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小樽市議会 平成25年第4回定例会 2013年12月9日

介護保険制度改革について

2013年12月9日、小樽市議会の一般質問で、鈴木喜明議員が「介護保険制度改革について」質問し、市長 中松義治が答弁しました。

質問者
鈴木喜明 議員
答弁者
市長 中松義治

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 12番 鈴木喜明

次に、介護保険制度改革についてお聞きします。厚生労働省は、11 月 27 日、2015 年度から实施する介護保険制度改革の意見書素案を社会保険審議会介護保険部会に提示しました。一律1割となっているサービス利用時の自己負担割合を年収に加算して、年金収入だけの単身者の場合で 280 万円以上など、一定の所得のある人は2割に引き上げ、また介護の必要度が低い要介護1、2の人向けの介護予防サービスのうち、予防給付費全体の約6割を占める訪問介護と通所介護を3年間かけて段階的に 17 年度末までに市町村事業に移管することとし、特別養護老人ホームへの入所を原則、介護の必要性が高い中・重度者に限定する内容でした。現状の介護保険制度は、報道によりますと、引上げ対象は全国で 40 万から 50 万人程度、うち道内は数万人と見られるとありました。訪問介護や通所介護サービスの内容が自治体みずからに任せられ、市町村事業に移管する上で懸念されることはどのようなことがありますか。市内には 52 か所のデイサービス事業所があり、定員数は 1,010 人となり、事業所間の競争が激化していると聞きます。デイサービスの利用料の自己負担は現在1割負担で、どの事業所を利用するかは要介護者が家族や担当のケアマネジャーと相談して決めることとなっています。稼働率は現在低下中で、今後、市内高齢者数が減尐に転じる 2015 年以降、経営が成り立たなくなる事業所も出てくることが懸念されています。このたびの介護保険制度改革のうち、通所介護サービスが市町村事業に移管となることで、市内デイサービス事業所に与える影響をお知らせください。さらに、今回の改正では、特別養護老人ホームの入所要件を中・重度者に限定するとしています。特別養護老人ホームに与える影響も、あわせてお知らせください。また、市内介護施設及び関連産業に従事される方はかなりの数と認識していますが、訪問・通所介護の市町村移管をした場合、当市のサービス提供によっては事業者やそこに従事する従業員にも大きな影響を与えることになります。一部の専門家から、市の財政力や介護人材などによって地域間格差が生じるなどの指摘もありますが、小樽市として移管された場合、今後どのような対忚をされるのかお聞かせください。

答弁 市長 中松義治(市長は2015年3月まで)

ただいま、介護保険制度改革について御質問がありました。初めに、市町村移管についてですが、訪問介護と通所介護を市町村事業に移管する上での懸念につきましては、国は移管の受皿を既存の介護事業所に加えて、NPOやボランティアの活用によるサービス提供を想定しておりますが、ボランティア団体等の受皿の確保や提供されるサービスの質の担保のほか、財源の確保など、さまざまな課題があるものと認識しております。次に、市内介護事業所への影響についてですが、まず介護保険制度改革がデイサービス事業所に与える影響につきましては、市町村に移管となった場合、仮に新たなNPOやボランティア団体などが参入することになれば、既存の介護事業所の利用者数に影響を及ぼすことが考えられます。次に、特別養護老人ホームの入所要件を見直すことの影響につきましては、現在、特別養護老人ホームの待機者が、平成 23 年の調査では市内に 800 人ほど待機者がおり、特養の入所については各施設の入所判定会議において緊急度の高い方を優先的に入所しております。今回の見直しは、特養の入所要件が要介護3以上を基本とし、虐待や認知症などのやむを得ない事情がある場合は要介護2以下でも特例的に入所を可能とするものですが、本市は待機者が多いため、既に要介護2以下の方はやむを得ない事情がなければ入所できない状況にありますので、特別養護老人ホームに与える影響はないものと考えております。次に、訪問介護や通所介護を市町村に移管した場合の対忚につきましては、今後、国は事業の円滑な实施を推進するため、市町村向けに事業の留意点や先行事例などを示したガイドラインを作成することとしておりますので、それらを参考に検討を進めることになると考えております。

出典:小樽市議会 平成25年第4回定例会 2013年12月9日 議事録 PDF(62ページ) 間違いを知らせる