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小樽市議会 平成21年第2回定例会 2009年6月17日

(1)介護保険制度について/(2)生活保護の母子加算廃止について

2009年6月17日、小樽市議会の一般質問で、中島麗子議員が「介護保険制度について」「生活保護の母子加算廃止について」について質問し、市長 山田勝麿、医療保険部長 中村浩が答弁しました。

質問者
中島麗子 議員
答弁者
市長 山田勝麿、医療保険部長 中村浩

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 8番 中島麗子

最後になりましたが、一般質問をします。初めに、介護保険の問題です。介護保険の施設サービスには、特別養護老人ホーム、老人保健施設、療養型医療施設があります。昨年5月末で特別養護老人ホームの待機者は933人にもなり、施設の拡充は大きな課題です。ところが、政府は2012年までに介護療養病床13万床を全廃し、医療療養病床を25万床から15万床に減らし、合わせて全国で23万床を削減する計画です。昨年6月1日時点で市内の介護療養病床は677床、医療療養病床は343床で、市は政府の方針どおり3年間で介護療養病床が全廃になると見込んでいます。我が党にも昨年秋から病院から出ていくように言われ、動揺した市民から何件か相談が寄せられています。現在までの各医療機関の介護療養病床転換の状況と今後の動向について、また入所者の退所後の行き先もお聞かせください。677床の療養病床の利用率はほぼ100パーセントです。今後の受皿についての見通しについて計画をお聞かせください。病床廃止で多くは介護から医療への病床転換がされていますが、医療療養病床もまた削減対象です。削減数については小樽市の目標があるのか、病床転換で増床になったとき、どのように調整するのか、説明してください。全国では病院を追い出されて行き場をなくした患者が急増し、介護難民と報じられる事態が起きています。小樽市で介護難民は出ていないのか、今後行き場のない患者が出ないよう対策を検討しているのか、お聞きします。4月からスタートした新しい要介護認定制度について質問します。今年3月の厚生常任委員会で、私は新しい認定システムでモデルケースの2割が介護度が軽度に判定される問題を取り上げました。その後、危ぐされたとおり、利用者の生活実態を反映しない軽度の認定が頻繁に出ることが、各地の実例からわかってきました。また、日本共産党の国会での質問で、厚生労働省が介護給付費を抑制し、国庫負担を削減するために全面的な制度改悪の検討をしていたことが内部文書で明らかになりました。これらの批判を受け、厚生労働省は、希望すれば従来の認定を継続できる経過措置を講じています。この件については、市内の各事業所のケアマネジャーから、「いつまでなのかはっきりしない」「この期間だけ対象にするのは不公平」「新制度では外に出られないような人も要支援になってしまう」と、新認定制度に対する御意見をお聞きしています。5月末までの新認定システムによる介護認定の件数と介護度、本人の希望による変更の実態についてお答えください。システムの問題があるための経過措置なら、申請者全員の救済策が必要です。新規の申請者は対象外にするのはなぜでしょうか、説明してください。利用する市民の立場からすれば、希望をとる理由がわかりません。認定審査会の決定した介護度と比べて、初めて従来の介護度との比較ができるわけです。認定結果は審査会の決定した介護度も含めて通知すべきではないでしょうか、御意見をお聞きします。介護保険最後の質問は、障害者サービスとの関係です。全く目が見えない視力障害1級のKさんは、週6日13時間のヘルパーによる家事援助とガイドヘルパーなどを利用してひとり暮らしを続けてきた方です。5月6日に65歳になり、医療保険は後期高齢者医療制度に移行し、今まで利用してきた障害者支援サービスは、介護保険優先の法律のために介護サービスを利用することになりました。介護サービスを利用するためには、介護認定が必要です。認定結果は要支援2で、ヘルパーサービスは週1回、1万2,340円の定額制です。これまで週6回来ていたヘルパーが1回です。事業所にとっては定額制ですから、何回行っても同一料金です。今回、Kさんに対して要支援2で、週4回、4.5時間のヘルパー派遣のプランが立てられました。調理時間を大幅に減らし、弁当をとる日を増やし、目が見えないために口に入れてみないとわからない。掃除もしてもらう時間がないと困っています。しかし、障害者が介護認定を受けたとき、介護度が低いためにサービスが受けられなくなることを防ぐために、介護保険でカバーできない分は障害者支援サービスで補充できることがわかりました。このとき、Kさんがこれまで受けてきたサービスを参考にしながら、在宅生活支援の計画を立てるべきではありませんか。今回は認定に基づいた範囲の計画、この場合は要支援2の計画にしていますが、これでは従来の生活が成り立たず、厚生労働省の通知の趣旨が反映されないと考えます。市長の御見解をお伺いします。障害福祉サービスを利用するときも障害程度区分を決めますが、利用者の意見を反映してサービスの支給量が決まり、介護保険のように認定度だけでサービス量が決まるわけではありません。なぜ65歳以上の障害者へのサービスを介護保険に切り替えるのでしょうか、お聞きします。我が党は2月に介護保険10年目を迎えるに当たっての提言を発表し、1、保険料・利用料を減免して経済的な理由で介護を受けられない人をなくす。2、「介護取り上げ」「保険あって介護なし」の現状を正す。3、労働条件を改善して人材不足の解消を図るなどを提案しました。医療保険では医師が必要と考える治療を提供します。介護保険も生活の実態を知るケアマネジャーの判断で一人一人に必要なサービスを提供し、サービス量の抑制になる介護認定そのものをなくすことを提案しています。介護認定をなくす提案について、市長の御意見をぜひお聞かせください。次に、生活保護の母子加算廃止について質問します。ひとり親などの生活保護世帯に支給されていた母子加算が4月に全廃されました。貧困と格差が広がる中、生活保護世帯の子育て支援の切捨てが問題になり、母子加算復活を求める声が広がっています。母子加算廃止は小泉構造改革に基づく社会保障費削減路線の下で、2005年度から16歳から18歳の子供のいる家庭の加算を廃止し、2007年度から今年4月にかけて15歳以下の母子加算をゼロにしました。小樽市の母子加算は2006年度2万1,640円、2007年度1万4,430円、2008年度7,210円、そして2009年度全廃です。政府は母子加算廃止にかわって、月に3万円以上働けば1万円を支給、職業訓練などを受ければ5,000円を支給する就労支援を打ち出しましたが、今年5月末、本市の生活保護母子世帯の稼働率は約53パーセントですから、就労支援費ももらえず、母子加算もなくなった世帯が半数ということです。母子加算を廃止された保護世帯は、「家賃、光熱水費、学校の費用を払うと、食費やお弁当のおかず代がやっとです。どこまで生活を切り詰めればいいのか検討がつかない」「小学校の4年生から部活があり、教育費はかかる一方、服もどんどん小さくなる。学校や保育園でも友だちと同じものを用意してやれない。いじめに遭わないかと心配だ」と悲痛な声が上がっています。この切ない実態に対して、市長はどのように受け止めているのでしょうか。母子加算廃止が適切と考えているのか、また就労支援策として効果が期待できるのか、お聞きします。厚生労働省は母子加算を上乗せすると、生活保護を受けていない母子家庭の消費水準を上回ることを廃止の理由にしていますが、一般労働者世帯の収入の約4割弱という母子家庭と比較して廃止することは、貧困をさらに強めることになると考えます。市長の御意見をお聞かせください。政府は14兆円もの2009年度補正予算に、ほぼ1年限りの子育て教育支援として3,652億円を盛り込みましたが、200億円でできる生活保護の母子加算の復活は行いませんでした。子育て支援というのなら、第一に母子加算を復活すべきではないでしょうか。北海道東川町は、4月から母子及び高齢者等の生活保護世帯と住民税非課税で高校生がいるひとり親世帯に対して、月額8,000円の福祉給付金を支給しています。これは生活保護の母子加算が4月から全廃されることから、母親たちの要望を受けて町の単独事業として始めたものです。人口約7,800人の町で、今年度の予算では55人分、528万円です。小樽市では2007年から2009年までの間に削減した母子加算額は約5,500万円、そのうち市の負担分は4分の1ですから、約1,380万円と推定されます。母子加算廃止による市の持ち出しの減額分で独自の支援策を検討することを提案いたします。今回の母子加算廃止は、ぎりぎりの生活をしている母子家庭をさらに追い詰める、子育て支援に逆行するものです。6月4日、我が党と民主党、社民党、国民新党の野党4党は、母子加算を復活させる生活保護法改正案を衆議院に提出しましたが、審議入りの見通しが立たないため、6月16日、参議院に改めて法案を提出しました。世論を反映した政治的な対策が求められています。東川町の実例も参考にして、ぜひ小樽市独自の救済策を検討してください。野党4党の共同提案に対する意見も含めて、市長の御見解をお聞きします。再質問を留保して、質問を終わります。(拍手)

答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)

中島議員の御質問にお答えいたします。初めに、介護保険制度についての御質問でありますけれども、まず介護療養病床の転換の推進状況でありますが、平成20年6月1日現在、市内には介護療養病床を有する医療施設が10か所、677床ありましたが、20年度中に2か所、75床、21年4月に1か所、40床が転換され、合計115床の転換が終わっておりますので、現在、介護療養病床は562床となっております。次に、今後の動向でありますけれども、昨年8月時点の意向調査では、介護療養型老人保健施設や従来型の老人保健施設などに転換すると報告がありましたので、平成23年度末までには計画どおり転換が図られるものと考えております。また、入所者の退所後の行き先につきましては、各医療施設が責任を持って対応することになっていることから、入所者の医療の必要度や家族の意向を取り入れながら、市内の他の医療機関、老人保健施設、特別養護老人ホームやグループホームなどへ転院等が行われるものと考えております。次に、介護療養病床の転換の受皿でありますが、小樽市の第4期介護保険事業計画においては、介護療養病床は平成24年3月末までに医療療養病床や老人保健施設等に転換することになっております。現在、562床の介護療養病床の転換先は、昨年8月に調査した療養病床転換意向調査によると、介護療養型老人保健施設に129床、老人保健施設に22床、医療療養病床に288床、調査時点で転換先が未定である病床が123床となっております。次に、介護療養病床の転換による医療療養病床が増床になった場合の調整でありますが、平成20年2月策定の北海道地域ケア体制整備構想を基本とし、北海道が調整することになっております。次に、小樽市では介護難民が出ていないかという御質問でありますが、転換を行う病院では、利用者やその家族の方々が不安を抱くことがないよう、意向を尊重し、受入先を探しているものであります。今後、行き場のない市民が発生しないよう、医療機関をはじめ北海道との密接な連携の下、必要な調整に努めてまいります。次に、新認定システムによる介護認定等の御質問でありますが、4月からの更新申請件数は945件で、5月末までに486件が認定審査会により要介護度が決定いたしました。認定審査会による判定結果486件の内訳は、従来より軽度になったものが128件、従来より重度になったものが144件、従来と変わらないものが214件となっております。次に、国の経過措置を適用し、本人の希望により要介護度を変更した者は123件であります。次に、新規の申請者は国の経過措置の対象外にすることについてでありますけれども、今回の国の経過措置は、従前の方式による要介護認定結果と新しい方式による結果とを比較することにより、全体として大きく変化していないかを検証することが目的にありますので、新規申請は対象外となったものと思っております。次に、要介護認定の決定通知は、国の経過措置と認定審査会の2次判定を含めて通知すべきとの御指摘でありますけれども、今回の国の経過措置により、要介護度の変更を申し出た者には、従前の要介護度に戻すことが可能となりました。このため、認定審査会では審査・判定した2次判定結果を再度従前の要介護度に変更し決定しておりますので、変更した場合はそれが認定審査会の判定結果となりまして、通知をしているところであります。次に、65歳になって介護保険に移行した障害者の方が今まで受けていたサービスが受けられず、厚生労働省の通知が反映されていないとの御指摘でありますけれども、この事例につきましては、介護保険課と包括支援センターにおいて厚生労働省の通知に関する解釈に誤りがありまして、要支援2のケアプランで生活援助のサービスを制限して作成したことが原因でありまして、利用者の方には大変御迷惑をおかけしたものと思っております。その後、御指摘のとおり、この通知内容に当てはまる状況が推察されたことから、包括支援センターと介護保険課、地域福祉課がこの事例について協議し、改善を図ったところであります。今後、このような事例が発生することがないように、在宅介護サービス等を受けている方で、障害者施策から介護保険に移行する方々について介護認定からケアプランの内容などを注視し、個々の状況に合わせて対応していくことにいたしました。次に、65歳以上の障害者へのサービスを介護保険に移行するのはなぜかということでありますけれども、障害者施策と介護保険とで共通する在宅介護サービス等の給付については、介護保険制度のスタート当初から介護保険が優先することと通知されております。次に、要介護認定廃止についての考え方でありますけれども、このことは5月に東京で開催されました公開政策討論会「介護保険の未来を語る」の中でも提案され、他の出席者からもさまざまな御提言があったと伝えられております。高齢化が進展する中で介護保険制度を維持していくためには、さまざまな観点からの議論が必要であると考えております。次に、生活保護についての御質問でありまして、初めに母子加算の廃止でありますけれども、家庭の状況によっては影響があるのではないかと思いますが、廃止そのものは国が決めたものでありまして、また現在訴訟中でありますので、私からのコメントは差し控えさせていただきます。ひとり親就労促進費につきましては、就労可能な母子世帯の自立を促進するための施策でありますので、これは有効ではないかと考えております。また、加算の廃止が貧困を強めるという御指摘でありますけれども、高校就学費用の給付を創設するなど、保護制度の枠組みが変わってきていることから、制度全体の中で判断されるべきものではないかというふうに考えております。次に、生活保護世帯の子育て支援でありますが、国は平成21年度補正予算において、新たな取組として母子家庭ではなく、小学生から高校生までの子供のいる世帯に対し、学習支援費の給付を本年7月から実施することになりましたので、市独自の対策は考えておりません。なお、野党4党の共同提案につきましては、承知しておりますが、国会の場において大いに議論いただきたいと思います。(「議長、8番」と呼ぶ者あり)

再質問 8番 中島麗子

再質問を行います。市長の御見解をお聞きしたいというところは、ほとんどお答えがいただけなかったように思います。療養病床の問題なのですけれども、計画では平成23年度末までにきちんと対応できるはずだとおっしゃっていますけれども、実際に私たちのところにいろいろな相談が来ています。例えば市内で3年前に脳こうそくで倒れられた方で、97歳の方がこの療養病床に入所していたのです。出ていくように言われて、どこに行こうかということで、家族もさんざん悩まれて、病院では寝たきりになるし、老人保健施設では6か月で出される。最終的に、いろいろ相談してグループホームに入所したけれども、今まで4万円で済んでいた支払が10万円になった。貯金がなくなるのが先なのか、命が尽きるのが先なのか、もうあと何年生きられるかわからないという高齢者が、居場所の問題でこういう困難に直面しているのです。今始まったばかりですから、これから677人の方々がどこに行けるのかということについては、大変不安を抱えるのは当然だと思います。私はこの政府の政策転換そのものが、受皿の提案もなしに廃止だけを決めるという点で極めて問題だと思いますが、決まったことだから仕方がないということでは済まされない深刻な社会問題になる可能性があるわけです。そういう点で、施設を提供したくても、小樽市は特別養護老人ホームはもう900人以上待っているのですから、ここには一人も入れないのです。今後の転換で本当に保障できるのかどうかという点で、極めて市民の不安は大きなものになると思います。この点については、今後本当にそういうことが起きないようにするための対策という点で、深刻に受け止めて対応していただきたいと思うのですが、そういう観点でお答えいただきたいと思います。介護認定の問題では幾つかお聞きしたいのですけれども、1点だけに絞ります。新しいシステムで介護認定の中身が決まったとき、本人の希望を聞いて、その希望を優先するので、その希望のとおり報告するということですね。しかし、利用している市民の皆さんは認定審査会で決まった認定結果と、自分が希望した今までどおりの認定結果がどういうふうに違うかということは判断できないのです。それから、この方をずっと見ていて、ケアマネジャーが調節しているのですけれども、このケアマネジャーにもわからないのです。わかっているのは、小樽市の介護保険課だけです。これはあくまでも経過措置なのですから、今いっときの対応です。経過措置が終わったら、どんな形になるかはまだ決まっていないのです。従来どおりになるのか、新しい認定システムでやっていくということになるのか。そういうふうになったときに、新しい認定システムの認定度と自分の希望の認定度の違いが全然わからないで判断できるのですか。市民はそこの判断に参加しなくていいということになるのですよ。これは私、やはり情報の問題としては、厚生労働省がみずから経過措置をとって、検討し直すと言っているのですから、その中身をきちんと市民がわかるような状況にするのは当然だと思うのです。市民に通知をしないようにという通達があるのですか。だめだと言われているのですか。再度お聞きします。もう一つは、東川町で行っている母子加算廃止に伴う町独自の支援策ですけれども、新たな小学生に対する支援費も入ってきているので、必要ないとおっしゃいますけれども、私も子供を3人育てて、中学校、高校、本当に部活動でお金がかかるときには、2人で働いて費用を出していても、すぐにお金を出すとは言えないような場面が何回もありました。小学校4年生から始まる部活動で、さまざまなお金がかかる。親ならだれでも経験していることだと思います。人並みにしてやりたいと思う気持ちも同じだと思います。そういうときに、2万円以上のお金が削られるのです。そういう生活をしている方々からのやはり切ない実態だと思うのです。小樽市は、障害者自立支援法の制定のために、市の負担分が2億円減りました。障害者の新たな負担が9,700万円も増えました。私たちはこの2億円を財源にして、市独自の障害者支援をやるべきだと提案してまいりました。その結果、こども発達支援センターや地域活動支援センターで行われているデイサービスの利用料の減額や無料化が、本当にささやかでしたけれども、実現したのです。そういうことを考えれば、今回もまた生活保護世帯への子育て支援という意味で、検討すべきだと私は思いますし、そういう独自の判断ができる部分だと思うのです。ぜひそういう点で検討していただきたいと思いますが、再度お答えをいただいて、再々質問をしたいと思います。

答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)

私からお答えしたもの以外は医療保険部長から答弁させますけれども、初めの介護療養病床の転換の話ですが、これは私も非常に気をとめておりまして、状況をよく見ながらきちんと対応していきたいとこういうふうに思います。それから、東川町の福祉給付金ですが、東川町の財政状況はよくわかりませんけれども、裕福な町なのかというふうに思いますが、私どもとしてはなかなかすぐこういったものに取り組むという状況ではありませんので、御理解いただきたいというふうに思います。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 医療保険部長 中村浩(医療保険部長は2010年3月まで)

先ほどの要介護認定のシステムの問題ですけれども、この経過措置については、御存じのように、4月に今年度の認定期間が始まってからの経過措置なものですから、いろいろな部分で国からの通知が不備でございます。先ほど御指摘があったように、新しいシステムでの結果と従来の要介護度、このどちらが選ばれたのかわからないということで、今、各自治体の中でそれを両方通知することが可能かどうかということで、まずシステム的にこれは今のところ不可能です。今、私どもが使っている要介護認定の結果通知のソフトでは不可能ですけれども、それを手書きで出す方法を考えている自治体がございます。それから、先ほどお話があったケアマネジャーが次のそのケアプランを立てるときに、どちらを使ったのかわからない。それが困るという御意見も当然ありますので、そこの部分を次のケアプランを立てるときにケアマネジャーにお伝えするという方法を考えているところもあります。ただ、今の介護保険法施行規則の上では、現在の経過措置を適用した後の希望調書をとった後の結果が介護認定審査会の結果ということになっているものですから、今の法をそのまま解釈して経過措置の適用をすると、システム上も規則上も今の最後の結果しか通知できないことになっています。これはやはりいろいろ問題があると思いますので、今、このシステムそのものの検証あるいは経過措置の後をどう適用するかということの検証・検討会が4月13日に既に立ち上がっておりますので、そして6月10日に既に私どもからもデータを送付しておりますので、その結果を見ながら、利用者の方々に不利益がないように考えてまいりたいと思っております。(「議長、8番」と呼ぶ者あり)

再質問 8番 中島麗子

今のお答えで、ぜひそういう計らいをできるように対応していただきたいと思います。これは利用している市民の皆さんの自分の介護認定がどうなるかという問題で、本人がよくその中身がわからないという状態にしておくことは非常に問題なのです。理解がどうされるかは別として、事実を知らせるという最低限のことはやるべきだと思います。今の御答弁では、システムは難しいとおっしゃっていますけれども、そういうことを検討し始めているということを聞いたら、やはり同じような矛盾を感じている方々がいらっしゃるということですから、ぜひ改善あるいは知らせる方向を検討していただきたいと思います。それと、東川町は財政が豊かだからやるわけではなくて、母子家庭の皆さんが必死で子育てしている状態に心を打たれた町長が、苦肉の策で生活保護を受ける方々でも何らかの形で支給できないかということを、非常に工夫して編み出された独自策だと私は聞いております。そういうことを小樽市長にもぜひ期待したいと思います。さらに、療養病床の問題では、市長も問題が起きてくる心配をされているわけですから、全国ではこの慢性疾患あるいは長期の療養病床がどんどん減らされるということに対して、全国的な受皿の問題があるということが問題になっているのです。状況によってはこのような介護療養病床全廃に続いて、医療の療養病床の削減そのものも適切かどうかという見直しもしなければならないと思うのです。そういう点で、実情を反映して意見をぜひ届けてほしいということをお願いして、質問を終わります。

出典:小樽市議会 平成21年第2回定例会 2009年6月17日 議事録 PDF(130ページ) 間違いを知らせる