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小樽市議会 平成25年第3回定例会 2013年9月10日

市民の安全を守る取組について

2013年9月10日、小樽市議会の一般質問で、千葉美幸議員が「市民の安全を守る取組について」質問し、市長 中松義治が答弁しました。

質問者
千葉美幸 議員
答弁者
市長 中松義治

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 2番 千葉美幸

第4項目め、市民の安全を守る災害対策について伺います。京都府福知山市で開催された花火大会で起きた露店爆発事故は、小さな子供も犠牲となり、痛ましい大惨事となりました。夏休みの楽しい思い出になるはずが、このような事故になってしまい、本当に心が痛みます。ここで、亡くなられた方々の御冥福をお祈り申し上げますとともに、今なお入院し治療を受けている皆様に心からお見舞い申し上げます。今回の事故の原因は、露天商店店主の誤った燃料器の取扱いや主催者側の安全管理について問題が問われているようです。ここ小樽市は、市民や観光客が大勢集まるお祭りや花火大会、イベントなどが数多く開催される都市であり、いま一度安全対策の確認をしていただきたく質問いたします。初めに、このたびの福知山市での火災後、小樽市でもお祭り等がありましたが、消防本部では安全確認や指導を行ったのか、内容についても伺います。また、今後、火気取扱いの周知徹底や主催者側との連携をどのように行っていかれるのかについて説明願います。火気取扱いの安全対策については、自治体の火災予防条例で定められておりますが、露店などのように取扱量が少なく、規制がかからない場合の安全対策に懸念を感じております。火災予防条例上、お祭りやイベント開催の届出はどのように定められているのでしょうか。また、お祭りやイベントの開催以外でも消防車の初動態勢や通行に支障がある道路工事に伴う通行規制をどのように把握しているのか、伺います。次に、平成 25 年災害対策基本法改正による要援護者等の対策について伺います。地震や津波が発生すると高齢者や障害者、妊婦、乳幼児などは1人で避難することが難しいため、災害時要援護者と位置づけられています。特に、平成 23 年3月の東日本大震災で犠牲となった方々の多くが高齢者で、被災地全体の死亡者のうち 65 歳以上の高齢者の死亡者数が約6割、障害者の死亡率は被災住民全体の死亡率の約2倍に上ったそうです。避難のためには支援が必要である災害時要援護者に情報が届かなかったり、避難の要否が判断できない状況があったり、寝たきりなどで自力で避難することができず、とうとい命が失われました。また、避難の説得に当たった支援者までもが説得時間を要し多数の犠牲者が出たことも報告されております。それらの結果を見ても、支援が必要な高齢者の情報共有は大切であり、情報の基となる要援護者の登録を進めなければなりません。平成 18 年3月に国が示した災害時要援護者の支援ガイドラインを受け、小樽市でも災害時要援護者の登録を進め、個別計画の策定を行ってきたところでありますが、名簿の整理や支援者の決定、特に名簿の共有化に当たっては、大変御苦労されていることと思います。先月、内閣府から公表された避難行動要支援者の避難行動支援に関する取組指針、また避難所における良好な生活環境の確保に向けた取組指針は、東日本大震災の教訓を踏まえ設置された有識者検討会の報告書の下、まとめられました。これは平成 25 年の災害対策基本法の一部改正を受けて、災害時の名簿情報の外部提供を奨励したことや、避難行動要支援者名簿の作成、避難所の生活環境改善の考え方などを示したもので、市町村に具体策を提示し、災害弱者への配慮を一層求めたものとなっております。これは、発災時の個別の支援・行動計画など平常時から細かく決めて訓練しなければ、十分な対応は望めず、地域ぐるみの取組が必要で、自治体の入念な準備にかかっております。そこで、以下、伺ってまいります。初めに、今まで本市で推進してきた災害時要援護者名簿の登録状況は、どのようになっているのでしょうか、現在の登録者数について説明願います。また、今まで把握に努めてきた災害時要援護者の登録方法など、小樽市ではどのように見直されるのか、説明願います。避難行動要支援者の状況は、常に変化するため、名簿情報を最新の状態に保つことが弱い立場の方々を守ることにつながります。小樽市では、今後、避難行動要支援者の名簿作成や更新等に必要な要配慮者の把握に関係部局との連携をどのように図っていくのか伺います。避難所の整備や運営に関して方針の中で、事前に決めていた責任者が被災すると避難所の運営に混乱が起きることが想定され、誰でも避難所を立ち上げられる避難所運営の手引を作成すべきとされています。小樽市の進め方について伺います。この項の最後に、北海道地域防災マスターについて伺います。北海道では、防災に対する心構えなどを多くの方に知っていただくため、北海道地域防災マスターの育成に取り組んでおります。恵庭市では、多数の防災マスターが誕生し、地域の安全を地域で考える防災意識が進み、自主防災組織の立ち上げの動きもあるそうです。小樽市の取組の状況はいかがでしょうか、伺います。

答弁 市長 中松義治(市長は2015年3月まで)

ただいま、市民の安全を守る取組について御質問がありました。初めに、お祭り等の安全対策についてでありますが、お祭り等の安全確認や指導については、福知山市の火災発生直後から8月末までに開催された 10 件のイベント等の主催者及び関係者に対し、会場内で使用する火気、特にガソリンなどの危険物やプロパンガスの取扱いについて指導を行ったところであります。また、今後の主催者との連携につきましては、例年本市では多くのお祭りやイベントが開催されていることから主催者に対して火災予防の徹底を指導した上で、露店関係者への注意喚起を依頼するとともに職員が現地に赴き、会場の火気取扱い等の状況を確認し、関係者に対して必要な指導を行いたいと考えております。次に、火災予防条例上のお祭りやイベント開催の届出についてでありますが、同条例第 63 条では舞台などを設けて催物を行う場合には、あらかじめ届け出た上で、ガソリン等危険物や火気設備の取扱い及び避難管理の状況などの検査を受けることとされています。また、道路工事に伴う通行規制については、同条例第 65 条第4号に基づく消防長への届出や道路管理者からの道路の通行制限についての通知により把握するとともに消防が実施するパトロール等により、その状況を確認しております。次に、平成 25 年度災害対策基本法改正による要援護者等の対策についてですが、まず本市での災害時要援護者の登録者数は本年8月 30 日現在で 6,962 名となっており、これまで登録を希望する高齢者や要介護認定を受けている方を災害時要援護者名簿への登載を行ってきたところであります。また、災害対策基本法の一部改正に伴い、今後は、要介護度や身体障害者手帳の等級などにより希望者だけでなく、市が定めた登録要件に該当する方を新たに避難行動要支援者名簿に登載することとなりました。なお、登録要件については、避難行動要支援者の避難行動支援に関する取組指針に示された例なども参考に決めてまいりたいと考えております。次に、避難行動要支援者の名簿の作成等に必要な関係部局との連携についてですが、名簿の作成に当たりましては、法改正により必要な範囲で市町村の関係部局で把握している要介護者や高齢者、障害者などの情報を内部で利用することができることとされておりますので、今後、名簿登載に必要な情報の範囲や新たに名簿登載の要件に該当となった方の異動情報の把握の方法などについて、関係部局間で協議をさせたいと考えております。次に、避難所運営の手引の作成についてですが、現在、本市では地域防災計画において避難所の開設を定めておりますが、東日本大震災以降、開設後の円滑な運営が求められていることから避難所の開設方法や運営を行うための役割分担などを定めた避難所運営マニュアルを作成することとしており、御提言の趣旨を踏まえ、先進地の事例や施設管理者の意見なども参考にしながら策定作業を進めてまいりたいと考えております。次に、北海道地域防災マスター育成の本市の取組状況ですが、北海道地域防災マスターについては、北海道が市町村における防災活動のリーダーを養成する目的で、行政機関などで防災業務を経験した方などを対象として研修会を開催し認定しているもので、現在、小樽市では、市職員を含め5名が認定されているところであります。恵庭市では、本年度に研修会が開催されたことにより多数の北海道地域防災マスターが認定されたもので、本市といたしましても、北海道に研修会開催を要請し、認定者の増加を図るとともに、その活用方法について他都市の事例も参考とし、地域の防災力の向上を図ってまいりたいと考えております。

出典:小樽市議会 平成25年第3回定例会 2013年9月10日 議事録 PDF(78ページ) 間違いを知らせる