小樽市議会 平成23年第1回定例会 2011年3月2日
(1)市立病院について/(2)新共同調理場について
2011年3月2日、小樽市議会の一般質問で、成田祐樹議員が「市立病院について」「新共同調理場について」について質問し、病院局長 並木昭義、教育長 菊譲が答弁しました。
- 質問者
- 成田祐樹 議員
- 答弁者
- 病院局長 並木昭義、教育長 菊譲
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 6番 成田祐樹
通告に従い、一般質問をいたします。市立病院についてお伺いいたします。昨日の高橋議員の代表質問にて、新市立病院の起債の金額や実質的な市の負担額の答弁がありました。起債額は約128億円、そのうちの市の負担約67億円とその利息が必要であるということであり、金額として非常に大きい事業であることは間違いありません。ただ、ここで新市立病院の建設費の高い低いも重要な議論の一つではありますが、それ以前に、病院の経営状態が今よりも大幅によくならなければ、今後の返済すらままならなくなります。大きい病院を建てようが、小さい病院を建てようが、結果的に残るのは借金と一般会計からの莫大な繰り出しという結果にならざるを得ません。経営改善されていない状態で大きな金額を使った病院を建てることにリスクがあると私は考えています。ここでお伺いします。今後、平成25年度までの資金不足解消に関連して、一般会計から繰り入れしなければならない総額は幾らになると試算としていますか。また、改革プランの当初計画と比較してどの程度の差ができてしまったのか、あわせてお答えください。先月7日に行われた経営改革評価委員会においても指摘されていましたが、経営効率化にかかわる改革プランの目標数値が全く達成できていない状態にあります。職員給与比率や病床利用率など多くの数値が改革プランで出された目標数値よりも下回っておりました。そんな中で、市当局からの説明の中に、目標数値が高くて達成できなかったという発言がありましたが、その後、この改革プランにおける目標数値の変更は発表されておらず、さらに、今後の収支計画の実現も既にずれているわけですから、現在出されている改革プランの計画どおりにいくとは思えません。しかしながら、先日、会派説明の資料として出されて皆さんのお手元に配付されたカラー版の一般会計の繰入金についてのグラフでは、当初出された改革プランの数値よりも13億円近く増えています。すなわち、先日出された資料においては、今後の改革プラン変更後の計画を示していると解釈できます。ここでおかしい部分は、その資料では計画変更後のグラフを表しているのに、基となる改革プラン計画変更の具体的な数字、目標といったものは公開されていないということです。計画が変更されたのであれば、その数値が出されていない状態でグラフをつくることができるのでしょうか、非常に不思議です。ここで、お伺いいたします。一体どのような改革プランの計画変更後の数字を用いてこのグラフがつくられたのか、目標数値、金額を含めた詳しい内容を早く知りたいと思っておりますが、この改革プラン計画変更の発表がいつになるのかお聞かせください。少なくとも、今みたくグラフだけが先に出て具体的な中の数字がかなり後ということが起きないように、事前にくぎを刺しておきます。続いて、新共同調理場の設置についてお伺いします。この質問に関しては、現在、予定されている雪の花酒造跡地のほかにもう一か所、公有地の拡大の推進に関する法律に基づいて小樽市に売却したいという土地があったのですが、この二つの候補地をどのようにてんびんにかけたのかについてお伺いするものです。新共同調理場の設置については、敷地面積が1万平方メートル程度必要であるとの見解を出していましたが、その面積における法的根拠は何があるのかお示しください。また、文部科学省以外に北海道独自の共同調理場の設置にかかわる要綱の通達が出ているのかもあわせてお答えください。新共同調理場が建設される平成25年度の必要な食数は7,900食程度との試算が出されています。しかし、新共同調理場の計画では9,000食をつくれる調理場というふうになっております。今後の人口減少もほぼ確実な中で、なぜ必要な食数よりも多く提供できるサイズの調理場が必要なのか、見解をお聞かせください。当然、必要な食数に比例して敷地面積が必要になるということは極めて当たり前のことであります。ここで、他市の具体的な例を挙げますと、豊川市学校給食センターでは、敷地面積7,273平方メートルで9,000食、大垣市南部学校給食センターでは、敷地面積7,644平方メートルで1万2,000食、松本市西部給食センターでは、敷地面積6,969平方メートルで1万2,000食の給食センターがつくられています。どこも8,000平方メートル以下の敷地面積で9,000食以上を賄っているわけです。1万平方メートルが果たして必要なのでしょうか。ここで、お伺いします。1万平方メートルある雪の花酒造跡地よりも安い価格で公拡法の届出を出した土地は8,000平方メートル以上あるというふうに伺っております。この安いほうの土地を買わないのはなぜかお答えください。以上、再質問を留保し、質問を終了します。
答弁 病院局長 並木昭義(病院局長は2025年3月まで)
成田祐樹議員の市立病院に関する質問にお答えいたします。初めに、平成25年度までの一般会計からの繰入れ額についてであります。病院局では、今年度の一般会計繰入金が、過去の不良債務解消のための繰入れがピークとなり約27億円と多額になったことから、今後の繰入金の推移についての説明も必要と考え、診療収益によって不確定要素の多い中ですが、大まかな見込みを試算したところであります。試算の結果ですが、一般会計からの繰入金は、平成23年度は当初予算で計上しているように17億3,400万円、24年度は17億100万円、25年度は17億2,200万円となり、23年度から平成25年度までの3年間の繰入れ総額は51億5,700万円となると試算しております。繰入金の性格別の内訳は、3年間の合計で、平成20年度に借り入れた公立病院特例債の償還分が8億500万円、繰出基準や交付税措置のルールに基づく基本的な繰入れ分が36億100万円、病院事業の収支不足を補てんするための財政支援分が7億5,100万円となっております。次に、平成20年度に策定した市立病院改革プランとの比較についてでありますが、改革プランでは、平成23年度から25年度の3年間の繰入れ額を38億1,500万円としておりましたので、今回の試算では13億4,200万円の増となります。なお、改革プランでは、地方交付税の措置額を3年間で20億5,700万円と見込んでおりましたが、平成21年度から交付税措置が手厚く見られることになったため、9億1,600万円増加すると見込まれますので、市の実質的な負担増は3年間で4億2,600万円と試算しております。いずれにいたしましても、新市立病院に向けてスタートした今、一年一年が正念場であるとの認識の下、病院局としてより一層の経営努力を行い、一般会計からの繰入れを極力抑制する中で解消してまいりたいと考えております。次に、一般会計繰入金の基となる収支計画についてであります。今回、示しました一般会計繰入金の試算の基となります収支計画については、ただいま答弁いたしましたとおり、不定額要素の多い中での概算ではありますが、平成23年度予算をベースとして、支出につきましては、退職金や起債償還などで現時点で把握できる変動要素を一定程度見込んでおります。なお、議会へはいつ示すかとのことでありますが、今回の補正予算をお願いしております一般会計追加繰入れに関する資料となりますので、今定例会の予算特別委員会に提出したいと考えております。また、改革プランの収支計画につきましては、御指摘のとおり、実績との間に乖離がありますので、今後見直したいと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 教育長 菊譲(教育長は2011年3月まで)
成田祐樹議員の御質問にお答えいたします。初めに、敷地規模の法的根拠についてでありますが、法的規制はありません。国が定める学校給食の衛生管理基準では、設備等に関する各種の規定があるほか、学校給食施設については、衛生的な場所に設置し、食数に適した広さとすることが規定されております。このたび、学校給食共同調理場の建設に当たり、1万平方メートル程度の敷地を必要とした理由は、国の衛生管理基準に基づき9,000食規模の共同調理場を整備するには3,000平方メートル程度の施設が必要であり、敷地内の附帯施設では、排水処理施設や地下油槽施設、高圧受電設備などを整備するほか、給食配送や食材納入の車両の運行動線や転回・待機スペース、さらには冬期間の状況を考慮すれば雪の堆積スペースも必要となりますので、1万平方メートル程度を必要な敷地規模としたところであります。次に、学校給食共同調理場の設置に関する構造・設備等の基準については、文部科学省が学校給食衛生管理基準を定めているほか、北海道教育委員会では、改訂学校給食衛生管理マニュアル、これは平成18年3月改訂版の発行でございますが、こういうものを定め、その中では共同調理場に関する望ましい施設設備の配置例が示されております。この北海道教育委員会のマニュアルも国の衛生管理基準を基にして作成されたものであるため、文部科学省が定めている内容と同じものであります。次に、新共同調理場の調理食数についてでありますが、平成25年度の新光共同調理場及びオタモイ共同調理場を合わせた食数の見込みは7,900食と見込んでおりますが、そのほか、単独調理校6校の調理食数は980食が見込まれております。現在、学校再編の議論を進めておりますが、現在の単独調理校が、今後、共同調理場へ移行することが想定されることもありまして、平成25年度の食数見込みについては、単独調理校の食数を含めた場合、8,900食が見込まれるため、9,000食の規模としたものであります。最後に、新共同調理場の建設予定地についてでありますが、公有地の拡大の推進に関する法律に基づく届出は、昨年12月に1件、本年2月にもう一件、合わせて2件ありました。教育委員会では、双方の土地について検討いたしましたが、一方の土地については、土地の形状から3,000平方メートルの施設建設は困難と判断し、真栄1丁目に所在する土地を建設予定地としてこのたび予算案を提出したものであります。なお、議員から紹介がありました豊川市、大垣市、松本市の3か所の施設については、私どもも調査をいたしましたが、いずれも敷地に接した道路が複数であること、敷地への出入口が2か所確保されていること、給食配送車は2トン車を使用していること、さらには、冬期間の積雪の問題もなく、現在計画している新共同調理場とは条件を異にしているものと考えております。(「議長、6番」と呼ぶ者あり)
質問 6番 成田祐樹
簡単に2点だけお伺いしたいと思います。最初に、新共同調理場についてお伺いします。経緯、経過は御説明で理解できた部分があります。ただ、1点、非常に気になるのが、雪の花酒造跡地というのは、現在の持ち主が取得してからまだ1年たっていないので、これは転売に近い状態になってしまいます。こんなことで相手側がもうけるようなことがあったらまずいわけです。市民の税金を使ってその土地を取得すると。小樽市が必要だったという条件はあったかもしれませんけれども、そういった部分に、十分、細心の注意を払って今後の交渉、価格については、もう一か所候補地が出てきたわけですから、そういった部分の使えるものは使って、少しでも市民の皆さんのためになるように交渉をして、できるだけ努力された価格で購入していただきたいという部分について答弁をいただきたいと思います。もう一点は、市立病院についてですが、基準外の繰出しの部分は、特例債の8億円と財政支援分の7億円、3年間で15億円と、非常に大きな金額を基準外で一般会計から出さなければならないという部分があります。こういった改革プランの計画をやっていく上で、そこに携わっている人材が大幅に入れかわってしまうと、結局、うまく成り立たなくなってしまうわけです。特に、病院経営に関しては、私も以前から議会で申し上げておりましたが、やはりプロパーの職員を配置することであったり、そういった病院に特化した職員は必要だというふうに思っております。そこで、職員の部分について伺います。今後、4月若しくは6月に職員の人事異動がありますが、特に病院においてこういった経営改革を実行するには、退職があると、また知識的に一からのスタートとなってしまいます。こういった改革プランを実行するためにも継続性が必要だと思われますので、今年度末で退職される病院局の職員の事務方の人数、そして、あわせて医師の増減がないのか、あるのか、その部分について伺います。また、吉川部長も本年で退職されるという部分で、病院局長にとっては大きな片腕がいなくなるわけですが、ここで指名してくださいとは言いませんけれども、有能な職員はしっかり病院局で改革プランを実現してもらうという部分の思いをぜひ聞かせていただければと思いますので、あわせてお願いします。(「議長、21番、議事進行について」と呼ぶ者あり)
質問 21番 古沢勝則
今、議論されているテーマは二つ、いずれも病院局長と教育長の答弁において、今定例会に予算案として提出しているというふうに答弁されていることで明らかなように、一般質問の域をはるかに超えているものではないでしょうか。議長の議事さばきはいかがされるか、お伺いしたいと思います。
質問 21番 古沢勝則
私も非常に関心があるところです。その答弁を聞きたいとは思うのですが、例えば、本日の議事進行について、午前中の議会運営委員会でその件は何ら諮られてはいませんし、確かに会派構成されていないですから、そういう事情はわかりますけれども、代表質問と一般質問の違いという確認事項の下で本会議は運営されてきているわけです。それを簡単に超えてしまうわけですから、その垣根は今後なくても、会派構成しているところも、そういうことがあってもいいと考えてよろしいのですか。
質問 21番 古沢勝則
会派を離脱するということは、そういうことを伴うことを承知の上なのですよ。にもかかわらず、そのことを、あたかも議長の温情で本会議場の議事が運ばれるようなことがあっていいはずがないじゃないですか。それは、しっかりとけじめをつけていただきたい。
質問 21番 古沢勝則
引き続きやるということですね、今の議長のさばきは。
質問 21番 古沢勝則
あわせて言っておきたいと思うのですが、一般質問に対して今定例会の議案にかかわる質問内容だということを承知の上で答弁するという理事者側の対応についても、大いに私は問題ありだというふうに考えます。ですから、これは、この次の議会で議論されるという問題ではなくて、今任期の私たちがきちんとけじめをつけておかなければいけない問題だと思いますので、この点では、私自身としては譲れないところだと考えています。
質問 22番 北野義紀
これは、佐野副議長の下、議会活性化検討会議で決められてきたことなのです。以前は、本会議の質問は代表質問だけだったのです。それを、与党の自由民主党側から一般質問制を取り入れたいというお話だったので、大分議論をしたのです。そのときに、私は、小樽の本会議場での議長の仕切りは質疑並びに一般質問、会派代表質問を行いますということで、質疑のほかに一般質問も含めて各会派の代表質問は行われているから、それで十分ではないかと。当時、2人質問していたのは日本共産党だけでしたから、それでは、かつてのように、自由民主党も含めてほかの会派も2名出したらいいのではないですかと主張したのですが、一般質問の場合は議案には触れないからということを強く強く与党の側が主張して、私どもも妥協して今日に至っているわけです。だから、そういうことを考えれば、これから会派の構成とか、あるいは1人会派で無所属の場合、代表質問はできないので、一般質問しかできない場合は質疑ができないわけです。そういうことで出発しているのに、本日のように質疑そのものが短い時間の中で展開されるということになれば、やはり、議会活性化検討会議で各会派が了承したことは全く無視されたということになるし、議長の言葉をかりれば、議長も最後ですから、温情という、我々がなかなか反論しづらい表現を使ってお答えいただいていると思うのですが、そういうことなのです。それで、古沢議員が最後に指摘したように、理事者側もこのことはよく承知しているのです。それなのに、議案そのものについて答弁をするというのは一体何かということなのです。理事者側はこのことを知らないなんてということはないですから。だから、この点については、古沢議員が申し送りで今定例会はこれで終わって次に行っても承伏できないというのは、それは当然のことだと思うのです。前例になれば、やはり、やっていたではないかということに必ずなるのです。だから、私は、今定例会の議長の下で、何らかの形で質疑の問題についてはけりをつけていただきたい。この場でとは申し上げません。
質問 23番 横田久俊
今、段々のお話がありました。議長も言われたように、古沢議員、北野議員が言われていることはそのとおりだと思いますので、議長のほうから、本来はできなかった質問を成田祐樹議員がしたわけですから、ここで打ち切るということでいかがでしょうか。これが私の意見ですけれども、それで次の議事に進行していただきたいというふうに思いますが、いかがでしょうか。
質問 6番 成田祐樹
自分で言うのもあれなのですが、確かに、御指摘があったとおり、自分も見極めでちょっと一歩、二歩足を踏み出したと思う部分もありますので、その部分は、どこまで数字的なものを聞いていいのかという確認を自分自身が怠った部分も十分反省しなければならないと思います。もし再質問できれば、その数字の部分、問題ある部分に関しての答弁は、この場は議会という場ですから、一般質問という条件を尊重して、再質問分の市立病院の職員の部分だけでも、お答えいただければと思うのですが、どうでしょうか。