みんなの議会

小樽市議会 平成21年第4回定例会 2009年12月8日

(1)小樽市の将来像について/(2)北海道新幹線について/(3)市立病院問題について/(4)しゃこ祭について/(5)小中学生の学力向上策について

2009年12月8日、小樽市議会の一般質問で、成田祐樹議員が「小樽市の将来像について」「北海道新幹線について」「市立病院問題について」「しゃこ祭について」「小中学生の学力向上策について」について質問し、市長 山田勝麿、病院局長 並木昭義、教育長 菊譲が答弁しました。

質問者
成田祐樹 議員
答弁者
市長 山田勝麿、病院局長 並木昭義、教育長 菊譲

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 6番 成田祐樹

通告に従い、平成会の会派代表質問をいたします。最初に、小樽市の将来像についてお伺いいたします。山田市政の3期目も後半に入り、ある意味、仕上げの時期になりました。できたこと、不十分であったこと、さまざまなことがあると思いますが、ここではこれから先の長い目で見た小樽市ということについてお聞きしたいと思います。今後、小樽市は他市に比べてどのような部分を差別化し、アピールしていくのか。これからの小樽市が追い求めていくまちの方向性を、長期的な視点で説明してください。もちろん教育や医療・福祉、経済や観光にスポーツ振興、市が抱えている課題はどの分野にも残されていると思いますが、ここでは差別化してアピールするわけですから、小樽市の長所を伸ばすという観点で将来像をお話しいただければというふうに思います。次に、北海道新幹線についてお伺いいたします。着工についてはいろいろな動きがあり、まだ確定していない北海道新幹線でありますが、逆に確定していないからこそ、まだまだ議論の余地があると思い、質問をさせていただきます。11 月上旬に本市議会の建設常任委員会にて、八戸市に新幹線沿線のまちづくりを視察に行きました。特に八戸駅では駅施設に関してや新幹線利用客にかかわる動態などを伺い、予定を1時間近くオーバーしての質問攻めを各委員と行ったところです。新幹線のとまる八戸駅は、市街地中心部の本八戸駅と4キロほど離れており、天神地区に予定されている新小樽駅と、市街地中心部の小樽駅との距離関係が非常によく似ております。さてここで、八戸駅で新幹線をおりる利用客の動態を伺ったところ、6割は青森方面への乗り継ぎ、3割は新幹線八戸駅での下車、1割が本八戸駅へ行く電車への乗り継ぎという状態であるそうです。八戸市内へ向かう人のことを考えると、青森方面へ乗り継ぐ6割の方を除いた4割のうち 75 パーセントが中心部から離れた新幹線の八戸駅で下車して改札口を出るということを考えると、市街地中心部への交通機関がそこまで重要ではないのではないかということが、一つ疑問として挙げられます。その理由を駅の方に伺ったところ、駅のすぐ横に大きな駐車場があり、自家用車で来る人が多いこと。旅行等の場合は、家族が車で迎えに来ることが多いこと。また、市内中心部までタクシーで 2,000 円程度なので、タクシーを使う人が多いことなどを挙げられました。やはり手荷物が多いことなどから、バス等の利用はそこまでも多くないということもお話しされておりました。つまり、ここで今一番お話ししたいのは、中心部からの距離が多少離れていても、不便さをそこまで感じないということです。もし毎日、新幹線を利用する方なら、不便さはあるでしょうが、大抵の方は年に何回かの利用であり、許容される範囲内ではないかというふうに感じました。さて、ここで最初の質問に移ります。現在、新幹線駅の予定地が、小樽市内では天神地区とされていますが、これを朝里川温泉地区につくることは技術的に可能でしょうか。もちろん今の技術レベルでの回答しかできないとも思われますが、今後 20 年、30 年先に技術が進歩するということもあると思われます。御見解をお示しください。次に、新幹線の新小樽駅の利用者は、小樽市や近隣在住の人と、また観光客との割合で言うとどちらが多くなるのであろうか、どの程度の割合で利用される想定であるのか、わかる範囲でお答えください。この質問の意味は、新幹線の駅が地元小樽市民のための駅なのか、観光客のための駅なのかということをある程度はっきりさせたいためです。小樽市民の利用が多いのであれば、市内中心部に近いほうが市民のためにはなると思います。しかし、年に何回かしか来ない観光客のための駅であるのならば、天神地区につくっても、朝里川温泉地区につくっても、ああ、どっちも何もない山の中だなとあまり違いはわからないと思います。むしろタクシー運賃が数百円高く見込まれるので、朝里川温泉地区につくったほうがタクシー会社の方にとってはよいのではないかと思うほどです。本市の観光客入込客数が 700 万人弱、小樽市の人口が 20 年後には 10 万人弱ということを考えると、観光客と市民、どちらの利用が多い駅なのかはある程度判断ができると思いますが、御見解をお聞かせください。もし朝里川温泉地区に駅を建設し、スキー場や温泉に直結するのであれば、地域全体で観光振興の可能性が出てくると考えられます。新幹線でスキー場に直結している駅としては、ガーラ湯沢駅などがありますが、その駅も引込線であり、純粋に幹線の駅として設置されているわけではありません。朝里川温泉地区には、その本線に駅を設置できるという可能性があるわけです。温泉に泊まり、朝里川温泉スキー場だけでなく、札幌国際スキー場、キロロなど、小樽近隣の有力なスキー場に行くこともでき、観光地としての中心部になる可能性があるのではないかと予測されます。また、札幌中心部からのスキー場として今まで一番近いのは、藻岩山やばんけいスキー場といったところでした。これらのスキー場も、札幌市の中心部からだと 25 分ないし 30 分の時間がかかります。これも朝里川温泉地区に駅ができることにより、札幌駅から 10 分でスキー場にアクセスできると、札幌圏の客も見込めるという絶好のチャンスが訪れるはずです。札幌圏に対しての集客効果も見込まれるでしょう。将来的な観光振興を考えれば、天神地区よりも朝里川温泉地区に駅を建設し、新小樽駅という名称ではなく、小樽朝里川温泉駅と、温泉地を全面にPRするほうが、広告効果も含めて効果が高いと思われますが、どうでしょうか。特に観光という面に限定すると、一番効果が高いと思われますが、これに関する御見解をお示しください。次に、市立病院についてお伺いいたします。これまでの並木局長の本会議や委員会での御答弁において、病院の将来像が見えないと医師の確保がしづらいという御見解を何度かいただきました。そこで、市立病院に勤務している医師以外にとって、現在の病院の将来像が見えないというのは、やはり建てる場所が決まらないとなかなか見えてこないものなのでしょうか。統合をし、力を入れる診療を公表していくという部分だけでは足りないのか、その部分について御見解をお聞かせください。次年度、基本設計を予算化するとのことでしたが、予算化をする前にどこに建てるかを明確にする必要があるのは言うまでもないことです。これが来年3月の第1回定例会で出てくるようであると、あまりに直前で議論の余地が少なくなると思われます。時期的に考えてもそろそろ決断の時期が来ていると思われますが、どう考えていますか、御見解をお示しください。並木局長の就任以来、プチ健診など病院改革の一貫としてさまざまな先進的な取組を行ってきたことは、非常に評価できると思います。しかし、病院の経営がいまだ芳しくないのは、医業収益が悪いのではなく、医業支出が高いことであるということが、いまだ課題として残されています。もちろん病院が二つあることによる避けられない効率の悪さがあるのは、十分承知しております。しかし、できる範囲での努力は続けるべきだと考えます。来年度以降の医業支出を削減していくに当たり、どのような具体的方法を考えているか、御見解をお聞かせください。最後に、少し変化球の質問をします。日本における麻酔科学会の理事長と、そして札医大の病院長を務められた並木局長であっても、医師確保においては大変苦労されていると思われます。本当の意味でのオール小樽で医師を迎えなければ、市立病院に医師はやってこないのではないでしょうか。ここで、小樽市の行政職員や今この議場にいる議員が、この先何をしていくと医師にとって一番理解を得られるか、並木局長の御見解とアドバイスをぜひお聞かせください。次に、おたる産しゃこ祭りについてお伺いします。11 月 22、23 日と雪の降る寒い中、多くの観光客の方がシャコを目当てに運河公園に来ているのを見てきました。地場産品の販売PRとともに、この閑散期にイベントで集客できているということに関しては、非常に高く評価していいというふうに思われます。特に北海道内ではちょうどイベントが何もない時期ということを考えると、まだまだこのお祭りは伸びる余地があるのではないか、そのように考えます。ここで、本年度のしゃこ祭りでの入り込み入場者数、また販売数を昨年と比較した数字でお聞かせください。かなり雪の降る寒い中で行われ、逆にお客様にとってはかなり並ぶことになり、寒い思いをさせてしまったと思われます。中には座るところもなく、外で立ちながらシャコ汁をすすっている人も多く見られました。このままだとせっかくのリピーターを逃してしまいかねません。今後、祭りをさらに盛り上げるために、しゃこ祭りはどのような方向性を持って取り組んでいくのか、お聞かせください。シャコの値段や他の物産品、食べる場所の確保、会場、駐車場など、さまざまな項目があると思われます。御見解をお聞かせください。また、本会議の代表質問にてここまで細部にわたって質問を行うのは、この祭りには潮まつり、雪あかりの路に次ぐ規模の祭りにまで成長する可能性があると感じているから、こういった質問をさせていただいています。最後に、小中学生の学力向上策についてお伺いします。先日の学力テストの調査結果によると、本市を含めた北海道全体で、非常に芳しくない結果が出てきてしまいました。この問題に関しては、決して小中学校の話だけではなく、高校でも同じです。北海道有数の進学校である札幌南高校や札幌北高校といった学校であっても、全国に入ると、それなりのレベルでしかありません。それは北海道の児童・生徒のできが悪いというのではなく、北海道においては、小学校から高校までの勉強時間が他の都府県に比べて極端に少ないことが理由として挙げられます。私も塾講師として3年間ほど小中高生の指導をしたときにも感じていたことなのですが、やはりなかなか家庭学習をしない、多くの課題を出しても友人同士で写してしまうなど、自分から勉強してくれないということが多々見受けられました。ここで、教育長に質問します。自宅での勉強時間を長くさせるために、興味を持たせるような家庭学習方法というのは行っているのでしょうか。通常のプリント配布などに終始していないでしょうか。変化や楽しみのない学習が続くと、結果的に勉強時間の減少につながると思われます。それについての御見解をお聞かせください。次に、指導の部分についてお伺いします。授業における公式の導入部分など、授業のポイントとなる部分を、研修会などで指導力のある教員の模擬授業を聞いたりして各教員は勉強をしているのでしょうか。よくちまたでは、授業は塾講師のほうがわかりやすいと言われたりするようなこともあるそうです。それはなぜなのか。塾の場合は、授業においてポイントとなる難しい部分、生徒が理解しづらい部分をしっかりマニュアル化して研修を積むことにより、経験の浅い講師でも、指導が上手な講師のまねをすることによって、生徒の理解力を高めることを常日ごろから行っているからです。非常勤講師でさえ、月に二、三回、授業の研修を受けたりするところもあるようです。ここで、本市における学習指導力向上のための研修会の教員の参加率はどれくらいか、お聞かせください。もちろん生活指導など、学力以外にも大切なことがたくさんあるのは十分承知しておりますが、ここについては学力についてのお伺いをしていますので、学習に関する研修会でお答えください。ここまでについて勉強時間、そして指導力の2点が主な原因として考えられたので、それらについての質問をさせていただきました。以上、再質問を留保し、質問を終了いたします。(拍手)

答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)

成田祐樹議員の御質問にお答えいたします。初めに、小樽市の将来像についてというお話でありますが、本市が豊かで活力に満ち、自立したまちとして発展していくためには、他の地域と比較し優位にある地域の特性を見いだし、それらを小樽ならではの価値として共有することが必要であると考えております。本市は、札幌市や後志圏と隣接する地理的環境、海や山などの恵まれた自然環境、明治以来の産業・文化遺産などの文化的、歴史的な資源、大学などを有する学術的環境、さらにはすぐれた技術が集積する産業的環境など、数多くの財産を有しています。分権型社会の本格化とともに、地域間競争の激化が予想されることから、今後につきましても、これら先人が築き、人々の努力により残された多くの財産を守り、さらなる魅力の向上に努めながら次世代に引き継いでいくとともに、本市産業の活性化に生かしていくことが、私たちに求められているものと考えております。次に、北海道新幹線の御質問ですけれども、まず天神地区に建設予定の新小樽駅を朝里川温泉地区に変更することは可能かという御質問でありますが、鉄道・運輸機構によりますと、ただ単に技術的な面だけ見れば不可能ではないとのことであります。しかしながら、北海道新幹線のルートや駅が設置された経緯については、全国新幹線鉄道整備法に基づく基本計画が決定されて以降、技術指針や自然環境、市街地への影響等について調査、検討がなされ、さらに平成 12 年には環境影響評価法に基づく環境アセスメントなどの法的な手続を経て、最終的に天神地区に決定され、現在も駅部調査が行われていることなどから、駅の位置の変更につきましては、難しいものと考えております。次に、新幹線を利用する市民と観光客の割合でありますけれども、新小樽駅の乗降客数につきましては、平成 18 年に作成した「北海道新幹線新小樽(仮称)駅周辺整備構想」では、1日当たり 1,200 人とし、そのうち観光利用を目的とする乗降客は約 40 パーセントとしております。これは札幌までの開業を平成 32 年度と想定し、国土交通省の旅客地域流動調査などの資料を基に、現状の旅客の流動や航空機と新幹線の所要時間の差、人口の変化などから、航空機からの転換などによる新小樽駅の乗降客数として試算されたものであります。また一方、平成 19 年に北洋銀行調査部により作成された北海道新幹線札幌延伸に向けての報告書によりますと、1日当たりの乗降客数は 2,000 人から 3,000 人とも予測しているものもございます。次に、新幹線の駅建設と小樽観光への波及効果についてでありますけれども、駅の位置につきましては、先ほどお答えしましたように、これを変更することにはならないものと考えておりますが、いずれにいたしましても観光都市小樽にとりまして、新幹線の駅がもたらす経済的な波及効果は大きいものと考えています。次に、病院の問題についての御質問でありますけれども、病院の建設地問題を決着させる時期ではないかという御指摘でありますが、建設地につきましては、これまでにさまざまな経緯がありますので、まず地域の皆さんの御理解をいただくことが大事と考えておりまして、今年度に入り説明会や懇談会を行い、より丁寧な説明に努め、御意見もいただいてまいりました。また、今回、量徳小学校のPTAから、アンケートによる御質問や御意見もいただきましたので、回答を求められたものにつきましては、庁内で協議を行い、お答えをしたところであります。この回答書は既に量徳小学校の保護者の方々にも配布されておりますので、目を通していただいたものと思っておりますが、アンケートを見ましても、地域の方々にはいろいろな御意見もありますので、まず私が出向いて直接御意見をお伺いする機会を設けていきたいと考えております。次に、おたる産しゃこ祭りについての御質問でありますけれども、このイベントは小樽沿岸で秋に漁獲されるシャコの知名度アップとブランド化を目指すもので、小樽市漁業協同組合や小樽観光協会、小樽市で構成する実行委員会が開催し、昨年は 11 月8日と9日の2日間行われまして、来場者数は延べ5,000 人で、販売数は約1万 7,000 尾でありました。今年度は 11 月 21 日と 22 日の2日間開催され、昨年の4倍に当たる延べ2万人の来場があったほか、販売数も約3万尾と、昨年の 1.5 倍強の売上げがありまして、小樽産シャコのPRと普及につながったものと考えております。次に、このしゃこ祭りの今後の方向性についての御質問ですけれども、まず、シャコの値段につきましては、今回は1尾 200 円で販売しておりますが、大ぶりで身の入った良質なものを使用しており、ほぼ原価に近いものとなっております。水産物の価格は漁獲量や漁獲物の形態、品質によって決定されてくることから、シャコについてもこの観点から価格が決められていくものと考えております。いずれにいたしましても、しゃこ祭りは小樽産のシャコのPRと普及が主な目的でありますので、多くの消費者に受け入れられるよう、今後、小樽市漁業協同組合と協議してまいりたいと考えております。次に、シャコ以外の海産物の販売でありますが、当日は漁業協同組合のほうで一夜干しのソウハチカレイやホッケの開きなども販売したところでありますが、シャコの人気に圧倒されまして、売場が目立たなかったという面がありました。また、立ち食いの人が目立つという御指摘でありますが、会場に 100席分の休憩所を設けてありましたが、表示がなく、会場での案内も不十分であったのではないかと思われます。これらの点につきましても、次回の開催に向けた課題として、実行委員会に伝えてまいりたいと思っております。最後に、会場や駐車場につきましては、今回の会場である運河公園は面積が広い上に、小樽市漁業協同組合に近いというメリットがあったと聞いておりますが、今後、このイベントが継続されることにより、さらに来場者が増加することも考えられますので、駐車場も含め利便性に配慮した会場の選定に協力してまいりたいと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 病院局長 並木昭義(病院局長は2025年3月まで)

成田祐樹議員の御質問にお答えいたします。初めに、病院の将来像ということでありますが、二つの市立病院はいずれも老朽化が進んでおり、道内の公立病院の多くが新築・改築済みである中では、医師確保の上で不利な条件となっていることは事実であります。そのため、現在中断している事業の再開にめどを立て、市立病院の将来像を早急に示すことが、医師をはじめとしたスタッフ確保のために極めて重要であると考えます。また、そのためには事業再開のための前提条件であります建設地の確定がなされ、事業再開に向けて確実に進んでいることを明確に示すことがぜひ必要であると考えております。次に、医業支出削減の具体的方法ですが、医師の補充、増員により診療体制を充実し、多くの患者を受け入れて収入を増やすことが、経営改善にとって基本であり最も重要なことでありますが、現状では医師を集めることはそう簡単ではありませんので、当面は収支の改善に力を注ぐことが必要であります。そのため、これまでの慣例となっていることなどを一から見直し、医師が診療に専念できる体制をつくる、無駄なこと、非効率的なことを行わない、収入となることを見落とさないなど、改善すべきことを積極的に行い、支出を極力抑え、収入を少しでも増やすことを心がける土壌をつくることが大切と考えております。具体的な取組といたしましては、職員給与費を含む固定費のさらなる削減はなかなか難しいものがありますので、現在、両病院合わせた委員会を立ち上げ、外部から委託業者を入れ、診療材料費削減に向けた取組を進めているところであり、これは来年度以降も引き続き実施していくことにしております。また、委託料などの経費の圧縮は、医業支出削減に向けた課題の一つでありますので、来年度の予算編成の中で業務の見直しを行っていく考えであります。次に、医師確保に向けての取組についてでありますが、まず必要なことは、病院の将来像を明確にすること、医師が働きがいのある体制づくりと環境整備をすること、行政や議会、さらには市民の皆さんが医療及び医師に対し正しい認識を持つこと、そして医師や病院を地域が支える仕組みがつくられることであります。これらの取組を進める上では、地域に密着し、活動されております議員の皆様方の影響が極めて大きいと考えております。そこで議員の皆様には、小樽市民の皆さんの命と健康を守り、また小樽の将来の地域医療をより確実なものにするためには、今、何を優先させ、円滑に実行させていく必要があるかを、議員としての立場から、ふだん意見をお聞きすることができない多くの住民の方々に理解していただけるよう説明され、よりよい方向に導いていただけるよう御尽力いただくことをお願いする次第であります。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 教育長 菊譲(教育長は2011年3月まで)

成田祐樹議員の御質問にお答えいたします。初めに、家庭での学習の仕方についてでありますが、家庭での学習は、児童・生徒が学校で学んだ学習をしっかりと定着するためにも必要なことであります。こうしたことから、各学校では学校だよりなどで、家庭での生活や学習の仕方を保護者に説明するとともに、意図的に授業と関連した内容を定着させるため、児童・生徒に課題を提示し、家庭学習としての取組をしているところであります。学年に応じて通常は復習の問題プリント、表現力を高める本読み、作文、リコーダーの練習など、各教科にわたっており、長期休業中においては、自由研究などを通して調べ学習や観察、実験、工作など、興味を持って学習を進めるよう工夫しております。今後、問題プリントはもとより、児童・生徒の身近にある題材や興味・関心の深いものを活用した、家庭での学習を工夫するなど、一人一人の子供が意欲を持って学習に取り組むことができるよう指導に努めてまいります。最後に、教員の研修と研修会の参加率についてでありますが、教員の研修は校内研修はもとより公開研究会、道教委や市教委、後志教育研修センター等の主催による研修会、小樽市教育研究会における研修などがあり、これらに参加して指導力を高めたり、模範となる授業を参観した後、研究協議に加わるなどしながら、基礎・基本の定着に向けた授業やわかる授業、楽しい授業づくりに努めております。こうした研修会の参加状況についてでありますが、道教委主催の研修会には昨年度 110 名、後志教育研修センター主催の研修会には 109 名、市教委主催の研修会には延べ 1,007 名が参加して学んでおり、そのうち学習指導にかかわる講座には 407 名が参加し、教員全体の約 63 パーセントを占めております。また、小樽市教育研究会では、年5回、各教科ごとの部会を一斉に開催しており、すべての教員が参加しております。(「議長、6番」と呼ぶ者あり)

再質問 6番 成田祐樹

1点だけ再質問させていただきます。新幹線についてお伺いしたいと思います。まだ確定していないのに駅の変更は難しいという、まだまだあきらめるのは早いのではないかなという気もするのですが、今までそういった立地の部分に関して、朝里川温泉地区がトンネルの中に入ってしまって駅を建てるのが条件的にもう全く無理だというのであれば、こういった話にもなるかと思うのですが、他の部分でも駅建設が可能であるなら、そういった部分に関して小樽市の利益を得るための情報収集や意見を言う場所というのは、過去にはなかったのでしょうか。どういった感じでそういったやりとりをされていたのかなというふうに思われます。このまま天神地区にできるぐらいであれば、正直、駅がなくてもいいのではないかなと思うぐらいの考えが出てしまうので、小樽にとって一番利益のあるところに駅を建てたいというのは、やはり住民の総意だというふうに思います。その部分について、どういった経緯で情報収集されたり意見交換をされていたのかということだけ、お聞かせ願えますか。

答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)

新幹線の問題というのはもう相当以前からの話でして、北回り、南回りルートをどうするかという議論から始まっていますから、既に 30 年以上前からそういった議論がされていまして、もう既に亡くなりました自民党の箕輪代議士がおられたころにこの問題が決着したということですから、相当古い話なのです。それを今、確定していないというのでなくて、確定はもうしているわけです。今は、いつ認可されるかが確定していないのですが、ルートはもうこっちに決まって、そして駅は天神地区につくりますよというふうにもう確定しているので、それを今、変更するというふうにはならないということで先ほど申し上げましたが、なかなかこれはまだ確定していないのだから変更できるのでないかという話にはつながっていかないというふうに思います。長年の議論の末にこういう経過があったということですから、ひとつ御理解願います。(「議長、6番」と呼ぶ者あり)

再質問 6番 成田祐樹

細かい部分は予算特別委員会でやりたいと思いますので、終了します。

出典:小樽市議会 平成21年第4回定例会 2009年12月8日 議事録 PDF(83ページ) 間違いを知らせる