小樽市議会 平成26年第1回定例会 2014年3月4日
新年度予算(案)に関連して
2014年3月4日、小樽市議会の一般質問で、斎藤博行議員が「新年度予算(案)に関連して」について質問し、市長 中松義治、病院局長 並木昭義が答弁しました。
- 質問者
- 斎藤博行 議員
- 答弁者
- 市長 中松義治、病院局長 並木昭義
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 19番 斎藤博行
新年度予算に関連して、何点か質問します。初めに、新市立病院建設に関連して質問します。新市立病院建設工事は、若干の遅れは生じているものの、着実に進んでいます。12月1日開業に市民の皆さんの期待も高まってきています。この9か月間は、現在の二つの病院が従来どおりに診療を続けながら、閉院と引っ越しの準備を進め、並行して新市立病院の開業に向けた準備もするという、業務が大変ふくそうする時期であります。こうした問題に対処するための一環として、新年度から両病院の医事業務の見直しが行われると聞いています。内容は、現在、両病院にはそれぞれ別の医療事務業者が委託業者として入っているのですが、新年度からはこれを一本化しようとするものです。改めて、なぜこの時期なのかなど、その目的とその際にどのような選定方式が採用されたのか、お示しください。次に、競争が予想される業者の一本化は、どのような判定基準により業者の決定がなされたのか、お示しください。また、決定された業者をお知らせください。次に、委託業者決定から新市立病院開院までの作業スケジュールをお示しください。次に、新年度からは、新市立病院への統合、そして病院機能強化のため、病院局の組織再編が計画されていると聞いています。新年度から新設されるセクションを中心に、その名称と果たすべき役割などを含めて再編計画をお示しください。次に、新市立病院開業後から従来市の嘱託員が行っていた業務も相当部分が民間に委託されます。民間に委託される業務と、それらの業務を委託する理由をお示しください。このことにより、多くの人が11月末に嘱託という職を失うことになります。長年にわたり病院の業務の一端を担ってきた嘱託員に対しては、病院は雇用者責任があると考えます。どのように考えられ、対処しようとしているのか、お聞かせください。次に、新市立病院開院後の小樽病院解体工事と駐車場整備工事について伺います。現在の小樽病院の解体工事の入札と契約は、いつごろを予定していますか。小樽病院の解体工事は敷地が狭く、民家に隣接しており、さらにアスベスト対策も必要な工事になると考えておりますが、工事期間はどの程度を考えておりますか、お示しください。また同様に、駐車場整備工事の入札・契約時期と工事期間をお示しください。駐車場が完成するまでは新市立病院には駐車場がない状態が続き、患者やその御家族に不便をおかけすることになりますが、その間の対策は検討されておりますか、お聞かせください。次に、新市立病院の駐車場利用料についてです。初めに、道内の市立病院の駐車場利用料はどのような状況なのか、お示しください。新市立病院の駐車場は、非常にいい場所にできます。この駐車場を利用する方には、相応の負担をお願いしなければならないと考えますが、見解を求めます。次に、子ども・子育て支援事業に関連して質問します平成26年2月1日現在の保育所待機児童数は市立が6人、民間が18人で、合計24人です。1月1日現在の18人より6人増えています。そのうちゼロ歳児は9人から18人となり、全体の75パーセントを占めています。私は、待機児童の発生する要因、特にゼロ歳児の受入れを困難にしている要因は、必要な保育士の確保の問題があると考えておりますが、小樽市では待機児童の発生する要因をどのように考えておりますか。また、市立保育所での対策をどのように講じておりますか、お示しください。小樽市では、平成22年12月に市立保育所の規模・配置に関する計画、以下計画と言いますが、これを決定しております。この計画において、保育所ごとの入所児童数は3年ごとに見直すとしております。平成26年度の入所児童数を見直すのは、どこの保育所ですか。また、どのような考えで削減数を決めたのか、5年間の入所児童数の最大人数との関係を含めてお示しください。私は、昨年の第4回定例会で、銭函保育所の定員を現行の110人から75人へ大幅削減するのは、定員削減により待機児童を人工的に発生させることになりかねないので、慎重に行うように指摘しました。それに対して小樽市は、銭函保育所は75人にするが、銭函地区としては新たに定員55人の桂岡保育園ができ、地域の枠は130人となり、十分対処していけるとの考えを示しました。確かに数の上ではそうですが、必ずしも計算どおりにはいかないとの話も聞こえてきます。2月1日現在の入所児童数は銭函保育所82人、桂岡保育園36人、合計118人となっている現状を踏まえ、昨年の答弁に沿った推移となっているのか、新銭函保育所の定員は75人で大丈夫なのか、見解をお示しください。銭函保育所の定員の議論は、平成27年度の新保育所の定員をめぐる議論でした。そのほかの保育所の平成26年度の定員に関する議論はどこにもありませんでした。計画は、有識者による議論、保護者の声や地域の声、そして議会での議論を重ねてつくられました。新しい定員はいつ議会に報告されるのか、お示しください。また、計画では、手宮保育所と最上保育所については、平成26年度中にそのあり方について結論を出すとなっています。今後1年間のこの問題に対する取組方針をお示しください。この問題は、両保育所が仮に存続することになると、平成27年度以降の建替えなどの議論に直結する問題だと考えておりますが、あわせて見解をお示しください。次に、国は、保育所への入所条件を見直し、パートなど短時間勤務者の子供の受入れを可能にする考えを決定しました。小樽市としては、この考えの変更にどう対処しますか、お聞かせください。この間、小樽市では、計画の中で、入所児童数は人口や出生数の減少に必ずしも比例するものではありませんが、将来的に保育所入所対象となるゼロ歳から5歳までの人口減少に伴う保育需要の減少は避けられないとの考えで、小樽市全体の入所児童数を推計し、市立保育所の役割を特化し、市立保育所の縮小を進めてきました。今回の国の考え方が小樽市の保育需給に与える影響、また前提条件が変わる可能性がある計画の見直しをどのように考えているのか、お示しください。次に、小樽市は、子ども・子育て支援アンケート中間報告速報を公表しました。調査の目的は、平成27年度から31年度までの子ども・子育て支援事業計画策定に向け、計画の基礎数字となる教育、保育等の需要動向などを把握するためのニーズ調査となっています。調査は就学前児童と放課後児童クラブ児童に分かれておりますが、ここでは就学前児童の保護者に聞いた子供が病気の際の対応と地域子育て支援事業について質問します。子供が病気のとき、「父親若しくは母親が休んだ」との回答は合わせて94パーセントに達し、「病児・病後児保育を利用したい」との回答は40.3パーセント、利用したい事業形態としては「幼稚園や保育所に併設された施設」46.5パーセント、「小児科に併設された施設」76.4パーセントとなっています。保育所を利用している家庭で最大の問題は、子供が病気となり保育所などの利用ができず、子供の病気も心配ですが、仕事も休めないときです。このことは、既に平成21年12月に出された小樽市保育所の在り方検討委員会報告でも指摘されていますし、計画や総合計画後期実施計画でも取り上げられています。調査により改めてその重要性が浮き彫りになった病児・病後児保育の問題、新たな子ども・子育て支援事業計画以前の問題として小樽市はどう対処しようとしているのか、お示しください。次に、地域子育て支援事業についてです。調査では、13の地域子育て支援事業について知っているか、これまで利用したことがあるか、今後利用したいかとの3項目聞いておりますが、知っていて利用したことがある事業は、こんにちは赤ちゃん訪問事業だけでした。他の項目は60パーセント前後の方がその事業のことを知っているが、利用したことがある、今後利用したいとの答えは30パーセント前後にとどまっています。メニュー自体の検証も必要かと考えますが、この結果についての見解を求めます。この項最後の質問に、北海道労働局が行った市立と民間の認可保育所と認可外保育所で働く保育士の労働環境に関する調査について質問します。小樽市長が開設者である市立保育所も調査の対象でありました。初めに、市立保育所に対する調査の経緯をお聞かせください。次に、市立保育所の調査結果と指摘事項の有無についてお示しください。北海道労働局の公表は、調査に回答しなかった施設、回答内容が労働基準法などで問題があった施設、問題がない施設に分かれています。そして、全道の調査結果では、チェックリスト未提出の保育所を中心に認可保育所161か所、認可外保育所59か所の合計220か所に抜き打ち調査を実施した結果、認可保育所140か所、認可外保育所41か所の合計181か所で違反事項が見つかったというものです。違反が指摘された割合は高いと思います。子供を預けている保護者から疑問の声や心配の声が寄せられています。小樽市として今後の対応など、どのように考えているか、お聞かせください。質問を変えます。平成26年度当初予算における重点施策では、市内経済の活性化に向けた取組の2番目にクルーズ客船などの誘致受入れに向けた環境整備として、クルーズ客船の誘致推進のために環日本海クルーズ推進事業費182万円、小樽港クルーズ推進事業費1,584万円、またクルーズ客船などに対応する施設の整備のため第3号ふ頭岸壁改良事業費7,440万円、港内泊地しゅんせつ事業費1,800万円、小樽港保安施設改良事業費2,740万円と総額1億3,746万円が計上されています。市長は、2月26日の提案説明の中で、多くの乗船客による観光消費が期待できると述べ、小樽市の経済活性化、小樽観光の振興に向け、クルーズ客船の寄港に大きな期待をかけていることがうかがえます。初めに、平成25年度のクルーズ客船の寄港回数と乗客数をお示しください。次に、平成26年度の寄港予定数をお示しください。次に、クルーズ客船の入港数の増加と市内経済の活性化、小樽観光の振興との関連とその経済的波及効果について伺います。初めに、クルーズ客船の乗客の入港後の行き先は、必ずしも全てが小樽市内観光とはなっていないと聞いておりますが、下船後の行き先をお聞かせください。クルーズ客船の寄港によって見込まれる経済効果について観光消費を含め、どのようなものがあり、平成26年度の寄港増を踏まえ、どのように期待しているのか、お聞かせください。また、改めてクルーズ客船に対する経済効果の調査をする必要もあろうかと思いますが、市長の見解を求めます。次に、原子力防災計画についてお聞きします。新年度予算では、原子力防災関係事業費として道補助金200万円を含む225万円が計上されています。これらは原子力防災に必要な資材や機材を整備するためのものですが、連絡通信機器の整備と防災資機材、避難施設備蓄品の整備について具体的に主な内容と予算額をお示しください。これらの予算措置は、北海道の原子力防災計画に基づき、北海道電力泊原発で重大事故が発生したときに小樽市に避難してくる方を受け入れる際に必要な資機材かと考えますが、これらの資機材は同様に泊原発で重大事故が発生したときに小樽市民の安心・安全確保のためにもどのような働きをするものなのか、お示しください。原発事故が起きたときに、避難してくる方の受入れや札幌方面への誘導などのためにさまざまな準備をする必要性は否定するものではありませんが、問題は、そうした状況になっているときの小樽市民の安全・安心の確保も大切だということです。隣の余市町では、事故の際には国道などを使い、小樽経由で札幌市に避難することを基本とした計画を準備しています。余市町の住民が避難しているとき、余市町に隣接する地域の小樽市民はどうするのか、また小樽市民に向かって市長はどう指示するのか。大混乱を回避し、市民の安心・安全を守る小樽市の原子力防災計画の策定が急がれます。計画策定の進捗状況をお示しください。小樽市の原子力防災計画ができるまでは、それができない理由や責任はほとんどが国の作業の遅れにある点を踏まえ、原発の再稼働には反対の立場を明確にしていただきたいと考えますが、見解を求めます。最後に、小樽市防災会議において、小樽市が策定を目指している原子力防災計画はどのような議論がされているのか、お聞かせください。以上で、2項目めの質問を終わります。
答弁 市長 中松義治(市長は2015年3月まで)
ただいま、新年度予算案に関連して御質問がありました。初めに、子ども・子育て支援についてですが、まず待機児童の発生する要因と対策につきましては、本市においては国の基準による待機児童はおりませんが、希望する保育所への入所申込みを受け付けた段階で、保育士の配置基準を超えると見込まれる場合は、新たに保育士の募集を行います。その際、速やかな応募がなかった場合には、希望する保育所への入所を待っていただくことがあります。このような状況に対する市立保育所における保育士確保の対策としましては、ハローワークへの募集に当たって、市職員や保育専門学校等に対しても募集についての情報提供を行っております。次に、平成26年度の市立保育所の児童定員の見直しにつきましては、手宮保育所と赤岩保育所で行っています。見直しに当たりましては、歳児別に直近3年間の当該保育所児童数の平均値を用いることとしています。これにより手宮保育所は90名から5名減の85名、赤岩保育所は115名から10名減の105名となります。手宮保育所と赤岩保育所における過去5年間の最大の入所児童数につきましては、手宮保育所が平成24年度の94名、赤岩保育所が21年度の118名であります。次に、銭函保育所につきましては、定員55人の桂岡保育園ができたことによって、銭函地区としては130人の枠を確保できることから、銭函保育所の定員を75人とするものです。銭函保育所に現在入所している5歳児が卒園した後の4月には64人からのスタートとなり、入所を待っていただくような状態にはならないと考えております。次に、見直した保育所児童定員の議会への報告時期につきましては、今定例会の厚生常任委員会で報告することとしております。次に、手宮保育所と最上保育所のあり方の検討につきましては、これまでの入所状況や、さきに実施した子ども・子育て支援アンケートの保育需要に関する調査結果などを踏まえて行っていくこととなります。次に、国が示した短時間勤務者の就労時間の考え方につきましては、さきに実施したアンケート調査の集計結果や子ども・子育て会議での意見聴取などを踏まえて検討を行うこととしており、本市の保育需給に与える影響につきましては、現時点ではわかりかねるものであります。また、市立保育所の規模・配置に関する計画につきましては、今後、必要があれば見直し等について検討してまいります。次に、病児・病後児保育につきましては、さきに実施したアンケートの分析は今後の作業になりますが、これまでの課題として市内の小児科医師が少ないこと、事業実施のための適当な施設がないこと、新たな施設整備には相応の財政負担を伴うこと、運営に関する国の補助が低額であることなどがありますので、これらの課題について引き続き検討してまいります。また、地域子育て支援事業につきましては、今後、自由記載項目の集計結果なども参考としながら検討してまいりたいと考えております。次に、北海道労働局による市立保育所に対する調査の経緯につきましては、平成25年4月から5月にかけて、北海道労働局から各保育所に対して労働条件に関する自主点検という形で調査が実施されたもので、市立保育所に対する指摘はありませんでした。また、市内の民間保育所に関する本市の対応につきましては、既に北海道は北海道労働局からの要請を受け、直接各保育所に対して保育所における職場環境の整備への取組に関する要請などの通知を発出しているほか、今回の調査結果に関する確認を行っており、今後、北海道の指導監査で必要な対応が図られますので、本市としても指導結果について把握してまいりたいと考えております。次に、クルーズ客船と市内観光についてですが、まず平成25年度のクルーズ客船の寄港回数と乗客数につきましては、19回の寄港で8,919人であります。また、平成26年度の寄港予定回数は、現時点で確定しているもので37回となっております。次に、クルーズ客船の乗客の下船後の行き先につきましては、昨年、勝納ふ頭に寄港した大型客船3隻について観光ツアーを運営する旅行会社に対するヒアリングや、埠頭で職員が直接乗船客にお聞きしたところでは、まずバスツアーが約3割、個人散策が約7割でありました。バスツアーでは小樽市内の周遊や積丹方面の人気が最も高く、遠くは旭川、富良野、美瑛、札幌や定山渓方面へのツアーも催行されております。また、個人散策は、小樽市内では運河周辺、堺町通りかいわい、祝津地区や天狗山方面の人気が高く、移動にはタクシーが多く利用されており、積丹方面や札幌まで足を延ばされる方もいたとお聞きしております。次に、クルーズ客船の寄港によって見込まれる経済効果につきましては、まず観光消費としては、乗船客や乗組員の土産代や食事代、観光施設の利用料、バスやタクシーなどの交通費のほか、定点クルーズなどでは本市で前泊するケースもあることから、その際のホテルなどの宿泊代金もある程度見込まれております。さらに、その他の経済効果としては、民間においては水先案内料金や綱取り業務収入、船舶に積み込む食材や船用品の販売などの売上げのほか、入港料や係留施設使用料などの市の港湾関係収入が挙げられます。平成26年度は寄港回数が倍増することから、これまで以上に大きな経済効果が見込まれるものと期待を寄せております。なお、経済効果の調査につきましては、乗船客や乗組員の市内での消費額など把握が難しいものもありますが、新年度は寄港回数の増加とともに、これまでに例のない大型客船の寄港が予定されておりますので、改めて可能な範囲で旅行会社や乗船客などに聞き取り調査を行ってまいりたいと考えております。次に、原子力防災計画についてですが、まず原子力防災関係事業費の主な内容と予算額について、連絡通信機器につきましては、衛星携帯電話機や防災行政デジタル無線の携帯型無線機、小電力トランシーバーの購入費などで約78万円となっております。また、防災資機材の整備につきましては、放射線量測定器の点検校正費や公用車の賃貸料などで約52万円、避難施設備蓄品の整備につきましては、避難所用毛布の購入費が約95万円となっております。次に、避難者を受け入れる際に必要な資機材の小樽市民の安心・安全確保に対する働きにつきましては、衛星携帯電話をはじめとした通信機器については、北海道や他市町村及びその他の防災関係機関、広域避難者の受入先となるホテル等との連絡に用いるもので、これらの通信機器を整備することにより、迅速で正確な災害情報の収集や伝達が図られ、市民の方々への情報提供にも寄与できるものと考えております。また、避難施設備蓄品の毛布については、広域避難者が市の公共施設等での滞在が必要となった場合には、寒さ対策や寝具として整備するものですが、市民の方々の避難が必要となった際の安全確保にも役立つものと考えております。次に、原子力防災計画作成の進捗状況についてですが、原発から半径30キロメートル圏外に位置する自治体にとって、原子力防災計画を策定するためには、国が示す基準に基づく必要があります。しかしながら、30キロメートル圏外のいわゆるPPAの設定や防護措置について現在のところ国からは何も示されていない状況ですので、市としては具体的な基準が示された段階で着手してまいりたいと考えております。次に、原発の再稼働に対する私の立場についてですが、これまでも申し上げておりますとおり、原発の再稼働は安全性の確保が最優先であり、原子力規制委員会において安全性について厳格な審査、確認を行っていただき、事業者においても、その審査結果に真摯に対応していただきたいと考えております。いずれにいたしましても、私としては、再稼働についてはそのプロセスも含め、規制基準に基づく安全性の確保、電力需給、社会、経済への影響などを踏まえ、国の責任において総合的に判断されるべきものと考えております。次に、小樽市防災会議における原子力防災計画についての議論についてですが、昨年8月に開催した小樽市防災会議において、原子力災害発生時に広域避難をする方々の受入れ態勢や万が一本市に影響が及ぶ場合の市民の安全確保などについて、今後、検討が必要になることを委員の皆様にお話をしたところですが、国の基準が示されていない中で、現時点では具体的な議論には至っておりません。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 病院局長 並木昭義(病院局長は2025年3月まで)
斎藤博行議員の新市立病院建設に関連しての御質問にお答えいたします。初めに、医事業務委託の一本化の時期、その目的と選定方式についてのお尋ねがありました。両院が一日も早く一つの病院として機能し、新市立病院開院時に円滑に医事業務を遂行するためには、両病院の医事業務の運用統合を図る必要があることから、これまで両院で別々の事業者に委託していた医事業務について、平成26年度当初から一本化するものであります。また、今回の医事業務委託候補者の選定に当たっては、通常の医事業務に加え、新市立病院開院に向けて両病院の運用をいかに円滑に統合するかということが重要ですので、それらを評価できるプロポーザル方式を採用したものであります。次に、業者選定の判定基準についてのお尋ねがありました。判定基準は、業務推進体制について、現病院における経営改善への提案について、新市立病院に向けた現病院での取組について、新市立病院における経営改善への提案について、費用についての五つの大項目を設定し、それぞれに詳細な評価基準を設けました。特に、両病院を管理統括する体制と新市立病院準備計画の実効性や両病院の運用の統一計画をどのように考えているかなどについて重点的に評価いたしました。これらの評価項目について、市立病院医事業務委託業者選定委員会により、総合的に審議を行った結果、現在、医療センターの医事業務受託者である株式会社ニチイ学館を最優秀提案者と決定いたしました。次に、新市立病院開院までのスケジュールについてのお尋ねがありました。昨年12月25日に最優秀提案者を決定した後に、当該業者と病院局で委託内容決定に向けての打合せを随時進めております。また、人員の確保対策や小樽病院の医事業務受託者との業務の引継ぎを精力的に行い、円滑な業務移管に向けて万全を期しております。平成26年度は、まず4月から11月まで両市立病院の医事業務委託契約を締結し、この間に医事業務の運用の統合作業などに取り組むとともに、新市立病院での業務内容を整理し、新市立病院について改めて12月から3月までの医事業務委託契約を締結したいと考えております。次に、新年度からの組織再編についてのお尋ねがありました。まず、診療体制の充実を図るため、医師の増員に合わせて、小樽病院医局に呼吸器内科、医療センター医局に神経内科を新設いたします。次に、これまで医局に所属していた医療技術職員の指揮命令系統や業務内容を明確にするため、小樽病院においては、医療技術部に視能訓練科を新設し、医局眼科所属であった視能訓練士を配置します。医療センターにおいては、デイケア業務、医療相談業務、臨床心理業務、作業療法業務、訪問看護業務を集約し、精神科医療センターを設置し、医局精神科所属であった作業療法士、医療相談員、看護部所属であった看護師を配置いたします。また、認知症疾患への対応といたしまして、医療センターに認知症センターを設置し、精神保健福祉士を専従配置いたします。専門部門においては、新市立病院での統合を見据え、医事事務職を配置している両院の事務課医事係と医療情報管理室を統合し、経営管理部医事課を設置いたします。以上の組織再編を行い、新市立病院の開院準備を進めていくものであります。次に、新市立病院開院時における嘱託員業務の民間委託化についてのお尋ねがありました。病院事業における業務の民間委託化は小樽病院改革プランにも掲げていた項目であり、外部評価委員会からもアウトソーシングが可能な業務活動を再検討し、さらなる見直しが必要であるとの指摘もありました。そのため、直接職員からの指揮命令系統を必要とせず、業務が標準化されているコメディカルの助手業務などを民間委託するものであります。この民間委託化は現病院の組織の改廃に伴うものとなりますが、これにより職を失う嘱託員につきましては、委託先での雇用の継続を申し入れるなど、配慮してまいりたいと考えております。次に、新市立病院開院後の小樽病院解体工事と駐車場整備工事の入札及び契約の時期と工事期間についてのお尋ねがありました。まず、解体工事は、新市立病院開院後速やかに解体作業に着手できるよう、今年度秋ごろには入札等の手続を行い、来年夏ごろまでの完了を予定しております。また、駐車場整備工事につきましては、解体工事と工程や工事内容が重複する部分もありますので、解体工事と同時期に入札したいと考えており、工事の完了は来年秋ごろを予定しております。次に、新しい駐車場が完成するまでの対策についてであります。現病院の解体工事中は、工事敷地内の安全確保の観点から、現在、駐車場としているスペースの利用は困難と考えております。このため、新しい駐車場が完成するまでは、周辺の民間駐車場等を仮駐車場として確保するなどの対策を検討しているところであります。いずれにしても、十分な駐車スペースを確保することは困難なことから、病院を利用していただく市民の皆様には御不便をおかけすることになります。そのため、なるべく公共交通機関の利用をお願いするとともに、現病院の解体工事及び駐車場整備工事を効率的に進め、一日も早い完成を目指してまいりたいと考えております。次に、道内の市立病院及び新市立病院における駐車場利用料金の設定についてであります。昨年12月時点の調査では、道内の同規模市立病院13のうち、10の病院では駐車料金を無料としております。三つの病院は、駐車時間や利用者の種別によって、1時間100円程度を徴収するなど、原則として有料としております。新市立病院では、これらの市立病院や市内の公的病院の事例も参考にしながら、立地条件や利用者区分なども考慮して有料とするか無料とするかなどを検討してまいりたいと考えております。