みんなの議会

小樽市議会 平成23年第2回定例会 2011年7月6日

(1)中松市長の公約について/(2)庁内専用ホームページ「よもやま掲示板」について/(3)北運河周辺の観光計画について

2011年7月6日、小樽市議会の一般質問で、安斎哲也議員が「中松市長の公約について」「庁内専用ホームページ「よもやま掲示板」について」「北運河周辺の観光計画について」について質問し、市長 中松義治、教育長 上林猛、産業港湾部参事 鈴木勇三、建設部長 竹田文隆、総務部長 迫俊哉が答弁しました。

質問者
安斎哲也 議員
答弁者
市長 中松義治、教育長 上林猛、産業港湾部参事 鈴木勇三、建設部長 竹田文隆、総務部長 迫俊哉

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 6番 安斎哲也

一般質問をいたします。中松市長は、公約で「市民力を生かした『活力あるおたる』の創造」と掲げ、持続可能な地域社会と活力ある地域経済の確立が必要であり、そのためには小樽の歴史と伝統の上に立った「市民力」を今こそ結集し、市民・行政と協働で創意工夫をしながら、「活力あるおたる」を創造していくことを約束し、4月の市長選挙で当選されました。本議会は、市長にとっても私にとっても初の定例会となりますが、市長は初日の本会議で所信表明され、クルーズ客船の寄港増に向けて積極的な誘致活動を展開します、稲一再開発ビルの再生に向けて積極的な取組を進めます、雪対策や自然災害に向けた体制を強化するなど、改めて自身の公約について述べられました。しかし、その中身は総論で、どのように積極的な誘致活動を展開するのか、積極的な取組をどのように進めるのか、どのように体制を強化するのか、具体的な施策が見えてこない所信表明となりました。ここで、市長が選挙前に配布された「中松よしはるの公約」に沿ってお尋ねいたします。まず、公約1の「様々な連携による地域経済の活性化をはかります」についてですが、第3項で「経済団体などと連携を図り、商業環境の変化に対応した商店街づくりを支援するとともに、稲一再開発ビルの再生に向けて積極的に取り組みます」としておりますが、経済団体などとどのように連携を図るのか、お示しください。山田勝麿前市長は、2007 年の選挙で、旧丸井今井小樽店の再活用に積極的に取り組みますとの公約を掲げましたが、再活用どころか、小樽グランドホテルは閉館、小樽開発株式会社は破産し、ビルは競売にかけられ、現在も幽霊ビルのままとなっております。この原因の一つに、地権者との交渉不調が挙げられておりますが、3期 12 年務めた山田前市長が全く解決できずに公約未達成となった問題を、新人の中松市長はいつまでにどのように解決されるのか、抽象的ではなく、具体的にお聞かせください。第4項では、「商業港としての機能の充実と港湾振興を図りつつ、クルーズ客船の小樽港寄港に向けて積極的な誘致活動を展開するとともに定期コンテナ航路や国内フェリー航路の維持と利用促進を図ります」としていますが、これらの施策について取組をお聞かせください。6月 17 日に小樽商大で開かれた、伊藤整の御子息で都市計画専門の早稲田大学特任教授伊藤滋氏による講演を聴講してまいりましたが、伊藤氏から小樽について、日本全国で人口が減るが、小樽はもっと総体的に厳しくなる、魅力度調査は現場とイメージが違う、そのずれの最たるは小樽、神戸より上とは思えない、イメージがあるならそのイメージに合わせてまちを変えなければならないなどと厳しい御意見をいただきました。また、10 年ぐらいしっかりまちを整備すると、小樽は魅力あるまちになる、クルーザー遊覧の港を整備すること、中途半端に貨物船を入れているのではなく、倉庫を改装してマンションにして、家からすぐヨットに乗れるようにしてはどうかなどのアイデアもいただきました。今後、港湾計画を改訂するとしておりますが、市長や市職員だけではなく、専門家や市民の声を反映させた新しい発想の下で、抜本的に第3号埠頭のイメージを変えるビジョンが必要と思いますが、市長のお考えをお聞かせください。現在は、倉庫の屋根に「ようこそ小樽へ」と細い字で塗装したり、埠頭一部を舗装し、10 人から 20人程度のボランティア団体が旗を持って手を振るだけの歓迎式典を開催するなど、小手先ばかりの整備に終始しております。また、埠頭には商業用倉庫が並び、客船が入ってきたとしても、粉じんが飛び、異臭が出るなどの苦情も多くあります。将来的に交流・生活ゾーンと位置づけられているのにもかかわらず、埠頭には市民や観光客が憩えるようなベンチ一つありません。規模は違えど、東京の隣の横浜のように、札幌の隣の小樽として、山下公園にとまでは言いませんが、汚い倉庫が目の前に並び、汚れた貨物船が停泊する商業埠頭ではなく、白い豪華客船と青い海を目前に、若いカップルが恋を語り、子供連れの家族がゆったりと時間を過ごせるような美しい魅力的な空間に整備してほしいと思います。今後の整備は迅速に進めていく必要があると考えますが、中松市長の御見解をお聞かせください。昨年の国の重点港湾選定から小樽港は外れましたが、山田勝麿前市長は国土交通省に出向いてどのように説明をしてきたのでしょうか。たった一度だけ出向いて、よろしくと頭を下げただけと聞いておりますが、選定された釧路の海老名市長は毎月のように出向いてお願いしていたとのことです。結局、前市長の行動が重点港湾選定から外れるという事態を招いた一つの要因と言わざるを得ません。国は、日本海側にある港湾施設の国際競争力を高めるため、秋に日本海側拠点港の選定を行うとしております。小樽市は外航クルーズ拠点港としての選定を目指し、今月下旬にも国に提案することにしているとのことですが、どのような方針で臨まれるのでしょうか。民間出身を強調して当選された中松市長の手腕に期待されますが、重点港湾選定の際の役人出身の前市長の二の舞にならぬよう、積極的な取組を進めていただきたいと思います。公約2の「安心・安全で住みやすい環境整備を進めます」についてですが、第4項では、雪対策や自然災害に向けた体制の強化により、安心・安全なまちづくりを進めるとしておりますが、どのように強化を図り、安心・安全なまちづくりを進めるのでしょうか。特に、雪対策では、毎年多くの市民から御意見、御要望が市に届けられていると思います。昨年度は何件で、どのような内容が多かったのか、お知らせください。本年度は新たな試みとして、市民の方々に対して雪対策に関するアンケート調査を実施し、今後の計画策定の参考とするとしております。このため小樽市では、6月 22 日付けで、各町会に雪対策に関するお知らせとアンケート調査票を配付しました。しかし、この雪対策に関するお知らせについては、各町会とは別途に、町会の方々への回覧を依頼しております。ある町会では、町内回覧には 70 部必要だと連合町会に希望しているのに、市からはたったの 10 部しか渡されなかったと伺いました。お金がなく経費節減のため、70 部ではなく 10 部刷って配付したとのことですが、その後、町会が依頼すると、新たに60 部を郵送したとのことです。なぜ最初から依頼のある部数を配付しないで、無駄に郵送するという二重の手間をかけたのでしょうか。本当に町会の方々に雪対策に関するお知らせを回覧し、安心・安全なまちづくりを進める気があったのか、お聞かせください。道内では、ニセコをはじめ余市や札幌などの近隣都市で、道路の路肩に溝を掘って雪を河川まで運ぶ流雪溝を設置している事例があります。札幌市では、流雪溝が整備された路線は運搬排雪が行われなくなり、地域でつくる運営協議会が責任を持って施設を有効活用しているとのことです。高島地区にもそれと似たような施設があります。毎年、同程度の予算規模で同様の対策をしているだけでは、今後も市民からの苦情は減ることにはなりません。体制の強化の一つの施策として、流雪溝の設置を市内で推進するお考えはないのか、御見解をお聞かせください。これまでに調査・検討されているのでしたら、小樽市におけるメリット・デメリットをお示しください。公約3の「教育環境の充実と、文化芸術・スポーツの振興を進めます」についてですが、第3項では「市民の誰もが文化芸術活動やスポーツに親しみ、参加できる環境づくりを進めます」としていますが、4年間でどのような環境づくりを行うのか、お示しください。第6次総合計画の前期実施計画では、新・市民プール整備事業として、平成 23 年度から 25 年度までで先進事例の調査、関係団体との協議、基本設計、実施設計が盛り込まれております。教育長は、本定例会の教育行政執行方針でも、新・市民プールの建設につきましては、引き続き建設予定地の調査を行うとともに、利用者の利便性を考え、民間施設の活用について検討してまいりますと表明されました。しかし、利便性が高く、5,000 平方メートルというような要件を満たす場所はなかなか見つからないのが現状だと思います。現在の高島プールでは、選手育成するにも手狭で、公認大会も開かれないことから、素質を持っていても伸び悩んでしまう現状があります。また、住民福祉の向上の観点からも十分な施設とは言えず、市民からは新・市民プールの早期建設が強く求められております。現在の進捗状況と課題をお知らせください。次に公約4の「市民共調の街づくりを進めます」についてですが、第1項では「市民の意見を行政機関に反映させる仕組みづくりを進めます」としていますが、どのような仕組みづくりなのか、お聞かせください。今回の政治資金規正法事件を機に、市民の方々から厳しい視線が市役所に向けられており、市民の声を市政に反映することが強く求められております。この事件を受けて市民センターで開かれた講演会、「健康な小樽市を作ろう」で紹介されたサクランボで有名な東根市では、地元のNPO法人に総合窓口業務を委託し、市民目線で市政を意識改革する好機となっていると聞いております。また、東根市では徹底した情報公開がなされており、市民の個人情報以外は原則公開し、市民の市政への積極的な参加による開かれた市政を実現させております。小樽市が徹底した情報公開を行い、市民の積極的な参加による開かれた市政を実現させていれば、今回の事件のように、部長決裁の際にこそこそと一部候補者の政治資金パーティーの券を売買することにはならなかったのかもしれません。これまで小樽市の政策立案過程が全くわからず、ただ市が決定した政策だけが公表されておりますが、これでは市長の言う市民の方々が持つ多くの知識やアイデアから成る市民力を生かすことはできないと思います。政策立案過程も市民にオープンにし、庁内会議も公開しなければ、市民力を生かせないのではないでしょうか。中松市長の市民力とは一体何なのでしょうか。次に、パーティー券事件での庁内掲示板書き込み削除についてお尋ねします。6月 17 日の北海道新聞に、市職員が庁内専用ホームページのよもやま掲示板に投稿した「がっかり政治資金規正」との題名の書き込みがシステム管理者によって削除され、閲覧できなくなったと報道されました。まず、この掲示板の設置に至る経緯、役割をお示しください。これまで削除された投稿があるのか、削除された投稿があるならば、どのような事例なのか、お聞かせください。また、書き込み削除にはどういう基準が設けられているのか、お示しください。報道によれば、今回の書き込み削除は、建設的な内容ではなかったことを理由に挙げております。投稿を削除したといっても、データ通信や利用状況を残すログは残っていると思いますので、どのように建設的ではなかったのか、内容をお示しください。そもそも、この掲示板は発言自由な掲示板とうたっているのに、この発言を削除する行為は、職員の間で事件に関する自由な発言機会を奪う行為との不満の声も出ているようです。市長の御見解をお聞かせください。最後に、北運河周辺の観光計画についてお尋ねしますが、小樽市では、平成 18 年に、小樽観光の新たなステージとなる今後 10 年を見据えた小樽市観光基本計画を策定しました。この中で、中央・手宮地域は小樽港に面し、小樽運河をはじめ旧日本郵船小樽支店や日銀金融資料館などの歴史的建造物、手宮線跡地などの観光資源が数多く点在し、小樽ならではの景観を形成しているとしております。この地域の展開方策として、観光客の地域内回遊性の向上を挙げておりますが、市としてどのような取組をしているのか、お聞かせください。また、その効果もあわせてお知らせください。手宮は、鉄道のゼロマイル起点として重要な役割を担いました。現在の車社会の中、今度は車観光のゼロマイル起点として、手宮のまちから市内を回遊させる新しい観光誘致策を図ってはいかがでしょうか。この新たな観光誘致策として、手宮の総合博物館を道の駅に登録してはいかがでしょうか。2010 年の北海道道の駅スタンプラリーの応募者数は 8,957 名おり、このうち完走賞は 2,471 件となっております。道の駅に登録することによって、新しい観光客誘致にもつながると思います。北海道内にある道の駅のうち、国道ではなく、博物館のように道道に面した場所に道の駅が設置される例もあります。博物館を利用すると、新たに休憩所を備えた施設を整備する必要はありませんし、20台分の駐車場、10 器以上の便器数など、道の駅の登録要件が整っております。歴史ある施設のほか、手宮公園、緑化植物園など、小樽らしい自然豊かな観光資源が点在するこの手宮地区の博物館施設を道の駅に登録してはいかがでしょうか、前向きに御検討いただきたいと思います。以上、再質問を留保し、質問を終了します。(拍手)

答弁 市長 中松義治(市長は2015年3月まで)

安斎議員の御質問にお答えいたします。初めに、私の4年間の重点公約について何点かお尋ねがありました。まず、経済団体などとの連携についてでありますが、商店街支援につきましては、今後とも小樽市商店街振興組合連合会などの関係団体と情報や意見の交換などを通じ、十分な連携を図りながら、空き店舗の有効活用、イベントの開催、販売促進事業に対する支援など、各種の施策を総合的に実施してまいります。また、稲一再開発ビルにつきましては、昨年、小樽商工会議所内にプロジェクトチームが発足したことから、情報の収集、共有など、密接に連携を図ってまいりたいと考えております。次に、同ビルの再生についてでありますが、これまで建物が共有名義であることや地権者の関係など、課題が多くあったことから売買契約成立には至りませんでしたが、今年に入り競売に移行し、売却可能価格が明らかになったことにより、売買の動きが加速するものととらえております。現在、裁判所による競売手続の一方で、小樽開発株式会社の破産管財人が施設の任意売却及び再生に向け、関係者と協議を行っているところであります。今後の見通しにつきましては、現時点では競売手続の終了が一つのめどとなるものと考えておりますので、市といたしましては、既に第1種大規模小売店舗立地法特例区域の指定を受けており、引き続き施設の再生に向けた取組を進めてまいりたいと考えております。次に、小樽港について何点か質問がありました。まず、港湾振興についてのお尋ねでありますが、基本的には官民一体となったポートセールスが重要と考えており、貿易セミナーや荷主懇談会などを通して情報収集や情報発信に努めてまいりたいと考えております。なお、クルーズ客船の誘致につきましては、船社や旅行代理店を訪問する折、北しりべし定住自立圏内の町村と連携しながら、魅力ある観光プランを提案するとともに、小樽港貿易振興協議会をはじめとする関係団体と協働して受入れ態勢の充実強化を図り、寄港増に向けた積極的な誘致活動に取り組んでまいります。また、定期コンテナ航路や国内フェリー航路につきましては、船社や代理店との連携を密に、道内外の荷主訪問を行うなど、利用促進に努めてまいりたいと考えております。次に、第3号埠頭の計画策定についてでありますが、港湾計画や長期構想を策定する際には、これまでも関係団体のほか、有識者、市民の方々などから広く意見を伺い、取りまとめてきたところであります。第3号埠頭の具体的な整備方針につきましては、今後進めていく港湾計画の改訂作業の中で検討していくことになりますが、この地区はまちづくりの視点からも重要な位置を占めておりますことから、広く市民の声を聞きながら進めてまいりたいと考えております。次に、第3号埠頭の整備内容についてでありますが、第3号埠頭は小樽駅から港に至る重要な都市軸上にあることから、観光振興の面でも大変魅力的な空間であると認識しており、将来的には小樽港ならではの魅力ある国際交流空間としての活用を目指したいと考えております。なお、具体的な整備に当たりましては、現状の物流活動との調整が必要でありますことから、条件が整い次第、段階的に進めていくことになると考えております。次に、重点港湾選定の際の対応についてでありますが、選定基準があいまいで、納得できる説明もなく、甚だ遺憾であったと思われますが、前市長としても直接国土交通省に行き、当時の担当政務官や港湾局長に面談の上、定期航路を有する小樽港の拠点性や大型クルーズ客船に対応する機能強化の必要性について説明し、重点港湾への選定を強く訴えたものと承知しております。次に、このたびの日本海側拠点港への対応方針についてでありますが、国の募集要領では、日本海側港湾に求められる機能ごとに大変厳しい選定基準が示されておりますが、小樽港といたしましては、背後観光地のクルーズ拠点としての選定に向けて応募したいと考えております。なお、応募に当たりましては、クルーズ客船寄港地としての優位性や北海道観光への貢献度などを訴え、拠点港の選定に向け、しっかり取り組んでまいりたいと考えております。次に、雪対策や自然災害に向けた体制の強化についてでありますが、雪対策につきましては、除排雪、凍結路面管理などを一括して委託する地域総合除雪や除雪弱者を対象とする置き雪対策、老朽化したロードヒーティングの更新を行うとともに、国道や道道の管理者と連携を図りながら、市民ニーズに即応した円滑で効率のよい除排雪に努めていきたいと考えております。自然災害につきましては、自然災害発生のおそれがある場合、危険性のある場所から安全な場所へ迅速かつ的確に避難することが非常に大切です。このたびの東日本大震災では、津波が各地に壊滅的な被害をもたらし、多くの方が犠牲になりました。本市におきましても、津波に対する体制強化が急務であることから、今年度、津波ハザードマップを作成するための基礎調査を実施し、他市町村の作成例も参考にしながら、津波ハザードマップの作成に向けて取り組んでいきたいと考えております。また、本年8月に北海道から示される津波避難計画策定の指針に基づき、沿岸部の地形や地域の特性も考慮した津波避難計画の策定作業に取りかかるなど、津波からの避難体制の整備、強化を図って、安心・安全なまちづくりを進めてまいりたいと思っております。次に、昨年度の除排雪に関する御意見、御要望の件数についてでありますが、北地域を担当する第1ステーションが 391 件、松ケ枝地域の第2ステーションが 427 件、桜・朝里地域の第3ステーションが848 件、銭函地域の第4ステーションが 150 件、手宮地域の第5ステーションが 411 件、勝納地域の第6ステーションが 355 件であり、合計 2,582 件となっております。また、御意見等の内容につきましては、除雪依頼が一番多く、次に排雪依頼、除雪後の苦情、砂箱への砂補充の順となっております。次に、雪対策に関するお知らせについてでありますが、今後の除排雪計画策定の参考とさせていただくため、初めての試みとして、各町会役員の皆様に除排雪に関するアンケートをお願いしましたが、あわせて市民の皆様に、昨年度の取組について周知を図るため、除雪費や降雪量を記載した雪対策に関するお知らせを配付したところであります。その際、回覧に必要な部数を配付しなかったことから、現在、不足分について各町会に持参しているところであります。今後につきましては、市民の皆様からいただいた御意見、御要望を踏まえ、より充実した除排雪により、安心・安全なまちづくりを進めてまいりたいと考えております。次に、流雪溝の設置についてでありますが、過去に検討を行った経緯があり、一般的には排雪費用の軽減につながるなどのメリットはある一方で、本市においては、急坂により流速が速くなるため、十分な水深が確保できないこと、また必要な水量が確保できる河川が少ないこと、さらには上下水道等の地下埋設物の移設が必要なことから、建設費が多大になるなどのデメリットがあるため、整備を断念したものであります。次に、文化芸術・スポーツ振興について、4年間でどのような環境づくりを行うのかとのお尋ねですが、本市の特徴として、豊かな自然や歴史的遺産、長い歴史にはぐくまれた伝統文化があり、こうした財産を活用した文化・芸術、スポーツ活動が行われています。先日開催された運河ロードレースには、道内外から多くの選手が訪れ、過去最高の参加者数となりました。また、最近は能楽堂や総合博物館を利用し、市民レベルでさまざまな取組が行われております。こうした取組は、市民だけでなく、小樽を訪れる観光客にもアピールできるものであります。私といたしましては、教育委員会の意見も聞き、活動団体との連携を図りながら、観光振興とリンクした施策に取り組んでまいりたいと考えております。次に、市民の意見を行政機関に反映させる仕組みづくりについてですが、これまでも市長への手紙やまち育てふれあいトーク、町会長と市との定例連絡会議やパブリックコメントの実施などを通じて御意見を伺い、まちづくりに反映されてきたものと認識しております。私といたしましても、まちづくりの主役は市民であるという認識の下、市民の皆さんの御意見を市政に反映していくことは必要であると考えておりますので、これまでの施策を着実に進めるとともに、他都市の事例を参考にするなど、さらなる取組について検討してまいりたいと考えております。次に、市民力についての御質問ですが、市民力とは、市民の皆さんが有するまちづくりの可能性やヒントとなる多くの知識やアイデアであり、多様化する市民ニーズや地域課題にこたえるためには、この市民力の活用が必要なものと考えております。私が公約に掲げた「市民力を生かした『活力あるおたる』の創造」を進めるためには、市民の皆さんとの間に確かな信頼関係を築くことが重要であると考えております。そのためには、市民参加による懇談会や説明会の開催、パブリックコメントの実施など、市民の皆さんへの情報の公開を図ることで情報の共有に努め、信頼関係に基づく市民力を生かしたまちづくりを進めてまいりたいと考えております。次に、庁内専用ホームページ、よもやま掲示板設置の経緯と役割でございますが、この掲示板は庁内LANの一つの機能として、平成 14 年3月から運用を開始し、その役割としては、事務の改善を図ることを基本とし、有益な情報が掲載されているホームページを他の職員へも知らせることや、自分の担当業務について他課の職員の意見を広く求めるなど、職場の中だけではできないコミュニケーションを図るために設置したものであります。次に、過去に削除された書き込みについてですが、特定の職員への誹謗中傷や選挙時の特定候補に関する書き込みなど、数件の事例があります。次に、書き込み削除の基準についてですが、特に削除についての基準は設けておりません。事務の改善を図るなどの設置目的にそぐわないものについては、システム管理者の判断の下で削除をしております。次に、今回削除された書き込みがどのように建設的でなかったのかということについてですが、今回の書き込みは特定の職員を誹謗中傷するような内容であり、今回の政治資金規正法違反事件の再発防止などについて、職員間での議論につながるような内容ではなかったため、システム管理者が削除したと聞いております。次に、今回の書き込みの削除が職員の自由な発言の機会を奪う行為であると不満の声が出ているとのことについてでありますが、この掲示板はインターネット上の掲示板とは異なり、あくまでも庁内LAN上の掲示板ですので、業務の改善や庁内のコミュニケーションに役立つものであることが前提となります。発言自由な掲示板とはいえ、その内容が設置目的にそぐわないものについては、削除せざるを得ない場合もあると考えております。しかしながら、掲示板は職員間のコミュニケーションを図る上で重要なものであると考え、業務についての意見交換の場として有効に活用してもらいたいと考えております。次に、北運河周辺の観光計画についてお尋ねがありました。初めに、中央・手宮地域における観光客の地域内回遊性の向上についてでありますが、これまでもこの地域の回遊性向上のため、おたる案内人マイスターの皆さんに提案をしていただいた北運河をテーマにした新しい周遊型観光コースのマップを作成し、観光客に提供しているほか、この地で開催されるイベントの周知宣伝などにより、地域内の誘客にも積極的に取り組んでいるところであります。さらに、この北運河コースは、今春からJR東日本による道央圏の街歩きツアーに採用されており、個人旅行向けの新しい着地型商品としてますます周知が図られるものと期待を寄せております。また、取組の効果についてでありますが、昨年は機関車庫三号の修復工事が完了したこともあり、総合博物館本館や手宮洞窟保存館などでは、前年を上回る入館者数があったところです。今後とも、この地域の持つ歴史的景観が生み出す小樽ならではの魅力を発信することで、市内における観光客の回遊性向上に努めてまいりたいと考えております。次に、総合博物館を道の駅に登録できないかとの御質問ですが、道の駅は道路利用者のための休憩機能、情報発信機能、まちとまちとが手を結び、活力ある地域づくりをともに行うための地域連携機能という三つの基本的機能を有した休憩施設であると認識しております。総合博物館は、御存じのとおり、社会教育施設であり、道の駅として求められる機能を有していないほか、総合博物館の利用者以外の駐車場を新たに確保し、24 時間対応のトイレやサービス施設などの道の駅としての機能を整備することは、総合博物館の利用に支障を来すことになりますので、総合博物館を道の駅として登録することは困難であると考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 教育長 上林猛(教育長は2015年12月まで)

安斎議員の御質問にお答えいたします。新・市民プールについてでございますが、教育委員会といたしましては、これまで道内の他の市の公営プールの調査を行うとともに、利用者へのアンケート調査や利用団体などとの話合いを行ってまいりましたが、現状では、公認の 25 メートル8コース、幼児用プール、採暖設備などが必要との要望が寄せられております。また、市営プールの利用者には子供や高齢者が多く、公共交通機関の利便性の高い場所で 5,000 平方メートル程度の面積が必要とされますので、現在、建設場所については市長部局とも連携をし、候補地の検討を進めているところでございます。(「議長、6番」と呼ぶ者あり)

再質問 6番 安斎哲也

再質問させていただきます。まず、稲一再開発ビルの再生についてですが、競売終了後がめどということで御答弁いただきましたけれども、それはいつで、その後どういうふうに動いていくのか、お聞かせください。次に、港湾計画の改訂についてですけれども、まちづくりの観点からも重要で、広く市民の声を聞くという答弁をいただきましたけれども、どのように市民の意見を聞いていくのか、お聞かせください。次に、流雪溝についてですけれども、先日、隣の札幌市で話を伺ってきたのですけれども、流雪溝の設置にはお金がかかるということで、今後の取組はなかなか難しいというお答えをいただきました。ただし、市民へのきめ細かな除排雪をしていくために、個人宅で融雪溝を設置する際の融資制度などを設けているというふうに聞きましたので、もし市長が安心・安全なまちづくりを目指すのであれば、そういった新しい融資制度などを御検討いただけないかと思っております。御意見をお願いします。次に、よもやま掲示板についてですけれども、特定の職員を誹謗中傷されたということで削除したということなのですけれども、誹謗中傷というのはどのようなものだったのか、言語なのか、それとも職員がした行為について批判をしているのか、その点をについて、職員が特定されない程度にお知らせください。次に、道の駅についてなのですけれども、総合博物館の登録は困難だということで御答弁いただきましたけれども、観光業者や観光関係者などに伺うと、やはり今後の観光施策の一つとして、道の駅が欲しいという意見が結構ありました。ですので、総合博物館に限らず、小樽市内に道の駅を設置することができないかなど、検討するような場をつくっていただきたいと思います。まず、それについてお答えください。

答弁 市長 中松義治(市長は2015年3月まで)

まず、稲一再開発ビルにつきましては、現在、裁判所による競売手続の一方で、小樽開発株式会社の破産管財人が任意売却等に向けて、手続をしているところでございます。時期については、まだはっきりいつということは申し上げられませんけれども、できるだけ早くそういったことが実現するとよろしいかと、こんなふうに思っております。港湾計画と流雪溝については、後ほど部長のほうから答弁させていただきます。次に、総合博物館を道の駅に登録できないかという件でございますけれども、今、小樽市内には残念ながら、道の駅が一つもございませんので、何とかどこかで道の駅ができないかということについて、以前からそういうような計画というか、話合いもしておられますので、何とかそういった面については私としても検討していきたいというふうには思っておりますけれども、総合博物館を道の駅にというのは少し厳しいのかというふうに思っております。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 産業港湾部参事 鈴木勇三(産業港湾部参事は2011年7月まで)

第3号埠頭の計画に関して再質問にお答えいたします。まず、第3号埠頭のまちづくりの上でのポテンシャルということは以前から申し上げておりますけれども、一つは、小樽駅から真っすぐの都市軸上にあって、いわゆる港町としての小樽の雰囲気といったものを象徴するような空間であるという部分がございますので、これについては市民の関心も相当高いのだろうというふうに思っております。もう一方、港湾の視点から見ますと、小樽港に入ってきた入港船が真正面に見えるところが第3号埠頭ということになるわけでございますので、その意味でも港にとってのステータスシンボルといった地区になり得るポテンシャルを有しており、こういった部分については当然ながら広く市民の意見を伺って、どういうふうな整備の方向を目指すべきかという部分を伺っていくのが重要なことと考えております。具体的な市民の声の聞き方でございますけれども、従来から行っているパブリックコメントの方法ももちろんあるわけでございますけれども、今後、港湾計画の改訂を進める中でさまざまな懇談会なりが設けられることになると思います。その中で、従来でありますと、ほとんどは団体を代表する方々から成るメンバーで構成されておりましたけれども、先ほど山口議員の御質問の中でもございましたけれども、将来ビジョンを考えたときに、いわゆる一般市民の方にもできるだけ入っていただこうという、そういった試みを実はやりました。まだ決めていませんけれども、今後もそういった視点で、例えば一般市民から公募することも含めて、どんな形で一般市民の意見を組み入れていくか、これについては検討していかなければならない、そういうふうに考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 建設部長 竹田文隆(建設部長は2011年7月まで)

融雪装置に対する助成制度についてでありますけれども、平成 18 年度までは市の直貸し制度という制度がございました。19 年度からは、北洋銀行との協調融資で同じ融雪装置に対する融資制度を持っていますので、もし希望者がいればそれを御利用いただくという形になります。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 総務部長 迫俊哉(総務部長は2015年3月まで)

私からは、よもやま掲示板の削除の件について答弁させていただきたいと思います。削除された内容ですので、詳細については答弁できませんけれども、市長の答弁と重複する部分もございますけれども、今回の政治資金規正法にかかわる違反事件にかかわった職員に対する誹謗中傷であったということでございます。(「議長、6番」と呼ぶ者あり)

再質問 6番 安斎哲也

稲一再開発ビルの再生についてですけれども、時期が早急にわかればということで御答弁いただきましたけれども、その後どういうふうに動いていくのかをお聞かせいただきたいと思います。次に、港湾計画の改訂の件で、一般市民の公募して酌み取っていくように検討したいということでしたけれども、以前、総合計画を策定する際に、私の知人が委員として参加していたのですけれども、その委員が何か市からたたき台が出た案に対して意見を出すと、そんなこと言っているのではないと、それを聞いて、了承すればいいのだというような話を言われたというふうに聞いていますので、そういうことがないように、ぜひ取組を酌み取っていただきたいと思っています。次に、よもやま掲示板の誹謗中傷についてですけれども、そのかかわった職員をどういうふうに誹謗中傷したのかというのを、可能な範囲でお聞かせいただきたいので、よろしくお願いします。

答弁 市長 中松義治(市長は2015年3月まで)

安斎議員の再々質問についてお答えいたします。まず、稲一再開発ビルでございますけれども、先ほども答弁したように、競売で、今、法的な形で進んでおります。それから、管財人としては任意売却を含めて、いずれにしても今あのままにしておかずに何とか早く購入していただける、そういったところを見つけていきたいというふうに思っております。それで、どういう方がそれを取得されるのかということが一つの問題でございますので、どういう方が取得されるのか、取得された方がどういうふうにするのか、そういったことについては、その取得された方と協議をして、できるだけあの辺のにぎわいづくりになるような、そういう活用をしていただきたい、このように思っているところでございます。あとの二つについては、部長から答弁させます。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 産業港湾部参事 鈴木勇三(産業港湾部参事は2011年7月まで)

市民公募で選考した委員の意見についてもよく聞くようにといったお話でございましたけれども、総合計画のときに、実は私も担当しておりまして、ある程度の状況というのは承知しておりますけれども、決して市民の方の意見をすべて拒否したといったことではございません。委員間の議論の中ではいろいろな激しいやりとりがあったのは記憶してございますけれども、私どもとしては、全体の意見を皆さんたたき合わせて、委員同士での議論がある中での全体を聞いた上で、最終的な取りまとめを、委員長なり座長なりの御判断もいただきながらまとめていったという経緯はございます。港湾計画につきましても、同じような答弁ということになるわけでございますけれども、一人一人の意見がすべて採用されるかどうかというのは、それはまた別問題だと思いますので、やはり懇談会なり委員会なり全体の意見として、総意の下にまとめていただきたいと思っていますし、行政としてもそういった部分を尊重しながら、組み入れて計画をつくっていくことになるのだろうというふうに思っております。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 総務部長 迫俊哉(総務部長は2015年3月まで)

掲示板から削除された書き込みの内容についてということですけれども、庁内の掲示板に掲示しておくことがふさわしくない内容ということで削除をさせていただいたものですから、答弁は差し控えさせていただきたいと思います。

出典:小樽市議会 平成23年第2回定例会 2011年7月6日 議事録 PDF(140ページ) 間違いを知らせる