小樽市議会 平成24年第2回定例会 2012年6月19日
(1)財政問題(公営企業会計制度の見直しについて)/(2)病院問題について/(3)人口減について( 20~ 39 歳の若い世代の声の反映)/(4)港湾計画について
2012年6月19日、小樽市議会の一般質問で、安斎哲也議員が「財政問題(公営企業会計制度の見直しについて)」「病院問題について」「人口減について( 20~ 39 歳の若い世代の声の反映)」「港湾計画について」について質問し、市長 中松義治、病院局長 並木昭義、経営管理部長 小山秀昭が答弁しました。
- 質問者
- 安斎哲也 議員
- 答弁者
- 市長 中松義治、病院局長 並木昭義、経営管理部長 小山秀昭
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 6番 安斎哲也
一新小樽を代表して質問いたします。まず、2日間の本会議の代表質問でも取り上げられ、メディアでも報じられていることから御存じのとおり、この6月9日に、我が小樽市の人口はついに 13 万人を割り、12 万人台に突入しました。小樽市の人口のピークは 1964 年の 20 万 7,093 人で、この 48 年間で1都市規模の7万 7,000 人が小樽市から流出しました。この 10 年間では、人口の減少とともに、産業、経済、教育の空洞化がとまっておりません。2000 年代の小樽市を振り返ると、小樽市が鳴り物入りで誘致した巨大商業施設「マイカル小樽」が、2001 年 9月のマイカルグループの破綻で頓挫しました。当てにしていた多額の固定資産税も滞納が続き、市議会でも論議されたことは承知のとおりです。2002 年9月には、小樽市民に親しまれた小樽-敦賀を週6往復で結ぶ大型フェリーの「すずらん」「すいせん」の2隻が苫小牧東港-敦賀を結ぶ航路へと変更され、小樽-敦賀航路が廃止となりました。流通の主要な位置を占めていた航路が廃止となったことで、日本海の人とトラック、貨物などが苫小牧へと流出し、年間の貨物取扱高が3分の1程度に減少することになってしまいました。2005 年には、小樽の市街地のランドマークでコンベンション施設としての役割を果たしていた小樽再開発ビルから、丸井今井小樽店が撤退しました。それに伴い 2009 年2月には小樽グランドホテルが閉店し、以降、中心市街地のランドマークの明かりは消えた状態になっています。また、この年の都道府県地価調査では、市内の住宅地と工業地が前年度比の下落率でそれぞれ全国1位となり、ワーストワンにランクされたことも思い起こします。商業、産業の衰退とともに人口が減少し、地価下落率までが全国のワーストワンになってしまいました。さらに、教育の関連では、2008 年3月には小樽短期大学が閉校へと追い込まれ、最近では北海道薬科大学の撤退が報じられています。このように、人口や経済、産業、教育の空洞化が強まりました。小樽市の斜陽化が歴然と進む中で、本市は、山田前市政から市立2病院の統合新築を目指していました。当初計画は 238 億円もの巨額に上りましたが、その後、見直しに次ぐ見直しを行い、現在は当初計画より 100 億円ダウンしましたが、それでも 137 億円と巨費となっています。山田前市長は、建設地について、量徳小学校の適正配置計画が撤回されたとして、築港地区を候補地に変更しました。3期目の選挙では、築港地区での建設を訴え当選しましたが、任期中に念願の築港地区での建設から現在の量徳小学校での建設へと大きくかじを切ることになり、任期最終年の第1回定例会に、久米設計札幌支社との随意契約で実施設計業務委託料1億 2,000 万円を計上し、市議会で可決されました。改選後の中松市政は、山田前市長が敷いた規模・機能、建設費を何の疑問も挟まずに踏襲していると言っても過言ではありません。この新市立病院建設では、なぜ他都市が小樽の半額で建設しているのに 137 億円もの巨費がかかるのかが判然としておらず、結局、巨額の税金の無駄遣いに終わり、将来に大きな負担を残してしまいます。会派としては、巨額な借金を市民に押しつけてはならないという確信が反対根拠であります。人口の減少、高齢化が急速に進む小樽では、官民の病院が並列しており、どの病院でも経営に苦しんでいます。過剰な病床数の中で、豪華市立病院建設が民間の経営を圧迫し、破綻に至らしめることが目に見えています。一番理想的なことは、2度の入札中止を改めて考える時間を辛うじていただいたと受け止め、市民に巨額の借金を負わせる新市立病院を小樽市民全員で再検証して、ともに小樽を取り巻く医療を考え、新たな道を探ることであります。小樽市は、築港地区での病院建設を進めていましたが、まさに今その同じ場所に、日本での病院経営で最大規模の済生会が 55 億円で新病院を建築中です。新市立病院建設の異例の2度の入札中止は、いま一度、市議会や市民に新病院問題の再検証を迫っている絶好の機会であるととらえることもできます。しかし、再度設計を行い発注することにより1年以上開院が遅れることから、医局の引揚げの問題が避けられないと考えます。建設が前提であれば、病院局が示しているように仕様見直しを行った上での設計でやむなしとし、とにかく一括発注で、安価な建設費でスピーディーに事業を行うことと思います。発注方法を検討するとのことですから、下請発注額などを考慮し、地元への担保をした「総合評価落札方式」でも考えられると思います。先日の6月 14 日ですが、病院ランキングで上位に食い込む人気で、日本の医療で最もすぐれていると評価されている「亀田総合病院」が、テレビ東京のドキュメンタリー番組「カンブリア宮殿」で「亀田はまた来たくなる病院」と紹介されました。私は、この番組を見て、思わず自分の認識の甘さと亀田総合病院のすごさにのけぞってしまいました。長い待ち時間、スタッフの応対、入院生活の不自由さ、医療費の問題など、患者が感じるストレスを徹底的に取り除くことを意識したサービスの充実、また医療と業務のシステム、アメニティー、サービスの院内環境を含めて、すべての面で患者が満足する病院づくりを目指していることを実感いたしました。番組の中では、亀田総合病院が 314 床の病院を新たに建設中で、その工事費が 40 億円と報じられていました。314 床を 40 億円で建てる亀田総合病院と、388床を 137 億円で建てる小樽市とのあまりの違いの大きさに愕然としました。市議会での新市立病院に関する賛成議論は、地元経済が潤うために、地元企業がゼネコンからおこぼれを受けるべきということに尽きているようです。しかし、新市立病院ができても、その後の経営が極めて難しいことは、減価償却や退職引当金の計上義務化などが求められていることを考えれば、すぐに理解できます。豪華病院をつくって破綻してしまった公立病院の例は後を絶ちません。ここで、財政問題に関連して、この新市立病院建設を進めている病院経営など、小樽市の公営企業に大きな影響を与えると考えられる総務省が示した「公営企業会計制度の見直し」について伺います。公営企業会計制度の見直しは、現行の企業会計の原則の考え方を最大限取り入れたものとすること、地方公営企業の特性などを適切に勘案すべきこと、地域主権改革に沿ったものとすることとして、借入資本金の負債計上、みなし償却制度の廃止、退職給付引当金の計上義務化、リース会計の導入など 11項目の公営企業会計基準の見直しを、平成 26 年度決算から適用すると示されました。これについて、先日の市立病院調査特別委員会で、一新小樽の成田祐樹議員が、病院事業会計に影響を与える項目について質問し、病院局は、退職給付引当金の計上義務化、借入資本金の負債計上、リース会計の導入の3項目を挙げました。これらの項目は病院事業会計だけでなく、水道、下水道、産業廃棄物などの会計にも影響を与えると考えますが、市として改正内容を適切に理解し、23 年度決算に基づいてシミュレーションすることが必要との指摘も多く聞こえています。また、平成 24 年度予算や 25 年度計画に基づいても影響をシミュレーションし、26 年度以降の公営企業の方針を検討すべきと思います。今後の試算や影響額について項目ごとに伺います。借入資本金制度の負債計上の影響についてですが、現在、建設改良の財源に充てるために起こした地方債や一般会計からの長期借入金を借入資本金として資本に計上していますが、今回の見直しで、借入資本金を負債に計上するとともに、1年以内に償還期限が訪れる企業債は、固定負債から流動負債に振り替えるものとされています。貸借対照表上、各公営企業の財務状況が悪化することになり、健全化判断基準などに影響すると思われます。これまで隠れていた負債が明らかになる場合があるという指摘があり、公営企業会計で経営の再点検をする必要があります。市の認識と、新会計基準に照らした場合の負債額が幾らになるか示してください。地方公共団体の自治体財政健全化法の指標に影響を及ぼす可能性があると思いますが、26 年度以降の公営企業会計を対象とする資金不足比率の試算を示してください。これによって経営健全化基準に抵触することになるのかお聞かせください。企業会計では、未収金の一部が不良債務化する場合、大きな影響を及ぼすことになります。対策強化など、打開策を早急に講じる必要があると思いますが、いかがでしょうか。病院事業会計では、未収金の一部が不良債務化した場合、一気に資金がショートすることも考えられるという指摘がありますが、市の認識をお示しください。一般会計からの赤字補てんの繰入れを受けていた病院会計では、経費の削減など、さらなる経営努力が求められます。公立病院の役割とあるべき姿を検討し、将来を見込んで、どこにどれだけの税金を投入するのかなどの議論を行う必要があると思いますが、お示しください。また、現在、新市立病院建設で2度の入札中止となっていますが、総額 137 億円の新市立病院建設は、我々が主張しているように建設費が高く、将来に大きな負担を残すことになります。この借入資本金制度の見直しで、建設分の長期借入金が負債となると、病院会計の財務状況に大きな影響を与えることとなりますが、市の認識をお示しください。借入資本金が負債に算入されると、財務内容を示す貸借対照表の資本が減り、負債が増えて内容が悪化することが懸念されます。民間なら経営破綻しかねない債務超過に陥るケースも想定されるという指摘がありますが、この制度の見直しと病院建設が重なると、新市立病院建設分の影響額は幾らで、施工後の小樽市の状況はどのような状況に陥るのかをお示しください。退職給付引当金の計上義務化とリース会計導入について伺います。退職給付引当金の計上不足額は、平成 26 年4月1日時点で特別損失に一括計上するのが原則であると示されています。病院事業会計では、先日の特別委員会で、現時点での試算は 30 億円と示されましたが、各企業会計ではそれぞれ幾らになるのでしょうか。一括計上した場合、巨額の負債を計上しなければならなくなりますが、市の対応をお聞かせください。この制度の見直しにより、職員数の多い病院事業では不足額が巨額となることが予想されますが、見解をお示しください。総務省では、引当金を負債計上することの影響が大きい場合、平均残余勤務年数の範囲内で分割して費用計上することも経過措置として認められています。病院事業会計は、15 年で1年2億円の計上となると答弁していましたが、このほかの会計の試算をお示しください。また、病院事業会計では、現時点では 30 億円としていますが、施工後の退職者数などを考えると 30億円でおさまらないと考えます。単純に 30 億円で1年で2億円ずつの計上とはならないと思いますが、新病院計画で出している現時点から今後 10 年分の試算を示してください。借入資本金制度の見直しと退職手当引当金の計上義務化によって、地方公共団体の財政健全化法の算定結果に大きく影響を及ぼすと思いますが、見解をお聞かせください。現在でどのような数値になると予想され、これも同様に新病院計画で出している 10 年分の数値と、そしてその対応をお示しください。地方公営企業会計にリース会計を導入することとするとされていますが、病院では医療機器の導入に際してリース取引を活用することが多いと思いますが、リース取引の実態は割賦購入と類似しています。現在のままでは、リース取引を賃貸借取引としたのでは、その取引実態を決算書に的確に反映することはできません。このことから見直しが求められています。このリース会計の導入による病院事業会計への影響をお聞かせください。この公営企業会計制度の見直しで、公的病院間の比較が可能になるだけでなく、民間企業と同じ目線で財務的な評価、分析をすることが可能になるとされていますが、認識をお聞かせください。市立病院調査問題に関連し、病院建設工事の設計見直しについて伺います。病院局は、先日の特別委員会で、病院建設工事の設計見直しの方針を示しましたが、病院の規模・機能は変更せず、構造以外の仕様を変更、医療機器と関連する工事などを別途工事として分離し、各資材の見積りを徴収し、市況価格を反映させるとしています。まず、外壁材、内装材など約 60 項目について仕様変更などを検討中としていますが、項目と削減分を示してください。市立病院調査特別委員会での議論で、最初から仕様変更することは可能だったが、質の部分や景観上の部分を配慮したと答弁していました。これまで決して豪華な病院ではないと主張していましたが、機能を配慮したのではなく景観上を配慮したのであれば、やはり豪華な病院だったと言わざるを得ません。外観美化にこだわっていると思われますが、外壁に使用を考えているタイルやれんががその一つで、タイルは外壁の中で一番高価な部類の一つであります。砂川市立病院の増築工事では、初期費用を抑えるためにタイルではなく安価な塗装を選んでいます。タイルは塗装と比べると二、三倍も高いとされています。豪華な病院ではないと豪語するのであれば、病院の一部に使用予定の弗素樹脂クリア塗装も耐用年数はほぼ変わりないようですが、なぜ外壁塗装ではなくタイルを選んだのか示してください。市民や関係者の中からは、砂川市立病院が普通の病院で、新市立病院はすべて社長室並みという指摘が聞こえています。市は、平成 22 年8月の広報おたるで、「決して大規模な豪華病院ではありません」と掲載し、山田前市長は豪華な病院ではないとの答弁を繰り返していましたが、結局、景観を配慮した豪華な病院だったと言わざるを得ません。入札が2度中止されたことについて、前市長の責任を問う声が聞かれていますが、その見解を示してください。また、山田前市長は、フェイスブック上で「建物の建設で約 100 億円です。これを安く上げようと思えば建築、電気、給排水などの工事を一括して大手ゼネコンに発注することです。しかし、それでは地元の業者には全く恩恵はありません」としています。前項の質問で、公営企業を取り巻く状況の変化について質問しましたが、将来を考えるとやはり建設費を圧縮すべきと思いますが、病院局では医療機器関係の建設を分離することとしています。市立病院調査特別委員会で示された表の中には、この医療機器関係の分離分がすっぽり抜けていますが、医療機器関係の分離発注分は一体幾らになるのでしょうか。市民や議会に本体工事額を削減したと錯覚させるために意図的にやったのではないでしょうか。今回の入札の建設費は圧縮したことになっても、結局は全体の総額を上げることにつながると思いますが、その見解を示してください。増額するのであれば、それに伴い返済計画も変わることになると思いますが、市民の税金による支出なのですから、新たに資金収支計画を示し、諮るべきと考えます。医療機器は平成 25、26 年度に発注すると答弁していましたが、これ以上の予算増は市民から理解はされませんし、我々も、これまでも安価な建設を求めてきたので、よしとすることはできません。新病院建設は、地元企業の恩恵ばかりを考え、建設費を大幅に高くし、結果的に入札が遅れ、さらには将来の借金を多く残すことになります。2度目の入札で単独業者も応札できるとしており、最悪なパターンは、増額して高くなったのに地元業者が入れなくなることであると考えます。地元業者が確実に参加できる担保がないなら、一括して大手ゼネコンに発注し、建設費を圧縮し、早急につくることがよかったのではないでしょうか、その見解を示してください。公的病院に対する特別交付税措置の拡充について伺います。平成 23 年度より、地域において必要とされる不採算医療等の機能を担う公的病院等に対する市町村からの助成について、公立病院に準じた特別交付税措置の対象が拡充となりました。小樽市内では、済生会と協会病院の2医療機関が対象となりましたが、市ではこれまで2次救急の委託料と周産期分として補助金を出していましたが、それはそれぞれ幾らでしょうか。市の負担から国の特別交付税で全額補助されることになりましたので、これにより市の負担が軽減されたと思います。この分で市としてさらに手厚く対応すべきと思いますが、見解をお示しください。冒頭にも述べましたが、小樽市の人口減について伺います。小樽市の人口は、1964 年の 20 万 7,093 人をピークに、新谷市政発足時の 1986 年の 17 万 4,558 人から山田市政発足時の 1998 年の 15 万 4,768 人まで1万 9,790 人減少しました。さらに、中松市政発足時の 2011 年には 13 万 1,444 人と2万 3,324 人と、この2市政で4万 3,114 人も減少しました。人口減の問題を取り上げると、まず自分に対して、早く結婚して子供を生みなさいと言われますが、これは今後、小樽市の人口増に寄与すべきと考えていますので、御理解ください。まず、新聞報道にもありましたが、今月9日の住民基本台帳速報値で、小樽市の人口が 13 万人を割り込み 12 万 9,995 人となってしまいました。市長の見解をお聞かせください。中松市長は新聞報道で、「地域の活力や税収にも影響する事態で大変重く受け止めている。雇用確保など最優先課題で取り組みたい」と答えていました。そもそも、なぜこんなにも急激に人口が減少し、転出者の 54 パーセントが 20 歳から 39 歳の若い世代かという現状をどのように認識し、どのように問題を抱え、考えているのかお聞かせください。昨日の本会議で市長も答弁されていましたが、15 歳から 64 歳までの生産年齢人口の流出には、職を求めることが要因ということが挙げられていましたが、このほかにも、家賃や水道料金が高いという理由もあります。さらに、子育て世代の中には、質の高い教育を求めて札幌へ世帯ごと転出するという大変残念な現状もあります。私は、市長公約にもある「子供を生み育てやすい環境づくり」がまさに必要であると考えます。山田前市長の計画を踏襲した 137 億円の新市立病院の建設に巨額をかけるのはいかがと主張してきましたが、子供を生み育てられない病院に巨額な税金を使うよりも、建設コストを最小限に抑え、負担を減らし、その余力で子育てや教育支援に使うべきと考えますが、いかがでしょうか。また、転出者の 54 パーセントである若者にとって、小樽のまちはつまらないという声が多く聞こえてきます。海と山があり水がおいしく、自然豊かで誇れる歴史や文化はありますが、若者にとっては刺激が少し足りないまちなのかもしれません。さらに、修学旅行中の子供たちにも話を聞きましたが、お土産物屋やマダム的な洋服屋ばかりな気がするという声がありました。ただし、札幌に住むリッチなマダムは、わざわざ小樽に服を買いに来ることもあるようですが、そういった方には価格が手ごろでバラエティーに富んでいる服屋が多いということもあるようです。雇用創出のために企業誘致することも大切ですし、移住政策に力を入れることも大事ではありますが、今いる若者たちがこのまちに何を求め、何をしたいのかを知ることも重要なことと考えます。今朝の北海道新聞で小樽出身の香山リカさんが小樽の人口減について触れていましたが、「ぜひ若い人も『30 年後、私はどういうところに住みたいか』という視点を忘れずにまちづくりを」と述べていました。将来を担う若い世代とも意見交換する場を設けていくべきと思いますが、お考えをお聞かせください。最後に、人口減少の問題に関連し、港湾の利用について提案させていただきます。6月 17 日に開かれたおたる運河ロードレースでは、これまでで最多の参加人数である 2,975 人のランナーが、小樽の歴史とロマンのあふれる港周辺へ駆け出し、にぎわいが創出されていました。この前日には市内の中心地にあるホテルのほとんどが満室状態で、私の知人が宿泊先を探すのに大変だったと漏らしていました。ロードレースのスタート、ゴール地点である色内ふ頭公園では、小樽の物産をPRする出店や食べ物屋が新たに設置されたり、観光協会の職員がクーポンつきのマップを配布するなど新たな試みを行い、さらには市の職員たちが受付など運営にボランティア参加するなど、小樽の港の有効活用に御尽力され、大変うれしく思いました。現在、市では、港湾計画改訂に向け、まずは第3号ふ頭及び周辺の再開発に関するワークショップの委員を募集しています。市民参加も促し、自由な討論を行う会議とすることには評価ができます。将来的に第3号ふ頭を国際旅客埠頭、埠頭周辺を観光船乗り場と一体となった交流空間として計画しており、これらを整備する上でのコンセプトや必要な施設配置について議論し、最終的に市に対して提言を行おうとしているとのことです。そこで、6月から供用開始とした第3号ふ頭多目的広場について伺います。第3号ふ頭基部に約 2,000 万円で整備された多目的広場は、全面アスファルト舗装で 4,500 平方メートルと大きな敷地で、にぎわいを生み出すためにイベントでの利用を促進しているようですが、これは税金をかけて整備したのに、さらに使用料を取ることにしています。その根拠は何でしょうか。多目的広場とした経緯もあわせてお聞かせください。イベント利用もそれはそれでいいのですが、利用がなければ、小樽には珍しい平らで全面舗装の敷地をさくで囲んで、市民を閉め出して遊ばせておくだけなのでしょうか。6月から多目的広場の利用についてメディアや市ホームページに掲載し呼びかけていますが、実際の利用要望はどの程度ありますか。インターネットで検索して全国の事例を見てみると、多目的広場はスポーツレクリエーション施設や遊具を設置したり、だれもが自由に利用できる、スポーツもできる場として整備し、開放している例があります。先日、神戸市に視察に行った際には、港湾地域には市民が憩える場所が多くあり、老若男女が集まって休んだり、弁当を食べたり、カップルが海を眺めながら愛を語っていたり、ストリート系の若者が自転車やスケートボードを乗り入れて、まちの財産を満喫していました。2,000 万円の税金をかけて全面舗装し、多目的に利用する市民からさらに利用料を徴収するのはいかがでしょうか。利用料を徴収するということは、2,000 万円分を補てんする資金収支計画ができているのでしょうか。年間何回の利用があると計算し、何年で返済する計画なのでしょうか、お聞かせください。前項でも述べていましたが、小樽は若者の転出が多く、人口が 12 万人に減少しました。私の周りの若者たちから伺ったところ、自由に遊んだりする場所が少なく、サークルの練習やストリート系の遊び場がなく、結局それも札幌市に流出する原因の一つとなっていると思います。若者を代表して提案させていただきますが、せっかく小樽にできた大きく平らな全面舗装の多目的広場なのですから、全国の事例を見習って、例えばバスケットゴールやフットサルのゴールをつけたり、ローラースケート、スケートボードを乗り入れできるようにするなど、若者向けの多目的広場にしてはどうでしょうか。昨日の本会議における港湾整備の答弁で、市長は客船の増加に努めたいと述べていましたが、せっかく小樽に豪華客船が寄港しても、停泊した埠頭はまだまだ整備が不十分で、いち早く整備した第3号ふ頭多目的広場は真っ黒なアスファルトの大きな空き地が広がり、利用者もなく、たださくで閉鎖されている状態では、全国の豪華客船寄港地と比べると何とも寂しい光景かと思います。にぎわいを創出する目的であれば、市民が自由に利用し、憩える場所にするほうが、その都度利用者がおり、有効的に施設を利用できるものと考えますが、今後もこの使用目的や使用料の方針を変えるつもりはないのでしょうか、お聞かせください。以上、再質問を留保し、質問を終了します。(拍手)
答弁 市長 中松義治(市長は2015年3月まで)
安斎議員の御質問にお答えいたします。財政問題と病院問題につきまして、私が答弁したもの以外については、病院局長から答弁いたしたいと思います。まず、財政問題についてですが、お尋ねのありました今回の公営企業会計制度の見直しにつきましては、民間の企業会計基準が国際基準を踏まえて見直されている中で、相互の会計の比較分析を容易にするために整合を図ることを目的としており、本市においても、平成 26 年度の予算から新会計基準を適用するべく、各企業会計において調査研究をしているところであります。新基準を適用した場合でも、借入金を会計の整理上、負債に計上することになるもので、実態が大きく変わるものではないと考えております。また、この基準を適用した場合の 24 年度当初予算における負債額につきましては、病院事業会計では固定負債 31 億 7,000 万円、流動負債4億 9,400 万円の計 36 億 6,400 万円、水道事業会計では固定負債150 億 5,600 万円、流動負債 14 億 3,300 万円の計 164 億 8,900 万円、下水道事業会計では固定負債 153億 2,900 万円、流動負債 20 億 9,700 万円の計 174 億 2,600 万円となります。なお、産業廃棄物等処分事業会計につきましては、地方債の残債等がないため負債額は発生いたしません。次に、地方公共団体財政健全化法の指標に及ぼす影響についてでありますが、総務省から示されている考え方によりますと、会計制度の見直しにより資金不足比率に影響のある項目の一部について、算入対象から除外することとしており、現状での見込みといたしましては、各企業会計において 26 年度以降に資金不足が発生する見込みはなく、経営健全化基準の資金不足比率は算出されないところであります。次に、各企業会計における退職給付引当金の計上不足額の試算と計上方法についてでありますが、まず退職給付引当金の計上不足額の試算につきましては、病院事業会計については6月 11 日の市立病院調査特別委員会で 30 億円とお示ししましたが、その他の会計について同様に 22 年度の在籍職員数を基に試算いたしますと、水道事業会計が5億 7,000 万円、下水道事業会計が3億 6,000 万円となります。なお、産業廃棄物等処分事業会計につきましては、当該会計業務を専従職員では行っていないため、退職給付引当金の計上は予定しておりません。また、計上方法につきましては、水道及び下水道両事業会計とも現時点では基本的には 15 年で均等に分割して計上したいと考えており、それで試算いたしますと、水道事業会計は1年当たり 3,800 万円、下水道事業会計は1年当たり 2,400 万円となります。次に、新市立病院の建設に係る入札の中止について、前市長の責任ということでありますが、私は昨年4月に、小樽市政の運営について市民の負託を受け、前山田市長から市政を引き継ぎ、私の公約の重点項目の一つとして新病院の建設事業を進めてまいりました。新病院の規模や内容につきましては、決定に至った経緯なども踏まえて、妥当なものと判断しております。また、建築内容につきましては、耐久性を考慮して採用した外装材などがありましたが、決して豪華なものとは考えておりません。入札が2度中止されたことは大変遺憾であり、市民や患者の皆様には御心配をおかけすることとなり、大変申しわけなく思っておりますが、一日も早く着工できるよう作業を進めることが私の責務であると考えております。次に、不採算医療等の機能を担う公的病院等に対する市町村からの助成の拡充についてですが、平成23 年度は、2次救急医療に対する補助金額は、済生会小樽病院へ 436 万 1,000 円、小樽協会病院へは 350万 5,000 円を支出しております。また、周産期医療支援事業費としては、小樽協会病院に対して 720 万円を補助金として支出しております。平成 23 年度からの特別交付税措置の対象拡大に伴い、周産期医療支援事業費を 24 年度は 1,417 万円へ増額したところであります。今後も、この補助事業については継続していく考えであります。次に、人口減について幾つか御質問がありました。まず、小樽市の人口が 13 万人を割り込んだことについてですが、昭和 39 年の約 20 万 7,000 人をピークに、転出による社会減とあわせ、近年では、死亡者数の増加と出生者数の減少による自然減も拡大している状況にあります。人口の減少は、経済の縮小など地域社会の活力にも大きな影響があるものと考えており、大変重く受け止めているところであります。人口減に対する特効薬はありませんが、今年度予算で重点施策に位置づけた経済・雇用対策により、雇用の場の確保を図る事業を積極的に推進するほか、子供を産み育てやすい環境づくりなど、人口減を最小限にとどめるための施策を着実に進めていきたいと考えております。次に、人口が減少し、転出者の多くが若い世代であることについてですが、昭和 34 年以降、転出者が転入者を上回る、いわゆる転出超過の状況となっており、ここ数年の動きを見ても、特に 20 代を中心とした若い世代が多く転出しています。社会や産業の構造が大きく変化していく中、企業の市外への移転や、港湾の物流が太平洋側へシフトするなど、本市の経済は縮小し、多くの若い世代が職を求めて札幌市などへ転出したことが大きな要因と認識しています。特に、若い世代の流出によって、地域活力が衰退するほか、次世代の子供たちをはぐくむ世代であることから、本市の人口動態にも大きな影響を与えるものと考えております。次に、新市立病院の建設負担を減らし、その余力を子育てや教育支援に使うべきとのことですが、新病院の建設は、地域の基幹病院として重要な役割を果たすものであり、市民の命と健康を守っていくため、早期に建設を進めていく必要があると考えています。一方、次世代を担う子供たちのため、また、人口対策の観点からも、安心して子供を産み育てることができる環境づくりや、健やかな教育環境づくりなどは大切であると考えておりますので、引き続き重要な施策の一つとして取り組んでまいりたいと考えております。次に、若い世代と意見交換する場を設けることについてですが、私は、市民参加の市政運営が大変重要であると考えていることから、「市長への手紙」や「町会長と市との定例連絡会議」のほか「市長と語る会」などを通じて直接に市民の皆さんとの懇談を重ねておりますので、若い世代との意見交換につきましても、そういった御意見がありましたら検討してまいりたいと考えております。次に、港湾計画について何点か御質問がありましたが、まず第3号ふ頭多目的広場の使用料を徴収する根拠と経緯についてでありますが、この多目的広場は、臨港地区内にある港湾緑地とは異なり、小樽市港湾施設管理使用条例に定める港湾施設用地であることから、同条例に基づき使用料を徴収するものであります。また、経緯につきましては、合同庁舎の建替えにより、新合同庁舎の市有地と旧港湾合同庁舎の国有地との交換により取得した用地であり、クルーズ客船が係留する第3号ふ頭基部に位置し、本市を代表する観光スポットの小樽運河にも近いことから、今後とも小樽港の交流空間としての有効活用を図るために、潮まつりなど各種イベントにも利用できる多目的広場として整備したものであります。次に、利用要望についてでありますが、利用の受付を開始してから3週間程度と短いことから、現在のところ7月以降、潮まつりなど3件のイベントで、延べ 16 日間の使用を受け付けております。また、電話などによる問い合わせも数件寄せられているところであります。次に、資金収支計画についてでありますが、この多目的広場は官民が主催する祭典、展示会、フリーマーケット、見本市等の各種イベントにも利用できる港湾施設であり、第3号ふ頭利用高度化事業の一環で、国の交付金により整備を行ったものでありますので、港湾関係起債事業のように償還計画に基づき運営する施設に該当しないため、資金収支計画は作成しておりません。次に、使用目的や使用料の方針についてでありますが、この多目的広場は利用を開始して間もないことから、当面は現在の方針で進めてまいりますが、この区域のにぎわいを創出するための各種イベントにも使用できるよう整備したものでありますので、今後の利用実態や利用希望者の意向も確認しながら、より多くの市民や団体などに活用していただけるよう、この広場の運用について検討してまいりたいと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 病院局長 並木昭義(病院局長は2025年3月まで)
安斎議員の病院に関する御質問にお答えいたします。初めに、公営企業会計制度の見直しによって不納欠損額が増えることによる対策強化や、不良債務化による資金がショートすることへの対応についてのお尋ねがありました。平成 23 年度における不納欠損額は、両病院合わせて約 500 万円であります。その内訳としましては、本人死亡によるものが約 230 万円、住居不明などによるものが約 270 万円となっています。また、未収金の不良債務化により資金ショートが生じた場合の対応とのことでありますが、不納欠損額は、今後、年間数百万円台で推移することを見込んでおり、資金ショートにつながるような影響が出ることはないと考えています。いずれにいたしましても、未収金及び不納欠損額を減少させることは重要なことと考えておりますので、引き続き未収金対策を進めてまいります。次に、公営企業会計制度の見直しによって建設分の長期借入金が負債となる、そのことで新市立病院建設に影響が出るのではとのお尋ねがありました。企業債については、これまで借入資本金に計上していましたが、今回の見直しにより負債に計上することになります。また、翌年度償還の借入金は流動負債に計上するため、流動負債が増加し、資金不足比率が上昇する要因となります。総務省は、今回の見直しが健全化指標に影響がないよう必要な調整を行うとしています。したがって、この翌年度償還の借入金は、健全化指標の算入対象から除外措置されるとなっていることから、新市立病院建設への影響はないものと考えております。次に、病院事業会計において、退職給付引当金の義務化などにより今後 10 年間の退職金及び収支計画の試算と、リース取引を資産計上することによる影響についてのお尋ねがありました。今年度以降の定年退職者の退職金を試算したところ、平成 24 年度から 33 年度までの 10 年間で総額約20 億 3,000 万円となり、1年平均にすると約2億 3,000 万円となっております。今後の収支計画において、新制度では退職給付引当金を約2億円計上する必要があります。見かけの収益収支はその分悪化しますが、現金収支を伴わないことから、資金収支計画上の影響は少ないものと考えています。最後に、リース取引の資産計上による影響は、会計処理の方法が変わりましても、リース契約内容に変更がないことから、実質的にないものと考えています。ただし、新市立病院開院に向けて、リース取引を活用するかどうか慎重に検討していきたいと考えております。次に、公営企業会計制度の見直しによって、公的病院との比較が可能となります。それで、民間企業と同じ目線で評価、分析が可能になることに対する見解をとのお尋ねがありました。総務省は、公営企業会計制度の見直しを行った経緯の中で、地方公営企業会計制度等研究会を開催いたしました。その報告書の中で、民間の企業会計との相違点などを述べています。さらに、見直しの背景の一つに企業会計基準の見直しの進展という項目があり、民間の企業会計と地方公営企業会計相互の比較分析を容易にするためにも、整合性を図る必要があると報告しています。病院局としましても、総務省の今回の見直しに則して、比較、分析の研究を行っていくものと考えております。次に、病院建設工事について何点か御質問がありました。初めに、外装材、内装材などの仕様変更の項目と削減額についてであります。外装材や内装材などの仕様の見直しについては約 60 項目を候補として、現在、設計の見直し作業を行っており、価格面を含め検討しているところであります。見直し例としては、外壁PC板を複合断熱パネル板に変更することや、ステンレス製の手すりをスチール製亜鉛メッキの手すりに変更することなどを検討しています。これらにより、工事費の影響は、現在、精査中でありますが、一方で、市況を反映させるための増額要素もあることから、全体の工事費については現段階ではお示しすることはできません。次に、なぜ外壁に塗装ではなくタイルを選んだのかについてであります。病院建設のトータルライフサイクルコストにおいてイニシャルコストの割合は約 20 パーセントであり、コストのほとんどはランニングコスト等が占めると言われております。このため、当初設計では、弗素樹脂クリア塗装と比較して初期費用では大きく違いがないことから、耐久性やランニングコストを考慮して、外装にタイル張りを採用したところであります。次に、医療機器費に分離発注にする分の金額についてであります。現在、設計の見直し作業中であることから詳細な額はお示しできません。ただし、分離する工事としましては、手術室パネル工事や、放射線シールド工事等を検討中であります。これらの工事は、材料がユニット化されていることや特殊な工事であります。このことから、メーカーの責任施工とする分離発注をするほうがメリットもあると考えています。次に、建設費を圧縮しても全体の総額が上がるのではないかとのお尋ねがあります。医療機器は、現在 28 億円の事業費を予定しており、今後、医療機器等を選定していく中で、今回の工事費を吸収できないか検討するなど、事業費の総額ができるだけ上昇しないように努めてまいります。次に、一括して大手ゼネコンに発注し、建設費を圧縮したほうがよいのではないかということについてであります。発注方法については、専門性を生かしたより質の高い施工とすることや、本議会でのこれまでの議論や陳情の趣旨を踏まえて、地元への経済効果を図るため5工事に分離発注することにしたところであります。発注方法の詳細につきましては、本議会でのこれまでの議論や陳情の趣旨等を尊重しなければならないと考えているところでありますが、新たに設置した発注検討部会で改めて検討されますので、その検討結果に従ってまいりたいと考えております。(「議長、6番」と呼ぶ者あり)
再質問 6番 安斎哲也
再質問させていただきます。設計の見直しについてですが、今回、仕様を見直しするということであれば、1度目の入札のときにそういった問題がないと言っていたのですけれども、そのときにできたのではないのでしょうか。なぜそのときにしなかったのか、お示しください。それと、医療機器分の工事を分離発注するということなのですけれども、ユニット化、メーカーの責任施工が行われるメリットがあるということなのですが、これも同じく当初から検討できたのではないでしょうか。もし、本体工事をやって、医療機器が入ってきて工事をするということであれば、二重に工事するということになっていたのではないでしょうか、御説明をお願いします。あと、初期費用が変わらないのでタイルを選んだということなのですが、ではなぜ一部弗素樹脂の塗装を選んでいるのか、その説明をお願いします。あと、下請発注額を担保した上での総合評価落札方式も視野に入れて、今後、発注の見直しを検討していただきたいと思うのですが、その点について御見解をお示しください。
答弁 経営管理部長 小山秀昭
安斎議員の再質問にお答えいたします。まず、設計の見直しや分離発注を、1回目の入札の後でなぜしなかったのかということでございますが、結果的には今回見直しすることになりましたが、1回目の見直しのときには、設計者から当時の積算内容で落札することができるという報告書が出ておりましたので、それであれば予算の範囲内でよりよいものをつくろうということで考えていたものでございます。それとタイルについて、一部弗素樹脂の塗装を導入しないのかということでございますが、どういう意味かちょっとよくわかりませんが、その場所によってタイル張りをしたり、塗装で終わらせたり、そういうことはあると思いますので、すべてをタイルにするというわけではございません。この辺については、今、鋭意検討をしている最中でございます。それから、総合評価落札方式でやるべきというのは、たぶん御質問の趣旨は一括発注の中でということだと思いますが、先ほど局長が答弁したように、今、発注方法については、発注検討部会のほうで検討しておりますので、その結果に従いたいということでございます。(「議長、6番」と呼ぶ者あり)
再質問 6番 安斎哲也
1回目の見直しのときに報告書が出て、それで積算できて、予算内でできるということだったのですけれども、それでできなかったのであれば業者に対して何らかの責任を問う必要があると思うのですが、市立病院調査特別委員会で、その入札遅れによって何千万円か影響するということであったので、それについて責任を追及するべきと思いますが、お答えください。それと、タイルと塗装の部分なのですけれども、塗装の部分が一部ありますので、もしランニングコストとか初期費用を考えた上でタイルのほうがよいのであれば、全部タイルのほうがよかったのではないかという疑問だったのですけれども、私の調べた中では塗装のほうが安いということと、ランニングコストもそれほどかからないというものが出てきたものですから、それについてもう一回説明をお願いします。
答弁 経営管理部長 小山秀昭
まず、設計者の責任についてでございますが、実施設計自体は一応完結しているわけですから、それについて損害賠償等を求めることはできないと判断しております。ただ、設計者に対しては、今回の設計の内容に基づいた予定価格で入札が成立していないわけですから、そこに入札が成立して、さらには発注、施工、そのほかその後の維持・管理についても責任を持って対応するように申し入れておりまして、ただいまその発注に向けた積算、それらの見直しについて作業中でございます。あと、タイルのことでございますが、それぞれの外壁がどういう場所にあるか、例えば常に雨風にさらされる場所なのか、一部引っ込んだ場所といいますか、風雨の影響を受けない場所、また塗装を塗り直すのに足場が大規模に必要な場所とか、そうではない場所、そういうものを使い分けることを、今、検討しているところでございます。