小樽市議会 平成26年第4回定例会 2014年12月9日
国際観光について
2014年12月9日、小樽市議会の一般質問で、中村岩雄議員が「国際観光について」質問し、市長 中松義治が答弁しました。
- 質問者
- 中村岩雄 議員
- 答弁者
- 市長 中松義治
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 3番 中村岩雄
それでは、次に、国際観光についてであります。先月、本市の今年度上期観光入込客数が公表されました。全体の観光入込客数は387万3,400人、前年度より4万5,900人減少し、対前年度比では98.8パーセントとなりました。宿泊客数は37万500人、前年度より1,400人減少し、対前年度比では99.6パーセントとなりました。これらは、数字的には若干の減少となりましたが、ほぼ前年度並みであると理解しております。その中で、外国人宿泊客数については3万9,064人、前年度より5,030人増加し、対前年度比114.8パーセント、外国人宿泊客の延べ数も4万3,047人、前年度より4,121人増加し、対前年度比110.6パーセントと大幅な伸びを示し、いずれもこれまでで最高を記録しました。私も運河沿いや堺町通りだけではなく、JR小樽駅前や天狗山などでも多くの外国人が家族連れやグループなどで散策やショッピングなどを楽しまれている光景を見てきましたので、この数字につきましては、実感として受け止めております。そこでお聞きいたします。最初に、今年度上期の外国人宿泊客の傾向と増加したその要因についてお示しください。現在、国においては、観光立国実現に向けたアクション・プログラム2014の中で東京オリンピックが開催される2020年に訪日外国人旅行者数を2,000万人とする目標を掲げ、ビザ要件の緩和やMICEの誘致・開催の促進、世界に通用する魅力ある観光地域づくりなどに関するさまざまな施策・事業が展開されています。北海道においても、外国人観光客来訪促進計画の中で、平成29年度までに外国人の来道者数を実人数で120万人以上、訪日外国人客数における来道外国人客数のシェアを10パーセント、北海道にまた必ず来たいと思う旅行者の割合を60パーセントとする目標を設定し、国際定期航空路線等の誘致促進や戦略的な宣伝誘致活動を推進し、きめの細かい観光プロモーションを展開することとしております。今や全国有数の観光地となり、中国や台湾はもとより、東南アジアのタイやシンガポールなどでの知名度も高くなった本市においても、国や北海道と連動した取組が求められ、国際観光の振興、外国人観光客の誘致は観光施策の中でも大変重要なものになってくるものと考えております。人口の減少などにより国内の旅行需要の大きな伸びが期待できない状況の中、本市が外国人観光客の誘致をより一層進めるためにも、私は受入れ態勢の充実と効果的な誘致宣伝の活動の継続が、その両輪となるものと考えます。受入れ態勢の充実では、本市においては平成24年度から運河プラザ内に開設している観光案内所を小樽国際インフォメーションセンターに改称し、英語、中国語、韓国語に対応できる通訳案内職員を配置して、外国人観光客への対応をされておりますが、その利用状況と主な取組についてお示しください。また、国際インフォメーションセンターの活動以外での外国人観光客の受入れについて、新たな取組などが行われていましたらお聞かせください。宣伝誘致活動では、私は外国の方が来日され、本市だけを訪れ帰ってしまうということはまれなことであると考えており、近隣の市町村と連携し、エリアとしての魅力を発信することが、全国の観光地との競争に打ち勝っていくために必要であると考えております。そのような中、昨年度から本市が中心となり、北後志6市町村で小樽・北後志広域インバウンド推進協議会を組織し、広域で観光プロモーションを展開していることは、本市はもとより、後志地域、ひいては北海道全体にとって効果があるものと評価しているところであります。そこでお聞きします。今年度の小樽・北後志広域インバウンド推進協議会の事業内容と小樽観光協会が主催する事業も含めた本市の外国人観光客誘致に係る事業についてお聞かせください。市長は、就任される際の公約の中で、「グローバル化時代の国際観光の挑戦」を掲げられておりましたが、現在の本市の観光振興において、まさに国際観光の振興、外国人観光客の誘致は大きなポイントとなっており、今後ますます重要な位置を占めるものになってくると考えております。そこで、国際観光に関する質問の最後に、今後の外国人観光客誘致の展望と国際観光の戦略について伺いたいと思いますので、市長のお考えをお示しください。再質問を留保して、質問を終わらせていただきます。
答弁 市長 中松義治(市長は2015年3月まで)
ただいま、国際観光について御質問がありました。初めに、本年度上期の外国人宿泊客の傾向につきましては、前年度比で中国が3倍以上、タイが2倍以上と大幅に増加しましたが、香港、韓国、シンガポールなどは減少し、上期のトップは、昨年まで8年連続の香港にかわり微増した台湾となりました。増加の要因につきましては、円安傾向の継続や国のビザ発給要件の緩和に加え、中国については、自粛傾向にあった日本への旅行がハイペースで回復していること、タイについては、新千歳空港とバンコク間の直行便運航に伴い、本市をはじめとする道内各都市が観光プロモーションを展開したことなどが挙げられます。次に、小樽国際インフォメーションセンターの利用状況につきましては、従来から運河プラザ内に設置の観光案内所を常時、外国人対応が可能な小樽国際インフォメーションセンターとして開設した平成24年度は、取扱件数が9万575件で、対前年度比108.7パーセントと増加し、25年度は8万9,901件で、ほぼ前年度並みとなっております。主な取組といたしましては、窓口での観光案内業務のほか、観光協会が実施する外国語講座の講師や海外からの観光関連者招聘時における通訳、外国語資料の作成などを行っております。また、新たな取組といたしましては、今年度、外国人観光客の需要が高い堺町通りに地元商店街が観光案内所を開設しており、英語、韓国語の通訳ができる職員を配置して、観光情報の提供を行っているところであります。次に、本年度の小樽・北後志広域インバウンド推進協議会の事業内容につきましては、既にタイと台湾の旅行会社などの招聘や中国や台湾などで小樽・北後志を紹介するテレビ番組の放映、バンコクでの個人客向け旅行博への出展などを行ったところであり、今後は多言語での小樽・北後志マップの作成のほか、来年2月にバンコクで開催される国際旅行博への参加を予定しております。また、本年度の本市の外国人観光客誘致事業につきましては、シンガポール、香港、タイの旅行会社やメディア、中国パワーブロガーの招聘などを行ったほか、北海道観光振興機構を通じてアジア諸国の旅行博14会場で、本市の観光パンフレットを配布したところであります。次に、今後の外国人観光客誘致の展望につきましては、今後、訪日外国人旅行者のエリアが東アジア圏から東南アジア圏までに拡大していくことが想定されております。また、国際観光の戦略につきましては、これまでに実績のある香港や台湾、中国などの東アジア圏に対しては、団体旅行から個人旅行へ移行していく流れを踏まえ、継続してメディアやウエブサイトなどを活用して最新の情報を発信していく必要があります。新たなターゲットとなる東南アジア圏に向けては、新千歳空港との直行便で結ばれる国々に対し、北後志の町村や札幌市のほか倶知安町やニセコ町などとも連携して、広域で効果的な施策を進めていかなければならないものと考えております。(「議長、3番」と呼ぶ者あり)
質問 3番 中村岩雄
詳しくは、予算特別委員会でやらせていただきます。