小樽市議会 平成22年第3回定例会 2010年9月14日
(1)平成21年度決算認定及び平成22年度補正予算に関連して/(2)市立保育所の規模・配置に関する計画(案)について/(3)病院問題に関して
2010年9月14日、小樽市議会の一般質問で、斎藤博行議員が「平成21年度決算認定及び平成22年度補正予算に関連して」「市立保育所の規模・配置に関する計画(案)について」「病院問題に関して」について質問し、市長 山田勝麿、病院局長 並木昭義、福祉部長 中村浩が答弁しました。
- 質問者
- 斎藤博行 議員
- 答弁者
- 市長 山田勝麿、病院局長 並木昭義、福祉部長 中村浩
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 17番 斎藤博行
平成22年第3回定例会に当たり、民主党・市民連合を代表して質問します。9月8日、第3回定例会の市長提案説明の冒頭、市長より、4期目不出馬についてお話がありました。理由として挙げられたのは、多選を避ける、年齢の問題、若い柔軟な発想の必要性の3点でした。市長選出馬を決意されたころのことを思い出しながら、12年間の時間の長さを感じています。本当に大変な12年間だったろうと思います。しかし、御苦労さまと言うのはまだ早いと思います。昨日の御答弁では、新病院の実施計画委託料を来年の第1回定例会に提出する意向と聞きました。新病院建設に対する強い思いと、市長の性格を改めて再確認させていただきました。残された期間、与党会派の一員として、最後まで厳しくも支えていきたいと考えております。質問に移ります。最初は、平成21年度決算及び22年度補正予算案に関して、何点か質問します。初めに、市税収入の落込みについてお尋ねします。平成22年9月に出された財政の概況によりますと、小樽市の21年度市税収入は145億1,900万円で、前年度と比べ7億8,800万円の減少となっており、税目では、個人市民税3億円、法人市民税1億2,800万円、固定資産税2億6,200万円、都市計画税5,100万円、たばこ税ほか4,700万円の減少となっています。理由として、個人・法人市民税については、世界同時不況の影響などとされていますが、もう少し詳しく、例えば、法人市民税について言えば、小樽市内のどの業界、どの業種にどのような形で影響があったのか、お示しください。また、この影響は平成22年度に入っても変わっていないのか、お聞かせください。平成21年度決算は、歳入569億7,118万5,000円に対し、歳出569億9,810万8,000円で、形式収支は2,692万3,000円の赤字、これに繰越財源380万5,000円を加えた3,072万8,000円が21年度の赤字となりました。しかし、平成20年度分の赤字である前年度繰上充用金6億5,948万円を抜いた単年度で見たときには、歳出が563億3,862万8,000円となり、6億3,255万7,000円の黒字でありました。累積赤字もいよいよ3,072万円まで圧縮できました。平成22年度決算では累積赤字も解消とのことです。この間の市長の奮闘ぶりを見てきた一人として、改めて市長の感想をお聞きしたいと思います。市長は、小樽市の財政再建では、市民の協力と市職員の協力が大きかったとお話しされています。市民からの協力の部分です。財政再建のため、市民の皆さんに福祉や教育など、市民生活に関して負担増や支給額の削減が行われました。平成21年度までの市民負担も含めた財政効果はいかほどと考えられますか。職員給与費の削減効果を除き、お示しください。今議会に職員等のボーナスの支給率をもとに戻す議案が提出されています。このボーナス削減は、職員の協力の下、大幅な賃金カットを続けていながら、予算編成に際し、緊急避難としてボーナスの削減をさらに上乗せしたものです。この部分を回復するのは当然だと思います。この間のボーナスの削減の財政効果を職員、特別職に分けてお示しください。次に、賃金カットの部分です。これの復元の道筋をつけるよう、何度も市長と議論してまいりました。この間の議論から、職員の給料の復元は、他会計などの借入れなどの問題に一定のめどが立った時点で、市民にお願いしていた部分の回復も含めて検討すると市長は考えているものと理解しておりますが、改めて市長の見解を求めます。また、財政再建に協力する形で、職員全体が、この間、協力した金額は平成21年度末で幾らになりますか、お示しください。次に、職員の削減による財政効果についてです。全会計の職員数は、独自削減を始める前の平成15年の2,123人から平成22年の1,684人と、439人、率にして20.7パーセント減少しています。職員の削減は、本来、業務の民間委託や業務の見直しや業務そのものが終了等によって進められるものですが、問題なのは、こうした職員削減の理由が明確でない中で行われた退職者不補充による職員削減です。このことが職場に与える影響は多岐にわたりますが、昨今の小樽市役所で起きた業務上の事故を見るとき、業務の引継ぎや再点検体制の弱体化、職員の健康問題などに表れているように思われます。こうした職員退職者不補充について、市長の見解を求めます。また、これらの退職者不補充による人件費の削減も大きなものがあったと考えます。その効果をお示しください。次に、平成21年度小樽市病院事業決算書から質問します。医業費用のうち、給与費は、小樽病院は24億2,990万円、医療センターは18億5,562万円、合計42億8,552万円となり、予算額43億2,643万円より4,091万円少なかったと記載されています。ここでお聞きしたいのは、看護部門の欠員の部分です。平成21年度の小樽病院と医療センターの看護師の欠員数をお示しください。看護師の欠員発生の原因は、看護師の途中退職が多いこと、さらに、採用が追いつかないことなどによります。病院局としても努力されていると理解しておりますが、看護師の欠員が解消しないのが現状です。そして、その結果、本来なら支払うべき給料が支払われないで終わります。もちろん、未払賃金などとは違う問題です。平成21年度に欠員のため支払われずに済んだ給与の総額をお示しください。次に、医業収益のその他の中に室料差額収益127万円があります。小樽病院でのいわゆる差額ベッドの料金体系と利用状況をお示しください。次に、小樽市独自の雇用対策に関して質問します。今年の春、4月28日に、小樽建設業協同組合、小樽勤労者企業組合、小樽地方建設厚生企業組合の3団体連名の要請がありました。昨年に続くものでした。その内容は、大変零細な、ほとんど個人事業のような建設業の皆さんが、厳しい経済情勢の中、小樽市からの仕事を求めるもので、小樽市議会としても、その要請を受け、副市長に議会としても要請を行ったところです。昨年の実績を主な項目と金額及び何人の雇用が生み出されたのかでお示しください。また、今年度も予算措置されている仕事の項目と金額と見込まれる雇用者数をお示しください。また、こうした地元の零細企業に小樽市が何らかの仕事を提供する必要性は来年も続くと考えられますが、小樽市としての考えをお示しください。次に、補正予算の中で2点ほど質問します。初めは、銀聯(ぎんれん)カードです。補正予算説明書では、中国人観光客向け決済システム導入促進事業費で、銀聯カード対応設備導入に対する助成及び周知経費として200万円が計上されています。全国的に中国からの観光客が増加し、今後も増え続けるとの見通しがあり、その買物の金額も大変なものだと報道されています。また、通貨管理上、中国からの現金の持ち出しには限界があり、銀聯カードの優位性も報道されています。私も、小樽にも中国から多くの観光客が来ていただき、たくさん買物をしていただきたいと思います。平成21年度に小樽に来られた中国人観光客は何人でしたか。また、銀聯カードが使用できないことが問題となったケースはありましたか。お示しください。次に、銀聯カードの導入に対して、小樽市として、銀聯カード対応設備導入に対し、直接助成する意義をお示しください。また、補助金の受付等、一連の流れを説明してください。また、周知経費の内容をお示しください。次に、保育所緊急整備事業費補助金の中で、さくら乳児保育園の新設に関して、総事業費8,753万円の4分の1、2,180万円が予算化されています。少子化が進む中でも、ゼロ歳や1・2歳の保育ニーズは高まっています。さくら乳児保育園は、そうした市民ニーズにこたえるものだと思います。最初に、さくら乳児保育園の規模と機能と建設地をお示しください。次に、この保育園新設は、現在議論が進められている市立保育所の規模・配置に関する計画には既に織り込まれているものなのか、お聞かせください。また、小樽市次世代育成支援行動計画の後期計画の中では、どのように位置づけられているのか、お示しください。次に、市立保育所の再編計画についてです。今から3年前、小樽市は、市立真栄保育所の民間移譲計画を発表しました。年度途中の計画発表は、その後の国からの補助金申請に必要な条件をクリアするためとのことでした。それにしても時間がない中での議論で、保護者の皆さんも大変でした。しかし、この問題は、大変老朽化が進んでいた真栄保育所の移転新築という積極面が評価され、計画どおりに進むことになりました。その際の議論で出された問題が、小樽市における保育行政はどうあるべきか、つまり、保育需給の見通し、保育サービスの空白地域対策、子育て支援体制の問題について、しっかりとした検証がないままでの新しい保育所の誕生をどう考えるのかという問題でした。こうした議論や指摘を受け、平成20年に、小樽市保育所の在り方検討委員会が設置されました。そして、昨年12月に報告書が提出されました。報告書の主な点は、①少子化に対応し、民間保育所に配慮した市立保育所の定員の見直しや統廃合の推進、②産休明け保育、延長保育、一時保育、休日保育など特別保育事業の市立保育所での拡充、③家庭で育児をしている方への育児相談、仲間づくりや子育てサークルへの支援、地域での子育て支援センターの整備、④病児・病後児保育の開始、⑤幼保連携や認可外保育所支援と私は理解しています。初めに、この報告書について、市長の見解を求めます。次に、この報告書を受けて、本年6月に、小樽市は、市立保育所の規模・配置に関する計画案を発表しました。改めて、この計画をつくられた目的をお示しください。その際に、先ほどの小樽市立保育所のあり方について、報告の趣旨はどのように反映されているのか、お示しください。今回の計画を実施するに当たって第一に考えなければならないのは、この計画により新たな待機児童をつくらない点だと思いますが、市長の見解を求めます。特に最近、国は、全国で増え続ける待機児童解消のため、緊急避難的な方便として、歳児別定数や保育所の定員を超えた児童の入所を認めています。このことは、保育を受けている児童の生活環境面の問題と、保育を求めている保護者の切実な希望等をしんしゃくしたぎりぎりの判断と説明されています。しかし、本当の問題の解決は、保育所の増設など予算をかけた解決策にあることは言うまでもありません。今回の計画では、市立保育所6か所のうち、5か所で定員の削減が計画されています。唯一、削減が行われない銭函保育所でも、過去5年間の資料では、定員110人に対し、入所児童数が100人を超える月が45か月あり、そのうち6か月は110人以上の入所児童数でした。計画を検討する段階で、なぜ定員増とならなかったのか。検討されたのであれば、その内容をお示しください。過去5年間の資料で、今回の計画を見ますと、奥沢保育所では計画定員70人を超えた月が7か月、手宮保育所では計画定員90人を超えた月が29か月、赤岩保育所では計画定員110人を超えた月が33か月、長橋保育所では計画定員40人を超えた月が38か月、最上保育所では計画定員40人を超えた月が8か月となっています。特に、赤岩保育所では、過去3年間だけを見ると、110人以上の状態が29か月、80パーセントです。また、長橋保育所では、29か月、44パーセントが計画定員を超えています。今回の計画策定に当たっては、待機児童をつくらないことは当然ですし、最初から保育所定員を超えた入所児童を想定すべきではないと考えます。市長の見解を求めます。次に、歳児別定数についてです。奥沢保育所では3歳児の歳児別定数を19人から12人に変更しようとしています。しかし、過去5年間のデータでは、計画の12人を超えた月が36か月、60パーセント、さらに、現在の19人以上の月が11か月もありました。計画には無理があるように感じます。このことについても市長の見解を求めます。細かい数字の問題のように見えますが、市立保育所の定員削減にかかわることですので、よろしくお願いします。次に、廃止が検討されている保育所についてです。市立保育所の規模・配置に関する計画(案)では、5年後をめどに廃止又は民間移譲と方向性を決定とされていた手宮保育所と、平成26年度末から平成28年度末の間で廃止とされていて最上保育所については、その後の地域説明会で配付された資料において平成26年度中に再見直しと変更されておりました。しっかりした受皿がないのに、廃止とか民間移譲とか、保護者に刺激的すぎる表現について検討を求めたことに配慮をいただいたと受け止めています。計画にあるゆりかご保育園や日赤保育所がいっぱいのため、最上保育所を利用していて驚いた保護者も、安心しておりました。次に、長橋保育所についてです。計画では、定員60人に対し、平成22年5月1日現在の入所児童数33人、入所率55パーセントと低いこと、施設が昭和44年建築で老朽化していること、近隣地域に相愛保育所や龍徳オタモイ保育園があり、児童の受入れが可能なことから、平成24年度末、つまり25年3月末をもって廃止したいとなっております。確かに、相愛保育所は、定員70人に対し、入所児童数は53人、龍徳オタモイ保育園は、定員60人に対し、入所児童数は54人となっており、合わせて、定員130人に対し、入所児童数は107人で、23人の枠はあると言えます。しかし、この数字で市立保育所を廃止するあきがあると言えるのでしょうか。見解を求めます。保護者説明会が2回、また、個別の面談も行われたと聞いております。それぞれの経緯と、そこで出された意見、要望などをお聞かせください。小樽市では、今回のような市立保育所の廃止の経験はなかったと思います。これまでは、平成14年の赤岩保育所と高島保育所の新築統合と、平成20年の真栄保育所の民間移譲後の移設新築です。いずれの場合も、老朽化施設の新築が主な理由で、新しい保育所開設とセットでした。今回のような市立保育所の廃止と、廃止後の受皿として既存の民間保育所への転所をお願いするというのは初めてのケースです。くれぐれも慎重に進めていただきたいと思います。市立保育所の廃止決定に当たっては、保護者の一定の理解が必要と考えますが、見解をお示しください。次に、計画では、市立保育所の位置づけを、子育て支援事業や民間保育所が実施することが難しい障害児保育や病児・病後児保育などの特別保育事業の拡充を図り、地域における保育施策の推進及び総合的な子育て支援の核としての役割を担う拠点施設としています。これは、平成21年に出された小樽市保育所のあり方についての報告に沿ったもので、私もこの方向については賛成しています。しかし、計画案の年次計画では、新たに産休明け保育と延長保育を行う奥沢保育所の改築は平成27年度、実施は28年度から、また、新たに地域子育て支援センターを立ち上げる銭函保育所の改築は平成25年度、実施は平成26年度からとなっています。私は、第2回定例会の厚生常任委員会でこれらの改築工事の実施時期について質問しました。答弁は、「予算のめどがつかない計画はつくれない」だったと記憶しております。改めて、お聞きします。奥沢保育所と銭函保育所の改築工事の費用は幾らと見積もられているのか、お示しください。また、今定例会で議案として提案されている小樽市過疎地域自立促進市町村計画の過疎対策事業債を活用してこれらの改築工事を前倒しして進めることは検討できないものなのでしょうか。見解をお示しください。最後に、病児・病後児保育についてです。計画では、医療機関との連携、協力が必要なことから、実施に向けた協議を進めるとなっております。このことについて、協議の場は設定されましたか。私は、現実的な問題としては、新市立病院建設の中でしか解決は見いだせないのではないかと考えますが、一方で、小児科医師の確保の問題もあります。現状についてお示しください。次に、病院問題に関して、何点か質問します。最初は、基本設計についてです。予算がつけられ、7月1日に株式会社久米設計札幌支社と契約が結ばれました。改めて、基本設計のスケジュール全体をお示しください。また、現在どのような作業が行われているのか、お聞かせください。次に、地域説明会についてです。8月1日の広報おたるに新病院計画概要についての記事が大きく載りました。私は、この記事が出された前後に新病院建設に関する地域説明会が開催されることを期待しておりましたが、結果として開かれませんでした。新病院建設に関しては、量徳小学校の皆さんはもとより、それ以外の地域の皆さんにもできるだけ丁重に情報を提供してほしいとお願いしてまいりました。今回の新病院計画概要の決定は、基本設計再開の前提であり、整理するよう求めてきたものです。そして、再開される基本設計は、今の小樽病院の敷地と量徳小学校の敷地を利用することになっております。こうしたことが決定され、事業が再開され、動き出すということは、新病院建設に向け、大きな節目であったと考えています。小樽市か病院局による地域説明会はなぜ開かれなかったのでしょうか。説明を求めます。次に、今二つある病院の組織統合についてお聞きします。小樽市病院事業の設置に関する条例では、第4条で病院事業に地方公営企業法の全部適用が、また、第5条第1項では病院事業管理者1名を置くことが、第2項では病院事業管理者の権限に属する事務を処理させるために病院局を置くことが、そして、第3項では病院事業管理者は病院局長とするとなっています。こうした体制で、二つの市立病院、市立小樽病院と小樽市立脳・循環器・こころの医療センターが企業の経済性を発揮するとともに、公共の福祉を増進するよう運営されています。先ほども触れましたが、新病院建設に向けての基本設計が進められています。それぞれ歴史的経過も違い、診療科目にも違いがあり、さらに言うならば、職員の気質も違う二つの病院が協力しなければいい結果は出せません。現在二つある病院から一つの病院を新たにつくるための両病院の協議はどのような体制で進められているか、お聞かせください。次に、今のこの状態、つまり、小樽市病院局事務分掌規程ではほとんど同じように見受けられる二つの病院の組織が、いくら両病院の協議が円滑に行われていても、新病院の完成、引渡しの日まで続くとは考えにくいと思います。ある時点で、両病院のすべての職員が一つの病院の立場に立ち、新病院のあり方を協議、検討する体制に移行する必要があると思います。二つの病院の組織的な統合についてどのようにお考えなのか、今後のスケジュールなどもお示しください。次に、新病院の収支についてです。計画では、新病院になっても、入院患者数は現在の二つの病院の合計数とあまり変わらないと試算されています。これは、新病院の病床数388床で、一般302床、精神80床と、現在の二つの病院の入院患者の動向を踏まえたものから出されたのだろうと推察します。しかし、外来患者数が現在とあまり変わらないという計画には疑問があります。新しい病院が今の交通の便がよい現在地付近に建ち、当然、医療器具なども最新のものになる、こう考えると、患者の流れが変わり、新市立病院の外来患者数は増えると考えるのですが、あえて現在と変わらずとした根拠などがありましたらお示しください。次に、私たち民主党・市民連合は、本年3月に、福岡県八女市の公立八女総合病院の視察をさせていただきました。病院経営について大変進んだ取組をされておりました。その一つに、地元の医療機関と連携して、ほかの地方の病院にかかっている患者を地元の医療機関に引き戻そうとしている取組がありました。地元だけでパイの取合いをしていてはだめで、市民の医療ニーズなどを分析し、地域から必要とされる病院を目指し、パイを増やす工夫も必要との考えに基づくものです。少子高齢化、人口減が進む小樽市にとっても重要な視点ではないでしょうか。私は、以前に一度、小樽市民の医療ニーズを調べるようにお願いしましたが、小樽市からは断られました。理由は、後期高齢者医療制度ができたため、従来の国民健康保険を利用していた75歳以上の患者のレセプトが小樽市に戻ってこなくなったからでした。今回、私は、直接、後期高齢者医療制度の担当窓口と国保の窓口に、小樽市民の医療ニーズを調べたいのでレセプトからデータをとってくれるよう依頼しました。その結果、平成22年5月分のレセプトから医療機関受診状況の一部が報告されてきました。75歳以上の後期高齢からは、全体として入院3,294件、そのうち札幌市内に入院831件、25.23パーセント、さらに、そのうち56件は大学病院でした。外来は3万1,562件で、そのうち1,907件、6.04パーセントが札幌市内の病院で、そのうち157件が大学病院でした。また、同じように、小樽市国保では、全体の入院が1,094件で、そのうち273件、24.9パーセントが札幌市内の病院、そのうち35件が大学病院でした。外来は、全体で2万6,231件、そのうち3,046件、11.6パーセントが札幌市内の病院で、そのうち279件が大学病院というものでした。これらの札幌へ流れている患者を何とか新病院に取り戻すことはできないものなのか。改めて、後期高齢と国保のレセプトを分析し、対策を検討していただきたいと考えますが、見解をお示しください。次に、小樽病院と医療センターの救急患者の受入れについてです。私は、両病院で働く職員の皆さんの話を聞くため、時々、勤務時間終了後に出入りしております。そのとき、玄関で患者を運んできた救急車を見ることがあります。また、ストレッチャーを用意し、玄関前で患者の到着を待つ姿を見たことがあります。それぞれ小樽市内における公立病院として、また、地域医療の中核的病院として頑張っているものと理解しております。平成21年度1年間の小樽病院の救急患者処置室の時間外診療件数は1,839人で、そのうちの415人、22.6パーセントが入院となっています。診療科別に見ますと、内科574人、31.2パーセントと一番多く、続いて、整形409人、耳鼻科288人、外科265人、泌尿器科141人、麻酔科76人、眼科51人、皮膚科16人、産婦人科13人、小児科6人となっています。また、医療センターの救急外来診療件数は885件で、そのうちの608件、68.7パーセントが入院となっています。こちらも診療科別に見ますと、脳外科555人で62.7パーセントと一番多く、心臓外科・循環器科260人、精神科70人となっています。患者は、ほとんどの場合、救急車を利用して病院に来ているのでしょうか。病院ごとにお示しください。また、他の医療機関や夜間急病センターから転送されてくる患者の数も病院ごとにお示しください。小樽市夜間急病センターの平成21年度の2次転送の総数は何件でしたか。そのうち、小樽病院、医療センターを含む市内の五つの公的病院の受け入れた件数はそれぞれ何件となっていますか。先ほどお話しさせていただいた小樽病院と医療センターの2次救急受入れ件数と、夜間急病センターの把握している件数には大きな差があります。この差はどうして生じるものなのか、説明してください。小樽の二つの市立病院と小樽市内の公的病院をはじめ、多くの病院、診療所が有機的に連携して初めて市民の健康や命を守ることができるのだと考えています。私は、その関係を整理した文書が再編・ネットワーク化協議会の最終報告で、その基本精神は、地域医療を支えるための医療機関の連携、協力と、医療機関相互の切磋琢磨という言葉にあると理解していますが、現時点でこの文書に対する有効性を含め、見解を求めます。市立病院と医師会との関係については、これからもいろいろな角度から議論をしていただきたいと思います。特に、情報については、市立病院側からの意識的な情報提供の努力をこれまで以上にお願いしたいと思います。小樽市保健所を介してというルートもありますし、市立病院に勤務している医師はほとんど小樽市医師会の会員でもあります。市立病院と医師会の関係に関して、一つの事例があります。小樽市の隣の札幌市では、市立札幌病院の中に札幌市医師会の地方医療室が置かれています。その役割は、病病連携、病診連携を推進するため、各医療機関が機能を分担することにより、より質の高い持続性のある医療を提供するため、地域のかかりつけの医師からの紹介患者の受付と、院内各科との連絡調整などを行い、また、受診後の患者の診療結果を報告し、紹介した医師とともによりよい医療を患者に提供することとなっています。それぞれの費用負担などを取り決めた協定書もあります。そっくりこれをまねして市立病院に開設しろとは言いませんが、医師会との関係のあり方として検討し、医師会とも協議してみてはいかがでしょうか。見解を求めます。最後になりますが、済生会小樽病院が築港地区に新築移転するとの計画が明らかになりました。済生会小樽病院には、小樽市夜間急病センターが併設されています。本年5月に行われた小樽市医師会と厚生常任委員会との話し合いのとき、夜間急病センターの現状についてのお話がありました。また、小樽市医師会からは、引き続き夜間急病センターを守っていくとのお話もありました。しかし、済生会小樽病院からは、移転後も夜間急病センターは持つとの話はとうとう聞くことができなかったと記憶しております。新築移転に当たり、このことについて、小樽市にどのような考えが示されているのか、お示しください。以上、再質問を留保し、質問を終わります。(拍手)
答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)
斎藤博行議員の御質問にお答えいたします。初めに、財政問題に関して、平成21年度の市税収入が前年度に比べて約7億9,000万円減少した主な要因についてでありますが、個人・法人市民税については、いずれも平成20年秋のリーマンショックに端を発した世界的な景気低迷の影響などにより、個人所得や企業収益が減少したことが挙げられ、特に法人市民税では、前年度に比べて調定額ベースで金融・保険・不動産業で約5,200万円、サービス業で約2,900万円、卸・小売・飲食業で約1,900万円など、ほぼすべての業種で企業収益の悪化から減収となりました。また、固定資産税及び都市計画税については、平成21年度が土地、家屋の3年に一度の評価替えの年にあったことなどにより評価額が4パーセント程度減少したこと、たばこ税においては、健康志向の影響により販売本数が5パーセント程度減少したことが主な要因であります。また、平成22年度への影響でありますが、現時点では、法人市民税において、製造業などの分野で一部回復傾向が見られるものの、個人市民税、固定資産税及び都市計画税では景気低迷の影響が続いていることから、平成21年度に比べてさらに減収が見込まれております。しかしながら、平成22年度予算の見積りに当たっては、一定程度その減収を見込んでおりますので、22年度の市税収入の予算全体への影響は少ないと考えております。次に、一般会計の累積赤字の解消が22年度でほぼ確実になったことに対する私の感想でありますけれども、私が市長に就任した平成11年当時は、税収の低迷や公債費の増加など厳しい財政状況にありましたことから、財政の健全化を本市の最重要課題と位置づけ、まず、平成12年度には、平成13年度から17年度までを計画期間とする財政健全化計画を策定し、人件費の抑制や事務事業の見直しに取り組んだところであります。しかしながら、国の三位一体改革による地方交付税の大幅な削減は、その後の本市の財政運営に大変大きな影響を及ぼすこととなり、財政再建団体への転落も危惧されることから、これを何としても回避するため、平成17年3月には財政再建推進プラン、平成19年3月には財政健全化計画を策定し、財政の健全化に向けて懸命に努力をしてまいりました。このように、任期中のほぼすべてをかけて財政の健全化と真正面から向き合ってきたことを考えますと、一般会計の累積赤字の解消を目前にして大変感慨深いものがあり、この間、さまざまな面で御理解、御協力をいただきました市民の皆様に深く感謝を申し上げますとともに、職員の協力にも大変感謝をしているところであります。本来の意味での財政再建はいまだ途上にあると言わざるを得ませんが、今後とも、これまでの努力をむだにすることなく、着実に健全財政への道を進むよう願っておりますし、残された期間、私としても精いっぱい努力を続けていきたいと考えております。次に、財政再建のため、これまでに実施してきた市民負担を含めた財政効果でありますが、必ずしも市民負担の概念が明らかではありませんが、財政再建推進プランに基づく事務事業の見直しの効果について、平成16年度から21年度までの間、各年度に新たに実施した見直し項目の効果を単純に累計いたしますと、合計で約43億円となります。なお、この中でも、特に市民への影響も一定程度あったと考えられる使用料・手数料及び保育料の見直し、ふれあいパスの一部負担の導入、水道料金及び下水道使用料の減免の見直し、市単独の医療助成事業の見直しについて、その効果額を同様に単純に累計いたしますと約6億円となります。次に、平成20年度から実施しております期末・勤勉手当の独自削減による財政効果でありますが、本年6月までの支給分を決算額等を基に算定いたしますと、職員分としては全会計で約14億円、特別職分としては約600万円となっております。次に、職員給与の独自削減回復の考え方ですが、一般会計の決算におきましては、平成20年度に引き続き、21年度についても単年度収支が黒字となりました。その要因としてはさまざまあるわけでありますが、特に職員の協力により実施してきた給与の独自削減の効果が大きいところであります。ただし、一方では、依然として、財源対策のため、他会計や基金からの多額の借入れを行っていることも実態としてあり、本市の財政構造そのものが好転したわけではないと認識していることから、基本給をはじめとした独自削減の回復につきましては、これまで同様に、今後の財政見通しなどを踏まえ、慎重に判断しなければならないものと考えております。また、職員給与等の独自削減による財政効果の総額でありますが、本俸の独自削減を始めた平成16年度から21年度までの決算額を基にそれぞれの年度の削減額を算定いたしますと、報酬及び賃金も含め、全会計で総額約55億6,000万円となっております。次に、職員の削減についてですけれども、本市では、財政健全化の一環として、一定の配置が定められている職種や医師、看護師などを除き、この間、原則、退職者不補充を基本に職員数を削減してきましたが、事務職では中途退職者が予想以上に増加したことなどを勘案し、一定の職員採用も行ってきております。また一方では、民間委託や指定管理者制度の導入を進めたことや、組織・機構の再編を通じて業務の見直しを行うなど、事務事業の効率化に積極的に取り組み、スリムな組織づくりを進めてまいりました。さらに、職員配置に当たりましても、毎年、各職場における業務量と職員数の検証を実施し、業務量に見合った人員配置に努めておりますが、職員不足によって業務上の事故や健康問題などが発生することのないよう、今後とも十分留意してまいりたいと考えております。なお、職員の退職者不補充による人件費の削減額につきましては、独自削減を始める前年の平成15年4月から本年4月までの職員数で比較すると、市全体で439人の職員が減少しており、1人当たりの人件費を共済費等の事業主負担を含めて720万円として試算しますと、約31億6,000万円となります。次に、小樽市独自雇用対策事業でありますけれども、平成21年度の実績としましては、墓地側溝しゅんせつ事業や街路樹剪定等事業など7事業で事業費総額約1,730万円、34名の雇用を創出しております。22年度につきましては、まだ発注していない事業もあることから予算ベースではありますが、小中学校児童生徒用いす補修事業や市営住宅遊具等塗装事業など7事業で1,830万円、74名の雇用が創出される見込みとなっております。次に、来年度に向けての独自雇用対策事業でありますが、現下の有効求人倍率が改善されない中、雇用情勢も厳しい状況が続くものと見込まれますので、今後もその動向等を十分注視ながら検討してまいりたいと考えております。次に、補正予算について何点か御質問がありましたが、初めに、中国人観光客向け決済システム導入促進事業、いわゆる銀聯(ぎんれん)カードの導入に対する助成制度でありますが、平成21年度に小樽を訪れた中国人観光客は、宿泊客数で5,500人となっております。日帰り客数を国別に把握することは困難でありますが、宿泊客数の数倍が日帰りで本市を訪れ、市内散策をされていると見込まれております。また、これまで、銀聯カードに関して問題となったケースの有無でありますけれども、土産物店で銀聯カードを利用できないとの不満は直接聞いたことはありますが、問題となったケースは把握しておりません。日本を訪れる半数以上の中国人観光客は、旅行の目的として買物を挙げており、その消費意欲にこたえるためにも、銀聯カードの利用可能店舗の増加を促すことは経済効果を高める上で極めて有効な方策であります。また、今回の助成制度は、市が実施するカードの利用状況調査に協力することを要件としており、中国人観光客の消費動向やニーズを把握する上でも大変意義のある取組と考えております。次に、助成制度の事務の流れと周知経費の内容でありますが、助成の申請に当たっては、観光振興室で申請書を受理し、審査の上、交付決定を行い、その後、申請者の設備導入と支出を確認し、助成することにしております。また、周知経費につきましては、中国人観光客に対して銀聯カードが利用可能な店舗であることを示すステッカーや店舗マップの作成などの経費であり、既に導入している店舗もあわせ、銀聯カードが利用できる店舗をPRし、中国人観光客の利便性の向上を図ってまいりたいと考えております。次に、さくら保育園の新設についての御質問でありますが、建設予定地は桜1丁目のさくら保育園の道路を挟んだ向かい側で、定員はゼロ歳児15人、1歳児15人、合計30人であります。このたびの民間による乳児保育園の整備については、市立保育所の規模・配置に関する計画(案)には盛り込まれていませんが、小樽市次世代育成支援行動計画の後期計画では3歳未満児の保育所定員について拡大することになっており、方向性は合致していると考えております。次に、保育所の再編計画についての御質問でありますが、まず、保育所の在り方検討委員会からの答申についてでありますが、検討委員会からは、入所児童数の推移、施設の状況、市立保育所に求められるものや全市的な定員の見直しなどについて検討結果をいただきました。市立保育所は、保育需要が減少する中で、民間保育所の運営実態も勘案し、定員の見直しをする必要があること、低年齢児の保育需要を考慮すること、また、延長保育などの特別保育を拡充すること、そして、子育て支援センターを中心とした子育て支援事業を拡充することなどが求められるなど、市立保育所のあり方について十分御検討いただいたものと認識しております。次に、市立保育所の規模・配置に関する計画(案)の目的でありますが、市立保育所のあり方について見直しを行い、効率的な運営に努め、保育サービスや子育て支援の拡充を図るための計画であります。在り方検討委員会報告では、少子化の進行に伴う保育需要の減少に対応した全市的な定員の見直しや、多様化する保育ニーズにこたえる特別保育の拡充などが求められており、こうした検討結果に配慮して、子育て支援センターの増設やゼロ歳児を中心とした低年齢児保育の拡充、また、全市的な定員の見直しなどについて計画(案)に反映したところであります。次に、計画実施に当たっては、新たな待機児童をつくらないことを考慮すべきとの御指摘でありますが、定員の見直しなどについてはそのようなことがないように進めていきたいと考えております。次に、銭函保育所の定員でありますが、直近3年間の入所児童数を平均いたしますと105人となりますので、現在の定員数である110人を増やす必要はないものと考えております。次に、最初から保育所定員を超えた入所を想定すべきでないとの御指摘でありますが、平成23年度からの市立保育所の定員数につきましては、これまでの入所児童数を基に今後の保育需要などを勘案して設定いたしますが、その際に定員超過を前提にすることはありませんが、一時的に定員を超えることはあり得るものと思っております。次に、奥沢保育所の3歳児の定員でありますが、本年9月1日現在の入所児童数は3歳児が10人、2歳児11人となっておりますが、3歳児についての過去3年間の平均では15人となっており、奥沢保育所の3歳児の定員については再検討の余地があるものと考えております。次に、相愛保育所と龍徳オタモイ保育園を合わせた定員と入所児童数の差は現在23人しかなく、将来廃止する長橋保育所の児童を受け切れないのではないかとの御指摘でありますが、相愛保育所の現在の定員は70人ですが、昨年までは15人多い85人の定員で運営しておりました。相愛保育所側からは、必要であれば定員を戻すことは可能だと聞いておりますので、龍徳オタモイ保育園と合わせて受入れは十分可能であると考えております。次に、長橋保育所の保護者説明会と個別面談でありますが、保護者説明会は6月30日と8月30日の2回、個別面談は7月中旬から7月末の間に行っております。1回目の説明会の主な意見としては、廃止ではなく、民間移譲する考えはないのか。廃止年度を今いる子供たちが全員卒園する26年度末にすることはできないのか。ほかの保育所に移った場合に保育時間などの条件は変わらないのかなどでありました。個別面談は、廃止を予定する平成24年度末に卒園していない今の1歳児と2歳児の保護者12人と面談し、保育所が廃止となった場合にどのような不都合が生じるのか、転所した場合の送迎の方法などについて伺っております。その中で、半数の方が卒園するまでの廃止延期を望まれておりました。その理由としましては、車がないため、現在は徒歩で通っているが、転所した場合はバスで通うことになり、経済的に負担がかかる。あるいは、転所した場合、仕事の時間に間に合わなくなるなどの御意見がありました。2回目の保護者説明会は、これらの御意見を踏まえて開催したもので、市の方から、現在の1・2歳児に対する何らかの救済措置を検討している旨を説明し、その検討結果を次回の説明会で報告することにしております。次に、市立保育所の廃止に当たっては、保護者の一定の理解が必要であるとの御指摘でありますけれども、実際に保育所を利用されている保護者の皆さんに計画の内容について十分に説明をし、御理解をいただけるように努めてまいりたいと考えております。次に、銭函保育所と奥沢保育所の改築工事の費用と過疎対策事業債についての御質問でありますけれども、工事費につきましてはまだ算出しておりません。また、過疎対策事業債につきましては、可能な限り活用してまいりますが、工事実施年度の前倒しにつきましては、今後の本市全体の財政状況などを見ながら判断する必要があるものと考えております。次に、病児・病後児保育にかかわっての医療機関との協議についてでありますけれども、市立小樽病院と協議を行いましたが、病児・病後児保育を行う予定はないという考えが示されておりますので、今後、他の医療機関等と協議をしていくことになります。次に、病院問題に関連しまして何点か御質問がありましたが、私が答弁したもの以外は病院局長からお答えいたします。初めに、夜間急病センターから市内公的病院等への2次転送件数でありますけれども、平成21年度は全体で588件の転送事例があり、市内公的病院等へ転送された件数は494件となっております。これを病院別に示しますと、市立小樽病院が89件、医療センターが69件、済生会小樽病院が143件、小樽協会病院が112件、掖済会病院が81件となっております。次に、新病院と医師会との連携の話でありますけれども、市立札幌病院の例が話されましたけれども、この例は、平成7年の新築移転時に、札幌市医師会からの申出により、専任職員2名を院内に配置し、医師会に加入している医療機関からの紹介患者の受入れに係る事務を行っており、市立札幌病院が複数の診療科を持つことから、合併症を持つ患者の紹介、受診が多いと聞いております。小樽市においては、市内の医療機関や診療所との患者の紹介、逆紹介に既に取り組んでおりますし、オープン病棟では市内開業医との連携により診療を行っております。また、診療クリニカルパスやネットワークシステムの導入による患者中心の連携についての動きもあります。今後は、医師会との情報交換を進める中で、地域医療の確保に向け、諸課題の解決には医師会の協力も必要であることから、札幌市医師会が行った地域医療連携対策等を紹介しながら、小樽市医師会の新病院へのかかわり方についてよりよい方向性を模索してまいりたいと考えております。最後に、済生会小樽病院の移転に伴う夜間救急センターの今後についてでありますけれども、夜間救急センターは、将来にわたる安定的な運営と診療機能の充実を図るため、大きな病院に併設する必要があるとの考えの下に、平成2年に医師会が中心となり検討した結果として、平成5年から現在の済生会小樽病院に併設する形で運営されることとなったものであります。このほど公表されました済生会小樽病院の移転計画の中には急病センターについて具体的に示されておりませんが、夜間急病センターは、本市の1次救急医療の拠点として今後とも継続していかなければならない施設でありますし、このたびの移転計画に伴い、今後、設置場所や運営体制等について、指定管理者である小樽市医師会や関係医療機関と早急に協議を進めてまいりたいと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 病院局長 並木昭義(病院局長は2025年3月まで)
斎藤博行議員の御質問にお答えいたします。初めに、平成21年度決算にかかわっての御質問がありました。まず、看護師の欠員数ということでありますが、年度途中の採用や退職がありますので、平成21年度における1か月平均の欠員数でお答えいたしますと、両病院で31人ということになっております。また、欠員分の給与の総額ということでありますが、これについては、特に算定はしておりませんが、仮に欠員を新卒者の新規採用で補充したとして試算しますと、法定福利費も含めた新卒の看護師の年間給与はおおむね400万円程度と見込まれておりますので、これに先ほどの31人を乗じますと1億2,400万円程度が欠員分の給与の総額ということになると思います。次に、小樽病院のいわゆる差額ベッドの料金体系と利用状況についてでありますが、現在稼働している差額ベッドの種類といたしましては、特別室が1室、1等室乙が2室、2等室が5室となっております。料金は、税込みで特別室が8,820円、1等室乙が2,310円、2等室が1,150円となっており、平成21年度における利用状況は、特別室が延べ102日、2等室が延べ374日となっており、1等室乙については利用はありませんでした。なお、特別室につきましては、改革プランにも上げておりますとおり、先般、改修を行い、療養環境を整備したところで、本年10月1日から料金改定を予定しているところであります。次に、新市立病院問題について、何点かお尋ねがありました。最初に、基本設計のスケジュールについてでありますが、基本設計業務は、基本設計のほか、測量調査、地質調査、テレビ受信障害予測調査を一体として、本年7月1日に委託契約を締結し、平成23年2月28日までを委託期間として作業を進めているところであります。基本設計の大まかな進め方としては、6月に作成した新市立病院計画概要に基づく条件の整理などを行い、ゾーニング案を各部門と調整しながら、骨格となる平面プランを9月末くらいまでにまとめていく予定であります。その後、年内には、機械設備、電気設備を含めた部屋ごとの詳細について協議、調整を行い、来年2月末までにはまとめの作業を行っていく予定であります。これらの作業と並行しまして、建物の構造計画の検討や建築費の概算金額の策定などのほか、基本設計以外の地質調査業務などについても実施していくこととしております。次に、業務の進捗状況についてでありますが、基本設計につきましては、契約締結後、設計者から提案のありました各階の平面プランの基になるゾーニング案につきまして、私と両病院長が、各診療科の医師や看護部をはじめ、各部門の代表者のヒアリングを行い、その結果を踏まえた修正を行いながら、現在、おおむねゾーニングがまとまる段階まで来ているところであります。また、基本設計以外の業務のうち、測量調査につきましては、8月5日から量徳小学校敷地の測量作業を開始し、9月初旬に現地での業務を終了しており、現在、測定結果の取りまとめを行っているところであります。次に、新市立病院計画概要の地域説明会はなぜ開かれなかったかというお尋ねについてでありますが、新病院の建設地を量徳小学校と現在の小樽病院の敷地に変更することにつきましては、地域の方々の御意見を伺うため、何度も地域説明会を開催し、市としての方針を決定した段階においても、市長みずから出席して量徳小学校PTAの方々や地域の皆さんに御説明をし、理解を求めたところであります。これに対し、計画概要につきましては、新病院の規模・機能の計画を示したものであり、地域の方に限らず、広く市民の皆さんにお知らせすべきと考え、まず、市民を代表されている議会への報告を行い、市のホームページにその全文を掲載したほか、本年8月の広報おたるに4ページにわたる記事を掲載したところであります。現在、第2回定例会での議決を受けて基本設計を行っている段階ですので、基本設計が進み、建物の概要などが明らかになった段階では、地元町会等への説明会を開催するとともに、市民の皆様には広報やホームページでお知らせをしたいと考えております。次に、新病院に向けた二つの病院の組織統合についてでありますが、昨年4月1日の地方公営企業法の全部適用に伴い、両病院は病院局という一つの組織に組み込まれました。また、病院局における最高決定機関として、私のほか、両院の院長、看護部長などで構成する経営戦略会議を立ち上げ、さらに、今年度からは、新たに薬剤師、検査技師、放射線技師それぞれの統括ポストを設け、この会議のメンバーに加えております。また、両病院職員から成る医療材料費削減、DPC推進、病院機能評価受審のための委員会を結成し、それぞれが活動しているところであります。事務部門につきましては、経営管理部主導型の体制とし、両病院の広報活動を活発化するため担当部署も設置したところでありますので、より一層、統合に向けた協議が円滑に進むものと考えております。私といたしましては、これまで、職員に対し、一つの病院になるという意識づけを心がけてきたところでありますし、今後も引き続き経営戦略会議を中心として統合、開院に向けた協議を進めることになります。統合、開院までの期間は、それぞれ各病院で運営していく必要もあり、業務に支障のない範囲内で作業手順の統一化などを図るほか、円滑に開院できるために、新築計画の進行状況に合わせて診療、人事、管理、運営体制について適宜変更していく考えであります。次に、新病院の収支計画についてでありますが、1日平均の外来患者数につきましては、現病院の平成22年度当初予算での740人をベースに、開院後は診療科の増も考慮し、40人程度の増加を見込み780名と試算しております。確かに、他病院の事例を見ましても、新病院開院の効果は確実にあると思っておりますが、他の変動要素も考えられますので、現時点では、収支計画につきましては、過度な期待はせず、現実に沿った試算をしたところであります。次に、レセプトを分析し、札幌に流れている患者を新病院に取り戻す対策を検討すべきとの御意見ですが、平成20年度におきまして、再編・ネットワーク化協議会の協議資料のため、医療保険部の協力をいただき、国保データに基づき地域の医療動向について分析した経緯があり、そのときのデータでは、小樽市の入院自給率は、平成19年度は75.5パーセントであり、平成15年度の79.2パーセントから毎年1パーセント程度下がっているという状況でありました。小樽の医療機関は1次、2次医療を担う力を持っており、高齢化の進む中で、新市立病院に限らず、地元で入院治療をできる医療体制を確立する対策が必要であると考えております。医療動向の分析は、平成20年度に後期高齢者医療分が広域連合に移行され、レセプトデータを分析することができなかったため、その後の分析は行っておりませんが、定期的に地域の医療動向を把握することは病院運営上も有効であると考えますので、どのような手法で分析できるか、関係部局とも相談しながら検討してまいりたいと考えております。次に、救急患者の受入れ状況についてでありますが、時間外の救急患者全体の受入れ件数は、平成21年度実績で小樽病院が1,839件、医療センターが885件、合わせて2,724件で、そのうち、救急車により搬送された件数は、小樽病院が301件、医療センターが593件、合わせて894件でありました。全体に占める救急車搬送の割合は、小樽病院では16.4パーセント、医療センターは67パーセント、合わせて32.8パーセントとなっており、70パーセント近くがタクシーや自家用車などで来院する患者となっております。なお、このうちの多くは、あらかじめ電話で担当看護師が相談を受け、当直医師に連絡し、受診の承諾を得ているものであります。また、他医療機関や夜間急病センターから転送された件数の合計は、平成21年度実績で、小樽病院が188件、医療センターが262件ということになっており、そのうち、他の医療機関から直接の転送は小樽病院が100件程度、医療センターが200件程度と、夜間急病センターからの転送よりも多くなっておりますので、このことが夜間急病センターでの集計との差になっているものと思われます。このように、両病院では、市立病院での診療を必要とする数多くの救急患者の受入れを行っているところであります。夜間急病センターが基本的に時間外における1次救急を担っていることは、両病院をはじめ、他の医療機関が2次救急患者の対応に専念でき、また、勤務する医師たちの負担軽減に大いに役立っております。小樽・後志地区の救急医療体制が円滑かつ効率的に運営されるためには、市及び医師会が中心となり、正確な実態を把握、検討し、課題の解決に向けて早急に協議する必要があるものと考えております。次に、再編・ネットワーク化協議会の最終答申の有効性ということでありますが、この協議会では、都合7回の協議が重ねられ、昨年9月に最終答申として提出され、この最終答申をもとに、改革プランの再編・ネットワーク化に係る計画をまとめたところでありますので、その内容に沿って事業に取り組んでまいりたいと考えております。なお、本年度中にネットワークサーバを小樽病院に設置し、小樽病院、医療センターと市内の医療機関、場合によっては北後志地区の医療機関も加えた連携をとっていく予定であります。(「議長、17番」と呼ぶ者あり)
再質問 17番 斎藤博行
何点か再質問させていただきたいと思います。最初に、銭函保育所に関して、定員の見直しをする考えはないというようなことでお答えをいただきました。これは、定員と入所状況だけを見るとそういう説明も一つあるかとは思いますけれども、例えば、実際の奥沢保育所の待機児童の数を見たときに、実際に待機児童が発生している、そういう状態をどういうふうに考えているのでしょうか。例えば、本年9月1日現在でも、銭函保育所では待機児童が発生しているわけであります。待機児童というのは、御承知のように、年度末に向けて少しずつふえていって、3月にピークを迎えて、そして卒園していく。例えば、本年3月1日現在の銭函保育所の待機児童というのは7人いるわけです。定員だけを見ると、110人に対して114人入れており、定員を超えて入れています。けれども、7人の待機児童が本年3月1日時点で発生しているわけです。こういった現実というものをどういうふうに見られて、銭函保育所については今のままでいいのだと判断したのかというのはなかなかわからないというところであります。こういうことを解消するために、やはり、増改築を含めた計画がその次にあるのだろうと思いますけれども、それがなかなかうまくいっていない以上は、やはり、銭函保育所の待機児童を解消するというのもこの計画をつくる趣旨としては大事なことだと思いますので、改めて、待機児童が3月には7人いた、今も2人いる、これからも増えていく、そういう実態についてどういう見解をお持ちなのか、お聞かせいただきたいと思います。それから、二つ目は、これは確認させてもらいたいと思いますけれども、本日の私の質問に対して、二つ、市長から、前向きな御答弁をいただきました。一つは、奥沢保育所の3歳児については、計画について見直していきたいという考えが示されたというふうに受け止めたいと思います。それからもう一つは、これは、長橋保育所の部分について何らかの救済措置を考えていきたい、そういう御答弁があったと思います。これは、2回の保護者説明会、それから個別面談の内容等を踏まえると、保護者の最大のニーズは、多少人数が少なくなっても、長橋保育所で卒園したいのだと、そういった思いを一生懸命ぶつけているというふうに理解しています。そういう保護者の気持ちを踏まえて、何らかの救済措置をとる、そういうふうに考えられているというふうに受け止めるわけなのですけれども、その辺についてもう少しお話をいただきたいと思います。それから、三つ目は、夜間急病センターの問題といいますか、済生会小樽病院の問題です。これは、これからどこかを決めるのであればいろいろな議論の余地もあるかもしれませんけれども、今、市長がおっしゃったように、夜間急病センターというのは公設民営で市がお金を払って建物を整備しているはずです。ですから、普通考えられるのは、済生会が移転すると考えたときには、小樽市の税金でつくった建物は自分のところについているわけですから、これについての考え方を、お金を出した小樽市に、当然、小樽市の夜間急病センターですから、何らかの意思表示があるというのが引越しを考える人の普通の常識ではないかと私は思います。ですから、待っているとか、何も言ってこないからというのではなくて、市民が納めている税金であの場所に夜間急病センターをつくったという経過があるわけです。そこの場所で2次救急を受けていた済生会小樽病院が移転すると言っているわけですから、夜間急病センターの今後について、現時点で小樽市に何の説明もなければ何のあいさつもないというふうに言われるのは、私の理解力ではなかなか理解できないので、改めてもう少し経過があればお知らせいただきたいと思います。それから、四つ目に、過疎対策事業債を使って、保育所の改築の実施年次と言うのですか、工事の部分を前倒ししてもらえないのかと。過疎債は保育所建設についても起債の対象となるというふうに理解しています。今、計画をつくっていますので、そういった中でもできるだけ早く前倒ししていくという方向をより明確にお答えいただけないでしょうか。できないのなら、これは予算特別委員会でまた頑張らなければならないとも思いますけれども、せっかくの機会ですので、ここでもう少し踏み込んだお話をいただければというふうに思います。以上、4点について再質問させていただきます。
答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)
私から答弁したもの以外は福祉部長から答弁申し上げます。初めに、夜間急病センターですけれども、これはいろいろな経過がありまして、なぜ済生会小樽病院にいったかということは、当時の記録を見ますと、医師会が選定したのです。医師会が済生会にお願いしたという経過があります。ですから、基本的には、済生会の責任ということではなくて、小樽市と医師会がやはりこれから協議していかなければいけないだろうと思います。これは、まだ済生会から何も話がありませんけれども、済生会から来る話が本当なのかどうかわかりませんが、過去の経緯を見まして、いわゆる救急問題については医師会の中にそういった委員会を立ち上げてずっと検討してきた結果が、医師会の委員会としては済生会にお願いすべきだと。なぜ市立小樽病院ではないかというと、市立小樽病院は2次救急をやるようにということがあったようでございますので、そういったいろいろな経過がありますので、それらを踏まえて医師会のほうとまた話をしていきたいと思います。それから、前倒しの関係ですけれども、過疎対策事業債を利用した事業がメジロ押しなのです。学校の改築、プール、病院、その他たくさんあるものですから、今、全部、事業を挙げてどこを優先していくのか、それをしっかり整理して、後年度に一気に財政負担にならないように、そこは上手く調整してやるべきだというふうに思っていますので、そういうことで今検討していますので、もう少し時間をかしてください。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 福祉部長 中村浩(福祉部長は2011年7月まで)
保育所につきまして、2点御質問がございましたので、私のほうから答弁させていただきます。まず、銭函保育所の定員の見直しでございますけれども、今回の定員の見直しについて、今回、斎藤博行議員のほうからは過去5年間の数値で御質問をいただいていて、私どものほうからは3年間で答弁をさせていただいているところです。この3年間につきましては、以前の厚生労働省通知による、いわゆる定員を増加させるべき要件として、3年にわたって2割、定員を超えたときということがありますので、その3年間というのを一つの根拠にしてございます。それで、今、市長から答弁申し上げましたとおり、直近3年間を平均して105人、定員数110人をふやす必要性はないという基本的な考え方でおります。あと、今の年度途中での待機児童の問題ですが、直近ですと9月7日ぐらいに、新聞報道で、厚生労働省の発表がありましたけれども、一時的に小樽市でも待機児童が発生している、そういうことを今後どういうふうに解消していくかということですけれども、それは、今回の計画が、例えば23年度に見直しをして、その後の定員の見直しを書いてございませんけれども、それを、前に斎藤博行議員からも御指摘があったように、5年、6年先の定員をなぜ今言えるのかという御指摘がありましたので、計画の中で、一定の年限で見直していくような、そういう方向で進めてまいりたいと思ってございます。それからもう一つは、長橋保育所の救済措置のことでございますけれども、6月30日に1回目の説明会があり、そのときに、実際に長橋保育所が廃止されると困るという一番大きなお話の中で、卒園まで年限がかかる保護者の方々からお話がありましたので、その具体的な救済措置として、例えば、タクシーによる送迎とか、バスによる送迎ですとか、あるいは分園による延長とか、そういうような選択肢が幾つかあって、その中で、今の皆さんのニーズに何がどうこたえ得るのかということについて個別に話を今進めさせていただいているところでございますので、それが具体的に今の御希望をされている方のニーズとマッチングしたときにまた報告申し上げたいと思います。(「議長、17番」と呼ぶ者あり)
再質問 17番 斎藤博行
前倒しの話は、今、市長のほうからプールという言葉も出ましたけれども、奥沢保育所、真栄保育所については改築の見積りもとっていないという話ですが、集中して困るというのもわかりますけれども、私が、例えば奥沢保育所、真栄保育所の前倒しという議論をするときに、たくさんお金がかかってまた新たな財政問題になったら困るというのもわかりますが、少なくとも奥沢保育所はこのぐらい、銭函保育所はこのぐらいだという見積りぐらいを示してもらって、市民の皆さんに、どれを先にやっていくのだと、そういう議論をさせていただきたいと思いますので、その辺については改めてお願いしておきたいと思います。それから、長橋保育所の救済措置に関してですけれども、保護者の気持ちというのは、私も何回か行かせてもらっていますけれども、やはり一番多いのは、あそこで卒園したい、そういう気持ちだということなのです。タクシー代を出してくれという話とは、ちょっと違うのではないかというふうに思っていますので、やはり、保護者の気持ちをきちんとつかまえるというふうにおっしゃっていますので、そうであれば、やはり長橋保育所のあり方そのもの、計画上のあり方そのものについて踏み込んだことを考えてもらわないと、失礼ですけれども、矮小な救済策ではなかなか御理解いただけないのではないかというふうに思います。それからもう一つは、銭函保育所は平均して105人だったとか、3年間のデータだ、5年間のデータだというのは、それはそれでデータのとり方と見方ですからいいのです。ただ、現実の問題として、今の定員で、昨年は待機児童が7人いたという現実について全然コメントがないのではないかと思うのです。定員については超えることもあるけれども、平均では下回っているのです。だけど、現実の問題として、昨年1年間見ていても、3月の卒園時のときには7人の待機児童がいるという現実をどう解消するための計画づくりがされたのかというのが全然見えてこないのです。やらなくてもいいという理由だけにしか聞こえないのですけれども、今、現に2人の待機児童を抱えている小樽市としてどうするつもりなのか、もう一回説明していただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 福祉部長 中村浩(福祉部長は2011年7月まで)
長橋保育所の救済措置が、矮小という表現でしたけれども、先ほど答弁した、例えばタクシーとかバスとかということについては、具体的にそれでは時間が間に合わないとか、あるいは、子供だけタクシーに乗せるのは不安であるというお話をいただいております。それから、分園ということについても、保育所の行事が、例えばお遊戯会とか、そういうものがちゃんと開催されるのかとか、あるいは、所長がいるのかと、そういう御質問もございました。ですから、そのことについてどういう措置がとれるのか、現在検討中でございます。それからもう一つ、銭函保育所の待機児童の問題ですけれども、今の定員の問題と、それから施設基準、面積基準、それから人員基準のことが絡んでいて、そこに実際に定員を超えて入れる施設の要素があっても人的に措置ができなくて待機児童を受け入れられなかった現実があると思います。そういう部分をどういうふうに計画の中に盛り込んでいけるのか、それについても現在検討中でございます。