小樽市議会 平成22年第4回定例会 2010年12月8日
(1)ごみ問題について/(2)夜間急病センターについて
2010年12月8日、小樽市議会の一般質問で、中島麗子議員が「ごみ問題について」「夜間急病センターについて」について質問し、市長 山田勝麿、生活環境部長 明井隆生、保健所長 秋野恵美子が答弁しました。
- 質問者
- 中島麗子 議員
- 答弁者
- 市長 山田勝麿、生活環境部長 明井隆生、保健所長 秋野恵美子
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 8番 中島麗子
一般質問をします。初めに、ごみ問題です。小樽市は、平成19年度から桃内に新設した北しりべし広域クリーンセンターにごみを搬入して、分別、資源化、焼却、埋立てをして4年目になります。広域クリーンセンター施設の運営、維持・管理は、日神サービス株式会社と平成34年3月31日までの15年間で149億4,990万円の契約をしており、委託料は固定費と変動費に分かれ、ごみの減量に伴い、委託料が減額すると説明を受けてきました。平成19年度から21年度までの搬入ごみ量について、可燃ごみ、不燃・粗大ごみ、資源ごみのそれぞれ各年度の計画値に対する達成率をお答えください。また、可燃ごみ搬入量の平成33年度の計画値に対する19年度実績量を比率でお答えください。北しりべし廃棄物処理広域連合の平成21年度決算では、焼却ごみ量は当初計画の86パーセント、リサイクルプラザに搬入される不燃・粗大ごみ、資源ごみは計画量の74パーセントと下回っているのに、委託料は前年度より2,465万円増えています。小樽市の負担金には管理費、運営委託費、施設建設公債費が含まれていますが、19年度8億2,353万円、20年度8億6,871万円、21年度10億163万円と増額が続いており、22年度当初予算は13億6,573万円です。毎年ごみ量は減少しているのに、なぜ負担金は減らないのか、説明を求めます。小樽市では、焼却ごみは、平成13年度から17年度の間、ダイオキシン問題で全面埋立てにしてきました。平成18年度以降の焼却量は、平成12年度までの焼却量に比べて大幅に増加しています。これは、大型ごみ焼却炉に合わせてごみ焼却量を増やした結果と考えますが、大型焼却炉の設置で焼却ごみを増やし、結果的にはCO2 排出を増加させてきたことにはなりませんか。日本は、ごみ発生そのものを抑えるのではなく、焼却によって減らす方針のため、日本の一般ごみの焼却率は2006年度には77.7パーセント、ドイツ25パーセント、フランス34パーセントなど、ヨーロッパと比べても突出しています。特に、1997年以降は、ダイオキシン対策として100トン以上の大型焼却炉の建設と広域処理を補助金交付の条件にして大型焼却炉設置を推進してきました。その後、資源リサイクルが進み、ごみ量が大幅に減量したため、全国の焼却炉の処理能力は1日平均19万トンに対して焼却ごみ量は1日約10万トンと、燃やすごみが足りないという事態が起き、プラスチックまで燃やす自治体が出ています。また、横浜市のように、ごみ減量に積極的に取り組み、7か所の焼却施設を4か所に減らした自治体もあります。小樽市もまた、計画搬入量を大幅に下回るごみ搬入量の実態を見ても、過大な焼却施設をつくったことになるのではありませんか。今後、ごみ量が不足して、炉の24時間運転が妨げられる心配はないのか。この際、さらに減量を進めて、1炉運転、あるいは、焼却炉を廃止することを考えるべきではないのか、市長の見解をお聞きします。今、地球の温暖化が大きな問題になっています。最近の気象庁の報告でも、暑さや寒さなどの判断基準になる平均気温の更新では、札幌市や旭川市では平均値で0.4度C上昇してきており、温暖化とヒートアイランドの影響が指摘されています。気温の上昇で世界的な洪水の多発、真夏日の増加、大雨の増加、猛暑による熱中症の増加など、地球環境に深刻な変化が起きています。自治体施設の中で一番CO2 を発生する焼却炉対策として、焼却ごみをいかに減らしていくかです。小樽市の焼却場への搬入ごみ量は、平成19年度から3年間横ばい状態です。平成19年度搬入ごみ量が大幅に計画量を下回っていることで減量対策が鈍化しているのではありませんか。一般ごみを大幅に減量した横浜市は、事業系ごみを排出する事業者に対して、減量・資源化計画の作成、提出を義務づけ、市みずから立入検査を行い、厳しくチェックして市の焼却施設に資源化可能なものを持ち込むことを禁止し、事業系ごみ搬入時には、違反物はその場で持ち帰らせたと言います。チェックした車の台数は、2007年度で15万2,314台にもなっています。小樽市の一般ごみのうち、21年度の生活系ごみは2万3,106トン、事業系ごみは2万351トンです。今後、ごみ減量を進めるためには、事業系ごみに対する対策も重要です。これまでの事業系ごみに対する減量の取組、資源化の実践とその結果についてお知らせください。また、ごみ質検査は行われているのでしょうか。今後、ごみ量を減量していくために、生活系、事業系ごみのそれぞれの課題についてお知らせください。最後の質問項目です。自治体発注のごみ焼却炉建設工事で、公正取引委員会は、1994年から1998年、談合を繰り返した5社に独占禁止法違反で排除勧告をし、2009年に最高裁で確定しています。札幌市は、1997年に白石清掃工場建設工事を受注した株式会社タクマが談合業者であったため、談合の被害を受けたと24億円の損害賠償を裁判でかち取っています。北しりべし広域クリーンセンターも談合に参加していた日立造船株式会社による建設です。談合の疑いはないのか、札幌市の実例に沿って検討したのか、お聞きします。次に、夜間急病センターの建設についてです。小樽市夜間急病センターは、昭和52年6月に緑1丁目の日赤会館に開設し、平成5年4月に梅ヶ枝町の済生会小樽病院に併設する形で新築し、現在に至っています。施設運営は、最初、小樽市医師会が小樽市から委託を受けて運営し、その後、平成18年4月から小樽市の公的施設の指定管理者として運営しています。契約期間は5年間で、今年度で終了するため、指定管理者選考委員会は、今後の契約について医師会と意見交換をし、契約期間は2年間としています。本来なら5年間の契約期間が2年間になった理由は、現在、夜間急病センターを併設していた済生会小樽病院が築港地区に新病院を建設し、平成25年度には開院する計画を明らかにしたためです。済生会の地域説明会では図面上に夜間急病センターがないため、夜間急病センターがなくなると市民から心配の声がありましたが、これは小樽市の施設ですから、済生会の新病院建設には出てきません。しかし、夜間急病センターの今後の動向については大きな関心が寄せられています。そこで、何点かお聞きします。最初に、母体病院である済生会小樽病院が移転した後、夜間急病センターは新たに建設するのか、現在地に残ることはあり得るのか、お答えください。新たに夜間急病センターを建設するなら、済生会の新病院開院予定まで2年しかありません。現在の夜間急病センター建設時の経過を見ると、医師会が臨時総会を開いて夜間急病センターを済生会小樽病院に併設することを決定したのは平成2年6月、センター供用開始は平成5年4月ですから、この間、3年間ありました。建設地や施設計画はどこで審議をして、いつごろまでに決定するのでしょうか。新市立病院の建設のほかに、夜間急病センターの建設計画が始まると考えるべきではありませんか。答弁を求めます。現在、医師会とはどのような話合いがされてきたのか、今後の話合いについても、その内容と日程について計画をお聞かせください。夜間急病センターの設置形態ですが、日赤会館のような単独施設にするのか、済生会小樽病院に併設したような施設にするのか、この点についてもお聞きします。また、現在の夜間急病センターの建設費は1億4,180万円、設備費は3,500万円と聞いていますが、一部補助金も充当されていると聞いております。この補助金については、新築後に返還を求められることはないのでしょうか、お答えください。新市立病院には、夜間急病センターは設置しないことは聞いておりますが、日赤会館のように単独施設の設置にするなら、新市立病院の駐車場建設を工夫して夜間急病センターの建設は可能ではないでしょうか。済生会小樽病院の移転に伴い、夜間急病センターもまた築港地区に移転すると自動的に決めるものではないはずです。管理・運営をする医師会の意見や計画はあると思いますが、新市立病院建設地は市民の要望に基づいて現在地周辺に変更しました。夜間急病センターもまた市民の要望に基づいて検討すべきではないでしょうか。市長の見解をお聞きします。再質問を留保して、質問を終わります。(拍手)
答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)
中島議員の御質問にお答えいたします。初めに、ごみ問題について何点か御質問がございました。まず、北しりべし広域クリーンセンターの搬入ごみ量の計画値に対する達成率でありますが、可燃ごみは平成19年度83パーセント、20年度84パーセント、21年度85パーセント、不燃・粗大ごみは19年度61パーセント、20年度61パーセント、21年度63パーセント、資源ごみは19年度129パーセント、20年度106パーセント、21年度96パーセントとなっております。また、33年度の計画値に対する19年度の実績量の比率は93パーセントになっております。次に、北しりべし廃棄物処理広域連合への負担金でありますが、ごみ量の減少により、負担金のうち、運営費の変動費が当初に比べ減額となっておりますが、平成20年度は16年度に借入れした地方債の元金償還の開始により、21年度は17年度借入分の元金償還の開始及び灯油価格の高騰によりそれぞれ増加したものであります。また、22年度は18年度借入分の元金償還の開始に加えて、瑕疵担保期間が終了したことから、これまで建設工事受注者である日立造船株式会社が負担していた法定点検費、定期点検補修費や消耗品費等の費用負担の開始により負担金が増加したものであります。次に、平成18年度以降の焼却量が12年度までの焼却量に比べて増加しているとのことでありますが、現在は可燃ごみを全量焼却処理しておりますが、12年度までは旧焼却施設の処理能力以上に可燃ごみが排出されていたため、その全量を焼却できなかったものであり、当時の焼却量との比較で現在の焼却施設の規模が適切かどうかを判断することはできないものと考えております。また、焼却に伴う二酸化炭素でありますが、資源物収集や家庭ごみの有料化などによるごみの減量と広域処理によって電力や灯油使用量の縮減を図っているほか、蒸気タービン発電機により使用電力の一部を補うなど、二酸化炭素排出量の低減に努めているところであります。次に、焼却施設の規模でありますけれども、現在の受入れごみ量は計画量の85パーセントとなっており、70パーセント以上がストーカ式焼却施設の処理性能の範囲内でありますので、適正な施設規模であると考えております。今後、可燃ごみの減量が進んだ場合は、ごみピットでの貯留と2炉ある焼却炉の交互運転で24時間連続運転は可能であり、さらに減量が進んだ際は、焼却炉の常時1炉運転も生じる場合があるものと考えますが、焼却せずに埋立処分することで、埋立処分場の長期使用に支障を来すことや、カラスなどの害鳥による被害が生じる場合もありますので、焼却炉を廃止することは想定しておりません。次に、焼却ごみの減量対策でありますが、平成17年度の家庭ごみ有料化により、ごみ量が大幅に減少し、その後のリバウンドもないことから、一定程度のごみ減量化が進んだものと考えておりますが、19年度以降も、さらなる減量対策としてエコショップ認定店の拡大や出前講座の実施などにより家庭ごみの排出抑制と適正排出の周期を図り、減量化、資源化の推進に努めてきたところであります。次に、事業系ごみに対する対策でありますけれども、平成12年7月の廃棄物最終処分場の供用開始に合わせて、埋立量の抑制と処分場の延命化を図るため、事業系一般廃棄物埋立処分について有料化するとともに、ごみに混在していた紙類、プラスチック類、金属類などを資源化するため、埋立処分場への搬入を規制したところであります。このことにより、11年度に4万8,000トンありました事業系ごみ量は、12年度が2万8,000トンに、13年度が2万トンとなり、約6割が減量化されたものであります。減量施策の周知につきましては、有料化時に各事業団体へ説明会を開いたほか、事業系ごみ分別チラシの配布や商店街等へ戸別訪問し、啓発を進めたところであり、その結果、現在までに事業系ごみ量は2万トン前後で推移しております。また、ごみ質検査につきましては、埋立処分場での搬入車両の展開検査を毎年数回実施しており、広域クリーンセンターの受入れが開始されてからは広域連合でも搬入物のチェックを行っていると聞いております。今後のごみ減量についてでありますが、生活系ごみ、事業系ごみとも、より一層のごみ分別、適正排出の周知徹底が課題と考えております。次に、ごみ焼却施設建設工事の発注についての話でありますけれども、公正取引委員会が独占禁止法違反で排除勧告を行った対象は、1994年、平成6年4月1日から1998年、平成10年9月17日までの間に地方自治体が発注した87件のごみ焼却炉建設工事のうち、勧告を受けた5社が落札した66件であります。北しりべし廃棄物処理広域連合では、広域連合が発注したごみ処理施設の入札は、2004年、平成16年5月に行われたもので、勧告の対象外であり、また、落札率が64.5パーセントのため、当該入札で談合の疑いを持っていないことから、損害賠償を求める考えはありません。次に、夜間急病センターについての御質問でありますけれども、初めに、済生会小樽病院の移転新築後の夜間急病センターについてでありますが、現在は済生会小樽病院へ併設していることから、移転後は、構造上、夜間急病センターのみ残ることはできないものと考えております。また、9月に示された新済生会小樽病院基本計画によりますと、新病院の開院が平成25年度中に予定されていますので、夜間急病センターの新築はそれと同時期までには完成させる必要があるものと考えております。したがいまして、夜間急病センターの建設については、このような状況を踏まえて、指定管理者である医師会と協議してまいりたいと考えております。次に、医師会との協議でありますけれども、現在の夜間急病センターについては、平成5年現在地に移転するに当たり、夜間急病センターの運営に当たっている医師会において運営体制や設置場所等の検討を行い、その結果を踏まえて、市が済生会小樽病院に併設する形で設置をいたしました。今回につきましても、従来の経緯を踏まえて、まず、医師会に今後新設することになる夜間急病センターについて検討をお願いしているところであります。市といたしましては、今後、医師会での検討結果を基に、新たな夜間急病センターの設置形態や運営体制について、より具体的な検討を進めてまいりたいと考えております。次に、夜間急病センターの建設費用等に係る今後の対応ですけれども、現在の夜間急病センターは平成4年度に建設されたものであり、建設費、設備費用を合わせて1億7,680万円を支出しております。このうち、北海道から2,646万円の補助金が充当されており、今後の取扱いについては、現在、北海道に照会しているところであります。次に、夜間急病センターの設置場所でありますけれども、夜間急病センターは本市の救急医療のかなめであり、新たな設置に当たりましては、まず、必要な救急医療を安定的かつ永続的に提供していくための運営体制並びに市民の利便性が確保されることが基本的な要件であると考えております。今後とも、これらのことを念頭に据えて医師会と協議を進め、設置場所も含めて、市民が利用しやすい夜間急病センターの設置に向けて努めてまいりたいと考えております。(「議長、8番」と呼ぶ者あり)
再質問 8番 中島麗子
再質問を行います。最初に、ごみ焼却施設の問題ですけれども、受入れごみ量が計画量の70パーセント以上で適正な焼却、現在85パーセントなのでいいところではありませんかというお話なのですが、問題は、この15年間の委託契約をしたその契約数値なのですね。平成19年度が最初の年でありましたから、そのときに運ばれたごみ量が計画に対してどうだったのかということを出しましたら、可燃ごみで83パーセント、粗大・不燃ごみで62パーセント、資源ごみで129パーセントということで、これは、ごみ減量の観点とリサイクルの観点からいけば決して悪い話ではないのです。しかし、問題は、最終計画年度の平成33年度に予定していたごみ搬入量より既に初年度で下回っている。33年度に運び込むごみ量の93パーセントが19年度に運び込まれた量なのです。15年間の計画のうち、最初の年から15年先の分の計画量を下回っているということは、あまりにも数値が違い過ぎませんか。私たちは、これは、やはりごみ量を多く見積もって、当時の政府の指導で大型焼却炉を設置しなければならないということに話をつけるために過大なごみ量を設定した結果がこうなったのではないかという疑いをぬぐい切れません。はっきり言って、このような大幅な実績値の違いが起きた理由についてどのようにお考えになるのか、説明してください。それと、もう一つの問題は、ごみ量が減れば委託料は減るのだ、変動費と固定費で設定しているから一生懸命ごみを減らせば委託料も減ると言って説明を受けてまいりました。しかし、今お話を聞いたとおり、いわゆる借金を返す時期の問題、灯油価格の高騰などや、これから法定点検の費用だとかいろいろ入ってきて結果的に減らない。ごみ量はもう15年先の計画量より減っているのに委託料は13億円台ですよ、今年度、小樽市が出しているのは。小樽市が出している負担金の中では、石狩湾新港で3億6,000万円台ですから、13億円というのは異常に高い負担金なのです。こういうお金を設定するに至ったごみ量の計算そのものに大変疑問を感じるのですが、こういう契約自体、もう一回見直すべきだ、契約のし直しが必要ではないかと思いますけれども、その点についても御意見をいただきたいと思います。今後のごみ減量の問題については、横浜市という人口350万人、焼却施設を7か所も持っていた大都市で、15年度比30パーセント減を目標にしてごみ減量計画を立てたと言いますが、平成21年度で既に15年度比42パーセント減という大きな目標達成をして、焼却施設を3か所廃止して、4か所目は休んで、そして対応しているのだそうです。その中では、資源ごみ10分別15品目という積極的な取組もありますが、やはり、大都市としての事業系ごみへの厳しいチェックと指導があったと言います。そういう点では、小樽市でも、事業系ごみに対しては適切な指導と対応の中で半減するような状況が出ております。それで、これから先、ごみ減量をどうするのかという問題なのです。平成19年度から21年度の経過を見ても大きな減量にはなっていません。積極的にごみを減量するとしたら、事業系ごみ、それから生活系ごみのごみ質検査をして、問題点は何かを明らかにして減量計画を立てるべきだと思うのです。そういう点でごみ質検査をしているのかということを聞いたのですが、それを分析して今後の方針にするというところまで話が進んでいるのかどうか、その点についてもお聞きしたいと思います。夜間急病センターの問題です。今の梅ヶ枝町の場所には夜間急病センターは残らないという形はお話を聞きました。そうなれば、一般的な状況からいけば済生会小樽病院に併設して築港に行くという可能性が一番考えられるわけです。しかし、私は厚生常任委員会に属していまして、この間、医師会の皆さんと話合いを何回かしてまいりました。その中では、併設病院の負担といいますか、大変な実態というのを時々聞かされておりまして、済生会が今後も夜間急病センターの併設を受けられるかどうかということではなかなか大変な問題があるように私たちは聞いております。この問題については、併設病院の負担という点で保健所のほうではどのように状況を把握しているでしょうか。この点についてお答えください。それと、補助金の問題では、北海道に問い合わせをしていると言っていますが、返さなければならないような事態になりそうなのか、この感触というのはどうなのでしょうか。さらに、夜間急病センターは、市民の利便性のいいところに要望に沿って建てていきたいということですけれども、単独設置になるか、併設になるかで全くこの状況は変わると思うのです。大体、併設になるのですということを言っていただければそれ以上の話には全然なっていかないわけです。当然、場所も決まってきます。しかし、単独施設になるとなれば、また事情は大きく変わります。そういう点で、医師会との話合いの状況の中でどういう見通しが強いのか。結論が早期に出されるというふうには聞いていますが、夜間急病センターは併設型になる可能性が高いのか、そうではないのかということもあわせて御答弁をいただきたいと思います。
答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)
ごみ問題は、担当部長から答えさせます。夜間急病センターの関係ですけれども、併設病院の負担については、保健所長から答えさせます。補助金の関係は、まだ正式ではありませんが、今のところ、たぶん、返済しなくてもいいのではないかという話を内々には聞いていますけれども、そういう感触です。それから、併設型かどうかという話ですけれども、これは、平成4年度、今の夜間急病センターを設置したときには、医師会としては併設型を望んで、そして済生会に併設されたのですけれども、今、当時の状況とまた変わっていますからそういう話になるのかどうか。まだ具体的に協議していませんのでわかりませんけれども、医師会の内部でいろいろと議論していると思いますが、いずれにしましても、医師会の一定の結論をもらった後で、市としてもまたいろいろと考えていきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 生活環境部長 明井隆生(生活環境部長は2011年7月まで)
中島議員の再質問にお答えします。初めに、15年間の契約の数値が適正だったのかということについてでございますが、ごみの当初の計画というものは、各6市町村でこれだけ減量してください、これだけリサイクルのほうに回してくださいというふうに定めまして、平成14年当時出されている6市町村のごみ量を約25パーセント削減したごみ処理施設の計画を策定したというふうに広域連合からは聞いております。ですから、当然、過大なごみ量を設定したということではなくて、6市町村の住民の方々、皆さん、非常に協力して減量に取り組んでいただいたということになります。ただ、この契約の量に関してふぐあいはないかと言われますと、広域連合議会でもお答えしておりますが、この契約書は固定費と変動費で成り立っておりますので、変動費に関してはごみの量によって当然上下する値であると。逆に、固定費に関しては、電気や水道の基本料金とかそういった部分になりますので、例えば、1炉運転がずっと継続されるとか、それから、何かの処理をしなくてもよくなるとか、そういった大きな変化がない限り影響を及ぼさないという状況ですので、この契約書は何ら不備はないというふうに考えております。またもう一つ、ごみを減らせば委託料も減ると説明を受けたが、実際は減っていないということです。先ほど市長から答弁がありましたとおり、ごみの減量が進んでおりますので、負担金のうちの変動費は、当初の計画、当初の計画というのは、日神サービスと結んだ事業契約書に添付している毎年度の委託料と比べると減額になっています。ただ、この15年間の契約というのは、トータルの金額を、各年度、均一に割賦で払っていくという考え方ではないのです。どうしてかというと、ごみ処理施設というのはさまざまな設備があります。当然、毎年検査をするもの、2年に1回検査をするもの、それから四、五年に1回検査をするもの、その都度、検査によって大幅に額が変わってきます。そのため、2年目よりも3年目が逆に低くなる、それから、3年目の次の4年目、5年目が高くなるということで、毎年支払う額が変わってきています。比べるべきは、前年度のごみ量とではなくて、当初計画していた委託料とどうだったかというふうに比べますと、19年度も20年度も焼却施設においては2,000万円の減額になっているという状況でございますので、御理解願いたいと思います。それから、事業系ごみ、生活系ごみのこれからの減量という部分ですけれども、実際、生活系ごみは、19年度に、家庭ごみの有料化ですとかリサイクルの拡大ですとか、そういった施策を打って大幅に減ったところです。それが、今もってリバウンドがないということは先ほど市長が答弁したとおりです。それから、事業系に関しましては、桃内の埋立処分場が開設される12年の7月にかけて積極的な減量施策を打って、それ以降、大幅に変動はしていないという状況から、どちらも一定のレベルといいますか、かなりいいレベルにまで達しているものだと思っています。特に、家庭系ごみに関しましては、1人1日当たりごみ排出量という原単位がありますが、日本で平均が1,100グラムぐらいですが、小樽は今のところ700グラムを切るという状況ですので、皆さん、かなり一生懸命減量してもらっている。これ以上の減量というのはなかなか難しいとは思いますが、まだ適正排出されていない部分が生活系も事業系も見られますので、こういった部分を周知していく、それから、さらに埋立処分場なり焼却施設の中で検査も密に行っていきたいというふうに考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 保健所長 秋野恵美子(保健所長は2016年3月まで)
中島議員の再質問にお答えいたします。夜間急病センターを併設するという場合、それは、当然、建物上の問題ではなく、母体病院の協力を仰ぐという意味でございますので、小樽市におきましても、済生会小樽病院、当時の北生病院に併設をという議論のときには、当然、北生病院の協力を仰ぐということで併設問題が議論されていたわけでございまして、当初から済生会小樽病院の協力を仰いでおります。現在に至っても、いろいろな形での協力を仰いで夜間急病センターが運営をされているということでございます。これは、小樽だけでなく、どこの地域においても、夜間急病センターを併設するという議論が行われるときには、当然、その母体病院の協力というのは、言いかえれば負担となりますけれども、これが前提となっているということになります。私どもも、そういう一般論と同様のお話はいろいろな方面からは聞いてございます。(「議長、8番」と呼ぶ者あり)
再質問 8番 中島麗子
夜間急病センターの方は、医師会との話合いの最中ですからなかなか明快な答弁にはならないかと思いますが、しかし、方向性については、やはり2年間という期間の限定と、場所や形態の問題では速やかに明らかにしていく必要があると思うので、それは、やはり医師会にすべてお任せしてあります、その結果決めますということだけでいいのだろうかと、ちょっと市民の一人としては疑問を感じるのですが、そこら辺の兼ね合いですね。市は、どういう主体性を持って夜間急病センターにかかわっていくのか、そのあたりがちょっとよくわからない。お任せしていますということでいいのかなという気がするのですけれども、そこら辺で一言お願いしたいと思います。それと、ごみの問題では、15年間の最終目標をもう下回っているのですよ。そうすると、149億円の契約金で新市立病院をつくるのと同じだけのお金をかけることになっているのですね。大変な額です。確かに65パーセントで安く落札したかもしれませんけれども、その後、大変なお金を払い続ける、こういう責務が15年間続くわけです。高いお金で維持・管理費を設定する、そういう仕組みにはまったのではないかなという疑念があります。そういう点で、問題は、では目標を下回っているから、今度は何を目標にやるのかということなのです。もう目標値は15年分終わってしまったから、今度はどんな目標を持ってやるのですか。前年度にちょっと毛の生えた程度の調整でいくのか。積極的なごみ減量にならないのではないか。この目標設定について最後にお聞きして、終わります。
答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)
夜間急病センターの問題は、すべて医師会にお任せということではなくて、私どもも、併設型か、それから独自型かということで、どこがいいかということは内々でもって当然やっております。記録を読みましたら、平成4年当時いろいろな議論をやっているようですから、そう簡単に医師会を無視するわけにいかないわけですね。ですから、そこは慎重にやっているつもりでございますので、我々としても医師会の結論を待って動くのだということではなくて、内々にそれなりに検討しているということでございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 生活環境部長 明井隆生(生活環境部長は2011年7月まで)
今後の目標についてでございますけれども、先ほど答弁したように、適正な排出抑制、適正な分別というところに尽きるかと思いますけれども、まだまだ実際のごみを見てみますと資源化できないごみも多々ありますし、そこら辺できちんとした方向に持っていくといいますか、周知の方法を考えながらさらなる減量に向けて努力してまいりたいと考えております。