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小樽市議会 平成26年第3回定例会 2014年9月8日

危機管理について

2014年9月8日、小樽市議会の一般質問で、山田雅敏議員が「危機管理について」質問し、市長 中松義治が答弁しました。

質問者
山田雅敏 議員
答弁者
市長 中松義治

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 24番 山田雅敏

次に、危機管理についてお伺いいたします。最初に、日本海地震による津波被害についてお伺いいたします。8月 26 日、国の有識者検討会が、北海道から長崎県の 16 道府県 173 市町村で想定される津波の高さと到達時間を初めて公表し、地震の規模はマグニチュード 6.8 ないし 7.9 と想定されました。この時期に発表したのは、日本海の津波は詳しい実態が不明なため、昨年1月から国土交通省と内閣府、文部科学省の合同検討会が国としての統一見解を初めてまとめたと聞きます。本市でも、本年度中に避難計画を作成し、来年度から地域防災計画に組み入れようと準備していたと聞いております。今回示された小樽市における津波の最大津波高をお聞かせください。そこで、本市の津波避難計画の策定をやり直すと聞き、多岐多様な方面が変更されると考えられます。道防災会議地震火山対策部会の地震専門委員会では、4年前にまとめた日本海側の津波浸水予測をシミュレーションに1年かけ、見直すと聞きます。津波避難計画がどの程度遅れるのか、内容についてもお聞かせください。また、蘭島・塩谷地区、祝津・高島地区、手宮を含めた港湾地区、銭函地区別に過去の津波ハザードマップと比べ想定よりも高く早い津波で、今までの対策と比べて変更点や新たな課題があればお聞かせください。次に、防災教育についてお伺いいたします。平成 25 年度に検討を進めてきた防災教育推進のあり方に関する有識者検討委員会による提言を踏まえ、今年度道が取り組むもので、防災教育にかかわる機関や企業、地域の方々などで構成するほっかいどう防災教育協働ネットワークが設置されたと聞きました。そこで、本市にも協力企業があると聞きます。6月に設立されたほっかいどう防災教育協働ネットワークを構成する機関、企業等をお聞かせください。また、防災教育ポータルサイトやフェイスブックからの情報発信や防災教育モデルテキスト、DVDの普及に努めるとともに、地域で防災教育を担う市町村職員や地域防災マスター等を対象とした研修会の拡大に努めると聞きます。そこでお聞きしますが、今回、取り組む防災教育の情報発信で、イベント、テキスト、データベースなど、どのようなものがあるのかお聞かせください。この項最後に、防災教育の担い手として、人材教育について本市の状況、研修についてお聞かせください。次に、土砂災害警戒区域についてお聞きいたします。8月 28 日早朝、電話で町会内にある住宅の急傾斜地について周知をしたいという相談を受け、後日、町会役員と国の基準による危険斜面に建つ住宅地の指定について説明を受けました。話は変わりますが、8月 20 日に起きた広島市の土砂災害では、9月1日現在、死者 72 名、不明者2名に上り、改めて御冥福をお祈りいたします。いまだ被災地では1万 2,600 世帯、約3万人を対象に避難勧告が長引く中、解除は容易ではないと聞きます。この土砂災害警戒区域の指定に当たり、道が道内でも調査したと聞きます。本市では運河のある縁で災害時相互応援協定をしている自治体があると承知していますが、ある市民からは、近隣である札幌市と救援協定を行い、相互援助の提案が議会に寄せられています。まず、この調査の過程や市町村の状況をお聞かせの上、本市の状況をお聞かせください。土砂災害には、地滑り、急傾斜地の崩壊、土石流の3種類があると聞きます。今回、広島市で起きた土砂災害では、土と硫黄のまざったにおいがした、土のにおいや生木や草のにおいが強くしたなど、ふだん感じることのない兆候があったと聞きます。土砂災害警戒情報についてお聞きいたします。まず、どの部署がどのような状況のときに発表するのか、また解除する時期や状況もあわせてお聞かせください。この気象情報に応じ市町村は、土砂災害警戒情報を参考として3段階の情報を出さなければならないと聞きます。具体的にこの情報が出た場合、市民はどのような行動をとらなければならないのか、段階別にお聞かせください。住民は、ふだんから自分が暮らす地域の危険性を把握し、大雨が予想される際には、早めに避難することが重要と考えます。この項最後に、自治体においては、市民から前兆現象に関する通報を受けることがあるとは思いますが、市民の方が防災情報を迅速かつ正確に把握するために、防災ラジオは有効であると考えますが、現在の配付状況はどのようになっているのか、お聞かせください。

答弁 市長 中松義治(市長は2015年3月まで)

ただいま、危機管理について御質問がありました。初めに、津波対策についてですが、まず日本海における大規模地震に関する調査検討会が推計した小樽市に到達する津波の最大津波高については、市街地などの平地で 3.9 メートルと推計されております。次に、津波避難計画の策定の時期などにつきましては、現在、本市では北海道が行った平成 22 年度のシミュレーションに基づき、津波避難計画を作成中であり、避難区域の設定や沿岸地域の津波到達時間や最大遡上高を記載し、津波の発生から終息までの間、市民の生命、身体の安全を確保することを目的とした内容としておりました。しかし、日本海における大規模地震に関する調査検討会が推計した沿岸での津波高が高くなったことから、今後、北海道が行うシミュレーションの成果と照合する必要があるため、計画の策定時期は平成 27 年度以降と考えております。次に、今までの津波対策からの変更点や新たな課題につきましては、調査検討会が発表した報告書を参考に北海道が行う日本海沿岸における津波シミュレーション及び被害想定によって、小樽市内の各地区における津波遡上高や到達時間の詳細が判明することとなりますことから、これらを踏まえて対策の変更点などについて検討を進めてまいりたいと考えております。次に、防災教育についてですが、まず、ほっかいどう防災教育協働ネットワークを構成する機関・企業につきましては、札幌市などの地方自治体のほか、民間企業や気象台などの団体が 39 機関、個人で参加されている方が 10 名となっております。次に、ほっかいどう防災教育協働ネットワークが取り組む事業につきましては、ポータルサイトほっかいどうの防災教育のほか、フェイスブックページ、メールマガジンを活用した情報発信、ショッピングセンターやイベントスペースにおいて、楽しみながら災害から自分の家族や地域を守る知識や知恵を学べるイベントを開催する計画となっております。次に、防災教育の担い手としての人材育成につきましては、本市は、北海道市町村職員研修センターが行う防災・減災対策研修、北海道が行う危機管理に関する研修や、市町村職員研修所で行われる防災と危機管理研修などにも防災職員を参加させ、研さんを重ねております。次に、土砂災害警戒区域についてですが、まず調査の経過と道内市町村の状況につきましては、北海道が道内市町村全体を調査し、平成 15 年3月に土砂災害危険箇所1万 1,898 か所を公表しました。このうち、1,416 か所が平成 26 年8月末までに土砂災害警戒区域として指定されております。また、本市の状況は、土砂災害危険箇所が 519 か所あり、平成 18 年から 26 年8月までに 179 か所が指定されております。次に、土砂災害警戒情報についてですが、この情報は、大雨による土砂災害の危険が高まったときに、市町村長が避難勧告等を発令する際の判断や自主避難の参考となるよう、都道府県と気象庁が共同で発表するものです。また、土壌内の水分量を示す土壌雨量指数が低下し、土砂災害の発生のおそれがなくなったときに解除されるものであります。次に、市が土砂災害警戒情報を参考として市民に対して避難を促すために発令する情報等につきましては、避難準備情報、避難勧告、避難指示があり、避難準備情報の段階では、気象情報に注意を払いながら、避難するための準備を行い、高齢者など避難に時間を要する方は避難を開始していただくことになります。また、避難勧告の発令があった際には、強制力はありませんが、市民には避難行動をとっていただくこととなり、避難指示は被害の危険が切迫したときに発令するもので、避難勧告よりも拘束力が強く、的確な避難行動が求められます。次に、防災ラジオの配付状況につきましては、災害時における防災情報を迅速かつ的確に収集し、町会長又は防災にかかわる役員から住民の方への情報連絡や子供たちの命を守る避難行動に活用していただくため、平成 25 年度は町会及び公立保育所に 177 台配付し、本年度は私立保育所及び私立幼稚園などに 70 台の配付を予定しております。

出典:小樽市議会 平成26年第3回定例会 2014年9月8日 議事録 PDF(27ページ) 間違いを知らせる