小樽市議会 平成20年第4回定例会 2008年12月9日
(1)財政問題について/(2)使用料及び手数料の改定について/(3)小樽市立病院改革プランについて/(4)生活支援対策について/(5)中小企業対策について
2008年12月9日、小樽市議会の一般質問で、斉藤陽一良議員が「財政問題について」「使用料及び手数料の改定について」「小樽市立病院改革プランについて」「生活支援対策について」「中小企業対策について」について質問し、市長 山田勝麿、教育長 菊譲が答弁しました。
- 質問者
- 斉藤陽一良 議員
- 答弁者
- 市長 山田勝麿、教育長 菊譲
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 10番 斉藤陽一良
平成20年第4回定例会に当たり、公明党を代表して質問いたします。まず、財政問題についてお伺いいたします。本市の財政においては、一般会計が平成16年度から19年度までの4年間、連続して赤字決算となり、危機的な状況が改善されておりません。各年度の繰上充用額は、平成16年度11億7,900万円、17年度14億800万円、18年度11億8,400万円、19年度12億9,600万円と、市長が先頭に立って赤字額の圧縮を至上命題として、全庁を挙げて危機感を持ちながら最高度の緊縮型の財政運営に努めてきているのにもかかわらず、実質収支の赤字幅は一進一退を続け、むしろ膨張の兆しさえ見せております。初めに、19年度決算を踏まえて、この現状についての総括的な御認識と、この4年間の主な取組、さらに、それが現在まで結果として顕著な改善に結びついていない理由はどこにあるとお考えか、市長の御見解をお示しください。19年度決算を振り返って、具体的に何点か確認をさせていただきたいと思います。まず、地方交付税と並んで一般会計歳入の大宗を占める市税収入は、19年度は特殊要因として三位一体改革の一環である所得税からの税源移譲により、個人市民税は約10億円の税収増となりましたが、他のほとんどの税目で減となったことにより相殺されて、150億9,800万円と6億8,000万円の増収にとどまっております。市税の収入率についても、14年度に25.7パーセントと、ひところ改善の兆しを見せていた滞納繰越し分の収入率も、19年度は15.4パーセントと、このところ低下の一途をたどっており、全体として低下に歯止めがかかっておりません。本年3月に収支の見直しをされた小樽市財政健全化計画においても、19年度の市税収入は157億7,000万円と見込まれており、大きくかい離しております。この原因及び市税収入の今後の見通しと収納対策をお示しください。一方、歳出においては、性質別内訳で最も大きな割合を占める扶助費は、ここ数年おおむね141億円台で推移していたところ、19年度は144億5,700万円と対前年度比2億6,300万円の増となり、財政健全化計画の19年度見込みに対しては、3億800万円が抑えられたものの、今後増高していく傾向は間違いないものと考えます。今回、健全化計画の見込みを下回った理由と、今後の見通し、将来の扶助費増高に対する政策的に基本となる考え方をお示しください。もう一点、歳出で大きな割合を占める人件費は、職員給与費のほか、退職手当などを含む総額で、19年度107億8,300万円と対前年度比1億8,100万円、率では約1.6パーセントの減となっており、財政健全化計画の見込みを上回るペースでの削減となっております。これからさらに大変痛みの伴う問題でありますが、団塊世代の大量退職による退職手当の増加の影響なども含めて、今後の人件費及び職員数削減に対する見通しと決意をお示しください。次に、平成20年度の決算見込みについて伺います。平成19年度決算は、さきの第3回定例会で報告されたように、残念ながら18年度の赤字額を1億1,200万円も拡大してしまったわけでありますが、この13億円に近い累積赤字を引き継いでいる本年度の決算見込みについては、どのようにお考えか、税収見込みや去る10月下旬に示された普通交付税等の再算定後の決定額を考慮に入れた見通しをお示しください。また、20年度普通交付税額については、久方ぶりに対前年度比8,800万円、0.6パーセントのプラスとなったわけでありますが、交付税の算定にかかわって本年第1回定例会において市長は、20年度予算における普通交付税の積算については、地方財政計画の伸び2.3パーセントに対して、地方再生対策費の影響等も考慮し、臨時財政対策債を含む合計で、19年度決算見込みに対して1.6パーセントの伸びと慎重に見積もった旨の御説明がありました。しかし、結果としては、この見積りをさらに下回る0.1パーセントの伸びにとどまり、対予算では2億3,400万円のマイナスとなったわけであります。この原因についてもお示しください。さて、平成20年度決算から地方財政健全化法で定められた四つの指標の判断比率が実際に適用されることとなっております。19年度決算における連結実質赤字比率は16.12で、本市に当てはめた場合の早期健全化基準の16.72まで0.60ポイントと、極めて危険な状況にあります。他の指標も含めて、改善の方策と20年度決算における見通しをお示しください。この項の最後に、現在進められている平成21年度予算編成についてお伺いいたします。基本は、徹底した歳出削減と税収増など歳入の増加を図り、24年度までに赤字を解消するという財政健全化計画の達成にあることは、論をまたないところと考えますが、21年度予算編成において、特に留意する点、歳出の削減の対象となる項目、市民サービスの低下を招かないために配慮すべき点など、また将来的に本市の産業経済の発展に資する事業など、21年度予算編成の基本的なお考えをお聞きいたします。次に、使用料及び手数料の改定に関連してお伺いいたします。今回の使用料及び手数料改定は、約20年ぶりの改定だった平成16年度、17年度に続く4年ごとの見直しとして21年度から実施されるものであります。財政効果としては、一般会計と特別会計で2,200万円、企業会計で800万円、合計で約3,000万円、平均8.5パーセントの値上げとなります。市民生活に直結する住民票などの各種証明手数料は今回据え置かれ、業者対象の手数料を中心に、道内主要都市の平均程度をめどとして、プラスマイナス5パーセント以内は据置き、それ以外について改定を行うとしています。内容としては、基本的には妥当なものと考えますが、利用者あるいは市民の立場から二、三お伺いいたします。まず、教育長にお伺いいたしますが、社会体育施設のうち、専用で使用する場合の使用料について、手宮公園陸上競技場は一般が1日につき8,200円から9,900円に20.7パーセントの値上げ、また弓道場は一般が1日につき6,600円から8,800円に33.3パーセントの値上げと際立って高い値上げ率となっています。社会体育振興の観点からこの大幅な値上げについては、相当丁寧な説明がなされる必要があると考えます。この改定の計数的な根拠とこれらの施設、それぞれにおける最近3年間の利用者数の推移、他都市の同種施設の使用料等をお示しください。次に、市立小樽病院高等看護学院収益についてお伺いいたします。今回の使用料及び手数料見直しの一環として、平成22年度新入生から授業料が現行の月額1万円から1万5,000円へと50パーセントの大幅値上げ、さらにこれまで設定されていなかった5万円の入学金が新たに設定されます。確かに病院事業会計の資金不足解消は急務であり、職員給与費等の削減は避けられないものもありますが、次の時代を担う医療従事者の育成はむしろ、より充実してしかるべきものであり、その負担増についてはできる限り慎重を期すべきと考えますが、今回改定に踏み切らなければならない理由について、市長の御見解を求めます。次に、議案第15号小樽市病院事業条例及び市立小樽病院高等看護学院条例の一部を改正する条例案に関連して、特に小樽市立病院改革プランについてお伺いいたします。本議案は、病院事業に地方公営企業法の全部を適用することを主な内容としておりますが、小樽市立病院改革プランの策定にも密接に関連し、その根幹となるものでもあります。去る11月、その原案が発表された小樽市立病院改革プランは、平成19年12月の総務省自治財政局長通知公立病院改革ガイドラインを受け、経営効率化を図る数値目標の設定とその目標を達成するための具体的な施策の立案、実行により、病院の収支改善を図り、一般会計からの繰入れもあわせ、早期に不良債務を解消して、病院経営の健全性と継続性の確保を図ることを課題とし、その解決のために策定されたものと理解しております。ガイドラインは地域医療の再編・ネットワーク化を前提として、公立病院の果たすべき役割、すなわち地域において提供されることが必要な医療のうち、採算性等の面から民間医療機関による提供が困難な医療を提供するため、具体的にはがんや循環器病の専門的な治療等、民間医療機関では限界のある高度先進医療の提供などの役割について明確化し、一般会計との間での経費の負担区分について明確な基準を設定し、健全経営と医療の質の確保に取り組むことを求めています。まず、改革プランにおける市立病院の役割の明確化について伺います。市立小樽病院と市立小樽第二病院の役割について、改革プランは前者については11診療科にわたる幅広い医療、泌尿器科の重点化、がん診療、オープン病棟、災害拠点病院などの役割を上げ、後者については脳神経外科、心臓血管外科をあわせ持つことから、脳、精神、循環器疾患の専門病院、さらに24時間365日の救急医療などが主な役割として挙げられております。しかし、これはガイドラインに言うところの民間医療機関が多く存在する都市部における公立病院においては、果たすべき役割に照らして、現実に果たしている機能を厳しく精査した上で、必要性が乏しくなっているものについては廃止統合を検討していくべきというような厳格な要求水準に対応するものとしては、いま一歩踏み込み不足の感を否めません。このような認識では、現実の市立病院、第二病院のありようをなぞっただけの現状追認と見られても反論できないのではないでしょうか。現在の市立病院が果たしている役割と再編・ネットワーク化を前提とした上で、現病院で可能であって市内他医療機関では代替できない機能に限って、例えば、がん専門治療の循環器疾患などに特化して果たし得る役割、さらにそれとは区別した形で将来的に新築統合を視野に入れた場合に、果たさなければならない、あるいは果たすことが期待されている役割とは、それぞれ明確に分けて示さなければならないと考えます。みずからが果たすべき役割の見直し、明確化は、今次改革のすべての出発点として大変重要と考えますので、再編・ネットワーク化を考慮した上で、現病院に限っての可能な役割とそれと区別した将来の統合新築を考慮したビジョンをそれぞれお示しください。次に、一般会計との間での経費負担区分、繰出し基準の明確化について伺います。ガイドラインが求めている内容は、「地域医療の確保のため果たすべき役割を明らかにし、これに対応して一般会計が負担すべき経費の範囲について記載する」となっておりますが、改革プランでは「基本的に、総務省自治財政局長通知に基づく繰出基準や地方交付税基準財政需要額算入内容を勘案し整理する」とし、基本的な繰出金、財政支援に係る繰出金、過去の不良債務解消に係る繰出金の3区分を示しています。このうち基本的な繰出金については、公立病院事業を経営する上でその経費の性質上、経営に伴う収入をもって充てることが適当でないものや、経営に伴う収入をもって充てることが客観的に困難であると認められるものなどについて、一般会計が負担することとされ、その一部は交付税に算入されており、この範囲も明確であります。問題となるのは、財政支援に係る繰出金と過去の不良債務解消に係る繰出金であります。財政支援に係る繰出金は、医業外収益の他会計補助金における財政支援として、平成20年度から24年度まで、市立小樽病院の資金不足解消のため、20年度・21年度1億8,000万円、22年度・23年度1億7,000万円、24年度5,000万円をそれぞれ加算するものであります。また、不良債務解消に係る繰出金は、平成19年度から22年度の間のみ、18年度以前の不良債務解消額を負担し、21年度と22年度については、特例債元金の償還と重なるため、繰出金合計が病院分だけで約20億円と非常に大きな負担が一般会計にしわ寄せされる形になっております。ガイドラインは、公立病院がその役割を果たすため、やむを得ず不採算となる部分については、繰出し基準に基づき支出される一般会計等からの負担金等によって賄われることが法的に認められており、しかし、この場合の繰出しは独立採算原則に立って最大限効率的な運営を行っても、なお不足する真にやむを得ない部分を対象として行われるもので、現実の公立病院経営の結果、発生した赤字をそのまま追認し、補てんする性格のものではないことは言うまでもないと厳しく指摘しています。今回の改革プランの繰出しは、現実の公立病院経営の結果発生した赤字をそのまま追認し、補てんする性格のものではないのかという疑問の声が出た場合に、市長はどのように説明されるのか、何よりも本市の一般会計は約13億円の累積赤字を抱え、財政健全化計画もその収支見通しが見直しに次ぐ見直しを余儀なくされ、この繰出しの負担に耐え得るのかどうか、改めて市長の率直な御判断をお示しください。次に、経営効率化の計画について伺います。基本指標において、経常収支の黒字化を前期終了年度の平成23年度、不良債務及び健全化法上の資金不足は22年度、そして地方財政法上の資金不足については昨年11月の病院事業資金収支計画では23年度に解消の予定とされていたのに対して、本年9月の医師3名の退職などの影響から、25年度末までにそれぞれ解消を目指すこととされました。差し迫った問題として、まずこの計画は退職した医師3名の補充と18億8,000万円の公立病院特例債が許可されることを前提としておりますが、このどちらか、あるいは両方が不調に終わった場合、計画達成に対してどのような影響があると想定されておられるのか、さらに万が一その場合にはどのように対応されるお考えか、お伺いいたします。これに関連して、平成20年度の経営状況は現状どうなっているのか。両病院をあわせた本年4月から直近までの入院・外来収益の対前年、対予算の状況と今後の見通し、さらにこのことが改革プランの収支計画あるいは改革プラン全体に及ぼす影響ついてお示しください。次に、基本指標について1点だけ伺います。財務に係る数値目標のうち、職員給与比率の逓減の度合いが市立小樽病院と市立小樽第二病院とで計画上かなりの差が出ているように見えるのは、どのような理由によるものか、お示しください。次に、目標達成に向けての具体的な取組の柱であると同時に、民間的経営手法を取り入れた経営形態の見直しという本改革プランの最大の眼目でもある地方公営企業法の全部適用導入とそれに伴う経営体制の整備について伺います。いわゆる全適は、改革プランにも触れられているとおり、より強力に民間的経営手法を導入し、経営改善を図っていく観点からすれば、非公務員型の地方独立行政法人化のほうが有力であり、その意味では全適は最善ではなく、次善の策と言わざるを得ません。したがって、これを実りあるものにするためには、単に制度として導入するだけではなく、その運用の中身こそ、その経営の内実こそが問われる必要があると考えます。そのためには、事業管理者の実質的な権限と責任の明確化、すなわち人事、予算等の実質的な権限が新たな経営責任者に与えられ、かつ実際にそれを行使できる仕組みが保証され、経営責任者における自立的な意思決定が迅速に執行され、実践される場とそれを支える人材が確保されなければなりません。さらに、結果を素早く正確かつ客観的に評価し、次の意思決定に反映させるシステムと責任を明確にする必要があります。その意味で、今回設置される病院局、経営企画部門、経営戦略会議は重要です。事業管理者の権限との関係、事業管理者による指揮命令の系統、指揮監督の範囲、それぞれに配置される人員、役職、所掌事務、組織間の役割分担と相互の関係などについてお示しください。この項の最後に、再編・ネットワーク化の検討、協議について伺います。小樽市立病院改革プラン再編・ネットワーク化協議会の中間報告では、地域医療の現状把握と課題整理、両市立病院の当面の方向性が示され、その当面の方向性が小樽病院については現診療機能の継続とオープン病棟の充実、第二病院については専門性を生かす院内環境の整備ということで、このある意味で暫定的な認識が今回の改革プランにおける現状追認的な市立病院の果たすべき役割の認識のベースになっていると言わざるを得ません。今後1年程度の議論を積み重ねて、明年10月を目途に出される再編・ネットワーク化素案の中で、市立病院再編と他の医療機関との役割分担などがより明確な形で提出されることが期待されております。その後、それを受けて再編・ネットワーク化実施計画が策定されるものと考えますが、それは改革プランの改定という形をとられるのか、またその段階においては市立病院の適正な規模機能へのスリム化を図るために、より実効性のある計画としなければならないと考えますが、市長の御見解をお示しください。さらに、現在凍結中の統合新築へ向けて、建設再開へのプロセス、クリアすべき条件など、また再編・ネットワーク化の議論とリンクして検討すべき項目などお考えをお示しください。次に、いわゆる福祉灯油、冬期特別生活支援事業などの生活支援対策について伺います。最近の灯油価格は、一時の高騰ぶりに比較すれば値下がり傾向にあるとはいえ、11月5日現在の生活必需品価格調査では、1リットル当たり91.76円で、昨年の同時期の85.7円に比べて6円以上高い状態で、国際的な価格下落が消費者物価に十分反映されておらず、高どまりの状況にあります。また、一部の食料品などは値上がりがおさまらず、生活必需品の物価上昇は家計を大きく圧迫しています。このような中での福祉灯油の実施は、市民の要望に沿うものであり、時宜を得たものと考えられます。今年度は高齢者の対象世帯を拡大したり、対象となる世帯の種類に関する要件をわかりやすくして、支給額を統一するなど改善が見られますが、対象世帯数、支給額、支給の時期、実施に向けての昨年度との主な変更点などをお示しください。現在の経済情勢の下で、景気の後退が進む場合、実体経済における雇用の悪化、給与所得の減少など、来年度においても福祉灯油を望む声は強まることはあっても、弱まる可能性は少ないのではないでしょうか。道の助成との絡みも含めて、来年度の事業継続についての見通しをお示しください。また、最悪のケースとして、万が一道の助成が縮小又は廃止されて市単独での福祉灯油が見送りになった場合、今年度共同募金単独の事業となったふれあい見舞金は、単独実施となるのか、それともこれまでのように市と共同募金の共同の事業として実施されることになるのか、考え方をお示しください。もう一点、生活支援に関連して、政府与党が追加経済対策、生活対策の柱として決めた総額2兆円の定額給付金事業についてお伺いいたします。去る11月28日、総務省で各都道府県と政令市に説明が行われました。総務省が示した概要では、給付金の目的は景気後退化での住民不安に対処するための生活支援、広く給付することによる地域の経済対策とされ、事業の実施主体は市区町村、世帯主が受給権者で、給付対象者は住民基本台帳に記録されている人及び外国人登録原票に登録されている人のうち、永住外国人や日本人の配偶者などとなっています。就労目的や留学などの外国人を加えるかどうかは検討課題とされています。総務省は、問題となった所得の高い人の取扱いについて給付の差異を設けないことを基本とし、市区町村が給付制限を設ける場合は下限1,800万円を基準とし、該当者に辞退を呼びかけることができるとしています。この点について本市の場合はどのような考え方で対処されるのか、お示しください。給付額は1人1万2,000円、全国統一の基準日において、65歳以上と18歳以下の人については、1人2万円となります。本市における給付対象者数と給付想定額をお示しください。また、この給付金の本市にとっての意義、経済効果などに対する市長の御所見をお伺いいたします。給付開始日について総務省は準備が整い次第、市区町村で決定するとしていますが、少しでも早く市民に安心を届けるためにも、今年度内の支給開始が望まれますが、準備の進め方についてもお示しください。最後に、中小企業対策についてお伺いいたします。アメリカ発のサブプライムローン問題に端を発した世界的な信用収縮の影響は、リーマンショック以後、未ぞ有の国際的金融危機に発展し、実体経済への波及が深刻さを増しています。国内的には、昨年、数年前から始まっていた不動産関係のミニバブルと言われる状況がはじけ、金融危機の影響と相まって、景気後退局面入りが明らかになりました。一方、市内では景気低迷は長期化しており、中国やロシアなど対岸貿易における鉄鋼や非鉄金属の市況の変化、水産物や中古車の貿易に対する政策変更などによる状況の変化などから、売上げや収益の減少も取りざたされ、企業の倒産や廃業も相次ぎ、金融機関による貸し渋り、貸しはがしの実態がささやかれるなど、企業経営者の心理は冷え切っております。そこでお伺いいたしますが、本年に入ってからの月別倒産件数の推移と主な業種、主な倒産原因の推移についてお示しください。特に、いわゆる資金繰り倒産と見られるものはあったのか、お知らせください。政府与党は、8月29日の緊急総合経済対策が、10月16日、可決成立し、中小企業の資金繰り支援が実行されることになりました。また、10月30日、追加経済対策として、生活対策が策定され、中小企業向けの緊急保証制度の保証枠や貸付枠の追加を実施、全体規模で30兆円の金融支援となる予定であります。従来からあったセーフティネット貸付、資金繰り円滑化借換保証制度に加えて、原材料価格高騰対応等緊急保証制度が10月31日からスタートしています。これまでのセーフティネット保証では対象となる業種が製造業、建設業など185業種だったものが、飲食店、不動産業、加工製造業、繊維製品卸小売業など545業種に拡大、さらに11月7日には73業種追加されて、618業種に拡大されました。この制度の利用に当たっての市の認定などの手順と直近までの認定件数、相談のあった件数、それぞれの業種の内訳についてお示しください。このほか、市の制度融資における短期の運転資金など、いわゆるつなぎ融資の件数と貸付額の推移、さらに設備投資的な貸付けの件数と額の推移についてもお示しください。金融庁は、金融機関の貸し渋り、貸しはがしなどを防止するため、去る11月、金融検査マニュアルを改定し、金融機関が融資先企業の返済期間を延長したり、金利の減免を認めるなど、貸出し条件を緩和した場合、これまではその企業への融資は原則として不良債権とみなされ、金融機関は引当金を積むなど、収益圧迫につながるため、条件緩和に応じづらい状況にあったところ、5年後、10年後に経営が健全化する計画を提出できれば、不良債権とみなさなくてもよくなり、金融機関も条件の緩和に応じやすくなることが期待されています。市としても、年末を控え、また、来年度に向けてより機動的で実効性の高い融資が行えるよう、制度融資の見直しを考える必要もあると思いますが、御所見をお伺いいたします。以上、再質問を留保して、質問を終わります。(拍手)
答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)
斉藤陽一良議員の御質問にお答えをいたします。初めに、財政問題に関連して平成19年度決算を踏まえた本市の財政の現状に対する認識ということでありますけれども、私はこれまで財政再建を最優先の課題として行財政改革に取り組んできたところでありますけれども、結果として19年度の一般会計決算においても、約12億9,600万円の赤字決算となり、健全化計画上の目標を若干ではありますが、達成できなかったことは、もはや自助努力も限界に近づきつつあると実感するほど、残念な結果であると思っております。平成16年度以降におきましても、退職者の不補充や職員給与の独自削減などによる総人件費の抑制をはじめ、指定管理者制度の導入や事務事業の見直しなどによる経費の節減、また使用料及び手数料の見直しや遊休資産の売却、退職手当債の導入などによる歳入の確保などには最大限努めてきていると思っておりますが、それでも収支の改善に至らない最大の要因は、やはり地方交付税等の削減にあると思っております。近年、地方六団体の国への要望におきましても、地方交付税につきましては、従来の充実確保というものから、明確に三位一体改革以前への復元、増額を求めており、こうした認識につきましては、全国の多くの地方自治体に共通するものであろうと思っております。次に、市税収入についての御質問でありますけれども、平成19年度決算と財政健全化計画における決算見込みとのかい離の原因についてでありますが、固定資産税と都市計画税については、収入率の低下、また法人市民税については石油製品や原材料費の高騰による企業収益の低下、たばこ税については近年の健康志向などによる喫煙者及び販売本数の減少により、それぞれ調定額が下回ったことが主な原因と考えております。次に、本年度の市税収入の見込みと対策でありますけれども、新たに金融不安や消費の落ち込みも加わり、依然として厳しい経済状況が続いている状況を勘案しますと、現時点では予算額の確保は難しい状況にありますが、いずれにいたしましても、市税収入の確保には最大限努力してまいりたいと考えております。次に、扶助費でありますけれども、まず平成19年度決算において、財政健全化計画上の見込みを下回った理由でありますが、健全化計画上の数値は生活保護費や重度心身障害者医療助成費などについて17年度の決算や18年度の決算見込みを基に、それぞれの受給者が伸びると見込んで積算したところでありますが、決算では結果として見込んだほどの実績がなかったことから、このようなかい離が生じたところであります。また、今後の見通しなどにつきましては、高齢化の進展や現状の厳しい景気動向などを踏まえますと、生活保護費等の扶助費は今後も増加することが予想され、その多くは国や道などによる統一的な基準に定められた義務的な経費でありますことから、本市の独自の考え方によりこの経費を抑制することが難しいものと考えております。次に、退職手当の増加や人件費、職員数削減に対する見通しと決意でありますけれども、平成19年度から22年度までのいわゆる団塊の世代の定年退職による退職手当支給額は、他の年と比べると増加いたしますが、23年度以降は一定程度落ちつくものと見込んでおります。また、人件費の抑制につきましては、これまで実施してまいりました本俸の独自削減や期末手当の1か月削減など、給与の総額抑制に引き続き取り組んでまいりたいと思っております。さらには、これまで原則退職者不補充を基本に事務事業を見直し、効率的な行政運営を図りながら職員数の削減に取り組んできた結果、平成20年5月1日現在で実際の削減数が財政再建推進プラン実施計画を約50人程度上回るなど、順調に推移をしてきております。次に、本年度の決算見込みについてでありますけれども、先ほど述べました市税収入の動向に加えまして、普通交付税が予算額に対し、約2億3,400万円の減額となっておりますし、既に今年度の補正財源として約2億円を要しております。このため、現在歳入については可能な限り予算額を確保するとともに、歳出におきましても、予算の効率的な執行により経費節減を図るよう、全庁挙げて取り組んでいるところであり、いずれにいたしましても、これから本格的な降雪期を迎えることもあり、現時点で決算見込みを推計することは困難でありますが、年度内の残された期間、赤字額の圧縮に最大限努めてまいりたいと考えております。次に、本年度の普通交付税が予算を下回った原因についてでありますが、予算の見積りに際しては、地方財政計画で示された伸び率等を基に積算をしておりますが、実際の交付税の算定において市民税や固定資産税などの収入額が想定以上に多く見られたことにより、結果として臨時財政対策債を含む合計で前年度と比較して0.1パーセントの伸びにとどまり、予算額に対しては約2億3,400万円下回ることになったところであります。次に、財政健全化法に基づく健全化判断比率の改善方策と平成20年度決算における見通しでありますが、まず実質赤字比率や連結実質赤字比率を引き下げるためには、赤字を抱える各会計の赤字額の縮減が必要であります。したがいまして、一般会計については健全化計画の達成に努めるとともに、病院事業については策定中の改革プランの着実な実行を、また国民健康保険事業については単年度収支の黒字を目標に、それぞれ今後も全力を挙げて収支改善の取組を進めてまいりたいと考えております。また、実質公債費比率と将来負担比率については、いずれも早期健全化基準を大きく下回っておりますが、将来的にもいわゆる危険水域に入ることのないよう、その動向には十分留意してまいりたいと考えております。なお、20年度決算における健全化比率の見通しでありますが、現在の予算ベースではいずれも早期健全化基準を下回ると試算しております。次に、平成21年度の予算編成の基本的な考え方についてでありますが、まず現在の厳しい景気動向の中にあって、国における道路特定財源の取扱いや地方交付税総額の問題、さらには住宅減税などの税制改正などについても先行きは不透明であり、少なくとも現状で市税や地方交付税等の一般財源収入に過大な期待はできないものと考えております。加えて来年度は固定資産税の評価替えの年にも当たりまして、本市の場合、市税収入のさらなる減少が予想されますので、こうした中で歳入歳出のバランスをとるためには、また新たな視点で全事務事業の緊急性や優先度を見極めることが重要と考えております。御質問にありました市民サービスの維持や産業経済の発展などの観点につきましても、十分留意してまいりたいと考えておりますが、申すまでもなく、本市の最優先課題は財政再建でありますので、基本的な姿勢として収支均衡予算を編成することを第一としながら、今後の予算編成作業を進めてまいりたいと考えております。次に、高等看護学院の授業料の改定理由でありますが、同学院の授業料は平成12年度に改定し、授業料と地方交付税措置に見合う一般会計からの繰入金により収支を均衡させて運営してまいりました。今回の改定は、基本的には道内他都市の水準に合わせて改定するものでありますが、一方で21年度からの新しいカリキュラムへの移行に伴う教材・教具の充実、実習期間の確保、学院の教育環境の充実に向けた経費の増が見込まれるため、今回の改定による増収で財源を確保し、引き続き収支均衡を図ってまいりたいと考えております。次に、小樽市立病院改革プランについての御質問でありますけれども、まず初めに市立病院が果たすべき役割でありますが、その役割は再編・ネットワーク化協議会の検討結果を踏まえた上で明確化していく必要があると考えておりますが、協議会においては検討結果を出すには時間を要することから、引き続き検討を行い、来年10月を目途に結論を出すことになりましたので、今回策定する改革プランにおきましては、両市立病院の当面果たすべき役割について示すこととしたものであります。したがいまして、再編・ネットワーク化を前提とした市立病院の役割、また統合新築を視野に入れた担うべき役割についても、協議会における検討結果を待って判断していく必要がありますが、市立病院の役割としましては、基本的には他の医療機関で担うことが困難な医療を補完するものと考えておりますので、現在も中心的な役割を担っている脳疾患、心疾患診療など、第二病院の機能や小樽病院における放射線科や泌尿器科診療のほか、眼科、耳鼻科など公的病院などにはない診療機能を中心に検討していくことになるものと考えております。次に、病院事業会計に対する一般会計からの繰出しについてでありますが、今回の改革プラン策定に当たりましては、ガイドラインで示された趣旨に沿って、改めて一般会計からの繰出金についても考え方を整理いたしました。一つには、総務省が示している繰出し基準や交付税算入額に基づいて決定するものであり、これが基本的な繰出金であります。一般会計側の負担については、将来的にはこの基本的な繰出金のみにいたしたいと思っておりますが、現状の病院事業を取り巻く厳しい環境を踏まえ、過去の不良債務の解消分と一定期間内の財政支援分を例外として加えることとしたものであります。この不良債務につきましては、これまでも申し上げておりますとおり、過去の一般会計側の財政事情もあって、病院事業として抱えていた負債でありますので、その解消は従来どおり一般会計が負担することとし、平成24年度までの財政支援につきましても、病院事業として可能な限りの経営改善を行っても、なお不足すると見込まれる資金についてはやむを得ず繰り出すものであり、単なる赤字の追認やその補てん策でないことを御理解いただきたいと思います。なお、見直し後の繰出金増額も現在の一般会計の財政健全化計画における病院事業への繰出金総額とほぼ同額となっておりますので、今回の見直しをもって財政負担が大きく変動したということではありませんので、御理解願いたいと思います。次に、経営効率化の計画の達成でありますけれども、平成21年度につきましては、現在、今年度退職した医師の補充も含めまして、各大学医局へ医師派遣の要請をするなど、診療体制の確保に努めているところでありますので、改革プランに盛り込まれました収支改善への取組を着実に進めることにより、計画を達成してまいりたいと考えております。また、特例債につきましては、その導入に向けて、現在、北海道を通じ国に対して本市の事情などを鋭意説明し、調整を行っているところであります。次に、今年度の経営状況でありますが、10月までの入院収益は30億6,010万3,000円、外来収益は16億3,643万2,000円となっておりまして、前年度に比べ、入院収益では1億1,820万7,000円、外来収益では4,194万7,000円、それぞれ下回っております。また、平成20年度当初予算との比較では、入院収益では2億3,079万6,000円、外来収益では1億636万5,000円、それぞれ下回っております。今後の見通しでありますが、10月までの入院・外来収益は、当初予算比では大きく下回っておりますが、改革プランで見込んだ計画値をほぼ達成している状況となっておりますので、残された5か月間におきましても、収益の確保、経費の削減に努め、計画を達成してまいりたいと考えております。次に、職員給与比率に係る両病院の差でありますが、職員給与比率は分子に職員給与費、分母に医業収益として算定をしますが、平成21年度と計画期間最後の25年度を比較しますと、分子となる職員給与費は第二病院では8,300万円、4.6パーセント減少し、小樽病院では1億円、3.8パーセント減少する見込みとなっています。一方、分母となる医業収益は、第二病院では循環器科の外来患者増を見込み、8,100万円、2.3パーセント増加するのに対し、小樽病院では1,200万円、0.2パーセントの増加にとどまることにより、職員給与比率が第二病院で3.4ポイントの改善に対し、小樽病院では2.1ポイントとなるものであります。次に、地方公営企業法の全部適用、いわゆる全適後の管理者の権限や組織体制でありますが、管理者は人事・予算など多くの権限を有することとなりますし、病院事業の最高経営責任者となりますので、病院事業の運営と組織のすべてを統括するとともに、病院事業に所属するすべての職員を指揮監督することになります。病院事業の組織につきましては、現在、その組織の大枠として病院局を設置し、そのトップである管理者を病院局長とする関係議案を本議会に提案しているところでありますが、病院局の内部組織につきましては、今後、企業管理規程で定めることとなるため、現在、鋭意検討しているところであります。いずれにいたしましても、管理者がその権限を行使しやすい効率的な組織とすることを念頭に作業を進めているところであります。次に、再編・ネットワーク化に係る計画でありますけれども、平成21年10月を目途に最終的な素案が示される予定となっておりまして、その中で市立病院の役割が明確になるものと考えておりますので、それに基づいて計画を策定し、改革プランを一部改定することになるものと思っております。次に、統合新築への事業再開の条件などについてでありますけれども、まず再編・ネットワーク化の協議の結果を踏まえて、将来の市立病院としてのあるべき姿を明確にすることが重要でありますので、今後も精力的に協議を行ってまいります。一方、財政的な見通しを立てることも重要でありますので、改革プランで示した経営改善策を着実に実施することにより、目標値の達成をなし遂げて、収支の改善に努めるとともに、現病院の不良債務を早期に解消して、できるだけ早い時期に事業を再開できるように取り組んでまいりたいと思っております。次に、生活支援対策についての御質問でありますが、初めに冬期特別生活支援事業(福祉灯油)についてでありますが、対象世帯は75歳以上の高齢者世帯3,300世帯、母子世帯550世帯、重度身体障害者等の世帯1,450世帯で、いずれも生活保護世帯を除く市民税の非課税世帯とし、合計は5,300世帯を見込んでおりまして、各世帯への支給額は6,000円としております。支給時期につきましては、年内に各地区の民生委員から配布していただく予定であります。昨年度との変更点でありますが、独居の高齢者世帯に加えて、夫婦などともに75歳以上の高齢者だけで構成される世帯も対象としたこと、重度身体障害者の世帯におきましては、昨年度は重度心身障害者医療助成を受けていることを条件としていましたが、それを撤廃し、これに伴って支給対象世帯は約1,400世帯増加する見込みであります。また、昨年度はふれあい見舞金と福祉灯油の両事業とも共同募金会と共同で実施しましたが、今年度は市が福祉灯油を、共同募金会は従来のふれあい見舞金を実施することとし、それぞれの事業の趣旨を明確にしたものであります。次に、来年度の事業実施の見通しでありますが、福祉灯油の実施につきましては、灯油価格の動向、国や北海道の財政支援、本市の財政状況を総合的に勘案し判断したいと考えております。また、ふれあい見舞金につきましては、今年度から共同募金会の単独事業となりましたので、歳末助け合いの募金額の状況にもよると思いますが、実施については年末までに判断されるものと考えております。次に、定額給付金事業についての御質問でありますけれども、まず高額所得者に対する所得制限と辞退の呼びかけについてでありますが、全国市長会の会長は、「所得による給付制限の実施にはさまざまな問題点があり、制度的にも実務的にも非常に困難であることから、本制度には適用しないこととすべきである」というコメントを出していますが、私としましても、実務的に膨大な作業量が想定されますので、所得制限などは難しいものと考えております。次に、本市の給付対象者数と給付想定額でありますけれども、給付対象者の基準日はまだ正式に決まっておりませんが、仮に11月末日現在の住民登録人数13万6,870人により試算したところ、給付想定額は約21億円程度となる予定であります。次に、定額給付金の本市にとっての意義、経済効果についてでありますが、長引く景気低迷の中にあって、小樽で約21億円の給付金になりますので、これが相当程度消費に回ることになれば、疲弊している地域経済が少しでも上向く契機となることと思っております。次に、給付金支給に係る本市の準備の進め方でありますけれども、予算の国会での議決を経なければ実際の給付は開始できないわけでありますが、市といたしましても、12月1日付けで総務部に定額給付金事業準備室を設立し、職員は兼務体制として総務部次長を室長に、主幹4名、主査3名体制で当面の情報収集や調査、事業スケジュールの調整などを行い、事業内容がはっきりした段階で実施本部に切り替えて進めてまいりたいと思っております。なお、相当な事務作業量が想定されますので、実施に向けては慎重に対応してまいりたいと思っております。次に、中小企業対策についての御質問でありますが、初めに今年に入ってからの倒産件数でありますが、民間調査機関によりますと、11月末現在で21件の倒産が発生しており、月別では6月に6件の倒産があったものの、他の月はおおむね一、二件で推移しております。主な業種といたしましては、建設業が8件と最も多く、次いで卸小売業が6件、食料品製造業が3件、その他が4件となっております。また、倒産原因の推移でありますが、近年、需要の減少が主な要因でありましたが、本年になりまして、累積赤字の増によるものが多くなっているのが特徴であります。いわゆる資金繰り倒産につきましては、倒産原因の区分にこうした分類項目がないことから把握はできませんが、大半のものは資金繰りに困難を来して倒産に至ったものと考えております。次に、国の緊急保証制度についてでありますが、市では認定の申請があった場合には、対象業種であるかどうか、売上高や売上総利益率又は平均営業利益率の減少について要件を満たしているかどうかなどを確認し、申請があった日の翌々日には認定書を交付しております。認定件数につきましては、本制度がスタートした10月31日から12月5日までで66件となっており、業種の内訳としましては、卸小売業が26件、製造業が17件、建設業が16件、その他が7件となっております。また、相談件数につきましては、窓口、電話を合わせて20件ほどで、業種の内訳については正確に集計しておりませんが、主に飲食業や小売業などの個人事業主から相談が寄せられております。次に、いわゆるつなぎ資金についてでありますけれども、短期の運転資金としては、中小企業特別貸付、通称マルタル資金と、経営安定短期特別資金があります。毎月集計を行っているマルタル資金は10月末現在で86件、6億6,100万円の利用があり、昨年同時期の91件、7億1,500万円を下回っております。四半期ごとに集計を行っている経営安定短期特別資金は、本年9月末現在で45件2億6,000万円の利用があり、昨年同時期の16件1億2,300万円と比較しますと、件数で約3倍、金額で約2倍の伸びを示しております。また、設備投資に利用されている資金のうち、設備等近代化資金は昨年が2件5,350万円、本年10月末現在で1件1,357万円となっており、店舗等改善資金は昨年が3件7,900万円、本年は10月末現在で1件で4,000万円となっております。次に、市の融資制度の見直しについてでありますが、昨年から利用者である中小企業にアンケート調査を行い、利用実態を把握するとともに、金融機関や学識経験者の意見を聞きながら、制度の改正を検討してまいりました。その結果、融資期間が10年以内となっているマルタル資金の利用者のうち、8割を超える企業が5年未満の利用となっていることから、融資期間が5年未満のものについては、金利をこれまでより0.1パーセント引き下げ、利用者の負担軽減を図ることといたします。また、設備資金の近代化、設備近代化資金と店舗等改善資金を統合するとともに、融資対象に土地購入資金を追加し、制度の利用や設備投資の促進を図ってまいりたいと考えております。実施時期につきましては、利率の改定などが伴うことから、現在、金融機関と調整しておりますが、経済状況に配慮し、できるだけ早い時期に実施したいと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 教育長 菊譲(教育長は2011年3月まで)
斉藤陽一良議員の御質問にお答えいたします。初めに、手宮陸上競技場及び弓道場の最近3か年の利用者数の推移でありますが、手宮陸上競技場につきましては、平成17年が5,912人、平成18年が7,166人、平成19年が5,010人となっており、弓道場につきましては、平成17年が4,210人、平成18年が4,185人、平成19年度が4,040人の利用者数となっております。次に、使用料改定の計数的な根拠と他都市の同種施設の使用料金についてですが、使用料の改定につきましては、原則として人口がおおむね10万人以上の道内主要都市や近隣の市の類似施設の平均程度になるよう、本市の料金と比較してプラスマイナス5パーセント程度の差がある場合に改定することとしております。まず、手宮陸上競技場につきましては、道内3市の第三種公認競技場の使用料と比較しております。千歳市が1万5,000円、深川市が8,400円、芦別市が6,400円で、3市の平均が9,900円となっており、小樽市の現行8,200円と比較して20.7パーセントの改定としたものであります。次に、弓道場につきましては、道内7市の類似施設の使用料と比較し、札幌市が1万3,600円、函館市が3,000円、旭川市が6,930円、釧路市が1万1,500円、帯広市が9,600円、苫小牧市が7,000円、江別市が1万200円で、7市の平均が8,800円となっており、小樽市の現行6,600円と比較して33.3パーセントの改定としたものであります。