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小樽市議会 平成21年第4回定例会 2009年12月9日

本市観光の課題と展望

2009年12月9日、小樽市議会の一般質問で、山口保議員が「本市観光の課題と展望」について質問し、市長 山田勝麿、教育長 菊譲が答弁しました。

質問者
山口保 議員
答弁者
市長 山田勝麿、教育長 菊譲

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 18番 山口保

質問に先立ちまして、本日、私の個人的な事情によりまして質問の順序について配慮をいただいたことを、まずもってお礼を申し上げます。それでは、質問に入ります。一般質問を行います。平成 20 年度、4年ぶりに実施された本市の観光客の動態調査は、財政困難の中、外注に出さず、産業港湾部の手による自前の調査となりました。幾多の業務を抱え、多忙の中、調査をまとめられた本市観光振興室並びにアンケート調査に協力をされた市民ボランティアの皆さんに敬意を表するものであります。一方で、平成 12 年と平成 16 年にまとめられた過去2度の調査に比べて、観光の本市経済への波及効果や観光産品の地場調達率など、重要な指標が欠落をした調査に終わったことは大変残念であります。過去2度の調査は、本市観光が市内経済に与える影響の大きさを官民ともに確認をする機会となったことは記憶に新しいところであります。これまでにも、幾度も触れさせていただきましたが、ちなみに申し上げますと、平成 12 年の本市観光の経済波及効果額は 3,046 億円と推計をされ、同年の市内産出額は8,524 億円であり、市内経済に占める観光の割合は 35.7 パーセントと推計をされました。市内産出額につきましては、随時統計を修正されまして報告されておりますが、修正後の平成 12 年の市内産出額は7,587 億円となっておりますので、40 パーセントということになります。同じく、平成 16 年の経済波及効果額は 2,668 億円とされており、同年の市内産出額は 7,359 億円ですから、36.2 パーセントとなっておりました。また、観光入込客数では、平成 12 年は 859 万人、平成 16 年は 754 万人と、12.3 パーセントの減少、経済波及効果額も 12.5 パーセントの減少となっており、入り込み数の減少に比例して、経済波及効果額も同様に減少しております。さて、今回の調査で着目されるのは、観光客1人当たりの平均消費額の落ち込みの大きさであります。前回の調査に比べまして、宿泊客では2万 9,384 円となっており、前回の3万 3,090 円に比べ 12.2 パーセントの減少であります。日帰り客では1万 956 円であり、前回の1万 6,683 円に比べ 34.4 パーセントの大幅な減少であります。前回の調査では、観光客の年間消費額は 1,319 億円と推計されておりましたが、今回の調査では報告がなされておりません。推計されていましたら、知らせていただきたいと思います。また、観光客の平均消費額の減少の中でも、特に日帰り客の消費額の大幅な減少は、購入された土産品の品目が、前回トップのガラス工芸品から菓子類に移るなど、原因は幾つか考えられますが、どのように分析をされていますか、あわせてお答えいただきたいと思います。いずれにしましても、昨年秋以降の世界的な経済危機を受けての経済の低迷は、本市観光にも暗い影を落としております。観光協会の堺町エリアでのヒアリング調査では、菓子類は健闘をしているものの、物販や飲食では、総じて2割以上の売上げ減との報告であります。本市の衰退に歯止めをかけるべき観光が、今、力を失いつつあるのではないかと危ぐをするものであります。振り返って考えてみますと、本市観光は、あの 10 年続いた運河論争を経て、昭和 61 年の運河散策路の整備、あわせて堺町地区は昭和 58 年の北一硝子3号館の開館に始まり、平成元年の小樽オルゴール堂をはじめとするメルヘン交差点などの人気スポットの形成、寿司屋通りや運河沿いなどのホテルの建設ラッシュなど、運河沿いや堺町地区へ市内外からの集中的な投資が常に新たな魅力を生み出し続けてきたことに支えられてきたはずであります。ここ数年の観光の低迷は、新たな投資が減少し、閉店と新規出店が一進一退で繰り返す状況に象徴されているのではないでしょうか。このような閉そく状況の中、本市の行政運営はやむを得ない事情があるとはいえ、この間、財政再建と新病院建設という二つの課題に集中されて、観光の将来に向けた視点、つまり地域資源を生かし、外からの投資を誘引すべき戦略が欠けていたのではないかと言わざるを得ません。しかし、一方で、平成 18 年にはようやく観光基本計画がまとめられ、翌 19 年には小樽観光推進プロジェクト会議が立ち上げられ、官民連携による新たな観光ソフト事業による小樽観光の魅力づくりが始められていることは承知しております。おたる祝津にしん祭りや堺町ナイトマーケット、小樽がらす市、おたる産しゃこ祭りなど、近年生み出された新たな観光ソフト事業は、小樽観光の下支えとなっていることは言うまでもありません。平成 19 年、旧小樽観光協会と小樽観光誘致促進協議会との統合による小樽観光協会の発足以来、官民連携の強化が進められてきておりますが、ますます増え続ける観光ニーズに、私はかねがね観光振興室の業務を整理されてはどうかと考えておりました。例えば、朝里川温泉の泉源管理や計量などは、技術職のおられる水道局に移管をして、毛無山展望所や旭展望台などは建設部緑化グループか用地管理課、祝津の鰊御殿などは市教育委員会に業務を移すことはできないでしょうか。また、観光協会と観光振興室との連携を考えれば、運河プラザ3番庫の管理業務は、産業港湾部商業労政課から観光振興室に移し、観光政策の中での実効性のある利用を考えるべきではないでしょうか。そうした業務の整理を通しての観光行政の強化がますます重要と考えますが、市長の御所見をお聞かせください。以上、本市の観光の閉そく状況をさまざまなソフト事業の開発で支えてきている現状を述べさせていだだきましたが、私はかねがね本市の観光が運河と堺町地区にとどまらず、旧国鉄手宮線や天狗山、港など、新たな拠点を生み出していく戦略なしに観光の発展はないと申し上げてまいりました。観光基本計画で示された五つの重点地域、また主要施策とされた海と港の活用など、これらは本市への投資が期待をされる重要な地域資源であります。まず、海と港の活用についてお尋ねいたします。観光基本計画では、主要施策(3)に、「観光交流空間としての港湾施設等の活用」と書かれております。また、重点地域(1)に中央・手宮地域も位置づけをされ、「魅力ある親水空間の形成」と述べられております。また、平成 19 年 11 月に策定された小樽港将来ビジョンでは、現在、港湾の物流・産業ゾーンとして位置づけられている第3号ふ頭も、将来は交流生活ゾーンへと見直していくとされております。おおむね 20 年後とされておりますが、一方で平成9年に策定された港湾計画では、第3号ふ頭基部周辺は既に交流・生活、レクリエーションゾーンと位置づけており、真剣な検討がなされてきたのか疑問であります。近年の大型クルーズ客船の増加を考えますと、計画年度を早め、今から具体的な議論や検討を始める必要があるのではないかと考えます。本年 10 月までに小樽港に入港をした大型クルーズ客船は、過去最高の 15 隻であるそうです。乗客は、昨年の2倍の 7,200 人と、この世界的な不況の中で驚くべき伸び率であります。どのように分析をされているか、まずはお尋ねをいたします。ふ頭や旅客ターミナル施設の整備など、財政の担保なしには実現は困難を極めることは承知しておりますが、港は魅力ある本市の一級の観光資源でもあります。民間の投資も必ず期待できるものと確信しておりますが、今後の取組、また課題や整理されるべき問題点などについてもお答えをいただきたいと思います。次に、天狗山についてであります。本年第3回定例会の予算特別委員会でもお尋ねしておりますので、ここでは少し簡便に触れさせていただきたいと思います。天狗山地域は、観光基本計画で重点地域(3)に位置づけられ、四季折々の自然や、それを生かした体験型観光の推進、眺望や夜景を生かした観光の魅力づくりなどと方向性が示されております。平成 14年、天狗山の観光を担われております中央バス観光商事と小樽市、観光誘致促進協議会が連携をし、天狗山からの夜景の魅力を発信すべく、多くのボランティアの皆さんの協力を得て、おたる天狗山夜景の日が始められたことは記憶に新しいところであります。以来、天狗山の観光振興に向けてさまざまな議論がなされ、中央バス観光商事も山頂レストランのリニューアルなど、努力を重ねてこられたことは承知しております。このたび、天狗山山頂施設とおたる自然の村公社との連携や、新たな天狗山振興の具体的なプランづくりなどの協議について、中央バス本社から要請があり、産業港湾部と中央バス、小樽観光協会などで新たな協議機関を設けられると伺っておりますが、市としてどのように臨まれるのかお伺いをいたします。私は、山頂駐車場の整備を第2回定例会で要望しておりますが、魅力ある新たな観光拠点としてどのように生まれ変わることができるのか、課題を整理され、展望を満たされることを切に願うものであります。次に、祝津地区についてであります。この地区は、観光基本計画の中で「にしん漁の歴史や文化を活用した観光資源の発掘・整備」「勇壮な自然景観の保全」「『海』を生かした新たな魅力づくり」を課題として整理がされ、祝津・高島地域として重点地域(2)に位置づけをされております。周知のように、祝津地区には、おたる水族館をはじめ旧青山別邸、祝津漁港や祝津マリーナ、ホテルノイシュロス小樽や鰊御殿、追分記念碑からの夕日や絶景など、地域資源に恵まれております。さきの観光客動態調査での訪問観光施設の項では、小樽運河の 24.9 パーセントに比べて低いものの、前回調査時の 3.3 パーセントから6パーセントと、増加をいたしております。近年、祝津たなげ会が組織され、おたる祝津にしん祭りの開催など、観光協会や観光振興室と連携をされて、地域振興のために力を注がれていると伺っております。また、祝津たなげ会に参加をされている各施設関係者間の連携や議論も活発になされていると承知をいたしております。さて、この地域の核となる施設であるおたる水族館の移設、新築について、水族館公社内部で議論、検討がなされていると伺っておりますが、どの程度具体的な議論となっておりますか、お知らせをいただける範囲で結構でございますので、お答えをいただきたいと思います。近年の旭山動物園の展示施設の工夫などで、リニューアル後の人気は、本市観光にも少なからず影響を与えております。おたる水族館では、現場サイドの声を取り上げられ、展示も少しずつ工夫されているようには伺っておりますが、地域の核として、また小樽観光の中核を担う施設として計画されるよう、切に希望するものであります。最後に、重点地域(1)に位置づけられております中央・手宮地区の旧国鉄手宮線、分庁舎、旧日銀小樽支店周辺エリアの今後の展望についてお尋ねをいたします。観光基本計画では、運河や堺町地区に近接をして、観光客の中心市街地への誘導、回遊性の向上のための重点地区として位置づけられております。堺町地区から妙見川沿い、寿司屋通りの動線も大変重要ですが、ここについては平成 18 年、19 年、本年 11 月と、3度にわたり市民有志が基金を募られ、地先町会の協力や市内ボランティア団体やまちづくり推進室や建設部の有志が直接作業をされて、色内通りから花穂駐車場まで約 170 メートルにわたり柳並木の造成やれんがブロックによる花壇や遊歩道の敷設など、整備がほぼ終了いたしております。本年の作業については、ふるさとまちづくり協働事業の交付金が事業の一部として充てられ、ようやく完成を見たわけであります。他に例のない市民みずからの手による公共事業であり、中心になって募金活動に奔走をされ、事業をまとめられた関係市民の皆さんに心から敬意を表するものであります。また、日銀通りは、平成 16 年、街路樹でありますプラタナスのせん定が見直され、5月の大型連休には若葉のすがすがしい並木道となっております。毎年 11 月には、市内ボランティア団体や市まちづくり推進室、観光振興室の有志の皆さんで落ち葉拾いの作業をされ、本年も 11 月 21 日に行われましたが、近年は地先の皆さんがふだん清掃をしていただいている様子で、この本市の街路樹せん定の見直しモデル事業も、地域に受け入れられているものと確信をいたした次第であります。さて、本題に戻り、この地区の旧国鉄手宮線と隣接をする分庁舎、文学館・美術館の整備についてであります。旧国鉄手宮線と、その沿線の整備再生や景観形成につきましては、この間、何度も議論をさせていただきました。今回は、来年度に予定されております分庁舎の改修に伴う移転や、文学館・美術館の整備について、具体的にお尋ねをしたいと思います。また、文学館・美術館の駐車場スペースと旧国鉄手宮線との一体化整備についてもお尋ねをいたしたいと思います。分庁舎には、生活環境部生活安全課や消費者センターが配置をされておりますが、整備に伴い移転されると伺っております。もちろん、整備の目的はにぎわいの創造であり、特に消費者センターには人目を避けて来られる方もおられるわけですから、移転には異論はありません。しかし、移転場所には、そうした配慮も当然必要と考えますが、具体的にどこへの移転を考えておられますか、お示しをください。また、生活安全課の移転先も、あわせてお示しをいただたきいと思います。また、1階の他のスペースは、冬には雪あかりの路実行委員会の事務機能やボランティアの休憩室に利用されておりますが、同様の利用が今後も可能となるかお尋ねをいたしておきます。また、文学館・美術館内部の展示についても、どのように変わりますか、あわせてお知らせをください。文学館・美術館は、近年、多彩な企画を展開され、整備後は市民のみならず、観光客にもますます利用が広がるものと期待をいたしております。新たなにぎわいの創造にふさわしい施設となりますよう、希望するものであります。さて、駐車場スペースには、現在、計量施設や車庫などが配置をされておりますが、この扱いはどうされる御予定ですか、お伺いをいたします。また、駐車場の整備の手法や利用のあり方や、駐車場入り口の門扉や電柱の移設などもどのように考えておられますか、あわせてお示しください。また、旧国鉄手宮線との一体化を図る上で、鉄路と施設を隔てるコンクリート塀は、この際撤去されるべきと考えますが、御予定をお聞かせいただきたいと思います。私は、堺町のコミュニティ道路整備事業以来途絶えていた本格的な観光関連整備事業が、新たな地域資源を生かす事業として、始められるのを心から期待を申し上げ、私の質問を終わらせていただきます。なお、再質問はいたしませんので、御丁寧な御答弁をいただきますようにお願いを申し上げます。(拍手)

答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)

山口議員の御質問にお答えいたします。初めに、観光客動態調査についての御質問でありますけれども、観光客の年間消費額につきましては、現在、取りまとめ中でありまして、まとまり次第お示ししたいと考えております。次に、平均消費額の減少の原因でございますけれども、長引く景気の低迷などから、旅行全般にわたる消費意欲が冷え込んでいるものと考えております。そうした中、昨今の土産品のトレンドがガラス工芸品からスイーツに移行しており、単価自体の減少も要因の一つと考えております。また、観光客が訪問する施設数は増加していますが、1か所に滞在する時間が減少していることなどが、観光客の消費行動に影響を与えているものと分析しております。次に、観光部局の業務の整理と強化でありますけれども、市の業務は多岐にわたっているため、業務の移管については、他の事業との関連性や専門性などを考慮しながら全庁的な視点の検討が求められており、これまでも組織の再編などを通じて整理されてきているところであります。このようなことから、観光部局の業務等については、今後とも市全体の業務の見直しを図っていく中で検討してまいりたいと考えております。次に、観光基本計画に示された重点3地域の今後の方向性についての御質問でありますけれども、まず本年の小樽港へのクルーズ客船の入港隻数と乗客数の増加についてでありますが、港が市内の観光拠点に近接していることをはじめ、札幌や後志地域などをめぐる半日観光が可能であること、さらには新千歳空港とのアクセスの利便性などから、小樽港を起点とする「飛んでクルーズ北海道」が定着してきたことが大きな要因であります。あわせて、小樽市の観光地としての知名度が国内外の評判を呼んでいることも、クルーズ客船の寄港地として小樽港が選定され、利用機会が増加した要因となっているものと考えております。次に、第3号ふ頭周辺の整備に関する今後の取組と課題でありますけれども、第3号ふ頭周辺の交流・生活ゾーンとして整備をしていくためには、現在の物流機能の移転が大きな課題であり、現時点では、他の地区において、これらの代替機能を確保することは難しい状況にあると考えております。このため、当面の対応策として、クルーズ客船が接岸する第3号ふ頭岸壁背後の上屋の環境美化を実施するとともに、ふ頭基部においても、合同庁舎周辺の整備を行っているところであります。今後は、港湾活動と協調を図りながら交流・生活ゾーンとしての機能の導入を目指し、第3号ふ頭周辺の利用高度化に向けた計画の策定を進めてまいりたいと考えております。次に、天狗山振興のプランづくりでありますけれども、中央バスとの協議の中では、新年度から外部のアドバイザーを入れた組織を立ち上げ、具体的なプランづくりを進めていくこととなっておりますので、今後、関係者の御意見を十分にお聞きしながら、平成 22 年度中のプラン策定に向け、取り組んでまいりたいと考えております。次に、おたる水族館の建設の問題でありますけれども、同館は築 30 年以上が経過し、施設が著しく老朽化していることから、平成 17 年に水族館職員による新館基本構想委員会を立ち上げて、主に新館建設や展示内容についての検討が行われてまいりました。そのような中で、本館については、移設ではなく、現在地での建替えを前提として現在も検討が継続されていると聞いております。(「議長、教育長」と呼ぶ者あり)

答弁 教育長 菊譲(教育長は2011年3月まで)

山口議員の御質問にお答えいたします。最初に、文学館・美術館の再整備についてでありますが、現在の分庁舎については、文学館・美術館のほかに生活安全課などの事務室として使用しておりますが、平成 22 年度より文学館・美術館の専用施設として位置づける予定であります。そのため、現在、分庁舎で行っています生活安全課及び消費者センターの業務につきましては、本庁舎内へ移転する方向で調整をしていると伺っております。次に、再整備の具体的な内容についてでありますが、1階は不特定多数の人たちの利用が見込まれている施設として市民ギャラリーや多目的スペースなどを設置、3階は一原有徳作品の展示室を新設、地階は文学館・美術館の収蔵庫として、段階的に整備する予定であります。また、1階及び3階の工事等については、ギャラリー機能に必要な可動間仕切りや既存天井の塗装、クロスの張り替えなど、主に内部改修を行うものとし、研修室、ミーティングルームなどに必要な長机、いすなどの備品については、新たに整備することとしております。さらに、駐車場と旧国鉄手宮線については、現時点では基本的な考え方として、現駐車場を市民や観光客が憩える場所として提供するほか、旧国鉄手宮線との一体感を持たせながら、小樽雪あかりの路を含めてさまざまなイベントなどに活用できるように、開放的な広場になるよう考えております。次に、雪あかりの路での建物の利用についてでありますが、再整備では、現在の第1・第2研修室を一体化した研修室に、文学館資料室をミーティングルームなどに内部改修する予定となっており、これらの施設については、講座、講演、会議などのほか、市や民間が開催するイベントの事務局にも利用できるように対応していきたいと考えております。したがいまして、お尋ねのありました雪あかりの路の事務局やボランティアの休憩場所として、これまでどおり使用していただくことになります。また、文学館・美術館内部の展示についてでありますが、1階の生活安全課事務室を内部改修して設置する市民ギャラリーについては、従前と同様に絵画を中心とした展示室に、消費者センターが使用している事務室を改修して設置する多目的スペースについては、市民ギャラリーと併用して使用できる機能を持たせながら展示会やミニコンサートなど、さまざまな芸術にかかわる発表の場所や機会の提供をしてまいりたいと考えております。さらに、3階については、小樽を代表する作家、中村善策とあわせて、もう一つの柱となる一原有徳作品専用の展示室を設置する予定であります。次に、駐車場についてでありますが、生活安全課などの事務室機能が本庁舎内に移転されることに伴い、場内に設置されている計量器検査所や車庫の機能についても同様に移転されるものと考えております。また、駐車場の整備手法や利用のあり方については、まず現駐車場は多目的広場として、旧国鉄手宮線との一体感を持たせた開放的な広い空間、広場となるように整備する予定ですが、文学館・美術館業務において必要とする搬入道路は確保しなければならないと考えております。さらに、利用のあり方については、市民や観光客などの憩いの場所として利用したり、雪あかりの路や、今年開催した小樽がらす市などにも活用していただきたいと考えております。最後に、門扉や電柱の移設などについてでありますが、まず現在の駐車場への一般車両の出入りは今後、禁止したいと考えており、夜間や休館日のこともありますので、門扉は必要と思っております。また、電柱については、現状のままとした場合、どのような支障が生じるのかなど見極める必要があり、さらに検討しなければならないと考えております。コンクリート壁については、建築後 57 年が経過しており、安全性からも撤去することが望ましいと考えております。

出典:小樽市議会 平成21年第4回定例会 2009年12月9日 議事録 PDF(93ページ) 間違いを知らせる