小樽市議会 平成24年第2回定例会 2012年6月20日
通学路の安全確保について
2012年6月20日、小樽市議会の一般質問で、成田祐樹議員が「通学路の安全確保について」質問し、教育長 上林猛が答弁しました。
- 質問者
- 成田祐樹 議員
- 答弁者
- 教育長 上林猛
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 5番 成田祐樹
通告に従い、一般質問をいたします。通学路の安全確保についてお伺いします。本年4月、京都府亀岡市において、集団登校中の児童らの列に車が突っ込み、3名が死亡し、7名が重軽傷を負った事故については、まだ皆さんの記憶にも新しいことと思われます。その後も相次ぐように、千葉県館山市や愛知県岡崎市など、全国各地で通学途中の児童に乗用車が突っ込むなどの痛ましい事故が発生しています。その事故の多くが運転者に問題があり、被害者に非のない例がほとんどではありますが、より高い安全を確保するためには、私たち大人が児童・生徒を守っていかなければなりません。そこで、本市においては、どのように児童・生徒の安全対策を図っていくのか、お伺いします。最初に、本市における通学路の定義をお答えください。一体、通学路というのはどのようなものなのでしょうか。児童・生徒が通る道は、すべて通学路と位置づけるのでしょうか。それとも、大部分の生徒が通る道を通学路としているのでしょうか。本市において、何をもって通学路となすことができるのか、定義に対する見解をお伺いいたします。また、通学路を選定する上で、歩道のあるなしや道路幅、踏切、横断歩道など、安全にかかわる条件がその場所によって変わってまいりますが、通学路の選定において、その点はどのように考えておられるのか、また選定の基準などが存在するのか、見解をお聞かせください。やはり通学路において一番安全を確保できる方法は、車道との分離ですが、狭い道路の多い本市においては、なかなかそのような場所もないのが事実です。ここでお伺いいたします。本市の通学路の中において、歩道やガードレールなど、車道との物理的な境目がない通学路は、全体の中でどの程度の割合で存在するのか、お答えください。一般的に考えて通学路は、歩道のある場所など、より安全性の高い場所を選定していると思われます。しかし、片側だけ歩道があり、もう片方には歩道がない道路において、児童・生徒が歩道のない場所を歩いているという場合を多く見かけます。それではせっかく歩道を設けていても意味をなしません。そのような場合、通学路の歩き方のルールというものは本市に存在しているのかどうか、見解をお聞かせください。また、通学路における見通しの悪い場所や危険箇所というのは、どのように選定し、定期的なチェックを行っているのかどうか、お答えください。また、危険箇所について、児童・生徒、保護者に対しての啓発はどのように行われているかも、あわせてお答えください。統廃合によって通学路の流れが変わり、危険な交差点を横断する児童数が増えてきている場所があります。例えば、潮見台小学校の校区においてですが、南樽市場の海側の通りとケーズデンキの横の通りが交わった交差点、つまり市道新富線と大通線の交差点ですが、ここは交差点の角にまで住宅がせり出しており、また非常に通行量も多い場所です。車に乗っていて、一時停止の停止線で一度とまっても、左右の確認がこの住宅に阻まれ、しっかりと確認できず、一度とまった後にさらに車を前進させて停止させなければ、左右の確認ができません。この4月以降、歩道を歩かず、もう片方の歩道のない側を歩く生徒がこの交差点に飛び出してくるということが何度か見受けられ、ひやりとさせられることもございました。ただ、このようなに危険な箇所は、ただいま指摘した場所に限らず、本市においては多くの場所に存在し、また今後の統廃合によってはその状況にも変化が見られることと思われます。このような箇所に対してカーブミラーの設置やカードレール、さくなど、安全対策に関する設置は検討していく必要性があるのではないでしょうか。見解をお聞かせください。以上、再質問を留保し、質問を終了いたします。(拍手)
答弁 教育長 上林猛(教育長は2015年12月まで)
成田議員の御質問にお答えいたします。通学路の定義でございますが、本市では通学路の定義は特にありませんが、小学校においては、子供たちの安全な通学を図るため、あらかじめ教職員が校区内の点検を行い、通学路を指定し、そこを通るように指導しているところであります。また、中学校においては、中学生であれば、みずから危険を回避できるとの考え方から、通学路を特に指定しておりませんが、学校によっては道幅が狭いことや人通りが少ないなどの箇所がある場合には、あらかじめ通学路を示し、通学するよう指導しております。次に、通学路を選定する上での条件や基準などについてでありますが、具体的な基準などは設けておりませんが、各学校では、周辺の道路を点検し、歩車道の区分や交通量、あるいは横断歩道、信号機の設置など、安全と思われるところを通学路として指定しているところであります。次に、通学路の現状についてでありますが、歩道やさくなどの車道との境目がない通学路の割合については、教育委員会としては把握はしておりませんが、各学校においては、そのような箇所について、教職員のほか、PTAや地域ボランティアの御協力をいただきながら見守りを行うとともに、安全マップを作成、配布し、周知徹底を図るなどの安全対策を講じているところであります。次に、登下校時の安全指導についてでありますが、登下校時に歩道を通ることについては、全校集会、学校だよりなどの機会を通して指導を行っているところであります。次に、通学路の見通しの悪い場所や危険箇所などについてでありますが、学校では、教職員の巡回、PTAや地域のボランティアなどにより通学路の点検を行っており、見通しの悪い場所や危険箇所を表示した安全マップを作成し、子供たちに指導するとともに、家庭にも配付をし、保護者に周知徹底を図っております。次に、学校再編に伴う通学路の安全対策についてでありますが、統合に向けた準備として、保護者とともに主要な通学路の安全確認を行い、危険箇所については、道路管理者などへ改善を要望するなど、通学路の安全確保に努めております。本年4月の量徳小学校の統合に際しては、花園小学校や潮見台小学校へ向かう通学路のうち、改善を要望した箇所に歩道が設置されました。また、現在、真栄橋に並行して歩行者専用の橋をかける工事も行っております。今後とも、学校再編に当たっては、新しい校区の安全マップを整備し、子供たちに注意喚起を促すとともに、危険箇所などについては、関係機関へ要望し、改善に努めてまいりたいと考えております。(「議長、5番」と呼ぶ者あり)
再質問 5番 成田祐樹
再質問いたします。今お答えになった中で、通学路の定義であるとか、そういったところの歩道のない割合といった、基本的にしっかりしたものが算出されていない。今までは、ある程度こういう形で安全だろうということだったし、そういった事故も起きなかったからということで、こういうふうになされてきたとは思うのですが、今回、4月の頭にこういった事件が相次いだことと、やはり統廃合というところで、保護者がこれから先、統廃合に向けて気になる一つとして、必ずこういったような安全確保の問題というのが出てくると思うのです。そのような中で、本市においても、ある程度今までお任せして、それなりのやりとりの中で安全確保できたものが、もう一歩、いま一歩やはり重点的にしっかりそこを行政がチェックして、保護者に伝えていくといった活動というのが非常に必要になってくると思います。もちろん今、定義の中で、小学校においては、学校の教職員などが決めているという形でしたが、ということは、学校側もしっかりチェックしなければならないということだと思うのです。保護者から上がってきたから、保護者からここは危ないと言われたから、初めてチェックするのではなくて、小学校の児童を指導している以上、やはり自主的にそういったところのチェックをしていただいて、統廃合のところにおいて、保護者から、今後は必ず懇談会、そういった説明会等でこういったところに対する質問が増えると思いますので、なおさらチェックをしっかりしていただきたいというふうに要望いたします。
答弁 教育長 上林猛(教育長は2015年12月まで)
ただいまおっしゃられたとおり、若竹小学校の統廃合に関しては、地域住民から市長へも具体的な要望が上がってきておりまして、総務部、建設部といった関係部が一体となってその対策を講じているところでございます。また、私たちが各地域へ、統合に向けた話合いをしたところに関しては、具体的な要望が上がってきたことについては、地域住民と私ども職員が一緒になってその箇所をチェックするといった具体的な動きをしながら、子供たちの通学の安全に万全を期してまいりたいと。また、危険箇所については、どういう手だてがあるのか、見守り又は施設整備的なことも含めて総合的に対策を講じてまいりたいというふうに考えております。(「議長、5番」と呼ぶ者あり)
再質問 5番 成田祐樹
特に見守り等に関しては、全部を教職員がやれという話にならないと思います。行政の負担というのも当然あると思いますので、そういったチェックだけしっかりして、あとは保護者に、ここはすごく危険だと思うので一緒に協力してくださいというような形でやっていただければ、ああ、そうなのだ、ここはチェックされているのだという形で納得される方もいらっしゃると思いますので、ぜひ活動していただければと思います。