小樽市議会 平成23年第2回定例会 2011年7月6日
(1)市営墓地について/(2)介護予防について/(3)精神障がい者等の支援について/(4)ペットの飼い主のモラル向上について
2011年7月6日、小樽市議会の一般質問で、千葉美幸議員が「市営墓地について」「介護予防について」「精神障がい者等の支援について」「ペットの飼い主のモラル向上について」について質問し、市長 中松義治、病院局長 並木昭義が答弁しました。
- 質問者
- 千葉美幸 議員
- 答弁者
- 市長 中松義治、病院局長 並木昭義
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 2番 千葉美幸
第2回定例会に当たり、一般質問をいたします。昨年より、市営墓地について御相談があり、数か所の墓地に足を運んでみました。今ごろの季節は墓地内の草刈りなどが行われていないため、正直、雑然としている感があります。また、中にはお墓らしきものは見えますが、雑草が背丈ほど生い茂り、何年もの間放置されているように見受けられる区画がございました。そこで、市営墓地の抱える問題や課題、管理や整備について、確認をしたいとの思いで質問をさせていただきます。初めに、市営墓地の設置目的についてお聞かせ願います。次に、市営墓地の現状について伺いますが、市が経営する墓地は 14 か所、区画数は現在1万 5,651となっており、小樽市墓地は条例の制定年から推測しても、長い年月をかけ、区画が増設されてきたと思われます。市では区画増設がどのようなお考えで進められてきたのか、お聞かせ願います。小樽市は高齢化が進んでおり、墓地のニーズは決して低くはないと思われますが、市営墓地の空き区画数と待機者数について、過去5年間分をお示しいただき、小樽市の人口や民営墓地等の設置状況から、適正な区画数について、市長の御見解をお聞かせ願います。小樽市墓地内を見回すと、草木がうっそうと生い茂り、長年お参りに来た形跡がないお墓が点在し、少子高齢化はお墓を守る承継者にも影響が出てきていると感じております。小樽市墓地の使用についての遵守事項はどのようになっているのか、使用権の消滅について、決められている事項についてもお示し願います。また、過去に使用権が消滅した件数とその理由をお聞かせ願います。御相談の一つに、隣接するお墓がコケや草で覆われ、荒れているため、我が家のお墓まで悲しげに感じてしまう、隣のお墓の使用者に連絡できないものか、そのようなお話もございました。将来にわたって市民の皆様が気持ちよくお墓参りできるよう、墓地の無縁化を防ぐためにも、使用者等の管理や実態把握を定期的に行うことが重要と考えます。小樽市ではどのように行っているのか、お尋ねいたします。また、使用者や承継者等が不明になっている件数について、把握されていればお示し願います。次に、小樽市墓地敷地内の整備について何点か御質問いたします。小樽は山坂が多く、市が経営する墓地に関しても、敷地内には急な坂道が多くございます。車道や通路は舗装されている場所が多くはないため、雪解け水や大雨によって土や砂利が流れ、区画場所によっては、お墓の中まで水や土砂が流れ込んでいる状態のところがございました。そこでお伺いいたします。1点目に、市営墓地の管理はだれがどのようにされているのか、お聞かせ願います。2点目に、墓地内の整備に関して、毎年どのくらいの予算が計上されているのでしょうか。過去3年の決算額から、その財源内訳と整備事業の内容もあわせてお示し願います。3点目に、小樽市墓地の1区画は6平方メートルで、使用料は1区画につき3万円、銭函第2墓地にあっては6万円を前納することで使用ができ、公共性から低廉な使用料設定となっておりますが、この使用料の設定金額の考え方についてお示し願います。4点目に、自治体によっては、墓地の使用者から受益者負担として管理料を徴収し、墓地内の環境整備に努めているところもあるようですが、このような取組について、お考えをお聞かせ願います。墓地によっては、通路や階段の補修、駐車場の整備、高齢者の方からは、通路が急斜面のため、手すりを設置してほしいとの要望箇所もあります。今後、長きにわたり市営墓地を管理、経営していくのであれば、再整備に向け、墓地整備計画を推進すべきと考えますが、市長の御見解をお聞かせ願います。この項の最後に、合葬埋蔵施設について伺います。お墓についての考え方は、近年、随分変わってきたように感じており、個人個人の宗教観の違いや経済的理由、子々孫々に負担をかけたくないなど、お墓を必ずしも必要としない考え方も出てきております。高齢の方からは、お墓もつくれず、納骨堂に納める永代供養料もないので、夫のお骨を自宅に保管したままにしているとのお話もございました。合葬埋蔵施設の中には、骨つぼ単位で収納し、一定の期間経過後に、骨つぼから出して骨を共同埋蔵したり、初めから共同埋蔵を選択できるなど、個人の意思が反映される利点があります。昨年には、小樽市でも、札幌市が行っている合同納骨塚について検討するとのお話がございましたが、その後、他都市などへの視察などは行われたのでしょうか。今後の検討課題や問題点がありましたら、お聞かせ願います。無縁墓地と思われるお墓が見受けられる本市でも、共同利用のお墓について、市民ニーズの把握に努め、スピード感を持って取り組むべき課題と思いますが、市長の御所見を伺います。次に、介護予防についてお伺いいたします。小樽市は、人口全体の 31.5 パーセントが高齢者となり、市長が公約で述べられているように、高齢者の方が元気で生きがいを持って暮らせるまちが求められております。高齢者の方からも、寝たきりにはなりたくない、子供に面倒をかけたくない、また住みなれた地域で生活したいなど、自立を望む声が多くありますが、高齢化とともに国の要介護者の増加は顕著で、平成 22 年4月現在 496 万人を超え、介護費用を見ても、2010 年度当初予算ベースで 7.9 兆円となっており、制度が始まった 2000 年度の約2倍以上に膨らんでおります。今後は、予防又は要介護状態の軽減、若しくは悪化防止のために必要な介護予防の取組がますます重要であることを踏まえ、平成 21 年第1回定例会の厚生常任委員会で、予防事業の効果の検証についてお伺いしました。そこで、第5期介護保険事業計画に向けての予防事業の考え方と、事業効果の検証の取組についてお示しください。また、介護予防の重要性をまず広げていく取組を進めていきたいとの御答弁でしたが、今日までどのように取り組まれてきたのかについても伺います。次に、介護支援ボランティアのポイント制度について伺います。元気な高齢者の特徴は、地域活動に積極的であったり、知識や経験を生かし仕事をしていたり、趣味を生かして人の輪を広げたり、社会参加されている方に多いとも言われております。家族や地域社会の中で必要とされている、ほかのだれかに頼りにされていることに、高齢者のみならず、私たち人間一人一人も大きな生きがいを感じます。市内の介護関連施設を訪問すると、高齢者の皆さんが歌や踊り、ゲーム等、リハビリを取り入れたイベントの時間には、本当に生き生きと笑顔になっている場面に出会うこともございます。これらのイベントは、高齢者のボランティアの皆さんが施設を訪問し行っている場合も多く、その方々にお話を伺うと、自分も高齢者ですが、施設の皆さんの楽しそうな笑顔を見て逆に元気をもらっていますと、生き生きと答えられました。会場づくりも地域に住む高齢者の方々がお手伝いをしており、てきぱきと動いている姿を拝見していると、介護という言葉からは遠い年代に見え、地域に貢献する、頼りにされていることが元気の源のようであります。平成 21 年第2回定例会の代表質問で、介護支援ボランティア制度導入について伺っておりますが、本制度は、高齢者が介護支援ボランティア活動を通して地域貢献することを奨励及び支援し、高齢者自身の社会参加活動を通して介護予防を推進するために実施する事業であります。高齢者が介護保険施設等でボランティア活動を行った場合に、その実績に応じて付与されるポイントを、本人の申出により換金できる仕組みです。平成 19 年度、東京都稲城市で始まった本制度は、平成 22 年度からは介護分野を超えた市民活動へのポイント制度まで成長し、介護保険料の引下げ効果においては、平成 20 年度ベースで、一月当たり 11.1円と示されております。実施する自治体も増加し、登録数も、2010 年には1万人は超えたとの報道もございました。元気な高齢者を増やし、介護予防の効果も期待できる取組として、小樽市でも検討すべきと再度訴えたいと思いますが、市長の御見解を伺います。この項の最後に、高齢者向け健康遊具について伺います。高齢者が寝たきりになる要因として、脳血管疾患や認知症、転倒、骨折などが挙げられております。中でも、御本人が注意することで防ぐことができる転倒や骨折は、日ごろの運動で予防効果を高めることができると言われております。小樽市の介護予防サービスでは、筋力アップなどの取組はどのようにされているのか、平成 21 年、22年度の利用状況をお示し願います。市のサービスを利用する場合、決められた時間に決められた場所へ出向くことが多く、その利用も問い合わせが必要です。高齢者の方々が好きな時間に簡単に利用できる環境をつくることも大切ではないでしょうか。市内の公園の様子を見ると、親子連れのほかに、高齢者が散歩やお孫さんを連れ、よく利用されております。このような身近な場所に、介護予防として高齢者向けの健康遊具を設置することは、自由な時間に無理なく利用することができ、1人でも利用可能なため、閉じこもり防止にも期待ができると考えます。筋肉の柔軟性の向上や身体調整と筋力強化、姿勢とバランスの向上などが期待できる健康遊具の設置を検討願いたいと思いますが、市長の見解をお伺いいたします。また、地域介護・福祉空間整備推進交付金の活用もできるとされておりますので、お考えについてもお伺いいたします。次に、精神障害者等の支援について伺います。障害者自立支援法第 87 条第1項の規定に基づき、障害福祉サービス等の円滑な実施を確保することを目的として、障害福祉計画が作成されております。第2期小樽市障害福祉計画は、障害者自立支援法第 88 条第1項に、障害福祉サービス相談支援及び地域生活支援事業の提供体制の確保に関する計画と規定され、平成 18 年度に策定した小樽市障害者計画と調和を図りながら、障害者等が自立した生活を営むことができるよう、障害福祉サービス等の必要量とその確保に関する3年間の実施計画と位置づけるものとされております。今まで委員会等で質問させていただいておりますが、第2期計画終了期間の平成 23 年度末まで残り9か月となりましたので、日本では特に遅れていると言われている精神障害者等の支援について何点かお伺いいたします。初めに、行動援護と重度障害者等包括支援サービスについてです。小樽市の第2期福祉計画の中では、実施事業所が、平成 21 年度ゼロとなっており、本サービスの充実を望む声が知的障害児や精神障害者のいらっしゃる御家族から寄せられております。現在の実施状況についてお聞かせ願います。また、本サービスについて、整備が進まない理由についてもお聞かせ願います。行動援護支援は、行動する際に生じる危険を回避するために必要な援護、外出時における移動中の介護など、行動する際に必要な援護を行うとされ、障害者にかかわる支援者の役割は非常に重要であります。一人一人の行動障害の特性を踏まえ支援しなければならず、突発的に起こるリスクに対しても的確に判断し、対応しなければなりません。より専門性が求められる支援者は、精神障害者等の地域生活の移行が進められる中、市が積極的に人材育成に取り組む必要があると考えますが、御見解を伺います。次に、地域生活移行支援について伺います。本計画の中でも、北海道と連携し、退院可能な精神障害者が地域で生活できるよう、支援体制の整備に努めるとされております。国が示した第2期障害福祉計画では、平成 24 年度までに、精神科病院の入院患者のうち、受入れ条件が整えば、退院可能な精神障害者の解消を目指すとあります。計画目標の基本数値となっている平成 17 年、小樽市では、退院可能精神障害者が 38 名おり、第1期計画期間の平成 18 年度から 20 年度までに、知的障害者も含め 19 名が地域生活に移行されました。第2期計画で、今現在、地域生活に移行された精神障害者等は何名なのかについてお示しください。また、地域生活に移行された方々の予後調査はされているのでしょうか。調査状況も含め、伺います。第3期障害福祉計画に向け、退院可能な精神障害者の減少にかかわる数値目標については、さらに検討が加えられるとお聞きしております。精神障害者等が地域生活に移行するに当たり、小樽市の課題や問題点、今後の取組について、市長の御所見を伺います。前任期に委員会等で、新市立病院の精神科病床数削減について質問をさせていただきました。医療センターの病床利用率が、平成 22 年5月は 87.7 パーセントと高い率になっており、医療センターを除く精神科は市内4か所で、ベッド数が 853 床、市内全体の精神科の病床利用率は、平成 20 年実績で 84.2パーセントとお聞きいたしました。このことから、新市立病院の精神科ベッド数が 100 床から 80 床に減少することに懸念を抱いておりますが、現在把握されている数値はそれぞれどのようになっているのか、お示しください。退院が可能な精神障害者の方々の転院や地域生活の移行が計画的に進まなければ、患者やその家族に影響を与える心配があります。第二病院時代には、200 床を 150 床に減らす段階でデイケアを立ち上げ、移行してきた経緯もあるようですが、新市立病院開業まで具体的にどのように進められるのか、伺います。国では、平成 23 年度予算で、精神障害者アウトリーチ推進事業の特別枠7億円が計上されました。本事業は、障害者の地域移行、地域生活支援の一環として、未治療者、治療を中断している重症患者などへ、アウトリーチにより、医療・保健・福祉サービスを包括的に提供し、丁寧な支援を行うため、多職種チームによる訪問活動やこれらに従事する者への研修等を実施する事業であります。モデル事業としての要素が多いことから、民間の精神科病院において実施する要件のようですが、公立病院の病床削減にかかわる考え方も述べられており、定額補助があることからも、本市が活用できないのか、伺います。最後に、ペットの飼い主のモラル向上について伺います。少子化や核家族化が進むと同時に、ペットをお持ちの方が増加し、早朝や夕方に、犬の散歩をされる方がビニール袋などを持って歩く姿をよく見かけます。しかし、一部の飼い主の方がマナーを守らないため、私どものところにも苦情が寄せられ、毎年苦情件数が増えているのが現状です。ふんが放置されたままになっている、必要以上にリードを長くしているため庭を荒らされた、公園内で犬を放し飼いにしているので子供が怖がっているなどです。ペットに関する苦情はいろいろあると思いますが、過去3年間の苦情件数と主な苦情内容についてお示しください。ペットが家族同様と言われる時代になった今、家族の一員であるペットを身勝手に捨てることや、マナーを守らないでふんなどを放置する行為に対して、行政としても飼い主のモラルに強く訴えなければいけないときなのではないでしょうか。小樽市では、犬の係留や飼育、捨て犬の禁止等が小樽市畜犬取締り及び野犬掃とう条例で定められており、罰則についても規定されております。現実には罰金を適用したことはないと伺っておりますが、適用に至らない理由についてお聞かせ願います。苦情の中でも、ふんの苦情は直接聞くことが多く、マナーを守っている飼い主の方からも、対策を講じてほしいとの要望が多くございます。今まで市のホームページ上で、犬・猫の飼い方について周知を図っておりますが、観光地小樽の環境美化を図るためにも一歩踏み込んだ取組の検討が必要と考えますが、市長の見解をお聞かせ願います。他の自治体では、道路や公園に放置されている犬のふん対策として、放置場所に警告用カードを置いて、飼い主に処理を促す「イエローカード作戦」を始めており、これは「地域ぐるみの取組である」、また「他人の目がある」、「ふんの放置は許さない」という地域の態度を示すことで飼い主の心に訴えかけ、モラルの向上を図る取組です。作戦の効果について、兵庫県高砂市では、平成 21 年にアンケートを行ったところ、効果があったという回答は8割、犬のふんが以前に比べ半分以下になったという回答は5割であったようです。この効果の検証からも、町会や自治会等協力団体の下、モデル地域での実施を検討願いたいと思いますが、御見解を伺います。以上、再質問を留保し、質問を終わります。(拍手)
答弁 市長 中松義治(市長は2015年3月まで)
千葉議員の御質問にお答えいたします。初めに、市営墓地について何点かお尋ねがありました。まず、市営墓地の設置目的についてでありますが、昭和 23 年5月に制定された墓地、埋葬等に関する法律によって、墓地の経営主体は公衆衛生及び公共の福祉の観点から、原則として市町村等の地方自治体としたため、それまで市内の各地域単位で維持・管理していた墓地を、小樽市墓地及び火葬場条例を定めて、市営墓地として位置づけたものであります。次に、墓地の区画増設の考え方についてでありますが、本市の墓地の場合、位置的にも、地形的にも、厳しい状況の中ではありますが、市民要望も勘案しながら、可能な限り敷地を確保し、増設をしてきたところであります。次に、過去5年間の市営墓地の空き区画数及び待機者数についてでありますが、平成 18 年度は空き区画数 154 で待機者数は 92 名、19 年度は 178 区画で 108 名、20 年度は 187 区画で 97 名、21 年度は 219区画で 72 名、22 年度は 225 区画で 58 名となっており、空き区画数は年々増加する一方、待機者数は減少しております。適正な区画数については、今後、人口動態やお墓に対する個人の考え方の変化などを勘案しなければなりませんが、市としては、空き区画を十分有していることから、現在の区画数は適正なものと考えております。次に、墓地使用に伴う遵守事項についてでありますが、小樽市墓地及び火葬場条例施行規則第9条の規定において、使用を許可された墓地は年1回以上清掃すること、墓碑、墓標及び工作物の高さは地盤から3メートル以下とすること、樹木は高さ3メートル以下とし、通路、隣接地等に障害を及ぼさないようにすることなどが明記されております。また、使用権の消滅については、小樽市墓地及び火葬場条例第 14 条に、墓地の承継者がいなくなった日から3年を経過したときや、墓地の使用者及びその家族が住所不明等になった日から放置のまま 20年を経過したときに消滅するものと規定しておりますが、本市においては、この規定に基づいて実施した事例はありません。次に、使用者等の実態の把握についてでありますが、本市では埋葬届やお墓の相談に来られた際に、現在の使用者の氏名や居住確認を行っているところであり、使用者や承継者等の不明件数については、現時点で把握しておりません。次に、市営墓地の管理についてでありますが、墓地として使用許可を受けてお墓を設置した者が区画一帯を管理し、その他の空き区画や通路などは市が管理しております。次に、過去3年間の墓地の整備費についてでありますが、平成 20 年度は特に大規模な整備は行っておりませんが、平成 21 年度は地域活性化・経済危機対策臨時交付金を、また平成 22 年度は地域活性化・きめ細かな臨時交付金及び地域経済活性化等推進資金基金を活用して、これまで懸案であった各墓地の舗装及びのり面保護工事、階段の手すりを設置するなど、大規模な整備を行いました。整備費用につきましては、平成 21 年度は 690 万 9,000 円、平成 22 年度は 1,154 万 8,000 円となっております。次に、使用料の設定金額の考え方についてでありますが、当時の近隣市町村の使用料を参考として、昭和 57 年4月より、一区画3万円と設定したところであります。なお、市民から増設の要望が多く寄せられていた銭函地区にあっては、土地確保のめどが立ったことから、平成 10 年度に銭函第2墓地を設置しており、使用料については、整備に要した全体事業費や他市町村の使用料を勘案しながら、6万円と設定したものであります。次に、墓地の管理料の徴収についてでありますが、道内では札幌市や帯広市などにおいて、墓地公園として整備された大規模な墓地のみを対象にして、使用料のほかに管理料を徴収しております。この管理料は、墓地公園内の休憩所などの共益施設の管理に充てるためのものであり、小樽市ではそのような管理形態の墓地がありませんので、現時点では管理料を徴収することは考えておりません。次に、今後の墓地の整備についてでありますが、平成 21 年度、22 年度に実施した大規模な整備によって一定程度の整備は終えたものと考えておりますが、今後においても、施設の状況や市民要望を踏まえながら、墓地の整備を行ってまいりたいと考えております。次に、共同利用のお墓についてでありますが、昨年、北海道内の自治体で唯一合同のお墓を設置している札幌市を担当課が視察してまいりました。視察の結果、施設の設置場所の確保やお墓の仕様、使用料設定の考え方、利用申込者の範囲、運営維持管理体制など、整理すべき多くの課題がありましたが、市長への手紙や議会の質問など、これまで寄せられた御要望を踏まえて、今後、小樽市において、共同利用のお墓の設置が早期に実現できるように努めてまいりたいと考えております。次に、介護予防について何点かお尋ねがありました。まず、第5期介護保険事業計画に向けての予防事業の考え方についてでありますが、今月 11 日に予定している全国介護保険担当課長会議において、第5期計画の基本的な指針が示されることになっておりますので、この指針に基づき、今後、開催される第5期計画の策定委員会において協議を進めてまいります。また、介護予防の事業効果の検証の取組については、現在、介護予防事業の拡大と事業の確立に努めているところでありますので、一定程度事業が落ちついてから、先進市の検証事例などを参考に研究してみたいと考えておりますが、検証はなかなか難しいものと認識をしております。次に、介護予防の重要性を広げる取組などについてでありますが、毎年7月に、介護予防の普及、啓発を目的に、介護予防フェアを開催するとともに、平成 21 年度からは地域包括支援センターが中心となり、地域版介護予防フェアを三つの圏域で展開しております。平成 22 年度の参加人数は、介護予防フェアが 176 名、地域版介護予防フェアは3圏域合計で 309 名の参加があり、フェアでは骨密度測定や脳年齢測定などに加え、アミューズメントカジノなど、ふだん体験できないプログラムを取り入れ、介護予防の必要性を認識する機会として大変好評を得ております。これらの事業とともに、平成 23 年3月には、広報誌に「元気なうちから介護予防」として各種事業内容や基本チェックリストの特集を組んでおり、徐々にではありますが、市民への普及、啓発が進んでいるものと考えております。また、平成 22 年度に、保健所の保健師2名を介護保険課に配置し、介護予防事業の一元化と体制強化を図り、事業の拡大に努めております。次に、介護支援ボランティアのポイント制度についてでありますが、以前の御質問の際には、第5期介護保険事業計画におけるアンケート調査で、ボランティ活動に対する市民ニーズを把握したいと答弁させていただいております。アンケート調査については、65 歳以上の要介護認定を受けていない高齢者を無作為に 1,000 名抽出し、本年5月 25 日から6月 15 日までを期間に実施したところであり、現在、集計作業中であります。まずは、ボランティアの受け手である施設等とボランティア活動に関する市民ニーズがバランスよく存在しているのか、さらにボランティアを管理する組織の体制づくりなどの課題を整理し、あわせて先進市における費用対効果などを改めて検証した上で、策定委員会において、今後の方向性の検討を進めていきたいと考えております。次に、本市の介護予防サービスのうち、筋力アップなどの利用状況についてでありますが、筋力アップの取組は、健康総合大学の身体的プログラムとスポーツクラブで行う通所型介護予防事業で取り組んでおります。それぞれの事業の利用状況については、健康総合大学の延べ参加人数は、平成 21 年度 2,852人、22 年度 4,177 人と、前年度と比較し 1,325 人増加しております。また、通所型介護予防事業の延べ参加人数は、平成 21 年度 16 人、22 年度 607 人と、前年度と比較し 591 人の増加となっております。次に、市内の公園に、介護予防として高齢者向けの健康遊具を設置してはどうかとの御意見でありますが、市内には1か所、朝里川公園のゲートボール場付近に健康遊具を設置しております。道内においては、冬期間に使用できないハンデなどにより、現状では設置している公園は少ないと聞いておりますが、高齢化率の高い本市の特性でもありますので、検討してみたいと考えております。なお、設置の際には、地域介護・福祉空間整備推進交付金の活用は可能であると思われます。次に、精神障害者等の支援について何点か御質問がございました。私がお答えをさせていただいたもの以外は、後ほど並木病院局長から答弁いたします。最初に、行動援護と重度障害者等包括支援サービスの現在の実施状況についてでありますが、行動援護を行う事業所は、4月に1事業所が開設されましたが、重度障害者等包括支援サービスを行う事業所は、まだ開設されておりません。現在の実施状況は、行動援護の給付認定を受けておられる方は 14 名で、実際に支援を受けている方は5名となっています。一方、重度障害者等包括支援サービスは、給付認定を受けられている方は2名となっており、日常生活の介助や家事の援助などの支援を行っております。また、整備が進まない理由についてでありますが、ただいま申し上げましたように、支援対象となる方が少なく、ニーズが少ないためと思われております。次に、精神障害者等の地域生活の移行が進められる中、専門性が求められる支援者の人材育成についてでありますが、同じ障害でありましても、それぞれの特性に違いがあるとお聞きしております。特性に対応した支援を行うためには、障害に対する一定の知識や理解、経験といったものが求められるものと思われます。本市といたしましては、本年度、保健所において、精神保健福祉相談員1名に加え、新たに保健師1名を配置して支援体制の強化を図っておりますし、福祉部においても、今後、相談窓口を設置し、担当者を配置しまして障害者の方々の悩みや困り事などに対応し、自立に向けた支援を行っていくほか、北海道や関係機関、事業所との連携を深めてまいりたいと考えております。次に、第2期計画で地域生活に移行された精神障害者等の方々についてでありますが、まず、精神障害者の方々につきましては、北海道が北海道障害者福祉計画に基づき、2年に1回、直接、医療機関を調査して把握することとなっており、平成 21 年度、22 年度の人数につきましては、本年度中に調査するものと聞いております。なお、小樽市介護給付等の支給に関する審査会の判定に基づき、支援を行っていた施設の判断により、地域生活に移行された知的障害の方は、11 名となっております。また、本市では、精神障害者の退院後の予後の調査につきましては、医療機関から依頼がある場合、地域生活が安定的に維持できるよう、保健所が訪問するなどして、退院後の状況把握と支援に努めております。なお、第2期計画が開始された平成 21 年度からこれまでに、69 人の方々に延べ 930 件の訪問等により状況把握を行うとともに、必要な支援を行っております。次に、精神障害者等が地域生活に移行するに当たっての課題や問題点、今後の取組についてでありますが、地域生活の移行は、障害者が社会復帰する上で望ましいことでありますが、まず受入れ態勢の整備が重要な条件ですので、地域住民の理解やそれに基づいた支援体制の構築が必要となります。国際的には、障害者の権利に関する条約により、障害による差別をなくする取組が進められており、日本においても、障害の有無によって分け隔てられることなく、相互に人格と個性を尊重し合いながら共生する社会の実現を目指し、障害者基本法の改正が行われているところでありますが、本市においては、今年度中に、平成 24 年度から平成 26 年度を計画期間とする第3期小樽市障害福祉計画を策定する予定となっております。策定に当たっては、今後示されます国の指針を踏まえ、数値目標の設定などを決定いたしますが、策定作業の中で先進的な取組事例を調査・研究し、共生社会の実現に向けた支援のあり方などの検討も行うところですが、特に精神障害は疾病であるという認識が必要であり、地域生活に移行する場合、医療を核とした支援体制が不可欠であることから、北海道と連携を図るとともに、医療機関の協力を得ながら、受入れ態勢の整備や支援の方法についても検討してまいりたいと考えております。次に、医療センターの精神科における病床利用率についてですが、平成 23 年5月の病床利用率は 75.6パーセントとなっております。また、市内で精神科を有する医療機関数及び市内全体の精神科の病床利用率ですが、医療センターを除いて4か所設置されておりますが、その病床数の合計は 853 床となり、医療センターを含む市内全体の精神科の病床利用率は、平成 21 年実績で 91.7 パーセントとなっております。次に、精神障害者アウトリーチ推進事業の本市での活用についてでありますが、本事業は精神障害者が在宅生活の継続を図ることができるよう、実施機関となる精神科病院等が精神科医や看護師などによる多職種チームを結成し、24 時間の支援体制を設けることに加え、実施医療機関又は同一地域の公立病院において、一定の精神科病床を削減することが基本となっております。本事業は、都道府県が民間の精神科病院等に委託して実施するもので、本市がみずから活用するものではありませんが、今後も情報収集に努めてまいりたいと考えております。次に、ペットの飼い主のモラル向上について何点かお尋ねがありました。初めに、過去3年間のペットに関する苦情件数についてでありますが、犬に関しては、平成 20 年度は111 件、21 年度は 144 件、22 年度は 137 件で、内容としては、散歩の際や係留場所から一時的に離れる放し飼いが最も多く、次いでふんの放置や鳴き声となっております。また、猫に関しては、飼い猫と野良猫の合計数となりますが、平成 20 年度は 133 件、21 年度は 122 件、22 年度は 123 件で、主な内容は、ふんによる付近の汚染となっております。犬・猫以外のペットに関する苦情はございません。次に、これまで罰金が適用されていない理由についてでありますが、小樽市畜犬取締り及び野犬掃とう条例では、ふんの放置などの不適切な飼育については、飼い主が行政指導などに従わない場合に罰金を適用することになっておりますが、現在のところ、そのような事例はないため、罰金の適用はありません。また、犬の係留違反や捨て犬については、保健所職員が違反現場を確認することで罰金を適用できるものですが、実態としては指導に従わない悪質なケース等が対象となるため、これにつきましても同様、該当する事例がないものであります。次に、ふんの苦情への一歩踏み込んだ取組についてでありますが、本市では、これまで狂犬病予防注射の御案内や年2回の犬・猫の飼い主捜しの際に、ふんの始末に対する啓発を行っているほか、町会の回覧板でマナーの周知も行っております。これらの啓発活動の結果、犬の登録件数は年々増加傾向にある中で、ふんに関する苦情は平成 16 年度の 39 件をピークに減少しており、平成 22 年度は 17 件となっております。市といたしましては、今後も引き続きマナーの啓発に努めてまいりたいと考えております。次に、他の自治体で取り組んでいるイエローカード作戦についてでありますが、本市では苦情を受けて飼い主が特定できない場合は、イエローカードと同じような考え方に基づき、ふんの放置場所に、飼い主が必ず持ち帰るよう注意する啓発看板を設置しております。この取組につきましては、相応の効果があるものと認識しており、今後も継続してまいりたいと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 病院局長 並木昭義(病院局長は2025年3月まで)
千葉議員の御質問にお答えいたします。新市立病院の精神科病床数削減の進め方等についてのお尋ねがありました。現状の医療センターにおける精神科の入院患者数は、100 病床数のうち 80 人前後で推移しておりますので、今後の入院患者数の動向を見ながら、開院の1年ほど前から、患者の病態に合わせ、御本人や御家族とも十分に相談し、他の医療機関等との連携や地域生活への移行を進めてまいりたいと考えております。なお、新市立病院におきましては、閉鎖病棟 40 床、開放病棟 40 床の計 80 床のうち、両病棟に8室ずつ、計 16 室と、現在の4室より多くの個室を設ける予定であり、患者の病態に合ったきめ細かな対応や病床の有効利用が可能になるものと考えております。(「議長、2番」と呼ぶ者あり)
再質問 2番 千葉美幸
丁寧な御答弁をありがとうございました1点だけ再質問させていただきます。市営墓地についてであります。今まで基金を活用しながら大幅な改修等を行ってきたというお話でありました。ただ、今年、何か所か見せていただいたのですが、結構どこを直したのかというふうに見受けられる墓地も多数あったというふうに認識をしております。市長も御存じかと思いますが、偶然にも3日に、中央墓地の道路から車が転落するということで、この原因については運転が原因なのか等々、詳細を伺っておりませんけれども、その 14 か所ある墓地のそれぞれに関する安全面であるとか整備の状況は、きっちりと問題を洗い出しながら、計画的にやはり進めることが大事ではないかというふうに思っておりますので、いま一度御答弁をよろしくお願いいたします。
答弁 市長 中松義治(市長は2015年3月まで)
今、千葉議員の御質問でありますけれども、私も実際、墓地へ行ってみたことがございませんので、早急に行って、実際に私の目で確認してみたいというふうに思っております。その上で、必要であればそういうことも検討してまいりたいと思いますので、そのようにさせていただきたいと思います。