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小樽市議会 平成22年第4回定例会 2010年12月8日

市立病院について

2010年12月8日、小樽市議会の一般質問で、成田祐樹議員が「市立病院について」質問し、病院局長 並木昭義が答弁しました。

質問者
成田祐樹 議員
答弁者
病院局長 並木昭義

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 6番 成田祐樹

市立病院についてお伺いします。今定例会前に、新市立病院建設における発注形態の検討資料が配付されました。また、それにあわせて、北海道新聞の取材の中で、発注方法を議会に問うとの報道もありましたが、この発注方法を議会に問うに当たり、今回こういうふうに提示されたどの発注方法を選択した場合でも起債することが可能なのか、お答えください。当然ながら、議会に問うのであれば、どの発注方法でも可能であるという前提条件がなければ、これは議会に対しても重大な責任問題になると考えるからです。また、検討資料の中においても費用面で差が生じるということを記述してありますが、一番高く費用がかかると思われる発注方法であっても、起債は可能であると市が判断しているのか、御見解をお聞かせください。また、昨日の御答弁にもありましたが、費用を見積もった上で起債の協議にかけるということですから、これがどんな価格でも、高くても協議がうまくいくということにはならないはずです。当然、発注形態や発注方法によって費用の差が出てしまうのですから。そこで、今回出された検討資料の二つの発注形態の中ではどちらが、また、全部で五つにわたる発注方法の中では最も確実に起債できるのはどの手法だと本市は考えているのか、御見解をお聞かせください。また、それにあわせて、費用総額が一番安くなると思われる発注方法はどの手法だと考えられていますか、お聞かせください。総務省の病院改革ガイドラインの規定に従った形で小樽市立病院経営改革評価委員会が設けられますが、この委員会が今後どのようなスケジュールによって開催されるのか、また、その改革委員会は病院開業まで継続的に開催されるのか、御見解をお聞かせください。最後の1点になりますが、市立病院経営改革評価委員会の設置要綱の第7条において、病院局は、病院事業の経営改善を推進するに当たっては委員会の提言を尊重しなければならないという記述があります。もう一度繰り返しますが、委員会の提言を尊重しなければならないとありますが、ここで、経営改革評価委員会から病床数の変更など病院建設計画の変更が示唆された場合には、提言を尊重し、計画変更を受け入れるのか、御見解をお聞かせください。また、病院建設とは別な話ですが、経営形態の変更として、例えば、地方公営企業法の全部適用から独立行政法人化が示唆された場合にはその提言をどう受け入れるのか、御見解をお聞かせください。以上、再質問を留保し、質問を終了いたします。

答弁 病院局長 並木昭義(病院局長は2025年3月まで)

成田祐樹議員の市立病院についての御質問にお答えいたします。最初に、新市立病院建設の発注方法による起債の可能性についてであります。新市立病院建設にかかわる起債に関しましては、発注方法について特段の定めはございませんので、いずれの方法を採用するかによる起債許可への影響はないものと考えております。次に、発注方法の中で、最も確実に起債できる方法についてということであります。ただいま答弁いたしましたとおり、発注方法による起債許可への影響はないものと考えております。また、一番安価な発注方法ということでありますが、それぞれの事例により条件が異なりますので、一概に比較ができません。ただし、設計・施工一体発注の場合は、設計の段階で施工者の意向を取り入れ、経済的な設計を行うことも可能であることから、設計・施工分離発注の場合に比べて建設工事費が低額になる傾向はあるものと考えております。次に、市立病院経営改革評価委員会の開催スケジュールについてであります。この評価委員会は、7名の外部委員から構成されており、平成21年1月に策定した市立病院改革プランについて年度ごとの進捗状況の評価をいただくことにより、病院事業の経営改善に資することを目的として設置した諮問機関であります。今回は、平成21年度の進捗状況に関する評価をしていただくことになります。12月中に第1回目の会議を開催し、数回の協議を経て、遅くとも2月までには報告をいただきたいと考えております。また、改革プランの計画期間の最終年度が平成25年度ですので、この評価委員会は平成26年度にその評価をいただいて解散する予定となっております。次に、評価委員会から新市立病院の計画変更についての提言があった場合に受け入れられるかという御質問についてであります。この評価委員会は、改革プランの進捗状況を客観的に評価していただくものであり、あくまでも現病院の経営改善に関する内容を協議していただくことを目的として設置したものであります。したがいまして、新市立病院の計画に関して協議をいただく場と考えておりません。次に、この評価委員会から独立行政法人化など経営形態の見直しが示唆される場合の取扱いについてということであります。経営形態に限らず、評価委員会から提言があった場合には、検討できるものは検討し、取り入れられるものは取り入れていくということになります。経営形態の見直しについても同様と考えております。本市では、昨年度に地方公営企業法の全部適用を行ったばかりでありますので、私といたしましては、病院事業管理者として、与えられた4年間の任期の中で病院事業の経営改善に全力を挙げることが重要だと考えております。(「議長、6番」と呼ぶ者あり)

再質問 6番 成田祐樹

何点か再質問したいと思います。経営改革評価委員会から、内部的な建設計画の新しい箱をつくるものでないことに関してはそのまま受け入れたりするという話だったのですが、現実問題、医師の数が減っているわけです。2名減っても、今後は388床で回していくということですが、これでは非常に医師の負担が重くなります。先ほど山口議員もおっしゃいましたけれども、やはり医師に負担をかけるような体制をこのまま続けていくことが果たしていいのかと。医師2名がもう減ったわけで、それを388床で、さらに90パーセントの病床利用率でやっていくとなれば、相当な負担がかかると思うのです。全くそういったことが出ても変えないのか。もしかしたら5名、10名と減ったときに同じ388床でやるとなったら、これはもう医師は地獄ですよ。(発言する者あり)いや、だから、維持できるという話ですから、そういった医師減少という部分も考えて、当然ながら長く続く病院が欲しいわけです。そういう部分をどういうふうにお考えになられているのかということと、もう一点、医師数が減ったということで、やはり、局長は、一度、委員会で、基本設計が通れば医師数が増えるというふうにおっしゃいましたが、結果としてこれは逆になってしまったわけです。そういった部分に関してどのような要因があったのか。やはり、私は、前から、建設とかそういった部分のコストだけに費用をかけるのではなくて、人材育成の部分に費用をかけて、医師に残っていただくということも提言してまいりましたが、やはり、医師がいなくなってしまえば、そもそも病院を建てられなくなってしまうわけですから、ぜひ、その部分の御見解をお聞かせ願いたいと思います。

答弁 病院局長 並木昭義(病院局長は2025年3月まで)

今、小樽病院は223床で、医師が1名減っています。それから、医療センターが222床で医師が1名減ったということで、445床の中でそういう状況です。そういうこともあって、今、445床から388床に減少させているということを一つ理解していただきたいのと同時に、医師がなぜ減っていくかということなのです。これは、北海道全体の問題で、だからこそ、早く統合新築してくれないと進まないのです。昨日も、私は札幌医大の教授に会ってきたのですけれども、行ったら、まず、本当ですかから始まるのです、私の顔を見てね。そこで、これからちゃんと基本設計や実施設計を見せる、進捗状況を見せていくからと強調してきました。それと同時に、これからは大学も人が少なくなっていくと思いますから、とにかく自分たちの若い医師がそこへ行って勉強できるような、何か資格を取れるような、そういう病院にしてくれと。ですから、質の高い医療ができるような形にしてくれると、教授としても、若い人に小樽病院に行ってくれと言えるのですけれども、ただあそこに行きなさいというのでは今は通用しなくなってきたのです。ですから、私としては、この後、4年間、新築がありますから、この間に何とか小樽病院、医療センター両病院の質を高めて、そして、あそこへ行って勉強したいという形にぜひしていきたいと思います。そういう意味で、例えば、今、新研修医で、今年度卒業するような人が実際に小樽病院に研修に来て、来年度から来たいという人が4人いたのです。その人方の中で2人しか選びませんでしたけれども、もう1人来ると、来年3人の研修医が来てくれる。そういう人たちを何年かかけて教えていきますと、その人たちが大学とかそういうところに行って、あそこはこういうことをやれるという宣伝になるのです。私としては、小樽病院は質の高い医療ができるようにこれから努力していき、それによって医師を減らさないようにしていくということにしていきたいと思っています。そういうことで、私は、これからは、道内だけではなくて、道外の方の各大学にも回って小樽を売っていきたいというふうに思いますし、これからは大学だけに頼るのでなくて、やはり我々も医師を集めて、教育していく、そして、小樽に行きたいという医師が増え、医師たちが小樽に住みたいと思うような雰囲気をぜひ市民の皆さん方もつくっていただきたいとお願いする次第でございます。(「議長、6番」と呼ぶ者あり)

再質問 6番 成田祐樹

もう一つだけお伺いしたかったところは、もちろん、医師招聘のために非常に御努力されているところはあると思うのですが、でも、医師が増えるという担保はやはりとれないわけです。ここでは明言できないですし、非常に難しいことだと思います。やはり、医師が増えるだろうという予測の下に規模より大きい病院をつくってしまうことは非常にリスクが高いと思っているので、私としては、医師数が減っているのだったらそれに合わせた病院のサイズに変更するというのが現実的な路線ではないかと思っているのです。もちろん局長の希望もあるのですけれども、やはり、希望と現実というところのはざまみたいな部分があると思うので、そこの部分を私としては非常に現実的なラインに持っていってほしいと。減ったなら減ったなりの、それなりの医師で回せるような病院をつくってほしいというのが願いなのですが、そこについてどのようにお考えですか。

答弁 病院局長 並木昭義(病院局長は2025年3月まで)

やはり、地域医療をやっていくために重要なことは、地域に見合った医療というだけでは満たされないのです。それ以上の医療をしていかないと地域のいい医療はできていかない。これは、もうどこの地域の院長たちもそういう目標で、下に合わせるのではなくて上に持っていって、そして引っ張っていく、そういう方針でやっていくべきではないかと思っています。小樽病院も、医師がどんどん減ってきて、病床を減らしていってますますだめになってきたと、その悪循環になっているのですが、私としては、とにかくそれを食いとめて、少しでも良い循環にしていくとこれから小樽の医療はよくなっていくのではないかと思います。私としては、長年いろいろやってきましたけれども、やはり、小樽病院には、この地域の中核病院となって地域の住民の方々に信頼されるような病院をつくるべきだというふうに思いますし、もう一つは、昨日も札幌医大の教授たちと話をしてきたのですけれども、今、小樽以外のいろいろな地域は非常に医師が少ない。「だけど、そこが埋まったら、必ず、先生、小樽の方に行きます」と、慰めかもしれませんけれども、そういう話をしていただきました。非常に、小樽というのは札幌圏に入った病院になりまして、今、そういう意味ではここで勤めたいという方は、恐らく、その教授も言っていましたが、結構いるのです。そういう人たちが来やすいような病院、そして、先ほど言いましたけれども、若い人が来やすい病院にしていく、そういうモチベーションがないと、どんどん病床を減らしていくということはかえって医師たちのモチベーションも下がってしまうのです。それから、388床と言いますけれども、この前も私は言いましたけれども、こういう脳神経外科と心臓血管外科をやれて、精神科もあったり、ある程度の災害拠点病院になったということでは、小樽の388床が一番少ないのです。そういう意味では、決して、私としては現時点では大きい病院ではないと思います。これから、10年後、20年後になるとわかりませんけれども、そのころは医療もいろいろな意味で変わってきておりますので、そのときには考えるとしまして、とにかく、私としては今の下でとにかく頑張っていこうと、そういうことを医師、職員たちにも言って、そうやって我々は現在頑張っているところでございます。確かに、そういういろいろな心配をしてくれるということは非常にありがたいと思いますし、そういうふうに厳しく批判された方が、かえって我々は燃えますので、時々、厳しく言っていただければと、そういうふうに思っています。

出典:小樽市議会 平成22年第4回定例会 2010年12月8日 議事録 PDF(92ページ) 間違いを知らせる