みんなの議会

小樽市議会 平成20年第3回定例会 2008年9月18日

(1)国民健康保険と資格証について/(2)小林多喜二と小樽観光/(3)小中学校統廃合計画地域懇談会について/(4)後期高齢者医療制度は廃止を/(5)高齢者給食サービスについて

2008年9月18日、小樽市議会の一般質問で、中島麗子議員が「国民健康保険と資格証について」「小林多喜二と小樽観光」「小中学校統廃合計画地域懇談会について」「後期高齢者医療制度は廃止を」「高齢者給食サービスについて」について質問し、市長 山田勝麿、教育委員長 髙木正一、教育長 菊譲、産業港湾部長 磯谷揚一が答弁しました。

質問者
中島麗子 議員
答弁者
市長 山田勝麿、教育委員長 髙木正一、教育長 菊譲、産業港湾部長 磯谷揚一

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 8番 中島麗子

一般質問を行います。最初に、国民健康保険と資格証についてお聞きします。国民健康保険は、政府が1984年の国民健康保険法改悪で国の医療費負担割合を引き下げ、その後、次々と国の責任を後退させてきたために、住民1人当たりの国保料が大幅に増えてきました。そのため、国保料が払えない世帯が急増しています。重大なことは、滞納世帯が増えるにつれ、保険証の取上げが広がってきたことです。保険料を1年間滞納すると、医療費を一たん全額負担する資格証明書が交付されます。1997年の国民健康保険法改悪で、これまで市町村の判断で交付していた資格証の発行が義務づけられ、さらに拍車がかかりました。最近のマスコミでは、今年1月時点で道内の国保加入世帯の8.8パーセントに当たる約10万2,000世帯が保険証を取り上げられ、医療にかかりづらい事態にあることが報道されています。また、全国で1,700を超える病院、診療所が加盟している全日本民主医療機関連合会が昨年実施した国民健康保険死亡事例調査では、高い国保料、医療費を払えず、病気になっても受診が遅れ、死亡した人が31人報告されています。小樽市では、国保世帯に占める滞納世帯の割合は、今年1月1日時点で14.1パーセント、20世帯に3世帯が滞納です。資格証発行数は490件、3か月、6か月の短期保険証も含めると約1,250世帯、3.8パーセントに保険証が交付されていません。市長は、これらの市民に必要な医療が保障されているとお考えでしょうか。受診が遅れて手遅れになったり、重症化したことはないのか、最初にお聞きします。資格証世帯には子供が含まれており、小樽市では昨年9月の保険証更新時で、小学生10人、中学生4人、高校生2人が含まれています。全国では資格証の発行をやめる自治体が増えています。さいたま市は、保険料の収納の効果が上がらないとして2月にやめ、広島市は5月に発行をゼロにしています。道内でも、深川市は加入世帯の生活への影響が大きいと、平成13年度から資格証は発行していません。このほか、千葉県習志野市や東京都板橋区では、昨年から中学生以下の子供への資格証の発行をやめています。厚生労働省も、資格証発行世帯の子供の人数などの実態調査を始めています。社会保障として、国民保健の向上を目的とする理念に基づき、保険料滞納に対して資格証の発行はやめるべきです。せめて義務教育の子供たちには、本来の国保証を発行するよう改善を求め、市長の見解をお伺いします。また、資格証で医療機関を受診したときは10割負担で、後に7割が返還されますが、通常これは保険料の滞納分に充てられます。近年、年齢や所得に応じた医療費限度額の窓口払いになりましたが、原則保険料滞納者には適用されません。また、国保では、出産一時金が35万円、現物給付で支給されますが、これも滞納があれば委任払いは利用できません。保険料滞納理由の8割から9割は生活困窮です。生活が大変で保険料が払えない人にこそ適用すべき制度が、滞納者には制裁措置として除外されています。低所得者への社会保障対策として見直すべきではないでしょうか。次に、滞納世帯に対する保険料徴収についてお聞きします。保険料滞納については、国の指導で世帯主などと直接接触する機会を確保し、十分な納付相談を行い、納付につながるよう努めるとあり、面接時に納付計画を立てます。しかし、最近の相談では、収入の見通しが立たず、無理な計画になったり、計画どおり払えなくなり、相談しても決めたとおりに払うよう責められ、もう行きたくないとの意見が出ています。そのため、ぎりぎりまで我慢して保険証なしで病院にかかる人も出ています。市長は、現状をどのように認識しているのでしょうか。親身な納付相談の実施のために、今後どのような対策をお考えでしょうか。最後に、国保について質問します。4月から75歳以上の高齢者が後期高齢者医療制度に移行して、小樽市の国保世帯数は約1万世帯減少しました。小樽市国保の葬祭費は2万円ですが、後期高齢者医療制度では3万円で、小樽市民でありながら74歳で死亡したら2万円、75歳以上なら3万円という差ができてしまいました。国保の葬祭費は全道主要10市の6割が3万円です。小樽市国保の葬祭費を1万円引き上げて75歳以上の高齢者と同額にし、公平を図ってはいかがでしょうか。また、療養費には、コルセットや装具などの経費が含まれており、一時全額払いです。その後、償還払いされますが、被保険者に係る一部負担金の支払で済むように改善できないでしょうか。次は、小林多喜二の「蟹工船」と小樽観光について質問します。運河論争を契機として、小樽に多くの観光客の皆さんが訪れるようになりました。地元の観光発展のために多くのボランティアの方が参加しています。小樽観光を支えているボランティアの皆さんに敬意を表しつつ、今後の小樽観光の一層の発展を願って質問いたします。今、小林多喜二の「蟹工船」がプロレタリア文学としては異例のベストセラーになり、主要な新聞やテレビが特集を組み、その注目は海外にまで及んでいます。80年前のオホーツク海でカニ漁に従事する労働者の非人間的実態を描いた「蟹工船」に、不安定雇用、ワーキングプアの若者たちが自分たちの姿を重ね、共感を呼んでいると話題になっています。多喜二がこの作品の中で描いたのは、奴隷的な労働を強いられた労働者の苦難だけではありません。そうした苦難を生み出す社会的な仕組みがどこにあるのかに目を向け、その打開に向けて連帯して立ち上がる人々の姿を描き、それが今日、派遣労働に象徴される奴隷的な労働の下で働く若者たちの心をとらえ、困難の中でも団結して立ち上がるよう励ましているのです。小樽は、多喜二が暮らしたまちであり、旭展望台に文学碑が建立され、小樽文学館には伊藤整とともに展示コーナーがあります。多喜二ブームを反映してか、10月、札幌で開催される全国規模の新聞大会から、大会後、多喜二と伊藤整の文学案内の依頼があるそうです。また、北海道母親大会連絡会は、10月に「多喜二の小樽と洞爺湖を巡るツアー」を2泊3日で組み、そのうち小樽で1泊する計画を全国に呼びかけています。市内には、多喜二が29歳の若さで拷問の上、虐殺された2月20日に、墓参り、講演会などの取組を毎年継続している小林多喜二祭実行委員会があり、「小樽 小林多喜二を歩く」という観光めぐりを含めた小冊子を発行しています。この際、蟹工船ブームを生かし、小樽観光に小林多喜二コースを設定してはどうでしょうか。また、小林多喜二をテーマに、全国的な観光キャンペーンの企画はいかがでしょうか。御見解をお聞かせください。今回、小樽観光を支える小樽観光ガイドクラブと小樽おもてなしボランティアの会の皆さんの声を聞きました。直接観光客に接する皆さんの声は貴重です。浅草橋周辺が観光客の集中する場所ですが、真夏は炎天下で、熱くて大変です。日陰をつくる工夫はできないのか。韓国、台湾、中国などの観光客向けの案内所の設置、石畳のでこぼこでハイヒールは歩きにくく車いすが移動しにくい、専用の歩行部分をつくれないのかなどの声に対しては、どのように対応する計画でしょうか。市はボランティア団体の声を聞く場を設け、その意見を観光に反映してはどうでしょうか。また、帽子やベスト、名札などのユニホーム購入のために支給されていた年間9万円の助成が今年度から3万円に減額されています。これまでどおり9万円を支給するよう、ぜひ検討してください。おたる案内人の制度についてです。小樽市観光のホスピタリティの向上を目的とする小樽観光大学校による御当地検定制度です。現在、1級が123人、2級が112人、1級取得が前提になるマイスターは18人いますが、資格取得後、観光現場にどのように活用されているのでしょうか。1週間ほど観光ガイドクラブやおもてなしボランティアとともに活動するような実習を取り入れ、小樽観光への参加を促す動機づけにしてはいかがでしょうか。御意見を伺います。制度は、受験料が3,000円、テキスト2,100円、1級とマイスターでは受験資格を得るために1回3,000円の講座を5回受けなければならず、お金がかかります。料金を引き下げて参加しやすくできないのか、あわせてお答えください。小樽観光では、入り込み数や滞在型の拡大などが課題ですが、現段階では運河を歩いて、すしを食べ、ガラス製品をお土産に買う、これが基本パターンです。ここは期待を裏切らないようなものにしたいものです。小樽のすしはおいしいけれども、値段が高い。修学旅行生が5,000円のすしを食べていたなどと聞くと胸が痛みます。どこの店に行っても1,500円から2,000円ぐらいで、おいしいすしが食べられる、そんな観光メニューをすし店統一メニューとして提供できないでしょうか。庶民生活がひっ迫するときだからこそ、安くておいしい定番のすしを目玉にして小樽を楽しんでもらってはいかがでしょうか。御意見をお聞かせください。次に、小中学校統廃合計画地域懇談会についてお聞きします。我が党は、学校統廃合については、第1に、子供の教育にとってプラスになるのかどうか、第2に、その地域における学校の役割と位置づけからどうか、第3に、行政が一方的に決めることなく、住民合意の下で進めてきたかどうか、この3点が基本と考えております。最初に、教育委員長にこの点についての御見解をお聞きします。7月に学校規模・配置の適正化計画策定に当たっての基本的な考え方についての地域懇談会が行われました。参加数は市教委の調査では約280人でしたが、市教委、関係者等を除くと、保護者、地域の参加者は約130人、1日平均9人程度でした。参加者からは、中学校で行うので小学校は関係ないと思っている人がいたとの意見がありました。我が党が議会で指摘したように、中学校区ごとに開くからといって会場を集まりづらい中学校にしたり、小樽祭りや潮まつり当日も懇談会を強行したためではありませんか。集まりが悪かったことに対して教育委員会はどのように考えているのかお答えください。マスコミ報道では、7月9日「小中統廃合に不安の声」に始まり、8月8日「親や住民、なお不安」で締めくくり、まさに不安を残したままの終了でした。それにもかかわらず教育部長は新聞紙上で「適正配置の必要性には大枠で理解が得られた」と評価していますが、これで市民の了解を得られたと統廃合計画を進めていくのでしょうか。説明してください。そもそも学校規模適正化とは、自治体のリストラ、平成の大合併のときに財政上の観点から学校を減らそうと出されたものです。当時、児童・生徒1人当たりのランニングコストも約3割効率化、縮減できたと総括しており、財務省の財政制度等審議会は、財政難の自治体に対して再びこの学校統廃合を進めようとしています。教育委員長は、これらの経過についてどのようにお考えでしょうか。懇談会では、今後の計画案や進め方が明確になりませんでした。平成20年度内に策定する学校規模配置の適正化計画案の内容についてお示しください。この中で、現在の41校から何校を減らすのか示されるのでしょうか。また、地域懇談会で出された貴重な意見をどのように反映させていくのか。その後の地域説明会はどのようなブロックに分けるのか。ブロックごとに各地域で廃止する学校を決めるといいますが、地域と教育委員会の意見が分かれたときには、どのように調整するのかお答えください。次は、後期高齢者医療制度です。政府は、4月から始まった後期高齢者医療制度に対する国民の批判を受けて何点か制度の見直しを実施しました。一つは、保険料軽減の拡大です。小樽市では、均等割が7割軽減となっている8,221人が一律8.5割軽減となりました。新たに保険料が軽減されたのは所得割50パーセント軽減で1,761人、全体の8.5パーセントにすぎません。均等割の軽減対象は年金収入168万円以下といいますが、本人の年金収入が168万円以下でも同居者の所得が33万円を超えるときは対象になりません。75歳以上の夫婦世帯では、夫と妻の年金所得の合計が33万円以下でないと対象にならず、例えば世帯収入が同じ300万円でも、妻が50万円、夫が250万円では対象にならず、二人とも150万円なら7割軽減の対象になります。なぜこのような違いになるのか説明してください。これでは同額の世帯収入でも、軽減されたりされなかったり不公平で、低所得者への軽減制度としては矛盾します。国に改善を求めるべきと考えますが、市長の御意見をお聞かせください。2つ目は、保険料の年金からの天引きです。世論の批判を受けて政府は条件付で口座振替を認めましたが、小樽では申請者は168人にすぎません。問題は年金天引きにすると税金が増える場合があることです。この点については具体的に説明してください。また、市民にはどのようにお知らせしたのでしょうか。十分理解して振替手続が終了したとお考えでしょうか。あわせてお答えください。高齢者医療制度の変更で全国の健保組合では、高齢者医療の負担金が増え、解散するところも出ています。厚生労働省の調査では、全国の8割の組合健保で負担が増えており、そのうち8割が高齢者への拠出金といいます。こうした負担に耐えきれず、組合を解散して政管健保への加入が増えています。制度は高齢者負担の増加だけではなく、国民すべての負担を拡大し、保険制度を崩壊するものです。後期高齢者医療制度は、1年以上保険料を滞納すると、保険証が取り上げられて資格証明書が発行され、事実上医療が受けられません。国民負担を拡大し、日本の医療制度を壊し、高齢者から医療を取り上げる後期高齢者医療制度は廃止する以外にありません。市長の御見解をお聞きします。最後は、給食サービスについてです。小樽市では、介護保険の地域支援事業として65歳以上の高齢者世帯を対象に給食サービスを実施しています。事業は社会福祉協議会が市の委託を受けて実施しており、1週間に1度、金曜日の夕食を町会等のボランティアが届けています。1食510円で市民負担は300円です。過去5年間の実績では、年間配食数は1,000食、参加地区は2倍に増加していますが、登録者数、ボランティアがほとんど増えていません。昨年の実績では、配食に参加している地区は28、いまだに配食サービスは全市的に利用できる状況にはなっていません。しかし、この間、他都市では高齢者への給食サービスは大きく前進しています。今回、共産党市議団として、道内35市を対象に高齢者配食サービスについてアンケートを実施したところ、32市から回答がありました。そのうち実施していない2市を除いた30市の結果では、配食回数週1回は、小樽市を含め2市のみ、他の市はすべて3回以上、日曜を含め毎日実施している市が10市もありました。配食内容は、夕食のみが一番多く17市、利用者負担額は平均425.1円、約8割の市で栄養士がメニューをつくり、特別食は16市で実施されています。問題の配食システムですが、ボランティアや社会福祉協議会、タクシー会社などもありましたが、ほとんどが委託業者が安否確認も含めて実施していました。現在に至るまで市は給食サービス充実のためにどのような対策をとってきたのか、経年的にお答えください。市内には、民間の配食業者が参入しています。顧客の多くはケアマネジャーが紹介する高齢者のため、安否確認も含めて行っているそうです。配達方式の見直しも含めて検討し、週7日すべての地域で利用できるよう改善を図るべきではないでしょうか。答弁を求めます。市営住宅でひとり暮らしをしている母が、年のせいかストーブの管理も危険になったので施設に入れたいと相談を受けたことがあります。外出は通院のみ、部屋にこもったきりで会うことも難しい方が、週1回、金曜日の午後、外に出て待っているのが給食サービスでした。日本人の平均寿命は、女性が86歳、男性は79歳になりました。住みなれた地域で元気に生きることは、すべてのお年寄りの希望です。この原点をしっかり応援する行政を強く望みます。再質問を留保して、質問を終わります。(拍手)

答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)

中島議員の御質問にお答えいたします。初めに、国民健康保険と資格証についての御質問でありますけれども、まず資格証等を交付している市民が必要な医療を受けられているかどうかという点でありますけれども、短期証は有効期間が短くなっておりますが、一部自己負担割合は本証で受診する場合と同様でありまして、支障はないものと考えております。また、資格証の交付後において世帯から受診の相談があった場合は、治療を優先することを念頭に事情を伺い、今後の納付相談を行った上で3か月証を交付するなど、柔軟な対応を行っているところであります。なお、受診が遅れて重症化した事例につきましては、現在のところ聞いておりません。次に、資格証の発行の取りやめでありますけれども、資格証の発行は滞納世帯との接触機会を確保するための手段でありまして、きちんと納付している世帯との公平性の観点からもやむを得ないものでありまして、義務教育の子供たちを除外することは難しいものと考えております。現在、資格証を発行している世帯のうち義務教育の子供がいる世帯は17世帯であります。これらの世帯に対しましては、これまでも納付について接触を図ってまいりましたが、改めて制度への理解を求め、それぞれの事情もお聞きする中で資格証の解消に向けて努力してまいりたいと思っております。次に、滞納世帯に対する高額療養費等の取扱いでありますけれども、保険料の滞納がある場合は、災害等特別な事情があるときや滞納に係る納付計画の提示がある場合などを除きまして承認を行わないことと、法令により規定されておりますので、給付と負担のバランスの観点からも見直すことは難しいものと考えております。次に、納付相談の現状認識と今後の対策でありますけれども、これまでも納付相談に当たりましては、まず滞納世帯の事情を詳しくお聞きをし、世帯の収入状況等を十分勘案し、納付計画を提示していただいているところでありますが、長期の失業や疾病など、重大な事態が発生した場合などは、これらを考慮し、改めて納付計画を立て直していただいていると認識しております。一方、直接私のところへ市長への手紙などで御意見をいただくこともありますけれども、現場の対応を確認しながら必要に応じ指示をしているところであります。また、親身な納付相談というお話でございますが、今後とも事例研究や職員間の連携を通して、適正な対応をとるような配慮をしてまいりたいと考えております。次に、葬祭費でありますけれども、本市の葬祭費については、昭和55年度に2万円に改定されて以来、長期間据え置かれたままでありますけれども、現在、国保財政は多額の累積赤字を抱え厳しい財政運営を行っておりまして、葬祭費の引上げは保険料の算定や保険財政に影響を与えることから、慎重に対応してまいりたいと考えております。次に、コルセットなどの装具の支給方法でありますけれども、現時点では支払方法を変えることは難しいものと考えておりますが、議員御指摘のとおり被保険者にとっては一時的にせよ全額支払うことは負担が大きい場合もあると思われますので、治療用装具に係る償還払い制度の改善について、全国市長会等を通じて国に要望してまいりたいと考えております。次に、小林多喜二と小樽観光についての御質問でありますけれども、まず小林多喜二をテーマに据えた観光コースの設定というお話でございますが、既に文学館の協力によりまして、小林多喜二ゆかりの地をめぐるツアーコースを作成し、市内の旅行代理店と商品化に向けた具体的な検討に入っております。早ければこの10月から道内を中心に販売となる予定であります。また、この旅行代理店は、全国にネットワークを持つ大手でありますので、販売状況の推移によっては、今後、全国展開の商品としての販売も十分に期待されているところであります。次に、観光ボランティア団体についてでありますけれども、観光シーズンにあっては、連日、市内の観光スポットを中心として観光案内に従事されておりますことを、会員の皆さんに対しまして心から感謝を申し上げる次第であります。これらボランティア団体から寄せられた意見は、観光小樽の最前線を知る方々の生の声として重く受け止めており、改善すべき点については観光関連団体をはじめ国・道といった関係行政機関との協議を行う中で、可能な限り解決に向けた対応に努めてきております。また、二つの観光ボランティア団体とは、昨年10月、それぞれ意見交換の場を設けたほか、各種観光イベント等への協力を依頼する現場において事あるごとに話合いを行っておりまして、貴重な御意見と受け止めたものについては、さまざまな形で参考にさせていただいております。次に、観光ボランティア団体のユニホーム等の購入に対する助成でありますが、平成18年度までは小樽観光誘致促進協議会の事業として実施され、同協議会と小樽観光協会が統合された昨年度からは観光協会の事業として実施されております。助成金の削減につきましては、あくまでも観光協会の独自の判断によるものでありますが、昨今の観光協会の財政状況からして助成額を9万円に戻しての支給は難しいものではないかというふうに思っております。次に、おたる案内人の活用でありますけれども、資格取得者の中には観光ボランティア団体に所属している方や観光事業者の方など、既に観光の第一線で活躍されている方がおられる一方、観光とは直接かかわりを持たない方も多くおります。ガイドとして活躍の場を求める資格取得者に対しましては、観光大学校が既存の観光ボランティア団体への加入案内を行っているほか、市といたしましても、本年の潮まつりから期間中の会場案内や環境美化を行う潮エコ・クルーとして活躍の場を提供しているところであります。次に、資格取得者への観光ボランティア団体を活用した実習でありますけれども、実習を希望する方に対する取組については、観光大学校に検討をお願いしてまいりたいと考えております。また、検定の受験料につきましては、あくまでも観光大学校で決定されているものでありますので、お話の趣旨については伝えてまいります。次に、すし店の統一メニューというお話でございますけれども、このような取組をしている例といたしましては、宮城県寿司商生活衛生同業組合の加盟店がJR東日本と同県とが共同で開催する観光キャンペーン、仙台・宮城デスティネーションキャンペーンに合わせて実施している統一価格での共通メニューの取組があります。市といたしましても、観光客が小樽に抱く代表的なイメージの一つにすしがあることから、これまでも小樽グルメとして積極的にPRをしてきたところでありますけれども、食を観光の目玉にするという取組は本市の観光振興を図る上で有効なことととらえておりますので、今後、関係団体にも話をしてまいりたいと考えております。次に、後期高齢者医療制度についての御質問でありますけれども、まず夫婦世帯で年金収入が同額でも均等割が7割軽減の対象となる場合とならない場合が生じる理由でありますが、7割軽減は世帯の収入ではなく、夫と妻それぞれの所得の合計額により判定し、その所得が33万円以下の場合、適用となります。例示の場合の年金収入が夫が250万円で妻が50万円の世帯では、夫の所得だけで33万円を超えるため7割軽減には該当せず、一方、それぞれ150万円の年金収入がある世帯では、それぞれの所得が15万円、合計所得が30万円となるので、7割軽減に該当し、違いが生じることとなります。この制度の改善につきましては、国において他の制度との関連も含めて検討されておりますので、その動向を見極めてまいりたいと考えております。次に、保険料の納付方法と税金との関係でありますが、保険料は所得税や個人住民税の社会保険料控除の対象となっております。しかし、妻の保険料が特別徴収により年金から差し引かれている場合は、夫の社会保険料控除に含めることができないことになっているため、妻の保険料の分だけ夫の控除額が減ることになり、世帯全体で見た場合の所得税や個人住民税の額が増える場合があります。一例を挙げますと、年金収入が夫250万円で妻が50万円の世帯の場合、夫の保険料は13万6,500円、妻の保険料は4万3,100円となります。妻の保険料が特別徴収の場合は、夫の控除に含めることができないため、夫の保険料13万6,500円だけが社会保険料控除の対象となり、税率5パーセントで所得税は1万5,100円となります。一方、妻の保険料を普通徴収で納めた場合、夫の保険料13万6,500円と妻の保険料4万3,100円、合計17万9,600円が夫の社会保険料控除の対象となって、税率5パーセントで所得税は1万3,000円となり、その結果2,100円負担が減ることになります。なお、納付方法の変更につきましては、文書による本人への通知や「広報おたる」などで周知しておりまして、税の取扱いについても北海道後期高齢者医療広域連合の新聞広告や政府広報「あしたのニッポン」の新聞折り込み広告により周知が図られております。しかしながら、まだ十分とは考えておりませんので、窓口でリーフレットを配布するとともに、「広報おたる」11月号でも改めて周知をしてまいりたいと考えております。次に、後期高齢者医療制度の廃止というお話でありますが、後期高齢者医療制度は、これまでの老人保健制度の問題点を解決するため、長年にわたり多くの関係者が議論を積み重ねた上で、高齢者の方々が将来にわたって安心して医療を受けられる制度として創設され、その後、見直しや対策も示されてきているところであります。しかしながら、保険料の軽減判定を個人単位で行うことの是非など、引き続き検討すべき課題が多く、また新たに健保組合の解散による財政上の懸念など、さまざまな議論がなされているところであります。いずれにいたしましても、私としては高齢者の方々が安心して医療を受けられる安定的で永続的な医療制度にしていただきたいものと考えております。次に、高齢者給食サービスの御質問でありますけれども、初めに事業充実のための対策でありますが、平成14年度から毎年2回程度、利用者、ボランティア、栄養士等によるふれあい会食会を通じ、給食弁当の献立や味つけなどの改善を行ってまいりました。平成18年度からは新たに介護保険の地域支援事業として位置づけし、給食サービスのほか安否確認等の見守りを加えまして実施するとともに、老人クラブ連合会や町会に対して趣旨説明や試食を実施し、PRに努めてきたところであります。また、平成19年度には、地区ごとでボランティア活動を行っている方々を対象に交流会を開催し、給食サービスへの参加を促したところであります。これらの結果、平成18年度と19年度を比較しますと、給食サービス実施数は19地区から28地区に、延べ配食数は6,666食から7,974食に、ボランティア数は72人から89人に、それぞれ増加しているところであります。次に、配達方法等の見直しでありますけれども、このサービスは配食を通じた地域での見守りという観点もありまして、高齢者が地域で安心して暮らせるための体制づくりにもつながるものと考えております。したがいまして、現在の配食サービスは、民間配食業者の安否確認に比べ、配食時以外のときでも機能するところに大きなメリットがありますし、コスト等の課題もあることから、当面は現状での推移を見守ってまいりたいと考えております。また、配食回数と地域の拡大につきましては、全市的にまだ実施地区が少ない状況から、配食の回数の増よりは実施地区の拡大を目指して、今後とも町会長との懇談会や交流会を通じましてPRに努めてまいりたいと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 教育委員長 髙木正一

中島議員の御質問にお答えをいたします。学校規模・配置の適正化にかかわって、幾つかの御質問がありました。初めに、学校規模・配置の適正化に伴う学校統合の考え方についてでありますが、子供たちにとっての教育環境を整えるために進めるべきものと考えております。その際には、地域の皆さんとよく話し合い、御理解と御協力をいただきながら取り組むことが大切だと考えております。次に、学校統廃合に関する財務省の動きについてでありますが、国の予算編成に向けた財政制度等審議会からの財務省への建議の中で、近年、学校規模の適正化について触れられていることは報道等で承知をしております。本市の学校適正配置の取組については、平成11年から進めているところであり、平成19年10月には市民各層から構成された小樽市立学校の規模・配置の在り方検討委員会から答申をいただき、この7月に地域懇談会を開催して市民の皆さんから多数の御意見などをちょうだいしながら、計画案づくりを進めているところであります。そのようなことから、独自に検討を進めている状況にあります。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 教育長 菊譲(教育長は2011年3月まで)

中島議員の御質問にお答えいたします。初めに、地域懇談会の参加人数のとらえ方についてでありますが、開催に当たって「計画策定に当たっての基本的な考え方」の概要版を作成して、町会回覧や児童・生徒のいる全部の家庭をはじめ、幼稚園や保育所に通う子供の家庭にも配布し、参加を呼びかけましたが、学校教職員などを除いた保護者や地域の方の参加は130人にとどまり、予想していたより少なかったと思っております。今後も、保護者や地域の皆さんとの話合いを行う際には、今回の参加者が少なかったことを反省点として、日程や会場の設定など、より工夫をして多くの参加者が得られるようにしていきたいと考えております。次に、地域懇談会において市民の了解が得られたのかどうかについてでありますが、地域懇談会の目的は少子化の中で全市的な学校規模、学校配置の適正化が必要であるとの考え方に立って、計画の策定に当たっては、三つの観点で取り組んでいきたいという教育委員会の考え方を示して市民の皆さんから御意見を聞くというものでした。懇談会で市民全体の御意見をいただくということではありませんが、懇談会の論議としては多くの御意見をちょうだいしたと考えております。その中では、少子化が進展する中で学校規模・配置の適正化の必要性は理解されたものと受け止めております。一方、計画策定に当たって掲げた三つの観点でありますが、地区を単位とした検討・協議と将来を見据えた学校の老朽化・耐震化整備への対策については、おおむね理解を得られたと考えておりますが、望ましい学校規模のあり方については、今後さらに地区での協議の中で議論を深めていきたいと考えております。次に、今後策定する計画案の内容についてでありますが、地域懇談会では今後の進め方について、より具体的なものにしてほしいという御意見も多かったと押さえておりますので、計画案については地区単位での検討・協議がよりかっ達に意見交換できるような内容にしていきたいと考えております。いずれにしましても、在り方検討委員会の答申を基本としながら、地域懇談会でいただいた御意見も踏まえ、計画案の策定に努めてまいります。具体的な内容につきましては、教育委員会で検討をしてまいります。次に、検討地区の設定とその中での合意についてでありますが、「計画策定に当たっての基本的な考え方」でも触れておりますが、計画をつくるに当たっては学校規模や配置のあり方のほか、通学時の安全性、小学校と中学校の通学区域の整合性など、幾つかのブロックに分けて学校の置かれている状況を見ながら検討・協議することが必要であります。ブロックの設定については、児童・生徒数の推計、学校規模、通学区域、総合計画の地区区分などの視点から考えてまいります。これまで申しておりますが、計画策定に当たっては地域や保護者の皆さんの御理解と御協力が必要であり、そのための努力を続けていかなければならないものと考えております。(「議長、8番」と呼ぶ者あり)

再質問 8番 中島麗子

再質問を行います。最初に、資格証発行の問題ですけれども、市長の答弁では、今のところ重症化して病院にかかれない、そういうことはなかったと判断していると。資格証が発行されていても医療が必要な段階では適切な対応がされていると、そういうふうに認識されているとおっしゃいました。しかし、実際には全国で調査した結果、病院にかかれないまま治療が遅れて死んでいる人が発生しているという事実はあるのです。小樽市の平成19年度の受診状況は、資格証の発行世帯501世帯で受診した方が56件だったのです。世帯構成数が不明なのですけれども、こういうことはあり得ないですけれども、1世帯たとえ1人の家族だとして見ても、資格証を持っている皆さんは1年間に1人0.1回の受診だったということになるのです。実際にはもっと多くの方々が世帯としているはずですから、受診回数はさらに低くなると思います。同じく平成19年度の国保世帯の被保険者で見ますと、1年間の受診回数は、計算してもらいましたら大体1人14回です。こういうことを見れば、資格証を持っている方の医療機関を受診する数というのは、けた違いに少ないのです。このこと自体が医療の受診抑制になっていると私は思います。そういう点において、さらに資格証世帯の収入を見ますと、所得ゼロの方が34件です。100万円以下が294件、これだけで全体の5割です。さらに言えば、全体の8割が所得200万円以下、年齢構成でいけば30代から50代までの働き盛り、いわゆる子育て世代が6割を占めているのです。こういう皆さんが保険料を滞納して資格証になっているということは大変重たく受け止めなければならないと思います。市長は、今年の第2回定例会で私の代表質問に答えて、「資格証明書の運用に当たっては、相当な収入があるにもかかわらず保険料を納めない悪質な者に限って運用する、そのことが示されておりますので、適切に対応してまいりたい」こう答弁されています。今、説明したように、資格証明書世帯の収入状況、世帯構成、受診状況、これを見て改めてどのように適切に判断されたのか、もう一度お答えください。市内の資格証世帯では、小学生の子供が保険証がないのでしょうと言って、ぐあいが悪くても我慢している、そういうふうに聞きました。全国でも保険証がないために受診できない子供たちが増えて社会問題になってきているのです。最近では、この原稿を用意している最中に、島根県の雲南市で10月から国保料滞納者に対して、就学前と義務教育の子供には一般の保険証を交付すると変更している市もあります。小樽市では既に小樽市福祉医療助成制度の対象者、ひとり親世帯や重度心身障害者、乳幼児には資格証を発行していません。ですから、義務教育の子供たちにも実施できると思うのです。保険料を払う世帯との公平性といいますけれども、子供すべてに公平に医療が保障されることが第一ではないでしょうか。実施できない理由を再度説明してください。観光問題です。つい先日も東京から小樽に来た方が、小林多喜二ブームだからと来てみたけれども、駅前の観光案内所で聞いても、お墓に行く方法がわからない。函館では石川啄木の墓に行くバス案内まで詳しくわかったのにと苦言を呈されておりました。ぜひ商品化して出すだけではなく、小樽市内の観光案内でも、具体的な説明ができるようなきめ細かなサービスにつなげてほしいと思います。小樽観光ガイドクラブやおもてなしの会の皆さんのユニホームの件ですけれども、小樽観光協会と小樽観光誘致促進協議会の組織が一緒になったということで、新たに観光協会から支給される内容になったということです。小樽市からこれまで観光誘致促進協議会には補助金が出ていました。平成19年度の予算では930万円、この協議会からユニホームの補助金が出ていたわけです。組織の一体化によって今度は観光協会からの支給になったわけですが、小樽市は市民ボランティアに対する支援が低下するかもしれない、そういうことは承知だったのでしょうか。このことについてお答えください。後期高齢者医療制度の問題では、制度の矛盾について今詳しく答弁されました。実際に、個人の所得で保険料を算定しながら、軽減は世帯全員の所得で判断するという矛盾があるわけです。そういう点では、ぜひこれは改善しなければならない課題として、市長は国の動向を見るとおっしゃいましたけれども、動向を見るのではなく、現場の声として改善してほしいという声を上げてほしいと思いますが、いかがでしょうか。給食サービスの問題です。現行どおり続けたいと、簡単に言えばこういう答弁でした。しかし、平成13年の第4回定例会の一般質問で、我が党の新谷とし議員がこの問題を取り上げているのです。そのときにも小樽市は拡大に努めるという答弁をしておりますし、平成11年度当時の実態調査では、まだ全道で全然この問題は進んでいませんでした。実施していない市は函館市も含めて10市もありましたし、実施している市といっても月に二、三回程度です。その中で小樽市は、週1回、夕食を運ぶという先進的な給食サービスをやっていたのです。それがこの10年近くたっても、この現状がちっとも変わっていない。高齢者保健福祉計画という3年ごとの計画書を見ても、毎回、事業を拡大したい、こう書いてあります。しかし、現在まで全然進んでいない。一番遅れた市になってしまった。これについては、どういうまじめな取組をやったのかということで私は聞いているわけですから、このままでいいとする、そういう根拠も含めてもう一度お答えください。小中学校の統廃合の懇談会の問題ですが、今回は参加者が少なかったことについては今後検討していきたいというお答えでした。しかし、この中でも適正配置の必要性については了解されたと判断するという、この矛盾がよくわかりません。まだまだ不十分だから、さらにお話を聞いていくという答えならわかるのですが、了解がされたという点においては、まだまだこれはちょっと現状と合わないのではないかという気がいたしますが、さらに委員会でも話を深めていく内容だと思いますので、この点については答弁は要りません。

答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)

国民健康保険料の納付の問題ですけれども、話を聞きますと、確かに滞納者には、いろいろな方々がいるのです。ですから、本当に困って収入がなくて払えない人もいますし、結構収入があっても払わないという人もいるわけです。いろいろな理由をつけて納付をしないということなものですから、我々としてはよく世帯の状況を確認した上で対応するようにと私も言っていますけれども、その意味でいろいろな、全国では死亡している方もいますけれども、たまたま小樽市にはそういう方はいないということでも安心しておりますが、いずれにいたしましても、状況をよく確認した上で対応してほしいというふうに思っています。それから、義務教育の関係は、先ほど申し上げましたとおり17世帯ありますから、改めてこの世帯をもう一回訪問して、よく実態を調べた上で対応してもらうというふうに指示しておりますので、近くまた結果が出ると思います。それから、観光案内所の対応ですけれども、小林多喜二のことがわからないということであれば、これは問題ですから、場合によっては人をかえてもいいですから、きっちりやってもらいます。それから、ボランティアの関係は、産業港湾部長から答えさせます。後期高齢者の問題につきましては、これは制度発足以前から改定されたものもありますし、10月に改定するもの、それから来年の4月に改定するものといろいろ制度が変わってきておりますが、先ほど申し上げましたとおり今検討されているようですから、その状況をよく見ながら、問題があればまた要望していくと、そういうふうに思っております。いずれにしても、非常にこういうふうに頻繁に制度改正されますと、我々も事務方も非常に参っています。ほとんど毎日残業していますから、かわいそうなのです。ですから、一日も早く安定した制度にしてほしいというのが我々の気持ちです。それから、給食サービスがさっぱり前に進んでいないというお話ですけれども、決してこのままではいいと思っていませんが、なにせ小樽市の場合は非常に高齢者が多いわけですから、こういった方にどう対応していくかという大きな課題があります。すべて公費でやっているわけではありませんので、自己負担もありますから、そういった問題もありますし、それから今ボランティアの方にかなりの部分をお願いしているということもあります。小樽市の場合は、給食の配布サービスとともに安否確認もやっていますから、この安否確認も非常に大事な話なのです。ですから、これをまずは先ほども申し上げましたとおり、地域をもっと全市的に拡大していく、そしてまたボランティアの方に協力してもらってやらなければできないと思いますので、この点を重点的に取り組んでいきたいというふうに思っていますので、もう少し時間がかかると思いますけれども、取組を進めてまいりたいというふうに思っています。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 産業港湾部長 磯谷揚一(産業港湾部長は2011年3月まで)

中島議員のボランティアの皆さんへのユニホーム代の関係の御質問でございますが、市が小樽観光誘致促進協議会の事務局を持っていた時代から、補助金という格好で協議会には出しておりますけれども、これはあくまでもパンフレットの作成と、それから協議会が持つホームページの管理経費を対象にした助成でございまして、その中にユニホームを支給するというようなことは対象にしておりませんでした。しかしながら、この観光誘致促進協議会のほうは、市のそういった助成金だけではなくて、パンフレットの内容を充実させるとか何かという意味もございますけれども、関係する企業からもいわゆる負担金だとかそういったものを集めて、それでつくっていたという経過がございます。ですからそういった総体で集まった収入の中から、協議会のほうとしてはボランティアの皆さんにユニホームの足しにしていただきたいということで助成をしていたという経過があるというふうに聞いてございます。したがいしまして、組織上、観光協会に一本に統合したわけでございますけれども、そういう意味から我々の助成金については、市としては同じものを対象にしてございまして、ユニホームについては観光協会のそういった全体の中でもって支給できる範囲で今までの9万円から3万円というふうにならざるを得なかったということで、市長が答弁させていただきましたけれども、今の観光協会自体の財政状況の中では今までどおりということはなかなか難しいのではないかというふうに聞いているわけでございます。(「議長、8番」と呼ぶ者あり)

再々質問 8番 中島麗子

再々質問です。資格証の問題では、今の資格証の発行の仕方というのは、1年間保険料を滞納した世帯には、機械的に自動的に発行する、こういう仕組みですね。すべて納付相談をして実態を把握して出しているのかどうか、この点については私はそうではないと。国で決めたことだから保険料を滞納したら1年間で自動的に資格証が出ると。本人に会えなくても資格証を発行する、こういう事態について望ましくないと思うのです。どんな状況なのか確認して、これは資格証を発行する対象だという判断がされているのかどうか、この点についてははっきりお答えください。給食サービスの問題ですけれども、そういう話は10年前からしているのです。対象者を増やす。地域を増やす。ボランティアを増やす。この10年間そういうところが成功しなかった理由があるのです。ボランティアといっても、地域の高齢者の方々が善意でやっているわけですから、なかなか拡大できない。それが理由で、この給食サービスが進んでこなかった。では次の手をどうするのかという段階が10年間ずっと続いているのです。ほかの市は、その10年間でさまざまな工夫をしながら進んできたのです。私は、そのことを検討するときではないですかという提案をしているので、ぜひ前向きに検討していただきたいと思います。

答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)

資格証については、1年滞納があれば自動的に資格証を発行しているというふうには理解しておりませんので、そういうふうにお答えいたします。それから、給食サービスは、確かに前からいろいろなお話を聞いておりますので、そう簡単にいく、すべて行政ができる問題でもありませんので、やはりいろいろな人の力をかりなければできないのです。ですから、そういう意味で力をかしてくれる人、こういう人をたくさん探してお願いして、そして実行に移していくと、こういう段階を踏んでいきたいと思います。

出典:小樽市議会 平成20年第3回定例会 2008年9月18日 議事録 PDF(92ページ) 間違いを知らせる