より、バースごとの取扱貨物量の根拠が示されておりますが、現在、国土交通省北海道開発局、北海道、小樽市、石狩市、管理組合の担当者で構成する石狩湾新港港湾計画改訂検討部会において、目標取扱貨物量や施設計画の内容確認を行っております。また、現在、国土交通省港湾局での内容の審査が行われており、その動向を注視しているところであります。次に、改訂計画費用についてですが、まず管理者負担約 16 億円の根拠につきましては、マイナス 12メートルバース関連事業が岸壁整備と荷さばき地等の整備から成り、岸壁整備については、起債償還期間中の公債費償還額は約 19 億円、使用料収入は約9億円と試算されることから、差引き約 10 億円が管理者負担となると見込まれるとのことであります。また、荷さばき地等の整備については、起債償還期間中の公債費償還額は約 19 億円、使用料収入は約 13 億円と試算されることから、差引き約6億円が管理者負担となると見込まれ、これらを合わせて管理者負担は約 16 億円と見込んでいると聞いております。次に、バルク貨物ごとの使用料収入の内訳につきましては、風車の輸入では、岸壁の使用料は石狩湾新港に接岸実績のある大型船舶を想定して、計画貨物量から荷役に必要となる係留時間を基に算定すると約 3,400 万円、荷さばき地の使用料は荷さばき地の面積に使用料単価と使用時間を乗じて約 4,500 万円となり、合計で約 7,900 万円の収入が見込まれるとのことであります。また、米の輸出では、同様に算定して、岸壁の使用料が約 900 万円、荷さばき地の使用料が約 1,800万円で、合計で約 2,700 万円の収入が見込まれます。以上、二つの取扱貨物の使用料収入の合計は、約1億 600 万円を見込んでいると聞いております。次に、今回の港湾計画改訂に同意するのかとのことにつきましては、先ほどお答えしましたように、管理組合が示した施設ごとの計画について、現在、検討が行われておりますが、今後は計画の方針や港湾の能力などを合わせて港湾計画の全体が示されることになります。石狩湾新港が小樽港とともに日本海側の拠点港湾として発展していくためには、今後も必要な施設整備を進めるべきと考えておりますが、母体の財政状況、既存港湾施設の利用状況、推計取扱貨物の蓋然性などを総合的に勘案した上で、同意するか否かの判断を行っていく必要があると考えております。(「議長、20 番」と呼ぶ者あり)
再質問 20番 中島麗子
それでは、再質問を行います。最初に財政問題ですが、北海道電力に申入れはしないとお答えになりました。しかし、今回、北海道電力の電気代値上げに対しては、北海道が8月に影響調査をやっています。道内の約 1,000 余の企業に対してアンケートを行っていますが、92.3 パーセントの企業で影響があると答えておりまして、そのうち 24.2 パーセントが「大きく影響する」と答えています。業種別では製造業で「大きく影響する」と答えた企業が 41.0 パーセント、全体では「価格に転嫁できない」と答えている企業が4割強でありました。道内の地域経済に深刻な事態を引き起こす心配がある、そういう点では道内の自治体として初めて苫小牧市が8月 26 日に、根本的に見直すよう、北電に要望書を出しています。市民の代表として、また、地域経済振興を進める市長の立場としても、本当に意見を上げるときではないかと思います。財政難だと言い続けている小樽市こそ、北電に撤回、見直しの声を届けるのが当然ではないかと思いますが、市長、再度お答えいただきたいと思います。街路灯の問題です。助成額を来年度から見直すと言っていますが、今年度は特に計画しないと。しかし、今年度予算は 400万円、57 団体が 629 件申請して、交付されたのが 207 件です。400 万円の予算の範囲ということになると思いますが、とりあえず今年度の交付税は5億円ほど予定より多かった。実際に今年度申請があった629 件全部を認めたとしたら、小樽市がさらにお金を出す予算は幾らぐらい必要なのか、これを明らかにしていただきたいと思います。同じように、国民健康保険事業特別会計の決算ですが、保険料が高すぎたわけではないと伺いました。しかし、市長提案説明では、4億 7,500 万円ほどの剰余金、2億 1,000 万円は超過交付金として来年度返すと、残額は基金に残るということで、それでは基金総額は幾らになるのか、お答えください。小樽市は、平成 24 年度に、国民健康保険事業運営基金条例を制定しています。国保事業の黒字額処理が目的です。条例の第5条を見ると、国保事業会計の基金を一般会計に貸し出すことができる、こういうことが書いてあります。国保事業会計では国や道に超過交付金を返すことになっていますが、同様に市民にも返すのが本当ではありませんか。剰余金は基金に積み立てることなく、保険料引下げに回すべきだと思います。今後、基金の積立額に対しては、一般会計に貸し付ける予定なのか、保険料引下げに回すのか、先ほどは回さないと言いましたけれども、この条例を見ると、一般会計に貸し付けることができると堂々と書いてあるのです。そのためにこの基金条例をつくったのか、もう一回はっきりお答えいただきたいと思います。次に、子ども・子育て支援新制度です。議案第 27 号及び第 28 号ですが、これを読んで小樽市の保育内容がどのように決められているのか市民にわかりませんけれども、政省令を参照にして、市民が理解できるようにするためには一体どのように考えているのか、ここのところをお聞かせください。政府が政省令の条項がずれるような改正をしたときには、内容は変わらなくても、市の条例変更のために議会に諮ります。一方、政省令の内容が変わっても、条項番号さえ変わらなければ、市の条例は改正する必要はなく、市議会に諮られない。これでは小樽市の条例としての意味がありません。国の変更がそのまま連動して、市議会も認識できない、こういうことになるのではないですか。大変問題がある提案だと思いますが、再度お答えください。4月からの新制度に当たっては、現行制度でもいろいろ問題点はありますけれども、最低でも現行基準を下回らない、それが基本だと思います。しかし、今いろいろ説明を受けましたが、国の基準と同じようにすると、現在より保育の質が後退する、そういうものを感じました。この点は、小樽市の条例ですから、無資格者は導入しない、給食は現在までと同じように3歳児までは保育所で提供する、市長の判断でできる中身です。国の法令どおりでは、現行保育の後退になると思いますが、市長はどうお考えになりますか。この基準どおりにするのか、小樽市としての現行の中身を維持するのか、はっきりお聞かせください。カジノの問題についてお聞きします。ギャンブル依存症の実態調査をしたことは重要だったと私は思います。小樽でもギャンブル依存症の方が 5,000 人ぐらいいるという数になると。大変驚きました。問題は、精神疾患なのに、治療・予防対策も取り組まれていない状況です。私もある家族の問題で相談を受けたケースがありますが、本人がパチンコ依存症で、家計費の全てをパチンコに投入し、借金を繰り返して家族関係が破綻した、そういう方でした。市長は「いろいろなところのカジノ視察に行っていますが、心配されるようなことはそんなに感じていません」、このように記者会見でお話ししていましたが、あまりにも実態を知らないのではないでしょうか。国の調査結果でも大変多くの方がギャンブル依存症であるという実態が出ていて、IR推進法案が可決されれば国の責任で対策も出されるとおっしゃっていますが、こういう医療機関の体制をつくるとなれば、数年単位での医師の教育や施設の準備が必要です。そういうことの保証があるのかどうか曖昧な中でカジノの開設だけを進めるというのは、私は納得がいきませんが、どうでしょうか。ギャンブル依存症の実態をしっかりつかんでいただきたい。白坂院長は、いつでも学習会の講師を引き受けますと、大変好意的でした。法律が決まる、決まらないにかかわらず、正確な知識を理解するためにも、積極的に学習会を検討すべきだと思います。いかがでしょうか。石狩湾新港の西地区の新たなマイナス 12 メートルバースの計画ですが、今、御答弁を聞いたとおり、岸壁の使用料・手数料が9億円、荷さばき地で 13 億円、そういうことで 16 億円の根拠もお示しになりました。この使用料・手数料がきちんと入ってくるかどうかが心配だと私は質問いたしました。そういう点では、資料で今、説明してもらったとおり、米穀類の取扱量やその中における米の取扱量もどんどん減少しているのです。そういう中で、過大な設定をしているのではないかと大変心配です。その分は全部管理者負担、小樽市と北海道と石狩市が入ってこない分を負担するというのは、既に経験済みです。いただいた石狩湾新港のパンフレットの「概要・経緯」では、平成 18 年に多目的国際ターミナルの核として西地区でマイナス 14 メートルバースが供用開始と書かれていますが、利用実態は、今、説明のあったとおりです。この利用実態については、当初計画と比べてどのように考えているのか、お聞かせください。今後、マイナス 12 メートルバースでも同じようなことが起きるのではないかと心配なので、お聞きしております。例えば風力発電ですが、76 基分の発電量、1基 2,000 キロワットとして 15 万 2,000 キロワットを北電に買い取ってもらうことになります。しかし、北電の風力買取り可能量がありまして、平成 25 年度現在、既に 31 万 6,000 キロワット買い取られておりまして、あと 24 万 4,000 キロワットしか買取り容量がありません。送電線の関係で決められた内容です。毎年 76 基分輸入されるという計画とは大きく矛盾すると思いますが、いかがでしょうか、お答えください。
答弁 市長 中松義治(市長は2015年3月まで)
中島議員の再質問にお答えいたします。北海道電力の値上げの問題、それから街路灯の問題、それからカジノの問題については私から答弁させていただき、残りは担当部長から答弁させていただきます。まず、北電の再値上げの問題でありますけれども、先ほども答弁させていただきましたように、国から認可されていないということが一つあります。それからもう一つ、やはり一番大事なのは電力の安定供給、これだけは確保しなければいけないだろうと。停電になってしまうなどということがあってはいけないのではないかと。確かに議員がおっしゃるように、それぞれ個人も事業所も値上げの負担は大きいと思いますけれども、私どもとしてはできるだけ再値上げをしないような形でいっていただければと思いますが、やはり電力の安定供給ということだけは確保しなければいけないだろうと、こういう思いでおります。それから、街路灯の問題につきまして、LEDへの変更については、8月に町会長との会合を持ちました。このときも町会長からの質問というか話は、LEDの問題オンリーでございまして、その中で私も話をさせていただきました。今年度の実施はなかなか難しいと思うけれども、来年度、平成 27 年度以降、何とかピッチを上げてスピード感を持って取り組んでいきたいということで、町会長には御了解いただいているところでございますので、御理解いただきたいと思います。それから、カジノの問題につきましては、先ほどたまたま全国でギャンブル依存症患者が 536 万人というような推計があるということですから、それを単純に小樽市の人口で割り返して 5,356 人という推計ではないだろうかということを申し上げたのであって、5,356 人依存症の方がいるということではありませんので、御理解いただきたいと思っております。それから、議員から御提案がありました医師とのそういう話については、先ほど答弁させていただきましたように、まだIR法ができていないわけですから、できた上でそういうことにも取り組んでいきたいと思いますし、何度も申し上げておりますけれども、市民の皆様への説明もしていきたいと思っておりますので、御理解いただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 医療保険部長 藤井秀喜(医療保険部長は2015年3月まで)
中島議員の再質問にお答えいたします。国民健康保険の件ですけれども、基金の件で、保険料の引下げに充てることはできないのかということで御質問がありました。先ほど、市長の答弁にもございましたとおり、そもそも設置の目的が国保事業の健全な運営を確保する、保険給付に不足が出た場合、インフルエンザ等で急に医療費が増えたとき対応するというような、そういう目的のものですので、一般会計の他会計からの貸付金みたいな形の性格ではありませんので、もしものときの一時的な貯金のような性格というふうに考えてくださればよろしいかと思いますので、保険料の、適正な財政運営に寄与するために設けているものでございますので、引き続きこの部分については、条例どおりもしものことの部分で積立てはしていきたいと思います。それがまた何らかの、インフルエンザなど、いろいろなことが出た場合に、翌年度にまた取り崩すということで、保険料がそのことで大きく上がらないような抑制効果をもたらすということを考えていますので、そのようにして取り計らっていきたいと思います。ですので、先ほどの答弁にもありますとおり、積立て後の残高は約3億円、3億 955 万円ということで、今回の補正で3億 700 万円ぐらいを積み立てるという形で、結果が3億 955 万円になる予定でございます。(発言する者あり)
答弁 医療保険部長 藤井秀喜(医療保険部長は2015年3月まで)
では、お答えいたします。一般会計に貸し付けることは、理論上はできないことはないかもしれませんが、あくまでもこの基金の私どもの目的というのは、先ほど言った通常考えられない病気の発生だとか、いろいろな制度の改正で急に負担をしなければならないというような、激変緩和と言ったら少し言いすぎかもしれませんけれども、そういう部分も含めての貯金ですので、そういう一般会計への貸付けをするということでは考えてございません。(発言する者あり)(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 福祉部長 三浦波人(福祉部長は2016年3月まで)
では、私からは、保育の質を低下させないようにという再質問についてお答えいたします。今回、本質問では、例えば現在の認可外保育施設よりも質が低下するのではないかという御質問がございましたけれども、新制度の中を見ますと、例えば本質問にありました小規模保育のB型については、保育士以外の部分については一定の研修を受けた方というようなことで、現在の認可外保育施設の基準よりも若干厳しくなっている点、それから小規模保育のC型については、家庭的保育者というふうになっていますが、この中身をよく見てみますと、保育士あるいは保育士と同等の知識、経験を有する者というような言葉が出てきておりますので、新制度におきましても、一定の保育の質に対する配慮がなされているのではないかと考えております。それから、条例に関しての市民への内容の周知につきましては、今回については、例えば子育て支援にかかわる市のホームページの部分に国の政省令のリンクを張るといった工夫をするなどしてまいりたいと考えています。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 総務部長 迫俊哉(総務部長は2015年3月まで)
私からは、議案第 27 号及び第 28 号、それから石狩湾新港についてお答えいたします。議案第 27 号及び第 28 号の議会との関係についてお尋ねがございましたけれども、今回のこういったような立案形式といいますか、規定しようとする内容をできるだけ簡略化した形のつくりというのは、一般的になりつつあると、他市でもやっているというようなことで聞いております。ただ、議員から、政省令が改正された場合に、議会の審議もなく、本市の基準も変わっていくのかというようなことについて御指摘があったわけですけれども、こういった立案方法を採用した場合、政省令の改正があったときの議会への情報提供といいますか、そういったことについては、今後、きちんとした形でルール化していく必要があるのではないかと思っております。そのルール化につきましては、今後、議会側とも相談させていただければと思っているところでございます。それから、石狩湾新港のマイナス 12 メートル岸壁についてのお尋ねがございました。私どももこれまで管理組合とは事務レベルで何度か協議させていただいてきてはおりますけれども、このマイナス 12 メートル岸壁にかかわらず、全体として現行の計画 660 万トンが 1,300 万トン程度になるということで説明を受けておりますので、それぞれの施設における取扱貨物量の推計につきましては、その蓋然性といいますか、実現性といいますか、きちんとした形で説明していただきたいということで繰り返し話をさせていただいているところでございます。それから、マイナス 14 メートル岸壁の計画値との比較についてお尋ねがございました。詳細について、今、資料がないのでわかりませんけれども、低い数字になっているということについては承知しております。推計の取扱貨物量にいたしましても、使用料と手数料にいたしましても、こういったものをしっかりと精査していただくよう、引き続き管理組合に対しては私どもとしても要請していきたいと考えているところでございます。(「最後はオーケーしているんでしょう」と呼ぶ者あり)(「議長、20 番。答弁漏れがあります」と呼ぶ者あり)
再質問 20番 中島麗子
街路灯の関係で、今年度予算 400 万円に対して 629 件申請されました。207件の交付がされましたが、全て申請どおり交付されるとしたら、小樽市負担はあと幾ら追加になりますかということについて、御答弁がありませんでした。
答弁 建設部長 工藤裕司(建設部長は2015年3月まで)
数字について、私から答えさせていただきます。総額で 630 万円程度と見込んでおります。(「議長、20 番」と呼ぶ者あり)
再質問 20番 中島麗子
聞いて疑問に思うことは多々ありますが、ここで全てを質問するわけにもいきませんので、まず今の街路灯のことを言えば、交付税については予定額を5億円上回る額が入ったわけですから、市民サービスに使ってほしいと私は言っているのですけれども、630 万円、これから制度改正すると言っているときに、せめて今年度分全部認めて出発したらどうですかと言っているわけです。市長の判断でできる額だと私は思います。そして、来年度から変えるとおっしゃった前向きの答弁にも追加して励ます中身になりますから、ぜひ今年度分の申請については、当初の予算額は 400 万円だったけれども、認めましょうと、来年度さらに頑張りますと、そういう結果を出してほしいと本当に思っているのです。市長の権限だと私は思います。そういう話をぜひ市長に直接聞かせてほしいと思っております。再々質問については、いろいろ聞くわけにはいかないと思いまして、もう一つだけ、今、総務部長が答弁された議会と条例の関係です。政省令が変われば、議会に報告するシステムや中身は検討したいとおっしゃいました。それはあり得ることだと思います。しかし、問題は、議会の議決権は必要としないということなのです。そうなれば、議会は何の権限もない、そういう小樽市の条例なのです。そういうことがあっていいのですか。私は、これは大変危険な中身だと思います。数が多いからいいとか、みんながやっているからやるとか、そういう問題ではないと思うのです。先ほどの山田議員の質問に対して、自治基本条例の話をしていましたけれども、自治基本条例「第3章 情報の共有」の第5条、「市は、市民と情報の共有を図るため、まちづくりに関する必要な情報が生じた際は速やかに、分かりやすく市民へ提供するよう努めます」、第6条「情報の公開」、「議会及び市は、その保有する情報に関して、市民の知る権利を尊重し、別に条例で定めるところにより、情報を公開します」、このように書いてあるのです。この条例違反になりませんか。さらに、憲法にある地方自治です。第8章の地方自治、第 92 条、地方自治の基本原則、「地方公共団体の組織及び運営に関する事項は、地方自治の本旨に基いて、法律でこれを定める」、この地方自治をないがしろにする、そういう中身になるのではないですか。私は大変懸念しております。これらについての見解をお聞きして、質問を終わります。
答弁 副市長 貞村英之(副市長は2015年3月まで)
中島議員の再々質問にお答えいたします。まず1点目に、街路灯の件ですが、630 万円、今年中にできなくはありません。ただ、来年度以降、今、検討しているものが、今年よりもかなり有利になる検討を行っております。市長が前回の定例会で答えたとおり、数年で何とか片づけたいという答弁をしたと思うのですが、そうなるとかなりの基数を集中的にやっていかなければならないということで、町会の負担もかなりになると思うのです。それで、今、建設部とも話合いをしているのですが、検討しているのは、補助率を上げるなりなんなりしていくということになると、来年度以降の補助金のほうがかなり有望なものになるのではないかと。もう一つは、補助にするのか、直接やるというのも検討したのですが、直接やると所有権の問題等もあるのでなかなかできないということで、来年度に送って、しっかりした制度にしていこうということでただいま検討しておりますので、その辺は御理解願いたいと思います。今すぐその部分をやってくれというのであれば、予算をつけてすることは可能なのですが、いや、それでいいのでしたら可能だと思いますが、少し不公平になると思いますし、町会ともその辺のことはきちんと話し合っていきたいと思いますので、御理解願いたいと思います。来年度以降のほうがかなり有利になろうかと思いますので、御理解願いたいと思います。それから、議会の議決権、条例のつくりの問題だと思うのですが、確かに御指摘のとおり、議会の議決なくして政省令が変わればそのままなるということで、かなり議会の議決権を奪うということで御指摘を受けたのですけれども、今回の法律を受けて検討するにしても、実態がまだつかめない状況がございまして、他市の例を参考にこのような条例をつくったことと思いますが、ただ、今後、市独自のものでいろいろ出てくると思います。そのときは新たにどういう条例にしていくのか、その部分だけを抜いてまた書きかえるのか、そういうことも検討してまいりたいと思いますので、今回の条例については、飛ばしたという感じの条例になっておりますが、そこら辺のところも御理解願いたいと思います。(発言する者あり)